JP2004150062A - スロット機構の取付構造 - Google Patents

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JP2004150062A
JP2004150062A JP2002314100A JP2002314100A JP2004150062A JP 2004150062 A JP2004150062 A JP 2004150062A JP 2002314100 A JP2002314100 A JP 2002314100A JP 2002314100 A JP2002314100 A JP 2002314100A JP 2004150062 A JP2004150062 A JP 2004150062A
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Shoichi Harada
昇一 原田
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】確実かつ容易な固定ができる、スロット機構の取付構造を提供すること。
【解決手段】筐体20の係止面20bには、スナップフィット22を備えた。ブラケット30は、筐体20の前記係止面20bと対向する面を有する第1板状部材30bと、当該係止面20bに直交する位置にある筐体20の基準面20cと対向する面を有する第2板状部材30cと、を備えた。当該第1板状部材30bには、前記筐体20の裏面側の端部から同裏面方向に向かって伸びる突出部31を備え、第2板状部材30cは、第1板状部材30bと略直交するように形成されることとした。そして、突出部31を筐体20のスナップフィット22に差し込むことにより、ブラケット30に筐体20を係止することとした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両における電子キーのスロット機構の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両においては、その基本性能や安全性の向上はもとより、その操作性の向上が求められており、その1つとしてスマートイグニッション装置が知られている。スマートイグニッション装置は、車両の所有者が電子キーを所持した状態で車内に乗り込み、メカニカルキーを用いずに車両側に設けられた押しボタンを操作するだけでエンジンを始動又は停止させることができるようにするものである。
【0003】
スマートイグニッション装置は、無線通信により電子キーと車両側制御装置との間でID照合を行うものであるため、電池消耗時等の非常時には、インストルメントパネルに設けた電子キーのスロット機構(以下、単にスロット機構)に電子キーを差し込んでID照合を行う必要がある。
【0004】
ところが、このようなスロット機構が取り付けられるインストルメントパネル内部は、その他数多くの電子機器が配置されるため、十分な取付スペースを確保することが困難である。そのため、車両におけるスロット機構の取り付けは、確実にスロット機構が固定されることはもとより、取り付けが極力容易であることが求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両におけるスロット機構の取り付けは、インストルメントパネル内側にブラケットを螺設し、当該ブラケットにスロット機構の筐体を装着し複数箇所でブラケットと当該筐体を螺子止め固定することにより行う。従って、十分な取付スペースが確保されない状態での螺子止め作業は、作業効率が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、確実かつ容易な固定ができる、スロット機構の取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明…実施形態1,2に対応)
請求項1に記載の発明では、電子キーを挿入するスロット機構を車両に取り付けるためのブラケットに前記スロット機構を固定するスロット機構の取付構造であって、前記スロット機構は、該スロット機構への電子キー挿入方向に略平行する一面である係止面と、該係止面に直交する方向に位置する一面である基準面と、を備え、前記ブラケットは、前記係止面と前記基準面との間の角度と等しく形成された第1及び第2の部材を備え、前記スロット機構及び前記ブラケットには、前記係止面と前記基準面とに第1及び第2の部材を当接させるための係止手段を少なくとも一つ備えた、ことを要旨とする。
【0008】
この発明によれば、螺子止め箇所が低減されるとともに、スロット機構の係止面に当接するブラケット第1の部材に固定されるとともにスロット機構の基準面にブラケットの第2部材が当接することにより、基準面に直交する方向の不要な動きが規制される。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について、図1〜図3に従い説明する。
【0010】
図1に示すように、車室内に設けられたインストルメントパネル(以下、単にパネル)11には、所謂スマートイグニッション装置の操作機構12と、電子キーのスロット機構13とが設けられている。
【0011】
スロット機構13は、その筐体20の一面であるパネル面20aがパネル11の外表面とが略面一となるように、取付用ブラケットを用いてパネル11内側に固定されることにより、パネル11に取り付けられている。パネル面20aには、電子キーの差込口21が形成されている。尚、この場合において、パネル11の外表面とは、パネル11の図1において車室空間側の面を指し、パネル11の内面とは、パネル11によって車室空間と隔てられたパネル11内部空間側の面を指す。
【0012】
運転者が、スロット機構13の差込口21に電子キー14を差し込むと、スロット機構13内部領域に形成される電磁界に電子キー14のトランスポンダ(図示せず)が配置されることにより、トランスポンダ内のコイルに起電力が生じ、電子キー14からIDコードを含むトランスポンダ信号が発信される。車両側の送受信装置(図示せず)は、トランスポンダ信号を受信すると、トランスポンダ信号に含まれたIDコードの照合を行い、照合した結果IDコードが一致する場合には、前記操作機構12への操作を許可する。そして、運転者は、操作機構12を操作することによりエンジンを始動する。
【0013】
次に、このようなスロット機構13の取付構造及びその構成について説明する。
まず、スロット機構の筐体について説明する。
【0014】
図2に示すように、筐体20は、箱型形状をなしている。筐体20の各面のうち、乗員側がパネル面20aであり、筐体20の上面(図2における上面)を係止面20b、筐体20の右側(図面の右側)側面を基準面20c、筐体20の左側(図面の左側)側面を螺子止め面20dとし、筐体20の反乗員側面を裏面20eとする。筐体20は、箱型形状をなしているため、基準面20cと螺子止め面20dは平行しており、パネル面20a、係止面20b及び基準面20c(螺子止め面20d)は互いに直交している。
【0015】
筐体20は、前記差込口21と、係止手段としてのスナップフィット22と、螺子取付部23と、位置決め手段としての突起24と、を備える。
筐体20の前記パネル面20aは、矩形をなし、差込口21は、当該パネル面20aの中央部に位置し、パネル面20aの長手方向に沿って細長く延設されている。差込口21は、筐体20内部に連通しており、上述のように、当該差込口21から筐体20内部のスロット機構13に電子キー14が差し込まれる。
【0016】
スナップフィット22は、前記係止面20b上に設けられ、パネル面20aとの間で共有される短辺25aに平行する辺25bの近傍に設けられており、短辺25aの中点と辺25bの中点とを結ぶ係止面20bの中心線上に設けられている。
【0017】
スナップフィット22は、ガイド部22aと係止ピン22bからなり、係止面20b上に設けられている。ガイド部22aは、係止面20bに立設された一対の側壁22c,22dと当該側壁22c,22dの上端間に渡された押さえ板22eとからなる断面コの字状に形成され、当該係止面20bの前記筐体20の裏面20e側端部からパネル面20a側端部に向かって伸びるように形成されている。押さえ板22eには、パネル面20a側端部から前記裏面20e側に向かって伸びるスリットが形成され、当該スリットにより前記係止ピン22bが、押さえ板22eと一体に形成されている。一対のスリットは前記中心線方向に折り返され、係止ピン22bを挟むフランジ部22fを有するように形成されている。即ち、係止ピン22bは、係止面20b及び前記フランジ部22fと平行するように、前記辺25b近傍から係止面20bの長手方向に突設されており、係止ピン22bの先端部には、係止面20bに向かって突出する突部22gが設けられている。また、本実施形態において、係止ピン22bは樹脂からなり、係止面20bに対し鉛直方向に可撓性を有する。
【0018】
筐体20の螺子止め面20dには、螺子取付部23と突起24とが設けられている。螺子取付部23は、パネル面20aの長辺25cに直交し螺子止め面20dを二分する線と、螺子止め面20d及び係止面20bの共有辺25dとの間に埋設されており、中央部に螺子孔23aを備える。
【0019】
突起24は、円柱形状をなし、前記長辺25cに直交し螺子止め面20dを二分する線と、前記共有辺25dに平行する螺子止め面20dの辺25eとの間に突設されている。
【0020】
次に取付用ブラケットについて説明する。
ブラケット30は、筐体20の前記係止面20bと対向する面を有する第1の部材としての第1板状部材30bと、前記基準面20cと対向する面を有する第2の部材としての第2板状部材30cと、前記螺子止め面20dと対向する面を有する第3の部材としての第3板状部材30dと、を有している。第2板状部材30cは、第1板状部材30bと略直交するように形成され、第3板状部材30dは、第1板状部材30bと略直交するように形成されている。従って、第2及び第3板状部材30c,30dは、略平行に形成され、ブラケット30は、当該ブラケット30を構成するこれら3部材の直交断面において略コの字形状をなす。そして、第2及び第3板状部材30c,30d間の距離は、筐体20の左右方向の厚み(係止面20bの幅)と略同一に形成されている。
【0021】
第1板状部材30bには、前記筐体20の裏面20e側の端部から同裏面20e方向に向かって伸びる突出部31が設けられ、当該突出部31は、その先端部に係止孔31aを有している。突出部31は、ブラケット30に筐体20を装着する際に、筐体20の前記スナップフィット22に差し込まれ、突部22gと係止孔31aとが係合する。従って、ブラケット30に前記筐体20を装着した際には、ブラケット30の第1板状部材30bの内側面と筐体20の係止面20bとが当接する。また、筐体20は箱型形状をなし、第1板状部材30bと第2板状部材30cは直交する位置関係にあるため、このとき、ブラケット30の第2板状部材30cの内側面と筐体20の基準面20cとが当接する。
【0022】
前記第2及び第3板状部材30c,30dは、前記パネル面20a側の端部に取付フランジ部32を備える。取付フランジ部32は、略円形状に形成された複数の取付孔32aを備え、取付孔32aは、ブラケット30を前記パネル11に螺設する際に用いられる。
【0023】
第3板状部材30dは、円孔33と、長孔34と、を備える。円孔33は、当該装着した際に、前記筐体20の螺子取付部23と当接する位置に、長孔34は、前記筐体20の突起24と当接する位置に設けられている。
【0024】
また、ブラケット30の第1板状部材30b及び第3板状部材30dが共有する端部には、当該端部に沿って延びる肉抜き部35が設けられている。本実施形態では、肉抜き部35は端部に沿って複数設けられ、図3に示すように、当該肉抜き部35により第3板状部材30dは当該共有端部を中心として周方向に可撓性を有する。
【0025】
次に、上記のように構成されたスロット機構13の取付構造の作用について説明する。
ブラケット30の突出部31を筐体20のスナップフィット22に差し込み、筐体20とブラケット30の係止面20bと第1板状部材30bの内側面、基準面20cと第2板状部材30cの内側面とが、当接するように、ブラケット30に筐体20を装着する。
【0026】
ブラケット30の突出部31を筐体20のスナップフィット22に当該スナップフィット22のガイド部22aに沿って差し込むと、スナップフィット22の係止ピン22bは、係止ピン22bの突部22gが突出部31に押し上げられ、撓む。そして、さらに突出部31を差し込み、係止ピン22bの突部22gと突出部31の係止孔31aの位置が合うと、係止ピン22bの突部22gが突出部31の係止孔31aに嵌る。
【0027】
このとき、突出部31は、ガイド部22aと当該突出部31の係止孔31a及び係止ピン22bにより係止されるとともに、ガイド部22aに設けられたフランジ部22fと筐体20の係止面20bに挟みこまれるように係止される。
【0028】
即ち、これにより、筐体20は、係止面20bと直交方向にブラケット30に固定されるとともに、筐体20の基準面20cがブラケット30の第2板状部材30cと当接することにより、基準面20cと直交方向の不要な動きが規制される。
【0029】
次に、第3板状部材30dを可動させて、当該第3板状部材30dと前記螺子止め面20dとを当接させ、筐体20の突起24をブラケット30の長孔34に差し込む。そして、ブラケット30を筐体20に位置決めした状態で、ブラケット30の第3板状部材30dに設けられた円孔33から筐体20の螺子止め面20dに設けられた螺子取付部23の螺子孔23aに螺子60を螺挿し、第3板状部材30dと螺子止め面20dとを固定する。これにより、ブラケット30の第3板状部材30dと筐体20の螺子止め面20dが固定され、さらに当該螺子60により第3板状部材30dが締め付けられることにより、当該第3板状部材30dと第2板状部材30cに筐体20が挟持される。
【0030】
そして、ブラケット30の前記取付フランジ部32に設けられた取付孔32aを用いて、ブラケット30を前記パネル11の内側に螺設する。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0031】
(1)筐体20の係止面20bには、スナップフィット22を備えた。ブラケット30は、筐体20の前記係止面20bと対向する面を有する第1板状部材30bと、前記基準面20cと対向する面を有する第2板状部材30cと、を備えた。当該第1板状部材30bには、前記筐体20の裏面20e側の端部から同裏面20e方向に向かって伸びる突出部31を備え、第2板状部材30cは、第1板状部材30bと略直交するように形成されることとした。その結果、螺子止め箇所を低減することができるとともに、基準面20cと直交する方向の不要な動きが規制されるので、確実かつ容易に固定することができる。
【0032】
(2)筐体20の螺子止め面20dには、螺子取付部23を備えた。ブラケット30は、螺子止め面20dと対向する面を有する第3板状部材30dを備え、第3板状部材30dには、円孔33を備えた。そして、ブラケット30の第3板状部材30dと筐体20の螺子止め面20dとを螺子止めすることとした。その結果、筐体20は、直交する位置関係にある2面でブラケットに固定されるとともに、平行する位置関係にある第2板状部材30cと第3板状部材30dにより挟持されるので、少ない螺子止め箇所でも確実に固定することができる。
【0033】
(3)筐体20の螺子止め面20dには突起24を設け、第3板状部材30dには、長孔34を形成した。従って、第3板状部材30dを可動させて、当該第3板状部材30dと前記螺子止め面20dとを当接させ、筐体20の突起24をブラケット30の長孔34に差し込むことにより、容易にブラケット30を筐体20に位置決めすることができる。
【0034】
(第2実施形態)
第2実施形態を、前記実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図4に示すように、筐体40は、前記係止面20b上に係止突起48を備える。係止突起48は、当該係止面20bと前記パネル面20aとが共有する前記短辺25aの近傍、前記係止面20bの中心線上に突設されている。係止突起48は、鉤型形状をなし、その先端部は、パネル面20a方向に向かって突出している。
【0035】
また、ブラケット50は、当該ブラケット50の前記第1板状部材30bに角孔58を備える。角孔58は、ブラケット50に筐体20を装着した際に、前記筐体20に設けられた係止突起48の基端部と角孔58の内縁部が当接する位置に設けられている。
【0036】
このような構成とすれば、ブラケット50に筐体40を装着する際に、筐体40の係止突起48をブラケット50の角孔58に挿入することで、パネル面20aに近い位置にも、係止手段を設けることが可能である。
【0037】
従って、確実にブラケット50の第1板状部材30bの内側面に筐体40の係止面20bが係止されるので、螺子止め箇所が少なくてもすむため、容易に固定することができる。
【0038】
(別の実施形態)
本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態においては、第2及び第3板状部材の前記パネル面20a側の端部に取付フランジ部32を備け、パネル11の内側に螺設することとした。しかし、これに限らず、少なくとも一方の取付フランジ部32を前記裏面20e側の端部に設け、前記パネル11の内部空間に設けたフレームに固定することとしてもよい。このような構成とすれば、より確実な取り付けを担保することができる。
【0039】
・本実施形態においては、乗員側をパネル面20aとした場合に、筐体20の上面を係止面20bとしたが、筐体20の右側又は左側を係止面とし、当該係止面20bと直交する面を螺子止め面20d及び基準面20cとしてもよい。
【0040】
・本実施形態においては、係止手段としてスナップフィット22を用いたが、筐体20とブラケット30を係止することができれば、係止穴に係止突起を嵌合する等、その他の手段を用いてもよい。
【0041】
・本実施形態においては、スナップフィット22の係止ピン22bは、樹脂製としたが、可撓性を有する素材であれば、金属その他の材質を用いてもよい。
・本実施形態においては、ブラケット30の第1板状部材30bと第3板状部材30dにより共有される端部に、肉抜き部35を設けることにより、第3板状部材30dが当該共有端部を中心として周方向に可撓性を持たせた。しかし、これに限らず、第3板状部材30dにこのような可撓性を持たせることができれば、当該共有端部を薄肉とする等の構成であってもよい。
【0042】
・本実施形態においては、ブラケット30をパネル11を螺設し、筐体20の螺子止め面20dとブラケット30の第3板状部材30dとを螺子止め固定することとした。しかし、これらブラケット30とパネル11、筐体20とブラケット30の固定方法は、螺子止め以外の方法であってもよく、係止面20bと第1板状部材30bのように、係止手段による係止等の固定方法を用いてもよい。
【0043】
・本実施形態においては、筐体20は、箱型形状としたが、外面の形状は、ブラケットを構成する3部材に当接する面を有するものであれば、例えば、六角柱形状等、その他の形状であってもよい。
【0044】
・本実施形態においては、筐体20の形状を箱型形状としたため、係止面20bと基準面20c及び螺子止め面20dは直交していた。しかし、これに限らず、その角度が直角である必要なく、係止面20bに対し基準面20c及び螺子止め面20dが直交する位置関係にあればよい。
【0045】
・また、基準面20cと螺子止め面20dとの関係についても平行である必要はなく、これらが平行する位置にあればよい。
・また、同じく本実施形態においては、筐体20の形状を箱型形状としたため、係止面20b、基準面20c及び螺子止め面20dとパネル面20aは直交していた。しかし、これに限らず、係止面20bに対し、基準面20c及び螺子止め面20dが直交する位置関係にあり、基準面20cと螺子止め面20dとが平行する位置にあれば、パネル面に対しては、必ずしも直交するものでなくともよい。
【0046】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に示す。
(1)前記係止面の電子キー挿入側端部近傍と、該挿入側端部と反対側の端部近傍と、の2箇所に前記係止手段を備えたこと、を特徴とする請求項1に記載のスロット機構の取付構造。
【0047】
この発明によれば、電子キーのスロット機構の筐体は、離れた2箇所でブラケットに係止される。そのため、螺子止め箇所を増やさずに、取り付けの確実性が向上する。
【0048】
(2)前記スロット機構は、前記係止面に直交する方向に位置し前記基準面に平行する一面である螺子止め面を備え、前記螺子止め面には、少なくとも一つの螺子孔を備え、前記第1の部材と前記係止面は、互いに接する面の前記電子キー挿入方向に直交する方向の幅が同一となるように形成され、前記ブラケットは、前記螺子止め面に当接し貫通孔を有する第3の部材を備え、前記貫通孔に螺子を挿通し前記螺子孔に螺入して前記第3の部材を、前記螺子止め面に固定すること、を特徴とする請求項1又は前記(1)に記載のスロット機構の取付構造。
【0049】
この発明によれば、螺子止め箇所が少なくてすむとともに、スロット機構は、係止面及び螺子止め面の直交する2面で固定され、さらに基準面と螺子止め面により挟持される。
【0050】
(3)前記スロット機構は、前記螺子止め面に突部を有し、前記ブラケットの前記第3の部材には、前記突部に対応する位置に孔を備えること、を特徴とする前記(2)に記載のスロット機構の取付構造。
【0051】
(4)電子キーを挿入するスロット機構を車両に取り付けるためのブラケットであって、前記スロット機構への電子キー挿入方向に略平行する該スロット機構の一面である係止面と該係止面に直交する方向に位置する一面である基準面との間の角度と等しく形成された第1及び第2の部材を備え、前記係止面と前記基準面とに第1及び第2の部材を当接させるための係止手段を少なくとも一つ備えたこと、を特徴とするブラケット。
【0052】
この発明によれば、螺子止め箇所が低減されるとともに、スロット機構の係止面に当接するブラケット第1の部材に固定されるとともにスロット機構の基準面にブラケットの第2の部材が当接することにより、基準面に直交する方向の不要な動きが規制される。
【0053】
(5)前記係止面の電子キー挿入側端部近傍と、該挿入側端部と反対側の端部近傍と、の2箇所に前記係止手段を備えたこと、を特徴とする前記(4)に記載のブラケット。
【0054】
(6)前記第1の部材と前記係止面は、互いに接する面の前記電子キー挿入方向に直交する方向の幅が同一となるように形成され、前記螺子止め面に当接し貫通孔を有する第3の部材を備えたこと、を特徴とする前記(4)又は前記(5)に記載のブラケット。
【0055】
(7)ブラケットに固定されることにより、車両に取り付けられる電子キーのスロット機構であって、前記スロット機構への電子キー挿入方向に略平行する一面である係止面と、該係止面に直交する方向に位置する一面である基準面と、を備え、前記係止面と前記基準面との間の角度と等しく形成された第1及び第2の部材を備えた前記ブラケットの該第1及び第2の部材に前記係止面と前記基準面とを当接させるための係止手段を少なくとも一つ備えたこと、を特徴とするスロット機構。
【0056】
(8)前記係止面の電子キー挿入側端部近傍と、該挿入側端部と反対側の端部近傍と、の2箇所に前記係止手段を備えたこと、を特徴とする前記(7)に記載のスロット機構。
【0057】
(9)前記係止面に直交する方向に位置し前記基準面に平行する一面である螺子止め面を備え、前記螺子止め面には、少なくとも一つの螺子孔を備えたこと、を特徴とする前記(8)又は(9)に記載のスロット機構。
【0058】
(10)前記係止手段としてスナップフィットを備えたことを特徴とする前記(7)〜(9)のうちの何れか一つに記載のスロット機構。
(11)電子キーを挿入するスロット機構を車両に取り付けるためのブラケットに、前記スロット機構を固定するスロット機構の取付方法であって、前記スロット機構への電子キー挿入方向に平行する一面である係止面と該係止面に直交する方向に位置する一面である基準面との間の角度と等しく形成された第1及び第2の部材を備えた前記ブラケットの該第1及び第2の部材に、前記係止面及び前記基準面とが当接するように係止すること、を特徴とするスロット機構の取付方法。
【0059】
(12)前記スロット機構は、前記係止面に直交する方向に位置し前記基準面に平行する一面である螺子止め面を備え、前記螺子止め面には、少なくとも一つの螺子孔を備え、前記第1の部材と前記係止面は、互いに接する面の前記電子キー挿入方向に直交する方向の幅が同一となるように形成され、前記ブラケットは、前記螺子止め面に当接し貫通孔を有する第3の部材を備え、前記ブラケットと前記スロット機構は、前記貫通孔に螺子を挿通し前記螺子孔に螺入することにより固定されること、を特徴とする前記(11)に記載のスロット機構の取付方法。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、確実かつ容易な固定ができる、スロット機構の取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子キーのスロット機構が取り付けられた車室の斜視図。
【図2】第1実施形態におけるスロット機構の筐体及びブラケットの斜視図。
【図3】ブラケットにスロット機構の筐体を取り付けた場合の正面図。
【図4】第2実施形態におけるスロット機構の筐体及びブラケットの斜視図。
【符号の説明】
11…インストルメントパネル、13…電子キーのスロット機構、20,40…スロット機構の筐体、20a…パネル面、20b…係止面、20c…基準面、20d…螺子止め面、22…スナップフィット、23…螺子取付部、48…係止突起、30,50…ブラケット、30b…第1の部材としての第1板状部材、30c…第2の部材としての第2板状部材、30d…第3の部材としての第3板状部材、31…突出部、33…円孔、35…肉抜き部、58…角孔、60…螺子。

Claims (1)

  1. 電子キーを挿入するスロット機構を車両に取り付けるためのブラケットに前記スロット機構を固定するスロット機構の取付構造であって、
    前記スロット機構は、該スロット機構への電子キー挿入方向に略平行する一面である係止面と、該係止面に直交する方向に位置する一面である基準面と、を備え、
    前記ブラケットは、前記係止面と前記基準面との間の角度と等しく形成された第1及び第2の部材を備え、
    前記スロット機構及び前記ブラケットには、前記係止面と前記基準面とに第1及び第2の部材を当接させるための係止手段を少なくとも一つ備えたこと、
    を特徴とするスロット機構の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100832131B1 (ko) 2007-02-28 2008-05-27 주식회사 신창전기 자동차용 슬롯 기구

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