JP2004150555A - ネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材の取付孔に対するネジ部の螺合量を任意に設定変更して取り付けることができて、被取付部材に対する取付高さの異なった場合にも共用することができるネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品を提供する。
【解決手段】ゴム・エラストマー等の弾性体成形品11の一部には被取付部材15の取付孔16に螺合するためのネジ部12を一体に形成する。ネジ部12のネジ溝12a内にはパーティングライン上に位置するように、複数の突起19を切り離し可能に突出形成する。ネジ部12上の所定範囲の突起19を残して、それよりも先端側に位置する突起19を切り離しすることにより、被取付部材15の取付孔16に対するネジ部12の螺合量を設定変更する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば車両のボンネットフードの閉鎖位置を規制するためのクッションストッパやスペーサとして機能するように、車両の車体等に螺合して取り付けられるネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品に関するものである。なお、この明細書においては、ネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品をクッションストッパに具体化したものとして説明するが、クッションストッパに限らず、スペーサあるいは他の用途の各種のものに具体化される。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品としては、例えば図17に示すような構成のクッションストッパが知られている。すなわち、このクッションストッパ21は全体がゴムあるいはエラストマー材料により一体に成形され、その大部分にはネジ部22が形成されるとともに、ネジ部22の端部には頭部23が形成されている。そして、車両車体等の被取付部材24の取付孔25にネジ部22を螺合することにより、クッションストッパ21が被取付部材24上に取り付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のクッションストッパ21は、各種の車両に共通の部品として使用されることが多い。この場合、被取付部材24の取付孔25に対するネジ部22の螺合量を加減することにより、被取付部材24上におけるクッションストッパ21の取付高さを調節設定する必要がある。すなわち、車種や取付箇所に応じて、必要とされるクッションストッパ21の取付高さが異なるためである。しかしながら、従来構成においては、単にクッションストッパ21にネジ部22が形成されているに過ぎないため、取付孔25に対するネジ部22の螺合量を所定量に正確に設定するのが難しく、熟練を要するものであった。
【0004】
そのため、ネジ部22上のネジ溝の形成範囲をネジ部22の軸線方向において所要の範囲に設定して、取付孔25に対するネジ部22の螺合を所定位置にて規制して、それ以上進めることができないように構成することも考えられる。ところが、このように構成した場合には、各種の車両や取付箇所ごとに、ネジ溝の形成範囲が異なったクッションストッパ21を用意しなければならず、クッションストッパ21を共用することができなくなった。このため、多種類の金型を用意する必要があって、コストアップの要因となる。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、被取付部材の取付孔に対するネジ部の螺合量を任意に設定変更して取り付けることができて、被取付部材に対する取付高さの異なった場合にも共用することができるネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、全体としてほぼ円柱状をなし、被取付部材の取付孔に螺合するためのネジ部を外周に形成したゴム・エラストマー等の弾性体成形品において、前記ネジ部のネジ溝内にはパーティングライン上に位置するように、突起を切り離し可能に形成したことを特徴とするものである。
【0007】
従って、この請求項1に記載の発明によれば、突起を必要に応じて切り離すことにより、被取付部材の取付孔に対するネジ部のネジ溝の実質形成範囲を任意に設定でき、ネジ部の螺合量を任意に調節して、ゴム・エラストマー等の弾性体成形品を被取付部材上に取り付けることができる。よって、被取付部材に対するゴム・エラストマー等の弾性体成形品の取付高さが異なる場合でも、ゴム・エラストマー等の弾性体成形品を共通部品として使用することができる。また、突起がパーティングライン上に形成されているため、金型の合わせ面の一部を切除加工するのみでよく、金型に対して複雑な加工を加える必要がなく、簡単な金型構成でゴム・エラストマー等の弾性体成形品を成形することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起はネジ溝のパーティングラインと交差する複数部分にそれぞれ形成したことを特徴とするものである。
【0009】
従って、この請求項2に記載の発明によれば、被取付部材に対するゴム・エラストマー等の弾性体成形品の取付高さが多種類存在する場合でも、それらに合わせて突起を切離せばよく、それらの取付高さに応じてネジ部の螺合量を任意に設定変更することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記突起は、小径部を介してネジ溝の底部と一体形成されたことを特徴とするものである。
【0011】
従って、請求項3に記載の発明によれば、突起を小径部の部分から確実かつ簡単に切り離すことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記突起は、ネジ溝の内壁部と一体形成されたことを特徴とするものである。
【0012】
従って、請求項4に記載の発明によれば、ナイフ等の刃物を用いることにより突起を確実かつ簡単に切り離すことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記突起の先端にはテーパ面を有する楔部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
従って、請求項5に記載の発明によれば、楔部をテーパ面に沿って取付孔の各周縁とネジ部のネジ溝との間に挟入係合させることができて、ネジ部を取付孔に対する所定の螺合位置に確実に位置決めすることができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、全体としてほぼ円柱状をなし、被取付部材の取付孔に螺合するためのネジ部を外周に形成したゴム・エラストマー等の弾性体成形品において、前記ネジ部のネジ山にはパーティングライン上に位置するように、切欠部を形成し、その切欠部にネジ溝を閉鎖するための閉鎖部材を設けることができるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
従って、請求項6に記載の発明によれば、閉鎖部材によりネジ溝の所要部分を閉鎖することにより、ほぼ請求項1のゴム・エラストマー等の弾性体成形品と同様な機能を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下に、この発明を具体化した第1実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
【0017】
図1に示すように、ゴム・エラストマー等の弾性体成形品(以下、単に成形品という)としてのクッションストッパ11は全体がゴム材料等のエラストマーにより一体に成形され、その大部分にはネジ溝12aを有するネジ部12が形成されている。クッションストッパ11の一端には六角状の頭部13が一体形成され、クッションストッパ11の所定位置への取り付け時に、この頭部13にスパナ等の工具を用いて、クッションストッパ11を回動させることができるようになっている。クッションストッパ11の軸線位置において、頭部13側の中心には肉盗み用の凹部14が形成され、その頭部13側の部分に適度の弾性,あるいは柔軟性や撓曲性を持たせるようになっている。
【0018】
一方、クッションストッパ11を取り付けるための車両車体等の被取付部材15の一部には取付孔16が形成され、この取付孔16内にクッションストッパ11のネジ部12が挿入されて、そのネジ溝12a内に取付孔16の内周縁が係合する。この取付孔16の内周縁はネジ面上に形成されるとともに、取付孔16の内周縁の一部には切欠部17が形成されている。従って、この切欠部17を境にして、取付孔16の一側部16a側が軸線方向の一方に偏倚されるとともに、他側部16b側が他方に偏倚され、一側部16a側と他側部16b側との間に高低差が設けられている。この場合、クッションストッパ11の取付方向への回動にともなってネジ溝12aの進む側に位置する一側部16a側または他側部16b側が他方に対して高くなっている。
【0019】
図1,図4及び図5に示すように、前記クッションストッパ11の外面にはパーティングライン18が形成される。このパーティングライン18は、図8に示すように、クッションストッパ11を成形する一対の金型100の合わせ面101と対応する部分においてクッションストッパ11の表面に必然的に形成されるものである。そして、このパーティングライン18はクッションストッパ11の軸線上を通る軸線と平行な平面上においてクッションストッパ11を取り囲むように形成されて低く薄いバリ状をなすものであるが、ネジ部12の機能にはほとんど影響を与えない。
【0020】
図1〜図3に示すように、前記パーティングライン18のうちで、ネジ部12の一側外周に現われる部分とネジ溝12aと交差する複数部分において、ネジ溝12aの底部には複数の突起19が切り離し可能に一体形成されている。この第1実施形態においては、これらの突起19は側面視(図2の右方から見た場合)四角形状に形成され、その基端にはネジ溝12aの底面から延びる切り離し用の小径部19aが形成されるとともに、先端には外方へ広がるテーパ面19cを有した楔部19bが形成されている。図6に示すように、楔部19bの上下方向の寸法L1は、ネジ溝12aの幅L2より大きくなっている。前記切り離し用の小径部19aの強度は、工具を用いて突起19を引っ張ることにより切り離される程度のレベルである。
【0021】
そして、このクッションストッパ11を被取付部材15に取り付ける場合には、必要に応じてネジ部12上で所定位置より頭部13側に位置する所要範囲の突起19を残して、ネジ部12の先端側に位置する突起19を小径部19aにて切り離しする。この切り離しは、ペンチ等の工具を用い、小径部19aを引きちぎるようにして行われる。そして、この切り離し状態で、ネジ部12を被取付部材15の取付孔16に螺合させて回動させると、図3に示すように、残された突起19のうちで最もネジ先端側の突起19が取付孔16の高い方に位置する例えば一側部16aに係合される。この係合により、クッションストッパ11のそれ以上の回動が規制され、取付孔16に対するネジ部12の螺合量が規制されて、クッションストッパ11が被取付部材15上の所定高さ位置に取り付けられる。なお、クッションストッパ11のネジ部12のネジ進行方向が前記とは逆の場合は、取付孔16のネジ進行方向も同様に逆方向になり、取付孔16の一側部16a側または他側部16bの高低差も逆の関係となる。
【0022】
以上のように、クッションストッパ11の先端を取付孔16内に挿入して、ネジ部12の先端側を取付孔16の一側部16aまたは他側部16bのうちの高い側に係合させて、その状態でクッションストッパ11を回転させれば、クッションストッパ11が取付孔16の内周縁に螺合されて行く。そして、最もネジ部12の先端側の突起19が切欠部17の部分において取付孔16の一側部16aまたは他側部16bに係合すると、クッションストッパ11のそれ以上の回動が規制されるため、作業者はクッションストッパ11が所定の位置に達したことを確認できる。
【0023】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) このクッションストッパ11においては、被取付部材15の取付孔16に螺合するためのネジ部12が一体に形成されている。そして、ネジ部12のネジ溝12a内にはパーティングライン18上に位置するように、突起19が切り離し可能に一体形成されている。
【0024】
このため、突起19を必要に応じて切り離しすることにより、被取付部材15の取付孔16に対するネジ部12の螺合量を任意に設定変更して、クッションストッパ11を被取付部材15上に取り付けることができる。よって、被取付部材15に対するクッションストッパ11の取付高さが種々必要であっても、1種類のクッションストッパ11を共通部品として使用することができ、金型100を多数種類用意する必要がない。
【0025】
(2) また、突起19がパーティングライン18上に形成されているため、金型100に対して複雑な加工を施す必要がなく、金型100の合わせ面101に突起19となる部分を切除加工するのみでよく、簡単な金型構成でクッションストッパ11を成形することができる。よって、クッションストッパ11の製造コストは突起19設けられていないものとほとんど同じであって、突起19が設けられているにもかかわらず、金型費用を含むトータルの製造コストを低減できる。
【0026】
(3)このクッションストッパ11においては、突起19は、小径部19aを介してネジ溝12aの底部と一体形成されているため、突起19を引きちぎるようにして確実かつ簡単に切り離すことができる。
【0027】
(4) このクッションストッパ11においては、突起19の先端にはテーパ面19cを有する楔部19bが設けられ、楔部19bの上下方向の寸法L1は、ネジ溝12aの幅L2より大きくなっている。このため、突起19と取付孔16の一側部16aまたは他側部16bとの係合により、図7に示すように楔部19bをネジ溝12aの内部に挟入させることができる。従って、突起19が取付孔16の一側部16aまたは他側部16bに対して安定的にされて、突起19を所要の螺合位置に確実に位置決めすることができる。
【0028】
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0029】
さて、この第2実施形態においては、図9及び図10に示すように、ネジ部12の一側外周のパーティングライン18上に位置するように、ネジ部12のネジ溝12a内における内壁部に複数の突起19が切り離し可能に一体形成されている。これらの突起19は正面形ほぼ逆L字状に形成され、その基端には切り離し用の小径部19aが形成されている。
【0030】
従って、この第2実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)及び(2)に記載の効果と同様な効果を得ることができるとともに、下記の効果を得ることができる。
【0031】
(5) 突起19がネジ溝12aの内壁部と一体形成されているため、ナイフ等の刃物を用いることにより突起19を前記内壁部に沿って切断して確実かつ簡単に切り離すことができる。
【0032】
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1及び第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。すなわち、この第3実施形態においては、図11〜図13に示すように、クッションストッパ11のパーティングライン18上において、ネジ部12のネジ山12bに切欠部34が軸線方向へ延びるように形成されている。また、クッションストッパ11の本体部とは別に、そのクッションストッパ11と同様のゴム材料よりなる閉鎖部材としての規制突起45が設けられている。そして、この規制突起45が、所定位置の隣接するネジ山12bの切欠部34間に橋絡固定されて、ネジ溝12a内に配置され、ネジ溝12aの所要位置は閉鎖されるようになっている。なお、規制突起45の固定のために接着剤を用いてもよい。そして、楔状の係止凹部27が切欠部34の両側面の奥部に形成されるとともに、楔状の係止突部28が規制突起45の両側面の内端縁に形成されている。
【0033】
図13に示すように、金型100によるクッションストッパ11の成型に際しては、切欠部34を成形するために、クッションストッパ11の軸線方向に抜き差しされる成形型としての中子31を用いる。この中子31の両側縁には前記係止凹部27を成形するための突部32が形成されている。
【0034】
従って、この第3実施形態においては、前記各実施形態とは異なり、突起を切り離すのではなく、規制突起45を所要位置の切欠部34に橋絡固定することにより、ネジ溝12aが閉鎖されて、クッションストッパ11を所定高さにセットできる。その他の作用は、各実施形態とほぼ同様である。
【0035】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図14に示すように、単にネジ溝12aを埋めることにより、突起19を形成すること。
【0036】
・ 前記各実施形態において、ネジ部12の両側外周のパーティングライン18上に位置するように、ネジ部12のネジ溝12a内に複数の突起19を切り離し可能に一体形成すること。このように構成した場合には、被取付部材15の取付孔16に対するネジ部12の螺合量を一層多段階に設定変更することができる。
【0037】
・ 前述した成形品をクッションストッパ以外の用途、例えばダンパーとして用いること。
・ 前記各実施形態のゴム・エラストマー等の弾性体成型品を他の用途、例えば椅子の脚の下端に取り付けられるいわゆる足ゴムとして用いること。
【0038】
・ ゴム・エラストマー等の弾性体成型品の全体剛性を向上させるために、その中心部に鉄系金属やアルミニウム合金等よりなる金属芯を埋設すること。
・ 図2に示す凹部14を省略すること。
【0039】
・ ゴム・エラストマー等の弾性体成型品の頭部13を省略して先端から基端まで同一太さに形成したり、頭部13の形状を六角形以外の四角形や八角形にしたり、種々変更すること。
【0040】
・ 図15に示すように、前記各実施形態において(図15は第1実施形態の変形例を示す)、各突起19の高さを異ならせること。このようにすれば、切り離すべき突起19を容易に認識できる。なお、突起19の高さは、切り離される確率が高い側、すなわち、成形品の先端側(図15の下端側)のものほど高くなるのが望ましい。
【0041】
・ 成形品の各部、例えば頭部とネジ部12とで材質を変えたり、あるいはネジ部12のネジ溝の部分とネジ山の部分とで材質を変えたりすること。すなわち、頭部としてエラストマー材料にするとともに、それ以外の部分を硬質合成樹脂にしたり、ネジ溝の部分をエラストマー材料にするとともに、ネジ山の部分を硬質合成樹脂にしたりすること。
【0042】
・ 図16(a)(b)に示すように、突起19と対応するように、ネジ部12のネジ溝12aの内側面に凹部12cを形成して、その凹部12cの部分におけるネジ溝12aの内側面と突起19との間に間隔12dを設けること。このようにすれば、突起19の周囲のスペースが広くなって、突起19の切り離しが容易になる。なお、図16(b)から明らかなように、金型の離型を支障なく行うために、前記凹部12cとネジ溝12aとの間の部分及び凹部12cの内部にはコーナを形成することなく、そのコーナとなる部分を円弧状に形成するのが好ましい。
【0043】
【発明の効果】
以上、実施形態で例示したように、この発明においては、被取付部材の取付孔に対するネジ部の螺合量を任意に設定変更して取り付けることができて、被取付部材に対する取付高さの異なった場合にも共用することができる効果を発揮する。また、この発明においては、このような効果を発揮するネジ部付き成形品を低コストで製造できる効果も発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のネジ部付き成形品を示す斜視図。
【図2】図1の成形品を拡大して示す断面図。
【図3】図2の3−3線における断面図。
【図4】図1の成形品の突起を拡大して示す要部斜視図。
【図5】第1実施形態のネジ部付き成形品を示す正面図。
【図6】図5の6−6線における断面図。
【図7】突起がネジ溝に入り込んだ状態を示す断面図。
【図8】成形品と金型との関係を示す断面図。
【図9】第2実施形態の成形品を示す正面図。
【図10】図9の10−10線における断面図。
【図11】第3実施形態の成形品を示す分解斜視図。
【図12】同じく一部拡大分解斜視図。
【図13】成形品と金型との関係を示す断面図。
【図14】変更例を示す一部正面図。
【図15】別の変更例を示す断面図。
【図16】(a)はさらに別の変更例を示す正面図、(b)は同じく一部拡大正面図。
【図17】従来のネジ部付き成形品を示す斜視図。
【符号の説明】
11…ゴム・エラストマー等の弾性体成形品としてのクッションストッパ、12…ネジ部、12a…ネジ溝、12b…ネジ山、15…被取付部材、16…取付孔、17…切欠部、18…パーティングライン、19…突起、19a…小径部、19b…楔部、19c…テーパ面、45…閉鎖部材としての規制突起。

Claims (6)

  1. 全体としてほぼ円柱状をなし、被取付部材の取付孔に螺合するためのネジ部を外周に形成したゴム・エラストマー等の弾性体成形品において、
    前記ネジ部のネジ溝内にはパーティングライン上に位置するように、突起を切り離し可能に形成したことを特徴とするネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品。
  2. 前記突起はネジ溝のパーティングラインと交差する複数部分にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1に記載のネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品。
  3. 前記突起は、小径部を介してネジ溝の底部と一体形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品。
  4. 前記突起は、ネジ溝の内壁部と一体形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品。
  5. 前記突起の先端にはテーパ面を有する楔部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品。
  6. 全体としてほぼ円柱状をなし、被取付部材の取付孔に螺合するためのネジ部を外周に形成したゴム・エラストマー等の弾性体成形品において、
    前記ネジ部のネジ山にはパーティングライン上に位置するように、切欠部を形成し、その切欠部にネジ溝を閉鎖するための閉鎖部材を設けることができるようにしたことを特徴とするネジ部付きゴム・エラストマー等の弾性体成形品。
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