JP2004143984A - エンジンのピストン冷却装置 - Google Patents

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Takahito Takano
高野 恭人
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Abstract

【課題】ピストン冷却装置の製造及び組付けを容易にし、また、ノズルから噴出されるオイルを、効率良く、所望の位置に吹き付けることができるようにすることである。
【解決手段】クランクケース1が、クランク軸芯方向両側の左右のクランクケース部材1a,1bに二分割されているエンジンのピストン冷却装置に適用される。連絡用オイル通路31を有すると共にオイル噴出用のノズル部32が形成されたオイル通路形成体30を、左右のクランクケース部材1a,1b間に挟持する。連絡用オイル通路31により、左右のクランクケース部材1a,1bのオイル通路45,46間を連通し、ノズル部32のオイル噴出口35はピストン11の頂壁12の裏面に向けて開口し、オイル噴出口35から噴出されるオイルにより、ピストン11の頂壁12の裏面を冷却する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車輌用のエンジンに適したピストン冷却装置に関し、特にピストンの頂壁裏面に下方からオイルを吹き付けて冷却するピストン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ピストンの頂壁裏面に下方からオイルを吹き付けて冷却するエンジンのピストン冷却装置としては各種構造のものが知られており、たとえば、シリンダブロック又はクランクケースの側壁に形成されたメインギャラリにノズル取付用のオイル取出口を形成し、該取出口にオイル噴出用のノズルを取り付け、該ノズルを下死点のピストンの下方位置まで延ばし、ノズル先端のオイル噴出口をピストンの頂壁裏面に向けて開口している(たとえば特許文献1又は特許文献2参照)。
【0003】
図7は特許文献1の構造を示しており、シリンダブロック101の側壁の下面に、オイル循環経路のメインギャラリー102に連通するオイルジェット取付口103を形成し、該オイルジェット取付口103にオイルジェット104を取り付けており、ジェットノズル105をピストン106の下方位置まで延設し、先端噴出口107をピストン106の頂壁裏面に向け、シリンダ中心線と略平行にオイルを噴出するようになっている。
【0004】
特許文献2では、ジェットノズルの取付構造は開示されていないが、ピストンのスカートにノズル通過用の切欠きを特別に形成し、該切欠きを通してジェットノズルを下死点位置のピストンのスカート内に突入させ、上方に向けてオイルを噴射するようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開平5−321627号公報。
【特許文献2】実公平7−36110号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の構造では、シリンダブロックという重量の大きい大物部材に、ノズル取付部を形成すると共にメインギャラリに連通するノズル用オイル通路を新たに形成しなければならず、シリンダブロックの製造並びにノズルの取付及び噴出口の位置調節に手間がかかる。
【0007】
特許文献2では、スカートにノズル通過用の特別の切り欠きを新たに形成しなければならず、切欠きに応力が集中し易くなると共に、ピストンの前後の形状及び重量がアンバランスになり、ピストンの滑らかな摺動の妨げになる。
【0008】
【発明の目的】
ピストン冷却用ノズルの製造及び組付けを容易にし、また、ノズルから噴出されるオイルを、効率良く、ピストン頂壁裏面の所望の位置に吹き付けることができるエンジンのピストン冷却装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願請求項1記載の発明は、クランクケースが、クランク軸芯方向両側の左右のクランクケース部材に二分割されているエンジンのピストン冷却装置において、オイル通路を有すると共にオイル噴出用のノズル部が形成されたオイル通路形成体を左右のクランクケース部材間に挟持し、上記オイル通路形成体のオイル通路により、左右のクランクケース部材のオイル通路間を連通し、ノズル部のオイル噴出口はピストンの頂壁内面に向けて開口していることを特徴としている。
【0010】
上記構成によると、左右のクランクケース部材を結合するだけで、左右のオイル通路を連絡できると同時にピストン冷却用のノズル部も取り付けることができ、クランクケースのような重量の大きい大物部材に、ノズル取付用の加工及び部品を特別に施す必要がなくなり、ピストン冷却装置の製造及び組付けが容易に行なえるようになる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のエンジンのピストン冷却装置において、上記ノズル部は、下死点位置のピストンのスカート下端部分から周方向に外れて位置し、オイル噴出口は、下死点位置のピストンのスカートの最下端よりも上方に位置している。
【0012】
上記構成によると、ボアの範囲内において、ピストンの頂壁裏面に接近したオイル噴出口からオイルを噴出し、頂壁裏面に吹き付けることができるので、頂壁裏面の所望の個所に、オイルを無駄なく、効率良く吹き付けることができ、ピストン冷却効率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は、本願発明が適用された単気筒4サイクルエンジンであり、たとえば不整地用四輪走行車に搭載されており、これら図面に基づいて本願発明の一実施の形態を説明する。なお、エンジン後方から見た時のクランク軸芯O1方向を左右方向と規定して、説明する。
【0014】
図1はクランク軸芯O1と直角で、シリンダ中心線Cを含む面で切断したクランクケース1の右半分の内部を示す縦断側面図である。この図1において、クランクケース1内は、前部にクランク軸2及びバランサ軸3を収納するクランク室4が形成され、後部にギヤ式ミッションを収納するミッション室5が形成され、ミッション室5の下部はオイルタンク室6となっている。
【0015】
クランク室4の上面には前傾姿勢のシリンダ7が締着され、該シリンダ7の上側には図示しないが周知のようにシリンダヘッド及びヘッドカバー(ロッカーアームカバー)等が順次締着されている。シリンダ7の内面にはシリンダライナー8が嵌着されており、シリンダライナー8の周囲にはライナー冷却用のウォータージャケット10が形成されている。
【0016】
シリンダライナー8内にはピストン11がシリンダ中心線C方向摺動自在に嵌合し、該ピストン11の頂壁12の裏面には、左右一対のピストンピンボス13及びピストンピンボス13の前後につながるボス支持壁15が形成され、さらにボス支持壁15の前後端部には前側スカート16と後側スカート17が形成されている。
【0017】
図1に示すエンジンは、コンパクト化を目的として、コンロッド20を極端に短くしたショートストロークエンジンであり、エンジン高さを抑えるため、ピストン11が下死点位置の時に、前後の両スカート16、17ができる限りクランク軸2のウエブ25の間近まで下降できるように、スカート16,17の下端部は周方向幅が狭くなっている。
【0018】
ピストンピンボス13に支持されたピストンピン18にはコンロッド20の小端部が嵌合し、コンロッド20の大端部はクランク軸2のクランクピン21に嵌合している。
【0019】
クランク軸2の前方に配置されたバランサ軸3には断面扇形の中央バランサウエイト23が設けられており、該中央バランサウエイト23は、クランク軸2の左右のウエブ25のクランク軸芯方向間に位置し、エンジン運転時、中央バランサウエイト23はウエブ25間を通過するようになっている。
【0020】
中央バランサウエイト23の回転軌跡の上端近傍位置に、上記回転軌跡と干渉しないように、かつ、回転軌跡に接近した状態でオイル通路形成体30が配置されている。該オイル通路形成体30には、クランク軸芯O1と平行にオイル通路形成体30を貫通する連絡用オイル通路31が形成されると共に、略水平に後方へ延びるノズル部32が一体に形成されている。
【0021】
ノズル部32の後端部の上面には、ピストン11の頂壁12の裏面(下面)に向かって開口するオイル噴出口35が形成されている。該オイル噴出口35の前後方向位置は、クランク軸芯O1方向に見て、前側スカート16の下端部分と、ウエブ25の回転軌跡と、ボス支持壁15の下端で囲まれた範囲に設定されており、オイル噴出口35の高さは、前側スカート16の下端よりも上方で、ウエブ25の回転軌跡の上端及びボス支持壁15の下端よりも下方に設定されている。また、該実施の形態では、オイル噴出口35は、前側スカート16の下端と後側スカート17の下端を結ぶ線よりも少しシリンダヘッド側へ入り込んだ位置に位置している。
【0022】
クランク軸芯O1方向に見たオイル噴出口35の開口方向は、上方向から若干後方に傾斜しており、前傾姿勢のシリンダ中心線Cに対しては、一定角度θ1(たとえば30°程)後方に傾斜している。これにより、下死点位置のピストン11に対しては前半部の頂壁12の裏面にオイルが吹き付けられ、上死点位置のピストン11に対しては、後半部の頂壁12の裏面にオイルが吹付けられるようになっている。
【0023】
図2は図1のII−II断面図であり、前方から見ている図であるので、図面上の左右方向とクランクケース1の左右方向とは逆になっている。クランクケース1は、シリンダ中心線Cを通りクランク軸芯O1と直角な合わせ面Pを境に、左右のクランクケース部材1a,1bに二分割されており、図示しない複数本の締結ボルトにより左右結合されている。クランク軸2も左右二分割構造となっており、左右のクランク軸部材がクランクピン21により結合されている。
【0024】
左側クランクケース部材1aの内面(右面)と右側クランクケース部材1bの内面(左面)には、クランク軸芯O1と平行な同一中心線O3上にボス部40,41がそれぞれ形成されており、右側クランクケース部材1bのボス部41は前記合わせ面Pの位置まで突出し、左側クランクケース部材1aのボス部40は左側主軸受43の右端に概ね対応する位置まで突出し、各ボス部40,41には同一中心線O3上にオイル通路45,46が形成されている。
【0025】
右側ボス部41のオイル通路46は、右側クランクケース部材1b内のメインギャラリ47及びフィルター48等を介してオイルポンプ50に連通しており、メインギャラリ47には、上記オイル通路46とは別にクランク軸用オイル通路51が連通し、該クランク軸用オイル通路51はクランク軸2内のオイル孔52を介してクランクピン21の嵌合部分に連通している。
【0026】
左側ボス部40のオイル通路45は、継手55及びオイル通路57を介してミッションの変速軸部分に連通すると共に、継手55から分岐したオイル管56を介して図示しないシリンダヘッドのカム軸の軸受部に連通し、それぞれ上記変速軸部分と上記軸受部を給油するようになっている。
【0027】
オイル通路形成体30は、連絡用オイル通路31が前記各ボス部40,41のオイル通路45,46と同一中心線O3に揃えられており、左右のボス部40,41の端面間で挟持されている。連絡用オイル通路31の中心線O3方向の両端部と各ボス部40,41のオイル通路45,46の間には、それぞれ芯合わせ用の筒継手60,61が嵌合しており、各筒継手60,61により連絡用オイル通路31と各オイル通路45,46との芯合わせがなされると共に、オイル通路形成体30を脱落不能に支持している。
【0028】
図5はオイル通路形成体30の水平断面分解図(図1のII−II断面拡大分解図)であり、各筒継手60,61の両端はそれぞれ連絡用オイル通路31に形成された環状段面67,68及びオイル通路45,46に形成された環状段面65,66に当接し、それによりクランク軸芯O1方向の位置決めがなされるようになっている。また、オイル通路形成体30のクランク軸芯O1方向の両端面と各ボス部40,41の端面の間には、それぞれOリング63,64が挟着されるようになっている。
【0029】
図3は図2のIII矢視図であり、オイル通路形成体30は、前述のように左右のボス部40,41間に挟持されると共に、ボルト70により右側クランクケース部材1bのボス部41にも締着されている。ノズル部32はクランクケース1の合わせ面Pと略平行に後方に延びると共に、左側ウエブ25のクランク軸芯方向幅D1内に納まるように位置している。
【0030】
オイル噴出口35は、ほぼシリンダボア径付近に形成されており、シリンダ中心線C方向に見たオイル噴出口35の開口方向は、シリンダ中心線Cに向かうように、合わせ面Pに対して一定角度θ2で傾斜している。
【0031】
図4はピストン11を前面から見た図(図1の矢印IV方向に見た図)であり、前側スカート16の下端部分は、前述のようにエンジン高さを抑えるために周方向の両側16aが円弧状に形成され、周方向幅が狭くなっており、該前側スカート16の下端部から周方向の左側に外れた位置にノズル部32が配置され、シリンダライナー8の内周面付近に位置している。
【0032】
【作用】
図2において、エンジン運転中、オイルポンプ50によりオイルタンク室6から吸い込まれたオイルは、フィルタ48でろ過されて右側クランクケース部材1bのメインギャラリ47に入り、2つのオイル通路51,46に分かれる。クランク軸用オイル通路51に供給されたオイルは、クランク軸2内のオイル孔52からクランクピン21の嵌合部分に供給され、クランクピン21等を潤滑及び冷却する。右側ボス部41内のオイル通路46に供給されたオイルは、オイル通路形成体30の連絡用オイル通路31を経て左側ボス部40内のオイル通路45に入り、継手55内において2つに分かれ、一方のオイル管56からは図示しないシリンダヘッドのカム軸の軸受部に供給され、他方のオイル管57からは図1のミッション室5の変速軸等に供給される。
【0033】
図3において、前記オイル通路形成体30の連絡用オイル通路31を流れるオイルの一部は、ノズル部32内のノズル用オイル通路33に入り、先端オイル噴出口35からピストン11の頂壁12の裏面に向って噴出され、頂壁部12を冷却する。
【0034】
図1において、オイル噴出口35から噴出されるオイルは、ピストン11が下死点位置まで下降した状態では、図1に示すようにピストン11の頂壁12の前半部(ピストンピン18より前側)に吹き付けられ、ピストン内面の前半部を主に冷却する。そして、ピストン11が上昇するに従い、吹付け個所は後方に移動し、ピストン内面の略全面を冷却することになる。同時にピストンピン18にも吹き付けられ、ピストンピン18の嵌合部分を潤滑する。
【0035】
図4のように前側スカート16の下端部分から周方向に外れた位置にノズル部32を配置してあると、図1のようなコンロッド20が極端に短いショートストロークエンジンにおいても、ピストン11の前側スカート16にノズル部通過用切欠きを新たに形成することなく、ノズル部32をボア範囲内に延長させることができる。
【0036】
【その他の発明の実施の形態】
(1)図1に示す実施の形態では、オイル通路形成体をシリンダライナーの前側に配置してあるが、シリンダライナーの後側に配置し、ノズル部を前方の延ばし、先端噴出口を、シリンダ中心線側に向けて前上方に開口する構造とすることもできる。
【0037】
(2)図6はノズル部32の配置高さの変形例を示しており、ノズル部32のオイル噴出口35は、前側スカート16の下端Eと後側スカート17の下端を結ぶ線Bよりはクランク軸側(シリンダヘッド側とは反対側)に位置しているが、シリンダ7及びシリンダライナー8が前傾姿勢で配置されていることにより、スカート16,17の最下端、すなわち前側スカート16の下端Eよりはオイル噴出口35が上方に位置している例である。なお、図6において仮想線Lは水平線を示している。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、(1)クランクケースが、クランク軸芯方向両側の左右のクランクケース部材に二分割されているエンジンのピストン冷却装置において、オイル通路を有すると共にオイル噴出用のノズル部が形成されたオイル通路形成体を左右のクランクケース部材間に挟持し、上記オイル通路形成体のオイル通路により、左右のクランクケース部材のオイル通路間を連通し、ノズル部のオイル噴出口はピストンの頂壁内面に向けて開口しているので、左右のクランクケース部材を結合するだけで、左右のオイル通路を連絡できると同時にピストン冷却用のノズル部も取り付けることができ、クランクケースのような重量の大きい大物部材に、ノズル取付用の加工及び部品を特別に施す必要がなくなり、ピストン冷却装置の製造及び組付けが容易に行なえるようになる。
【0039】
(2)オイル通路形成体30をクランクケースとは別体としているため、エンジンを変更することなく、オイル通路形成体30をエンジンの大きさ等によって、その位置及び方向等を適宜変更することができる。
【0040】
(3)上記ノズル部を、下死点位置のピストンのスカート下端部分から周方向に外れて位置させ、オイル噴出口は、下死点位置のピストンのスカートの最下端よりも上方に位置させていると、ボアの範囲内において、ピストンの頂壁裏面に接近したオイル噴出口からオイルを噴出し、頂壁裏面に吹き付けることになり、頂壁裏面の所望の個所に、オイルを無駄なく、効率良く吹き付けることができ、ピストン冷却効率が向上する。
【0041】
特に、コンロッドを極端に短くしたショートストロークエンジンにおいては、下死点位置のピストンのスカート下端とクランク軸のウエブが接近するように構成してあるが、かかるエンジンでも、スカートに新たにノズル部通過用の切欠きを形成することなく、ノズル部をボア範囲内に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を適用したエンジンの右側クランクケース部材の内面図(左側面図)である。
【図2】図1のII−II断面展開図である。
【図3】ピストン及びその周囲を図2の矢印III方向に見た図である。
【図4】ピストンの前面図(図1の矢印IV方向に見た図)である。
【図5】オイル通路形成体の図1のV−V断面拡大図である。
【図6】ノズル部の配置の変形例を示す縦断面略図である。
【図7】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 クランクケース
1a 左側クランクケース部材
1b 右側クランクケース部材
2 クランク軸
3 バランサ軸
7 シリンダ
8 シリンダライナー^
11 ピストン
12 頂壁
13 ピストンピンボス
15 ボス支持壁
16 前側スカート
23 中央バランサウエイト
25 ウエブ
30 オイル通路形成体
31 連絡用オイル通路
32 ノズル部
33 ノズル用オイル通路
35 オイル噴出口

Claims (2)

  1. クランクケースが、クランク軸芯方向両側の左右のクランクケース部材に二分割されているエンジンのピストン冷却装置において、
    オイル通路を有すると共にオイル噴出用のノズル部が形成されたオイル通路形成体を左右のクランクケース部材間に挟持し、
    上記オイル通路形成体のオイル通路により、左右のクランクケース部材のオイル通路間を連通し、
    ノズル部のオイル噴出口はピストンの頂壁裏面に向けて開口していることを特徴とするエンジンのピストン冷却装置。
  2. 上記ノズル部は、下死点位置のピストンのスカート下端部分から周方向に外れて位置し、オイル噴出口は、下死点位置のピストンのスカートの最下端よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1記載のエンジンのピストン冷却装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208581A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Honda Motor Co Ltd エンジンのピストン冷却装置
JP2014240628A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 本田技研工業株式会社 内燃機関におけるピストン冷却用オイル噴射装置の取付構造
JP2019090360A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロック

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