JP2004152257A - コイン搬送装置および遊技機 - Google Patents

コイン搬送装置および遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004152257A
JP2004152257A JP2003209557A JP2003209557A JP2004152257A JP 2004152257 A JP2004152257 A JP 2004152257A JP 2003209557 A JP2003209557 A JP 2003209557A JP 2003209557 A JP2003209557 A JP 2003209557A JP 2004152257 A JP2004152257 A JP 2004152257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
coins
sending
transport device
posture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003209557A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4223883B2 (ja
Inventor
Shigeru Hirano
繁 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RP Topla Ltd
Assist KK
Original Assignee
RP Topla Ltd
Assist KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RP Topla Ltd, Assist KK filed Critical RP Topla Ltd
Priority to JP2003209557A priority Critical patent/JP4223883B2/ja
Publication of JP2004152257A publication Critical patent/JP2004152257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4223883B2 publication Critical patent/JP4223883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し投入口に直接投入して、遊技機においては、遊技者が貯留部からコインを1枚ずつ投入口に投入する操作を遊技毎にする必要をなくし、遊技し易くなり、コイン使用機においては、使い勝手がよくなるコイン搬送装置および遊技機を提供する。
【解決手段】貯留部15内のコインを収容部材31内に掻き寄せ、収容部材31内で送り部材35を回転し、コインを1枚ずつ送出用孔36に嵌入し、嵌入したコインを送出用爪37で起立機構40へ送り出すようにし、送り出されたコインを羽根部材44によって掻き上げ、掻き上げたコインを起立ガイド部材42によって案内して垂直ガイド部材52へ送り、送られたコインを垂直ガイド部材52によって起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内し、案内したコインを投入口17に直接投入するようにした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コインを用いて遊技する遊技機に備えられるコイン搬送装置に関する。また、コインを用いる自動販売機、券売機、両替機などのコイン使用機に備えられるコイン搬送装置に関する。なお、本明細書において「コイン」には、ゲーム用のメダル、トークン、硬貨およびこれらに類するものが含まれている。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のコイン搬送装置は次のように構成されている。
すなわち、ホッパーの下部に円筒状のケースを配し、ケース内でスプロケットを回転可能に支持し、円筒状ケース内に収容された硬貨をスプロケットの送出片でケース外へ送り出し、送り出された硬貨をカウントレバーでさらに送り出し、送り出された硬貨を倒伏姿勢のまま硬貨投出シュートから外部に排出するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、硬貨を起立姿勢のまま送り円板により硬貨送り羽根に送り出し、硬貨送り羽根により硬貨を起立姿勢のまま硬貨通路に押し上げるようにしている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
さらに、メダルをドラム部の回転による遠心力でドラム部の外側にあるベルトコンベアの一端まで移動し、移動したメダルを駆動するベルトコンベアの他端から射出し、射出されたメダルをメダルガイド部により倒伏姿勢から起立姿勢にしながらスロットマシンのメダル投入口に案内するようにしている(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
さらに、メダルタンク内のメダルを第1滑落部材に送り出し、第2滑落部材でメダルの姿勢を斜めにして、メダルを斜め姿勢のままノズルに通して、受皿に払い出すようにしている(例えば、特許文献4参照。)。
【0006】
さらに、メダルカップ内のメダルをメダル取出機構で取り出して、メダル供給シュータに通して、メダルをメダルガイド空間に送り、送られたメダルを倒伏姿勢のままスクリューコンベアのスクリュー羽根で押し上げ、メダル投入口下方のメダル導入筒部に倒伏姿勢のまま投入するようにしている(例えば、特許文献5参照。)。
【0007】
さらに、コインをローラーのコイン受け入れ孔に嵌め、ローラーの裏側に形成された放射湾曲羽根によりコインを縦送りし、ローラーコイン送出路に押し上げるようにしている(例えば、特許文献6参照。)。
【0008】
さらに、駆動モータにより回転体とこれに一体的に形成されたコイン受承体とを回転させると、これに伴ってこの回転体とコイン受承体との表面に一体的に設けた突条によって形成されたコイン収納空間は、外筒体側に形成したコイン挿入口に対して上方に順次移動する。コイン揚上装置を構成する回転体とコイン受承体との表面に一体的に設けた突条は螺旋状に形成されている。また、螺旋状の突条に面してコイン挿入口が開設され、コイン搬入路上のコインをその自重により落下させることで、コインを1枚ずつ整列させてコイン挿入口に搬入し、コインを倒伏姿勢で積み重ねるようにし、下端のコインから順番に突条で押し上げるようにしている。さらに、突条に押し上げられたコインをコイン投入口に向かって投下している(例えば、特許文献7参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−236958号公報
【特許文献2】
特許第3206699号公報
【特許文献3】
特開2002−210214号公報
【特許文献4】
特開2002−210215号公報
【特許文献5】
特開2001−346938号公報
【特許文献6】
特開2002−197503号公報
【特許文献7】
特開昭62−172981号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の技術では、ホッパー内の硬貨を送出片で1枚ずつ送り出し、送り出された硬貨を硬貨投出シュートから排出するので、硬貨投出シュートから排出された硬貨を投入口に入れるためには、この装置を投入口の近傍に設置しなければならない。このように硬貨を揚送する必要のないものであるから、投入口に入れるための硬貨を下方の貯留部からわざわざ揚送するために、この装置に揚送機構などを追加すると、装置全体が大型になり、例えば、遊技機等の貯留部に隣接した狭いスペースには設置できないという問題点があった。
【0011】
また、特許文献2の技術では、送り円板によって硬貨送り羽根に送り出される硬貨は起立姿勢のままであり、硬貨を貯留部に溜める場合に、硬貨を倒伏姿勢で溜めるのが一般的であるから、硬貨を倒伏姿勢から起立姿勢にする手段を設けなければ、貯留部から送り円板に送られる硬貨も倒伏姿勢になり、倒伏姿勢のままでは硬貨を送り円板から硬貨送り羽根に送ることができない。また、硬貨を送り円板から硬貨送り羽根に送り出さない場合、硬貨送り羽根のポケットに硬貨を入れない空の状態のままで硬貨送り羽根を回転させる空送りを生じる。空送りが生じると、エスカレータ内に整列した複数の硬貨がその空の状態のポケットに向かって落下し、硬貨による衝撃を硬貨送り羽根で受け止めると、硬貨送り羽根を損傷させる要因になるという問題点があった。
【0012】
さらに、特許文献3の技術では、メダルを倒伏姿勢から起立姿勢にするには、メダルの射出速度やメダルガイド部の長さなどの条件を満たしたベルトコンベアやメダルガイド部を投入口とほぼ同じ高さに、一直線上に設置しなければならない。仮に、メダルを貯留部から揚送して投入口に投入するメダル搬送装置に、ベルトコンベアやメダルガイド部を用いると、搬送装置の上部が大型になり、装置全体が大型になり、同じく、遊技機等の貯留部に隣接した狭いスペースには設置できないという問題点があった。
【0013】
さらに、特許文献4の技術では、メダルタンク内のメダルを第1滑落部材に送り出し、第2滑落部材でメダルの姿勢を斜めにして、メダルを斜め姿勢のままノズルに通して、ノズルからメダルを斜め姿勢で排出しているから、受皿に払い出すことはできるが、受皿に代えてスリット形状のメダル投入口にメダルを投入することはできない。また、特許文献1の技術と同じく、メダルを揚送する必要のないものであるから、投入口に入れるための硬貨を下方の貯留部からわざわざ揚送するには、大幅な構成の変更が必要になり、また、装置全体が大型になり、狭いスペースには設置できないという問題点があった。
【0014】
さらに、特許文献5の技術では、揚送されたメダルをメダル投入口下方のメダル導入筒部に倒伏姿勢のまま投入しており、揚送されたメダルをメダル投入口に直接投入していない。また、メダルを倒伏姿勢のままスリット形状のメダル投入口に投入しようとすると、メダル投入口の口縁でメダルを弾いてしまって、メダルを確実にメダル投入口に投入することができないという問題点があった。
【0015】
さらに、特許文献6の技術では、放射湾曲羽根によりコインを縦送りし、コイン送出路に押し上げるようにしているので、特許文献2の技術とおなじように、コインを貯留部に溜める場合に、コインを倒伏姿勢で溜めるのが一般的であるから、コインを倒伏姿勢から起立姿勢にする手段を設けなければ、貯留部から放射湾曲羽根へ送られるコインも倒伏姿勢になり、倒伏姿勢のままではコインをコイン送出路に押し上げることができない。また、コインを放射湾曲羽根が送り出さない空送りが生じる場合があり、空送りが生じると、コイン送出路内に整列した複数のコインが落下し、コインによる衝撃を放射湾曲羽根で受け止めると、放射湾曲羽根を損傷させる要因になり、空送りを防止する何らかの手段が必要になるという問題点があった。
【0016】
さらに、特許文献7の技術では、回転体の下端部がラッパ形状に広がるように形成されており、そのラッパ形状の下端部の周面に合わせて突条6が形成されていることから、回転体自体が特殊な形状になり、その回転体に合わせて、外筒体も特殊な形状に形成する必要があることから、コストが嵩む要因になる。また、コイン搬入路上のコインをその自重により落下させることで、コインを1枚ずつ整列させてコイン挿入口に搬入しているので、コイン搬入路の途中でコインの重なりや乱れが生じて、コインの詰まりが発生するおそれがある。したがって、遊技機等の貯留部に溜まったコインをこのコイン搬入路を用いて回転体の下端部に的確に搬送することは困難である。さらに、突条に押し上げられたコインをコイン投入口に向かって投下しているので、コイン投入口の開口を大きくしておく必要があり、スリット形状のコイン投入口では、投下したコインを受け入れないで弾いてしまうおそれがあるという問題点があった。
【0017】
本発明は、貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し投入口に直接投入して、遊技機においては、遊技者が貯留部からコインを1枚ずつ投入口に投入する操作を遊技毎にする必要をなくし、遊技し易くなり、コイン使用機においては、使い勝手がよくなるコイン搬送装置および遊技機を提供することを目的としている。
【0018】
また、送出機構、起立機構および揚送機構を小型にし、例えば、遊技機等の貯留部に隣接する狭いスペースであっても配置できるようにして、搬送装置全体を小型にすることができるコイン搬送装置および遊技機を提供することを目的としている。
【0019】
さらに、送出機構から起立機構、起立機構から揚送機構および、揚送機構から投入口へのコイン搬送の各々の確実性を高めることができるコイン搬送装置を提供することを目的としている。
【0020】
さらに、係止部材で収容部材内のコインを送出用孔に強制的に嵌入させるようにして、コインの搬送効率を上げることができ、また、送出機構から送り出されるコインの有無を検出できるようにして、コインの空送りを防止することができるとともに、異径コインの混入を防止することができるコイン搬送装置を提供することを目的としている。
【0021】
さらに、揚送機構の幅を狭くすることができ、垂直ガイド部材でスクリュー部材を隠すようにして、外観を良くすることができるコイン搬送装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]コインを用いて遊技する遊技機(10)に備えられるコイン搬送装置であって、遊技機(10)は、コインを溜めるための貯留部(15)と、該貯留部(15)の上方に位置する投入口(17)とを有するものにおいて、
前記貯留部(15)側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記投入口(17)に直接投入する
ことを特徴とするコイン搬送装置。
【0023】
[2]コインを用いて遊技する遊技機(10)であって、コインを溜めるための貯留部(15)と、該貯留部(15)の上方に位置する投入口(17)とを有するものにおいて、
前記貯留部(15)側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記投入口(17)に直接投入するコイン搬送装置を備えた
ことを特徴とする遊技機(10)。
【0024】
[3]コインを用いる自動販売機、券売機、両替機などのコイン使用機に備えられるコイン搬送装置であって、コイン使用機は、コインを溜めるための貯留部(15)と、該貯留部(15)の上方に位置する投入口(17)とを有するものにおいて、
前記貯留部(15)側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記投入口(17)に直接投入する
ことを特徴とするコイン搬送装置。
【0025】
[4]前記コイン搬送装置は、前記貯留部(15)側にあるコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構(30)と、前記送出機構(30)から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構(40)と、該起立機構(40)から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送して前記投入口(17)に直接投入する揚送機構(50)とを備えた
ことを特徴とする[1]、[2]または[3]に記載のコイン搬送装置。
【0026】
[5]前記起立機構(40)は、前記送出機構(30)の近傍に配されている
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0027】
[6]前記揚送機構(50)は、前記送出機構(30)の近傍に配されている
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0028】
[7]前記貯留部(15)は、遊技機(10)の本体あるいはコイン使用機の本体から正面側へ張り出しており、
前記送出機構(30)は前記貯留部(15)に隣接して配され、
前記起立機構(40)は、前記送出機構(30)を間にして前記貯留部(15)とはほぼ反対の位置であって、遊技機(10)の本体あるいはコイン使用機の本体に寄った位置に配されている
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0029】
[8]前記揚送機構(50)は、前記起立機構(40)から遊技機(10)の本体あるいはコイン使用機の本体の方へさらに寄った位置に配されている
ことを特徴とする[7]に記載のコイン搬送装置。
【0030】
[9]前記送出機構(30)は、前記貯留部(15)に隣接して配され、
さらに、前記送出機構(30)は、貯留部(15)側とは反対側にコインを送り出すものである
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0031】
[10]前記送出機構(30)は、前記貯留部(15)に隣接して配され、
さらに、前記送出機構(30)は、前記貯留部(15)内のコインを受け入れるための収容部材(31)を備え、
前記収容部材(31)は、前記貯留部(15)内のコインを前記収容部材(31)内に掻き寄せるためのコイン搬入口(32)を有している
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0032】
[11]前記送出機構(30)は、前記貯留部(15)内のコインを受け入れるための収容部材(31)と、前記収容部材(31)内に配され回転可能な送り部材(35)とを備え、
前記送り部材(35)は送出用孔(36)と送出用爪(37)を有し、
前記送出用孔(36)は、前記収容部材(31)内のコインを1枚ずつ嵌入させるものであり、
前記送出用爪(37)は、前記嵌入したコインを前記起立機構(40)へ送り出すように形成されている
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0033】
[12]前記揚送機構(50)は垂直ガイド部材(52)を備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
前記起立機構(40)は、コインを前記垂直ガイド部材(52)へ案内する起立ガイド部材(42)と、コインを前記垂直ガイド部材(52)へ掻き上げるための羽根部材(44)を備えた
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0034】
[13]前記揚送機構(50)は、垂直ガイド部材(52)と投入用ガイド部材(58)とを備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように形成され、
前記投入用ガイド部材(58)は、前記垂直ガイド部材(52)の上端部に揚送されたコインを同じく起立姿勢に保持しながらコインを前記投入口(17)へ案内するように形成されている
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0035】
[14]前記揚送機構(50)の投入用ガイド部材(58)は、前記投入口(17)から離間することで、前記投入口(17)を外部に開放し、外部からコインを前記投入口(17)に直接投入できるように配されている
ことを特徴とする[13]に記載のコイン搬送装置。
【0036】
[15]貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構(30)と、該送出機構(30)から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構(40)と、該起立機構(40)から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構(50)とを備え、
前記送出機構(30)は、回転可能な送り部材(35)を備え、
前記送り部材(35)は送出用孔(36)と送出用爪(37)を有し、
前記送出用孔(36)は、コインを1枚ずつ嵌入させるものであり、
前記送出用爪(37)は、前記嵌入したコインを前記起立機構(40)へ送り出すように形成されている
ことを特徴とするコイン搬送装置。
【0037】
[16]前記送出用爪(37)は、前記送り部材(35)の下面側に形成され、前記嵌入したコインを前記起立機構(40)へ送り出すように形成されている
ことを特徴とする[11]または[15]に記載のコイン搬送装置。
【0038】
[17]前記送出用爪(37)の先端は、前記起立機構(40)の近傍に達していて、コインを前記起立機構(40)に送り出すように形成されている
ことを特徴とする[11]または[15]に記載のコイン搬送装置。
【0039】
[18]前記送出機構(30)は係止部材(29)を備え、
前記係止部材(29)は、前記送り部材(35)の回転時に、係止したコインを前記送出用孔(36)へ相対移動させるものである
ことを特徴とする[11]または[15]に記載のコイン搬送装置。
【0040】
[19]前記送出機構(30)はカウント部材(38)を備え、
前記カウント部材(38)は、付勢力によって原位置に戻るように配され、
さらに、前記カウント部材(38)は、前記送出用爪(37)によって送り出されるコインの前記付勢力に優る押力で原位置から変位する一方、
前記送出用爪(37)によってさらに送り出されるコインの押力に優る付勢力で原位置に戻るように配されている
ことを特徴とする[11]または[15]に記載のコイン搬送装置。
【0041】
[20]前記カウント部材(38)は、前記コインの押力に優る付勢力で原位置に戻るとき、コインを前記起立機構(40)へ送り出すように配されている
ことを特徴とする[19]に記載のコイン搬送装置。
【0042】
[21]前記送出機構(30)は、調整部材(39)を備え、
前記調整部材(39)は、該調整部材(39)と前記カウント部材(38)との間に形成されたコイン通過用の隙間を調整できるように配設されている
ことを特徴とする[19]または[20]に記載のコイン搬送装置。
【0043】
[22]前記カウント部材(38)は、前記当接するコインの径の大きさに応じて前記原位置から変位する量が変わるように形成されている
ことを特徴とする[19]、[20]または[21]に記載のコイン搬送装置。
【0044】
[23]貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構(30)と、該送出機構(30)から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構(40)と、該起立機構(40)から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構(50)とを備え、
前記揚送機構(50)は垂直ガイド部材(52)を備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
前記起立機構(40)は、コインを前記垂直ガイド部材(52)へ案内する起立ガイド部材(42)と、コインを前記垂直ガイド部材(52)へ掻き上げるための羽根部材(44)を備えた
ことを特徴とするコイン搬送装置。
【0045】
[24]前記起立機構(40)は、コインを前記倒伏姿勢と前記起立姿勢との間の姿勢である前記中間姿勢に保持する中間姿勢保持部(49)を有し、
前記中間姿勢保持部(49)は、前記送出機構(30)から送られたコインの周縁を部分的に落とし込むことで、コインを前記中間姿勢に保持するように形成され、
前記羽根部材(44)は、前記中間姿勢に保持されたコインを掻き上げるように配されている
ことを特徴とする[12]または[23]に記載のコイン搬送装置。
【0046】
[25]前記中間姿勢保持部(49)に落とし込むべきコインの周縁は、前記送出機構(30)から送られるコインの送り方向に対して両側方向に位置するコインの両側縁の一方(C2)である
ことを特徴とする[24]に記載のコイン搬送装置。
【0047】
[26]前記送出機構(30)はカウント部材(38)を備え、
前記カウント部材(38)は、付勢力によって原位置に戻るように配され、
さらに、前記カウント部材(38)は、前記送出用爪(37)によって送り出されるコインの前記付勢力に優る押力で原位置から変位する一方、
前記送出用爪(37)によってさらに送り出されるコインの押力に優る付勢力で原位置に戻るように配され、
前記カウント部材(38)は、コインを掻き上げた前記羽根部材(44)の下方を通って、前記原位置から変位して、次に掻き上げるべきコインを前記起立機構(40)に送り出すように配されている
ことを特徴とする[11]または[15]に記載のコイン搬送装置。
【0048】
[27]前記揚送機構(50)は垂直ガイド部材(52)とスクリュー部材(54)とを備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
前記スクリュー部材(54)は、回転することでその螺旋状の突条(55)をコインに当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配され、
前記起立機構(40)の起立ガイド部材(42)は、コインの面を前記スクリュー部材(54)の回転軸(54a)に向けて起立姿勢になるようにコインを案内するものであり、
前記起立機構(40)の羽根部材(44)は、コインを前記垂直ガイド部材(52)へ掻き上げたとき、その羽先部(45)を前記スクリュー部材(54)の回転軸(54a)に対し外すように配されている
ことを特徴とする[4]または[23]に記載のコイン搬送装置。
【0049】
[28]前記揚送機構(50)は垂直ガイド部材(52)とスクリュー部材(54)とを備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
前記スクリュー部材(54)は、回転することでその螺旋状の突条(55)をコインに当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配され、
前記起立機構(40)の起立ガイド部材(42)は、コインの面を前記スクリュー部材(54)の回転軸(54a)に向けて起立姿勢になるようにコインを案内するものであり、
前記起立機構(40)の羽根部材(44)は、コインを垂直ガイド部材(52)へ掻き上げたときに、前記羽根部材(44)の羽先部(45)によって下方から支えるコインの周縁を、コインを下方から押し上げるために前記スクリュー部材(54)の突条(55)によって下方から支えられるコインの周縁との位置から外すように配されている
ことを特徴とする[4]または[23]に記載のコイン搬送装置。
【0050】
[29]前記揚送機構(50)は、垂直ガイド部材(52)とスクリュー部材(54)とを備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインの面を前記スクリュー部材(54)の回転軸(54a)に向けた起立姿勢にコインを保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
前記スクリュー部材(54)は、回転することでその螺旋状の突条(55)をコインの下縁(C3)に当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配されている
ことを特徴とする[4]に記載のコイン搬送装置。
【0051】
[30]貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構(30)と、該送出機構(30)から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構(40)と、該起立機構(40)から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構(50)とを備え、
前記揚送機構(50)は、垂直ガイド部材(52)とスクリュー部材(54)とを備え、
前記垂直ガイド部材(52)は、コインの面を前記スクリュー部材(54)の回転軸(54a)に向けた起立姿勢にコインを保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
前記スクリュー部材(54)は、回転することでその螺旋状の突条(55)をコインの下縁(C3)に当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配されている
ことを特徴とするコイン搬送装置。
【0052】
[31]貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構(30)と、該送出機構(30)から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構(40)と、該起立機構(40)から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構(50)と、前記送出機構(30)または前記揚送機構(50)の少なくとも一方を駆動するための駆動機構(60)とを備え、
前記駆動機構(60)は、モータ(M1)と、該モータ(M1)の動力を前記送出機構(30)または前記揚送機構(50)の少なくとも一方に伝達するための1または複数の平歯車(161…)とを備え、
前記1または複数の平歯車(161…)は、該平歯車(161…)の回転軸を略垂直に配置した状態で前記モータ(M1)の動力を受けることで、前記1または複数の平歯車(161…)が高さ方向で該平歯車(161…)の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるように配されている
ことを特徴とするコイン搬送装置。
【0053】
[32]前記駆動機構(60)は、該駆動機構(60)の本体であるベース(21a)と、モータ(M1)と、該モータ(M1)の動力を前記送出機構(30)または前記揚送機構(50)の少なくとも一方に伝達するための1または複数の平歯車(161…)とを備え、
前記モータ(M1)は、前記ベース(21a)の上面側に配され、
前記1または複数の平歯車(161…)は、前記ベース(21a)の下面側にあって、該下面に沿うように配されている
ことを特徴とする[31]に記載のコイン搬送装置。
【0054】
[33]前記投入用ガイド部材(58)は、外部から前記投入口(17)にコインを直接投入することができるように形成されている
ことを特徴とする[13]に記載のコイン揚送装置。
【0055】
[34]前記投入用ガイド部材(58)は、コインを差し込むための2つの差込口(58c、58d)が開設されるとともに、該2つの差込口(58c、58d)にそれぞれ差し込まれたコインを前記投入口(17)に案内するためのガイド溝(58e)が形成され、
さらに、前記投入用ガイド部材(58)は、前記貯留部(15)側から1枚ずつ分離され揚送されたコインを前記2つの差込口(58c、58d)の一方からガイド溝(58e)を通して前記投入口(17)に直接投入することができるように形成されるとともに、外部から前記2つの差込口(58c、58d)の他方からガイド溝(58e)を通して前記投入口(17)にコインを直接投入することができるように形成されている
ことを特徴とする[13]に記載のコイン揚送装置。
【0056】
[35]前記2つの差込口(58c、58d)の一方は、該差込口(58c)にコインを差し込むとき、該差し込む者の方へコインの表面あるいは裏面が向くように開設されている
ことを特徴とする[34]に記載の遊技機。
【0057】
[36]前記貯留部(15)側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記2つの差込口(58c、58d)の一方からガイド溝(58e)を通して前記投入口(17)に直接投入することが可能なとき、前記2つの差込口(58c、58d)の他方を閉める一方、前記投入口(17)に直接投入することが不能なとき、前記2つの差込口(58c、58d)の他方を開くための制限部材を備えた
ことを特徴とする[34]に記載の遊技機。
【0058】
本発明に係るコイン搬送装置は例えば遊技機(10)に備えられる。また、コイン搬送装置は、コインを用いる自動販売機、券売機、両替機などのコイン使用機にも備えることができる。コイン搬送装置を備えた遊技機(10)等は、コインを溜めるための貯留部(15)と、貯留部(15)の上方に位置する投入口(17)とを有している。コイン搬送装置は、貯留部(15)側からコインを1枚ずつ分離して揚送し投入口(17)に直接投入することができる。
【0059】
次に、コインの動きの概要について説明する。貯留部(15)側にあるコインは、送出機構(30)によって1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出される。送出機構(30)から送られたコインは、起立機構(40)によって、倒伏姿勢から起立姿勢にされて送られる。起立機構(40)から送られたコインは、起立姿勢に維持されながら揚送され、揚送されたコインは投入口(17)に直接投入される。
【0060】
次に、貯留部(15)側から送出機構(30)へ送られるコインの動きについて説明する。
送出機構(30)と貯留部(15)との間に起立機構(40)が介在していないので、貯留部(15)側からコインを送出機構(30)へ送る場合に、起立機構(40)が邪魔になることはない。貯留部(15)内のコインは送出機構(30)の収容部材(31)に受け入れる。このとき、手を貯留部(15)内に入れ、入れた手の触感だけで、貯留部(15)内のコインを見ることなく収容部材(31)に掻き寄せる。貯留部(15)内のコインは、収容部材(31)のコイン搬入口(32)を通って収容部材(31)内に掻き寄せられる。この間、目を貯留部(15)内のコインの方へ移す必要がなく、遊技をしながら貯留部(15)内のコインを掻き寄せることができる。
【0061】
収容部材(31)内で送り部材(35)を回転すると、コインは、送り部材(35)の上面側から送出用孔(36)に1枚ずつ取り入れられ、送り部材(35)の下面側に移動し、下面側の送出用爪(37)で送り出される。このように、コインは送出用孔(36)で次々拾われ、送出用爪(37)で次々に送り出される。
【0062】
また、収容部材(31)内で送り部材(35)を回転すると、コインは、係止部材(29)に当たって、係止部材(29)に係止しながら、送出用孔(36)へ相対移動する。やがて、コインは送出用孔(36)に強制的に嵌入する。このようにして、コインは、いつまでも送出用孔(36)に嵌入しないで、収容部材(31)内で回転を続けることがない。
【0063】
コインは、送出用爪(37)によって直接的に起立機構(40)に送り出されるようにしてもよい。また、送出用爪(37)によってある程度まで送り出して、カウント部材(38)によって起立機構(40)に送り出すようにしてもよい。カウント部材(38)は付勢力で原位置に戻るようになっている。
【0064】
送出用爪(37)によって送り出されるコインの押力が付勢力に優ると、コインは、カウント部材(38)を原位置から変位させる。コインは送出用爪(37)によってさらに送り出され、やがて、コインの押力に付勢力が優るようになると、カウント部材(38)を原位置に戻すようにしている。カウント部材(38)を原位置に戻すことによって、コインは起立機構(40)に送り出される。
【0065】
また、コインは、調整部材(39)とカウント部材(38)との間に形成されたコイン通過用の隙間を通過する。調整部材(39)により隙間を狭めに調整することで、コインは、大きな力でカウント部材(38)を押し、カウント部材(38)を大きく変位させる。反対に、調整部材(39)により隙間を広めに調整することで、コインは、小さな力でカウント部材(38)を押し、カウント部材(38)を小さく変位させる。コインは、このように隙間を通過していき、やがて、付勢力で原位置に戻るカウント部材(38)によって、適正な力で、かつ、所定方向に押し返される。それにより、コインは、確実に起立機構(40)に送り出される。
【0066】
一方で、カウント部材(38)の動きによりコインの通過を検出することができる。コインの通過がなければ、搬送装置の駆動停止をすることができる。それにより、コインのない状態で駆動し続けるコインの空送りを防止することができる。
【0067】
また、コインは、その径の大さに応じてカウント部材(38)を原位置から大きく変位させる。コインは、カウント部材(38)の原位置から変位する量に基づいて選別される。コインは、所定径以外の異径のものであれば、カウント部材(38)で選別され、コインのサイズが確認される。
【0068】
次に、起立機構(40)へ送られるコインの動きについて説明する。送出機構(30)から送られたコインの周縁は、部分的に中間姿勢保持部(49)に落とし込まれる。それにより、コインは、倒伏姿勢と起立姿勢との間の姿勢である中間姿勢になって保持される。
【0069】
中間姿勢に保持されたコインは、羽根部材(44)で掻き上げられ、起立ガイド部材(42)によって垂直ガイド部材(52)へ案内される。
【0070】
コインは、送出機構(30)によるコインの送り方向に対して両側方向に位置するコインの両側縁の一方(C2)を中間姿勢保持部(49)に落とし込まれる。このようにすれば、コインは、送出機構(30)からわずかに送り出された位置で中間姿勢保持部(49)に落とし込まれた場合であっても、送出機構(30)と干渉せずに送出機構(30)に沿うように移動する羽根部材(44)によって掻き上げられる。
【0071】
起立機構(40)の羽根部材(44)によってコインを垂直ガイド部材(52)へ掻き上げたとき、羽根部材(44)の羽先部(45)をスクリュー部材(54)の回転軸(54a)に対し外すようにしたので、コインは、羽根部材(44)の羽先部(45)に十分に乗るような形で、羽根部材(44)に掻き上げられ、コインは、起立機構(40)から揚送機構(50)へ確実に送られる。このとき、羽根部材(44)の羽先部(45)をスクリュー部材(54)側へ深く進入させても、スクリュー部材(54)の回転軸(54a)と当たらないようになる。
【0072】
羽根部材(44)によってコインを垂直ガイド部材(52)へ掻き上げたときに、羽根部材(44)の羽先部(45)によって下方から支えるコインの周縁と、コインを下方から押し上げるためにスクリュー部材(54)の突条(55)によって下方から支えるコインの周縁例えば下縁(C3)との位置を別々にしたので、コインは、スクリュー部材(54)の突条(55)によって十分に支えられた後に、羽根部材(44)から外れるようになり、この点からも、コインは、起立機構(40)から揚送機構(50)へ確実に送られる。羽根部材(44)の羽先部(45)とスクリュー部材(54)の突条(55)とで共にコインを支えたときに、羽根部材(44)の羽先部(45)とスクリュー部材(54)の突条(55)とは、両者間に生じる隙間によって干渉し合うことがない。
【0073】
また、コインは、起立機構(40)から揚送機構(50)に送られるが、起立機構(40)と揚送機構(50)とは共に送出機構(30)の近傍にあって、相互に近接しているので、コインは起立機構(40)から揚送機構(50)へ短い移動量で送られる。
【0074】
次に、揚送機構(50)の垂直ガイド部に送られるコインの動きについて説明する。スクリュー部材(54)が回転すると、コインは、その螺旋状の突条(55)に沿って進むようになり、1枚ずつ押し上げられる。
【0075】
コインは、垂直ガイド部材(52)によって、コインの面をスクリュー部材(54)の回転軸(54a)に向けた起立姿勢に保持されながら垂直方向に案内される。それにより、コインは、コインの下縁(C3)にスクリュー部材(54)の突条(55)を当てて、スクリューの突条(55)に乗るような形になり、スクリュー部材(54)の突条(55)から外れることなく、スクリュー部材(54)を回転することで1枚ずつ押し上げられ、確実に揚送される。垂直ガイド部材(52)に案内されて上昇するコインは、垂直ガイド部材(52)を透過性のある材料で形成すれば、見ることができる。
【0076】
コインは、起立姿勢を保持されながら垂直ガイド部材(52)の上端部に揚送される。揚送されたコインは、投入用ガイド部材(58)によって、起立姿勢に保持されながら投入口(17)へ案内される。コインは、投入口(17)の上方から単に投下されないから、投入口(17)の周縁で弾かれてしまうことがなく、確実に投入口(17)に直接投入される。
【0077】
コイン搬送装置の故障のとき、コインは、自動的に投入口(17)に直接投入されない。このような故障のときには、投入用ガイド部材(58)を投入口(17)から離間させればよい。投入用ガイド部材(58)を投入口(17)から離間することで、投入口(17)を外部に開放する。このようにして、コインは、外部から投入口(17)に直接投入される。コイン搬送装置の故障のときには、外部に開放した投入口(17)にコインを手動により投入することができる。コイン搬送装置が復旧したときには、離間していた投入用ガイド部材(58)を元の位置に戻せばよい。それにより、コインは、自動的に投入口(17)に直接投入されるようになる。投入用ガイド部材(58)の離間操作や復帰操作は共に簡単に行うことができる。
【0078】
また、揚送機構(50)を駆動するための駆動機構(60)を備え、駆動機構(60)が、モータ(M1)と、モータ(M1)の動力を送出機構(30)または揚送機構(50)の少なくとも一方に伝達するための1または複数の平歯車(161…)とを備えたものでは、1または複数の平歯車(161…)が、平歯車(161…)の回転軸を略垂直に配置した状態でモータ(M1)の動力を受けるようにすることで、1または複数の平歯車(161…)を高さ方向で平歯車(161…)の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるように配することができる。それにより、駆動機構(60)を薄型にすることができ、コイン搬送装置の全体的な高さも低くなり、スロットマシンを始めとする遊技機や、自動販売機などのコイン使用機に組み込み易くなる。
【0079】
さらに、モータ(M1)がベース(21a)の上面側に配され、1または複数の平歯車(161…)がベース(21a)の下面側にあって、その下面に沿うように配されているものでは、ベース(21a)より下方の駆動機構(60)の取付スペースが、平歯車(161…)の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるようになるので、コイン搬送装置をベース(21a)の位置を下げた低床型にすることができる。
【0080】
また、投入用ガイド部材(58)が、外部から前記投入口(17)にコインを直接投入することができるように形成されているものでは、コイン搬送装置の故障等により、コインを自動的に投入口(17)に投入することができないときも、利用者が投入口(17)にコインを直接投入することができるので、継続して遊技機等を利用することができ、利用者の要望に答えることができる。
【0081】
さらに、投入用ガイド部材(58)は、コインを差し込むための2つの差込口(58c、58d)が開設されるとともに、2つの差込口(58c、58d)にそれぞれ差し込まれたコインを投入口(17)に案内するためのガイド溝(58e)が形成され、さらに、投入用ガイド部材(58)は、貯留部(15)側から1枚ずつ分離され揚送されたコインを2つの差込口(58c、58d)の一方からガイド溝(58e)を通して投入口(17)に直接投入することができるように形成されるとともに、外部から2つの差込口(58c、58d)の他方からガイド溝(58e)を通して投入口(17)にコインを直接投入することができるように形成されているものでは、例えば、コイン搬送装置を用いてコインを投入する自動投入位置と、手動でコインを投入する手動投入位置とに移動するようにした投入用ガイド部材を設ける必要がないので、構成が簡単になり、投入用ガイド部材の移動操作も不要になるので、使い勝手がよくなる。
【0082】
さらに、2つの差込口(58c、58d)の一方が、その差込口(58c)にコインを差し込むとき、差し込む者の方へコインの表面あるいは裏面が向くように開設されているものでは、コインを差込口(58c)に差し込む者がコインを把持したとき、その者の方へコインの表面あるいは裏面が向くようになるから、コインの姿勢を変える必要がなく、そのままコインを差込口(58c)に差し込むことができ、使い勝手がよい。
【0083】
さらに、貯留部(15)側からコインを1枚ずつ分離して揚送し2つの差込口(58c、58d)の一方からガイド溝(58e)を通して前記投入口(17)に直接投入することが可能なとき、2つの差込口(58c、58d)の他方を閉める一方、直接投入することが不能なとき、2つの差込口(58c、58d)の他方を開くための制限部材を備えたものでは、コイン搬送装置の非稼働時のみ、コインを外部から投入口(17)へ直接投入可能にし、コイン搬送装置の稼働時には、コインが誤って外部から投入口(17)へ投入されないようにしたので、コインの誤投入を防止することができる。
【0084】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図24は本発明の第1実施の形態を示している。本発明の第1実施の形態に係るコイン搬送装置は、スロットマシンである遊技機10に備えられている。
【0085】
図1〜図5に示すように、遊技機10の本体11の正面には、図柄を可変表示した後に停止表示する可変表示部12が設けられている。可変表示部12の下方には、スタートレバー13a、ストップボタン13bなどの操作部材が設けられている。それら操作部材の下方には、コインC1を溜めるための前皿である貯留部15が設けられ、貯留部15の上方には投入口17が配設されている。貯留部15は遊技機10の本体11から正面側へ張り出している。本コイン搬送装置は、貯留部15側からコインC1を1枚ずつ分離して揚送し投入口17に直接投入することができるものである。
【0086】
コイン搬送装置は、貯留部15側にあるコインC1を1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構30と、送出機構30から送られたコインC1を倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構40と、起立機構40から送られたコインC1を起立姿勢に維持しながらコインC1を揚送して投入口17に直接投入する揚送機構50とを備えている。
【0087】
図2、図5〜図9に示すように、送出機構30は貯留部15に隣接して配されている。送出機構30は、貯留部15側とは反対側にコインC1を送り出すものである。送出機構30の近傍には起立機構40および揚送機構50が配されている。
【0088】
送出機構30は、貯留部15内のコインC1を受け入れるための収容部材31と、収容部材31内に配され回転可能な送り部材35とを備えている。
【0089】
収容部材31はベース21に載置されている。収容部材31は、矩形状断面形のコイン収容部33と、送り部材35を嵌め込むための円形状断面形の嵌合部34とから形成されている。コイン収容部33の底部33aには、円形断面形状の孔33bが開設されている。円形断面形状の孔33bを下方から塞ぐように、円形状の送り部材35が配されている。コイン収容部33の円形断面形状の孔33bは、その外周縁から送り部材35に向かって傾斜している。
【0090】
収容部材31はベース21に着脱可能に支持されている。ベース21には3本のロックピン25が植設されている。ベース21には、研磨材などを排出するための異物排出孔28が穿設されている。
【0091】
収容部材31の嵌合部34の下端フランジ34aの周縁には、ロックピン25を堅く嵌合させて収容部材31を離脱不能にするロック溝34bおよび、ロック溝34bに連続して、ロックピン25を遊嵌させて収容部材31を離脱可能にするアンロック溝34cが、各ロックピン25に対応して凹設されている。収容部材31をベース21に着脱するには、収容部材31をベース21に対して約10度回転させて、ロックピン25をロック溝34bとアンロック溝34cとにそれぞれ相対移動させればよい。
【0092】
収容部材31のコイン収容部33は、貯留部15内のコインC1を収容部材31内に掻き寄せるためのコイン搬入口32を有している。コイン搬入口32は、コイン収容部33の貯留部15側の壁面33cに開設されている。コイン搬入口32の下縁32aは、貯留部15の湾曲形状断面形の底面16に合わせて形成され、底面16に滑らかに連続している。
【0093】
図5、図13および図14に示すように、送り部材35は送出用孔36と送出用爪37を有している。送出用孔36は、収容部材31内のコインC1を1枚ずつ嵌入させるものである。送出用爪37は、嵌入したコインC1を起立機構40へ送り出すように形成されている。送出用爪37は、嵌入したコインC1を起立機構40へ送り出すように形成されている。送出用爪37は回転軸68aに対して嵌脱可能に支持されている。
【0094】
送出用孔36は送り部材35の円周方向に所定ピッチでほぼコインC1の大きさに穿設されたものであり、送り部材35の上面から下面に貫かれている。送出用爪37は、送り部材35の下面側に形成され、送り部材35の回転中心側に位置する周縁36aから徐々に離れながら送り部材35の周縁35aまで延ばされた湾曲形状の爪である。送出用爪37の幅はほぼコイン1枚分の厚みになっている。送出用爪37は、送り部材35の回転時に、送出用爪37の基端側から先端側へコインC1を相対移動させるように形成されている。送り部材35の周縁35aには、図5に示すように、円周方向に沿ってフランジアップ部35bが形成されている。フランジアップ部35bは、収容部材31に入ったコインC1を逃がさないようになっている。
【0095】
また、送り部材35の下面側には、送出用爪37と一体的に環状部37aが形成されている。環状部37aは、下面側から送出用孔36の中心部を横切るように配されている。環状部37aの外周縁には、3つの送出用孔36に対応して凸部37bが形成されている。環状部37aは、送出用孔36に嵌入したコインC1を下面側から受け止めるものであり、環状部37aおよび凸部37bは、送出用爪37によって送り出されるコインC1を下面側から支持するものである。
【0096】
さらに、ベース21にはコインC1を強制的に追い出すための2つの凸部22、23が形成されている。凸部22、23は、送出用爪37によって送り出されるコインC1の姿勢や方向が適正でなく、そのままでは起立機構40側に送り出されない場合に、コインC1姿勢や方向を適正なものに矯正するものであり、送出用爪37が機能している通常時には使われることがないものである。また、凸部22、23に干渉しないように、送り部材35の下面側には逃げ溝35bが形成されている。
【0097】
図19および図20に示すように、送出機構30は係止部材29を備えている。係止部材29は、送り部材35の回転時に、係止したコインC1を送出用孔36へ相対移動させるものである。
【0098】
係止部材29は、コイル部材29aを介して収容部材31のコイン収容部33に支持されている。コイル部材29aは、コインC1に係止してコインC1を移動させるときに係止部材29にかかる衝撃を吸収するものである。係止部材29は、送り部材35の回転時に、周回する送出用孔36の中心部の移動軌跡上に配されている。
【0099】
図10〜図12および図15に示すように、送出機構30はカウント部材38を備えている。カウント部材38は、枢軸38dにより揺動可能に支持されている。カウント部材38はばね部材38aの付勢力によって原位置(図10においてA1位置)に戻るように配されている。さらに、カウント部材38は、送出用爪37によって送り出されるコインC1の付勢力に優る押力で原位置から図10においてA2位置に変位する一方、送出用爪37によってさらに送り出されるコインC1の押力に優る付勢力で原位置に戻るように配されている。
【0100】
カウント部材38は、コインC1の押力に優る付勢力で原位置に戻るとき、コインC1を起立機構40へ送り出すように配されている。
【0101】
カウント部材38は、当接するコインC1の径の大きさに応じて原位置から変位する量が変わるように形成されている。カウント部材38は、コ字状断面形状のブラケット38bの上面部にベアリング38cを支持するとともに、ブラケット38bの下面部に被検出用突起38gを設けて成る。ベアリング38cはベース21の上面側に配され、被検出用突起38gは、ベース21の下面側に配されている。
【0102】
被検出用突起38gの揺動量を検出するための2つの近接スイッチ38e、38fが配設されている。2つの近接スイッチ38e、38fは、共に被検出用突起38gを検出すると、カウント部材38を押しているのはゲーム用のメダル(径約25mm)であることを検出し、近接スイッチ38eのみが被検出用突起38gを検出すると、カウント部材38を押しているのは20mm〜23.5mmの各種の硬貨(1円〜100円)であることを検出するように構成されている。
【0103】
さらに、送出機構30は調整部材39を備えている。調整部材39は、調整部材39とカウント部材38との間に形成されたコイン通過用の隙間を調整できるように配設されている。また、カウント部材38と調整部材39は、コインC1を起立機構40に案内するための案内路を形成している。
【0104】
図5〜図7、図10および図11に示すように、起立機構40は、送出機構30を間にして貯留部15とはほぼ反対の位置であって、遊技機10の本体11に寄った位置に配されている。起立機構40は、コインC1を垂直ガイド部材52へ案内する起立ガイド部材42と、コインC1を垂直ガイド部材へ掻き上げるための羽根部材44と、コインC1を倒伏姿勢と起立姿勢との間の姿勢である中間姿勢に保持する中間姿勢保持部49とを備えている。
【0105】
起立ガイド部材42は、コインC1の面をスクリュー部材54の回転軸54aに向けて起立姿勢になるようにコインC1を案内するものである。起立ガイド部材42は、コインC1の周縁部をコインC1の面方向に対し平行な方向で両方向から挟みながら起立姿勢になるように案内するものである。起立ガイド部材42は、羽根部材44を通過させるための通過用の溝が形成されている。
【0106】
羽根部材44は、コインC1を垂直ガイド部材52へ掻き上げたとき、その羽先部45をスクリュー部材54の回転軸54aに対し外すように配されている。その回転軸54aに対し外れる量(図10に示すL1)は、約4〜5mmである。
【0107】
また、羽根部材44は、コインC1を垂直ガイド部材52へ掻き上げたときに、羽根部材44の羽先部45によって下方から支えるコインC1の周縁C4を、コインC1を下方から押し上げるためにスクリュー部材54の突条55によって下方から支えられるコインC1の周縁(下縁C3)の位置から外すように配されている。コインC1の下縁C3とコインC1の周縁C4との上下方向の差(図6に示すL2)は約1.2〜1.6mmである。図6ではその差を強調して示している。
【0108】
中間姿勢保持部49は、送出機構30から送られたコインC1の周縁を部分的に落とし込むことで、コインC1を中間姿勢に保持するように形成されている。羽根部材44は、中間姿勢に保持されたコインC1を掻き上げるように配されている。
【0109】
中間姿勢保持部49に落とし込むべきコインC1の周縁は、送出機構30から送られるコインC1の送り方向に対して両側方向に位置するコインC1の一方の側縁C2である。中間姿勢保持部49は、ベース21の上面部に形成され、コインC1の側縁C2を落とし込むための嵌入溝49aと、嵌入溝49aからスクリュー部材54に向かって徐々に上がり勾配になった円弧状溝49bとから成る。嵌入溝49aは2段になっている。図6に示すように、送出機構40は、コインC1を嵌入溝49aの下段側に送り込むように構成されている。また、中間姿勢保持部49には、羽根部材44の羽先部45との干渉を回避するための逃げ溝49cが形成されている。
【0110】
図3〜図8に示すように、揚送機構50は、起立機構から遊技機10の本体11の方へさらに寄った位置に配されている。揚送機構50は、垂直ガイド部材52と、スクリュー部材54と、投入用ガイド部材58を備えている。遊技機10の本体11のコーナー部は垂直ガイド部材52およびスクリュー部材54を設けるために面取りが施されている。
【0111】
垂直ガイド部材52は、コインC1の面をスクリュー部材54の回転軸54aに向けた起立姿勢にコインC1を保持しながらコインC1を垂直方向に案内するように配されている。垂直ガイド部材52は、正面開口を有するコ字状断面形状のレール部材52aと、レール部材52aの両側壁部に沿設される一対のガイド溝部材52bとから成る。一対のガイド溝部材52bは、コインC1の周縁部をコインC1の面方向に対し平行な方向で両方向から挟むようにすることでコインC1を起立姿勢に保持しながらコインC1を上下方向へ案内するものである。垂直ガイド部材52の正面開口は、上方へ案内されるコインC1を確認するための開口になっている。
【0112】
スクリュー部材54は、回転することでその螺旋状の突条55をコインC1の下縁C3に当てて、コインC1を1枚ずつ押し上げるように配されている。スクリュー部材54の下端部にはベベルギア62が固設されている。スクリュー部材54の上端部は、垂直ガイド部材52の上端部に回転可能に支持されている。
【0113】
図3、図4および図8に示すように、投入用ガイド部材58は、垂直ガイド部材52の上端部に揚送されたコインC1を同じく起立姿勢に保持しながらコインC1を投入口17へ案内するように形成されている。
【0114】
投入口17は、前板部材17aと後板部材17bとの間の隙間であり、前板部材17aの上縁は円弧状に凹設され、コインC1を入れ易いように形成されている。一方、後板部材18bの上縁は円弧状に凸設され、コインC1を投入口17に案内するための案内壁になっている。
【0115】
投入用ガイド部材58は垂直ガイド部材52の上端口52dと投入口17とを連絡するもので、2つのガイド部材58a、58bを組み合わせて成る。ガイド部材58bは、下縁が後板部材17bの上縁に合わさるように円弧状に形成されている。
【0116】
また、投入用ガイド部材58は、投入口17から離間することで、投入口17を外部に開放し、外部からコインC1を投入口17に直接投入できるように配されている。投入用ガイド部材58は、垂直ガイド部材52の案内部52cにより、垂直ガイド部材52の上端部52eと共に投入口17から上方へ離間した非連絡位置と、投入口17に近接した連絡位置とに上下移動可能に支持されている。
【0117】
図16〜図18に示すように、ベース21の下方にはコイン搬送装置の駆動機構60が配設されている。駆動機構60は、モータM1の動力が減速機構69を介して駆動シャフト71に伝達されるようになっている。駆動シャフト71にはベベルギア61と平歯車63とが固設されている。ベベルギア61はベベルギア62に噛合しており、ベベルギア62にはスクリュー部材54の回転軸54aに固設されている。
【0118】
ベベルギア62と一体的に平歯車62aが形成されている。平歯車62aの動きはアイドルギア67を介して平歯車68に伝達されるようになっている。平歯車68の回転軸68aには、送り部材35が固設されている。平歯車62aが1回転すると、平歯車68が1/3回転するように構成されている。それにより、スクリュー部材54が1回転すると、送り部材35が1/3回転するようになっている。
【0119】
また、羽根部材44は平歯車66の回転軸66aに固設されている。平歯車62aの動きは、ベベルギア61、平歯車63、平歯車64、平歯車65を介して、平歯車66に伝達されるようになっている。平歯車62aが1回転すると、平歯車66が1回転するように構成されている。それにより、スクリュー部材54が1回転すると、羽根部材44が1回転するように構成されている。
【0120】
駆動機構60のモータM1を始動すると、駆動シャフト71が回転し、ベベルギア61および平歯車63が回転し、ベベルギア61に噛合する平歯車62aが回転して、これと一体的にスクリュー部材54の回転軸54aが回転する。
【0121】
また、ベベルギア61と一体的に平歯車62aが回転し、アイドルギア67を介して平歯車68が回転し、平歯車68の回転軸68aと一体的に送出機構30の送り部材35が回転する。
【0122】
さらに、平歯車63が回転すると、平歯車64、65を介して平歯車66が回転し、平歯車66の回転軸66aと一体的に羽根部材44が回転する。
【0123】
このとき、スクリュー部材54が1回転すると、収容部材31内で送り部材35が1/3回転し、羽根部材44が1回転する。
【0124】
次に、貯留部15側から送出機構30へ送られるコインC1の動きについて説明する。スロットマシンである遊技機10においては、コインC1を投入口17に投入することで、可変表示部12で表示遊技の実行する権利を与え、可変表示部12の表示結果が予め定められた特定表示態様になると、前皿である貯留部15に所定数のコインC1を払い出すようになっている。遊技者は、貯留部15内のコインC1を送出機構30の収容部材31に必要により入れて遊技する。
【0125】
送出機構30と貯留部15との間に起立機構40が介在していないので、貯留部15側からコインC1を送出機構30へ移動する場合に、起立機構40が邪魔にならずに、貯留部15内のコインC1は送出機構30の収容部材31に受け入れられる。
【0126】
遊技者は、手を貯留部15内に入れ、入れた手の触感だけで、貯留部15内のコインC1を見ることなく収容部材31に掻き寄せることができる。貯留部15内のコインC1は、収容部材31のコイン搬入口32を通って収容部材31内に掻き寄せられる。貯留部15内のコインC1を掻き寄せる間、遊技者は、目を貯留部15内のコインC1の方へ移す必要がなく、可変表示部12に目を向けたまま貯留部15内のコインC1を掻き寄せることができる。
【0127】
遊技者は、各遊技において遊技結果が出た後に、空いた手で、貯留部15内のコインC1を掻き寄せることができる。また、遊技者は、遊技中においても、ストップボタン13aを押した後に、貯留部15内のコインC1を掻き寄せることができる。遊技者がコインC1を掻き寄せた後に、可変表示部12が図柄を停止表示し、遊技結果に応じてコインC1が貯留部15に払い出される。
【0128】
遊技者は、次の遊技を行うべく、投入口17に直接投入すべきコインC1の数を決め、コイン搬送装置を駆動し、収容部材31内の送り部材35を回転する。
【0129】
収容部材31内で送り部材35を回転すると、コインC1は、送り部材35の上面側から送出用孔36に1枚ずつ取り入れられ、送り部材35の下面側に移動し、下面側の送出用爪37で送り出される。このように、貯留部15内から収容部材31内に掻き寄せられたコインC1は送出用孔36で次々拾われ、送出用爪37で次々に送り出される。
【0130】
また、収容部材31内で送り部材35を回転すると、コインC1は、係止部材29に当たって、係止部材29に係止しながら、送出用孔36へ相対移動する。やがて、コインC1は送出用孔36に強制的に嵌入する。このようにして、コインC1は、いつまでも送出用孔36に嵌入しないで、収容部材31内で回転を続けることがなく、送出用孔36で次々拾われ、送出用爪37で次々に送り出される。
【0131】
コインC1は、送出用爪37によって直接的に起立機構40に送り出されるようにしてもよい。本実施の形態においては、コインC1は、送出用爪37によってある程度まで送り出して、カウント部材38によって起立機構40に送り出すようになっている。また、カウント部材38は付勢力で原位置に戻るようになっている。
【0132】
送出用爪37によって送り出されるコインC1は、カウント部材38に当接し、カウント部材38を押す。コインC1の押力が付勢力に対して優ると、コインC1は、カウント部材38を原位置(図10に示すA1位置)から変位させる。コインC1は送出用爪37によってさらに送り出され、カウント部材38をさらに押し、カウント部材38は図10に示すA2位置に変位する。やがて、コインC1の押力に対して付勢力が優るようになると、カウント部材38を原位置に戻すようになる。カウント部材38を原位置に戻すことによって、コインC1は、カウント部材38に押し出されて、起立機構40に送り出される。
【0133】
送出用爪37で送り出されたコインC1は、調整部材39とカウント部材38との間に形成されたコイン通過用の隙間を通過する。調整部材39によってコイン通過用の隙間を調整することができる。すなわち、コイン通過用の隙間を狭めに調整することで、コインC1はカウント部材38を大きく押し込み、カウント部材38を大きく変位させる。コインC1の押力も大きくなる。反対に、コイン通過用の隙間を広めに調整することで、コインC1は、カウント部材38をわずかに押し込み、カウント部材38を小さく変位させる。コインC1の押力も小さくなる。コインC1は、このように隙間を通過していき、やがて、付勢力で原位置に戻るカウント部材38によって、適正な力で、かつ、所定方向に押し返される。それにより、コインC1は、確実に起立機構40の中間姿勢保持部49に送り出される。
【0134】
一方で、カウント部材38の動きによりコインC1の通過を検出することができる。コインC1の通過は近接スイッチ38e、38fで検出することができる。近接スイッチ38e、38fは、カウント部材38の被検出用突起38gの動きを検知する。被検出用突起38gの動きを近接スイッチ38e、38fで検知しないとき、コインC1の通過がないので、搬送装置の駆動停止をすることができる。それにより、コインC1のない状態で駆動し続けるコインC1の空送りを防止することができる。
【0135】
また、コインC1は、その径の大さに応じてカウント部材38を原位置から大きく変位させる。近接スイッチ38e、38fは、共にカウント部材38の被検出用突起38gの動きを検知すれば、大径のコインC1であることを検出し、近接スイッチ38eのみがカウント部材38の被検出用突起38gの動きを検知すれば、小径のコインC1であることを検出する。
【0136】
コインC1は、被検出用突起38gの動き量、すなわち、カウント部材38の原位置から変位する量に基づいて選別される。コインC1は、所定径以外の異径のものであれば、カウント部材38で選別される。選別されたコインC1のサイズが確認される。
【0137】
次に、起立機構40へ送られるコインC1の動きについて説明する。送出機構30から送られたコインC1の周縁は、部分的に中間姿勢保持部49に落とし込まれる。それにより、コインC1は、倒伏姿勢と起立姿勢との間の姿勢である中間姿勢になって保持される。
【0138】
中間姿勢に保持されたコインC1は、羽根部材44で掻き上げられ、起立ガイド部材42によって垂直ガイド部材52へ案内される。
【0139】
コインC1は、送出機構30によるコインC1の送り方向に対して両側方向に位置するコインC1の両側縁C2の一方を中間姿勢保持部49に落とし込まれる。このようにすれば、コインC1は、送出機構30からわずかに送り出された位置で中間姿勢保持部49に落とし込まれた場合であっても、羽根部材44によって掻き上げられる。このとき、羽根部材44は送出機構30に沿うように移動し、羽根部材44と送出機構30とは干渉しない。
【0140】
コインC1は、起立機構40の羽根部材44によって垂直ガイド部材52へ掻き上げられる。コインC1を掻き上げる羽根部材44の羽先部45をスクリュー部材54の回転軸54aに対し外すようにしている。回転軸54aに対し外した外し量L1を図10に示している。約4〜5mmの外し量L1を設けることで、外し量L1を設けない場合に比べて、羽根部材44の羽先部45をスクリュー部材54の回転軸54a側へ約0.5〜1.2mm程度深く進入させても、羽先部45が回転軸54aに当たらないようになる。
【0141】
仮に、外し量L1を設けない場合には、コインC1は、羽根部材44の羽先部45にわずかに引っかかっている形で掻き上げられることになる。外し量L1を設けたことにより、コインC1は、羽根部材44の羽先部45に十分に乗るような形で、羽根部材44に掻き上げられ、コインC1は、起立機構40から揚送機構50へ確実に送られる。
【0142】
コインC1を羽根部材44によって垂直ガイド部材52へ掻き上げたときに、図6に示すように、羽根部材44の羽先部45によって下方から支えるコインC1の周縁C4と、コインC1を下方から押し上げるためにスクリュー部材54の突条55によって下方から支えるコインC1の下縁C3との位置を別々にしていることで、また、羽根部材44の回転とスクリュー部材54の回転とのタイミングをとることで、コインC1は、クリュー部材の突条55によって十分に支えられた後に、羽根部材44から外れるようになり、コインC1は、羽根部材44または突条55の少なくとも一方で必ず支えられているので、起立機構40から揚送機構50へ確実に送られる。羽根部材44の羽先部45とスクリュー部材54の突条55とで共にコインC1を支えたときに、羽根部材44の羽先部45とスクリュー部材54の突条55とは、両者間に生じる隙間(図6に示すL2)によって干渉し合うことがない。
【0143】
このように、コインC1は、起立機構40から揚送機構50に送られるが、起立機構40と揚送機構50とは共に送出機構30の近傍にあって、相互に近接しているので、コインC1は起立機構40から揚送機構50へ短い移動量で送られるようになる。
【0144】
次に、揚送機構50の垂直ガイド部材52に送られるコインC1の動きについて説明する。コインC1は、スクリュー部材54の螺旋状の突条55に乗せられていて、スクリュー部材54が回転すると、その突条55に沿って進むことで、1枚ずつ押し上げられる。
【0145】
コインC1は、コインC1の面をスクリュー部材54の回転軸54aに向けた起立姿勢に保持されながら垂直方向に案内される。このとき、コインC1の周縁は、垂直ガイド部材52のガイド溝部材52bによりコインC1の面方向に対し平行な方向で両方向から挟まれるようになっている。
【0146】
コインC1が垂直方向に案内されるとき、コインC1の下縁C3は、スクリュー部材54の突条55に乗るような形になっているので、コインC1は、スクリュー部材54の突条55から外れることなく、スクリュー部材54を回転することで1枚ずつ押し上げられ、確実に揚送される。また、垂直ガイド部材52に正面開口が形成されているので、垂直ガイド部材52に案内されて上昇していくコインC1を遊技者や利用者が見ることができ、安心感を与えることができる。
【0147】
コインC1は、起立姿勢を保持されながら垂直ガイド部材52の上端部52eに揚送される。揚送されたコインC1は、スクリュー部材54の突条55が、垂直ガイド部材52の上端口52dに向かって下方に傾斜しているので、図8に示すように、スクリュー部材54の突条55に沿って垂直ガイド部材52の上端口52d側へ移動し、その上端口52dを出て、投入用ガイド部材58の投入用ガイド部材58aおよびガイド部材58bを通って、起立姿勢に保持されながら投入口17へ移動する。移動したコインC1は、投入口17の後板部材17bに案内されて、投入口17に確実に直接投入される。コインC1は、投入口17の上方から単に投下されるものではないので、投入口17の周縁で弾かれてしまうことがない。
【0148】
コイン搬送装置の故障のとき、コインC1は、自動的に投入口17に直接投入されない。このような故障のときには、投入用ガイド部材58を投入口17から離間させればよい。
【0149】
投入用ガイド部材58は、垂直ガイド部材52の上端部52eと共に投入口17から上方へ離間した非連絡位置と、投入口17に近接した連絡位置とに上下移動可能に支持されているので、投入用ガイド部材58を非連絡位置に移動し、投入口17から離間することで、投入口17を外部に開放する。
【0150】
外部に開放された投入口17にコインC1を直接投入することができる。コイン搬送装置が復旧したときには、離間していた投入用ガイド部材58を元の連絡位置に戻せばよい。連絡位置に戻った投入用ガイド部材58により、垂直ガイド部材52の上端口52dと投入口17とを連絡することができ、コインC1は、自動的に投入口17に直接投入されるようになる。このように、投入用ガイド部材58の離間操作や復帰操作は共に簡単に行うことができる。
【0151】
なお、前記第1実施の形態では、コイン搬送装置を遊技機に備えたものを示したが、コインC1を用いる自動販売機、券売機、両替機などのコイン使用機にも備えることができる。
【0152】
また、第1実施の形態では、送出用爪37およびカウント部材38との2つの部材でコインC1を起立機構40に送り出すようにしているが、送出用爪37の先端を起立機構40の近傍に達するように延設して、コインC1を起立機構40に直接的に送り出すように形成してもよい。それにより、カウント部材38および調整部材39が不要になる。
【0153】
さらに、前記第1実施の形態では、送り部材35およびカウント部材38でコインC1を起立機構40に送り出すものを示したが、図21〜24に示すように、送り部材35および、送出車135でコインC1を起立機構40に送り出すようにしても良い。
【0154】
さらに、第1実施の形態では、羽根部材44でコインC1を掻き上げるようにしたが、図21〜24に示すように、羽根車144でコインC1を掻き上げるようにしてもよい。
【0155】
さらに、第1実施の形態では、起立ガイド部材42と、垂直ガイド部材52とを別個にしたものを示したが、図21〜24に示すように、コインC1を倒伏姿勢から起立姿勢に案内する起立ガイド部材142と、コインC1を起立姿勢に保持しながら案内する垂直ガイド部材152とを一体的に形成してもよい。
【0156】
次に、第2実施の形態に係るコイン搬送装置について説明する。第2実施の形態に係るコイン搬送装置の構成において、第1実施の形態に係るコイン搬送装置の構成に対し異なる構成について説明し、同様な構成については、その説明を省略する。
【0157】
図25〜図36は、本発明の第2実施の形態を示している。
図25は、揚送機構および駆動機構の内部に配された平歯車等の構成部品を主に示す正面図、図26はコイン搬送装置の正面図である。図27はコイン搬送装置の側面図、図28はコイン搬送装置を送り部材の回転軸に沿って破断して示した断面図、図29はコイン搬送装置をスクリュー部材の回転軸に沿って破断して示した断面図、図35はコイン搬送装置の底面図であり、平歯車の配置を主に示した図、図36はコイン搬送装置において、モータの動力を羽根部材に伝達するための歯車機構を示した図である。
【0158】
図25〜図29並びに図35および図36に示すように、駆動機構60は、モータM1を備え、モータM1は、ベース21aの上面側に配され、その回転軸が垂直方向になるように配置されている。また、駆動機構60は、モータM1の動力を送出機構30および揚送機構50に伝達するための複数の平歯車161〜166を備えている。さらに、駆動機構60は、モータM1の動力を起立機構40に伝達するためのベベルギア61、62および平歯車63〜66を備えている。
【0159】
複数の平歯車161〜166は、各回転軸を略垂直に配置した状態でモータM1の動力を受けることで、複数の平歯車161〜166が高さ方向で平歯車161〜166の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるように配されている。
【0160】
また、複数の平歯車161〜166は、ベース21aの下面側にあって、その下面に沿うように配されている。ベース21aの下方に配された複数の平歯車161〜166は、その平歯車161〜166の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるようになるので、コイン搬送装置をベース21aの位置を下げた低床型にすることができる。平歯車161は、モータM1の回転軸に固設され、平歯車162がベベルギア61に固設され、平歯車164がスクリュー部材54に固設されている。平歯車163、165はアイドルギアであり、平歯車166は送り部材35の回転軸に固設されている。
【0161】
モータM1の動力が平歯車161〜平歯車163〜平歯車164に伝わることで、スクリュー部材54が駆動する。さらに、モータM1の動力が、平歯車164〜平歯車165〜平歯車166に伝わることで、送り部材35が駆動する。また、モータM1の動力が平歯車161〜平歯車162〜ベベルギア61、62〜平歯車63〜平歯車64〜平歯車65〜平歯車66に伝わることで、羽根部材44が駆動するようになっている。
【0162】
図30はコイン搬送装置の平面図である。図31はコイン搬送装置の底面図である。図32はコイン搬送装置のコイン収容部を外すとともに、揚送機構を破断して示した平面図である。図33はコイン搬送装置のコイン収容部、起立機構および揚送機構を外して示した平面図である。図34はコイン搬送装置において、送出機構および起立機構によってコインが搬送される様子を示した平面図である。
【0163】
前述した第1実施の形態において、起立機構40がコインを起立させるときのコインは、そのコインの表面あるいは裏面がコイン搬送装置の正面を向いた姿勢であるのに対し、第2実施の形態においては、図30〜図34に示すように、起立機構40がコインを起立させるときのコインは、コインの表面あるいは裏面がコイン搬送装置の正面に対して傾いた姿勢である。
【0164】
また、前述した第1実施の形態において、揚送機構50がコインを揚送し投入口17に投入するときのコインは、コインの表面あるいは裏面がコイン搬送装置の正面を向いた姿勢に維持されるのに対し、第2実施の形態において、揚送機構50がコインを揚送し投入口17に投入するときのコインは、コインの表面あるいは裏面がコイン搬送装置の正面に対して傾いた姿勢から投入用ガイド部材58によってコイン搬送装置の正面を向いた姿勢に変更される。
【0165】
次に、本発明の第3実施の形態に係るコイン搬送装置を説明する。第3実施の形態に係るコイン搬送装置の構成において、第1または第2実施の形態に係るコイン搬送装置の構成に対し異なる構成について説明し、同様な構成については、その説明を省略する。
【0166】
図37〜図39は本発明の第3実施の形態を示している。図37はコイン搬送装置を遊技機に据え付けた状態を示す斜視図、図38はコイン搬送装置を送り部材の回転軸に沿って破断して示した断面図、図39は投入用ガイド部材の取付状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【0167】
図37〜図39に示すように、投入用ガイド部材58の構成が第1または第2実施の形態に係るものと異なる。投入用ガイド部材58は、外部から投入口17にコインを直接投入することができるように形成されている。
【0168】
具体的には、投入用ガイド部材58は、コインを差し込むための2つの差込口58c、58dが開設されるとともに、その2つの差込口58c、58dにそれぞれ差し込まれたコインを投入口17に案内するためのガイド溝58eが形成されている。
【0169】
貯留部15側から1枚ずつ分離され揚送されたコインが、差込口58dからガイド溝58eを通して投入口17に直接投入することができるようになっている。また、コインが外部の差込口58cからガイド溝58eを通して投入口17に直接投入することができるようになっている。図39(a)、(b)で分かるように、差込口58cは、その差込口58cにコインを差し込むとき、差し込む者の方へコインの表面あるいは裏面が向くように開設されている。コインを差し込む者がコインを把持したとき、その者の方へコインの表面等が向くようになるから、コインの姿勢を変えたり、持ちかえたりする必要がなく、そのままコインを差込口58cに容易に差し込むことができる。
【0170】
ガイド溝58eは、差込口58cから差し込まれたコインをそのままの姿勢(コインの表面等が差し込む者の方へ向いた姿勢)で投入口17に案内する一方で、差込口58dから差し込まれたコインの姿勢をコインの表面等が差し込む者の方へ向いた姿勢に変更するための姿勢変更部58fを有している。
【0171】
次に、本発明の第4実施の形態に係るコイン搬送装置を説明する。第4実施の形態に係るコイン搬送装置の構成において、第3実施の形態に係るコイン搬送装置の構成に対し異なる構成について説明し、同様な構成については、その説明を省略する。
【0172】
図40〜図42は本発明の第4実施の形態を示している。図40はコイン搬送装置を遊技機に据え付けた状態を示す斜視図、図41はコイン搬送装置を送り部材の回転軸に沿って破断して示した断面図、図42は投入用ガイド部材の取付状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【0173】
図40〜図42に示すように、投入口17の位置に合わせて、投入用ガイド部材58の差込口58cの位置が第3実施の形態に係るものに対して数ミリ後方へ移動している。それに伴って、ガイド溝58eの位置も後方へ移動している。差込口58c、ガイド溝58e等の位置が後方へ移動する一方で差込口58dの位置が変わらないので、姿勢変更部58fの形状が変わっている。
【0174】
前記第3および第4実施の形態においては、貯留部15側からコインを1枚ずつ分離して揚送し、差込口58dの一方からガイド溝58eを通して投入口17に直接投入することが可能なとき、差込口58cを閉める一方、直接投入することが不能なとき、差込口58cを開くための制限部材を備えてもよい。それにより、コイン搬送装置の非稼働時のみ、コインを外部から投入口17へ直接投入可能にし、コイン搬送装置の稼働時には、コインが誤って外部から投入口17へ投入されないように差込口58cを閉じるようにしたので、コインの誤投入を防止することができる。
【0175】
【発明の効果】
本発明に係るコイン搬送装置によれば、貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し投入口に直接投入したので、遊技機においては、遊技者が貯留部からコインを1枚ずつ投入口に投入する操作を遊技毎にする必要はなく、遊技者の疲れをなくし、遊技し易くなる。また、コイン使用機においては、利用者が貯留部からコインを1枚ずつ投入口に投入する操作をする必要はなく、使い勝手がよくなる。
【0176】
また、起立機構や揚送機構を送出機構の近傍に配したので、装置全体を小型にすることができ、遊技機等の貯留部に搬送装置を隣接して設置するとき、設置スペースが狭い場合であっても、設置することができる。
【0177】
さらに、送出機構を間にして貯留部とはほぼ反対の位置に起立機構を配したので、貯留部からコインを送出機構へ移動するときに、起立機構が邪魔にならず、遊技機等の本体に寄った位置に起立機構を配したので、遊技機等の本体近傍に配される揚送機構と起立機構との距離を短くし、コインを揚送機構に送る距離が短くて済み、起立機構を小型にすることができる。さらに、揚送機構を起立機構から遊技機の本体あるいはコイン使用機の本体の方へさらに寄った位置に配したので、コインを起立機構から揚送機構に移動する距離をさらに短くし、起立機構をさらに小型にすることができる。それによって、コイン搬送装置も小型になり、遊技機等の貯留部に隣接した狭いスペースにもコイン搬送装置を設置することができる。
【0178】
さらに、送出機構から貯留部側とは反対側へコインを送り出すようにしたので、送り出されるコインの通路と貯留部から送出機構へ移動するコインの通路との間に送出機構が介在し、両通路を特別な部材で仕切る必要がない。また、両通路を並行にさせて設ける必要がなく、コイン搬送装置の通路幅を広げないで済み、コイン搬送装置全体を小型にして、遊技機等の貯留部に隣接した狭いスペースにもコイン搬送装置を設置することができる。
【0179】
さらに、送出機構の収容部材に貯留部内のコインを受け入れるようにし、収容部材のコイン搬入口を通して、貯留部内のコインを収容部材内に掻き寄せるようにしたので、手を貯留部内に入れ、入れた手の触感だけで、貯留部内のコインを見ることなく収容部材に掻き寄せることができ、目を貯留部内のコインの方へ移す必要がなく、遊技をしながら貯留部内のコインを掻き寄せることができ、使い勝手がよい。
【0180】
さらに、収容部材内で送り部材を回転すると、収容部材に受け入れられたコインを1枚ずつ送出用孔に嵌入し、嵌入したコインを送出用爪で起立機構へ送り出すようにしたので、コインを送出用孔で次々拾って、拾ったコインを送出用爪で次々に送り出すことができ、短時間に多数のコインを送り出すことができる。
【0181】
さらに、コインを起立機構の羽根部材によって掻き上げ、掻き上げたコインを起立ガイド部材によって案内して垂直ガイド部材へ送り、送られたコインを垂直ガイド部材によって起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するようにしたので、起立機構および垂直ガイド部材によって、コインを所定姿勢で次々に揚送することができる。
【0182】
さらに、垂直ガイド部材の上端部に揚送されたコインを起立姿勢に保持しながらコインを投入口へ案内する投入用ガイド部材を設けたので、コインを投入口の上方から単に投下しないから、投入口の周縁でコインを弾いてしまうことがなく、コインを確実に投入口に直接投入することができる。
【0183】
さらに、投入用ガイド部材を投入口から離間することで、投入口を外部に開放し、外部からコインを投入口に直接投入できるようにしたので、装置の故障等でコインを自動的に投入口に直接投入できないときには、投入用ガイド部材を投入口から離間させればよい。それにより、装置の故障等でコインを自動的に投入口に投入できないときにも、その投入口に外部からコインを投入することができる。装置が復旧して、コインを自動的に投入口に直接投入するときには、離間していた投入用ガイド部材を元の位置に戻せばよく、操作を簡単に行うことができる。
【0184】
さらに、コインを送り部材の上面側で取り入れて、コインを送り部材の下面側の送出用爪で送り出すようにし、コインの取り入れ、送り出しの2つの処理を送り部材の上面と下面とで行うようにしたので、狭いスペースの中で2つの処理をすることができる。
【0185】
さらに、送出用爪でコインを直接的に起立機構に送り出すようにしたので、コインを中継して起立機構に送るような中継部材などを不要にし、部品コストや組立コストを低減することができる。
【0186】
さらに、送り部材の回転時に収容部材内のコインを係止し、係止したコインを送出用孔へ相対移動させる係止部材を設けたので、収容部材内のコインを送出用孔に強制的に嵌入させることができ、コインを送出用孔に嵌入させない空の状態で送り部材の回転を続けることがなく、コインの搬送効率を上げることができる。
【0187】
さらに、送出用爪によって送り出されるコインの押力が付勢力に優ると、原位置から変位し、送出用爪によってさらに送り出されるコインの押力に付勢力が優ると、原位置に戻るようなカウント部材を設けたので、カウント部材の動きによりコインの通過を検出することができ、コインの通過がなく、コインを起立機構に送らなければ、装置の駆動停止をすることができ、揚送するコインのない状態で駆動し続けるコインの空送りを防止することができる。
【0188】
さらに、カウント部材を原位置に戻すことによって、コインを起立機構に送り出すようにしたので、コインを検出する本来の機能の他に、コインを送る新たな機能をカウント部材にもたせることで、送り部材から送られたコインを起立機構にさらに送るための別部材を設ける必要をなくし、部品コストや組立コストを削減することができる。
【0189】
さらに、調整部材を設け、調整部材とカウント部材との間に形成されたコイン通過用の隙間を調整できるようにしたので、通過するコインのカウント部材に対する押力を調整したり、カウント部材の原位置から変位する量を調整したりして、付勢力で原位置に戻るカウント部材によってコインを起立機構に送り出す力や送り出す方向を調整することができ、それにより、コインを起立機構に確実に送り出すことができる。
【0190】
さらに、カウント部材に当接するコインの径の大きさに応じて、カウント部材の原位置から変位する量を変えるようにしたので、カウント部材でコインの径を選別することができ、所定径以外の異径コインを起立機構側へ送らずに済み、異径コインの混入を防止することができる。
【0191】
さらに、送出機構から送られたコインの周縁を部分的に落とし込むことで、コインを中間姿勢に保持するように中間姿勢保持部を形成し、中間姿勢に保持されたコインを羽根部材で掻き上げるようにしたので、起立ガイド部材や羽根部材は、コインを中間姿勢から起立姿勢にすればよく、コインを倒伏姿勢から起立姿勢にする場合に比べて、コインを垂直ガイド部材に案内する長さが短くなり、コインを垂直ガイド部材に掻き上げる量も減って、起立ガイド部材や羽根部材を小型にすることができる。
【0192】
さらに、コインを送出機構から起立機構に送ったとき、コインの送り方向に対して両側方向に位置するコインの両側縁の一方を中間姿勢保持部に落とし込むようにしたので、送出機構からわずかに送り出したコインであっても、そのコインを羽根部材によって掻き上げるときに、羽根部材を送出機構に沿うように移動させればよく、羽根部材と送出機構との干渉がないから、コインの送り出し量を少なくでき、送出機構を小型にすることができる。
【0193】
さらに、起立機構の羽根部材によってコインを垂直ガイド部材へ掻き上げたとき、羽根部材の羽先部をスクリュー部材の回転軸に対し外すようにしたので、コインを掻き上げるとき、羽根部材の羽先部をスクリュー部材側へ深く進入させても、回転軸と当たらないようになり、その分、羽根部材の羽先部に十分にコインを乗せるようにすることで、コインを起立機構から揚送機構へ確実に送ることができる。また、コインの面をスクリュー部材の回転軸に向けた起立姿勢になるようにコインを案内する起立ガイド部材を設けたので、起立機構の羽根部材から近いスクリュー部材の回転軸にコインを掻き上げればよく、コインをスクリュー部材の回転軸の側方に掻き上げる場合に比べて、コインを垂直ガイド部材に案内する長さが短くなり、コインを垂直ガイド部材に掻き上げる量も減って、起立ガイド部材や羽根部材を小型にすることができる。
【0194】
さらに、羽根部材によってコインを垂直ガイド部材へ掻き上げたときに、羽根部材の羽先部によって下方から支えるコインの周縁と、コインを下方から押し上げるためにスクリュー部材の突条によって下方から支えるコインの周縁例えば下縁との位置を別々にしたので、羽根部材の羽先部とスクリュー部材の突条とで共にコインを支えたときに、羽根部材の羽先部とスクリュー部材の突条との間に隙間ができ、干渉し合わないようになり、スクリュー部材の突条によってコインを十分に支えた後に、羽根部材をコインから外すように、羽根部材とスクリュー部材とをそれぞれ駆動させることが可能になり、コインを起立機構から揚送機構へ確実に送ることができる。
【0195】
さらに、垂直ガイド部材によってコインの面をスクリュー部材の回転軸に向けた起立姿勢にコインを保持しながらコインを垂直方向に案内し、スクリュー部材の突条をコインの下縁に当てて、スクリュー部材を回転することでコインを1枚ずつ押し上げるようにしたので、コインをスクリューの突条に乗せるような形になり、スクリュー部材の突条からコインを外すことなく、コインを確実に揚送することができる。また、垂直ガイド部材の幅は、コインの径と、コインの周縁が入るガイド溝の深さとを足した幅であり、遊技機等の正面から見て、手前側に垂直ガイド部材を配し、奥側にスクリュー部材を配し、その垂直ガイド部材の幅の中にスクリュー部材を納めるようにすれば、揚送機構の幅を狭くすることができ、また、垂直ガイド部材でスクリュー部材を隠すようになって、外観を良くすることができ、また、垂直ガイド部材に正面開口を開設したり、垂直ガイド部材を透過性のある材料で形成すれば、垂直ガイド部材に案内されて上昇するコインを遊技者や利用者が見ることができ、遊技者等に安心感を与えることができる。
【0196】
さらに、モータの動力を送出機構または揚送機構の少なくとも一方に伝達するための1または複数の平歯車を備え、1または複数の平歯車が、平歯車の回転軸を略垂直に配置した状態でモータの動力を受けるようにしたものでは、1または複数の平歯車を高さ方向で平歯車の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるように配することができ、駆動機構を薄型にすることができ、コイン搬送装置の全体的な高さも低くなり、スロットマシンを始めとする遊技機や、自動販売機などのコイン使用機に組み込み易くなる。
【0197】
さらに、モータがベースの上面側に配され、1または複数の平歯車がベースの下面側にあって、その下面に沿うように配されているものでは、ベースより下方の駆動機構の取付スペースが、平歯車の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるようになるので、コイン搬送装置をベースの位置を下げた低床型にすることができる。
【0198】
また、投入用ガイド部材が、外部から前記投入口にコインを直接投入することができるように形成されているものでは、コイン搬送装置の故障等により、コインを自動的に投入口に投入することができないときも、利用者が投入口にコインを直接投入することができ、利用者の要望に答えることができる。
【0199】
さらに、投入用ガイド部材は、コインを差し込むための2つの差込口が開設されるとともに、2つの差込口にそれぞれ差し込まれたコインを投入口に案内するためのガイド溝が形成され、貯留部側から1枚ずつ分離され揚送されたコインを2つの差込口の一方からガイド溝を通して投入口に直接投入することができ、また、外部から2つの差込口の他方からガイド溝を通して投入口にコインを直接投入することができるものでは、例えば、コイン搬送装置でコインを投入する自動投入位置と、手動でコインを投入する手動投入位置とに投入用ガイド部材を移動する必要がないので、構成が簡単になり、投入用ガイド部材の移動操作も不要になるので、使い勝手がよくなる。
【0200】
さらに、2つの差込口の一方が、その差込口にコインを差し込むとき、差し込む者の方へコインの表面あるいは裏面が向くように開設されているものでは、コインを差込口に差し込む者がコインを把持したとき、その者の方へコインの表面あるいは裏面が向くようになるから、コインの姿勢を変えることなく、そのままコインを差込口に差し込むことができ、使い勝手がよい。
【0201】
さらに、貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し2つの差込口の一方からガイド溝を通して前記投入口に直接投入することが可能なとき、2つの差込口の他方を閉める一方、直接投入することが不能なとき、2つの差込口の他方を開くための制限部材を備えたものでは、コイン搬送装置の稼働時には、コインが誤って外部から投入口へ投入されないようにしたので、コインの誤投入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るコイン搬送装置を遊技機に取り付けた場合の斜視図である。
【図2】図1の部分拡大斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る揚送機構の上部を示す正面図(a)および側面図(b)である。
【図4】図3の揚送機構において、投入用ガイド部材を投入口から離間させた状態を示す正面図(a)および側面図(b)である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係るコイン搬送装置の要部を一部破断して示した正面図である。
【図6】同じく、コイン搬送装置の要部を一部破断して示した側面図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る起立機構を中間姿勢保持部で破断して示したコイン搬送装置の要部断面図である。
【図8】揚送機構の上部の正面図である。
【図9】送出機構の送り部材を外して見たときのコイン搬送装置の底面図である。
【図10】同じく、コイン搬送装置の平面図である。
【図11】同じく、コイン搬送装置の平面図である。
【図12】送出機構において、コインの動く様子を示した平面図である。
【図13】同じく、送出機構の送り部材を下面側から見たときの斜視図である。
【図14】同じく、送出機構の送り部材の底面図である。
【図15】カウント部材と近接スイッチとの関係を示す斜視図である。
【図16】コイン搬送装置の駆動機構を示す底面図である。
【図17】同じく、コイン搬送装置の駆動機構を示す正面図である。
【図18】同じく、コイン搬送装置の駆動機構を示す側面図である。
【図19】収容部材および係止部材を示す斜視図である。
【図20】係止部材をコインに係止したときの説明図(a)および、係止部材でコインを送出用孔に嵌入させたときの説明図(b)である。
【図21】本発明の第1実施の形態の他の例に係るコイン搬送装置を遊技機に取り付けた場合の斜視図である。
【図22】本発明の第1実施の形態の他の例に係るコイン搬送装置を部分的に破断して示した正面図である。
【図23】本発明の第1実施の形態の他の例に係るコイン搬送装置を部分的に破断して示した側面図である。
【図24】本発明の第1実施の形態の他の例に係るコイン搬送装置の送出機構等を示す平面図である。
【図25】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置において、揚送機構および駆動機構の内部に配された平歯車等の構成部品を主に示す正面図である。
【図26】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置の正面図である。
【図27】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置の側面図である。
【図28】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置を送り部材の回転軸に沿って破断して示した断面図である。
【図29】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置をスクリュー部材の回転軸に沿って破断して示した断面図である。
【図30】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置の平面図である。
【図31】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置の底面図である。
【図32】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置のコイン収容部を外すとともに、揚送機構を破断して示した平面図である。
【図33】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置のコイン収容部、起立機構および揚送機構を外して示した平面図である。
【図34】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置において、送出機構および起立機構によってコインが搬送される様子を示した平面図である。
【図35】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置の底面図であり、平歯車の配置を主に示した図である。
【図36】本発明の第2実施の形態に係るコイン搬送装置において、モータの動力を羽根部材に伝達するための歯車機構を示した図である。
【図37】本発明の第3実施の形態に係るコイン搬送装置を遊技機に据え付けた状態を示す斜視図である。
【図38】本発明の第3実施の形態に係るコイン搬送装置を送り部材の回転軸に沿って破断して示した断面図である。
【図39】本発明の第3実施の形態に係る投入用ガイド部材の取付状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図40】本発明の第4実施の形態に係るコイン搬送装置を遊技機に据え付けた状態を示す斜視図である。
【図41】本発明の第4実施の形態に係るコイン搬送装置を送り部材の回転軸に沿って破断して示した断面図である。
【図42】本発明の第4実施の形態に係る投入用ガイド部材の取付状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
C1…コイン
C2…コインの側縁
C3…コインの下縁
C4…羽先部によって下方から支えるコインの周縁
M1…モータ
10…遊技機
11…本体
12…可変表示部
13a…スタートレバー
13b…ストップボタン
15…貯留部
16…底面
17…投入口
17a…前板部材
17b…後板部材
21、21a…ベース
22、23…凸部
25…ロックピン
28…異物排出孔
29…係止部材
29a…コイル部材
30…送出機構
31…収容部材
32…コイン搬入口
32a…下縁
33…コイン収容部
33a…底部
33b…円形断面形状の孔
33c…壁面
34…嵌合部
34a…下端フランジ
34b…ロック溝
34c…アンロック溝
35…送り部材
35a…送り部材の周縁
35b…逃げ溝
36…送出用孔
37…送出用爪
37a…環状部
37b…凸部
38…カウント部材
38a…ばね部材
38b…ブラケット
38c…ベアリング
38d…枢軸
38e、38f…近接スイッチ
38g…被検出用突起
39…調整部材
40…起立機構
42…起立ガイド部材
44…羽根部材
45…羽先部
49…中間姿勢保持部
49a…嵌入溝
49b…円弧状溝
49c…逃げ溝
50…揚送機構
52…垂直ガイド部材
52a…レール部材
52b…ガイド溝部材
52c…垂直ガイド部材の案内部
52d…垂直ガイド部材の上端口
52e…垂直ガイド部材の上端部
54…スクリュー部材
54a…回転軸
58…投入用ガイド部材
58a、58b…ガイド部材
58c、58d…差込口
58e…ガイド溝
58f…姿勢変更部
60…駆動機構
61、62…ベベルギア
62a…平歯車
63、64…平歯車
65、66…平歯車
66a…回転軸
67…アイドルギア
68…平歯車
68a…回転軸
69…減速機構
71…駆動シャフト
135…送出車
142…起立ガイド部材
144…羽根車
152…垂直ガイド部材
161〜166…平歯車

Claims (36)

  1. コインを用いて遊技する遊技機に備えられるコイン搬送装置であって、遊技機は、コインを溜めるための貯留部と、該貯留部の上方に位置する投入口とを有するものにおいて、
    前記貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記投入口に直接投入する
    ことを特徴とするコイン搬送装置。
  2. コインを用いて遊技する遊技機であって、コインを溜めるための貯留部と、該貯留部の上方に位置する投入口とを有するものにおいて、
    前記貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記投入口に直接投入するコイン搬送装置を備えた
    ことを特徴とする遊技機。
  3. コインを用いる自動販売機、券売機、両替機などのコイン使用機に備えられるコイン搬送装置であって、コイン使用機は、コインを溜めるための貯留部と、該貯留部の上方に位置する投入口とを有するものにおいて、
    前記貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記投入口に直接投入する
    ことを特徴とするコイン搬送装置。
  4. 前記コイン搬送装置は、前記貯留部側にあるコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構と、前記送出機構から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構と、該起立機構から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送して前記投入口に直接投入する揚送機構とを備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のコイン搬送装置。
  5. 前記起立機構は、前記送出機構の近傍に配されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  6. 前記揚送機構は、前記送出機構の近傍に配されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  7. 前記貯留部は、遊技機の本体あるいはコイン使用機の本体から正面側へ張り出しており、
    前記送出機構は前記貯留部に隣接して配され、
    前記起立機構は、前記送出機構を間にして前記貯留部とはほぼ反対の位置であって、遊技機の本体あるいはコイン使用機の本体に寄った位置に配されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  8. 前記揚送機構は、前記起立機構から遊技機の本体あるいはコイン使用機の本体の方へさらに寄った位置に配されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のコイン搬送装置。
  9. 前記送出機構は、前記貯留部に隣接して配され、
    さらに、前記送出機構は、貯留部側とは反対側にコインを送り出すものである
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  10. 前記送出機構は、前記貯留部に隣接して配され、
    さらに、前記送出機構は、前記貯留部内のコインを受け入れるための収容部材を備え、
    前記収容部材は、前記貯留部内のコインを前記収容部材内に掻き寄せるためのコイン搬入口を有している
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  11. 前記送出機構は、前記貯留部内のコインを受け入れるための収容部材と、前記収容部材内に配され回転可能な送り部材とを備え、
    前記送り部材は送出用孔と送出用爪を有し、
    前記送出用孔は、前記収容部材内のコインを1枚ずつ嵌入させるものであり、
    前記送出用爪は、前記嵌入したコインを前記起立機構へ送り出すように形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  12. 前記揚送機構は垂直ガイド部材を備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
    前記起立機構は、コインを前記垂直ガイド部材へ案内する起立ガイド部材と、コインを前記垂直ガイド部材へ掻き上げるための羽根部材を備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  13. 前記揚送機構は、垂直ガイド部材と投入用ガイド部材とを備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように形成され、
    前記投入用ガイド部材は、前記垂直ガイド部材の上端部に揚送されたコインを同じく起立姿勢に保持しながらコインを前記投入口へ案内するように形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  14. 前記揚送機構の投入用ガイド部材は、前記投入口から離間することで、前記投入口を外部に開放し、外部からコインを前記投入口に直接投入できるように配されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のコイン搬送装置。
  15. 貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
    前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構と、該送出機構から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構と、該起立機構から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構とを備え、
    前記送出機構は、回転可能な送り部材を備え、
    前記送り部材は送出用孔と送出用爪を有し、
    前記送出用孔は、コインを1枚ずつ嵌入させるものであり、
    前記送出用爪は、前記嵌入したコインを前記起立機構へ送り出すように形成されている
    ことを特徴とするコイン搬送装置。
  16. 前記送出用爪は、前記送り部材の下面側に形成され、前記嵌入したコインを前記起立機構へ送り出すように形成されている
    ことを特徴とする請求項11または15に記載のコイン搬送装置。
  17. 前記送出用爪の先端は、前記起立機構の近傍に達していて、コインを前記起立機構に送り出すように形成されている
    ことを特徴とする請求項11または15に記載のコイン搬送装置。
  18. 前記送出機構は係止部材を備え、
    前記係止部材は、前記送り部材の回転時に、係止したコインを前記送出用孔へ相対移動させるものである
    ことを特徴とする請求項11または15に記載のコイン搬送装置。
  19. 前記送出機構はカウント部材を備え、
    前記カウント部材は、付勢力によって原位置に戻るように配され、
    さらに、前記カウント部材は、前記送出用爪によって送り出されるコインの前記付勢力に優る押力で原位置から変位する一方、
    前記送出用爪によってさらに送り出されるコインの押力に優る付勢力で原位置に戻るように配されている
    ことを特徴とする請求項11または15に記載のコイン搬送装置。
  20. 前記カウント部材は、前記コインの押力に優る付勢力で原位置に戻るとき、コインを前記起立機構へ送り出すように配されている
    ことを特徴とする請求項19に記載のコイン搬送装置。
  21. 前記送出機構は、調整部材を備え、
    前記調整部材は、該調整部材と前記カウント部材との間に形成されたコイン通過用の隙間を調整できるように配設されている
    ことを特徴とする請求項19または20に記載のコイン搬送装置。
  22. 前記カウント部材は、前記当接するコインの径の大きさに応じて前記原位置から変位する量が変わるように形成されている
    ことを特徴とする請求項19、20または21に記載のコイン搬送装置。
  23. 貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
    前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構と、該送出機構から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構と、該起立機構から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構とを備え、
    前記揚送機構は垂直ガイド部材を備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
    前記起立機構は、コインを前記垂直ガイド部材へ案内する起立ガイド部材と、コインを前記垂直ガイド部材へ掻き上げるための羽根部材を備えた
    ことを特徴とするコイン搬送装置。
  24. 前記起立機構は、コインを前記倒伏姿勢と前記起立姿勢との間の姿勢である前記中間姿勢に保持する中間姿勢保持部を有し、
    前記中間姿勢保持部は、前記送出機構から送られたコインの周縁を部分的に落とし込むことで、コインを前記中間姿勢に保持するように形成され、
    前記羽根部材は、前記中間姿勢に保持されたコインを掻き上げるように配されている
    ことを特徴とする請求項12または23に記載のコイン搬送装置。
  25. 前記中間姿勢保持部に落とし込むべきコインの周縁は、前記送出機構から送られるコインの送り方向に対して両側方向に位置するコインの両側縁の一方である
    ことを特徴とする請求項24に記載のコイン搬送装置。
  26. 前記送出機構はカウント部材を備え、
    前記カウント部材は、付勢力によって原位置に戻るように配され、
    さらに、前記カウント部材は、前記送出用爪によって送り出されるコインの前記付勢力に優る押力で原位置から変位する一方、
    前記送出用爪によってさらに送り出されるコインの押力に優る付勢力で原位置に戻るように配され、
    前記カウント部材は、コインを掻き上げた前記羽根部材の下方を通って、前記原位置から変位して、次に掻き上げるべきコインを前記起立機構に送り出すように配されている
    ことを特徴とする請求項11または15に記載のコイン搬送装置。
  27. 前記揚送機構は垂直ガイド部材とスクリュー部材とを備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
    前記スクリュー部材は、回転することでその螺旋状の突条をコインに当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配され、
    前記起立機構の起立ガイド部材は、コインの面を前記スクリュー部材の回転軸に向けて起立姿勢になるようにコインを案内するものであり、
    前記起立機構の羽根部材は、コインを前記垂直ガイド部材へ掻き上げたとき、その先端部を前記スクリュー部材の回転軸に対し外すように配されている
    ことを特徴とする請求項4または23に記載のコイン搬送装置。
  28. 前記揚送機構は垂直ガイド部材とスクリュー部材とを備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインを起立姿勢に保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
    前記スクリュー部材は、回転することでその螺旋状の突条をコインに当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配され、
    前記起立機構の起立ガイド部材は、コインの面を前記スクリュー部材の回転軸に向けて起立姿勢になるようにコインを案内するものであり、
    前記起立機構の羽根部材は、コインを垂直ガイド部材へ掻き上げたときに、前記羽根部材の羽先部によって下方から支えるコインの周縁を、コインを下方から押し上げるために前記スクリュー部材の突条によって下方から支えられるコインの周縁との位置から外すように配されている
    ことを特徴とする請求項4または23に記載のコイン搬送装置。
  29. 前記揚送機構は、垂直ガイド部材とスクリュー部材とを備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインの面を前記スクリュー部材の回転軸に向けた起立姿勢にコインを保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
    前記スクリュー部材は、回転することでその螺旋状の突条をコインの下縁に当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイン搬送装置。
  30. 貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
    前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構と、該送出機構から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構と、該起立機構から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構とを備え、
    前記揚送機構は、垂直ガイド部材とスクリュー部材とを備え、
    前記垂直ガイド部材は、コインの面を前記スクリュー部材の回転軸に向けた起立姿勢にコインを保持しながらコインを垂直方向に案内するように配され、
    前記スクリュー部材は、回転することでその螺旋状の突条をコインの下縁に当てて、コインを1枚ずつ押し上げるように配されている
    ことを特徴とするコイン搬送装置。
  31. 貯留されたコインを1枚ずつ分離して揚送するようにしたコイン搬送装置において、
    前記貯留されたコインを1枚ずつ倒伏姿勢にして送り出す送出機構と、該送出機構から送られたコインを倒伏姿勢から起立姿勢にする起立機構と、該起立機構から送られたコインを起立姿勢に維持しながらコインを揚送する揚送機構と、前記送出機構または前記揚送機構の少なくとも一方を駆動するための駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、モータと、該モータの動力を前記送出機構または前記揚送機構の少なくとも一方に伝達するための1または複数の平歯車とを備え、
    前記1または複数の平歯車は、該平歯車の回転軸を略垂直に配置した状態で前記モータの動力を受けることで、前記1または複数の平歯車が高さ方向で該平歯車の歯幅とほぼ同じ寸法の中に収まるように配されている
    ことを特徴とするコイン搬送装置。
  32. 前記駆動機構は、該駆動機構の本体であるベースと、モータと、該モータの動力を前記送出機構または前記揚送機構の少なくとも一方に伝達するための1または複数の平歯車とを備え、
    前記モータは、前記ベースの上面側に配され、
    前記1または複数の平歯車は、前記ベースの下面側にあって、該下面に沿うように配されている
    ことを特徴とする請求項31に記載のコイン搬送装置。
  33. 前記投入用ガイド部材は、外部から前記投入口にコインを直接投入することができるように形成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のコイン揚送装置。
  34. 前記投入用ガイド部材は、コインを差し込むための2つの差込口が開設されるとともに、該2つの差込口にそれぞれ差し込まれたコインを前記投入口に案内するためのガイド溝が形成され、
    さらに、前記投入用ガイド部材は、前記貯留部側から1枚ずつ分離され揚送されたコインを前記2つの差込口の一方からガイド溝を通して前記投入口に直接投入することができるように形成されるとともに、外部から前記2つの差込口の他方からガイド溝を通して前記投入口にコインを直接投入することができるように形成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のコイン揚送装置。
  35. 前記2つの差込口の一方は、該差込口にコインを差し込むとき、該差し込む者の方へコインの表面あるいは裏面が向くように開設されている
    ことを特徴とする請求項34に記載のコイン揚送装置。
  36. 前記貯留部側からコインを1枚ずつ分離して揚送し前記2つの差込口の一方からガイド溝を通して前記投入口に直接投入することが可能なとき、前記2つの差込口の他方を閉める一方、前記投入口に直接投入することが不能なとき、前記2つの差込口の他方を開くための制限部材を備えた
    ことを特徴とする請求項34に記載の遊技機。
JP2003209557A 2002-09-03 2003-08-29 コイン搬送装置および遊技機 Expired - Fee Related JP4223883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003209557A JP4223883B2 (ja) 2002-09-03 2003-08-29 コイン搬送装置および遊技機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002257720 2002-09-03
JP2003209557A JP4223883B2 (ja) 2002-09-03 2003-08-29 コイン搬送装置および遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004152257A true JP2004152257A (ja) 2004-05-27
JP4223883B2 JP4223883B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=32472928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003209557A Expired - Fee Related JP4223883B2 (ja) 2002-09-03 2003-08-29 コイン搬送装置および遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4223883B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136404A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Rp Topla Ltd メダル搬送装置およびメダル貸機
JP2013200623A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨精査補助ユニット、及び、当該硬貨精査補助ユニットを用いる現金取扱装置
CN108648324A (zh) * 2018-05-12 2018-10-12 安徽特斯艾尔机电设备有限公司 一种可连发的玩具币发射器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136404A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Rp Topla Ltd メダル搬送装置およびメダル貸機
JP4583144B2 (ja) * 2004-11-10 2010-11-17 アァルピィ東プラ株式会社 メダル貸機
JP2013200623A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨精査補助ユニット、及び、当該硬貨精査補助ユニットを用いる現金取扱装置
CN108648324A (zh) * 2018-05-12 2018-10-12 安徽特斯艾尔机电设备有限公司 一种可连发的玩具币发射器
CN108648324B (zh) * 2018-05-12 2020-07-31 安徽枫雅轩科技信息服务有限公司 一种可连发的玩具币发射器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4223883B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006230541A (ja) 紙幣識別装置および遊技媒体の貸し出し機
JPH1153610A (ja) コイン揚送機構
JP4409184B2 (ja) 遊技機
JP2006255144A (ja) 遊技機用台間機
JP2005192721A (ja) メダル貸し出し機
JP2004152257A (ja) コイン搬送装置および遊技機
JP3206699B2 (ja) 硬貨送出装置
JP4222971B2 (ja) スロットマシン、遊技機、メダル貸出機及び遊技媒体貸出機
EP0694890B1 (en) Coin escalator for gaming devices
JP2005110776A (ja) メダル貸機
JP2003190617A (ja) メダル貸出機
JP4286747B2 (ja) 遊技メダルの揚送機構
JP4322616B2 (ja) メダルの方向変換器
JP7127923B1 (ja) メダル計数装置及びメダル貸し出し機
JP4444899B2 (ja) 遊技機用台間機
JP2003190381A (ja) メダル搬送装置
JP3881372B2 (ja) メダル貸出機
JP4364821B2 (ja) 遊技機
JP2006239466A (ja) メダル貸し出し機
JP4216755B2 (ja) メダル貸し出し機
JP4431100B2 (ja) メダル送り装置
JP4087778B2 (ja) 遊技機
JP2003190616A (ja) メダル貸出機
JP4673561B2 (ja) コイン取込及び送出装置
JP4727936B2 (ja) コイン取込及び送出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141128

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees