JP2004145187A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写装置の電源を各色共通にした場合に、転写バイアス電圧の印加に起因する画質劣化を防止する構成としたカラー画像形成装置を提供すること。
【解決手段】図1には4色の中でイエロー(Y)とマゼンダ(M)の感光体ドラム1、3が示されている。2、4は感光体ドラム1、3と対応する位置に中心線をずらして設けた転写ローラ、5は中間転写ベルト、Eは転写ローラ2、4に共通の転写バイアス印加用の直流高圧電源である。中間転写ベルト5は矢視Fu方向の力を受け、また、矢視Fv方向の引張力が作用する。このようなブレーキ力が中間転写ベルト5に作用するので、高圧電源Eにより転写バイアス電圧をオンにしたときに静電力を抑制し、転写バイアス電圧をオン、オフ制御する際の中間転写ベルトの速度むらを低減し、画質の劣化を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】図1には4色の中でイエロー(Y)とマゼンダ(M)の感光体ドラム1、3が示されている。2、4は感光体ドラム1、3と対応する位置に中心線をずらして設けた転写ローラ、5は中間転写ベルト、Eは転写ローラ2、4に共通の転写バイアス印加用の直流高圧電源である。中間転写ベルト5は矢視Fu方向の力を受け、また、矢視Fv方向の引張力が作用する。このようなブレーキ力が中間転写ベルト5に作用するので、高圧電源Eにより転写バイアス電圧をオンにしたときに静電力を抑制し、転写バイアス電圧をオン、オフ制御する際の中間転写ベルトの速度むらを低減し、画質の劣化を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写装置の電源を各色共通にした場合に、転写バイアス電圧の印加に起因する画質劣化を防止する構成とした、カラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タンデム型のカラー画像形成装置においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各単色トナー像を形成する4つの画像ユニットが設けられている。各画像ユニットは、現像装置と感光体ドラムを有しており、感光体ドラムと転写ローラ間に、トナー像が転写される中間転写体または紙搬送ベルトに載置された記録媒体が走行している。
【0003】
中間転写体を有するカラー画像形成装置においては、一次転写ローラで感光体ドラムから中間転写体にトナー像を転写する。中間転写体に転写されたトナー像は、ニ次転写ローラで記録媒体に転写される。また、紙搬送ベルトを有するカラー画像形成装置においては、感光体ドラムから、紙搬送ベルトで搬送される記録媒体にトナー像を転写する構成としている。中間転写ベルト、または紙搬送ベルトに載置される記録媒体は、転写材として作用している。
【0004】
このように、タンデム型のカラー画像形成装置は、4色の画像形成を行うために、現像装置や転写ユニットが4組必要となる。これらの現像装置や転写ユニットを駆動する駆動装置は、現像バイアス電圧や転写バイアス電圧を印加するために各色毎に高圧の電源に接続される。したがって、複数の電源を必要とするためコストが高くなるという問題がある。
【0005】
このため、カラー画像形成用の高圧電源を、シアン、マゼンダ、イエローの3色で共通にして、電源の経費を低減する試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。図8は、前記特許文献1に記載された従来例を示すシステム構成図である。図8において、画像形成システム50は、制御回路51、カラー画像形成用高圧ユニット52、ブラック用の高圧ユニット53が設けられている。
【0006】
カラー画像形成用高圧ユニット52は、シアン用の画像形成ユニット54、マゼンダ用の画像形成ユニット55、イエロー用の画像形成ユニット56に高圧の駆動電圧を供給する。また、ブラック用の高圧ユニット53は、ブラック用の画像形成ユニット53に高圧の駆動電圧を供給する。
【0007】
前記各画像形成ユニット54〜57の構成部材としては、具体例として帯電器と現像ロールが記載されている。すなわち、シアン、マゼンダ、イエローの3色の帯電器と現像ロールには、制御回路51の制御にしたがって、共通の高圧ユニット52から高圧の駆動電圧が供給されることになる。このため、各色個別に高圧電源を設ける場合よりもコストを低減することができる。
【0008】
前記従来例には、帯電器と現像ロールの電源を各色共通にした例が記載されている。同様に、電源設備のコスト低減を図るために、転写装置の駆動電圧を各色共通にすることが考えられる。図9は、転写装置の駆動電圧を各色共通にした例を部分的に示す説明図である。図9において、転写装置60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応する感光体ドラムを有しているが、図9には、その中でイエロー(Y)とマゼンタ(M)の感光体ドラム61、63が部分的に示されている。
【0009】
62,64は、感光体ドラム61、63と対応する位置に設けた転写ローラ、65は矢視P方向に走行する中間転写ベルト、Eは転写ローラ62、64に共通して転写バイアス電圧を印加する直流高圧電源で、負極は接地されている。感光体ドラム61は矢視A方向に回転し、感光体ドラム63も同方向の矢視B方向に回転する。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−109512号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図9の構成においては、高圧電源Eは転写バイアス電圧印加時に、転写ローラ62、64に対して同時にオン、オフ制御される。このため、中間転写ベルト65には、感光体ドラム61に向けた静電力Faが作用し、また、感光体ドラム63に向けた静電力Fbが作用する。すなわち、中間転写ベルト65には、高圧電源Eがオンの際にはそれぞれの感光体ドラムに吸引される方向の同方向の静電力が作用して浮き上がり、高圧電源Eがオフの際には中間転写ベルト65は元の位置に戻る。
【0012】
このため、中間転写ベルト65には矢視Fc方向の静電気的な上下動の振動が発生する。したがって、中間転写ベルト65には走行方向と直交する方向の力(静電気的な振動)が作用して走行の妨げとなり、速度むらが発生する。その結果、転写材に転写されるトナー像の画質が劣化するという問題があった。このような問題は、中間転写ベルトに代えて紙搬送ベルトを用いる構成のカラー画像形成装置においても発生する。
【0013】
本発明は上記のような問題に鑑み、転写装置の電源を各色共通にした場合に、転写バイアス電圧の印加に起因する画質劣化を防止する構成とした、カラー画像形成装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のカラー画像形成装置は、単色トナー像を形成する画像ユニットを複数有し、転写材に感光体のトナー像を転写するタンデム型のカラー画像形成装置であって、各画像ユニットには前記感光体と対応して感光体の中心線からずらした位置に転写ローラを設け、前記各転写ローラに共通の高圧電源を接続して転写バイアス電圧を印加することを特徴とする。このため、各転写ローラに接続された共通の高圧電源をオン、オフ制御しても、中間転写ベルトや搬送ベルトに静電気に起因する振動が発生せず、速度むらがなくなるので転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0015】
また、本発明は、前記画像ユニットは、イエロー、マゼンダ、シアンの3色のトナー像を形成することを特徴とする。このため、3色のカラー画像形成装置において、前記のように転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0016】
また、本発明は、前記画像ユニットは、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像を形成することを特徴とする。このため、4色フルカラーの画像形成装置において、前記のように転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0017】
また、本発明は、前記転写材は、中間転写ベルトであることを特徴とする。このため、中間転写ベルトを用いる構成のカラー画像形成装置において、各転写ローラに共通に接続された高圧電源のオン、オフに起因する振動を抑制して中間転写ベルトの速度むらを解消し、中間転写ベルトに転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0018】
また、本発明は、前記転写材は、搬送ベルトで搬送される記録媒体であることを特徴とする。このため、搬送ベルトを用いる構成のカラー画像形成装置において、各転写ローラに共通に接続された高圧電源のオン、オフに起因する振動を抑制して搬送ベルトの速度むらを解消し、搬送ベルトに載置された記録媒体に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形態について説明する。図1は、転写装置の駆動電圧を各色共通にした例を部分的に示す説明図である。図1においては、図9と同様にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応する感光体ドラムの中で、イエロー(Y)とマゼンダ(M)の感光体ドラム1、3が示されている。2、4は、感光体ドラム1、3と対応する位置に設けた転写ローラ、5は矢視P方向に走行する中間転写ベルト、Eは転写ローラ2、4に共通の転写バイアス電圧印加用の直流高圧電源で、負極は接地されている。感光体ドラム1は矢視A方向に回転し、感光体ドラム3も同方向の矢視B方向に回転する。
【0020】
図9の従来例との相違点は、感光体ドラム1、3と対応する転写ローラ2、4の配置位置を、感光体ドラム1、3の中心線から図示左方向(中間転写ベルト5の走行方向で下流側)にずらしているところにある。従来例においては、感光体ドラムの中心線と、感光体ドラムに対応する転写ローラの中心線は合致していた。このため、中間転写ベルトは、感光体ドラムと、これに対応する転写ローラ間をほぼ直線状に走行している。
【0021】
これに対して、本発明においては、転写ローラ2、4を感光体ドラム1、3の中心線からずらした位置に配置している。このため、中間転写ベルト5は、感光体ドラム1、3と、これと対応する転写ローラ2、4間を段差をもって走行している。次に、このような構成で中間転写ベルトを走行させる際に中間転写ベルト5に生じる力の作用について説明する。
【0022】
例えば、中間転写ベルト5は感光体ドラム3に対して、走行方向Pからみて入口側と出口側では段差がある。このため、感光体ドラム3が矢視B方向に回転することにより、感光体ドラム3の周縁部に中間転写ベルト5が引き付けられて、矢視Fu方向の力を受ける。その結果、中間転写ベルト5には、矢視Fv方向の引張力が作用する。
【0023】
従来例においては、感光体ドラムに対して中間転写ベルトは入口側と出口側では段差がなく走路が平衡しているので、前記のような機械的力は作用しない。この引張力Fvは、中間転写ベルトの走行方向下流側に配置された感光体ドラム1を巻きつけるようにして、矢視A方向への回転を停止させる方向に作用する。
【0024】
このようなブレーキ力が中間転写ベルト5に作用するので、転写バイアス電圧印加の際に高圧電源Eをオンにしたときに、図9で示したような静電力Fcの発生を抑制することができる。したがって、複数の転写装置に共通電源から駆動電圧を供給する構成において、転写バイアス電圧を印加する際に、高圧電源Eをオン、オフ制御した場合に転写材としての中間転写ベルトの速度むらを低減する。その結果、中間転写ベルトに転写されるトナー像の画質の劣化を防止することができる。
【0025】
図2は、本発明の他の実施形態を示す説明図である。図1と同じ部分には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。図1とは異なる点について説明すると、図2においては、転写ローラ2、4の位置を、中間転写ベルト5の走行方向矢視Pに対して、感光体ドラム1、3の中心線から上流側にずらして配置している。
【0026】
この場合にも、中間転写ベルト5は感光体ドラム1、3に対して、走行方向Pからみて入口側と出口側では段差がある。このため、例えば感光体ドラム1が矢視A方向に回転することにより、感光体ドラム1の周縁部に中間転写ベルト5が引き付けられて、矢視Fr方向の力を受ける。その結果、中間転写ベルト5には、矢視Ft方向の引張力が作用する。したがって、図2の構成とした場合にも、図1と同様に転写バイアス電圧を印加する際に、高圧電源Eをオン、オフ制御する場合の中間転写ベルトの速度むらを低減する。この結果、中間転写ベルト5に転写されるトナー像の画質の劣化を防止することができる。
【0027】
図3は、本発明に適用される転写装置の具体的構成の説明図である。図3(a)において、CLは感光体ドラム1と転写ローラ2に共通の中心線である。すなわち、転写ローラ2の中心線は感光体ドラム1の中心線と重なるように配置する例である。感光体ドラム1の直径Raは、例えば30mmである。また、転写ローラ2の直径Rbは、例えば11mmである。
【0028】
図3(b)は、転写ローラ2の中心線CLbを、感光体ドラム1の中心線CLaとは図示左側にずらして転写ローラを配置した例である。この場合には、感光体ドラム1の中心線CLaと、転写ローラ2の中心線CLbとのずれは、例えば2mmとする。なお、図2で示したように、転写ローラ2の中心線CLbを感光体ドラム1の中心線CLaに対して図示右方向にずらして配置する構成とすることもできる。
【0029】
図4は、本発明が適用されるタンデム型のカラー画像形成装置の一例を示す構成図である。図4において、カラー画像形成装置10は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各単色トナー像を形成する。11は露光装置、12は各色の現像装置である。例えば、イエロー(Y)の現像装置について説明すると、トナー供給ローラ(r)、現像ローラ(s)、トナー規制ブレード(t)が設けられている。トナー規制ブレード(t)は、現像ローラ(s)に供給されたトナーの過剰分を掻き落とす機能を有している。
【0030】
他色のマゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の現像装置も同様に、トナー供給ローラ(r)、現像ローラ(s)、トナー規制ブレード(t)が設けられている。13は感光体ドラム、14は転写材としての中間転写ベルト、15は一次転写ローラ、16は帯電ローラ、17は二次転写ローラ、18は定着ローラ、19は記録紙などの転写材である。このように、カラー画像形成装置10の各色の画像ユニットは、現像装置12、感光体ドラム13、一次転写ローラ15、帯電ローラ16などの部材により構成されている。
【0031】
次に、図4のカラー画像形成装置の概略の動作について説明する。帯電装置16でイエロー(Y)の感光体ドラム13を負電圧、例えば−600Vに帯電させる。次に、露光装置11からの光線でイエロー(Y)の感光体ドラム上に静電潜像を形成する。続いて、現像装置12のイエロー色用部分で感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する。第1転写ローラ13に正電圧、例えば+700Vを印加し、感光体ドラム13上のイエロー現像像(トナー像)を中間転写ベルト14上に転写する。
【0032】
以下、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)についても中間転写ベルト14を移動させながら同様の処理を繰り返し、中間転写ベルト14上に転写されたイエロー現像像にマゼンダ、シアン、ブラックの現像像を順次重ねて転写する。4色の現像像が中間転写ベルト14に転写されると、最終の転写材19が矢視Q方向に搬送される。最終の転写材19は、記録紙などの記録媒体が用いられる。最終の転写材19は、搬送径路において二次転写ローラ17に当接し、この際に二次転写ローラ17には高圧電源Eからの転写バイアス電圧が印加される。
【0033】
このようにして、最終の転写材19は二次転写ローラ17の位置で、中間転写ベルト14に形成されているフルカラートナー像が転写される。フルカラートナー像が転写された最終の転写材19は、定着装置18に搬送される。定着装置18において、熱と圧力により最終の転写材19上のトナー像は溶融定着される。連続印字の場合は、上記動作を繰り返す。
【0034】
図5は、図4のカラー画像形成装置において、転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。図5において、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の感光体ドラム13a〜13dと対応する位置に転写ローラ15a〜15dが設けられている。転写ローラ15a〜15dの中心線は、感光体ドラム13a〜13dの中心線とはずらして配置される。中間転写ベルト14は、前記感光体ドラム13a〜13dと、転写ローラ15a〜15d間を走行する。一次転写電源20は、各転写ローラ15a〜15dに共通に接続される。また、二次転写電源21は、二次転写ローラ17に接続される。このように、一次転写電源20は、各色に共通に設置されるので、電源のコストを軽減することができる。
【0035】
図6は、本発明に適用される他の構成のカラー画像形成装置を示す説明図である。図6において、露光装置11、各色の現像装置12、感光体ドラム13、帯電ローラ16、定着ローラ18の構成は図4で説明したカラー画像形成装置と同じである。図6のカラー画像形成装置は、図4の中間転写ベルト14、二次転写ローラ17に代えて、紙搬送ベルト22を設けている。記録紙などの記録媒体である転写材19は、紙搬送ベルト22上に載置され、転写ローラ15a〜15dの位置で各色のトナー像が転写される。図6に示した構成は、一般的に搬送ベルトで搬送される転写材にトナー像を転写する構成のカラー画像形成装置に適用できる。
【0036】
図7は、図6のカラー画像形成装置において、転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。この例においては、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の感光体ドラム13a〜13dと対応する位置に転写ローラ15a〜15dが設けられている。転写ローラ15a〜15dの中心線は、感光体ドラム13a〜13dの中心線とはずらして配置される。紙搬送ベルト22は、前記感光体ドラム13a〜13dと、転写ローラ15a〜15d間を走行する。転写電源23は、各転写ローラ15a〜15dに共通して接続される。この例においても、転写電源23は、各色に共通に設置されるので、電源のコストを軽減することができる。
【0037】
以上説明したように、本発明は、感光体ドラムを含む広義の感光体の中心線からずらした位置に転写ローラを設けるものである。このように転写ローラを配置することにより、タンデム型のカラー画像形成装置において、各転写ローラに共通の高圧電源を接続して転写バイアス電圧を印加しても、中間転写ベルトや搬送ベルトに静電気に起因する振動が発生せず、転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0038】
なお、上記実施形態では、画像ユニットがイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色フルカラーの単色トナー像を形成している。本発明においては、このような構成には限定されず、画像ユニットがイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3色の単色トナー像を形成するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写装置の例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る転写装置の他の例を示す説明図である。
【図3】転写装置の具体的構成の説明図である。
【図4】本発明が適用される画像形成装置の構成図である。
【図5】転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。
【図6】本発明が適用される他の画像形成装置の構成図である。
【図7】転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。
【図8】従来例を示すシステム構成図である。
【図9】従来例を部分的に示す説明図である。
【符号の説明】
1、3・・・感光体ドラム、2、4・・・転写ローラ、5・・・中間転写ベルト、10、30・・・カラー画像形成装置、 11・・・露光装置、12・・・現像装置、13・・・感光体ドラム、 14・・・中間転写ベルト、15・・・一次転写ローラ、17・・・二次転写ローラ、18・・・定着装置、19・・・転写材、20・・・一次転写電源、21・・・二次転写電源、22・・・紙搬送ベルト、23・・・転写電源
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写装置の電源を各色共通にした場合に、転写バイアス電圧の印加に起因する画質劣化を防止する構成とした、カラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タンデム型のカラー画像形成装置においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各単色トナー像を形成する4つの画像ユニットが設けられている。各画像ユニットは、現像装置と感光体ドラムを有しており、感光体ドラムと転写ローラ間に、トナー像が転写される中間転写体または紙搬送ベルトに載置された記録媒体が走行している。
【0003】
中間転写体を有するカラー画像形成装置においては、一次転写ローラで感光体ドラムから中間転写体にトナー像を転写する。中間転写体に転写されたトナー像は、ニ次転写ローラで記録媒体に転写される。また、紙搬送ベルトを有するカラー画像形成装置においては、感光体ドラムから、紙搬送ベルトで搬送される記録媒体にトナー像を転写する構成としている。中間転写ベルト、または紙搬送ベルトに載置される記録媒体は、転写材として作用している。
【0004】
このように、タンデム型のカラー画像形成装置は、4色の画像形成を行うために、現像装置や転写ユニットが4組必要となる。これらの現像装置や転写ユニットを駆動する駆動装置は、現像バイアス電圧や転写バイアス電圧を印加するために各色毎に高圧の電源に接続される。したがって、複数の電源を必要とするためコストが高くなるという問題がある。
【0005】
このため、カラー画像形成用の高圧電源を、シアン、マゼンダ、イエローの3色で共通にして、電源の経費を低減する試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。図8は、前記特許文献1に記載された従来例を示すシステム構成図である。図8において、画像形成システム50は、制御回路51、カラー画像形成用高圧ユニット52、ブラック用の高圧ユニット53が設けられている。
【0006】
カラー画像形成用高圧ユニット52は、シアン用の画像形成ユニット54、マゼンダ用の画像形成ユニット55、イエロー用の画像形成ユニット56に高圧の駆動電圧を供給する。また、ブラック用の高圧ユニット53は、ブラック用の画像形成ユニット53に高圧の駆動電圧を供給する。
【0007】
前記各画像形成ユニット54〜57の構成部材としては、具体例として帯電器と現像ロールが記載されている。すなわち、シアン、マゼンダ、イエローの3色の帯電器と現像ロールには、制御回路51の制御にしたがって、共通の高圧ユニット52から高圧の駆動電圧が供給されることになる。このため、各色個別に高圧電源を設ける場合よりもコストを低減することができる。
【0008】
前記従来例には、帯電器と現像ロールの電源を各色共通にした例が記載されている。同様に、電源設備のコスト低減を図るために、転写装置の駆動電圧を各色共通にすることが考えられる。図9は、転写装置の駆動電圧を各色共通にした例を部分的に示す説明図である。図9において、転写装置60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応する感光体ドラムを有しているが、図9には、その中でイエロー(Y)とマゼンタ(M)の感光体ドラム61、63が部分的に示されている。
【0009】
62,64は、感光体ドラム61、63と対応する位置に設けた転写ローラ、65は矢視P方向に走行する中間転写ベルト、Eは転写ローラ62、64に共通して転写バイアス電圧を印加する直流高圧電源で、負極は接地されている。感光体ドラム61は矢視A方向に回転し、感光体ドラム63も同方向の矢視B方向に回転する。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−109512号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図9の構成においては、高圧電源Eは転写バイアス電圧印加時に、転写ローラ62、64に対して同時にオン、オフ制御される。このため、中間転写ベルト65には、感光体ドラム61に向けた静電力Faが作用し、また、感光体ドラム63に向けた静電力Fbが作用する。すなわち、中間転写ベルト65には、高圧電源Eがオンの際にはそれぞれの感光体ドラムに吸引される方向の同方向の静電力が作用して浮き上がり、高圧電源Eがオフの際には中間転写ベルト65は元の位置に戻る。
【0012】
このため、中間転写ベルト65には矢視Fc方向の静電気的な上下動の振動が発生する。したがって、中間転写ベルト65には走行方向と直交する方向の力(静電気的な振動)が作用して走行の妨げとなり、速度むらが発生する。その結果、転写材に転写されるトナー像の画質が劣化するという問題があった。このような問題は、中間転写ベルトに代えて紙搬送ベルトを用いる構成のカラー画像形成装置においても発生する。
【0013】
本発明は上記のような問題に鑑み、転写装置の電源を各色共通にした場合に、転写バイアス電圧の印加に起因する画質劣化を防止する構成とした、カラー画像形成装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のカラー画像形成装置は、単色トナー像を形成する画像ユニットを複数有し、転写材に感光体のトナー像を転写するタンデム型のカラー画像形成装置であって、各画像ユニットには前記感光体と対応して感光体の中心線からずらした位置に転写ローラを設け、前記各転写ローラに共通の高圧電源を接続して転写バイアス電圧を印加することを特徴とする。このため、各転写ローラに接続された共通の高圧電源をオン、オフ制御しても、中間転写ベルトや搬送ベルトに静電気に起因する振動が発生せず、速度むらがなくなるので転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0015】
また、本発明は、前記画像ユニットは、イエロー、マゼンダ、シアンの3色のトナー像を形成することを特徴とする。このため、3色のカラー画像形成装置において、前記のように転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0016】
また、本発明は、前記画像ユニットは、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像を形成することを特徴とする。このため、4色フルカラーの画像形成装置において、前記のように転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0017】
また、本発明は、前記転写材は、中間転写ベルトであることを特徴とする。このため、中間転写ベルトを用いる構成のカラー画像形成装置において、各転写ローラに共通に接続された高圧電源のオン、オフに起因する振動を抑制して中間転写ベルトの速度むらを解消し、中間転写ベルトに転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0018】
また、本発明は、前記転写材は、搬送ベルトで搬送される記録媒体であることを特徴とする。このため、搬送ベルトを用いる構成のカラー画像形成装置において、各転写ローラに共通に接続された高圧電源のオン、オフに起因する振動を抑制して搬送ベルトの速度むらを解消し、搬送ベルトに載置された記録媒体に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカラー画像形成装置の実施の形態について説明する。図1は、転写装置の駆動電圧を各色共通にした例を部分的に示す説明図である。図1においては、図9と同様にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応する感光体ドラムの中で、イエロー(Y)とマゼンダ(M)の感光体ドラム1、3が示されている。2、4は、感光体ドラム1、3と対応する位置に設けた転写ローラ、5は矢視P方向に走行する中間転写ベルト、Eは転写ローラ2、4に共通の転写バイアス電圧印加用の直流高圧電源で、負極は接地されている。感光体ドラム1は矢視A方向に回転し、感光体ドラム3も同方向の矢視B方向に回転する。
【0020】
図9の従来例との相違点は、感光体ドラム1、3と対応する転写ローラ2、4の配置位置を、感光体ドラム1、3の中心線から図示左方向(中間転写ベルト5の走行方向で下流側)にずらしているところにある。従来例においては、感光体ドラムの中心線と、感光体ドラムに対応する転写ローラの中心線は合致していた。このため、中間転写ベルトは、感光体ドラムと、これに対応する転写ローラ間をほぼ直線状に走行している。
【0021】
これに対して、本発明においては、転写ローラ2、4を感光体ドラム1、3の中心線からずらした位置に配置している。このため、中間転写ベルト5は、感光体ドラム1、3と、これと対応する転写ローラ2、4間を段差をもって走行している。次に、このような構成で中間転写ベルトを走行させる際に中間転写ベルト5に生じる力の作用について説明する。
【0022】
例えば、中間転写ベルト5は感光体ドラム3に対して、走行方向Pからみて入口側と出口側では段差がある。このため、感光体ドラム3が矢視B方向に回転することにより、感光体ドラム3の周縁部に中間転写ベルト5が引き付けられて、矢視Fu方向の力を受ける。その結果、中間転写ベルト5には、矢視Fv方向の引張力が作用する。
【0023】
従来例においては、感光体ドラムに対して中間転写ベルトは入口側と出口側では段差がなく走路が平衡しているので、前記のような機械的力は作用しない。この引張力Fvは、中間転写ベルトの走行方向下流側に配置された感光体ドラム1を巻きつけるようにして、矢視A方向への回転を停止させる方向に作用する。
【0024】
このようなブレーキ力が中間転写ベルト5に作用するので、転写バイアス電圧印加の際に高圧電源Eをオンにしたときに、図9で示したような静電力Fcの発生を抑制することができる。したがって、複数の転写装置に共通電源から駆動電圧を供給する構成において、転写バイアス電圧を印加する際に、高圧電源Eをオン、オフ制御した場合に転写材としての中間転写ベルトの速度むらを低減する。その結果、中間転写ベルトに転写されるトナー像の画質の劣化を防止することができる。
【0025】
図2は、本発明の他の実施形態を示す説明図である。図1と同じ部分には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。図1とは異なる点について説明すると、図2においては、転写ローラ2、4の位置を、中間転写ベルト5の走行方向矢視Pに対して、感光体ドラム1、3の中心線から上流側にずらして配置している。
【0026】
この場合にも、中間転写ベルト5は感光体ドラム1、3に対して、走行方向Pからみて入口側と出口側では段差がある。このため、例えば感光体ドラム1が矢視A方向に回転することにより、感光体ドラム1の周縁部に中間転写ベルト5が引き付けられて、矢視Fr方向の力を受ける。その結果、中間転写ベルト5には、矢視Ft方向の引張力が作用する。したがって、図2の構成とした場合にも、図1と同様に転写バイアス電圧を印加する際に、高圧電源Eをオン、オフ制御する場合の中間転写ベルトの速度むらを低減する。この結果、中間転写ベルト5に転写されるトナー像の画質の劣化を防止することができる。
【0027】
図3は、本発明に適用される転写装置の具体的構成の説明図である。図3(a)において、CLは感光体ドラム1と転写ローラ2に共通の中心線である。すなわち、転写ローラ2の中心線は感光体ドラム1の中心線と重なるように配置する例である。感光体ドラム1の直径Raは、例えば30mmである。また、転写ローラ2の直径Rbは、例えば11mmである。
【0028】
図3(b)は、転写ローラ2の中心線CLbを、感光体ドラム1の中心線CLaとは図示左側にずらして転写ローラを配置した例である。この場合には、感光体ドラム1の中心線CLaと、転写ローラ2の中心線CLbとのずれは、例えば2mmとする。なお、図2で示したように、転写ローラ2の中心線CLbを感光体ドラム1の中心線CLaに対して図示右方向にずらして配置する構成とすることもできる。
【0029】
図4は、本発明が適用されるタンデム型のカラー画像形成装置の一例を示す構成図である。図4において、カラー画像形成装置10は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各単色トナー像を形成する。11は露光装置、12は各色の現像装置である。例えば、イエロー(Y)の現像装置について説明すると、トナー供給ローラ(r)、現像ローラ(s)、トナー規制ブレード(t)が設けられている。トナー規制ブレード(t)は、現像ローラ(s)に供給されたトナーの過剰分を掻き落とす機能を有している。
【0030】
他色のマゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の現像装置も同様に、トナー供給ローラ(r)、現像ローラ(s)、トナー規制ブレード(t)が設けられている。13は感光体ドラム、14は転写材としての中間転写ベルト、15は一次転写ローラ、16は帯電ローラ、17は二次転写ローラ、18は定着ローラ、19は記録紙などの転写材である。このように、カラー画像形成装置10の各色の画像ユニットは、現像装置12、感光体ドラム13、一次転写ローラ15、帯電ローラ16などの部材により構成されている。
【0031】
次に、図4のカラー画像形成装置の概略の動作について説明する。帯電装置16でイエロー(Y)の感光体ドラム13を負電圧、例えば−600Vに帯電させる。次に、露光装置11からの光線でイエロー(Y)の感光体ドラム上に静電潜像を形成する。続いて、現像装置12のイエロー色用部分で感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する。第1転写ローラ13に正電圧、例えば+700Vを印加し、感光体ドラム13上のイエロー現像像(トナー像)を中間転写ベルト14上に転写する。
【0032】
以下、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)についても中間転写ベルト14を移動させながら同様の処理を繰り返し、中間転写ベルト14上に転写されたイエロー現像像にマゼンダ、シアン、ブラックの現像像を順次重ねて転写する。4色の現像像が中間転写ベルト14に転写されると、最終の転写材19が矢視Q方向に搬送される。最終の転写材19は、記録紙などの記録媒体が用いられる。最終の転写材19は、搬送径路において二次転写ローラ17に当接し、この際に二次転写ローラ17には高圧電源Eからの転写バイアス電圧が印加される。
【0033】
このようにして、最終の転写材19は二次転写ローラ17の位置で、中間転写ベルト14に形成されているフルカラートナー像が転写される。フルカラートナー像が転写された最終の転写材19は、定着装置18に搬送される。定着装置18において、熱と圧力により最終の転写材19上のトナー像は溶融定着される。連続印字の場合は、上記動作を繰り返す。
【0034】
図5は、図4のカラー画像形成装置において、転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。図5において、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の感光体ドラム13a〜13dと対応する位置に転写ローラ15a〜15dが設けられている。転写ローラ15a〜15dの中心線は、感光体ドラム13a〜13dの中心線とはずらして配置される。中間転写ベルト14は、前記感光体ドラム13a〜13dと、転写ローラ15a〜15d間を走行する。一次転写電源20は、各転写ローラ15a〜15dに共通に接続される。また、二次転写電源21は、二次転写ローラ17に接続される。このように、一次転写電源20は、各色に共通に設置されるので、電源のコストを軽減することができる。
【0035】
図6は、本発明に適用される他の構成のカラー画像形成装置を示す説明図である。図6において、露光装置11、各色の現像装置12、感光体ドラム13、帯電ローラ16、定着ローラ18の構成は図4で説明したカラー画像形成装置と同じである。図6のカラー画像形成装置は、図4の中間転写ベルト14、二次転写ローラ17に代えて、紙搬送ベルト22を設けている。記録紙などの記録媒体である転写材19は、紙搬送ベルト22上に載置され、転写ローラ15a〜15dの位置で各色のトナー像が転写される。図6に示した構成は、一般的に搬送ベルトで搬送される転写材にトナー像を転写する構成のカラー画像形成装置に適用できる。
【0036】
図7は、図6のカラー画像形成装置において、転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。この例においては、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色の感光体ドラム13a〜13dと対応する位置に転写ローラ15a〜15dが設けられている。転写ローラ15a〜15dの中心線は、感光体ドラム13a〜13dの中心線とはずらして配置される。紙搬送ベルト22は、前記感光体ドラム13a〜13dと、転写ローラ15a〜15d間を走行する。転写電源23は、各転写ローラ15a〜15dに共通して接続される。この例においても、転写電源23は、各色に共通に設置されるので、電源のコストを軽減することができる。
【0037】
以上説明したように、本発明は、感光体ドラムを含む広義の感光体の中心線からずらした位置に転写ローラを設けるものである。このように転写ローラを配置することにより、タンデム型のカラー画像形成装置において、各転写ローラに共通の高圧電源を接続して転写バイアス電圧を印加しても、中間転写ベルトや搬送ベルトに静電気に起因する振動が発生せず、転写材に転写されるトナー像の画質劣化を防止することができる。
【0038】
なお、上記実施形態では、画像ユニットがイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色フルカラーの単色トナー像を形成している。本発明においては、このような構成には限定されず、画像ユニットがイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3色の単色トナー像を形成するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写装置の例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る転写装置の他の例を示す説明図である。
【図3】転写装置の具体的構成の説明図である。
【図4】本発明が適用される画像形成装置の構成図である。
【図5】転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。
【図6】本発明が適用される他の画像形成装置の構成図である。
【図7】転写装置に接続される電源の例を示す説明図である。
【図8】従来例を示すシステム構成図である。
【図9】従来例を部分的に示す説明図である。
【符号の説明】
1、3・・・感光体ドラム、2、4・・・転写ローラ、5・・・中間転写ベルト、10、30・・・カラー画像形成装置、 11・・・露光装置、12・・・現像装置、13・・・感光体ドラム、 14・・・中間転写ベルト、15・・・一次転写ローラ、17・・・二次転写ローラ、18・・・定着装置、19・・・転写材、20・・・一次転写電源、21・・・二次転写電源、22・・・紙搬送ベルト、23・・・転写電源
Claims (5)
- 単色トナー像を形成する画像ユニットを複数有し、転写材に感光体のトナー像を転写するタンデム型のカラー画像形成装置であって、各画像ユニットには前記感光体と対応して感光体の中心線からずらした位置に転写ローラを設け、前記各転写ローラに共通の高圧電源を接続して転写バイアス電圧を印加することを特徴とする、カラー画像形成装置。
- 前記画像ユニットは、イエロー、マゼンダ、シアンの3色のトナー像を形成することを特徴とする、請求項1に記載のカラー画像形成装置。
- 前記画像ユニットは、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像を形成することを特徴とする、請求項1に記載のカラー画像形成装置。
- 前記転写材は、中間転写ベルトであることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
- 前記転写材は、搬送ベルトで搬送される記録媒体であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
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