JP2004150339A - 小型車両における燃料配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンおよび変速機で構成されて後輪が後部に軸支されるパワーユニットの前部が、上下揺動可能にして車体フレームに支承され、該車体フレームの前後方向でエンジンから離隔した位置で車体フレームに燃料タンクが搭載され、燃料タンクの燃料を吸い上げる燃料ポンプからの燃料を導く燃料ホースが、エンジンに付設される燃料噴射弁に接続される小型車両において、パワーユニットの小型化およびパワーユニットの組付け性向上を図りつつ、燃料ホースの耐久性を向上する。
【解決手段】燃料ポンプが燃料タンク32に内蔵され、一端が燃料ポンプに接続される燃料ホース42の中間部を把持する第1クランパ43が車体フレーム11に固定され、燃料噴射弁30および第1クランパ43間で燃料ホース42は車体フレーム11の左右方向に彎曲して配置される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車等の小型車両における燃料配管構造に関し、特に、エンジンと、該エンジンの出力を変速して後輪に伝達するための変速機とで構成されて前記後輪が後部に軸支されるパワーユニットの前部が、上下揺動可能にして車体フレームに支承され、該車体フレームの前後方向で前記エンジンから離隔した位置で車体フレームに燃料タンクが搭載され、該燃料タンクの燃料を吸い上げる燃料ポンプからの燃料を導く燃料ホースが、前記エンジンに付設される燃料噴射弁に接続される小型車両における燃料配管構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ところで、燃料ポンプから吐出される燃料を燃料噴射弁に導く燃料ホースは、耐圧性が要求されるので剛性を比較的高くして構成されており、そのような燃料ホースは、屈曲に対する強度が比較的弱い。そこで燃料ポンプをエンジン側に配置して燃料ポンプおよび燃料噴射弁間の燃料ホースが屈曲されないようにしたものが知られている(たとえば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−64925号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のように燃料ポンプがエンジン側に配置される構造では、車体フレームに揺動可能に支承されるパワーユニットが大型化してしまい、またパワーユニットの組付け性も優れたものとは言えない。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、パワーユニットの小型化およびパワーユニットの組付け性向上を図りつつ、燃料ホースの耐久性を向上した小型車両における燃料配管構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジンと、該エンジンの出力を変速して後輪に伝達するための変速機とで構成されて前記後輪が後部に軸支されるパワーユニットの前部が、上下揺動可能にして車体フレームに支承され、該車体フレームの前後方向で前記エンジンから離隔した位置で車体フレームに燃料タンクが搭載され、該燃料タンクの燃料を吸い上げる燃料ポンプからの燃料を導く燃料ホースが、前記エンジンに付設される燃料噴射弁に接続される小型車両において、前記燃料ポンプが前記燃料タンクに内蔵され、一端が前記燃料ポンプに接続される前記燃料ホースの中間部を把持する第1クランパが前記車体フレームに固定され、前記燃料噴射弁および第1クランパ間で前記燃料ホースは車体フレームの左右方向に彎曲して配置されることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、燃料ポンプは、車体フレームの前後方向でエンジンから離隔した位置で車体フレームに搭載される燃料タンクに内蔵されるので、パワーユニットに燃料ポンプが取付けられることはなく、したがってパワーユニットの小型化およびパワーユニットの組付け性向上を図ることができる。しかもパワーユニットが上下に揺動するのに応じて、燃料ホースのうち第1クランパおよびエンジン間の部分が捩じられることになり、燃料ホースが屈曲変形することを避けることができ、捩じりに対する燃料ホースの強度は屈曲に対する強度よりも高いので、燃料ホースの耐久性を向上することができる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記燃料ホースの前記エンジン寄りの部分を把持する第2クランパが前記エンジン側に固定され、第1および第2クランパ間で前記燃料ホースが車体フレームの左右方向に彎曲して配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、第2クランパによって、車体フレームの左右方向への燃料ホースの彎曲配置の精度を高めることができ、しかも燃料噴射弁への燃料ホースの接続部で屈曲変形が生じることを防止することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記第1および第2クランパが前後に延びる車体中心線の左右両側に振り分けて配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、燃料ホースにおいて第1および第2クランパ間の長さを比較的長く設定することが可能となり、これにより、燃料ホースに屈曲負荷がかかることをより確実に抑制し、燃料ホースの耐久性をより向上することができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明の構成に加えて、前記第1および第2クランパ間の前記燃料ホースが、いずれのクランパからも車体フレームの左右方向同一側に延びるように配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、燃料ホースにおいて第1および第2クランパ間の長さをより一層長く設定可能とし、燃料ホースの耐久性をさらに一層向上することができる。
【0011】
さらに請求項5記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記燃料ホースが多層高圧型に構成されることを特徴とし、かかる構成によれば、燃料ホースの強度を増大し、燃料ホースの耐久性向上に寄与することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の側面図、図2は車体カバーを省略した状態での図1の2矢視図、図3は図2の3矢視図、図4は図2の要部拡大図、図5は燃料ホースの一部切欠き側面図、図6はパワーユニットの揺動に応じた燃料ホースの動作状態を説明するための図である。
【0014】
先ず図1および図2において、小型車両であるスクータ型自動二輪車の車体フレーム11は、前輪WFを軸支したフロントフォーク14を操向可能に支承するヘッドパイプ15から後ろ下がりに延びるダウンチューブ16と、該ダウンチューブ16の上部から該ダウンチューブ16よりも緩やかな傾斜角度で後ろ下がりに延びるアッパチューブ17と、アッパチューブ17の後端部に前端部が連設されて後方上がりに延びるとともに後端が相互に連結される左右一対のリヤチューブ18,18と、前記ダウンチューブ16の下端部に前端部が連結されるとともに後端が前記両リヤチューブ18,18の中間部に連設される左右一対のロアチューブ19,19とを備え、両ロアチューブ19,19は、側面視では上方に開いた略U字状に屈曲されている。
【0015】
前記車体フレーム11の前後方向中間部には、シリンダ軸線を前上がりに傾斜させたエンジンEと、該エンジンEの出力を無段変速して後輪WRに伝達するための無段変速機Mとで構成されるパワーユニットPの前部が上下揺動可能に支承されており、前記後輪WRはパワーユニットPの後部に軸支され、車体フレーム11の後端部および前記パワーユニットP間にリヤクッションユニット20が設けられる。
【0016】
図3を併せて参照して、前記両リヤチューブ18,18および前記ロアチューブ19,19の連設部には上部ブラケット21…がそれぞれ固着される。一方、エンジンEにおけるクランクケース22の上面には左右一対の下部ブラケット23…が固着されており、上部ブラケット21…に両端部が揺動可能に支承されるエンジンハンガ24に前記両下部ブラケット23…が揺動可能に支承される。
【0017】
後輪WRの左側で無段変速機Mの上方には該無段変速機Mで支持されるエアクリーナ25が配置されており、このエアクリーナ25で浄化された空気は吸気管26を介してスロットルボディ27に接続され、該スロットルボディ27は、略U字状に彎曲した吸気接続管28を介して、エンジンEの左右方向に沿う略中心位置でシリンダヘッド29に接続される。しかも吸気接続管28の上部には燃料噴射弁30の下部が嵌合されており、燃料噴射弁30に通じる燃料通路31aを有して前記吸気接続管28に締結されるホルダ31と、前記吸気接続管28との間に燃料噴射弁30が保持される。
【0018】
而して前記エンジンハンガ24は、吸気管26およびスロットルボディ27を該エンジンハンガ24の中央部上方に配置することを許容するようにして、中央部が下方に凹んだ略U字状に構成されている。
【0019】
ところで、車体フレーム11の前後方向で前記エンジンEから離隔した位置で車体フレーム11には燃料タンク32が搭載されるものであり、この実施例では、燃料タンク32が、ダウンチューブ16、アッパチューブ17および両ロアチューブ19,19で囲まれる部分の前部に配置されるよにして両ロアーチューブ19,19に支持される。すなわち燃料タンク32は車体フレーム11の前後方向に沿って前記エンジンEから前方に離隔した位置で車体フレーム11に搭載される。
【0020】
前記車体フレーム11、パワーユニットPの一部および燃料タンク32は、車体フレーム11とともに車体13を構成する合成樹脂製の車体カバー12で覆われるものであり、該車体カバー12は、車体フレーム11の前部を覆うフロントカバー33と、該フロントカバー33の両側に連設される左右一対のレッグシールド34…と、レッグシールド34…の下端にそれぞれ連なる左右一対のステップフロア35…と、両ステップフロア35…間で上方に隆起して燃料タンク32を覆うフロアトンネル部36と、前記両ステップフロア35…の外側縁から下方に垂下されるスカート部37…と、スカート部37…、ステップフロア35…およびフロアトンネル部36に連なって車体フレーム11の後部を覆うリヤカバー38とから成る。
【0021】
リヤカバー38上には、前記両リヤチューブ18,18で支持されるようにしてタンデム型のシート39が配置される。
【0022】
燃料タンク32には、ストレーナ40と、該ストレーナ40を介して燃料タンク32内の燃料を吸い上げる燃料ポンプ41とが内蔵されており、この燃料ポンプ41に一端が接続される燃料ホース42の他端が、前記ホルダ31を介して前記燃料噴射弁30に接続される。
【0023】
図4において、車体フレーム11には、燃料ホース42の中間部を把持する第1クランパ43が固定されるものであり、この実施例では、左右一対のリヤチューブ18,18のうち自動二輪車の進行方向前方を向いた状態で左側に位置するリヤチューブ18の前部に設けられた支持板44に第1クランパ43が締結される。
【0024】
しかも燃料噴射弁30および第1クランパ43間で燃料ホース42は車体フレーム11の左右方向に彎曲して配置されるものであり、燃料ホース42のエンジンE寄りの部分を把持する第2クランパ45が支持腕46に締結されることでエンジンE側に固定される。支持腕46の基端部は、前記ホルダ31とともに吸気接続管28に共締めされており、この支持腕46の先端部に前記第2クランパ45が締結される。
【0025】
図5において、前記燃料ホース42は、たとえばフッ素系ゴムから成る内層部42aと、ニトリルゴムより成形されて前記内層部42aを覆う中層部42bと、ポリエステルから成るとともに前記中層部42bを覆うメッシュ部42cと、ヒドリンゴムから成る最外層の外層部42dとから成る多層高圧型のものである。この燃料ホース42の一端は燃料タンク32に接続されるコネクタ47に接合され、コネクタ47への燃料ホース42の接合は第1クリップ48によって維持される。また燃料ホース42の他端は燃料噴射弁30に接続されるホルダ31に接合され、ホルダ31への燃料ホース42の接合は第2クリップ49によって維持される。
【0026】
ところで、燃料ホース42は、たとえばエチレンプロピレンゴムから成るプロテクタホース50で覆われるものであり、ホルダ31に第2クリップ49で接続された状態の燃料ホース42がその一端側からプロテクタホース50に挿通され、プロテクタホース50から突出した燃料ホース42の一端が第1クリップ48でコネクタ47に接続される。
【0027】
第1クランパ43は、円筒部51に取付け板部52が一体に連設されて成るものであり、円筒部51には、該円筒部51の両端に当接するフランジ53a,53aを両端に有する円筒状の緩衝ゴム53が該円筒部51を貫通するようにして装着される。而して、燃料ホース42を被覆したプロテクタホース50が前記緩衝ゴム53に挿通されることで、燃料ホース42が第1クランパ43で把持されることになり、前記取付け板部51に設けられた挿通孔54に、第1クランパ43を車体フレーム11に締結するためのボルト55が挿通される。
【0028】
第2クランパ45は、上記第1クランパ43と同一の構成を有するものであり、緩衝ゴム53およびプロテクタホース50を介して燃料ホース42が第2クランパ45で把持され、ボルト56により第2クランパ45が支持腕46に締結される。
【0029】
しかも第1および第2クランパ43,45は前後方向に延びる車体中心線BCの左右両側に振り分けて配置されており、第1および第2クランパ43,45間の燃料ホース42およびプロテクタホース50は、いずれのクランパ43,45からも車体フレーム11の左右方向同一側、この実施例では自動二輪車の進行方向前方を向いた状態で右側に延びるように配置される。すなわち第1および第2クランパ43,45間の燃料ホース42は、車体フレーム11の右側に膨らむように彎曲して配置されることになる。
【0030】
またエンジンEは、その左右方向の略中心位置すなわち燃料噴射弁30の配置位置が前記車体中心線BCから第1クランパ43と同一側すなわち左側にオフセットするようにして、車体フレーム11に支承されており、このような配置にすると、燃料ホース42の揺動長さ確保に有利となる。
【0031】
次にこの実施例の作用について説明すると、燃料ポンプ41は、車体フレーム11の前後方向でエンジンEから離隔した位置で車体フレーム11に搭載される燃料タンク32に内蔵されるものであり、パワーユニットPに燃料ポンプ41が取付けられることはないので、パワーユニットPの小型化およびパワーユニットPの組付け性向上を図ることができる。
【0032】
また車体フレーム11には、燃料ホース42の中間部を把持する第1クランパ43が固定され、エンジンEに付設される燃料噴射弁30および第1クランパ43間で燃料ホース42は車体フレーム11の左右方向に彎曲して配置されている。したがってパワーユニットPが図6(a)で示す上方位置と図6(b)で示す下方位置との間で上下に揺動するのに応じて、燃料ホース42のうち第1クランパ43およびエンジンE間の部分が図6(b)の矢印で示すように捩じられる。したがってパワーユニットPの上下揺動によって燃料ホース42に屈曲変形が生じることを避けることができ、捩じりに対する燃料ホース42の強度は、屈曲に対する強度よりも高いので、屈曲変形するものに比べて燃料ホース42の耐久性を向上することができる。
【0033】
また燃料ホース42のエンジンE寄りの部分を把持する第2クランパ45がエンジンE側に固定されており、第1および第2クランパ43,45間で燃料ホース42が車体フレーム11の左右方向に彎曲して配置されるので、第2クランパ45によって、車体フレーム11の左右方向への燃料ホース42の彎曲配置の精度を高めることができるとともに、燃料噴射弁30への燃料ホース42の接続部で該燃料ホース42に屈曲変形が生じることを防止することができる。
【0034】
また第1および第2クランパ43,45は車体中心線BCの左右両側に振り分けて配置されるので、燃料ホース42において第1および第2クランパ43,45間の長さを比較的長く設定することが可能となり、これにより、燃料ホース42に屈曲負荷がかかることをより確実に抑制し、燃料ホース42の耐久性をより向上することができる。
【0035】
さらに第1および第2クランパ43,45間の前記燃料ホース42が、いずれのクランパ43,45からも車体フレーム11の左右方向同一側に延びるように配置されるので、燃料ホース42において第1および第2クランパ43,45間の長さをより一層長く設定することができ、燃料ホース42の耐久性をさらに一層向上することができる。
【0036】
しかも燃料ホース42が多層高圧型に構成されているので、燃料ホース42の強度を増大し、高圧燃料を導く燃料ホース42の耐久性向上に寄与することができる。
【0037】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、パワーユニットの小型化およびパワーユニットの組付け性向上を図ることができ、パワーユニットPの上下揺動によって、屈曲変形が生じることを避けて捩じりが生じるようにすることで、燃料ホースの耐久性を向上することができる。
【0039】
また請求項2記載の発明によれば、車体フレーム11の左右方向への燃料ホースの彎曲配置の精度を高めることができるとともに燃料噴射弁への燃料ホースの接続部で屈曲変形が生じることを防止することができる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、燃料ホースにおいて第1および第2クランパ間の長さを比較的長く設定することが可能となり、燃料ホースに屈曲負荷がかかることをより確実に抑制し、燃料ホースの耐久性をより向上することができる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、燃料ホースにおいて第1および第2クランパ間の長さをより一層長く設定可能とし、燃料ホースの耐久性をさらに一層向上することができる。
【0042】
さらに請求項5記載の発明によれば、燃料ホースの強度を増大し、高圧燃料を導く燃料ホースの耐久性向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】車体カバーを省略した状態での図1の2矢視図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】燃料ホースの一部切欠き側面図である。
【図6】パワーユニットの揺動に応じた燃料ホースの動作状態を説明するための図である。
【符号の説明】
11・・・車体フレーム
30・・・燃料噴射弁
32・・・燃料タンク
41・・・燃料ホース
42・・・燃料ホース
43・・・第1クランパ
45・・・第2クランパ
BC・・・車体中心線
E・・・エンジン
M・・・無段変速機
P・・・パワーユニット
WR・・・後輪

Claims (5)

  1. エンジン(E)と、該エンジン(E)の出力を変速して後輪(WR)に伝達するための変速機(M)とで構成されて前記後輪(WR)が後部に軸支されるパワーユニット(P)の前部が、上下揺動可能にして車体フレーム(11)に支承され、該車体フレーム(11)の前後方向で前記エンジン(E)から離隔した位置で車体フレーム(11)に燃料タンク(32)が搭載され、該燃料タンク(32)の燃料を吸い上げる燃料ポンプ(41)からの燃料を導く燃料ホース(42)が、前記エンジン(E)に付設される燃料噴射弁(30)に接続される小型車両において、前記燃料ポンプ(41)が前記燃料タンク(32)に内蔵され、一端が前記燃料ポンプ(41)に接続される前記燃料ホース(42)の中間部を把持する第1クランパ(43)が前記車体フレーム(11)に固定され、前記燃料噴射弁(30)および第1クランパ(43)間で前記燃料ホース(42)は車体フレーム(11)の左右方向に彎曲して配置されることを特徴とする小型車両における燃料配管構造。
  2. 前記燃料ホース(42)の前記エンジン(E)寄りの部分を把持する第2クランパ(45)が前記エンジン(E)側に固定され、第1および第2クランパ(43,45)間で前記燃料ホース(42)が車体フレーム(11)の左右方向に彎曲して配置されることを特徴とする請求項1記載の小型車両における燃料配管構造。
  3. 前記第1および第2クランパ(43,45)が前後に延びる車体中心線(BC)の左右両側に振り分けて配置されることを特徴とする請求項2記載の小型車両における燃料配管構造。
  4. 前記第1および第2クランパ(43,45)間の前記燃料ホース(42)が、いずれのクランパ(43,45)からも車体フレーム(11)の左右方向同一側に延びるように配置されることを特徴とする請求項3記載の小型車両における燃料配管構造。
  5. 前記燃料ホース(42)が多層高圧型に構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の小型車両における燃料配管構造。
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