JP2004144701A - 超音波流量計および超音波変換器 - Google Patents

超音波流量計および超音波変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004144701A
JP2004144701A JP2002312427A JP2002312427A JP2004144701A JP 2004144701 A JP2004144701 A JP 2004144701A JP 2002312427 A JP2002312427 A JP 2002312427A JP 2002312427 A JP2002312427 A JP 2002312427A JP 2004144701 A JP2004144701 A JP 2004144701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
ultrasonic transducer
flow path
flowmeter
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002312427A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Ochi
黄地 謙三
Shigeru Iwanaga
岩永 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002312427A priority Critical patent/JP2004144701A/ja
Publication of JP2004144701A publication Critical patent/JP2004144701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】扁平状の流路を有する超音波流量計において、それに適した超音波変換器を提供することを目的とする。
【解決手段】縦方向に超音波出力分布の大きい超音波変換器3、4を扁平状の流路2a、2b、2cに設置したものである。この構成により、複数個の流路2a、2b、2cに対して均一に超音波を伝播させることができ、高精度の流量計を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の流量を計測する超音波流量計および超音波変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の流量計は、図19に示すような構成であった(例えば、特開平9−43015号公報参照)。
【0003】
図19において、従来の流量計101は、液体あるいは気体などの流体が流れる断面形状が長方形の流路体102内に、薄い分割板103a、103bにより扁平状の流路104を複数分割形成し、対向する短編側の上流側および下流側とに一対の超音波変換器105、106を配置した構成を採っていた。
【0004】
そして、前記一対の超音波変換器105、106間を伝搬する超音波の伝搬時間から流体の流速を計測し、計測した流体の流速に長方形断面の断面積を乗じ、流量を演算し、流量計としていた。
【0005】
なお、図中の片矢印107(実線)は流体の流れる方向を示し、両矢印108(破線)は超音波の伝搬する方向を示している。また、超音波の伝播する長辺方向に幅Wr、短辺方向に高さHrを記した。
【0006】
超音波変換器105、106の超音波送受信面の幅は流路体102の短辺高さHrと同じ寸法とした。また、流体の流れる方向と、超音波の伝搬する方向とは角θで交叉し、超音波の伝搬方向は、長方形断面の長辺方向としている。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−43015号公報(第6頁、第1および2図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の従来の流量計101では、多層に分割された扁平状の流路104を流れる流体に対し、出力分布が円対称である超音波変換器105、106を用いて超音波を伝搬させ、流体の流速を計測していた。このため、扁平状の流路104間で送信・受信する超音波強度に大きな差が発生することがあった。
【0009】
従って、扁平状の流路104を流れる流体に流速分布が発生すると、精度よく計測することができないという課題があった。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高精度な超音波流量計を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、流体を流動させる扁平状の流路と、上記流路を流れる流体の流速を測定する少なくとも一対の超音波変換器とを具備し、前記超音波変換器の超音波出力強度を流路の扁平形状に対応して所定の方向へ大きく設定したもので、流体に概ね均一な超音波が伝播させることができ、流体の流速計測が高精度となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記の目的を達成するために本発明は、流体を流動させる扁平状の流路と、上記流路を流れる流体の流速を測定する少なくとも一対の超音波変換器とを具備し、前記超音波変換器の超音波出力強度を流路の扁平形状に対応して所定の方向へ大きく設定し、流体に概ね均一な超音波を伝播させることができる。
【0013】
また、断面形状が長方形である流路体の相対向する短辺間を分割板により分割して複数の扁平状の流路を構成するとともに、各流路の上流側および下流側には少なくとも一対の超音波変換器を配置し、前記超音波変換器の超音波出力強度は、相対向する短辺の方向へ大きく設定したものである。
【0014】
従って、扁平状の各流路に概ね均一な強度の超音波を伝播させ、流体の流速を正確に計測することができる。
【0015】
また、少なくとも一対の超音波変換器を、分割された各流路への流体の流入側および流出側から流路の有効高さの3倍以上はなして配置した。
【0016】
これにより、各流路では分割板の効果により流体が安定して流れるようになる。
【0017】
また、分割された各流路ごとに各一対の超音波変換器を配置したので、各流路間において流速分布が発生しても、それらを反映した正確な流速を計測することができる。
【0018】
また、一対の超音波変換器を分割された各流路ごとに上流側、下流側と交互となるよう配置しており、各流路間で流体の流れる方向およびそれと垂直方向に流速バラツキ、即ち、2次元的な流速分布が発生しても、この配置により解消することができる。
【0019】
また、複数の超音波変換器を同一の回路部を用いて順次動作させるようにしており、回路部分に起因する不確定要素を排除することができ、高精度な流量計を実現することができる。しかも、単一の回路部分を用いるので、回路系を簡素化することができ、実用的とすることができる。
【0020】
また、複数の超音波変換器を同一回路部を用いて並列動作させるようにしているので、回路部分に起因する不確定要素を排除することができるとともに、切換スィッチが不要となり、より簡素化することができ、高精度な流量計を実現することができる。
【0021】
また、超音波変換器は、凸状の缶ケース内面に、幅が厚さよりも小さい角柱からなる縦振動する圧電体を複数個形成し、かつ、前記凸状の缶ケースの外面に音響整合層を形成したものであるから、超音波出力分布を所定方向に、均一に、かつ、大きくすることができる。
【0022】
また、直方体の縦振動圧電体に複数本の溝を形成し、幅が厚さよりも小さい角柱を構成したものでは、超音波出力分布を所定方向に、均一に、かつ、大きくすることができる。
【0023】
また、凸状の缶ケース内面に幅が厚さよりも小さく、長さが厚さの2倍以上、4倍以下の矩形状の縦振動する複数個の圧電体を、幅方向に形成し、かつ、前記凸状の缶ケースの外面に音響整合層を形成した。
【0024】
この構成により、超音波出力分布を縦方向に、均一に、且つ、大きくすることが簡単にでき、各層状の流路に、概ね均一な強度の超音波を送信することができ、高精度な流量計を実現できる。
【0025】
また、平板状の縦振動圧電体に複数本の溝を形成した。この構成により、超音波出力分布を縦方向に、均一に、且つ、大きくすることが簡単にでき、各層状の流路に、概ね均一な強度の超音波を送信することができる。
【0026】
また、音響整合層を圧電体の接着されている部分にのみ形成した。この構成により、音響整合層のある部分からのみ超音波が送信あるいは受信されることとになる。
【0027】
そして、これら超音波変換器を流路を流動する流体の流速検出用に配置すれば、高精度な流量計が実現できる。加えて、圧電体の溝部分を流体の流れる前記分割板に一致させることで、無駄な超音波を送信、受信することがなくなり、超音波の効率およびS/Nが向上し、高精度な流量計を実現できる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、図中の同一部分には同一番号を付し、重複した説明を省略している。
【0029】
(実施例1)
図1において、超音波流量計1は、内部を流体が流れる断面長方形の流路体2の上流側と下流側とに一対の超音波変換器3、4を対向して設置して構成してある。超音波変換器3、4間の距離Ldは約100ミリ、流路体2の断面積Srは約30平方ミリとした。
【0030】
そして、超音波変換器3、4の出力分布は流路体2の相対向する短辺の方向へ大きくなるように設定してある。
【0031】
なお、図中の片矢印5(実線)は流体の流れる方向を示し、両矢印6(破線)は超音波の伝搬する方向を示している。
【0032】
7a、7bは流路体2の内部を3つの扁平状の流路2a、2b、2cに分割する厚さ0.1〜0.5ミリ程度の分割板で、分割方向は長辺と平行であって、短辺側を3層に分割するものとなっている。
【0033】
図面では流路体2の幅をWrとして、高さをHrで示している。また、流体の流れる方向は、超音波の伝搬する方向とは角θ(45度)で交叉するようにした。
【0034】
なお、超音波変換器3、4の送受信面の幅は流路体2の高さHrと同じになるように設定されている。
【0035】
図2において、計測開始信号がトリガ−7から発信されると、駆動回路8は、バ−スト信号からなる駆動信号を送信側切換スイッチ9に接続されている上流側の超音波変換器3に供給する。
【0036】
上流側の超音波変換器3から超音波が流路2a、2b、2c内に送信され、下流側の超音波変換器4で受信される。この受信信号は受信側切換スイッチ10を介して増幅器11に伝達される。
【0037】
この信号はただちに時間計測回路14に伝達され、上流側超音波変換器3から下流側の超音波変換器4への超音波伝播時間T(34)が計測される。
【0038】
同様にして、下流側超音波変換器4から上流側の超音波変換器3への超音波伝播時間T(43)も計測される。このようにして時間計測された結果は、演算部15に伝達され、流量演算が実施される。以下に数字を用いてより具体的に説明する。
【0039】
i番目の流路において、超音波の音速Vs(i)、流れる流体の流速をVf(i)、上流側の超音波変換器3から下流側の超音波変換器4への超音波の伝播時間計測結果をTi(34)とした時の、それぞれの関係は、以下のようになる。
【0040】
Ti(34)={Ld/[Vs(i)+Vf(i)×cos(θ)]}
同様にして、下流側の超音波変換器4から上流側の超音波変換器3への超音波の伝播時間測結果をTiとすると、以下のようになる。
【0041】
Ti(43)={Ld/[Vs(i)−Vf(i)×cos(θ)]}
これらより、
Ti(34)=Ld/[Vs(i)+Vf(i)×cos(θ)]
Ti(43)=Ld/[Vs(i)−Vf(i)×cos(θ)]
従って、
Vs(i)+Vf(i)×cos(θ)=Ld/Ti(34)
Vs(i)−Vf(i)×cos(θ)=Ld/Ti(43)
これらより、上の式から下の式の両辺を引き算すると、超音波の音速Vsの項を消去することができ、以下のようになる。
【0042】
2×Vf(i)×cos(θ)=Ld×[{1/Ti(34)}−{1/Ti(43)}]
この結果より、超音波変換器間の距離Ldおよび交差角(θ)は、それぞれ既知であるので、簡単に計算することができる。このようにして流体の流速Vf(i)が得られる。
【0043】
また、同様に上の式と下の式の両辺を足し算すると、流体の流速の項が消去されれて、以下のようになる。
【0044】
2×Vs(i)=Ld×[{1/Ti(34)}+{1/Ti(43)}]
この結果より、音速Vsも得られる。この流速Vf(i)に、i番目の層状流路の断面積Sr(i)を乗じて流量Qm(i)を演算する。
【0045】
なお、このときi番目の層状流路を伝播し、受信された超音波の振幅の相対値をAi、位相変化をφi、超音波の角速度をωとすると、受信側の超音波変換器で受信される超音波の振動Vr(i)は、下記のようになる。
【0046】
Vr(i)=Ai*exp[j(ωt+φi)]
=Ai*exp(jωt)*exp(jφi)となる。
【0047】
従って、各層状流路を伝播してきて、受信側の超音波変換器で受信される超音波の振動Vr(total)は下記のようになる。
【0048】
Vr(total)=A1*exp(jωt)*exp(jφ1)+A2*exp(jωt)*exp(jφ2+・・・・+An*exp(jωt)*exp(jφn)
=exp(jωt)*[A1*exp(jφ1)+A2*exp(jφ2)+
・・・・+AN*exp(jφN)]
となる。
【0049】
ここで、Nは層状流路の数を示す。これより、i番目の層状流路を伝播した超音波は、i番目を流れる流体の流速Vf(i)により、Ai*exp(jφi)だけ変動したことになる。
【0050】
即ち、流体の流速Vf(i)による超音波振動の変化exp(jφi)が、超音波の相対強度Aiに比例して加算され、検知されることになる。
【0051】
この意味するところは、各層状流路の流速変化が、各層状流路を伝播する超音波強度に比例して検知されることである。
【0052】
例えば、i番目の層状流路を伝播する超音波が、他の層状流路を伝播する超音波の相対強度が2倍であるとすると、i番目の層状流路の流速変化が、他の層状流路の流速変化に比べ2倍の感度で検知されることを意味する。
【0053】
従って、高精度な超音波流量計を構成しようとする場合には、各層状流路に均等な超音波を伝播させる必要がある。
【0054】
この結果、超音波変換器間での伝播時間Tiは、上記で示したi番目の層状流路における結果を用いて、
Ti(34)=Ai(34)*exp[jφi(34)]
Ti(43)=Ai(43)*exp[jφi(43)]
となる。
【0055】
ここで、各層状流路を伝播する超音波の相対強度が一定であれば、上流側および下流側の超音波変換器間で計測される時間変化は、単純に加算することができ、
T(34)=T1(34)+T2(34)+・・・・+TN(34)
T(43)=T1(43)+T2(43)+・・・・+TN(43)
となる。
【0056】
以下、同様にして、
T(34)={Ld/[Vs+Vf×cos(θ)]}
T(43)={Ld/[Vs−Vf×cos(θ)]}
これらより、
T(34)=Ld/[Vs+Vf×cos(θ)]
T(43)=Ld/[Vs−Vf×cos(θ)]
従って、
Vs+Vf×cos(θ)=Ld/T(34)
Vs−Vf×cos(θ)=Ld/T(43)
これらより、
2×Vf×cos(θ)=Ld×[{1/T(34)}−{1/T(43)}]
2×Vs=Ld×[{1/T(34)}+{1/T(43)}]
よって、
Vf=[Ld/{2×Vf×cos(θ)}]×[{1/T(34)}−{1/T(43)}]
Vs=(Ld/2)×[{1/T(34)}+{1/T(43)}]
このようにして、各層状流路を流れる平均流速Vfと、超音波の音速Vsが得られることになる。
【0057】
以上のような演算が、演算部15で実施される。
【0058】
図3に用いた超音波変換器3、4の表面での超音波出力分布を示す。図3(a)は、本発明の実施例に基づく超音波変換器の表面での超音波出力分布を示し、16は約φ11の整合層を、細線17は超音波出力分布の等強度線を示す。また、図3(b)は、従来の超音波変換器の表面での超音波出力分布を示し、18は約φ11の整合層を、細線19は超音波出力分布の等強度線を示す。
【0059】
本発明の実施例に用いた超音波変換器は、従来の同心円状の超音波出力分布に比べ、縦方向(流路体2の相対向する短辺の方向)に超音波出力が大きい、矩形状の超音波出力分布となるようにした。
【0060】
この縦方向に強く、ほぼ均等の超音波出力分布を持つ超音波変換器を流体の流れる流路に取り付ける際に、この縦方向が流体の流れる方向および超音波の伝播する方向に垂直となるようにした。
【0061】
すなわち、超音波出力の強い縦方向が、各層状の流路に対して、均等な強度の超音波を伝播させるように配置した。このため、各流路間で流速分布が発生しても、それぞれの流路において発生した時間変化は、ただ単純に加算される結果となり、高精度な超音波流量計を実現できる。
【0062】
従来の流量計では、超音波変換器の中央部が特に超音波強度が大きいので、中央の層状流路の流量変化が支配的となり、誤差を発生する要因となっていた。
【0063】
(実施例2)
図4において、20aは流体の流れる流路2a、2b、2cと、超音波が伝播する超音波伝播路との上流側の交叉部を示し、20bは下流側の交叉部を示す。
【0064】
本実施例の分割形状の流路2a、2b、2cにおいて、分割板7a、7bの端部と交叉部20aあるいは20bとの距離を、分割された流路2a、2b、2cの各高さHeの3倍以上の距離とした。
【0065】
このように、流路2a、2b、2cを流れる流体に対して、流路高さHeの3倍もの助走区間を設けたので、流体が層状に安定して流れるようになり、流速計測が安定して実施することができ、高精度な流量計が実現できる。
【0066】
特に、圧力変動の大きい流体が流れるときに、助走区間が整流作用を及ぼし、流体が安定して流れると考えられる。また、分割板端部の前方および後方の空間が、流れる流体に対しバッファ容量としても働き、流体が圧力変動時でも安定して流れると考えられる。
【0067】
(実施例3)
図5において、21a、21b、21cは上流側の超音波変換器を、22a、22b、22cは下流側の超音波変換器を示し、分割板7a、7bにより分割された流路2a、2b、2cを介して対向して設置したものである。
【0068】
即ち、超音波変換器21aと22a、21bと22b、21cと22cとが超音波を送信・受信するよう配置した。また、各超音波変換器の大きさは、各層状流路の高さHeと同じになるように設定した。
【0069】
図6に実施例3における計測回路のブロック図を示す。計測回路ブロックの駆動回路8と、受信回路、その間に接続される3方切換スイッチとの関係を示している。
【0070】
その他の部分は、図2に示した計測回路ブロックと同じである。23a、23b、23cは、送信側の3方切換スイッチを示し、24a、24b、24cは、受信側の3方切換スイッチを示す。
【0071】
図6は、駆動回路からの駆動信号が、送信側の3方切換スイッチ23aを介して上流側の超音波変換器21aに伝達され、超音波が流路に送信されて下流側の超音波変換器22aで受信され、その受信信号が受信側の3方切換スイッチ24aを介して受信信号が増幅回路11に伝達されている状態を示している。
【0072】
また、送信側の3方切換スイッチ23b、23cおよび受信側の3方切換スイッチ24b、24cはそれぞれOFF位置を示している。
【0073】
このように実施例3においては、各層状流路の各一対の超音波変換器がそれぞれ上流側、下流側に対向して設置され、順次切換えて流体の流速を計測すようにした。
【0074】
このため、各流路内で送受信される超音波強度に変動があってもそれぞれ独立計測されるので、各流路間で流速分布の変動が発生しても、これら流路内で送受信される超音波強度にかかわらず正確に計測される。
【0075】
従って、各流路内の超音波強度、あるいは、各流路間の流速変動があっても高精度な流量計を実現できる。また、同一の駆動回路、増幅器を共通して用いるので、回路に起因する伝播時間計測における時間精度の不確差が共通となり、それぞれのオフセットなどを考慮しなくてもよくない、高精度な計測が達成される。
【0076】
なお、この場合、図7に示したように超音波変換器を配置すると、より一層安定して流体の流速を計測することができる。
【0077】
即ち、上流側の一方の側に超音波変換器21a、21cを、他方の側に超音波変換器21bをそれぞれ配置し、また下流側の一方の側に先の超音波変換器21bと斜めに対向する超音波変換器22bを、他方の側に先の超音波変換器21a、21cと斜めに対向する超音波変換器22a、22cをそれぞれ配置した。
【0078】
従って、上流側から下流側への超音波は、流路の最上段では流体の流れる方向を向いた場合に、左側の超音波変換器21aから右側の超音波変換器22aに向かって伝播する。また、中間の流路では、右側の超音波変換器21bから左側の超音波変換器22bに向かって伝播する。さらに、最下段の層状流路では、左側の超音波変換器21cから右側の超音波変換器22cに向かって伝播する。
【0079】
このように、各層状流路においてそれぞれの超音波変換器が左から右、あるいは、右から左のように交互に配置することにより、例えば、流体が層状流路を若干斜めに流れた場合にも、各層上流路で計測される流体の流速がある層状流路では、若干大きめに計測され、ある層状流路では、若干小さめに計測されることになり、計測結果の合計ではキャンセルされることになり、流体がある程度斜めに流れた場合にも、高精度な流量計が実現できる。
【0080】
(実施例4)
実施例4を図8で説明する。なお、本実施例において、上流側および下流側の超音波変換器の配置は、図5と同じ配置であるので、省略する。
【0081】
図8において、25、26は送信側の並列切換スイッチおよび受信側の並列切換スイッチを示し、それぞれ複数個の超音波変換器を並列して切換えることができるように設定されている。同図では、上流側の超音波変換器21a、21b、21cが、送信側並列切換スイッチ25を介して駆動回路8に接続され、並列駆動される。
【0082】
また、下流側の超音波変換器22a、22b、22cが受信側並列切換スイッチを介して増幅器11に接続されている。この場合、駆動回路8からの駆動信号は上流側の複数個の超音波変換器21a、21b、21cを並列駆動し、超音波を各層状流路内に送信し、これらの超音波は各層状流路内の流体を伝播し、下流側の超音波変換器22a、22b、22c器で受信されることになる。この受信信号は、受信側並列切換スイッチ26を介して増幅回路11に伝達される。
【0083】
従って、これらの受信信号は、単純に加算され、受信されることになる。この場合、同一の駆動回路、受信回路を用いるため、複数の回路を用いる場合に比べ回路系に起因する時間的な遅れ、あるいは時間的な不確定要因が取り除かれ、高精度な流量計が実現できる。
【0084】
また、切換スイッチも並列型を使用するので、スイッチ系に起因する時間的な遅れ、あるいは時間的な不確定要因が取り除かれ、高精度な流量計が実現できる。また、計測回路系が一つであるので、調整なども簡単となり、低価格も達成でき、実用上の効果が大きい。
【0085】
(実施例5)
通常、この種の超音波流量計に用いられる超音波変換器は、圧電振動効率の高い縦振動が多く用いられる。
【0086】
図9、10に実施例1に用いた縦振動型の超音波変換器を示す。27は縦振動型の縦方向に超音波出力の大きい超音波変換器で、28は円筒状の缶ケース29の外面上に接着された円柱状の音響整合層、30は缶ケース29の底部に溶接接着された電気端子31、32を有する金属からなる台座を示す。
【0087】
33、34は幅Wが高さTよりも小さい角柱状の縦振動する圧電体を示し、上部および下部に焼き付け銀からなる電極35、36が形成されている。
【0088】
なお、高さTは上部電極と下部電極との距離に相当する。圧電体33、34は導電性あるいは非導電性のエポキシ系の接着剤により缶ケース29に固着されている。
【0089】
37は下部の銀電極36を等電位とする厚さ0.01ミリ程度の金属箔電極を示し、導電性あるいは非導電性のエポキシ系接着剤で下部の銀電極に接着されている。
【0090】
なお、接着剤(図示せず)の厚さは、数ミクロン程度とした。38は台座30から電気端子31を電気的に絶縁するガラスハ−メチックからなる絶縁シ−ルを示す。
【0091】
金属箔電極37と電気端子31とはリ−ド線39を用い電気的に接続した。端子32は、台座30に溶接固定し、缶ケース29を介して圧電体33、34の上部銀電極35と電気的に接続した。
【0092】
従って、端子31、32に圧電体駆動信号を供給すると、圧電体33、34は縦振動することになる。
【0093】
なお、この種の超音波流量計に用いられる超音波は、数百kHzの縦振動であることが多い。この場合、高さTは2〜5ミリとなる。また、音響整合層28の厚さは、用いる超音波の波長の(1/4)程度とし、約0.5〜2.0ミリとした。
【0094】
強い縦振動を発生させるため、圧電体の幅Wは、高さTよりも小さくした。また、角柱間の隙間は、角柱の幅Wの約(1/10)程度とした。
【0095】
この構成で縦振動の周波数領域、および、この動作周波数以下に横振動、あるいは、その他の不要な振動が発生することがなく、強い縦振動を発生させることができる。
【0096】
図11に本実施例の超音波変換器27を下方から見たもので、台座30および金属箔電極37を取り除いた場合を示している。圧電体33a、33b、33c、33dおよび34a、34b、34c、34dが2×4のマトリックス状に配置してある。
【0097】
この配置により、縦方向(圧電体角柱が4個並んだ方向)に超音波出力の大きい超音波変換器とすることができる。
【0098】
なお、上記の図9の超音波変換器は、円筒状の缶ケースで構成されたものを示したが、図12に示すような方形状の缶ケース40で構成した超音波変換器41でも同様の縦方向に超音波出力の大きい超音波変換器を構成することができる。
【0099】
缶ケース40の内部は図9に示した超音波変換器27と同様に、缶ケース40の長手方向に圧電体角柱が4個並ぶように、2×4のマトリックス状に配置してある。
【0100】
(実施例6)
図13に、一本の縦方向の溝42と、3本の横方向の溝43a、43b、43cを形成した直方体の圧電体44を示す。
【0101】
直方体の圧電体44の上面、下面に焼付け銀からなる銀電極45、46を形成した後、それぞれの溝を圧電体厚さの約70から90%の深さで形成した。
【0102】
この溝により直方体の圧電体は、八つの角柱に分割され、上部銀電極45も八分割された構成となっている。なお、この溝の幅は各角柱の幅Wの約1/10以下の寸法となるようにした。
【0103】
一方、下部電極46は全体で共通電極となる。この八分割された上部電極45と共通の下部電極46との間に圧電体駆動信号を与えると、八分割された各角柱は同期して縦振動することになる。
【0104】
なお、この場合、縦振動以外の不要な振動が発生しないように各角柱の幅Wは、角柱の高さTよりも小さくなるようにした。
【0105】
従って、溝で八分割されたこの直方体の圧電体を前記実施例に示した缶ケース内に、導電性あるいは非導電性のポキシ系の接着剤で固着すると、前記実施例で示したような縦方向に超音波出力の大きい超音波変換器を構成することができる。
【0106】
この場合、缶ケース側に共通の下部電極46を接着すると、八分割された各上部電極を等電位とする金属箔が必要となる。一方、八分割された各上部電極を、缶ケース側に接着すると、下部の共通電極が八分割された角柱の共通電極となり、一方八分割された上部電極は、金属製の缶ケースを介して等電位となるので、金属箔電極は不要となり、組み立て効率が大変向上するという利点も得られる。
【0107】
(実施例7)
図14に4本のそれぞれ上下に焼付け銀からなる上部銀電極47、下部銀電極48を有する直方体の縦振動する圧電体49を示す。各直方体は図示したように幅W、長さL、高さTとすると、幅Wは高さTよりも小さく、長さLは高さTの2倍以上、4倍以下となるように構成した。
【0108】
この構成により、各直方体の上部電極47と下部電極48との間に圧電体駆動信号を印加すると、高さTにより規制される縦振動が発生する。
【0109】
なお、幅Wによって規制される横振動は、高さTのよって規制される縦振動の1.5倍以上もの高い周波数となり、また長さLによって規制される横振動は、高さTによって規制される縦振動の(1/2)以下の周波数となるため、高さTによって規制される縦振動とは、周波数が大きく異なることになる。
【0110】
従って、縦振動の不要振動とはならず効率のよい縦振動が得られる。
【0111】
このような上下に電極を有する直方体49を図示したように、直方体の幅Wの約(1/10)程度に近接させ、上記実施例に示した凸状の缶ケースに導電性あるいは非導電性エポキシ系接着剤で固着すると、前記実施例で示したような縦方向に超音波出力の大きい超音波変換器を構成することができる。
【0112】
この場合の縦方向とは、各直方体の上もしくは下の中央部を結ぶ方向で、矢印50で示した方向である。
【0113】
(実施例8)
図15に、横方向に3本の溝51、52、53を形成し、直方体の圧電体54を4分割した構成とした。溝深さは、直方体の圧電体54の高さTの約70から90%の深さとした。
【0114】
このようにして実施例6と同様の構成となるよう圧電体に溝をいれた。なお、溝の幅は実施例6と同様圧電体の幅の約1/10程度とした。
【0115】
この構成によっても、縦方向(矢印55)に超音波出力の大きい超音波変換器を構成することができる。実施例7に比べ、組み立て性は一段と向上した。
【0116】
(実施例9)
図16に、円筒状の缶ケース上面56の音響整合層57を示す。音響整合層57は、実施例1で示した円柱状の音響整合層から缶ケース内面に圧電体がある部分だけを残し、それ以外の音響整合層を除去した形状とした。
【0117】
この形状により超音波出力が音響整合層57の部分に集約され、より際だった超音波出力分布を示した。このように音響整合層を圧電体のある部分にのみ限定した場合の超音波出力分布を図17に示す。
【0118】
図17は、超音波変換器表面の超音波出力分布を示し、横軸は図16に示した破線58に沿った横方向の位置を示し、縦軸はその場所での超音波出力を示す。実線59は音響整合層を圧電体のある部分に限定した場合の出力分布を、破線60は缶ケース全面に音響整合層がある場合の結果を示す。
【0119】
なお、超音波出力は分布形状を比較するために、最大値を一致させて表示した。
【0120】
同図において、缶ケース全面に音響整合層がある場合の結果(破線60)の最大値の約1/2の幅が、圧電体のある部分にほぼ一致した。なお、超音波出力の最大値は、音響整合層を圧電体のある部分に限定した場合のほうが、約10[%]大きい値が得られた。これは、音響整合層のある部分に超音波出力が限定されるためと考えられる。
【0121】
このように音響整合層を圧電体の接着されている部分にのみ限定することにより、より縦方向に超音波出力の大きい超音波変換器を構成することができる。より縦方向に超音波出力の大きいこの超音波変換器対を用いることにより、より高精度な超音波流量計が実現できる。
【0122】
このように缶ケース表面の一部に音響整合層が限定され、缶ケース表面の一部が露出している超音波変換器対を用いて超音波流量計を構成すると、TTE(3回反射)が減少するという効果も得られた。
【0123】
これは、上流側あるいは下流側の超音波変換器から送出された超音波が他方の超音波変換器で反射する時に、音響整合層の部分で反射する超音波と、露出した缶ケースの表面部分で反射する超音波とが位相がお互い若干異なるため、干渉し、その強度が減少するためと考えられる。従って、繰り返し計測するシングアラウンド方式を用いる超音波流量計には、より適した超音波変換器となる。
【0124】
(実施例10)
図18に、円筒状の缶ケース上面56の音響整合層61を示す。音響整合層61は円柱状の音響整合層から缶ケース内面に圧電体がある部分だけを残し、それ以外の音響整合層を除去した形状とした。
【0125】
即ち、実施例9に比べ、圧電体の溝の部分に合わせて、音響整合層にスリット部62a、62b、62c を設けた。
【0126】
この構成により、一層音響整合層の面積が小さくなり、超音波出力がより一層集約され、より際だった超音波出力分布を示し、効率が向上した。
【0127】
また、このスリット部を層状流路を構成する分割板部分に合致させると、分割板により流路内を伝播できない無駄な超音波を送信することがなくなり、延いては、超音波の送受信におけるS/N向上にも寄与する結果となり、高精度な流量計を実現できる。
【0128】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、高精度な超音波流量計を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1における超音波流量計の平断面図
(b)本発明の実施例1における超音波流量計の側断面図
【図2】同流量計における計測の回路ブロック図
【図3】(a)同流量計における超音波出力分布図
(b)従来の流量計における超音波出力分布図
【図4】本発明の実施例2における超音波流量計の平断面図
【図5】(a)本発明の実施例3における超音波流量計の平断面図
(b)本発明の実施例3における超音波流量計の側断面図
【図6】同流量計における計測の回路ブロック図
【図7】同流量計における超音波変換器の他の配置図
【図8】本発明の実施例4における計測の回路ブロック図
【図9】本発明の実施例5における超音波変換器の外観図
【図10】同超音波変換器の断面図
【図11】同超音波変換器の裏面図
【図12】超音波変換器の他の実施例をしめす外観図
【図13】本発明の実施例6に用いた八分割された圧電体の外観図
【図14】本発明の実施例7に用いた直方体状圧電体の外観図
【図15】本発明の実施例8に用いた直方体状圧電体の外観図
【図16】本発明の実施例9における超音波変換器の外観図
【図17】同超音波変換器の超音波出力分布図
【図18】本発明の実施例10における超音波変換器の外観図
【図19】従来の超音波流量計の平面断面図
【符号の説明】
2a、2b、2c 流路
3、4、21a、21b、21c、22a、22b、22c 超音波変換器
7a、7b 分割板
28 音響整合層
29 缶ケース
33、34 圧電体
42、43a、43b、43c、51、52、53 溝

Claims (14)

  1. 流体を流動させる扁平状の流路と、上記流路を流れる流体の流速を測定する少なくとも一対の超音波変換器とを具備し、前記超音波変換器の超音波出力強度を流路の扁平形状に対応して所定の方向へ大きく設定した超音波流量計。
  2. 断面形状が長方形である流路体の相対向する短辺間を分割板により分割して複数の扁平状の流路を構成するとともに、各流路の上流側および下流側には少なくとも一対の超音波変換器を配置し、前記超音波変換器の超音波出力強度は、相対向する短辺の方向へ大きく設定した超音波流量計。
  3. 少なくとも一対の超音波変換器を、分割された各流路への流体の流入側および流出側から流路の有効高さの3倍以上はなして配置した請求項1または2記載の超音波流量計。
  4. 分割された各流路ごとに各一対の超音波変換器を配置した請求項2または3記載の超音波流量計。
  5. 一対の超音波変換器を分割された各流路ごとに上流側、下流側と交互となるよう配置した請求項4記載の超音波流量計。
  6. 複数の超音波変換器を同一回路部を用いて順次動作させるようにした請求項4または5記載の超音波流量計。
  7. 複数の超音波変換器を同一回路部を用いて並列動作させてなる請求項4または5記載の超音波流量計。
  8. 凸状の缶ケース内面に、幅が厚さよりも小さい角柱からなる縦振動する圧電体を複数個形成し、かつ、前記凸状の缶ケースの外面に音響整合層を形成した超音波変換器。
  9. 直方体の縦振動圧電体に複数本の溝を形成し、幅が厚さよりも小さい角柱を構成した超音波変換器。
  10. 凸状の缶ケース内面に幅が厚さよりも小さく、長さが厚さの2倍以上、4倍以下の矩形状の縦振動する複数個の圧電体を、幅方向に形成し、かつ、前記凸状の缶ケースの外面に音響整合層を形成した超音波変換器。
  11. 平板状の縦振動圧電体に複数本の溝を形成した請求項10記載の超音波変換器。
  12. 音響整合層を圧電体の接着されている部分にのみ形成した請求項8〜12のいずれか1項記載の超音波変換器。
  13. 請求項8〜12のいずれか1項記載の超音波変換器を流体の流速検出用に配置した超音波流量計。
  14. 請求項9または11記載の超音波変換器を分割板により分割形成された扁平状流路に配置するとともに、超音波変換器を構成する圧電体の溝部分を前記分割板に一致させた超音波流量計。
JP2002312427A 2002-10-28 2002-10-28 超音波流量計および超音波変換器 Pending JP2004144701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002312427A JP2004144701A (ja) 2002-10-28 2002-10-28 超音波流量計および超音波変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002312427A JP2004144701A (ja) 2002-10-28 2002-10-28 超音波流量計および超音波変換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004144701A true JP2004144701A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32457334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002312427A Pending JP2004144701A (ja) 2002-10-28 2002-10-28 超音波流量計および超音波変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004144701A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345445A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2006017639A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2008268090A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2009041912A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Tokyo Keiso Co Ltd 超音波流量計
JP2015019317A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社村田製作所 超音波センサおよび超音波流量計
JP2020041870A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波流量計
WO2021024846A1 (ja) * 2019-08-02 2021-02-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波送受信器、および超音波流量計

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345445A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2006017639A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2008268090A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Ricoh Elemex Corp 超音波流量計
JP2009041912A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Tokyo Keiso Co Ltd 超音波流量計
JP2015019317A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社村田製作所 超音波センサおよび超音波流量計
JP2020041870A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波流量計
WO2020054383A1 (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波流量計
US11761804B2 (en) 2018-09-10 2023-09-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Ultrasonic flowmeter having a partition plate dividing the flow path into a measurement flow path and a non-measurement flow path
WO2021024846A1 (ja) * 2019-08-02 2021-02-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波送受信器、および超音波流量計
JP2021025838A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波送受信器、および超音波流量計
JP7281668B2 (ja) 2019-08-02 2023-05-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波送受信器、および超音波流量計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0734344Y2 (ja) クランプ留めタイプの超音波流量計
KR100762087B1 (ko) 초음파 트랜스듀서의 구동방법
JP2004144701A (ja) 超音波流量計および超音波変換器
Kang et al. Two-dimensional flexural ultrasonic phased array for flow measurement
CN109211338B (zh) 用于确定流体量的方法和测量装置
JP3570315B2 (ja) 超音波式流量計およびそれを用いたガスメータ
JP2005345445A (ja) 超音波流量計
JP3324720B2 (ja) 流速測定装置
JP3948335B2 (ja) 超音波流量計
JPS59100820A (ja) 液体流速計
JP2011007763A (ja) 超音波流量計
JP3708226B2 (ja) 流速測定装置
JP2000298045A5 (ja)
JP2023120485A (ja) 振動伝搬部材、およびこれを用いた送受波器、流速計、流量計
JP4114424B2 (ja) 超音波振動子
WO2016093228A1 (ja) 振動体および振動体アレイ
JPH1114649A (ja) 流速測定装置
JP2020046315A (ja) 超音波流量計
JP7293521B1 (ja) 超音波フェイズドアレイセンサー
US11852608B2 (en) Fluid measuring device
JP2023077716A (ja) 超音波流量計
JP4746903B2 (ja) 超音波流量計
Gerasimov et al. Department of Diagnostic Information Technologies (DIT), National Research University" MPEI", Moscow, Russian Federation
JP2012230095A (ja) 超音波流量計
JPH11108714A (ja) 超音波送受波器、超音波送受波器の駆動方法及び流速測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051019

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106