JP2004147106A - フラクショナルnpllシンセサイザ、フラクショナルnpllシンセサイザの発振周波数帯域制限方法、及びそれを用いた無線通信方法 - Google Patents

フラクショナルnpllシンセサイザ、フラクショナルnpllシンセサイザの発振周波数帯域制限方法、及びそれを用いた無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】必要な回路を減らして、小サイズ低コストで実現できるフラクショナルNPLLシンセサイザ、フラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法、及びそれを用いた無線通信方法を提供する。
【解決手段】分周比制御回路5では変調信号のデータ1の立ち上がりエッジでトリガーがかかり、スイッチ54をオンし、カウント値αΔKによって可変分周器4の分周比が増加して、出力信号Fvcoにはキャリア周波数に対してαΔK分の周波数偏移がかかる。次に、スイッチ54と共にスイッチ55がオンすると、カウント値αΔK+βΔKによって可変分周器4の分周比がさらに増加して、出力信号FvcoにはαΔK+βΔK分の周波数偏移がかかった状態となる。そして、スイッチ55が再びオフすると、可変分周器4の分周比はカウント値βΔK分減少し、出力信号FvcoはαΔK分の周波数偏移がかかった状態になる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラクショナルNPLLシンセサイザ、フラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法、及びそれを用いた無線通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フラクショナルNPLLシンセサイザーは、設定可能な出力周波数間隔が基準信号の周波数と一致するインテジャーNPLLシンセサイザーと違い、基準信号の周波数よりも小さな周波数間隔で出力信号の周波数を制御できるもので、その構成は図10に示すように、位相比較器1と、低域通過フィルタ2と、電圧制御発振器3と、可変分周器4と、分周比制御回路15とから構成される。
【0003】
位相比較器1は、基準信号Frと可変分周器4の出力信号との位相差を検出して、検出結果を出力する回路である。低域通過フィルタ2は、位相比較器1の出力を平均化する回路である。電圧制御発振器3は、低域通過フィルタ2の出力電圧に応じた周波数の信号Fvcoを発振する回路である。可変分周器4は、電圧制御発振器3が出力する信号Fvcoの周波数を分周する回路である。分周比制御回路15は、キャリア周波数の設定信号と変調信号とを入力されて、可変分周器4の分周比を制御する回路である。
【0004】
ここで、分周比制御回路15は可変分周器4の分周比を時間的に変化させ、平均値として整数でなく分数の精度で分周比を制御することを実現できるものである。この特性を利用し、電圧制御発振器3の出力信号Fvcoの周波数をキャリア周波数から所望の周波数偏移で発振させるFSK(Frequency Shift Keying)変調が可能となる。一般的に、図2(a)に示す1,0,1からなる変調信号を分周比制御回路15に入力すると、出力信号Fvcoの周波数偏移は図2(b)の様な正の周波数偏移と負の周波数偏移とを交互に行う矩形波になる。(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
このように直接、FSK変調をかける事ができるフラクショナルNPLLシンセサイザーにおいては、変調をかけた時の発振周波数帯域を制限する為、分周比制御回路15に変調信号を入力する際、フィルターを介して入力しており、そのときの出力信号Fvcoの周波数偏移は図2(c)の破線の様に図2(b)の矩形波に比べて鈍った波形となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−298363号公報(5頁左欄第31行〜第44行、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の構成、方法では、特にフラクショナルNPLLシンセサイザーの同チップ内にフィルタを構成する場合、チップ面積が増大して、コスト上昇の原因となってしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要な回路を減らして、小サイズ低コストで実現できるフラクショナルNPLLシンセサイザ、フラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法、及びそれを用いた無線通信方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入力の周波数を分周した信号を出力する可変分周器と、前記可変分周器の分周比を制御する分周比制御回路と、基準信号と前記可変分周器の出力信号との位相差を検出して、該検出結果を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出力を平均化する低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタの出力に応じた発振周波数を出力すると共に、発振周波数を前記可変分周器の入力とする電圧制御発振器とによって発振周波数を生成するフラクショナルNPLLシンセサイザにおいて、前記分周比制御回路は、分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、入力の周波数を分周した信号を出力する可変分周処理と、前記可変分周処理の分周比を制御する分周比制御処理と、基準信号と前記分周比制御処理による出力信号との位相差を検出して、該検出結果を出力する位相比較処理と、前記位相比較処理による出力を平均化する低域通過フィルタリング処理と、前記低域通過フィルタリング処理による出力に応じた発振周波数を出力すると共に、発振周波数を前記可変分周処理の入力とする電圧制御発振処理とによって発振周波数を生成するフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法において、分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行う分周比制御処理を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2において、段階毎に変化する分周比を各々設定することで、発振周波数が偏移する段階毎の周波数を設定する周波数設定処理を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明は、請求項2または3において、分周比が変化する段数を設定することで、発振周波数が偏移する段数を設定する偏移段数設定処理を行うことを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明は、請求項2において、分周比が段階毎に変化する時間を設定することで、発振周波数が段階毎に偏移する時間を設定する偏移時間設定処理を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明は、請求項2乃至5いずれかにおいて、前記分周比制御処理では、周波数偏移をかける対象であるビット列信号を全ビットに亘って蓄積記憶し、蓄積記憶したビット列信号の全ビットに亘って極性の切り換わりを判別して、極性が切り換わっているときのみ分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うことを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明は、請求項2乃至5いずれかにおいて、前記分周比制御処理では、周波数偏移をかける対象であるビット列信号を1ビット毎に極性の切り換わりを判別して、極性が切り換わっているときのみ分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うことを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明は、実施形態2乃至7いずれかのフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法を用いて周波数偏移をかけた信号を送受信する無線通信方法において、通信端末は、送受信される信号の複数の波形形状、及び波形形状決定用データを記憶しており、送信端末は、記憶している前記複数の波形形状から1つの波形形状を選択し、選択した波形形状となるように波形形状決定用データに周波数偏移をかけて送信し、受信端末は、受信した波形形状決定用データと記憶している波形形状決定用データとを比較して、その一部もしくは全部が合致しなければ波形形状変更要求データを送信端末へ返信し、送信端末は、記憶している前記複数の波形形状から、受信した波形形状変更要求データに基づく波形形状を選択し、選択した波形形状となるように波形形状決定用データに周波数偏移をかけて送信する処理を、受信端末が受信した波形形状決定用データと記憶している波形形状決定用データとを比較して、その一部もしくは全部が合致するまで繰り返すことを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明は、請求項8において、記憶している前記複数の波形形状のうち所定の波形形状は、適用されるシステムによって優先して選択されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(実施形態1)
本実施形態のフラクショナルNPLLシンセサイザは図1にその構成を示され、従来例を示す図10と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態では、図2(c)の破線に示す、変調信号にフィルタをかけたときの出力信号Fvcoの周波数偏移の波形と同等な、図2(c)の実線に示す周波数偏移を2段階に行う波形を実現する。
【0020】
分周比制御回路5は、レジスタ51,52と、制御回路53と、スイッチ54,55と、加算器56とを備えており、アキュムレータを1段用いた簡単な例を示している。まず、出力信号FvcoをN分周している可変分周器4の出力をクロックにして、レジスタ51,52は各々に設定された値分までカウントし、そのカウント値を各々、K、ΔKとする。加算器56では、このカウント値の和K’=K+ΔKが設定されたM値を超えると、オーバーフローして可変分周器4において分周比N+1を選択、実行し、最初に戻る。これを繰り返して[数1]の様に、所望の周波数偏移を持った電圧制御発振器3の出力信号Fvcoを得ている。
【0021】
【数1】
Figure 2004147106
【0022】
ここでレジスタ52は2つのレジスタ521,522からなっており、そのカウント値を各々、αΔK,βΔKとする。ここで、αとβはΔKの係数であり、αとβの和は1である。また、それぞれにレジスタ51と接続・切断するためのスイッチ54,55が接続されており、スイッチ54,55は制御回路53によってオン,オフされる。
【0023】
そして、図2(a)に示す変調速度1/T1が既知である変調信号が制御回路53に入ってきたときの出力信号Fvcoの周波数偏移を図2(c)に示す。変調信号のデータ1が制御回路53に入ってくると、変調信号の立ち上がりエッジA1でトリガーがかかり、まずスイッチ54をオンする。すると、カウント値αΔKによって可変分周器4の分周比が増加して、結果として出力信号Fvcoには、キャリア周波数に対して+f1の周波数偏移(αΔK分の周波数偏移)がかかる。同時に制御回路53内のタイマー(図示せず)が作動して、T2(<T1/2)の時間が経過するまでスイッチ54がオンした状態となり、出力信号Fvcoはこの間、+f1の周波数偏移がかかった状態となる。
【0024】
次に、T1−2・T2の時間が経過するまでスイッチ54と共にスイッチ55がオンすると、カウント値αΔK+βΔKによって可変分周器4の分周比がさらに増加して、出力信号Fvcoには、キャリア周波数に対して、+(f1+f2)の周波数偏移(αΔK+βΔK分の周波数偏移)がかかった状態となる。
【0025】
スイッチ55がオンしてからT1−2・T2の時間が経過すると、スイッチ55がオフし、レジスタ522のカウント値βΔKは遮断される。スイッチ55がオフしてからT2の時間が経過するまでスイッチ54はオンのままで、可変分周器4の分周比はカウント値βΔK分減少して、出力信号Fvcoは、キャリア周波数に対して+f1の周波数偏移がかかった状態になる。その状態で立ち下がりエッジA2を検出しない場合は同じ極性のデータが続くということなので、上記動作を繰り返す。
【0026】
以上、変調信号のデータ1が入力された場合を説明したが、変調信号のデータ0が入力された場合や変調信号のデータ1が入力された後に立ち下がりエッジA2を検出した時は、同様の動作でキャリア周波数を挟んで逆に周波数偏移がかかる。
【0027】
このようにして、可変分周器4の分周比を段階毎に変化させて出力信号Fvcoの周波数偏移を段階毎に行うことで、図2(c)破線のように高域成分を減衰させるためにフィルタをかけた信号波形と同等な、図2(c)実線のように発振周波数が2段階に偏移した信号波形を実現できる。ここでは、カウンタ値αΔKとβΔKの2段で説明したが、例えばさらにカウンタ値γΔKを増やせば、3段に、さらに増やせば4段と可能であるのは明らかである。また、総合してΔKを実現するそれぞれのαΔK,βΔK,...と、それらをオン,オフするスイッチと、各スイッチを制御する制御回路があれば、分周比制御回路5は、アキュムレータ多段で構成されていても、ΣΔモジュレーターで構成されていても、分周比を制御する回路であればよい。
【0028】
また、図1に示すレジスタ52内に構成されるレジスタ521とレジスタ522のカウンタ値の係数αとβのその和を1に保つ条件下で、係数α,βの各値を制御回路53経由で再設定することによって段階毎に変化する分周比を各々設定して、発振周波数が偏移する周波数を段階毎に任意に設定可能となる。偏移する段数が3段、4段などに増えても同様である。
【0029】
さらに、制御回路53において、スイッチ54,55のいずれをオンするかオフするかを制御することによって分周比が変化する段数を設定して、レジスタ52内に構成されるレジスタ521,522の中から使用するレジスタを選択すると同時に、上記α,β等の係数を再設定することにより、1段階に変化させるのか、2段階に変化させるのか、あるいはさらに多くのレジスタを備えて3段階、4段階、...に変化させるのか等、その段数を任意に設定可能となる。
【0030】
そして、制御回路53内のタイマー(図示せず)において、例えば図2に示すT2の設定を変えることで、周波数偏移を段階的に変化させている時間を任意に設定可能となる。偏移する段数が3段、4段などに増えても同様である。
【0031】
このように本実施形態では、従来例のように変調信号の経路に別途フィルタを備えることなしに、発振周波数帯域の制限が可能になる。さらにシステムに応じて、発振周波数が偏移する周波数、段数、及び周波数偏移を段階的に変化させている時間を最適に設定することで、より最適な発振周波数帯域の制限が可能になり、目的の発振周波数帯域制限を成し遂げることができる。
【0032】
(実施形態2)
本実施形態の分周比制御回路5は図3に示すように、図1の分周比制御回路5にメモリバッファ57,58を付加したもので、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。図4は、制御回路53、及びメモリバッファ57,58の動作を説明するもので、まず、変調信号(送信データ)のビット数は予め判っており、メモリバッファ57はこのビット数以上に構成されており、分周比制御回路5に入力された送信データを一旦全てバッファする。この送信データを制御回路53が読み出して、そのビット毎のデータの極性が前のビットあるいは後のビットあるいは前後のビットの極性から変化していればそのビットにフラグFを付加してから、メモリバッファ58に格納する。
【0033】
全ての送信データがメモリバッファ58に格納されると、制御回路53はメモリバッファ58からデータを読み出し、フラグFが付加されているビットについては実施形態1で説明したように、可変分周器4の分周比を段階毎に変化させて出力信号Fvcoの周波数偏移を段階毎に行う発振周波数帯域制限方法を実施する。
【0034】
対してフラグFが付加されていないビットについて発振周波数帯域制限の処理を行わない。例えば、データ1が連続した場合には、レジスタ52ではレジスタ521のカウンタ動作の係数α=1を設定し且つスイッチ54をオンさせ、レジスタ522のカウンタ動作の係数β=0を設定し且つスイッチ55をオフさせることで、出力信号Fvcoはデータ1が連続する間、キャリア周波数に対してカウント値ΔK分の周波数偏移がかかった状態を維持することができる。
【0035】
なお、上記のようにレジスタ521のみを動作させても、あるいはレジスタ522のみ動作させてもよく、レジスタ522を動作させるときは、レジスタ522のカウンタ動作の係数β=1を設定し且つスイッチ55をオンさせ、レジスタ521のカウンタ動作の係数α=0を設定し且つスイッチ54をオフさせる。また、周波数偏移を3段,4段,...とした場合にはレジスタ52を構成するレジスタ521,522,...のうちいずれかのレジスタを一つだけ動作させればよい。
【0036】
(実施形態3)
本実施形態の分周比制御回路5は図5に示すように、図1の分周比制御回路5にメモリバッファ59を付加したもので、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。図6は、制御回路53、及びメモリバッファ59の動作を説明するもので、まず、メモリバッファ59は2ビット分用意されており、分周比制御回路5に入力される変調信号(送信データ)を1ビットずつ2ビット分バッファする。
【0037】
そして、制御回路53が一つ前のビットのデータと比較しながらデータを1ビットずつ読み出して、そのビットの極性が変化していれば実施形態1で説明したように、可変分周器4の分周比を段階毎に変化させて出力信号Fvcoの周波数偏移を段階毎に行う発振周波数帯域制限方法を実施する。
【0038】
対して一つ前のデータと極性が同じデータについては発振周波数帯域制限の処理を行わない。例えば、データ1が連続した場合には、レジスタ52ではレジスタ521のカウンタ動作の係数α=1を設定し且つスイッチ54はオンし、レジスタ522のカウンタ動作の係数β=0を設定し且つスイッチ55はオフすることで、出力信号Fvcoはデータ1が連続する間、キャリア周波数に対してカウント値ΔK分の周波数偏移がかかった状態を維持する。
【0039】
なお、上記のようにレジスタ521のみを動作させても、あるいはレジスタ522のみ動作させてもよく、レジスタ522を動作させるときは、レジスタ522のカウンタ動作の係数β=1を設定し且つスイッチ55をオンさせ、レジスタ521のカウンタ動作の係数α=0を設定し且つスイッチ54をオフさせる。また、周波数偏移を3段,4段,...とした場合にはレジスタ52を構成するレジスタ521,522,...のうちいずれかのレジスタを一つだけ動作させればよい。
【0040】
(実施形態4)
本実施形態では、実施形態1乃至3で説明したフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法を用いて周波数偏移をかけた信号を送受信する無線通信方法について図7〜図9を用いて説明する。図7に示す通信端末TRX1,TRX2からなるシステムは、互いに無線通信を行うものである。通信端末TRX1には分周比制御回路5のみ図示して、他の構成要素である位相比較器1、低域通過フィルタ2、電圧制御発振器3、可変分周器4を含む他の回路ブロックは図示していない。同様に、通信端末TRX2には信号処理部71と波形形状決定データ用メモリ72のみ図示して、位相比較器1、低域通過フィルタ2、電圧制御発振器3、可変分周器4、分周比制御回路5を含む他の回路ブロックは図示していない。
【0041】
まず、分周比制御回路5において、制御回路53には波形形状決定データ用メモリ60と波形形状メモリ61とが接続され、波形形状決定データ用メモリ60には、ある特定の送信データ列、例えば110101100など、固有のデータが格納されている。また、波形形状メモリ61には、実施形態1乃至3の発振周波数帯域制限方法を一つ若しくは複数組み合わせた複数の基本パターン波形形状P1,P2,P3,...を格納しており、これらの波形形状は互いに異なるものを用意している。図2(c)の波形もこの基本パターン波形形状の一つである。
【0042】
図8(a)〜(c)に、基本パターン波形形状の例を示す。図8(a)は、周波数偏移を2段としたもので矩形波に近く、高調波を多く含んでいる。対して図8(b)は、周波数偏移を多段にし、図8(c)は、周波数偏移を3段としたもので高調波はかなり落とされているが、元の波形である矩形波からすると1または0の情報を伝えている振幅レベル、時間が少ない。送信側が満たさなければならない発振周波数帯域は占有周波数帯幅として電波法で規定されており、例えば小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備の占有周波数帯幅は、16KHzであり、特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備では、8.5KHzである。送信データが矩形波に近いと占有周波数帯幅も広がり、送信データに高調波が少ないと占有周波数帯幅は狭くなる。
【0043】
よって、例えば、小電力セキュリティシステム用途には図8(a)に近い基本パターン波形形状を選択し、テレメータ用途には規定を守る為に図8(c)に近い波形を選択する。通信端末TRX2の波形形状決定データ用メモリ72には通信端末TRX1の波形形状決定データ用メモリ60にある特定の送信データ列と全く同じものが用意されている。
【0044】
ここで、図9のフローチャートを用いて、動作例を説明する。まず通信端末TRX1,TRX2は、最適な波形形状を決定するため、初期設定モードに移行、待機する(ステップS1)。通信端末TRX1では、ある波形形状Pkを波形形状メモリ61から選択し(ステップS2)、波形形状決定用データを波形形状決定データ用メモリ60から読み出し、選択した波形形状Pkで送信する(ステップS3)。
【0045】
そして、通信端末TRX2はそのデータを受信し(ステップS4)、その受信データを信号処理部71で波形形状決定データ用メモリ72から読み出したデータと比較する(ステップS5)。それらのデータが合致していなければ、通信端末TRX1へ再送要求を行い(ステップS6)、通信端末TRX1では、再送要求にしたがって先に選択した波形形状Pkとは別の波形形状Pjを選択し、再送する(ステップS7)。以後ステップS4から同様に処理を続け、通信端末TRX1では再送要求を受ける度に過去未選択の波形形状を選択して再送し、通信端末TRX2では、受信データと波形形状決定データ用メモリ72から読み出したデータとを比較して、合致した時点の波形形状が通信に用いる波形形状として決定される(ステップS8)。
【0046】
また、送信側の通信端末TRX1が満たさなければならない発振周波数帯域が占有周波数帯幅として電波法で決められているので、本実施形態を適用するシステムそれぞれにおいて、送信端末TRX1の波形形状メモリ61に格納されている基本パターン波形形状P1〜Pnのうち、各々のシステム毎に定められた占有周波数帯幅を満足する複数の基本パターン波形形状に予めフラグを付加しておき、図9のステップS2及びステップS7の基本パターン波形形状選択時において、フラグが付加されている基本パターン波形形状から優先的に選択するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明は、入力の周波数を分周した信号を出力する可変分周器と、前記可変分周器の分周比を制御する分周比制御回路と、基準信号と前記可変分周器の出力信号との位相差を検出して、該検出結果を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出力を平均化する低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタの出力に応じた発振周波数を出力すると共に、発振周波数を前記可変分周器の入力とする電圧制御発振器とによって発振周波数を生成するフラクショナルNPLLシンセサイザにおいて、前記分周比制御回路は、分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うので、従来別途設けていた変調信号用のフィルタ回路を削減でき、小サイズ低コストで発振周波数の帯域制限を実現することができるという効果がある。
【0048】
請求項2の発明は、入力の周波数を分周した信号を出力する可変分周処理と、前記可変分周処理の分周比を制御する分周比制御処理と、基準信号と前記分周比制御処理による出力信号との位相差を検出して、該検出結果を出力する位相比較処理と、前記位相比較処理による出力を平均化する低域通過フィルタリング処理と、前記低域通過フィルタリング処理による出力に応じた発振周波数を出力すると共に、発振周波数を前記可変分周処理の入力とする電圧制御発振処理とによって発振周波数を生成するフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法において、分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行う分周比制御処理を行うので、従来別途設けていた変調信号用のフィルタ回路を削減でき、小サイズ低コストで発振周波数の帯域制限を実現することができるという効果がある。
【0049】
請求項3の発明は、請求項2において、段階毎に変化する分周比を各々設定することで、発振周波数が偏移する段階毎の周波数を設定する周波数設定処理を行うので、より最適な発振周波数の帯域制限が可能になるという効果がある。
【0050】
請求項4の発明は、請求項2または3において、分周比が変化する段数を設定することで、発振周波数が偏移する段数を設定する偏移段数設定処理を行うので、より最適な発振周波数の帯域制限が可能になるという効果がある。
【0051】
請求項5の発明は、請求項2において、分周比が段階毎に変化する時間を設定することで、発振周波数が段階毎に偏移する時間を設定する偏移時間設定処理を行うので、より最適な発振周波数の帯域制限が可能になるという効果がある。
【0052】
請求項6の発明は、請求項2乃至5いずれかにおいて、前記分周比制御処理では、周波数偏移をかける対象であるビット列信号を全ビットに亘って蓄積記憶し、蓄積記憶したビット列信号の全ビットに亘って極性の切り換わりを判別して、極性が切り換わっているときのみ分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うので、周波数偏移をかける対象である信号ビット列の周波数波形列が同じ波形極性を連続して発生した場合に、その連続波形の途中に不要な発振周波数帯域制限をかける事が無く、従来別途設けていた変調信号用のフィルタ回路を備えることなしにこのフィルタ回路と同等の効果を実現することができ、発振周波数帯域の制限が可能になるという効果がある。
【0053】
請求項7の発明は、請求項2乃至5いずれかにおいて、前記分周比制御処理では、周波数偏移をかける対象であるビット列信号を1ビット毎に極性の切り換わりを判別して、極性が切り換わっているときのみ分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うので、メモリバッファを少なくとも2ビット分設けるだけでよく、請求項6に比べて大幅にメモリを少なくする事ができるという効果がある。また、請求項6のように送信データ全てを蓄積記憶しないので、送信に際し、2ビット分の遅延で済む。
【0054】
請求項8の発明は、実施形態2乃至7いずれかのフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法を用いて周波数偏移をかけた信号を送受信する無線通信方法において、通信端末は、送受信される信号の複数の波形形状、及び波形形状決定用データを記憶しており、送信端末は、記憶している前記複数の波形形状から1つの波形形状を選択し、選択した波形形状となるように波形形状決定用データに周波数偏移をかけて送信し、受信端末は、受信した波形形状決定用データと記憶している波形形状決定用データとを比較して、その一部もしくは全部が合致しなければ波形形状変更要求データを送信端末へ返信し、送信端末は、記憶している前記複数の波形形状から、受信した波形形状変更要求データに基づく波形形状を選択し、選択した波形形状となるように波形形状決定用データに周波数偏移をかけて送信する処理を、受信端末が受信した波形形状決定用データと記憶している波形形状決定用データとを比較して、その一部もしくは全部が合致するまで繰り返すので、フラクショナルNPLLシンセサイザに従来別途設けていた変調信号用のフィルタ回路を削減でき、小サイズ低コストで発振周波数の帯域制限を実現することができて、そのフラクショナルNPLLシンセサイザを用いて通信を行う際に、通信媒体環境に対応してフィードバック制御をかけることで、送受信する信号の最適な波形形状を自動的に選択する事が可能になるという効果がある。
【0055】
請求項9の発明は、請求項8において、記憶している前記複数の波形形状のうち所定の波形形状は、適用されるシステムによって優先して選択されるので、システム毎に有用な波形形状を予め優先的に選択でき、波形形状の決定がすばやくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のフラクショナルNPLLシンセサイザの構成を示す図である。
【図2】(a)変調信号を示す図である。
(b)従来の周波数偏移を示す図である。
(c)本発明の実施形態1の周波数偏移を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2の分周比制御回路の構成を示す図である。
【図4】同上の制御回路、及びメモリバッファの動作を示す図である。
【図5】本発明の実施形態3の分周比制御回路の構成を示す図である。
【図6】同上の制御回路、及びメモリバッファの動作を示す図である。
【図7】本発明の実施形態4の通信システムを示す図である。
【図8】(a),(b),(c)同上の基本パターン波形形状を示す図である。
【図9】同上の通信動作を示すフローチャートである。
【図10】従来のフラクショナルNPLLシンセサイザの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 位相比較器
2 低域通過フィルタ
3 電圧制御発振器
4 可変分周器
5 分周比制御回路
51,52 レジスタ
53 制御回路
54,55 スイッチ
56 加算器

Claims (9)

  1. 入力の周波数を分周した信号を出力する可変分周器と、前記可変分周器の分周比を制御する分周比制御回路と、基準信号と前記可変分周器の出力信号との位相差を検出して、該検出結果を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出力を平均化する低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタの出力に応じた発振周波数を出力すると共に、発振周波数を前記可変分周器の入力とする電圧制御発振器とによって発振周波数を生成するフラクショナルNPLLシンセサイザにおいて、前記分周比制御回路は、分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うことを特徴とするフラクショナルNPLLシンセサイザ。
  2. 入力の周波数を分周した信号を出力する可変分周処理と、前記可変分周処理の分周比を制御する分周比制御処理と、基準信号と前記分周比制御処理による出力信号との位相差を検出して、該検出結果を出力する位相比較処理と、前記位相比較処理による出力を平均化する低域通過フィルタリング処理と、前記低域通過フィルタリング処理による出力に応じた発振周波数を出力すると共に、発振周波数を前記可変分周処理の入力とする電圧制御発振処理とによって発振周波数を生成するフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法において、分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行う分周比制御処理を行うことを特徴とするフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法。
  3. 段階毎に変化する分周比を各々設定することで、発振周波数が偏移する段階毎の周波数を設定する周波数設定処理を行うことを特徴とする請求項2記載のフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法。
  4. 分周比が変化する段数を設定することで、発振周波数が偏移する段数を設定する偏移段数設定処理を行うことを特徴とする請求項2または3記載のフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法。
  5. 分周比が段階毎に変化する時間を設定することで、発振周波数が段階毎に偏移する時間を設定する偏移時間設定処理を行うことを特徴とする請求項2記載のフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法。
  6. 前記分周比制御処理では、周波数偏移をかける対象であるビット列信号を全ビットに亘って蓄積記憶し、蓄積記憶したビット列信号の全ビットに亘って極性の切り換わりを判別して、極性が切り換わっているときのみ分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うことを特徴とする請求項2乃至5いずれか記載のフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法。
  7. 前記分周比制御処理では、周波数偏移をかける対象であるビット列信号を1ビット毎に極性の切り換わりを判別して、極性が切り換わっているときのみ分周比を段階毎に変化させて発振周波数の偏移を段階毎に行うことを特徴とする請求項2乃至5いずれか記載のフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法。
  8. 実施形態2乃至7いずれかのフラクショナルNPLLシンセサイザの発振周波数帯域制限方法を用いて周波数偏移をかけた信号を送受信する無線通信方法において、通信端末は、送受信される信号の複数の波形形状、及び波形形状決定用データを記憶しており、送信端末は、記憶している前記複数の波形形状から1つの波形形状を選択し、選択した波形形状となるように波形形状決定用データに周波数偏移をかけて送信し、受信端末は、受信した波形形状決定用データと記憶している波形形状決定用データとを比較して、その一部もしくは全部が合致しなければ波形形状変更要求データを送信端末へ返信し、送信端末は、記憶している前記複数の波形形状から、受信した波形形状変更要求データに基づく波形形状を選択し、選択した波形形状となるように波形形状決定用データに周波数偏移をかけて送信する処理を、受信端末が受信した波形形状決定用データと記憶している波形形状決定用データとを比較して、その一部もしくは全部が合致するまで繰り返すことを特徴とする無線通信方法。
  9. 記憶している前記複数の波形形状のうち所定の波形形状は、適用されるシステムによって優先して選択されることを特徴とする請求項8記載の無線通信方法。
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