JP2004144407A - 高周波加熱装置 - Google Patents

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JP2004144407A
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Akio Hotta
堀田 明男
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Hitachi Appliances Inc
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Hitachi Home Tech Ltd
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Abstract

【課題】加熱調理中に、食品から生じる水蒸気や油煙、加熱室より漏洩されるマイクロ波エネルギーの影響を受けることなく食品の温度を検出する赤外線センサーを備えた高周波加熱装置を提供する。
【解決手段】食品1を収納する加熱室2と、非接触にて食品1の温度を検出する赤外線センサー5と、この赤外線センサー5が加熱室2内の食品1の温度検出を行うため設けられた加熱室2壁面の透視穴4を備えた高周波加熱装置において、前記赤外線センサー5と前記透視穴4との間に、ガラス板6bの片面を透明導電性膜6aで製膜した遮蔽板6を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は赤外線センサーを備えた高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、食品の自動加熱を行うため、赤外線センサーや重量センサー、温度センサー及び湿度センサーなど多数のセンサーが使用されている。この中でも赤外線センサーは食品の温度を直視し、間接的ではあるが温度状況を高精度で検出できるため、多数のメーカーで高周波加熱装置に採用されている。
【0003】
この赤外線センサーの装置は、食品を加熱室内の可能な限り広い範囲を直視できるよう加熱室の上部の壁面の外部に設けられる。また、加熱室は鋼板で構成されているため、赤外線が透過しない。そのため加熱室には透視用の穴が設けられている。
【0004】
従って、この透視用の穴を通して、食品から発生する水蒸気や油煙などが進入し、赤外線センサーを汚し、正確な温度情報が検出できなくなったり、マグネトロンから発振されたマイクロ波エネルギーの一部が進入し、赤外線センサーを誤動作させたりする問題があった。
【0005】
このため、図6で示すように加熱室20の側壁面の外部に設けられた赤外線センサー21が透視穴22を通して進入する食品23から発生する水蒸気や油煙などの影響を受けないようにするため、ドア(図示せず)の開閉時に連動し、ドアが閉じられているとき、透視穴22を塞ぐ扉24を設けているものがあった。(例えば、特開平8−100922号公報参照)
また、図7で示すように、マイクロ波エネルギーを発生するマグネトロン25を冷却するファンモータ26からの冷却風26aの一部を加熱室20の側壁に設けた入気孔20aから加熱室20内に送風し、食品23から発生する水蒸気や油煙などを冷却風26aとともに加熱室20に設けられた排気口27から外部に放出し、赤外線センサー21に前記水蒸気や油煙を付着させないようにすると共に、図8で示すように、少量の水蒸気や油煙などであれば赤外線センサー21の温度検出性能に影響がないようにするためフィルタ28をつけたものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の特開平8−100922号にあっては、食品23の加熱中では扉24が閉じているため、加熱中の食品23の温度情報が検出できないという問題があった。
【0007】
また、赤外線センサー21にフィルタ28をつける方式においては、水蒸気や油煙は防げるがマグネトロン25から発生するマイクロ波エネルギーが透視穴22から回り込み赤外線センサー21を誤動作させてしまい、的確な食品23の温度検出ができなくなるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明では、食品を収納する加熱室と、食品を載置する受け皿と、マイクロ波エネルギーを発振するマグネトロンと、加熱室の外側上部に取り付けられ、非接触にて食品の温度を検出する赤外線センサーと、この赤外線センサーが加熱室内の食品の温度検出を行うため、加熱室壁面に設けられた透視穴を備えた高周波加熱装置において、前記赤外線センサーと前記透視穴との間に、ガラス板の片面を透明導電性膜で製膜した遮蔽板を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0010】
図1は高周波加熱装置の正面断面図で、1は食品である。2は食品1を収納する加熱室で、鋼板から構成されている。3は食品1を戴置する受け皿である。4は透視穴で、加熱室2の側壁の上部の一部に外側にスリバチ状に絞り込まれた先端部に設けられている。5は食品1の温度を検出する赤外線センサーで、透視穴4の外側に設けられ、透視穴4を通して加熱室2内の食品1の温度情報を検出するものである。7はマイクロ波エネルギーを発振するマグネトロンである。
【0011】
6は透視穴4と赤外線センサー5の間に設けら、赤外線を通す遮蔽板である。この遮蔽板6付近であるB部の拡大図を図2に示す。また、この遮蔽板6は図3に示すように外周は支持具6hで囲われ、この支持具6hを他の部品(図示せず)に固定し、定められた位置に保持できるようにしている。
【0012】
図4は、図3のA−A部断面図で、6aはマイクロ波エネルギーを反射させる酸化インジュウムと酸化錫とからなる透明導電性膜である。この透明導電性膜6aはガラス板6bの一面に製膜されている。
【0013】
ここで、透明導電性膜6aについて詳細に説明する。透明導電性膜6aの膜厚を厚くすると割れや剥がれが発生する。このため、一般的にはせいぜい3μm位が限度である。しかし、マイクロ波エネルギーを漏洩させないためには導電率が7.7×10(s/m)の場合、膜厚は5〜6μmの厚さが必要であるので、本発明では、膜厚が5〜6μmを実現させるため、酸化インジウム90wt%と酸化錫10wt%を主成分としたものとガラス板6bとを真空蒸着器(図示せず)に入れ、この真空蒸着器にて基板温度や搬送速度など予め実験などで決められた製膜条件によりガラス板6bに製膜する。この製膜の方法については本発明と関係ないため詳細は省略する。
【0014】
ここで、膜厚は一般には導電率が一定であれば膜厚が大きいほどマイクロ波エネルギーの遮蔽効果が期待される。しかし、膜厚を厚くすると透視性が悪くなる。つまり、赤外線センサー5の性能に影響がでて正確な温度情報が確保できなくなる。また、導電率は膜の材料によりにほぼ決まるので必要以上に大な値にすることはできない。
【0015】
本発明では、前記製膜条件で透視性を損なわないで(赤外線センサ−5の影響がない)、マイクロ波エネルギーの遮蔽が可能となるように透明導電性膜6aの導電率は7.7×10(s/m)で、膜厚は5〜6μm程度としている。
【0016】
図5は加熱室2内に送り込まれた冷却風の主な流れを示す高周波加熱装置の平面図で、8はマグネトロン7を冷却する冷却風8aを発生する冷却ファンである。9はマグネトロン5を冷却した冷却風8aの一部を加熱室2に導くダクトである。10は冷却風8aを加熱室2内に取り入れる入気孔で、加熱室2の側壁に設けられ、マイクロ波エネルギーが外部に漏洩しないように直径約3mmの多数のパンチング穴で構成されている。11は加熱室2に設けられ、冷却風8aを外部に排出する排気口である。この排気口11も入気孔10と同じようにマイクロ波エネルギーが外部に漏洩しないように直径約3mmの多数のパンチング穴で構成されている。
【0017】
次に、上記にて構成された本発明の作用について説明する。
【0018】
加熱室2の受け皿3に食品1を戴置して加熱を開始すると、マグネトロン7が動作し、マイクロ波エネルギーを食品1に照射する。また、加熱開始と同時に冷却ファン8が回転し、生じた冷却風8aでマグネトロン7を冷却する。この冷却風8aの一部はダクト9を通り、加熱室2の側壁に設けられた入気孔10から加熱室2に流入する。
【0019】
加熱時間が進むと食品1の温度が上昇し水蒸気などが発生する。発生した水蒸気は加熱室2に流入した冷却風8aに引き込まれ、排気孔11から加熱室2の外部に放出される。
【0020】
しかし、食品1から発生した水蒸気などの一部は冷却風8aに引き込まれず、赤外線センサー5の方に流れる場合がある。しかし、遮蔽板6で阻止され、赤外線センサー5まで達しない。
【0021】
また、食品1の量が少ない、いわゆる軽負荷の場合、食品1にマイクロ波エネルギーが吸収されないため、マグネトロン7から発振したマイクロ波エネルギーの一部が透視穴4から外部へ漏洩することがある。しかし、遮蔽板6でマイクロ波エネルギー遮断されるため、赤外線センサー5へ到達せず、赤外線センサー5はマイクロ波エネルギーによる誤動作を防ぐことができる。
【0022】
このように赤外線センサー5と透視穴4の間に遮蔽板6を設けることにより、食品1から発生する水蒸気や油煙を防ぐと同時にマイクロ波エネルギーも遮断することができ、マイクロ波エネルギーによる赤外線センサー5の誤動作を防ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、食品を収納する加熱室と、食品を載置する受け皿と、マイクロ波エネルギーを発振するマグネトロンと、加熱室の外側上部に取り付けられ、非接触にて食品の温度を検出する赤外線センサーと、この赤外線センサーが加熱室内の食品の温度検出を行うため、加熱室壁面に設けられた透視穴を備えた高周波加熱装置において、前記赤外線センサーと前記透視穴との間に、ガラス板の片面を透明導電性膜で製膜した遮蔽板を設けたことにより、食品から発生する水蒸気や油煙を防ぐと同時にマイクロ波エネルギーも遮断することができ赤外線センサーの誤動作を防ぐことができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である高周波加熱装置の正面断面図である。
【図2】図1のB部拡大図である。
【図3】本発明の一実施例である遮蔽板の平面図である。
【図4】図3のA−A部の断面図である。
【図5】本発明の一実施例である冷却風の流れを示す高周波加熱装置の平面図である。
【図6】従来例における高周波加熱装置の正面断面図である。
【図7】従来例における冷却風の流れを示す高周波加熱装置の平面図である。
【図8】従来例における赤外線センサーの側面図である。
【符号の説明】
1・・・食品
2・・・加熱室
3・・・受け皿
4・・・透視穴
5・・・赤外線センサー
6・・・遮蔽板
6a・・透明導電性膜
6b・・ガラス板
7・・・マグネトロン

Claims (1)

  1. 食品(1)を収納する加熱室(2)と、食品(1)を載置する受け皿(3)と、マイクロ波エネルギーを発振するマグネトロン(7)と、加熱室(2)の外側上部に取り付けられ、非接触にて食品(1)の温度を検出する赤外線センサー(5)と、この赤外線センサー(5)が加熱室(2)内の食品(1)の温度検出を行うため、加熱室(2)壁面に設けられた透視穴(4)を備えた高周波加熱装置において、前記赤外線センサー(5)と前記透視穴(4)との間に、ガラス板(6b)の片面を透明導電性膜(6a)で製膜した遮蔽板(6)を設けることを特徴とする高周波加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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