JP2004151432A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004151432A JP2002317322A JP2002317322A JP2004151432A JP 2004151432 A JP2004151432 A JP 2004151432A JP 2002317322 A JP2002317322 A JP 2002317322A JP 2002317322 A JP2002317322 A JP 2002317322A JP 2004151432 A JP2004151432 A JP 2004151432A
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Takashi Yahagi
高志 矢作
Seiichiro Kameda
誠一郎 亀田
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Abstract

【目的】装置の大型化を招くことなく且つ定着ローラの温度分布のバランスを崩すことなく、定着装置の熱を効率的に排出するとともに、定着不良の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供すること。
【構成】筐体41内に定着ローラ42と加圧ローラ43を配設し、筐体41の少なくとも一部をカバー(カバー部材)46で覆って構成される定着装置40と、熱を排気する排気ファン(排気手段)51と、前記カバー46と装置本体内の他の装置又は構造体(ダクトステー52)によって形成される排気経路53と、を備えた画像形成装置において、前記排気経路53の空間を確保するための絞り出し部(空間保証部材)56を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像剤(以下、トナーと称する)を用いて用紙等の記録媒体に画像を形成し、記録媒体に形成された画像を加熱によって永久定着する複写機、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やレーザビームプリンタには、図5に示す構造を有する定着装置40が用いられている。この定着装置40は、筐体41内に、定着ローラ42とこの定着ローラ42に対向して配置された加圧ローラ43とを収容している。ここで、定着ローラ42は、中空ローラ44とその内部に熱源として配置されたハロゲンランプ45とで構成されている。
【0003】
而して、トナー像が転写された用紙が定着装置40の定着ローラ42と加圧ローラ43のニップ間を通過すると、熱及び加圧力によってトナー像が用紙に永久定着される。
【0004】
図6にカラー電子写真プリンタの概略構成を示す。
【0005】
前記定着装置40は熱源を有する発熱装置であり、これは待機時にも所定の温度を維持するようにハロゲンランプ45をON/OFF制御している。定着装置40の近傍には、中間転写ベルト31の表面に残留した転写残トナーを除去回収するクリーナ21や現像装置11が配設されている。
【0006】
ところで、上記クリーナ21や現像装置11内のトナーが定着装置40の熱によって溶融すると、装置が正常に動作しなくなってしまう。そこで、定着装置40が発生する熱によってトナーが溶融しないように排気手段としての排気ファン51を設け、この排気ファン51によって定着装置40の近傍の熱を排気している。
【0007】
他方、近年の電子写真複写機の生産性の向上、つまりプリント速度の向上に伴い、定着装置40の発生する熱は増加する傾向にある。そこで、発生する熱を排気するために排熱ファン51を大型化して排気能力を向上させたり、或は定着装置40とクリーナ21や現像装置11との距離を離してトナーが溶融するのを防ぐようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、排熱ファン51の大型化や、クリーナ21や現像装置11との距離を離すことは装置本体の大型化を招いてしまう。又、強力な排気ファン51で定着装置40近傍の空気を手前から後方(定着ローラ軸方向)に排気すると、定着ローラ42の温度分布が不均一となり、上流側の温度(図6では手前側)の温度が極端に下がって定着不良の原因となる。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、装置の大型化を招くことなく且つ定着ローラの温度分布のバランスを崩すことなく、定着装置の熱を効率的に排出するとともに、定着不良の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、筐体内に定着ローラと加圧ローラを配設し、筐体の少なくとも一部をカバー部材で覆って構成される定着装置と、熱を排気する排気手段と、前記カバー部材と装置本体内の他の装置又は構造体によって形成される排気経路と、を備えた画像形成装置において、前記排気経路の空間を確保するための空間保証部材を設けたことを特徴とする。
【0011】
ここで、前記排気経路の空間の隙間dは10mm以下に設定すべきである。
【0012】
前記空間保証部材は、装置本体内の他の装置又は構造体に配設した凸状部材である。
【0013】
前記排気経路は、定着ローラの法線方向に排気するものである。
【0014】
前記カバー部材に接触し得る前記凸状部材先端の接触表面積は、排気経路を成す前記カバー部材の面積の1/50以下に設定すべきである。
【0015】
前記カバー部材は、シート材で構成し、このシート材を樹脂系不織布又は多孔質材で構成する。
【0016】
従って、本発明によれば、定着装置が発生する熱を排出する排気経路の空間を確実に確保することができるため、排気経路の隙間を狭くしても機内温度が異常に上昇することがなく、トナーがクリーナ内や現像装置内で溶融してしまうことがない。
【0017】
又、排気方向が定着ローラの法線方向であるため、定着ローラの温度分布のバランスを崩すことなく排熱することができ、定着不良の発生が防がれる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図2は本発明に係る画像形成装置の一例としてのカラー電子写真プリンタの模式的断面図である。
【0020】
図2に示すプリンタ1は、両面印字が可能な装置であって、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)各色の画像形成部10を備えており、像担持体としての感光ドラム12にトナー像を形成し、一次転写ブレード17によってトナー像を中間転写ベルト31に転写する。
【0021】
一方、転写材である用紙Pは、給紙カセット20又はマルチ給紙トレイ25から給紙され、レジストローラ23によって中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取って送り出される。そして、中間転写ベルト31上のトナー像は、二次転写ローラ35によって用紙Pに転写される。その後、トナー像は定着装置40によって用紙P上に定着され、片面印字の場合は切り換えフラッパ61が上方に移動(図中、2点鎖線)し、用紙Pは排紙ローラ63によって排紙トレイ64に排出される。尚、中間転写ベルト31の表面に残留した転写残トナーは、クリーナ21によって除去回収される。
【0022】
ここで、定着装置40は、筐体41内に、定着ローラ42とこの定着ローラ42に対向して配置された加圧ローラ43とを収容している。ここで、定着ローラ42は、中空ローラ44とその内部に熱源として配置されたハロゲンランプ45とで構成されている。
【0023】
而して、トナー像が載った用紙Pが定着装置40の定着ローラ42と加圧ローラ43のニップ間を通過すると、熱及び加圧力によってトナー像は用紙Pに永久定着される。この定着装置40には定着ローラ42の温度を検知するセンサ(不図示)が取り付けられており、定着装置40は待機時にも所定の温度を維持するようにハロゲンランプ45をON/OFF制御している。
【0024】
両面印字の場合は、定着後の用紙Pの後端が反転ポイントRに達した時点で用紙搬送方向を反転し、両面搬送路内に用紙Pを進入させていく。その後、片面印字時と同様のプロセスを経て用紙Pが排紙トレイ64に排出される。尚、切り換えフラッパ61を切り換え、天面に配設された排紙部65に用紙Pを排紙することも可能である。
【0025】
以上のように構成されたカラー電子写真プリンタ1における画像形成プロセスは従来公知であるため、これについての説明は省略する。
【0026】
図3は定着装置40の模式的斜視図である。
【0027】
定着装置40は、前述のように定着ローラ42と加圧ローラ43を具備し、上面はカバー46で覆われている。本実施の形態では、カバー46はポリエステル繊維の不織布を成型して構成したが、ウレタンフォーム等の多孔質材や筐体と一体として例えばPPS等の筐体表面に植毛処理を施したものを用いても良い。
【0028】
図1はプリンタ1の定着装置40近傍の部分拡大図である。
【0029】
図1に示すように、画像形成部10及びクリーナ21と定着装置40との間には、定着装置40のカバー46とダクトステー52とで排気経路53が形成されている。ダクト54は、ダクトステー52とダクト上55とで構成され、その内部には、プリンタ本体の背面(図1の奥側)に配設された排気ファン51が臨んでいる。
【0030】
図4はダクトステー52の模式的斜視図である。
【0031】
図4に示すように、ダクトステー52には、空間保証部材としての複数の台形状の絞り出し部56が形成されるとともに、矩形状の複数の吸引穴57が形成されている。尚、吸気穴57は、丸穴を適宜設ける構成でも良い。
【0032】
而して、ダクトステー52に形成された複数の吸引穴57から排気経路53部の空気を吸引して、プリンタ本体1の背面側に排気する。排気経路53内の空気は図1に矢印で示すようにカバー46の表面に沿って(定着ローラ42の周方向に沿って)移動し、ダクトステー52の吸引穴57で定着ローラ42の法線方向に移動する。よって、定着ローラ42の軸線方向の空気の流れが殆どないため、排熱によって定着ローラ42の長手方向の温度分布に影響を与えることはない。尚、吸引穴57の大きさ及び形状は、定着ローラ42の温度分布や定着装置40近傍の雰囲気温度の分布によって適宜決定すれば良い。
【0033】
排気経路53の隙間d(カバー46とダクトステー52との距離)は狭いが、万一、カバー46が変形して排気経路53の断面積を狭くするように反っても、絞り出し部56によって隙間を確保することができる。本実施の形態の場合、隙間dは7mm、絞り出し部56の高さは6mmであるため、カバー46が変形しても排熱に必要十分な6mmの隙間を確保することができる。
【0034】
絞り出し部56が無い構成の場合、カバー46の反りや変形によって隙間dは最小で2mmになり、排気経路53の断面積は300mm にまで小さくなってしまうが、絞り出し部56を有する本実施の形態の構成の場合は排気経路53の断面積は730mm となり、定着装置40近傍の熱の排熱を確実に行うことができた。特に、本実施の形態のようにカバー46を不織布等のシート状の部材で構成した場合は該カバー46に熱変形を生じ易いが、そのような定着装置40に対しては、絞り出し部56によって隙間dを確保することはより有効である。
【0035】
ここで、本実施の形態では、隙間dに対してダクトステー52の絞り出し部56の高さを1mm低くしたことにより、カバー46が反っていない場合はダクトステー52の絞り出し部56とカバー46が接触することがなく、不必要にカバー46が接触して熱伝導でダクトステー52が昇温することはない。
【0036】
ダクトステー52の絞り出し部56のカバー46と接触し得る面の大きさや個数は、大き過ぎると空気の移動を妨げるばかりでなく、伝熱によってダクトステー52が昇温してしまい、逆に小さ過ぎると排気経路53の隙間dを全域に亘って安定して確保することが困難になる。本実施の形態の場合は、絞り出し部56のカバー46と接触し得る面の面積は12mm で12箇所に配設しているため、カバー46の面積400cm の約0.4%である。
【0037】
尚、本実施の形態では、絞り出し部56は鋼板から成るダクトステー52の一部を絞り出して形成したが、別部材を追加して構成しても良い。又、絞り出し部56は台形状の形状に限定される訳ではなく、例えばビード状のリブを設けても良いが、排気経路内の空気の流れをできるだけ妨げないような形状が望ましい。
【0038】
以上は本発明を特にインライン型のカラー電子写真両面プリンタに適用した形態について説明したが、本発明は、両面印字機能を有さないプリンタ、感光ドラムが単一のカラー複写機や単色のプリンタ、或は中間転写ベルトを用いない直接転写のプリンタに対しても同様に適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、定着装置が発生する熱を排出する排気経路の空間を確実に確保することができるため、排気経路の隙間を狭くしても機内温度が異常に上昇することがなく、トナーがクリーナ内や現像装置内で溶融してしまうことがない。
【0040】
又、排気方向が定着ローラの法線方向であるため、定着ローラの温度分布のバランスを崩すことなく排熱することができ、定着不良の発生を防ぐことができる。
【0041】
これらの構成によって装置本体の大型化を招くことがなく、逆に、排気経路をコンパクトに配置することができるため、装置本体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー電子写真プリンタの定着装置近傍の部分拡大図である。
【図2】本発明に係るカラー電子写真プリンタの断面図である。
【図3】本発明に係るカラー電子写真プリンタの定着装置の模式的斜視図である。
【図4】本発明に係るカラー電子写真プリンタのダクトステーの模式的斜視図である。
【図5】従来の定着装置の断面図である。
【図6】従来のカラー電子写真プリンタの断面図である。
【符号の説明】
1 カラー電子写真プリンタ(画像形成装置)
10 画像形成部
11 現像装置
12 感光ドラム
21 クリーナ
40 定着装置
41 筐体
42 定着ローラ
43 加圧ローラ
46 カバー(カバー部材)
51 排熱ファン(排気手段)
52 ダクトステー
53 排気経路
54 ダクト
55 ダクト上
56 絞り出し部(空間保証部材)
57 吸引穴
P 用紙

Claims (1)

  1. 筐体内に定着ローラと加圧ローラを配設し、筐体の少なくとも一部をカバー部材で覆って構成される定着装置と、熱を排気する排気手段と、前記カバー部材と装置本体内の他の装置又は構造体によって形成される排気経路と、を備えた画像形成装置において、
    前記排気経路の空間を確保するための空間保証部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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