JP2004147779A - 遊技機 - Google Patents

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詔八 鵜川
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Abstract

【課題】演出用電気部品を遊技機前側部材と遊技盤とに分けて設けた構成において、遊技機前側部材側に設けられた表示装置およびその駆動回路を機種変更の際に容易に再利用できるようにするとともに、遊技機前側部材側の表示装置による演出と遊技盤側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることである。
【解決手段】ガラス扉枠2(遊技機前側部材)に、枠表示装置9(表示装置)と、それを駆動する入力回路71および出力回路72(前側部駆動回路)が搭載された枠駆動基板70(前側部駆動基板)とを設ける。また、1つの演出制御基板50からの制御信号に基づいて、枠駆動基板70が枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板60が遊技盤7側の演出用電気部品を駆動する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技機、スロットマシンなどで代表される遊技機に関する。詳しくは、遊技領域が形成された遊技盤に盤演出用電気部品を備え、遊技機の前側部分を構成する遊技機前側部材に、可変表示を行なうことが可能な表示装置を含む前側部演出用電気部品を備え、前記盤演出用電気部品と前記前側部演出用電気部品とを含む演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機として従来から一般的に知られているものに、遊技領域が形成された遊技盤に盤演出用電気部品を備え、遊技機の前側部分を構成する遊技機前側部材に、可変表示を行なうことが可能な表示装置を含む前側部演出用電気部品を備え、前記盤演出用電気部品と前記前側部演出用電気部品とを含む演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能なものがあった。
【0003】
このような従来の遊技機においては、遊技機前側部材に演出用電気部品としての表示装置を設けたものがあった(特許文献1)。このように遊技機前側部材に演出用電気部品を設けた場合は、遊技盤を交換する機種変更の際に表示装置を交換せずに別の機種に使い回すことが可能となる。
【0004】
また、このような従来の遊技機においては、一般的に、表示装置とスピーカとのような複数種類の演出用電気部品を複数のマイクロコンピュータで別々に制御する場合と(特許文献2)、このような複数種類の演出用電気部品を1つのマイクロコンピュータで制御する場合とがあった。
【0005】
さらに、演出用電気部品が遊技機前側部材と遊技盤とに分けて配置した従来の遊技機においては、演出用電気部品を制御するマイクロコンピュータを、遊技機前側部材に設けられた演出用電気部品を制御するマイクロコンピュータと、遊技盤に設けられた演出用電気部品を制御するマイクロコンピュータとに分けて構成する場合があった(特許文献3)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−210203号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平7−185084号公報
【0008】
【特許文献3】
特開平8−811号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技機では、遊技盤に設けられていた表示装置を遊技機前側部材に設けることにより、表示装置が機種変更の際に再利用可能であるが、その表示装置を駆動する駆動基板が遊技盤に設けられていため、その駆動基板については機種変更の際に再利用することが容易ではなかった。また、表示装置を遊技機前側部材に設ける場合には、従来の遊技機のように、演出用電気部品を制御するマイクロコンピュータを、遊技機前側部材の演出用電気部品制御用のマイクロコンピュータと、遊技盤の演出用電気部品制御用のマイクロコンピュータとに分けることも考えられる。しかし、その場合には、別々のマイクロコンピュータにより遊技の演出内容の決定等の各種制御が独立的に行なわれるので、遊技機前側部材の演出用電気部品と遊技盤の演出用電気部品とで演出を整合させることが容易ではない。
【0010】
この発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、演出用電気部品を遊技機前側部材と遊技盤とに分けて設けた構成において、遊技機前側部材側に設けられた表示装置およびその駆動回路を機種変更の際に容易に再利用できるようにするとともに、遊技機前側部材側の表示装置による演出と遊技盤側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることが可能な遊技機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 遊技領域(遊技領域6)が形成された遊技盤(遊技盤7)に盤演出用電気部品(装飾ランプ(LED)25a、装飾ランプ25b、始動入賞球装置15のソレノイド、可変入賞球装置30のソレノイド)を備え、遊技機の前側部分を構成する遊技機前側部材(ガラス扉枠2、前面枠2b)に、可変表示を行なうことが可能な表示装置(枠表示装置9)を含む前側部演出用電気部品(スピーカ27、枠表示装置9、遊技効果ランプ28a〜28c、賞球ランプ51、球切れランプ52)を備え、前記盤演出用電気部品と前記前側部演出用電気部品とを含む演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
遊技状態を制御する遊技制御マイクロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ32)と、前記遊技制御マイクロコンピュータによる遊技の演出を指示するためのコマンドを送信するコマンド送信手段(出力回路33)とを有する遊技制御基板(遊技制御基板31)と、
前記コマンド送信手段から送信されたコマンドを受信するコマンド受信手段(入力ポート54)と、前記受信されたコマンドに基づいて遊技の演出内容を独自に決定する演出決定手段を含み前記演出用電気部品を制御する演出制御マイクロコンピュータ(演出制御用マイクロコンピュータ53)と、前記決定された演出内容に基づき前記演出用電気部品を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段(出力回路55)とを有する1つの演出制御基板(演出制御基板50)と、
前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記盤演出用電気部品を駆動する盤駆動回路(入力回路61、出力回路62)を有する盤駆動基板(盤駆動基板60)とを前記遊技盤に備えるとともに、
前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記前側部演出用電気部品を駆動する前側部駆動回路(入力回路71、出力回路72)を有する前側部駆動基板(枠駆動基板70)を前記遊技機前側部材に備え、
前記制御信号出力手段は、前記盤駆動基板に接続するための第1接続手段(コネクタ部81)を介して、前記盤駆動回路に前記制御信号を出力し、前記前側部駆動基板に接続するための第2接続手段(コネクタ部82)を介して、前記前側部駆動回路に前記制御信号を出力し、
前記盤駆動回路には、前記制御信号出力手段から、前記演出制御基板に接続するための第3接続手段(コネクタ部83)を介して、前記制御信号が入力され、
前記前側部駆動回路には、前記制御信号出力手段から、前記演出制御基板に接続するための第4接続手段(コネクタ部84)を介して、前記制御信号が入力され、
前記制御信号出力手段は、前記盤駆動回路および前記前側部駆動回路のそれぞれに、前記制御信号を並列的に出力する(図3)。
【0012】
このような構成によれば、遊技機前側部材に、表示装置と、それを駆動する前側部駆動回路が搭載された前側部駆動基板とが設けられたことにより、機種変更において遊技盤を交換しても、表示装置および前側部駆動基板を遊技機前側部材に残すことができるので、演出用電気部品を遊技機前側部材と遊技盤とに分けて設けた構成において、演出用電気部品である表示装置およびその駆動基板を機種変更の際に容易に再利用することができる。さらに、制御信号出力手段は、盤駆動基板に接続するための第1接続手段を介して、盤駆動回路に制御信号を出力する。制御信号出力手段は、前側部駆動基板に接続するための第2接続手段を介して、前側部駆動回路に制御信号を出力する。さらに、盤駆動回路には、制御信号出力手段から、演出制御基板に接続するための第3接続手段を介して、制御信号が入力される。さらに、前側部駆動回路には、制御信号出力手段から、演出制御基板に接続するための第4接続手段を介して、制御信号が入力される。さらに、制御信号出力手段は、盤駆動回路および前側部駆動回路のそれぞれに、制御信号を並列的に出力する。このため、1つの演出制御基板からの制御信号に基づいて、前側部駆動基板が表示装置を含む遊技機前側部材側の演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板が遊技盤側の演出用電気部品を駆動することとなるので、表示装置を含む遊技機前側部材側の演出用電気部品による演出と遊技盤側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることができる。
【0013】
(2) 遊技領域(遊技領域6)が形成された遊技盤(遊技盤7)に盤演出用電気部品(装飾ランプ(LED)25a、装飾ランプ25b、始動入賞球装置15のソレノイド、可変入賞球装置30のソレノイド)を備え、遊技機の前側部分を構成する遊技機前側部材(ガラス扉枠2、前面枠2b)に、可変表示を行なうことが可能な表示装置(枠表示装置9)を含む前側部演出用電気部品(スピーカ27、枠表示装置9、遊技効果ランプ28a〜28c、賞球ランプ51、球切れランプ52)を備え、前記盤演出用電気部品と前記前側部演出用電気部品とを含む演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
遊技状態を制御する遊技制御マイクロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ32)と、前記遊技制御マイクロコンピュータによる遊技の演出を指示するためのコマンドを送信するコマンド送信手段(出力回路33)とを有する遊技制御基板(遊技制御基板31)と、
前記コマンド送信手段から送信されたコマンドを受信するコマンド受信手段(入力ポート54)と、前記受信されたコマンドに基づいて遊技の演出内容を独自に決定する演出決定手段を含み前記演出用電気部品を制御する演出制御マイクロコンピュータ(演出制御用マイクロコンピュータ53)と、前記決定された演出内容に基づき前記演出用電気部品を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段(出力回路55)とを有する1つの演出制御基板(演出制御基板50)と、
前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記盤演出用電気部品を駆動する盤駆動回路(入力回路61、出力回路62)を有する盤駆動基板(盤駆動基板60)とを前記遊技盤に備えるとともに、
前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記前側部演出用電気部品を駆動する前側部駆動回路(入力回路71、出力回路72)を有する前側部駆動基板(枠駆動基板70)を前記遊技機前側部材に備え、
前記制御信号出力手段は、前記盤駆動基板および前記前側部駆動基板のいずれか一方の駆動基板に接続するための第1接続手段(コネクタ部85)を介して、前記一方の駆動基板の駆動回路に前記制御信号を出力し、
前記一方の駆動基板の駆動回路には、前記制御信号出力手段から、前記演出制御基板に接続するための第2接続手段(コネクタ部86)を介して、前記制御信号が入力され、
前記一方の駆動基板の駆動回路は、前記一方の駆動基板から他方の駆動基板に接続するための第3接続手段(コネクタ部87)を介して、前記他方の駆動基板の駆動回路に、前記入力された制御信号を出力し、
前記他方の駆動基板の駆動回路には、前記一方の駆動基板の駆動回路から、前記一方の駆動基板を接続するための第4接続手段(コネクタ部88)を介して、前記制御信号が入力される(図4)。
【0014】
このような構成によれば、遊技機前側部材に表示装置とそれを駆動する駆動回路が搭載された前側部駆動基板とが設けられたことにより、機種変更において遊技盤を交換しても表示装置および前側部駆動基板を遊技機前側部材に残すことができるので、演出用電気部品を遊技機前側部材と遊技盤とに分けて設けた構成において、演出用電気部品である表示装置およびその駆動基板を機種変更の際に容易に再利用することができる。さらに、制御信号出力手段は、盤駆動基板および前側部駆動基板のいずれか一方の駆動基板に接続するための第1接続手段を介して、一方の駆動基板の駆動回路に制御信号を出力する。さらに、一方の駆動基板の駆動回路には、制御信号出力手段から、演出制御基板に接続するための第2接続手段を介して、制御信号が入力される。さらに、一方の駆動基板の駆動回路は、一方の駆動基板から他方の駆動基板に接続するための第3接続手段を介して、他方の駆動基板の駆動回路に、入力された制御信号を出力する。さらに、他方の駆動基板の駆動回路には、一方の駆動基板の駆動回路から、一方の駆動基板を接続するための第4接続手段を介して、制御信号が入力される。このため、1つの演出制御基板からの制御信号に基づいて、前側部駆動基板が表示装置を含む遊技機前側部材側の演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板が遊技盤側の演出用電気部品を駆動することとなるので、表示装置を含む遊技機前側部材側の演出用電気部品による演出と遊技盤側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることができる。それに加えて、他方の駆動基板が演出制御基板からの制御信号を一方の駆動基板を経由して受けることにより、演出制御基板と駆動基板との間の配線数を低減することが可能となる。
【0015】
(3) 前記遊技は、前記遊技領域(遊技領域6)に玉が打込まれ、玉が前記遊技領域の上から下に流下することにより行なわれ、
前記遊技領域よりも下側に設けられ、前記遊技領域に向けて玉を発射する発射手段に供給される玉が貯留される発射玉貯留皿(打球供給皿3)をさらに含み、
前記表示装置(枠表示装置9)は、前記遊技領域と前記発射玉貯留皿との間に位置するように設けられている(図1)。
【0016】
このような構成によれば、表示装置が、遊技領域と発射玉貯留皿との間に位置するように設けられるので、玉が流下する延長線上で表示装置での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0017】
(4) 前記遊技機前側部材は、前記遊技領域の前側部分を構成する透明板(ガラス)を保持する透明板保持枠(ガラス扉枠2)である(図1)。
【0018】
このような構成によれば、遊技機前側部材が遊技領域の前側部分を構成する透明板を保持する透明板保持枠であるので、玉が流下する延長線上で表示装置での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0019】
(5) 前記遊技機前側部材は、前記遊技機の前側部分を構成する前面枠(前面枠2b)である(図6)。
【0020】
このような構成によれば、遊技機前側部材が遊技機の前側部分を構成する前面枠であるので、玉が流下する延長線上で表示装置での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0021】
(6) 前記遊技機前側部材は、前記発射玉貯留皿(打球供給皿3)を備え、開閉可能な貯留皿開閉枠(打球供給皿開閉枠2f)である(図7)。
【0022】
このような構成によれば、発射玉貯留皿を備え、開閉可能な貯留皿開閉枠であるので、玉が流下する延長線上で表示装置での表示を遊技者が確認可能となるようにすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機、スロットマシン等のその他の遊技機であってもよく、所定の演出用電気部品を有し、該演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な遊技機であればすべて対象となる。
【0024】
[第1実施形態]
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1を正面から見た正面図である。図2は、第1実施形態におけるパチンコ遊技機1の遊技機前側部材の一部を開けた状態を示す図である。
【0025】
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、縦長な方形状に枠組形成される外枠2aと、該外枠2aの内側に開閉可能に軸支されかつパチンコ遊技機1の主要構成部が集約して設けられる前面枠2bと、該前面枠2bの前面上部に開閉自在に軸支されて設けられる額縁状のガラス扉枠2とから構成されている。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿3が設けられている。打球供給皿3には、後述する遊技領域7にむけて遊技球を発射する打球発射装置に供給される遊技球が貯留される。前面枠2bにおいて、打球供給皿3の下部には、打球供給皿3から溢れた貯留球を貯留する余剰球受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5とが設けられている。また、ガラス扉枠2の後方に位置する前面枠2bには、前面側に遊技領域7が形成された遊技盤6が着脱可能に設けられている。遊技機前側部材である前面枠2bおよびガラス扉枠2は、パチンコ遊技機1の正面から見て左側の端部において軸支され、軸支位置を開閉軸として開閉される。ガラス扉枠2には、遊技盤6の遊技領域7をほぼ透視し得る透視窓が開設され、該透視窓の裏面からガラス板が装着されている。つまり、打球供給皿3は、遊技領域よりも下側に設けられる。
【0026】
この遊技領域7には、打球操作ハンドル5を操作することに応じて打球発射装置によって発射された遊技球が誘導レール76に誘導されて打ち込まれるが、この遊技球は、誘導レール76と遊技領域7との境界に設けられた近接スイッチにより構成される打込球スイッチ77によって検出される。この打込球スイッチ77によって検出された遊技球の数は、後述する遊技制御基板31によって特定される。
【0027】
遊技領域7と打球供給皿3との間には、液晶表示器よりなる枠表示装置9が設けられている。本実施の形態においては、枠表示装置9は、遊技機前側部材である遊技機の前面側に配置されるガラス板を保持するガラス扉枠2に設けられる。なお、枠表示装置9は、液晶表示器に限らず、CRT(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマトリクス、7セグメントLED等のLED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス、蛍光表示管等のその他の画像表示式の表示装置により構成されてもよい。また、枠表示装置9は、画像表示式の表示装置に限らず、外周に複数種類の図柄が描かれた回転ドラムを回転駆動する回転ドラム式、表面に複数種類の図柄が描かれたベルトを回転移動させるものや複数種類の図柄が描かれた円盤を回転させるもの(ロタミント)等のその他の機械式(電気的駆動源により駆動される機械式のもの)の可変表示装置であってもよい。
【0028】
図2に示すように、枠表示装置9と打球供給皿3とが設けられたガラス扉枠2は、パチンコ遊技機1の正面から見て左側の端部の軸支位置を開閉軸として開閉される。
【0029】
枠表示装置9は、数字、数字以外の文字、図形、模様、キャラクタ等の複数種類の識別情報(特別識別情報)としての特別図柄を可変表示(更新表示,変動表示ともいう)可能である。ここで、識別情報とは、各々が識別可能な複数種類の識別情報をいう。また、キャラクタとは、枠表示装置9に表示される人間,動物,あるいは物等を表わす映像をいう。なお、枠表示装置9により可変表示される識別情報は、数字、文字、図形、模様、キャラクタ等の識別情報であれば、どのような識別情報であってもよく、数字のみ、文字のみ、図形のみ、模様のみ、キャラクタのみ、または、これらを適宜組合せたもの等であってもよい。
【0030】
枠表示装置9では、左図柄,中図柄,右図柄という複数(3つ)の図柄を並んで可変表示を行ない表示結果を導出表示可能な複数(3つ)の表示領域を有し、これらの図柄をスクロール等の方式で可変表示可能である。これらの表示領域は左右方向に並んで配置されている。なお、ここでは、表示領域が固定的に定められたものである場合を一例として示したが、これに限らず、図柄を可変表示するための表示領域としては、表示領域の範囲が拡大、縮小されるものであってもよく、また、表示領域の位置が変動するものであってもよい。つまり、ここで示される表示領域は、識別情報の可変表示が行なわれ、表示結果が導出表示可能な表示領域であればどのような表示領域であってもよい。
【0031】
また、枠表示装置9は、普通図柄として、当り図柄である○印と、はずれ図柄である×印とを表示する。枠表示装置9は、○印および×印を交互に点灯するよう点滅させることにより普通図柄としての○印と×印とを所定時間間隔で可変表示(更新表示,変動表示ともいう)する。
【0032】
本実施の形態においては、液晶表示器よりなる枠表示装置9で普通図柄を表示する場合を説明したが、これに限らず、LEDよりなる当り表示器およびはずれ表示器を普通図柄の表示に使用してもよいし、7セグメント表示器など、数字等のその他の図柄を可変表示可能なものを普通図柄の表示に使用してもよい。つまり、普通図柄としては、何らかの形で特別図柄と区別して認識できるようなものであればよい。また、枠表示装置9は、後述する始動入賞記憶とゲート通過記憶とを表示する。
【0033】
始動入賞口14を通過した遊技球の通路には、入賞した遊技球である入賞球(入賞玉)を検出する始動口スイッチ17が設けられており、始動口スイッチ17により遊技球が検出された場合には、始動入賞が記憶される。始動入賞記憶とは、特別図柄の可変表示を開始させる権利をストックしておくための記憶である。そして、始動入賞記憶を表示させるための制御が行なわれるとともに、特別図柄の可変表示を開始させる制御が行なわれる。また、通過ゲート11を通過した遊技球の通路には、通過した遊技球を検出するゲートスイッチ12が設けられており、ゲートスイッチ12が遊技球を検出した場合には、ゲート通過が記憶される。ゲート通過記憶とは、普通図柄の可変表示を開始させる権利をストックしておくための記憶である。そして、ゲート通過記憶を表示させるための制御が行なわれるとともに、普通図柄の可変表示を開始させる制御が行なわれる。また、始動入賞口14は、ソレノイドによって開閉動作される始動入賞球装置15(電動チューリップ役物)を兼用する。始動入賞口14に入った球は、始動口スイッチ17によって検出された後、遊技盤の背面に導かれる。
【0034】
この始動入賞記憶が表示されている数により、特別図柄の可変表示を始動させるための始動入賞口14への入賞数が上限を4として記憶されていること(特別始動入賞記憶という)が表示される。また、ゲート通過記憶が表示されている数により、普通図柄の可変表示を始動させるための通過ゲート11への遊技球の通過数が上限を4として記憶されていること(普通始動入賞記憶という)が表示される。
【0035】
始動入賞口14の下方位置には、ソレノイドにより駆動される開閉板29の開閉動作により開閉される大入賞口20を有する可変入賞球装置30が設けられている。また、大入賞口20に入った球は、Vカウントスイッチ23もしくはカウントスイッチ22に検出された後、遊技盤の背面に導かれる。大入賞口20から可変入賞球装置30内に入った球のうち、Vカウントスイッチ23により検出された球は、その後、カウントスイッチ22に向けて誘導され、カウントスイッチ22により検出される。したがって、大入賞口20から内部に入った球は、結果的にすべてカウントスイッチ22により検出される。
【0036】
遊技盤6には複数の入賞口19,24が通常入賞口として設けられている。遊技球の入賞口19,24への入賞は、入賞口スイッチ19a,24aによってそれぞれ検出される。複数の入賞口19,24それぞれに対応して入賞口スイッチ19a,24aが設けられているため、各入賞口19,24毎に入賞した球の検出が迅速に行なわれる。
【0037】
遊技盤6の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ(LED)25a、装飾ランプ25bが設けられている。また、遊技領域7の下部には、入賞しなかった打球を吸収するアウト口26が設けられている。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。
【0038】
また、遊技効果ランプ28aが遊技領域7の上方、遊技効果ランプ28bが遊技領域7の左側方、遊技効果ランプ28cが遊技領域7の右側方のガラス扉枠2にそれぞれ設けられている。そして、この例では、遊技効果ランプ28bの近傍に景品球払出時に点灯する賞球ランプ51が設けられ、遊技効果ランプ28aの近傍に補給球が切れたときに点灯する球切れランプ52が設けられている。すなわち、遊技領域6が形成された遊技盤7には、始動入賞球装置15のソレノイド、可変入賞球装置30のソレノイド、装飾ランプ(LED)25a、装飾ランプ25bなどの盤演出用電気部品が設けられている。また、遊技機前側部材であるガラス扉枠2には、スピーカ27、枠表示装置9、遊技効果ランプ28a〜28c、賞球ランプ51、球切れランプ52などの枠演出用電気部品が設けられている。
【0039】
打球発射装置から発射され遊技領域7に入った打球(打玉)は、遊技領域7を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出されると、枠表示装置9において、普通図柄の可変表示を開始させる制御が行なわれる。一方、普通図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、ゲート通過記憶が1増やされる。そして、枠表示装置9での普通図柄の可変表示が開始される毎にゲート通過記憶が1ずつ減らされ、表示されているゲート通過記憶が1ずつ減らされる。
【0040】
枠表示装置9での普通図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止され、表示結果が導出表示される。そして、停止時の普通図柄が○印となると、始動入賞球装置15が所定時間、閉状態から開放状態に制御され、始動入賞口14に打球が入賞しやすい状態となる。その後、始動入賞球装置15は、閉状態となる。
【0041】
打球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄の変動を開始できる状態であれば、枠表示装置9において、特別図柄の可変表示を開始させる制御が行なわれる。一方、特別図柄の可変表示が開始できる状態でなければ、始動入賞記憶が1増やされる。そして、枠表示装置9での特別図柄の可変表示が開始される毎に始動入賞記憶が1ずつ減らされ、表示されている始動入賞記憶が1ずつ減らされる。
【0042】
枠表示装置9での特別図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止され、表示結果が導出表示される。停止時の特別図柄の組合せが大当り図柄の組合せ(たとえば、777等のぞろ目の特定の図柄の組合せ)となると、遊技者にとって有利な特定遊技状態である大当り遊技状態が発生し、通常遊技状態からその大当り遊技状態に移行する制御が行なわれる。特定遊技状態とは、後述するランダムカウンタから抽出した乱数値を用いて判定処理(たとえば、所定値と一致するか否か等)を行ない、かかる判定処理の結果、予め定めれた所定の判定結果(たとえば、所定値と一致する結果)であれば可変表示装置に大当り図柄(たとえば、「777」等のゾロ目)を導出表示し、その後移行される遊技状態である。大当り遊技状態においては、開閉板29の動作により、通常状態において閉状態とされている大入賞口20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(たとえば10個)の打球が入賞するまで開放される制御が行なわれる。そして、大入賞口20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞し、Vカウントスイッチ23で検出されると、継続権が発生し大入賞口20を開放させる制御が再度行なわれる。このような継続権の発生は、所定回数(たとえば15ラウンド)許容される。このような継続権の発生を繰り返す制御は、繰返し継続制御と呼ばれる。
【0043】
図示を省略するが、可変入賞球装置30の内部(大入賞口20内)においては、シーソー式の玉振分部材としての大入賞口内誘導板が設けられている。この大入賞口内誘導板は、Vカウントスイッチ23の方向へ向けて傾斜した状態と、Vカウントスイッチ23とは逆の方向へ向けて傾斜した状態とのいずれかの状態に切換え可能となるようにソレノイドにより駆動制御される。その場合、大入賞口20が1回開放されたとき(1ラウンド中)には、Vカウントスイッチ23が玉を1個検出するまでは、振分部材がVカウントスイッチ23の方向へ向けて傾斜した状態にされることにより、玉がVカウントスイッチ23により検出されやすい状態にされ、Vカウントスイッチ23が玉を1個検出した後は、振分部材がVカウントスイッチ23とは逆方向へ向けて傾斜した状態にされることにより、玉がVカウントスイッチ23により検出されにくい状態にされる。
【0044】
また、枠表示装置9の可変表示中においては、リーチ状態(リーチ表示)や全回転リーチ状態が発生する場合がある。ここで、リーチ状態とは、複数の表示領域における一部の表示領域において表示結果がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示領域の表示結果が特定表示結果の組合せとなる条件を満たしている表示状態である。また、全回転リーチ状態とは、複数の表示領域のすべての特定表示結果の組合せを保持した状態で可変表示を行なっている表示状態をいう。
【0045】
可変表示の停止時における枠表示装置9での特別図柄の組合せが大当り発生の確率変動を伴う大当り図柄の組合せ(確率変動図柄の組合せともいう)である場合、もしくは、大当り図柄とは別に大当りの発生確率変動にするか否の抽選を表示器で表示して当選した場合に、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわちこのような場合には、予め定められた確率変動終了条件が成立するまで、特別遊技状態としての確率変動状態(以下、「確変」という。)という遊技者にとってさらに有利な状態となる。
【0046】
また、確率変動状態では、普通図柄の可変表示における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、始動入賞球装置15の開放時間の増加と開放回数の増加(複数回開放するようになる)とが行なわれる。さらに、確率変動状態では、枠表示装置9における更新開始から更新停止までの時間が短縮される時短制御(変動時間短縮制御)が行なわれる。
【0047】
次に、この実施の形態に示されたパチンコ遊技機における大当りとするかはずれとするかの決定(大当り判定ともいう)、リーチ状態とするか否かの決定(リーチ判定ともいう)、および、特別図柄の更新表示における変動パターンの決定について、決定のための処理手順を簡単に説明する。
【0048】
大当りとするかはずれとするかの決定は、大当り決定用のランダムカウンタのカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウンタは、大当りを発生させるか否かをランダムに決定するためのものであり、たとえば、0からカウントアップして所定の上限値までカウントアップした後再度0からカウントアップし直す数値データ更新手段である。このカウント動作は、所定周期(2msec毎)で1ずつ加算されることとなる。始動口スイッチ17により始動入賞が検出されると、それに応じてこのランダムカウンタのカウント値が抽出され、その抽出値が、予め定められた大当り判定値と一致するか否かの判断がなされる。抽出されたランダムカウンタの値と大当り判定値とが一致した場合は、大当りを発生させることが決定され、大当り状態の制御が行なわれる。確率変動状態以外の通常の確率状態においては、大当り判定値がたとえば1つの数値に設定される。確率変動状態においては、大当り判定値が複数の数値に設定されることにより、確率変動状態の場合には大当りの発生確率が確率が向上するのである。
【0049】
次に、リーチ状態とするか否かの決定(リーチ判定ともいう)は、リーチ決定用のランダムカウンタのカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウンタは、大当り判定においてはずれとする決定がされた場合にリーチ状態を発生させるか否かをランダムに決定するためのものであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する数値データ更新手段であり、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで抽出されたカウンタの値が予め定められたリーチ決定値と一致する場合に、リーチ状態とすることが決定される。一方、大当り判定において大当りとする決定がされた場合には、リーチ決定用のランダムカウンタを用いた決定は行なわれず、すべての場合にリーチ状態となる。
【0050】
また、特別図柄の更新表示においてリーチ状態となる決定がされた場合(大当りとする決定が行なわれた場合と、はずれとする決定が行なわれた場合との両方を含む)には、リーチ状態の変動パターンが複数種類の変動パターンのうちから選択的に決定(ランダムに決定)される。このような変動パターンの決定は、変動パターン決定用のランダムカウンタのカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウンタは、リーチ状態の変動パターンをランダムに決定するためのものであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する数値データ更新手段であり、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで抽出されたカウンタの値が、複数種類予め定められた変動パターン決定値のうちの一致するものに対応する変動パターンとすることが決定される。
【0051】
また、特別図柄の更新表示における停止図柄の決定は、左,中,右の各図柄に対応する3つの停止図柄決定用のランダムカウンタのそれぞれのカウント値を用いて行なわれる。この各ランダムカウンタは、対応する特別図柄の停止図柄をランダムに決定するためのものであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する数値データ更新手段である。複数種類の停止図柄のそれぞれには図柄決定用の数値データが対応付けられており、はずれとする決定がされた場合には、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで各ランダムカウンタから抽出されたカウンタの値と一致する数値データに対応する図柄が左,中,右の各停止図柄として決定される。一方、大当りとする決定がされた場合には、特別図柄の変動開始時等の所定のタイミングで左図柄決定用のランダムカウンタから抽出されたカウンタの値と一致する数値データに対応する図柄が左,中,右の各停止図柄として決定される。
【0052】
このパチンコ遊技機1においては、遊技制御用マイクロコンピュータ32により、このような各種ランダムカウンタを用いて制御内容が決定され、その決定に従って、遊技状態が制御される。
【0053】
また、賞球払出制御を行なうために、入賞口スイッチ19a,24a、始動口スイッチ17およびVカウントスイッチ23からの信号が、遊技制御基板31に送られる。遊技制御基板31のCPUは、始動口スイッチ17がオンすると6個の賞球払出に対応した入賞が発生したことを知る。また、カウントスイッチ22がオンすると15個の賞球払出に対応した入賞が発生したことを知る。そして、入賞口スイッチ19a,24aがオンすると10個の賞球払出に対応した入賞が発生したことを知る。なお、この実施の形態では、たとえば、入賞口24に入賞した遊技球は、入賞口24からのセーフ球流路に設けられている入賞口スイッチ24aで検出され、入賞口19に入賞した遊技球は、入賞口19からのセーフ球流路に設けられている入賞口スイッチ19aで検出される。
【0054】
図3は、第1実施形態におけるパチンコ遊技機1の各種制御基板および駆動基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。なお、図3には、制御基板として、遊技制御基板31および演出制御基板50が示されている。また、図3には、駆動基板として、盤駆動基板60および枠駆動基板70が示されている。
【0055】
遊技制御基板31、演出制御基板50、盤駆動基板60、および、枠駆動基板70は、互いに別体形成された基板により構成されている。遊技制御基板31、および、演出制御基板50は、それぞれが電源基板90から電源電力の供給を受けて、演出制御基板50に搭載されている各種電気部品が動作する。また、盤駆動基板60、および、枠駆動基板70は、それぞれ、演出制御基板50を介して、電源電力の供給を受けて、それぞれの駆動基板に搭載されている各種電気部品が動作する。
【0056】
また、演出制御基板50は、盤駆動基板60に制御信号を出力する信号線を接続可能なコネクタ部81と、枠駆動基板70に制御信号を出力する信号線を接続可能なコネクタ部82とを備える。盤駆動基板60、および、枠駆動基板70は、それぞれ、演出制御基板50から制御信号を入力する信号線を接続可能なコネクタ部83,84を備える。
【0057】
そして、演出制御基板50の出力回路55は、盤駆動基板60に接続するためのコネクタ部81を介して、盤駆動基板60の入力回路61に向けて制御信号を出力する。演出制御基板50の出力回路55は、枠駆動基板70に接続するためのコネクタ部82を介して、枠駆動基板70の入力回路71に向けて制御信号を出力する。また、盤駆動基板60の入力回路61には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部83を介して、制御信号が入力される。枠駆動基板70の入力回路71には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部84を介して、制御信号が入力される。演出制御基板50の出力回路55は、盤駆動基板60の入力回路61および枠駆動基板70の入力回路71のそれぞれに、制御信号を並列的に出力する。
【0058】
これにより、1つの演出制御基板50からの制御信号に基づいて、枠駆動基板70が枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板60が遊技盤7側の演出用電気部品を駆動することとなるので、枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品による演出と遊技盤7側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることができる。
【0059】
なお、盤駆動基板60の入力回路61および出力回路62は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、盤演出用電気部品を駆動する駆動回路を構成する。また、枠駆動基板70の入力回路71および出力回路72は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、枠演出用電気部品を駆動する駆動回路を構成する。
【0060】
遊技制御基板31には、遊技制御用マイクロコンピュータ32、出力回路33、および、スイッチ回路(図示せず)等の各種回路が設けられている。遊技制御用マイクロコンピュータ32は、遊技制御用のプログラム等を記憶する記憶手段の一例であるROM、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM、制御用プログラムに従って制御動作を行なうCPUおよびI/Oポート部を含む遊技制御用のマイクロコンピュータである。この実施の形態ではROM,RAMはCPUに搭載されている。すなわち、CPUは、1チップマイクロコンピュータである。なお、CPUとROMとRAMとI/Oポート部とは1チップ化されていなくてもよい。つまり、ROM、RAMおよびI/Oポート部は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部は、マイクロコンピュータにおける情報入出力可能な端子である。遊技制御用マイクロコンピュータ32は、接続された各種スイッチ(検出器)からの信号を受け、遊技状態を制御する。
【0061】
遊技制御用マイクロコンピュータ32は、プログラムに従ってパチンコ遊技機1の遊技状態を制御する。スイッチ回路は、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、カウントスイッチ22、Vカウントスイッチ23、入賞口スイッチ19a,24a、満タンスイッチ(図示せず)、球切れスイッチ(図示せず)、球切れ検出スイッチ(図示せず)、および、賞球カウントスイッチ(図示せず)等の各種スイッチからの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ32に与える。遊技制御用マイクロコンピュータ32は、各種スイッチからの検出信号に基づいて、遊技状態を把握し、遊技の演出を指示する等の各種の遊技制御を行なう。出力回路33は、遊技制御用マイクロコンピュータ32による遊技の演出を指示するためのコマンドを演出制御基板50に送信する。
【0062】
遊技制御基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ32)から演出制御基板50へ送信される情報には、制御の指令内容を示す制御コマンドと、該コマンドの取込みタイミングを示すINT信号とが含まれる。ここで、コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで構成されており、制御モードの種類を指令する1バイトのMODEデータと、MODEデータで指令された制御モードにおける具体的な制御内容を指令する1バイトのEXTデータとにより構成される。遊技制御用マイクロコンピュータ32は、このような2バイトのデータを、指令先の演出制御基板50へ順次送信することにより、制御内容を指令する。
【0063】
なお、図3においては、可変表示制御機能とランプ制御機能と音制御機能とを1つの演出制御用マイクロコンピュータ53に含ませる例を示したが、これに限らず、可変表示制御機能、ランプ制御機能、および、音制御機能のそれぞれを別個の基板に設けられた可変表示制御用、ランプ制御用、および、音制御用マイクロコンピュータに含ませ、その各マイクロコンピュータが遊技制御用マイクロコンピュータ32からそれぞれ表示制御コマンド、音制御コマンド、および、ランプ制御コマンドを受信し、それらのコマンドに応じて各種制御を行なうようにしてもよい。
【0064】
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ32のCPUにより実行される制御を説明する。遊技制御用マイクロコンピュータ32では、遊技の進行を制御するための処理である遊技制御のメイン処理およびタイマ割込み処理が実行され、これらの処理により、各種制御用のサブルーチンプログラムが呼び出されて実行されることにより、各種の遊技制御が行なわれる。
【0065】
遊技制御用マイクロコンピュータ32では、枠表示装置9における可変表示制御、ランプなどの発光体におけるランプ制御、スピーカ27における音制御などの各演出制御を指令するために演出制御コマンドを演出制御用マイクロコンピュータ53へ送信するが、そのコマンドの送信は、基本的に、次のように行なわれる。
【0066】
まず、可変表示制御において、遊技制御用マイクロコンピュータ32は、特別図柄の変動パターン(可変表示時間を含む)を指定する変動パターンコマンドを送信する。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ32は、変動パターンコマンドの送信に引続き、左,中,右特別図柄の予定停止図柄を指定する停止図柄コマンドを送信する。その後、特別図柄の可変表示が開始されてから変動パターンコマンドにより指定した可変表示時間が経過した時に、遊技制御用マイクロコンピュータ32は、特別図柄の可変表示の停止を指示するための変動停止コマンドを送信する。そして、可変表示の結果として大当りとなった場合、遊技制御用マイクロコンピュータ32では、大当り制御時の表示制御内容を指定するコマンド等の各種コマンドを送信する制御が行なわれる。
【0067】
また、ランプ制御において、遊技制御用マイクロコンピュータ32は、各ランプ・LEDを点灯/消灯するパターン等のランプ制御に関する各種命令が示されるランプ制御コマンドを演出制御用マイクロコンピュータ53へ送信する制御を行なう。
【0068】
また、音発生制御において、遊技制御用マイクロコンピュータ32は、音の発生態様、発生対象音、および、音の発生の有無等の音制御に関する各種命令が示される音制御コマンドを演出制御用マイクロコンピュータ53へ送信する制御を行なう。
【0069】
また、演出制御基板50は、遊技盤7の裏側に設けられる。演出制御基板50には、遊技制御基板から送信されたコマンドを受信する入力ポート54、受信されたコマンドに基づいて遊技の演出内容を独自に決定する演出決定手段を含み演出用電気部品を制御する演出制御用マイクロコンピュータ53、および、決定された演出内容に基づき演出用電気部品を制御するための制御信号を出力する出力回路55等の各種回路が設けられている。
【0070】
演出制御用マイクロコンピュータ53では、前述したような各種表示制御コマンド、ランプ制御コマンド、あるいは、音制御コマンドを受信した場合に、そのコマンドにより指定される表示制御、ランプ制御、あるいは、音制御を実行する制御を行なう。
【0071】
次に、演出制御用マイクロコンピュータ53のCPUにより実行される制御を説明する。演出制御用マイクロコンピュータ53では、遊技制御用のメイン処理の実行にしたがって、可変表示の進行を制御するための処理である表示制御用のメイン処理と、ランプを制御するための処理であるランプ制御用のメイン処理と、音を制御するための処理である音制御用のメイン処理とが並列的に実行され、これらの処理により、各種制御用のサブルーチンプログラムが呼び出されて実行されることにより、各種の可変表示制御、ランプ制御、および、音制御が行なわれる。
【0072】
表示制御用のメイン処理は、演出制御用マイクロコンピュータ53の表示制御機能を実現するためのメイン処理であり、この処理の実行にしたがって各種表示制御用の複数のサブルーチンが実行され、可変表示制御が行なわれる。また、ランプ制御用のメイン処理は、演出制御用マイクロコンピュータ53のランプ制御機能を実現するためのメイン処理であり、この処理の実行にしたがって各種ランプ制御用の複数のサブルーチンが実行され、ランプの制御が行われる。また、音制御用のメイン処理は、演出制御用マイクロコンピュータ53の音制御機能を実現するためのメイン処理であり、この処理の実行にしたがって各種音制御用の複数のサブルーチンが実行され、音の制御が行なわれる。このように、演出制御用マイクロコンピュータ53では、制御機能として、表示制御手段とランプ制御手段と音制御手段とを有している。
【0073】
また、盤駆動基板60は、遊技盤7の裏側に設けられる。盤駆動基板60には、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、遊技盤7に備えられた盤演出用電気部品、たとえば、装飾ランプ(LED)25a、装飾ランプ25b、および、始動入賞球装置15などの可動部材を動作させるためのソレノイドなどのアクチュエータを駆動する盤駆動回路等の各種回路が設けられている。
【0074】
盤駆動回路は、入力回路61と、出力回路62とを含む。入力回路61は、演出制御基板50の出力回路55から、演出内容に基づき演出用電気部品を制御するための制御信号の入力を受ける。そして、入力回路61は、入力された制御信号を出力回路に伝達する。出力回路62は、入力回路61から伝達された制御信号に基づいて、各盤演出用電気部品を駆動するための駆動信号を出力する。
【0075】
また、枠駆動基板70は、ガラス扉枠2に設けられる。枠駆動基板70は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、枠表示装置9を含むガラス扉枠2に備えられた枠演出用電気部品、たとえば、枠表示装置9、スピーカ27、遊技効果ランプ28a,28b,28c、賞球ランプ51、および、球切れランプ52を駆動する枠駆動回路等の各種回路が設けられている。
【0076】
枠駆動回路は、入力回路71と、出力回路72とを含む。入力回路71は、演出制御基板50の出力回路55から、演出内容に基づき演出用電気部品を制御するための制御信号の入力を受ける。そして、入力回路71は、入力された制御信号を出力回路72に伝達する。出力回路72は、入力回路71から伝達された制御信号に基づいて、各枠演出用電気部品を駆動するための駆動信号を出力する。
【0077】
この実施の形態では、遊技制御基板81および演出制御基板37に設けられたRAMが、バックアップ電源でバックアップされている。すなわち、パチンコ遊技機1に対する電力供給が停止しても、所定期間はRAMの内容が保存される。そして、各制御基板におけるCPUは、電源電圧の低下を検出すると、所定の処理(たとえば、RAMの内容の保存処理)を行なった後に電源復旧待ちの状態になる。また、電源投入時に、各制御基板におけるCPUは、RAMにデータが保存されている場合には、保存データに基づいて電源断前の状態を復元する。
【0078】
また、遊技制御基板81および演出制御基板37に設けられたRAMに替えて、Fe−RAM(Ferroelectric Random Access Memory、強誘電体メモリ)などの不揮発性のRAMを設けるようにしてもよい。このようにすることで、パチンコ遊技機1に対する電力供給が停止しても、遊技制御用マイクロコンピュータ32および演出制御用マイクロコンピュータ53でそれぞれ実行されている遊技制御の内容および演出制御の内容をメモリに保存しておくことができる。
【0079】
次に、以上に示した第1実施形態により得られる主な効果を説明する。
図1、図2、および、図3で示したように、ガラス扉枠2(遊技機前側部材)に、枠表示装置9(表示装置)と、それを駆動する入力回路71および出力回路72(前側部駆動回路)が搭載された枠駆動基板70(前側部駆動基板)とが設けられたことにより、機種変更において遊技盤7を交換しても枠表示装置9および枠駆動基板70をガラス扉枠2に残すことができるので、複数の演出用電気部品をガラス扉枠2と遊技盤7とに分けて設けた構成において、演出用電気部品である枠表示装置9および枠駆動基板70を機種変更の際に容易に再利用することができる。
【0080】
さらに、演出制御基板50の出力回路55(制御信号出力手段)は、盤駆動基板60に接続するためのコネクタ部81(第1接続手段)を介して、盤駆動基板60の盤駆動回路(盤駆動回路)に制御信号を出力する。演出制御基板50の出力回路55(制御信号出力手段)は、枠駆動基板70(前側部駆動基板)に接続するためのコネクタ部82(第2接続手段)を介して、枠駆動基板70の枠駆動回路(前側部駆動回路)に制御信号を出力する。さらに、盤駆動回路には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ83(第3接続手段)を介して、制御信号が入力される。さらに、枠駆動回路には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部84(第4接続手段)を介して、制御信号が入力される。さらに、演出制御基板50の出力回路55は、盤駆動回路および枠駆動回路のそれぞれに、制御信号を並列的に出力する。このため、1つの演出制御基板50からの制御信号に基づいて、枠駆動基板70が枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板60が遊技盤7側の演出用電気部品を駆動することとなるので、枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品による演出と遊技盤7側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることができる。
【0081】
また、図1で示したように、枠表示装置9が、遊技領域6と打球供給皿3との間に位置するように設けられるので、玉が流下する延長線上で枠表示装置9での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0082】
また、図1で示したように、遊技機前側部材が遊技領域6の前側部分を構成するガラス板を保持するガラス扉枠2であるので、玉が流下する延長線上で枠表示装置9での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0083】
[第2実施形態]
第1実施形態においては、演出制御基板50から、盤駆動基板60および枠駆動基板70のそれぞれに、制御信号が並列的(パラレル)に出力される場合について説明した。
【0084】
第2実施形態においては、演出制御基板50から、盤駆動基板60および枠駆動基板70のうちのいずれか一方の駆動基板に、制御信号が出力され、その一方の駆動基板から他方の駆動基板に、制御信号が出力される場合について説明する。
【0085】
図4は、第2実施形態におけるパチンコ遊技機1の各種制御基板および駆動基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。図4で説明する制御回路は、図3で説明した制御回路と、各基板の構成が同様であり、演出制御基板50、盤駆動基板60、および、枠駆動基板70それぞれの信号線の接続が異なるので、異なる点について説明する。
【0086】
図4を参照して、演出制御基板50は、盤駆動基板60に制御信号を出力する信号線を接続可能なコネクタ部85を備える。盤駆動基板60は、演出制御基板50から制御信号を入力する信号線を接続可能なコネクタ部86と、枠駆動基板70に制御信号を出力する信号線を接続可能なコネクタ部87とを備える。枠駆動基板70は、盤駆動基板60から制御信号を入力する信号線を接続可能なコネクタ部88を備える。
【0087】
そして、演出制御基板50の出力回路55は、盤駆動基板60に接続するためのコネクタ部85を介して、盤駆動基板60の入力回路61に制御信号を出力する。また、盤駆動基板60の入力回路61には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部86を介して、制御信号が入力される。また、盤駆動基板60の入力回路61は、盤駆動基板60から枠駆動基板70に接続するためのコネクタ部87を介して、枠駆動基板70の入力回路71に、入力回路61で入力された制御信号を出力する機能も有する。また、枠駆動基板70の入力回路71には、盤駆動基板60の入力回路61から、枠駆動基板70を接続するためのコネクタ部88を介して、制御信号が入力される。ここで、演出制御基板50から盤駆動基板60に伝達される制御信号には、盤駆動基板60により駆動される盤演出用電気部品を制御するための制御信号が含まれるとともに、枠駆動基板70により駆動される枠演出用電気部品を制御するための制御信号が含まれる。また、盤駆動基板60の入力回路61は、盤駆動基板60から枠駆動基板70に伝達される制御信号として、盤駆動基板60に伝達された制御信号をそのまま出力してもよいし、枠駆動基板70により駆動される枠演出用電気部品を制御するための制御信号のみを含む制御信号を出力してもよい。
【0088】
なお、盤駆動基板60の入力回路61および出力回路62は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、盤演出用電気部品を駆動する駆動回路を構成し、枠駆動基板70の入力回路71および出力回路72は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、枠演出用電気部品を駆動する駆動回路を構成する。
【0089】
第2実施形態においては、演出制御基板50から、盤駆動基板60を経由して、枠駆動基板70に、制御信号が伝達される場合について説明したが、演出制御基板50から、枠駆動基板70を経由して、盤駆動基板60に、制御信号が伝達されるようにしてもよい。
【0090】
以上に示した第2実施形態によれば、ガラス扉枠2(遊技機前側部材)に枠表示装置9(表示装置)とそれを駆動する入力回路71および出力回路72から構成される枠駆動回路が搭載された枠駆動基板70(前側部駆動基板)とが設けられたことにより、機種変更において遊技盤7を交換しても枠表示装置9および枠駆動基板70をガラス扉枠2に残すことができるので、演出用電気部品をガラス扉枠2と遊技盤7とに分けて設けた構成において、演出用電気部品である枠表示装置9および枠駆動基板70を機種変更の際に容易に再利用することができる。
【0091】
さらに、演出制御基板50の出力回路55(制御信号出力手段)は、盤駆動基板60および枠駆動基板70(前側部駆動基板)のいずれか一方の駆動基板に接続するためのコネクタ部85(第1接続手段)を介して、一方の駆動基板の駆動回路に制御信号を出力する。さらに、一方の駆動基板の駆動回路には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部(第2接続手段)を介して、制御信号が入力される。さらに、一方の駆動基板の駆動回路は、一方の駆動基板から他方の駆動基板に接続するためのコネクタ部(第3接続手段)を介して、他方の駆動基板の駆動回路に、入力された制御信号を出力する。さらに、他方の駆動基板の駆動回路には、一方の駆動基板の駆動回路から、一方の駆動基板を接続するためのコネクタ部(第4接続手段)を介して、制御信号が入力される。このため、1つの演出制御基板50からの制御信号に基づいて、枠駆動基板70が枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板60が遊技盤7側の演出用電気部品を駆動することとなるので、枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の演出用電気部品による演出と遊技盤7側の演出用電気部品による演出とを容易に整合させることができる。それに加えて、他方の駆動基板が演出制御基板50からの制御信号を一方の駆動基板を経由して受けることにより、演出制御基板50と盤駆動基板60あるいは枠駆動基板70との間の配線数を低減することが可能となる。
【0092】
[第3実施形態]
第3実施形態においては、演出制御基板50から、盤駆動基板60および枠駆動基板70のそれぞれに、制御信号が並列的(パラレル)に出力されるとともに、盤駆動基板60および枠駆動基板70のそれぞれが互いに制御信号を入出力する場合について説明する。
【0093】
図5は、第3実施形態におけるパチンコ遊技機1の各種制御基板および駆動基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。図5で説明する制御回路は、図3で説明した制御回路と、各基板の構成が同様であり、演出制御基板50、盤駆動基板60、および、枠駆動基板70それぞれの信号線の接続が異なるので、異なる点について説明する。
【0094】
図5を参照して、演出制御基板50は、盤駆動基板60に制御信号を出力する信号線を接続可能なコネクタ部91と、枠駆動基板70に制御信号を出力する信号線を接続可能なコネクタ部93とを備える。盤駆動基板60は、演出制御基板50から制御信号を入力する信号線を接続可能なコネクタ部92と、枠駆動基板70との間で制御信号を入出力する信号線を接続可能なコネクタ部95とを備える。枠駆動基板70は、演出制御基板50から制御信号を入力する信号線を接続可能なコネクタ部94と、盤駆動基板60との間で制御信号を入出力する信号線を接続可能なコネクタ部96とを備える。
【0095】
そして、演出制御基板50の出力回路55は、盤駆動基板60に接続するためのコネクタ部91を介して、盤駆動基板60の入力回路61に制御信号を出力し、枠駆動基板70に接続するためのコネクタ部93を介して、枠駆動基板70の入力回路71に制御信号を出力する。また、盤駆動基板60の入力回路61には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部92を介して、制御信号が入力される。また、盤駆動基板60の入力回路61は、枠駆動基板70と接続するためのコネクタ部95を介して、枠駆動基板70の入力回路71との間で、制御信号を入出力する。また、枠駆動基板70の入力回路71には、演出制御基板50の出力回路55から、演出制御基板50に接続するためのコネクタ部94を介して、制御信号が入力される。また、枠駆動基板70の入力回路71は、盤駆動基板60と接続するためのコネクタ部96を介して、盤駆動基板60の入力回路61との間で、制御信号を入出力する。
【0096】
このように、1つの演出制御基板50からの制御信号、および、盤駆動基板60と枠駆動基板70との間で入出力される制御信号に基づいて、枠駆動基板70が枠表示装置9を含むガラス扉枠2側の枠演出用電気部品を駆動するとともに、盤駆動基板60が遊技盤7側の盤演出用電気部品を駆動することとなるので、枠演出用電気部品による演出と盤演出用電気部品による演出とを容易に整合させることができ、盤駆動基板60と枠駆動基板70とを容易に協働させることができる。また、盤駆動基板60と枠駆動基板70との間の制御信号の入出力が双方向通信で行なわれるので、確実な制御信号の受渡しができる。
【0097】
なお、盤駆動基板60の入力回路61および出力回路62は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、盤演出用電気部品を駆動する駆動回路を構成し、枠駆動基板70の入力回路71および出力回路72は、演出制御基板50の出力回路55からの制御信号に基づき、枠演出用電気部品を駆動する駆動回路を構成する。
【0098】
第3実施形態においては、演出制御基板50と盤駆動基板60との間、および、演出制御基板50と枠駆動基板70との間での制御信号の入出力は、片方向通信で行なうようにしたが、これに限定されず、双方向通信であってもよい。このようにすることにより、確実な制御信号の受渡しができる。また、盤駆動基板60と枠駆動基板70との間での制御信号の入出力は、双方向通信で行なうようにしたが、これに限定されず、片方向通信であってもよい。
【0099】
[第4実施形態]
第1実施形態においては、枠表示装置9が、ガラス扉枠2に設けられる場合について説明した。第4実施形態においては、枠表示装置9が、前面枠2bに設けられる場合について説明する。
【0100】
図6は、第4実施形態におけるパチンコ遊技機1の遊技機前側部材の一部を開けた状態を示す図である。図6を参照して、図2で説明したガラス扉枠2が、ガラス板が装着された部分と、枠表示装置9が設けられた部分と、打球供給皿3が設けられた部分とに分割される。そして、枠表示装置9が設けられた部分が、前面枠2bの一部を構成する。すなわち、枠表示装置9は、遊技機前側部材である前面枠2bに設けられることとなる。このため、遊技機前側部材がパチンコ遊技機1の前側部分を構成する前面枠2bであり、枠表示装置9は、前面枠2bに設けられるので、玉が流下する延長線上で枠表示装置9での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。また、ガラス板が装着された部分は、ガラス扉枠2dを構成し、打球供給皿3が設けられた部分は、打球供給皿開閉枠2eを構成する。
【0101】
以上に示した第4実施形態によれば、遊技機前側部材がパチンコ遊技機1(遊技機)の前側部分を構成する前面枠2b(前面枠)であるので、玉が流下する延長線上で枠表示装置9(表示装置)での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0102】
[第5実施形態]
第4実施形態においては、枠表示装置9が、前面枠2bに設けられる場合について説明した。第5実施形態においては、枠表示装置9が、打球供給皿開閉枠2fに設けられる場合について説明する。
【0103】
図7は、第5実施形態におけるパチンコ遊技機1の遊技機前側部材の一部を開けた状態を示す図である。図7を参照して、図2で説明したガラス扉枠2が、ガラス板が装着されたガラス扉枠2dと、枠表示装置9および打球供給皿3が設けられた部分とに分割される。そして、枠表示装置9および打球供給皿3が設けられた部分が、打球供給皿開閉枠2fを構成する。すなわち、枠表示装置9は、遊技機前側部材である打球供給皿開閉枠2fに設けられることとなる。このため、遊技機前側部材が、打球供給皿3を備え開閉可能な打球供給皿開閉枠2fであり、枠表示装置9は、打球供給皿開閉枠2fに設けられるので、玉が流下する延長線上で枠表示装置9での表示を遊技者が視認可能となるようにすることができる。
【0104】
以上に示した第5実施形態によれば、打球供給皿3(発射玉貯留皿)を備え、開閉可能な打球供給皿開閉枠2f(貯留皿開閉枠)であるので、玉が流下する延長線上で枠表示装置9(表示装置)での表示を遊技者が確認可能となるようにすることができる。
【0105】
次に、以上説明した実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) 前述した実施の形態においては、第1種パチンコ遊技機に適用する場合について説明したが、第1種パチンコ遊技機における特別図柄表示部を遊技機前側部材に設けた枠表示装置9に表示させるため、従来の第1種パチンコ遊技機において遊技領域に設けられていた特別図柄表示部を設ける必要がなくなるので、特別図柄表示部が設けられていた領域を有効に利用することができる。たとえば、従来、特別図柄表示部が設けられていた領域に大きな可動部材を設けることにより、可動部材による演出が多彩化されるので、可動部材を用いた演出による遊技の興趣をより向上させることができる。また、特別図柄表示部が設けられていた領域に釘をさらに設けることにより、玉の転動態様がより複雑化されるので、玉の転動態様による遊技の興趣をより向上させることができる。
【0106】
(2) 前述した実施の形態において、第1種特別電動役物(大入賞口の入口を開き、または拡大するもので、特定の図柄の組合せが表示された場合に作動するものであり、たとえば、始動入賞口への入賞により、特別図柄表示部で可変表示が開始され、特定図柄の組合せが導出表示された場合に大入賞口を開放状態とする可動部材)を備えた第1種パチンコ遊技機の遊技盤から第2種特別電動役物(大入賞口の入口を開き、または拡大するもので、遊技球が特定の入賞口に入賞した場合に作動するものであり、たとえば、第2種始動口に遊技球が入賞した場合に特別可変入賞球装置を開放状態とするとともに、特別可変入賞球装置が開放状態である間に特別可変入賞球装置内部に進入した遊技球が特別可変入賞球装置内の大入賞口に入賞した場合に、繰返し継続して特別可変入賞球装置を開放状態とする可動部材)を備えた第2種パチンコ遊技機の遊技盤に交換する場合は、第2種特別電動役物を備えた第2種パチンコ遊技機において、特定遊技状態の繰返し継続回数を決定するためのラウンド抽選可変表示領域として枠表示装置9を用いることができるので、第1種特別電動役物を備えた第1種パチンコ遊技機から第2種パチンコ遊技機への機種変更の際に、枠表示装置9およびその駆動装置を備えた遊技機前側部材を容易に再利用することができる。同様に、第2種パチンコ遊技機から第1種パチンコ遊技機への機種変更の際に、枠表示装置9およびその駆動装置を備えた遊技機前側部材を容易に再利用することができる。
【0107】
(3) 前述した実施の形態において、前述した第1種特別電動役物を備えた第1種パチンコ遊技機の遊技盤から第3種特別電動役物(大入賞口の入口を開き、または拡大するもので、遊技球が特定の入賞口に入賞した場合に作動するものであり、たとえば、通過ゲート口を遊技球が通過したことに基づいて普通図柄の可変表示が開始される普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の表示結果が当りになることによって開放状態となる普通電動役物と、第3種始動口とを有し、前記普通電動役物に入賞した遊技球が当該普通電動役物内の特別装置作動領域に入賞し権利発生状態となり、前記第3種始動口に遊技球が入賞した場合に、特別可変入賞球装置の大入賞口を開放状態とする可動部材)を備えた第3種パチンコ遊技機の遊技盤に交換する場合は、第3種特別電動役物を備えた第3種パチンコ遊技機において、普通図柄表示装置として枠表示装置9を用いることができるので、第1種特別電動役物を備えた第1種パチンコ遊技機から第3種パチンコ遊技機への機種変更の際に、枠表示装置9およびその駆動装置を備えた遊技機前側部材を容易に再利用することができる。同様に、第3種パチンコ遊技機から第1種パチンコ遊技機への機種変更の際に、枠表示装置9およびその駆動装置を備えた遊技機前側部材を容易に再利用することができる。
【0108】
(4) 前述した実施の形態においては、表示装置を遊技領域に設けないので、表示装置が設けられていた領域を有効に利用することができる。たとえば、前述した第1種特別電動役物と第2種特別電動役物とを備えたパチンコ遊技機、前述した第1種特別電動役物と第3種特別電動役物とを備えたパチンコ遊技機、前述した第2種特別電動役物と第3種特別電動役物とを備えたパチンコ遊技機、および、前述した第1種特別電動役物と第2種特別電動役物と第3種特別電動役物とを備えたパチンコ遊技機において、遊技領域に表示装置を設ける必要がなくなり、始動口や特別電動役物を配置するための自由度が増すので、パチンコ遊技機の遊技盤の構成を多彩化することができ、遊技の興趣をより向上させることができる。
【0109】
(5) 遊技において可変表示装置を使用しないパチンコ遊技機であっても、映像情報、たとえば、映画、テレビ放送、宣伝映像などを枠表示装置9に表示させるための表示制御手段をさらに備えることにより、枠表示装置9およびその駆動装置を用いて、遊技とは関係のない映像情報を表示することができるので、遊技による興趣に加えて、映像情報による興趣を遊技者に与えることができる。
【0110】
(6) 前述した実施の形態において、枠表示装置9を角度調整可能なように遊技機前側部材に取付けるようにしてもよい。このようにすることにより、遊技者が枠表示装置9の角度を調整することができるので、枠表示装置9の視認性を向上させることができる。
【0111】
(7) 枠表示装置9にタッチパネル機能をさらに備え、パチンコ遊技機に隣接して設置されるカードユニットに遊技球の貸出しを指示するための貸し球ボタンを枠表示装置9に表示させることにより、枠表示装置9のタッチパネル機能により、遊技球の貸出しを指示することができるので、貸し球ボタンを設ける必要がなくなり、パチンコ遊技機の部品点数を削減することができる。
【0112】
(8) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。
【図2】第1実施形態におけるパチンコ遊技機の遊技機前側部材の一部を開けた状態を示す図である。
【図3】第1実施形態におけるパチンコ遊技機の各種制御基板および駆動基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】第2実施形態におけるパチンコ遊技機の各種制御基板および駆動基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】第3実施形態におけるパチンコ遊技機の各種制御基板および駆動基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】第4実施形態におけるパチンコ遊技機の遊技機前側部材の一部を開けた状態を示す図である。
【図7】第5実施形態におけるパチンコ遊技機の遊技機前側部材の一部を開けた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、2 ガラス扉枠、2b 前面枠、9 枠表示装置、27スピーカ、31 遊技制御基板、50 演出制御基板、60 盤駆動基板、70 枠駆動基板。

Claims (6)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤に盤演出用電気部品を備え、遊技機の前側部分を構成する遊技機前側部材に、可変表示を行なうことが可能な表示装置を含む前側部演出用電気部品を備え、前記盤演出用電気部品と前記前側部演出用電気部品とを含む演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な遊技機であって、
    遊技状態を制御する遊技制御マイクロコンピュータと、前記遊技制御マイクロコンピュータによる遊技の演出を指示するためのコマンドを送信するコマンド送信手段とを有する遊技制御基板と、
    前記コマンド送信手段から送信されたコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記受信されたコマンドに基づいて遊技の演出内容を独自に決定する演出決定手段を含み前記演出用電気部品を制御する演出制御マイクロコンピュータと、前記決定された演出内容に基づき前記演出用電気部品を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段とを有する1つの演出制御基板と、
    前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記盤演出用電気部品を駆動する盤駆動回路を有する盤駆動基板とを前記遊技盤に備えるとともに、
    前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記前側部演出用電気部品を駆動する前側部駆動回路を有する前側部駆動基板を前記遊技機前側部材に備え、
    前記制御信号出力手段は、前記盤駆動基板に接続するための第1接続手段を介して、前記盤駆動回路に前記制御信号を出力し、前記前側部駆動基板に接続するための第2接続手段を介して、前記前側部駆動回路に前記制御信号を出力し、
    前記盤駆動回路には、前記制御信号出力手段から、前記演出制御基板に接続するための第3接続手段を介して、前記制御信号が入力され、
    前記前側部駆動回路には、前記制御信号出力手段から、前記演出制御基板に接続するための第4接続手段を介して、前記制御信号が入力され、
    前記制御信号出力手段は、前記盤駆動回路および前記前側部駆動回路のそれぞれに、前記制御信号を並列的に出力することを特徴とする、遊技機。
  2. 遊技領域が形成された遊技盤に盤演出用電気部品を備え、遊技機の前側部分を構成する遊技機前側部材に、可変表示を行なうことが可能な表示装置を含む前側部演出用電気部品を備え、前記盤演出用電気部品と前記前側部演出用電気部品とを含む演出用電気部品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な遊技機であって、
    遊技状態を制御する遊技制御マイクロコンピュータと、前記遊技制御マイクロコンピュータによる遊技の演出を指示するためのコマンドを送信するコマンド送信手段とを有する遊技制御基板と、
    前記コマンド送信手段から送信されたコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記受信されたコマンドに基づいて遊技の演出内容を独自に決定する演出決定手段を含み前記演出用電気部品を制御する演出制御マイクロコンピュータと、前記決定された演出内容に基づき前記演出用電気部品を制御するための制御信号を出力する制御信号出力手段とを有する1つの演出制御基板と、
    前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記盤演出用電気部品を駆動する盤駆動回路を有する盤駆動基板とを前記遊技盤に備えるとともに、
    前記制御信号出力手段からの制御信号に基づき、前記前側部演出用電気部品を駆動する前側部駆動回路を有する前側部駆動基板を前記遊技機前側部材に備え、
    前記制御信号出力手段は、前記盤駆動基板および前記前側部駆動基板のいずれか一方の駆動基板に接続するための第1接続手段を介して、前記一方の駆動基板の駆動回路に前記制御信号を出力し、
    前記一方の駆動基板の駆動回路には、前記制御信号出力手段から、前記演出制御基板に接続するための第2接続手段を介して、前記制御信号が入力され、
    前記一方の駆動基板の駆動回路は、前記一方の駆動基板から他方の駆動基板に接続するための第3接続手段を介して、前記他方の駆動基板の駆動回路に、前記入力された制御信号を出力し、
    前記他方の駆動基板の駆動回路には、前記一方の駆動基板の駆動回路から、前記一方の駆動基板を接続するための第4接続手段を介して、前記制御信号が入力されることを特徴とする、遊技機。
  3. 前記遊技は、前記遊技領域に玉が打込まれ、玉が前記遊技領域の上から下に流下することにより行なわれ、
    前記遊技領域よりも下側に設けられ、前記遊技領域に向けて玉を発射する発射手段に供給される玉が貯留される発射玉貯留皿をさらに含み、
    前記表示装置は、前記遊技領域と前記発射玉貯留皿との間に位置するように設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技機前側部材は、前記遊技領域の前側部分を構成する透明板を保持する透明板保持枠であることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記遊技機前側部材は、前記遊技機の前側部分を構成する前面枠であることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記遊技機前側部材は、前記発射玉貯留皿を備え、開閉可能な貯留皿開閉枠であることを特徴とする、請求項3に記載の遊技機。
    【0001】
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