JP3331805B2 - スクーター型車輛における樹脂製燃料タンクの取付構造 - Google Patents

スクーター型車輛における樹脂製燃料タンクの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクーター型車輛におけ
る樹脂製燃料タンクの取付構造に関する。詳しくは、ス
クーターやスリーター等腰掛けスタイルで乗れるバイク
(以下、「スクーター型車輛」という。)においてその
車輛シート下に位置する車体フレーム内に配置される樹
脂製燃料タンクの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】腰掛けスタイルで乗れるように低いステ
ップaを持つスクーター型車輛bにあっては、その構造
上の理由から燃料タンクcは、図11に示すように、車
輛シートdの下に位置する車体フレームe内に取り付け
られる。
【0003】詳しくは、図12および図13に示すよう
に、車体フレームの構成部材であるアッパーチューブe
1やサイドチューブe2等にリヤフェンダーとしてのロア
フレームカバーfがボルトgで取り付けられるようにな
っており、またこのロアフレームカバーfには箱状の凹
部f’が形成されていて、その中に燃料タンクcの底部
c’が収納されるようになっている。そして、この燃料
タンクcは、フューエルドレイントレイhや燃料タンク
cの後部に設けたフックi等で保持されるとともに車体
フレームeに止着したフューエルタンクバンドjで締め
付けられ、このようにすることで燃料タンクcが所定の
取付け位置から動かないようになっている。
【0004】また、燃料タンクcや車体フレームeの後
部を外部から見えないようにするために、燃料タンクc
や車体フレームeは、ロアフレームカバーfで覆われる
以外に別のリヤフェンダーとしてのアッパーフレームカ
バーkでも覆われている(図11参照)。
【0005】ところで、燃料タンクcが樹脂製の場合に
あっては、燃料タンクは、燃料タンクcに入れられた図
示しないガソリンによってその長手方向へ特に膨潤し、
そのため燃料タンクcの外形状が変わってしまうことが
ある。
【0006】一方、燃料タンクcのガソリン注入口c1
は、アッパーフレームカバーkに設けた図示しないガソ
リン注入口用開口を介して外部に臨まれる。このため、
燃料タンクcが膨潤すると、燃料タンクcのガソリン注
入口c1がアッパーフレームカバーkの前記開口に当接
するほどに位置づれし、当該当接部分に負荷がかかって
しまう場合がある。そして、この場合、当該負荷が大き
いと極端な場合には、アッパーフレームカバーkや燃料
タンクcの当該当接部分が変形してしまう虞れがある。
【0007】燃料タンクcにあっては、アッパーフレー
ムカバーk等のリヤフェンダーで通常覆われているの
で、当該変形によって外形状が多少変わってもさほど問
題はない。しかし、リヤフェンダーにあっては、これが
外部から見える部分であるので、形状変形が生じるのは
好ましくない。
【0008】また、燃料タンクcは、フューエルタンク
バンドjの締め付け力によって車体フレームeやリヤフ
ェンダーに押し当てられているだけであるので、スクー
タ型車輛bの走行中の振動や転倒時の強い衝撃によって
燃料タンクcが位置づれを生じた場合には、燃料タンク
cのガソリン注入口c1が、これに対するアッパーフレ
ームカバーkの前記ガソリン注入口用開口からずれる虞
れがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明スクーター型車
輛における樹脂製燃料タンクの取付構造は、上記問題に
鑑みて考慮されたものであって、その解決しようとする
課題は、燃料タンクのガソリン注入口とこれに対するア
ッパーフレームカバーに設けた開口との位置づれを抑制
することで、リヤフェンダーに形状変形が生じるのを防
止できるようにした新規なスクーター型車輛における樹
脂製燃料タンクの取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、前記課題を達成するため、車両シートの後部下
方に、車両の前後方向に延在する車体フレームに支持さ
れる樹脂製燃料タンクを配設し、この樹脂製燃料タンク
を含め該車体全体をフレームカバーで覆ったものにおい
て、前記樹脂製燃料タンクは、後部に、前記フレームカ
バーに設けたガソリン注入用開口に臨むガソリン注入口
が形成され、左右側面および前後方向の後面に、前記樹
脂製燃料タンクを前記車体フレームに設けられた取付け
ブラケットに支持するための左右の側部ステーおよび後
部ステーがそれぞれ設けられるとともに、これらの各ス
テーには、弾性ブッシュが内嵌され締付けボルトを挿通
するステー孔が設けられ、前記樹脂製燃料タンクの左右
側面に設けられた左右の側部ステーのステー孔を樹脂製
燃料タンクの長手方向に伸びる長孔とし、前記車体フレ
ームの取付けブラケットに弾性ブッシュを介して前後に
相対移動可能にボルト締め支持する一方、前記樹脂製燃
料タンクの後部に設けられたガソリン注入口近傍におけ
る前後方向後面の後部ステーを、前記車体フレームの取
付けブラケットに弾性ブッシュを介して固定的にボルト
締め支持し、前記樹脂製燃料タンクの変形は左右の側部
ステーの長孔で吸収する一方、前記ガソリン注入口の近
傍を固定的に支持し、このガソリン注入口と前記フレー
ムカバーのガソリン注入用開口との相対位置のズレを防
止するようにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】したがって、本発明スクーター型車輛における
樹脂製燃料タンクの取付構造によれば、樹脂製燃料タン
クの長手方向後面、および同左右側面には、それぞれ前
記燃料タンクを車体フレームに固定するための丸孔を有
する後部ステー、および前記長手方向に延びるとともに
前記丸孔の径と同寸法の幅寸法にされた長孔を有する側
部ステーを設け、これら各ステーに対応させて前記車体
フレームには、前記後部ステーの丸孔と同径または幾分
小さめの丸孔を有する取付けブラケットを設け、前記燃
料タンクのステーに設けた丸孔および長孔に前記取付け
ブラケットの丸孔を対応させて、前記燃料タンクのステ
ー孔に当該ステーの丸孔径および同長孔の幅寸法と同寸
法の外径を有する弾性ブシュを内嵌し、該弾性ブシュを
介して前記ステーおよび同取付けブラケットをボルト締
めするようにしたので、燃料タンクは、そのステーおよ
び車体フレームのブラケットの間に介在された弾性ブシ
ュを介して車体フレームに対して浮動状態で取り付けら
れるようになる。
【0012】また、燃料タンクの後部ステーは、ボルト
締めされているので、燃料タンクの後部は、ボルトの締
めつけ力によってその動きを抑制される。このように後
部ステーがボルト締めされている状態で、燃料タンクが
膨潤すると、その影響で燃料タンク後部にこれを変位す
るような力がかかり、ボルトにもこれを動かそうとする
力が加わる。しかし、後部ステーの丸孔には、この丸孔
と同寸法の外径をした弾性ブシュを介してすきまのない
状態にされているので、後部ステーは動きようがなく、
したがって、後部ステーの動きは抑制される。なお、硬
度の高い弾性ブシュを用いることで、後部ステーの動き
は一層抑制される。
【0013】一方、燃料タンクの後部にはガソリン注入
口が形成され、このガソリン注入口をリヤフェンダーに
設けたガソリン注入口用開口に臨ませられているが、記
述したように後部ステーの動きは抑制されているので、
当該後部に設けたガソリン注入口も燃料タンクの膨潤に
拘わらず動かない。したがって、ガソリン注入口が臨む
リヤフェンダーのガソリン注入口用開口にガソリン注入
口が当接することはなく、燃料タンクのガソリン注入口
およびリヤフェンダーのガソリン注入口用開口に負荷が
かからなくなる。
【0014】また、燃料タンクの側部ステーもボルト締
めされているので、燃料タンクの側部も、ボルトの締め
つけ力によって、その動きは基本的に抑制される。ただ
し、燃料タンクの側部ステーに係る孔は、燃料タンクの
長手方向に延びる長孔であるとともに、この長孔の幅寸
法は後部ステーに係る弾性ブシュの径と同寸法であっ
て、また、該長孔に用いられる弾性ブシュは、後部ステ
ーの丸孔に用いたと同じに弾性ブシュであるので、該長
孔には弾性ブシュによって埋められないすきまができ
る。このため、燃料タンクがその長手方向に膨潤し、前
記側部ステーが燃料タンクの長手方向に変位せしめられ
ると、側部ステーは、その変位が妨げられることなく、
弾性ブシュを介して前記ボルトに対してすきまをスライ
ドするようになる。このため、ボルトにも、また側部ス
テーにも負荷がかかることがない。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明スクーター型
車輛における樹脂製燃料タンクの取付構造を図示した実
施例に従って詳細に説明する。図1は本発明に係るスク
ーター型車輛における樹脂製燃料タンクの取付構造1の
採用されたスクータ2の側面図、図2は図1の要部拡大
側面図、図3は図2の平面図、図4は樹脂製燃料タンク
13の後方から見た斜視図、図5は図4の後面図、図6
は同右側面図、図7は同左側面図、図8は同平面図、図
9は図7のIX−IX線断面、図10は図7のX−X線断面で
ある。
【0016】スクータ型車輛としてのスクータ2は、車
輛前後方向に延びる車体フレーム3を骨格としており、
全体がフレームカバー4によって覆われている。車輛シ
ート5の後部下方に位置し、フレームカバー4の一部で
あるリヤフェンダー6内には、車体フレーム3の一部で
あるサイドチューブ9やアッパーチューブ11等が配置
され、これらリヤフェンダー6やサイドチューブ9、ア
ッパーチューブ11等を介して本発明に係るスクーター
型車輛における樹脂製燃料タンク13が取り付けられ
る。なお、リヤフェンダー6は、エンジン14周りおよ
び後輪15の上方部近傍に位置するロアフレームカバー
16とロアフレームカバー16の上部に位置するアッパ
ーフレームカバー17とからなる(図1参照)。
【0017】サイドチューブ9は、図3からわかるよう
に、平面で見てループ状をしているとともに、図2から
わかるように側面で見て車輛後方に行く連れてアッパー
チューブ11の後部に近づくように曲折したクランク形
状とされている。また、その内縁9iの後端部には、樹
脂製燃料タンク13を支持する後部取付けブラケット2
1が溶接等の適宜の固着手段にて垂直に取り付けられて
いる(図2および図5参照)。この後部取付けブラケッ
ト21には、燃料タンク13の後述する後部ステー25
に形成される丸孔25aと同径または幾分小さめの丸孔
21aが形成されている。なお、アッパーチューブ11
には、ドレインホース26やエアベントホース27等が
複数のクランプ26aによって取り付けられている。
【0018】アッパーチューブ11は、図3に示すよう
に、ループ状のサイドチューブ9の中央、すなわち車輛
の正中面Sを中心に左右対称形状とされたものであっ
て、アッパーチューブ11の長手方向(車輛前後方向)
に延び、かつ離間した左右一対のチューブ体11l・1
1rと、チューブ体11lおよび11rに橋渡し状に連
結され、これらチューブ体11l・11rを補強する補
強板11aとからなる。そして、図2、図3、図6、図
7および図9に示すように、チューブ体11lおよび1
1rの外縁中央部分には、燃料タンク13を支持する左
右の側部取付けブラケット23l・23rが溶接等の適
宜の固着手段にて水平に取り付けられている。これら左
右の側部取付けブラケット23l・23rの取付け位置
は、鉛直方向においてずれており、この実施例では、左
側部取付けブラケット23lの方が右側部取付けブラケ
ット23rよりも高位置になるようにH分だけずらされ
ている。
【0019】また、各側部取付けブラケット23l・2
3rには、サイドチューブ9の後部取付けブラケット2
1に形成された丸孔21aと同じ丸孔23aが各々形成
されている。
【0020】樹脂製燃料タンク13は、図4〜図8およ
び図10からわかるように、その長手方向後面および左
右側面に、それぞれ丸孔25aを有する垂直な後部ステ
ー25、および前記長手方向に延びるトラック状の長孔
27aを各々有する水平な左側部ステー27l・右側部
ステー27rが設けられている。
【0021】これら後部ステー25および左右の側部ス
テー27l・27rは、それぞれサイドチューブ9の後
部取付けブラケット21およびアッパーチューブ11の
左右の側部取付けブラケット23l・23rに対応する
ものである。したがって、左右の側部ステー27l・2
7rにあっても、既述した左側部取付けブラケット23
lと右側部取付けブラケット23rの位置関係と同様、
左側部ステー27lの方が右側部ステー27rよりも高
位置になるようにされている。
【0022】また、各ステー25・27l・27rおよ
び各ブラケット21・23l・23rを重ね合わすと、
ステー25の丸孔25aとブラケット21の丸孔21a
とが、および左右の側部ステー27l・27rの長孔2
7a・27aと左右の側部取付けブラケット23l・2
3rの丸孔23a・23aとがそれぞれ合わされる。
【0023】そして、樹脂製燃料タンク13をサイドチ
ューブ9およびアッパーチューブ11に固定するため
に、上記した後部ステー25の丸孔25aおよび左右側
部ステー27l・27rの長孔27aには、それぞれ後
部ステー25の丸孔25aの径および左右の側部ステー
27l・27rの長孔27aの幅寸法と同寸法の外径を
有する弾性ブシュ29が嵌入される。
【0024】この弾性ブシュ29は、縦断面で見て横倒
しH状を呈し、その中心に軸方向に延びる中空29aが
形成されたゴム製のブシュである。上記のように弾性ブ
シュ29が各ステーの丸孔25aおよび長孔27aに嵌
入された後、該弾性ブシュ29を介して前記ステー25
・27l・27rおよび同取付けブラケット21・23
l・23rの間で挟持するようにして弾性ブシュ29の
中空29aおよび取付けブラケット21・23l・23
rの丸孔21aおよび丸孔23aにボルト31を入れて
から、ボルト31とナット33とで締め付ける。
【0025】また、燃料タンク13の後部には、ガソリ
ン注入口13aを形成し、このガソリン注入口13aを
アッパーフレームカバー17に設けたガソリン注入口用
開口17aに臨ませるようにしてある(図9参照)。
【0026】しかして、スクーター型車輛における樹脂
製燃料タンクの取付構造1によれば、樹脂製燃料タンク
13の長手方向後面、および同左右側面には、それぞれ
燃料タンク13を車体フレーム3に固定するための丸孔
25aを有する後部ステー25、および前記長手方向に
延びるトラック状の長孔27aを有する左右の側部ステ
ー27l・27rを設け、これら各ステー25・27l
・27rに対応させて車体フレーム3には、後部ステー
25の丸孔25aと同径または幾分小さめの丸孔21a
を有する後部取付けブラケット21および同丸孔23a
を有する左右の側部取付けブラケット23l・23rを
設け、燃料タンク13の後部ステー25に設けた丸孔2
5aに後部取付けブラケット21の丸孔21を対応さ
せ、および左右の側部ステー27l・27rにそれぞれ
設けた各長孔27aに左右の側部取付けブラケット23
l・23rの各丸孔23aを対応させて、これら各孔2
1a・23a・25a・27aに後部ステー25の丸孔
25aの径および同長孔27aの幅寸法と同寸法の外径
(中空29aが形成されている部分の)を有する弾性ブ
シュ29を内嵌し、このゴム性中空弾性ブシュ29を介
して前記ステー25・27l・27rおよび同取付けブ
ラケット21・23l・23rをボルト31とナット3
3とで締着するようにしたので、燃料タンク13は、そ
のステー25・27l・27rおよび車体フレーム3の
ブラケット21・23l・23rの間に介在されたゴム
性中空弾性ブシュ29を介して車体フレーム3に対して
浮動状態で取り付けられるようになる。
【0027】また、燃料タンク13の後部ステー25
は、ボルト締めされているので、燃料タンク13の後部
は、ボルト31とナット33との締めつけ力によってそ
の動きを抑制される。
【0028】このように後部ステー25がボルト締めさ
れている状態で、燃料タンク13が膨潤すると、その影
響で燃料タンク13の後部にこれを変位するような力が
かかり、ボルト31にもこれを動かそうとする力が加わ
る。しかし、後部ステー25の丸孔25aには、この丸
孔25aと同寸法の外径を有するゴム性中空弾性ブシュ
29を介してすきまのない状態にされているので、後部
ステー25は動きようがなく、したがって、後部ステー
25の動きは抑制される。なお、硬度の高い弾性ブシュ
を用いることで、後部ステー25の動きは一層抑制され
る。
【0029】一方、燃料タンク13の後部にはガソリン
注入口13aが形成され、このガソリン注入口13aを
リヤフェンダー6に設けたガソリン注入口用開口17a
に臨ませられているが、記述したように後部ステー25
の動きは抑制されているので、当該後部に設けたガソリ
ン注入口13aも燃料タンク13の膨潤に拘わらず動か
ない。したがって、ガソリン注入口13aが臨むリヤフ
ェンダー6のガソリン注入口用開口17aにガソリン注
入口13aが当接することはなく、燃料タンク13のガ
ソリン注入口13aおよびリヤフェンダー6のガソリン
注入口用開口17aに負荷がかからなくなるので、リヤ
フェンダー6に形状変形を生じさせないようにできる。
【0030】また、燃料タンク13の側部ステー27l
・27rもボルト締めされているので、燃料タンク13
の側部も、ボルト31とナット33との締めつけ力によ
って、その動きは基本的に抑制される。ただし、燃料タ
ンク13の左右の側部ステー27l・27rに係る孔
は、燃料タンク13の長手方向に延びる長孔27aであ
るとともに、この長孔の幅寸法は後部ステー25に係る
ゴム性弾性弾性ブシュ29の径と同寸法であって、ま
た、該長孔27aに用いられるゴム性弾性弾性ブシュ2
9は、後部ステー25の丸孔25aに用いたと同じにゴ
ム性弾性弾性ブシュ29であるので、該長孔27aには
ゴム性弾性弾性ブシュ29によって埋められないすきま
35ができる。このため、燃料タンク13がその長手方
向に膨潤し、側部ステーが燃料タンク13の長手方向に
変位せしめられると、左右の側部ステー27l・27r
は、その変位が妨げられることなく、ゴム性弾性弾性ブ
シュ29を介してボルト31に対してすきま35をスラ
イドするようになる。このため、ボルト31にも、また
左右の側部ステー27l・27rにも負荷がかかること
がない。したがって、燃料タンク13の左右の側部ステ
ー27l・27r形成箇所の破損を防止できる。
【0031】
【発明の効果】本発明スクーター型車輛における樹脂製
燃料タンクの取付構造によれば、燃料タンクのガソリン
注入口とこれに対するアッパーフレームカバーに設けた
開口との位置づれを抑制することで、リヤフェンダーに
形状変形が生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクーター型車輛における樹脂製
燃料タンクの取付構造の採用されたスクータの側面図で
ある。
【図2】図1の要部拡大側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】樹脂製燃料タンクの後方から見た斜視図であ
る。
【図5】図4の後面図である。
【図6】図4の右側面図である。
【図7】図4の左側面図である。
【図8】図4の平面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面である。
【図10】図7のX−X線断面である。
【図11】従来技術を説明するための図である。
【図12】図9の要部拡大側面図である。
【図13】図10の平面図である。
【符号の説明】
1 スクーター型車輛における樹脂製燃料タンクの
取付構造 2 スクーター型車輛 3 車体フレーム 6 リヤフェンダー 13 樹脂製燃料タンク 13a ガソリン注入口 17a ガソリン注入口用開口 21 取付けブラケット 23l 取付けブラケット 23r 取付けブラケット 25a 丸孔 25 後部ステー 27a 長孔 27l 側部ステー 27r 側部ステー 29 弾性ブシュ 31 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シートの後部下方に、車両の前後方
    向に延在する車体フレームに支持される樹脂製燃料タン
    クを配設し、この樹脂製燃料タンクを含め該車体全体を
    フレームカバーで覆ったスクーター型車両において、 前記樹脂製燃料タンクは、後部に、前記フレームカバー
    に設けたガソリン注入用開口に臨むガソリン注入口が形
    成され、左右側面および前後方向の後面に、前記樹脂製
    燃料タンクを前記車体フレームに設けられた取付けブラ
    ケットに支持するための左右の側部ステーおよび後部ス
    テーがそれぞれ設けられるとともに、これらの各ステー
    には、弾性ブッシュが内嵌され締付けボルトを挿通する
    ステー孔が設けられ、 前記樹脂製燃料タンクの左右側面に設けられた左右の側
    部ステーのステー孔を樹脂製燃料タンクの長手方向に伸
    びる長孔とし、前記車体フレームの取付けブラケットに
    弾性ブッシュを介して前後に相対移動可能にボルト締め
    支持する一方、前記樹脂製燃料タンクの後部に設けられ
    たガソリン注入口近傍における前後方向後面の後部ステ
    ーを、前記車体フレームの取付けブラケットに弾性ブッ
    シュを介して固定的にボルト締め支持し、 前記樹脂製燃料タンクの変形は左右の側部ステーの長孔
    で吸収する一方、前記ガソリン注入口の近傍を固定的に
    支持し、このガソリン注入口と前記フレームカバーのガ
    ソリン注入用開口との相対位置のズレを防止するように
    したことを特徴とするスクーター型車両における樹脂製
    の燃料タンク取付構造。
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CN101590884B (zh) * 2009-06-11 2013-04-10 重庆隆鑫机车有限公司 机动二轮车

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