JP2004151848A - 出口圧可変圧力調整弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】LPG・LNGの両方に対応できる圧力調整器を提供する。
【解決手段】本体11とカバー12とを組み合わせて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17とを形成し、上記ガス流路15に調整弁機構20を配置し、上記バネ室17にダイヤフラム14に密接して受圧板21と調整バネ22とバネ座23と押し棒24とを配置し、上記カバー12の上端にキャップ25を被せ、上記ダイヤフラム14の変位を、ダイヤフラム14に固着した連動子26にレバー27とをリンクさせて、上記調整弁機構20を作動させる圧力調整弁10において、カパー12上部に形成したボス28の貫通孔28h 下端内面に、長・短溝32,33を設け、この長・短溝に、鉤34を設けた六分割スカート38を押し棒24とともに装入し、上記鉤34を長・短溝32,33嵌め替えてLNGまたはLPGに対応できるようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】本体11とカバー12とを組み合わせて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17とを形成し、上記ガス流路15に調整弁機構20を配置し、上記バネ室17にダイヤフラム14に密接して受圧板21と調整バネ22とバネ座23と押し棒24とを配置し、上記カバー12の上端にキャップ25を被せ、上記ダイヤフラム14の変位を、ダイヤフラム14に固着した連動子26にレバー27とをリンクさせて、上記調整弁機構20を作動させる圧力調整弁10において、カパー12上部に形成したボス28の貫通孔28h 下端内面に、長・短溝32,33を設け、この長・短溝に、鉤34を設けた六分割スカート38を押し棒24とともに装入し、上記鉤34を長・短溝32,33嵌め替えてLNGまたはLPGに対応できるようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、供給される燃料ガスの種類に応じて、出口側の調整圧を切り換えることができる圧力調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで使われてきた圧力調整弁は、LPG,LNGのいずれにも対応できるようになっておらず、いずれか一方の専用であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため供給源がLPGからLNG、あるいはLNGからLPGに変えられると、それまで使われていた圧力調整弁を取り換えねばならず多くの経費と工数が必要となるため、供給源が上記のように変更されたとき、これに対応して圧力調整弁の出口圧を切替えられるものが望まれている。
【0004】
この発明は上記の要望を叶えるために、LPG、LNGの両方に対応できる圧力調整器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、本体とカバーとを、ダイヤフラムの周縁を挟むように組み合わせて、ガス流路と受圧室とバネ室とを形成し、上記ガス流路には、ノズルとゴム弁を含む弁体とからなる調整弁機構を配置し、上記バネ室にはダイヤフラムに密接した受圧板と調整バネとバネ座と押し棒とを同軸に配置し、上記カバーの上端にキャップを被せて上記押し棒の上下位置で固定し、上記ダイヤフラムの中心に連動子を固着し、該連動子とレバーとをリンクさせて上記調整弁機構にダイヤフラムの変位を伝える圧力調整弁において、上記調整バネの付勢力を変えることにより出口圧を切替え可能にしたもので(請求項1)、上記カバー上端に形成されたボスの内面下端軸方向に、長い溝と短い溝を形成し、上記キャップの中心下向きに、上記押し棒と、その同心円上に上記長・短溝の端に引っ掛かる鉤を配設し、上記キャップとカバーとの間に固定用ねじを付設する(請求項2)か、上記調整バネの付勢力を変える手段として、上記カバー上端に形成されたボスに、内面上端にのみ雌ねじを設けたスリーブを螺合し、このスリーブ内に押し棒を装入し、上記雌ねじに雄ねじ片を螺合・非螺合にする(請求項3)ことを挙げることができる。
【0006】
上記の如く構成するこの発明によれば、供給源が、LNGのときはバネ座を高い位置にしてLNGの仕様出口圧力とし、LPGのときはバネ座を低い位置にしてLPGの仕様出口圧力に切り替えることができるようになって、供給源が変更されても、切り替え作業だけで圧力調整弁を取り換える必要がなく、経費と工数の節減が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の第一実施形態で、本体11とカバー12とはダイヤフラム14と一体のパッキング13挟むようにしてねじ40により組み合わされて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17を形成している。
【0008】
ガス流路15には、ノズル18とゴム弁19r を含む弁体19とからなる調整弁機構20が配設され、この調整弁機構20はダイヤフラム14の中心に固着された連動子26にリンクしたレバー27により、ダイヤフラム14の変位に対応して作動する。
【0009】
ダイヤフラム14の周囲は、受圧室16の圧力変動に敏感に反応するように波状薄膜にし、中心部分は肉厚を厚く14b し、連動子26を固着する部分はさらに肉厚を厚く、かつ、立ち上げ部14c にして連動子26の固着を確実にしている。
【0010】
バネ室17内において、ダイヤフラム14の上面には、中心部分と中間部分に同心円状のリブ21a 、21b を形成した受圧板21が嵌められ、中心リブ21a には安全弁35用のバネ36が嵌まり、連動子26の頂部に取り付けられたバネ座37により押さえられている。
【0011】
中間のリブ21b の内側には調整バネ22が嵌まり、この調整バネ22をバネ座23を介してキャップ25の中心から延びた押し棒24により押さえられている。
【0012】
上記カバー12の上部中心にはボス28が形成され、このボス28の貫通孔28h の下端内面には、同図(c)に示す長い溝32と短い溝33を60度の角位相をもって設け、この貫通孔28h にキャップ25の押し棒24が、その周りを囲むように六等分位にスリットを入れて形成したスカート38とともに嵌入されている。
【0013】
上記に六等分位にスリットを入れたスカート38の内三個には外向きの鉤34を設けて、上記長い溝32または短い溝33の端(突き当たり)に引っ掛かるようになっている。
【0014】
従って、キャップ25を、一旦押し下げて60度回すことにより、鉤34が長い溝32または短い溝33に嵌まり、調整バネの付勢により長い溝32(LNG用)または短い溝33(LPG用)の端(突き当たり)に引っ掛かってLNGまたはLPGの調整圧に設定される。なお、設定が完了するとねじ39によりキャップ25を固定する。
【0015】
キャップ25は外側部分25a と中心部分25b に分かれているが、これは、プラスチックの成形を容易にするためである。
【0016】
図2はこの発明の第二実施形態で、本体11とカバー12とはダイヤフラム14と一体のパッキング13を挟むようにしてねじ40(図1参照)により組み合わされて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17を形成している。
【0017】
ガス流路15には、ノズル18とゴム弁19r を含む弁体19とからなる調整弁機構20が配設され、この調整弁機構20はダイヤフラム14の中心に固着された連動子26にリンクしたレバー27により、ダイヤフラム14の変位に対応して作動する。
【0018】
ダイヤフラム14の周囲は、受圧室16の圧力変動に敏感に反応するように波状薄膜にし、中心部分は肉厚を厚く14b し、連動子26を固着する部分はさらに肉厚を厚く、かつ、立ち上げ部14c にして連動子26との固着を確実にしている。
【0019】
バネ室17内において、ダイヤフラム14の上面には、中心部分と中間部分に同心円状のリブ21a 、21b を形成した受圧板21が嵌められ、中心リブ21a には安全弁35用のバネ36が嵌まり連動子26の頂部に取り付けられたバネ座37により押さえられ、中間のリブ21b の内側には調整バネ22が嵌まり、この調整バネ22をバネ座23を介して押し棒24により押さえられている。
【0020】
カバー12のボス28には、同図(b)に示すように上から拡径穴40と雌ねじ41を順に設け、この雌ねじ41には、上端から拡径頭部42(上記拡径穴40より僅かに小さい外径)と雄ねじ43を順に設けたスリーブ30を螺合する。また、上記スリーブ30の拡径頭部端面には同図(c)に示すスパナSが嵌まる凹穴Hが設けられている。
【0021】
上記スリーブ30の中心には上端から順に、雌ねじ29とストレートの貫通孔44を設け、上記雌ねじ29には雄ねじ片31(六角穴雄ねじ)を螺合し、上記ストレートの貫通孔44には、(同図(a)に戻る)下端にストッパ45を設けた押し棒24が差し込まれ、押し棒24の下端はバネ座23の中心に当接し、ボス28にはキャップ25が被せられる。
【0022】
上記説明した状態では、バネ座23は太線の位置にあってLPGの出口圧に調整される。LNGの出口圧に調整するときは、キャップ25を外しスリーブ30の上部にねじ込んだ雄ねじ片31を戻して取り除くと調整バネ22の付勢により押し棒24が上昇しストッパ45がスリーブ30の下端に当接してLNGの出口圧に調整される。
【0023】
LPG・LNGの出口圧の微調整は、キャップ25を外しスリーブ30の拡径頭部42の凹穴Hに同図(c)に示すスパナSを嵌めてスリーブ30を必要な方向に回して行う。
【0024】
【発明の効果】
以上説明した通りこの発明によって、供給源が、LNGのときはバネ座を高い位置に設定してLNGの仕様出口圧力とし、LPGのときはバネ座を低い位置に設定してLPGの仕様出口圧力に切り替えることができ、供給源が変更されても、設定位置を切り替え作業だけで、圧力調整弁を取り換える必要がなく、経費と工数の節減が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の(a)平面図、(b)縦断面図、(c)出口圧切替え部の拡大斜視図
【図2】第二実施形態の(a)縦断面図、(b)出口圧切替え部の拡大縦断面図、(c)出口圧微調整に使用するスパナの斜視図
【符号の説明】
10 圧力調整弁
11 本体
12 カバー
13 パッキング
14 ダイヤフラム
15 ガス流路
16 受圧室
17 バネ室
18 ノズル
19 弁体
19r ゴム弁
20 調整弁機構
21 受圧板
22 調整バネ
23 バネ座
24 押し棒
25 キャップ
26 連動子
27 レバー
28 ボス
28h 貫通孔(ボスの)
29 雌ねじ
30 スリーブ
31 雄ねじ片(六角穴雄ねじ)
32 長い溝
33 短い溝
34 鉤
35 安全弁
36 バネ(安全弁の)
37 バネ座(安全弁の)
38 スカート
39 ねじ(キャップ固定用)
40 拡径穴
41 雌ねじ(ボス内面の)
42 拡径頭部(スリーブの)
43 雄ねじ(スリーブの)
44 貫通孔(スリーブの)
45 ストッパ
46 空気孔
【発明の属する技術分野】
この発明は、供給される燃料ガスの種類に応じて、出口側の調整圧を切り換えることができる圧力調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで使われてきた圧力調整弁は、LPG,LNGのいずれにも対応できるようになっておらず、いずれか一方の専用であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため供給源がLPGからLNG、あるいはLNGからLPGに変えられると、それまで使われていた圧力調整弁を取り換えねばならず多くの経費と工数が必要となるため、供給源が上記のように変更されたとき、これに対応して圧力調整弁の出口圧を切替えられるものが望まれている。
【0004】
この発明は上記の要望を叶えるために、LPG、LNGの両方に対応できる圧力調整器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、本体とカバーとを、ダイヤフラムの周縁を挟むように組み合わせて、ガス流路と受圧室とバネ室とを形成し、上記ガス流路には、ノズルとゴム弁を含む弁体とからなる調整弁機構を配置し、上記バネ室にはダイヤフラムに密接した受圧板と調整バネとバネ座と押し棒とを同軸に配置し、上記カバーの上端にキャップを被せて上記押し棒の上下位置で固定し、上記ダイヤフラムの中心に連動子を固着し、該連動子とレバーとをリンクさせて上記調整弁機構にダイヤフラムの変位を伝える圧力調整弁において、上記調整バネの付勢力を変えることにより出口圧を切替え可能にしたもので(請求項1)、上記カバー上端に形成されたボスの内面下端軸方向に、長い溝と短い溝を形成し、上記キャップの中心下向きに、上記押し棒と、その同心円上に上記長・短溝の端に引っ掛かる鉤を配設し、上記キャップとカバーとの間に固定用ねじを付設する(請求項2)か、上記調整バネの付勢力を変える手段として、上記カバー上端に形成されたボスに、内面上端にのみ雌ねじを設けたスリーブを螺合し、このスリーブ内に押し棒を装入し、上記雌ねじに雄ねじ片を螺合・非螺合にする(請求項3)ことを挙げることができる。
【0006】
上記の如く構成するこの発明によれば、供給源が、LNGのときはバネ座を高い位置にしてLNGの仕様出口圧力とし、LPGのときはバネ座を低い位置にしてLPGの仕様出口圧力に切り替えることができるようになって、供給源が変更されても、切り替え作業だけで圧力調整弁を取り換える必要がなく、経費と工数の節減が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の第一実施形態で、本体11とカバー12とはダイヤフラム14と一体のパッキング13挟むようにしてねじ40により組み合わされて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17を形成している。
【0008】
ガス流路15には、ノズル18とゴム弁19r を含む弁体19とからなる調整弁機構20が配設され、この調整弁機構20はダイヤフラム14の中心に固着された連動子26にリンクしたレバー27により、ダイヤフラム14の変位に対応して作動する。
【0009】
ダイヤフラム14の周囲は、受圧室16の圧力変動に敏感に反応するように波状薄膜にし、中心部分は肉厚を厚く14b し、連動子26を固着する部分はさらに肉厚を厚く、かつ、立ち上げ部14c にして連動子26の固着を確実にしている。
【0010】
バネ室17内において、ダイヤフラム14の上面には、中心部分と中間部分に同心円状のリブ21a 、21b を形成した受圧板21が嵌められ、中心リブ21a には安全弁35用のバネ36が嵌まり、連動子26の頂部に取り付けられたバネ座37により押さえられている。
【0011】
中間のリブ21b の内側には調整バネ22が嵌まり、この調整バネ22をバネ座23を介してキャップ25の中心から延びた押し棒24により押さえられている。
【0012】
上記カバー12の上部中心にはボス28が形成され、このボス28の貫通孔28h の下端内面には、同図(c)に示す長い溝32と短い溝33を60度の角位相をもって設け、この貫通孔28h にキャップ25の押し棒24が、その周りを囲むように六等分位にスリットを入れて形成したスカート38とともに嵌入されている。
【0013】
上記に六等分位にスリットを入れたスカート38の内三個には外向きの鉤34を設けて、上記長い溝32または短い溝33の端(突き当たり)に引っ掛かるようになっている。
【0014】
従って、キャップ25を、一旦押し下げて60度回すことにより、鉤34が長い溝32または短い溝33に嵌まり、調整バネの付勢により長い溝32(LNG用)または短い溝33(LPG用)の端(突き当たり)に引っ掛かってLNGまたはLPGの調整圧に設定される。なお、設定が完了するとねじ39によりキャップ25を固定する。
【0015】
キャップ25は外側部分25a と中心部分25b に分かれているが、これは、プラスチックの成形を容易にするためである。
【0016】
図2はこの発明の第二実施形態で、本体11とカバー12とはダイヤフラム14と一体のパッキング13を挟むようにしてねじ40(図1参照)により組み合わされて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17を形成している。
【0017】
ガス流路15には、ノズル18とゴム弁19r を含む弁体19とからなる調整弁機構20が配設され、この調整弁機構20はダイヤフラム14の中心に固着された連動子26にリンクしたレバー27により、ダイヤフラム14の変位に対応して作動する。
【0018】
ダイヤフラム14の周囲は、受圧室16の圧力変動に敏感に反応するように波状薄膜にし、中心部分は肉厚を厚く14b し、連動子26を固着する部分はさらに肉厚を厚く、かつ、立ち上げ部14c にして連動子26との固着を確実にしている。
【0019】
バネ室17内において、ダイヤフラム14の上面には、中心部分と中間部分に同心円状のリブ21a 、21b を形成した受圧板21が嵌められ、中心リブ21a には安全弁35用のバネ36が嵌まり連動子26の頂部に取り付けられたバネ座37により押さえられ、中間のリブ21b の内側には調整バネ22が嵌まり、この調整バネ22をバネ座23を介して押し棒24により押さえられている。
【0020】
カバー12のボス28には、同図(b)に示すように上から拡径穴40と雌ねじ41を順に設け、この雌ねじ41には、上端から拡径頭部42(上記拡径穴40より僅かに小さい外径)と雄ねじ43を順に設けたスリーブ30を螺合する。また、上記スリーブ30の拡径頭部端面には同図(c)に示すスパナSが嵌まる凹穴Hが設けられている。
【0021】
上記スリーブ30の中心には上端から順に、雌ねじ29とストレートの貫通孔44を設け、上記雌ねじ29には雄ねじ片31(六角穴雄ねじ)を螺合し、上記ストレートの貫通孔44には、(同図(a)に戻る)下端にストッパ45を設けた押し棒24が差し込まれ、押し棒24の下端はバネ座23の中心に当接し、ボス28にはキャップ25が被せられる。
【0022】
上記説明した状態では、バネ座23は太線の位置にあってLPGの出口圧に調整される。LNGの出口圧に調整するときは、キャップ25を外しスリーブ30の上部にねじ込んだ雄ねじ片31を戻して取り除くと調整バネ22の付勢により押し棒24が上昇しストッパ45がスリーブ30の下端に当接してLNGの出口圧に調整される。
【0023】
LPG・LNGの出口圧の微調整は、キャップ25を外しスリーブ30の拡径頭部42の凹穴Hに同図(c)に示すスパナSを嵌めてスリーブ30を必要な方向に回して行う。
【0024】
【発明の効果】
以上説明した通りこの発明によって、供給源が、LNGのときはバネ座を高い位置に設定してLNGの仕様出口圧力とし、LPGのときはバネ座を低い位置に設定してLPGの仕様出口圧力に切り替えることができ、供給源が変更されても、設定位置を切り替え作業だけで、圧力調整弁を取り換える必要がなく、経費と工数の節減が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の(a)平面図、(b)縦断面図、(c)出口圧切替え部の拡大斜視図
【図2】第二実施形態の(a)縦断面図、(b)出口圧切替え部の拡大縦断面図、(c)出口圧微調整に使用するスパナの斜視図
【符号の説明】
10 圧力調整弁
11 本体
12 カバー
13 パッキング
14 ダイヤフラム
15 ガス流路
16 受圧室
17 バネ室
18 ノズル
19 弁体
19r ゴム弁
20 調整弁機構
21 受圧板
22 調整バネ
23 バネ座
24 押し棒
25 キャップ
26 連動子
27 レバー
28 ボス
28h 貫通孔(ボスの)
29 雌ねじ
30 スリーブ
31 雄ねじ片(六角穴雄ねじ)
32 長い溝
33 短い溝
34 鉤
35 安全弁
36 バネ(安全弁の)
37 バネ座(安全弁の)
38 スカート
39 ねじ(キャップ固定用)
40 拡径穴
41 雌ねじ(ボス内面の)
42 拡径頭部(スリーブの)
43 雄ねじ(スリーブの)
44 貫通孔(スリーブの)
45 ストッパ
46 空気孔
Claims (3)
- 本体11とカバー12とを、ダイヤフラム14の周縁を挟むように組み合わせて、ガス流路15と受圧室16とバネ室17とを形成し、上記ガス流路15には、ノズル18とゴム弁19rを含む弁体19とからなる調整弁機構20を配置し、上記バネ室17にはダイヤフラム14に密接した受圧板21と調整バネ22とバネ座23と押し棒24とを同軸に配置し、上記カバー12の上端にキャップ25を被せて上記押し棒24の上下位置で固定し、上記ダイヤフラム14の中心に連動子26を固着し、該連動子26とレバー27とをリンクさせて上記調整弁機構20にダイヤフラム14の変位を伝える圧力調整弁10において、上記調整バネ22の付勢力を変えることにより出口圧を切替え可能にしたことを特徴とする出口圧可変圧力調整弁。
- 上記カバー12上端に形成されたボス28の貫通孔28h 内面下端軸方向に、長い溝32と短い溝33を形成し、上記キャップ25の中心下向きに、上記押し棒24と、その同心円上に上記長・短溝32,33の端に引っ掛かる鉤34を配設し、上記キャップ25とカバー12との間に固定用ねじ39を付設したことを特徴とする請求項1に記載の出口圧可変圧力調整弁。
- 上記カバー12上端に形成されたボス28に、内面上端にのみ雌ねじ29を設けたスリーブ30を螺合し、このスリーブ30内に、下端にストッパ45を設けた押し棒24を装入し、上記雌ねじ29に雄ねじ片31を螺合・非螺合にしたことを特徴する請求項1に記載の出口圧可変圧力調整弁。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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