JP2004144655A - センサ用取付具 - Google Patents

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Jun Takai
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Abstract

【課題】センサの交換を簡単かつ迅速に行うことができるセンサ用取付具を提供する。
【解決手段】センサ用取付具4は、本体5と、位置決め突起5dと、固定手段Vと、位置調整手段Wとを備える。ここで、本体5は、近接センサ3が挿入される挿入孔5aを有する。位置決め突起5dは、近接センサ3を挿入孔5aの一定の位置に位置決めするために、挿入孔5aの端部から内側に突出して形成される。固定手段Vは、近接センサ3を挿入孔5aに着脱可能に固定するために、挿入孔5aの軸方向に延設されたスリット5bと、そのスリット5bを狭めるボルト6を有する。位置調整手段Wは、本体5をブラケット2に位置調整して固定すべく、本体5の外周に形成された雄ねじ部5jと、その雄ねじ部5jに螺合するナット7、7からなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、センサを取付部に取り付けるためのセンサ用取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば近接センサは、ブラケットに直接取り付けられていた。この近接センサの取付構造は、図15に示すように、近接センサ11が、ブラケット12に明けられた孔12aに挿入されていた。そして、近接センサ11の外周に形成されたねじ部11aに螺合するナット13、13が、ブラケット12を両側から挟み込むことで、この近接センサ11は、ブラケット12に固定された。そして、近接センサー11のねじ部11aに螺合するナット13、13のその螺合位置を調整することで、近接センサ11の位置が調整されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の近接センサ11の取付構造においては、近接センサ11が破損あるいは故障等により交換の必要が生じた場合には、ナット13、13を外すことで、近接センサ11をブラケット12から取り外していた。そして、新しい近接センサ11を、ブラケット12に取り付けるにあたって、ナット13、13により再度位置調整する必要があった。このように、従来の近接センサ11の取付構造にあっては、その近接センサ11の交換の都度、現場の狭い場所で窮屈な思いをしながら位置調整を行なわなければならず、その交換は、大変面倒であり手間がかかった。
【0004】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、センサの交換を簡単かつ迅速に行うことができるセンサ用取付具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るセンサ用取付具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係るセンサ用取付具は、センサを取付部に取り付けるための取付具であって、前記センサが挿入される挿入孔を有する本体と、前記センサを前記挿入孔の一定の位置に位置決めする位置決め手段と、前記挿入孔に挿入された前記センサをその挿入孔に着脱可能に固定する固定手段と、前記本体を前記取付部に位置調整して固定可能な位置調整手段とを備える。そして、前記固定手段は、前記本体の外側から前記挿入孔内に貫通するとともにその挿入孔の軸方向に延設されたスリットと、前記本体の少なくとも一部を撓ませてその撓みによる変位部分によって前記センサを締め付けるように、前記スリットを狭める挟持手段とを有する。
【0006】
これにより、センサは、本体の挿入孔に挿入されて保護される。ここで、センサは、位置決め手段によって、挿入孔の一定の位置に位置決めされ、固定手段によって着脱可能に固定される。このとき、センサは、挟持手段によって、本体に設けられたスリットを狭めることで、本体の少なくとも一部が撓み、その撓みによる変位部分によってセンサが締め付けられる。そして、この本体は、位置調整手段によって、取付部に位置調整されて固定される。ここで、センサの故障等によりそのセンサを交換する場合には、センサを本体から取り外し、そして、新しいセンサを、本体の挿入孔に挿入する。このとき、センサは、位置決め手段によって、挿入孔の一定の位置に位置決めされる。その後、センサを、固定手段によって、挿入孔に固定する。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係るセンサ用取付具のように、請求項1に記載の取付具において、前記挟持手段は、前記本体の、前記スリットを挟む各側に設けられた掛り部と、それら掛り部に渡されてそれら掛り部を互いに近づけるねじ部材とからなってもよい。このように、ねじ部材によって、スリットを挟む各側に設けられた掛り部が互いに近づき、こうして、スリットが狭められることとなる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明に係るセンサ用取付具のように、請求項2に記載の取付具において、前記本体は、前記挿入孔を囲む鍔部を有し、その鍔部に前記掛り部が備わってもよい。これにより、本体が円筒状に形成されている場合には、鍔部を含む本体を、丸材から切削加工すれば、この本体は、容易に加工される。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係るセンサ用取付具のように、請求項3に記載の取付具において、前記スリットは、1つであって、前記鍔部は、前記掛り部がある側とは反対側が、切り落し、切り欠き等によってカットされた形状に形成されてもよい。こうして、鍔部における、掛り部がある側とは反対側が、カットされた形状に形成されることで、そのカットされた形状部分が、撓み易くなり、スリットを容易に狭めることができる。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係るセンサ用取付具のように、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の取付具において、前記スリットは、1つであって、そのスリットは、前記本体の一端および他端に開口するようにそれら一端から他端に達するまで延設されてもよい。こうして、スリットが本体の一端から他端に達するまで延設されることで、この本体が撓み易くなり、スリットを容易に狭めることができる。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係るセンサ用取付具のように、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の取付具において、前記位置調整手段は、前記本体の外周に形成されて軸心が前記挿入孔とほぼ同じとなる雄ねじ部と、その雄ねじ部に螺合する二つのナットとからなってもよい。そこで、前記取付部に設けられた取付孔に前記雄ねじ部が所定位置まで挿入されて、前記雄ねじ部に螺合する前記ナットによって、前記取付部が両側から挟み込まれることで、前記本体が前記取付部に固定される。これにより、本体の外周に形成された雄ねじ部に螺合するナットの螺合位置を調整することで、本体を取付部に位置調整して固定することができる。
【0012】
また、請求項7に記載の発明に係るセンサ用取付具のように、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の取付具において、前記位置決め手段は、前記挿入孔の端部から内側に突出して、前記センサの先端部分が当接する位置決め突起からなってもよい。こうして、センサは、本体の挿入孔に、センサの先端部分が位置決め突起に当接するまで挿入されることで、その位置が位置決めされる。また、このように、この位置決め突起が、挿入孔の端部に設けられることで、センサの先端部分を、挿入孔の端部に位置させることができる。そして、センサの先端部分が挿入孔の端部に位置することで、センサは、本体によって充分に保護され、しかも、例えば、センサが前方の金属を感知する近接センサであって、本体が金属からなる場合であっても、その本体の影響が抑えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るセンサ用取付具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1ないし図4は、本発明に係るセンサ用取付具の一実施の形態を示す。図中符号1は、固定ベースである。2は、前記固定ベース1に、ボルト2aにより取り付け固定された取付部としてのブラケットである。3は、センサとしての近接センサである。4は、その近接センサ3を前記ブラケット2に取り付けるためのセンサ用取付具である。
【0015】
ここで、取付具4は、前記近接センサ3を保護すべく、近接センサ3が挿入される挿入孔5aを有する本体5を備えている。さらに、取付具4は、近接センサ3を挿入孔5aの一定の位置に位置決めする位置決め手段Uと、挿入孔5aに挿入された近接センサ3をその挿入孔5aに着脱可能に固定する固定手段Vと、本体5をブラケット2に位置調整して固定可能な位置調整手段Wとを備えている。
【0016】
詳細には、固定手段Vは、本体5の外側から挿入孔5a内に貫通するとともにその挿入孔5a(本体5)の軸方向に延設されたスリット5bを有している。さらに、固定手段Vは、本体5のすくなくとも一部を撓ませてその撓みによる変位部分によって近接センサ3を締め付けるように、前記スリット5bを狭める挟持手段Xを有している。この挟持手段Xは、本体5の、スリット5bを挟む各側に設けられた掛り部5cと、それら掛り部5c、5cに渡されてそれら掛り部5c、5cを互いに近づけるねじ部材としてのボルト6とからなる。
【0017】
具体的には、本体5は、円筒状に形成されて、その内側が、前記挿入孔5aとなっている。そして、本体5には、挿入孔5aの端部から内側に突出して、近接センサ3の先端部分が当接する、前記位置決め手段Uとなる位置決め突起5dが設けられている。すなわち、近接センサ3を、この位置決め突起5dがある側とは反対側から挿入孔5aに挿入すると、この近接センサ3の先端部分が、位置決め突起5dに当接して、その位置が決まるようになっている。なお、図示実施の形態においては、近接センサ3の先端部分には、C面取り等の面取りが設けられている。そして、その面取り部分が取付具4の位置決め突起5dに当接することで、近接センサ3の先端面と本体5の端面とはほぼ面一となっている。
【0018】
また、本体5は、例えばその一端側(詳細には、位置決め突起5dがある側とは反対側)に、前記挿入孔5aを囲む、例えば円形形状の鍔部5eを有している。そして、スリット5bは、1つであって、そのスリット5bは、前記鍔部5eを含み、本体5の一端および他端に開口するようにそれら一端から他端に達するまで延設されている。そこで、スリット5bを挟む各側の掛り部5cは、この鍔部5eに備わっている。そして、一方の掛り部5cには、スリット5bに連通する、例えば座ぐり孔5f付の通孔5gが、明けられている。また、他方の掛り部5cには、スリット5bに連通するとともに前記通孔5gと対向するねじ孔5hが明けられている。そこで、ボルト6は、通孔5g側から挿入されて、ねじ孔5hに螺合するようになっている。また、こうして、ボルト6は、掛り部5cに渡され、そして、ボルト6の頭部6aが、座ぐり孔5fの座面5iに掛り、ボルト6のねじ部6bが、ねじ孔5hに掛かり、このボルト6をねじ込むことで、掛り部5c、5cを互いに近づけて、スリット5bを狭めるようになっている。
【0019】
さらに、本体5の外周には、前記位置調整手段Wが設けられている。この位置調整手段Wは、本体5の外周に形成された雄ねじ部5j(詳細には、この雄ねじ部5jは、前記挿入孔5aとほぼ同心となるように形成されている。)と、その雄ねじ部5jに螺合する二つのナット7、7とからなる。すなわち、ブラケット2に設けられた取付孔2bに、雄ねじ部5jが所定位置まで挿入されて、雄ねじ部5jに螺合するナット7、7によって、ブラケット2が両側から挟み込まれることで、本体5がブラケット2に固定されるようになっている。そして、本体5の外周に形成された雄ねじ部5jに螺合するナット7、7の螺合位置を調整することで、本体5をブラケット2に位置調整して固定することができる。
【0020】
次に、以上の構成からなるセンサ用取付具4の作用効果について説明する。この取付具4によると、近接センサ3は、本体5の挿入孔5aに挿入されて保護される。ここで、近接センサ3は、位置決め手段U(詳細には、位置決め突起5d)によって、挿入孔5aの一定の位置に位置決めされ、固定手段V(詳細には、スリット5b、掛り部5c、5cおよびボルト6)によって着脱可能に固定される。このとき、近接センサ3は、挟持手段X(詳細には、掛り部5c、5cおよびボルト6)によって、本体5に設けられたスリット5bを狭めることで、本体5の少なくとも一部が撓み、その撓みによる変位部分によって近接センサ5bが締め付けられ、固定される。そして、この本体5は、位置調整手段W(詳細には、雄ねじ部5jおよびナット7、7)によって、ブラケット2に位置調整されて固定される。ところで、固定手段Vにおいては、スリット5bと掛り部5c、5cとボルトVという簡単な構造で近接センサ3を本体5に固定することができる。また、スリット5bと掛り部5c、5cが、本体5に形成されることから、部品点数を減らすことができ、この取付具4を安価に製造することが可能となる。
【0021】
ここで、近接センサ3の故障等によりその近接センサ3を交換する場合には、近接センサ3を本体5から取り外し、そして、新しい近接センサ3を、本体5の挿入孔5aに挿入する。このとき、近接センサ3は、位置決め手段U(詳細には、位置決め突起5d)によって、挿入孔5aの一定の位置に位置決めされる。その後、近接センサ3を、固定手段V(詳細には、スリット5b、掛り部5c、5cおよびボルト6)によって、挿入孔5aに固定する。このように、この取付具4にあっては、近接センサ3を交換する際に、位置決め手段Uによって、本体5における挿入孔5aの一定の位置に位置決めされるので、その近接センサ3をあらためて位置調整する必要がない。こうして、そのセンサ3の位置の再現性が確保でき、その交換を、簡単かつ迅速に行うことができる。しかも、近接センサ3は、本体5の挿入孔5aに挿入されて保護されるため、近接センサ3の破損を防ぐことができ、この近接センサ3の交換の頻度を減らすことができる。
【0022】
また、本体5は、円筒状に形成されているので、鍔部5eを含む本体5を、丸材から切削加工すれば、この本体5を、容易に加工することができる。また、スリット5bは、本体5の一端および他端に開口するようにそれら一端から他端に達するまで延設されている。したがって、このスリット5bを切削加工により形成する場合には、その切削の終端に注意を払う必要がなく、その加工を容易に行なうことができる。しかも、スリット5bが本体5の一端から他端に達するまで延設されることで、この本体5が撓み易くなり、スリット5bを容易に狭めることができる。また、このように、本体5bが撓み易くなることから、スリット5bが狭められたときに、本体5が材料の塑性変形の領域に達し難くなるため、挿入孔5aに対する近接センサ3の取り外しや挿入に支障を来すことがない。
【0023】
また、位置決め突起5dは、挿入孔5aの端部から内側に突出している。したがって、近接センサ3を、挿入孔5aに、位置決め突起5dがある側とは反対側(図示実施の形態においては、鍔部5eあるいは掛り部5cがある側)から、近接センサ3の先端が位置決め突起5dに当接するまで挿入することで、この近接センサ3は、その位置が位置決めされる。このとき、この位置決め突起5dが、挿入孔5aの端部に設けられることで、近接センサ3の先端を、挿入孔5aの端部に位置させることができる。そして、近接センサ3の先端部分が挿入孔5aから突出することなくその挿入孔5aの端部に位置することで、近接センサ3は、本体5によって充分に保護され、しかも、例えば、近接センサ3が前方の金属を感知するセンサ(特に、シールドタイプのセンサ)であって、本体5が金属からなる場合であっても、その本体5の影響を抑えて、被感知物を正確に感知することができる。
【0024】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、図5に示すように、鍔部5eは、掛り部5cがある側とは反対側が、切り落し、切り欠き等によってカットされた形状に形成されていてもよい。図示実施の形態においては、この鍔部5eは、ボルト6の軸に平行な面で切り落されるようにカットされており、略D字形状となっている。このように、鍔部5eにおける、掛り部5cがある側とは反対側が、カットされた形状に形成されることで、そのカットされた形状部分Kが、撓み易くなる。したがって、ボルト6を締め付けたとき、スリット5bを容易に狭めることができる。そして、このように、本体5が撓み易くなることから、スリット5bが狭められたときに、本体5が材料の塑性変形の領域に達し難くなるため、挿入孔5aに対する近接センサ3の取り外しや挿入に支障を来すことがない。
【0025】
また、スリット5bは、本体5の一端から他端に達するまで延設されていなくとも、図6および図7に示すように、本体5の一端から途中の位置まで延設されていてもよい。ところで、これらの図(図6、図7)においては、スリット5bは、1つではなく、2つ設けられている。そして、この場合には、各スリット5bに対応するように、掛り部5c、5cおよびボルト6が設けられる。
【0026】
また、本体5は、挿入孔5aを囲む鍔部5eを有しなくともよく、例えば、図8および図9に示すように、掛り部5c、5cが、本体5から外側に突出して形成されていてもよい。このように、本体5の余分な肉を減らすことで、軽量化を図ることができるとともに、本体5が撓み易くなり、ボルト6を締め付けたとき、スリット5bを容易に狭めることができる。その上、本体5が撓み易くなることから、スリット5bが狭められたときに、本体5が材料の塑性変形の領域に達し難くなるため、挿入孔5aに対する近接センサ3の取り外しや挿入に支障を来すことがない。そして、これらの図(図8、図9)においても、スリット5bは、本体5の一端から途中の位置まで延設されているが、勿論、本体の一端から他端に達するまで延設されてもよい。
【0027】
また、図10および図11に示すように、固定手段Vは、挿入孔5a(本体5)の軸方向に延設されたスリット5bの他に、そのスリット5bと交わって本体の外側から挿入孔5a内に貫通するように、挿入孔5a(本体5)の周方向に延設された他のスリット5kを有していてもよい(図示実施の形態においては、スリット5bと他のスリット5kとで略T字形状となる1つのスリットを形成している。)。こうすることでも、本体5は撓み易くなり、スリット5bを容易に狭めることができ、また、このことから、前述と同様に、挿入孔5aに対する近接センサ3の取り外しや挿入に支障を来すことがない。そして、以上のことは、掛り部5c、5cが本体5から外側に突出して形成される場合(図10、図11参照)だけでなく、図12および図13に示すように、本体5が、挿入孔5aを囲む鍔部5eを有する場合においても、同様に適用することができ、スリット5bと、そのスリット5bと交わる他のスリット5kとからなる1つのスリットを形成するようにしてもよい。
【0028】
また、鍔部5eの形状は、円形形状でなくとも、図14に示すように、六角形状であってもよく、また、四角形状等その他の形状であってもよい。
【0029】
また、スリットは、1つ、あるいは2つでなくとも、3つ以上設けられてもよい。
【0030】
また、他方の掛り部5cには、ねじ孔5hに代えて、ボルト6の先端側が挿入される別の通孔が明けられ、そして、この通孔の、スリット5bとは反対側に、ねじ部材(ボルト6)と螺合するナットが設けられてもよい。
【0031】
また、位置調整手段Wは、雄ねじ部5jとナット7、7とからなるものに限定されるわけではなく、その他の構造からなる位置調整手段であってもよい。
【0032】
また、位置決め手段Uとなる位置決め突起5dは、挿入孔5aの端部から内側に突出しているが、挿入孔5aの中間部から内側に突出していてもよい。さらには、位置決め手段Uは、近接センサ3を、挿入孔5aの一定の位置に位置決めすることができるのであれば、どのような形状あるいは構造であってもよい。
【0033】
また、本体5の材料は、鉄鋼あるいは黄銅等の金属でなくとも、合成樹脂等であってもよい。
【0034】
また、センサは、近接センサ3でなくとも、距離を測定する限定センサ(例えば、レーザーセンサ)等、その他のセンサであってもよい。そして、取付部は、ブラケット2でなくとも、その他の部材あるいは部位であってもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係るセンサ用取付具によれば、次の効果がある。
【0036】
請求項1に記載されたセンサ用取付具によれば、センサは、位置決め手段によって、本体における挿入孔の一定の位置に位置決めされるので、センサの故障等によりそのセンサを交換する際に、あらためてセンサを位置調整する必要がない。このように、そのセンサ位置の再現性が確保でき、その交換を、簡単かつ迅速に行うことができる。しかも、センサは、本体の挿入孔に挿入されて保護されるため、センサの破損を防ぐことができ、このセンサの交換の頻度を減らすことができる。
【0037】
また、請求項2に記載されたセンサ用取付具によれば、加えて、ねじ部材によって、スリットを挟む各側に設けられた掛り部を互いに近づけることで、このスリットを狭めることができる。
【0038】
また、請求項3に記載されたセンサ用取付具によれば、加えて、本体が円筒状に形成されている場合には、鍔部を含む本体を、丸材から切削加工することで、この本体を、容易に加工することができる。
【0039】
また、請求項4に記載されたセンサ用取付具によれば、加えて、鍔部における、掛り部がある側とは反対側のカットされた形状部分が、撓み易くなっており、スリットを容易に狭めることができる。
【0040】
また、請求項5に記載されたセンサ用取付具によれば、加えて、本体の一端から他端に達するまで延設されたスリットによって、この本体が撓み易くなり、スリットを容易に狭めることができる。
【0041】
また、請求項6に記載されたセンサ用取付具によれば、加えて、本体の雄ねじ部に螺合するナットの螺合位置を調整することで、この本体を取付部に位置調整して固定することができる。
【0042】
また、請求項7に記載されたセンサ用取付具によれば、加えて、センサを位置決めする位置決め突起が、挿入孔の端部に設けられることで、このセンサの先端を、挿入孔の端部に位置させることができる。そして、センサの先端部分が挿入孔の端部に位置することで、センサを本体によって充分に保護することができ、しかも、例えば、センサが前方の金属を感知する近接センサであって、本体が金属からなる場合であっても、本体の影響を抑えて、被感知物を正確に感知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るセンサ用取付具の一実施の形態の、縦断面図である。
【図2】同じく、取付具の正面図である。
【図3】同じく、図2におけるA−A線による断面図である。
【図4】同じく、図2におけるB−B線による断面図である。
【図5】この発明に係るセンサ用取付具の第一の変形例を示す、図3相当図である。
【図6】この発明にかかるセンサ用取付具の第二の変形例を示す、取付具の正面図である。
【図7】同じく、図6におけるC−C線による断面図である。
【図8】この発明にかかるセンサ用取付具の第三の変形例を示す、取付具の正面図である。
【図9】同じく、図8におけるD−D線による断面図である。
【図10】この発明にかかるセンサ用取付具の第四の変形例を示す、取付具の正面図である。
【図11】同じく、図10におけるE−E線による断面図である。
【図12】この発明にかかるセンサ用取付具の第五の変形例を示す、取付具の正面図である。
【図13】同じく、図12におけるF−F線による断面図である。
【図14】この発明にかかるセンサ用取付具の第六の変形例を示す、図3相当図である。
【図15】従来の、センサの取付構造を示す、一部を破断した正面図である。
【符号の説明】
2 ブラケット(取付部)     3 近接センサ(センサ)
4 取付具(センサ用取付具)   5 本体
5a 挿入孔           5b スリット
5c 掛り部           5d 位置決め突起
5e 鍔部            5j 雄ねじ部
6 ボルト(ねじ部材)      7 ナット
U 位置決め手段         V 固定手段
W 位置調整手段         X 挟持手段

Claims (7)

  1. センサを取付部に取り付けるための取付具であって、
    前記センサが挿入される挿入孔を有する本体と、
    前記センサを前記挿入孔の一定の位置に位置決めする位置決め手段と、
    前記挿入孔に挿入された前記センサをその挿入孔に着脱可能に固定する固定手段と、
    前記本体を前記取付部に位置調整して固定可能な位置調整手段とを備え、
    前記固定手段は、前記本体の外側から前記挿入孔内に貫通するとともにその挿入孔の軸方向に延設されたスリットと、前記本体の少なくとも一部を撓ませてその撓みによる変位部分によって前記センサを締め付けるように、前記スリットを狭める挟持手段とを有することを特徴とするセンサ用取付具。
  2. 前記挟持手段は、前記本体の、前記スリットを挟む各側に設けられた掛り部と、それら掛り部に渡されてそれら掛り部を互いに近づけるねじ部材とからなることを特徴とする請求項1に記載のセンサ用取付具。
  3. 前記本体は、前記挿入孔を囲む鍔部を有し、その鍔部に前記掛り部が備わることを特徴とする請求項2に記載のセンサ用取付具。
  4. 前記スリットは、1つであって、前記鍔部は、前記掛り部がある側とは反対側が、切り落し、切り欠き等によってカットされた形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のセンサ用取付具。
  5. 前記スリットは、1つであって、そのスリットは、前記本体の一端および他端に開口するようにそれら一端から他端に達するまで延設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のセンサ用取付具。
  6. 前記位置調整手段は、前記本体の外周に形成されて軸心が前記挿入孔とほぼ同じとなる雄ねじ部と、その雄ねじ部に螺合する二つのナットとからなり、
    前記取付部に設けられた取付孔に前記雄ねじ部が所定位置まで挿入されて、前記雄ねじ部に螺合する前記ナットによって、前記取付部が両側から挟み込まれることで、前記本体が前記取付部に固定されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のセンサ用取付具。
  7. 前記位置決め手段は、前記挿入孔の端部から内側に突出して、前記センサの先端部分が当接する位置決め突起からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のセンサ用取付具。
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