JP2004139312A - 診断レポート作成システム、診断レポート作成方法、及びプログラム - Google Patents

診断レポート作成システム、診断レポート作成方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】理解の容易な診断レポートを少ない心理的負担で作成できるようにする。
【解決手段】所見表示手段1は、検査の結果に関する所見の表示を行う。処置情報入力要求通知手段2は、所見表示手段2での上述した所見の表示に応じ、その所見に関する処置を示す処置情報の入力を要求する通知を行う。処置情報取得手段3は、上述した通知に応じて入力された処置情報を取得する。保存手段4では、前述した所見を示す所見情報と上述した処置情報とが関連付けられて保存される。こうすることにより、所見に続けて処置を検討するという一般的な思考の流れを妨げられることがなくなるので、診断レポートの作成の際にレポート作成者に感じられる、手書きによるレポート作成と比べたときの違和感が緩和される
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療業務を支援するための技術に関し、特に、検査の実施状況や検査結果に対する医師の所見などを纏めた診断レポートを作成し管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、画像の記録、検索及び再生に加え、患者のプロフィールデータや、検査の予約情報、結果情報等を管理可能な医用画像ファイリングシステムについての発明が開示されている。この医用画像ファイリングシステムでは、検査の報告(診断レポート)の管理を行うことが可能である。診断レポートは具体的には検査の実施状況や検査の結果に関する所見、コメント等であるが、これらは医師によって入力される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−73615号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した医用画像ファイリングシステムで管理する診断レポートは、それまでは手書きによりなされていたその作成を画面の表示とキーボードの操作との連携で行うようにしたのであるが、この作成の方式は、文章入力のための機械操作の順序に思考を奪われる、あるいは所見・処置・診断・コメントの各項目の入力順序に高い自由度を与えているためむしろその入力順序を考慮する必要が生じる等の影響により、手書きによる場合よりも思考の流れの中断が生じる結果却って診断レポートを作成し難いという声があった。
【0005】
また、医用画像ファイリングシステムで管理する診断レポートの作成では項目の記載順序や使用する用語等について医師個人の嗜好を大きく反映することができるため、作成された診断レポートを他の医師が参照すると却ってその内容の理解に時間を要することがあり、また、診断レポートに示された情報を二次利用するためのデータベース化を難しくしていた。
【0006】
以上の事情を鑑み、理解の容易な診断レポートを少ない心理的負担で作成できるようにすることが本発明が解決しようとする課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
まず、図1について説明する。同図は本発明に係る診断レポート作成システムの原理構成を示している。
所見表示手段1は、検査の結果に関する所見の表示を行う。
【0008】
処置情報入力要求通知手段2は、所見表示手段2での上述した所見の表示に応じ、その所見に関する処置を示す処置情報の入力を要求する通知を行う。
処置情報取得手段3は、上述した通知に応じて入力された処置情報を取得する。
【0009】
保存手段4では、前述した所見を示す所見情報と上述した処置情報とが関連付けられて保存される。
この構成によれば、所見に続いてその所見に対応する処置の入力を行うという、診断レポートの一般的な作成手順を反映して処置入力の要求通知を行うようにしているので、所見に続けて処置を検討するという一般的な思考の流れを妨げられることがなくなる。従って、診断レポートの作成の際にレポート作成者に感じられる、手書きによるレポート作成と比べたときの違和感が緩和される。
【0010】
なお、図1に示した本発明に係る診断レポート作成システムにおいて、複数の所見用語から前述した所見に対応する所見用語の選択結果の取得を行う所見用語選択結果取得手段と、その選択結果に係る所見用語に関連付けられている複数の補足情報からその所見に対応する補足情報の選択結果の取得を行う補足情報結果取得手段と、を有し、前述した所見情報が、所見用語についての選択結果に係る所見用語と補足情報についての選択結果に係る補足情報とよりなるように構成することができる。
【0011】
この構成によれば、予め定められている複数の用語の中から選択された用語を用いて所見の内容が表現されるので、レポート作成者の違いによる内容の表現のばらつきが少なくなる。従って、作成者以外の者による診断レポートの理解が容易となり、また、診断レポートに示された情報を二次利用するためのデータベース化も容易になる。
【0012】
なお、このとき、複数の所見用語の一覧を表示する所見用語一覧表示手段を更に有するように構成することもできる。
この構成によれば、所見の内容を記述するために選択可能な所見用語の一覧が提示されるので、診断レポート作成者による所見の記述作業が容易になる。
【0013】
また、このとき、所見用語に関連付けられている補足情報の一覧の表示を行う補足情報一覧表示手段を更に有し、補足情報結果取得手段は、その補足情報の一覧からの選択結果の取得を行うように構成することもできる。
この構成によれば、所見の内容を記述するために選択可能な補足情報の一覧が提示されるので、診断レポート作成者による所見の記述作業が容易になる。
【0014】
また、このとき、補足情報一覧表示手段は、前述した所見用語選択結果取得手段で取得がされた所見用語の選択結果に基づいた補足情報の一覧の表示を行うように構成することもできる。
この構成によれば、補足情報のうち、選択された所見用語に関係するもののみの一覧を提示させることができるので、診断レポート作成者が補足情報の選択を容易に行うことができる。
【0015】
また、検査の結果に関する所見に対応する所見用語についての複数の所見用語からの選択結果の取得を行う所見用語選択結果取得手段と、その選択結果に係る所見用語に関連付けられている複数の補足情報からその所見に対応する補足情報の選択結果の取得を行う補足情報結果取得手段と、所見用語についてのその選択結果に係る所見用語と補足情報についてのその選択結果に係る補足情報とよりなり、上述した所見を示している所見情報が保存される所見情報保存手段と、を有する診断レポート作成システムについても本発明に係るものである。
【0016】
この構成によれば、予め定められている複数の用語の中から選択された用語を用いて所見の内容が表現されるので、レポート作成者の違いによる内容の表現のばらつきが少なくなる。従って、作成者以外の者による診断レポートの理解が容易となり、また、診断レポートに示された情報を二次利用するためのデータベース化も容易になる。
【0017】
また、図1に示した本発明に係る診断レポート作成システムにおいて、所見表示手段1は、所見用語についての選択結果に係る所見用語と補足情報についての選択結果に係る補足情報とを羅列して表示するように構成することができる。
この構成によれば、所見の内容を簡潔に示すことができる。
【0018】
また、図1に示した本発明に係る診断レポート作成システムにおいて、前述した選択結果に係る所見用語と、補足情報についての前述した選択結果に係る補足情報と用いた文章である所見文章を作成する所見文章作成手段を更に有し、所見表示手段1は、この所見文章を表示するように構成することができる。
【0019】
この構成によれば、所見の内容が文章で表示されるので、医学知識の浅い患者等が所見内容を理解するときの助けとなる。
なお、このとき、所見表示手段1での所見の表示を、所見用語についての前述した選択結果に係る所見用語と、補足情報についての前述した選択結果に係る補足情報との羅列とするか、若しくは前述した所見文章の表示とするかで切り替える所見表示形式切り替え手段を更に有するように構成することもできる。
【0020】
この構成によれば、所見の内容の簡潔表示と文章化表示とを必要に応じて切り替えることができるようになる。
なお、図1に示した本発明に係る診断レポート作成システムの有する各構成要素によって行われる手順からなる診断レポート作成方法であっても、この診断レポート作成システムによるものと同様の作用・効果を奏するので、前述した課題は解決される。
【0021】
また、図1に示した本発明に係る診断レポート作成システムの有する各構成要素の有する機能と同様の制御をコンピュータに行わせるためのプログラムであっても、そのプログラムをコンピュータに実行させることによってこの診断レポート作成システムによるものと同様の作用・効果を奏するので、前述した課題は解決される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図2について説明する。同図は本発明を実施する診断レポート作成システムの構成を示している。
【0023】
図2(a)は診断レポート作成システムのシステム構成を示しており、作成された診断レポートを構成する各種のデータが格納されるサーバ装置10と、診断レポートの作成・閲覧・出力を行うために操作される端末装置20−1、20−2、20−3とがLAN(Local Area Network)30を介して接続されており、サーバ装置10と端末装置20−1、20−2、20−3との間では各種のデータを相互に授受することが可能である。
【0024】
なお、図2(a)には3台の端末装置20−1、20−2、20−3が示されているが、LAN30に接続される端末装置の台数は任意でよい。
図2(b)は、図2(a)に示した診断レポート作成システムを構成するサーバ装置10及び端末装置20−1、20−2、20−3各々のハードウェア構成を示している。
【0025】
図2(b)に示す装置はCPU41、ROM42、RAM43、HDD44、入力部45、表示部46、出力部47、及びI/F部48がバス49を介して相互に接続されて構成されており、CPU41による管理の下で相互にデータ授受を行うことができる。
【0026】
CPU(Central Processing Unit )41はこの図2(b)の装置全体の動作制御を司る中央処理装置である。
ROM(Read Only Memory)42は、CPU41によって実行される基本制御プログラムが予め格納されているメモリであり、この装置の起動時にCPU41がこの基本制御プログラムを実行することによってこの装置全体の動作の基本的な制御がCPU41によって行なわれる。
【0027】
RAM(Random Access Memory)43は、各種制御プログラムをCPU41が実行するときにワークメモリとして使用され、また各種のデータの一時的な格納領域として必要に応じて用いられるメインメモリとしても機能するメモリである。
【0028】
記憶部44は例えばHDD(Hard Disk Drive )を備えて構成される。図2(b)の装置が端末装置20−1、20−2、20−3として使用されるときには、後述する診断レポートの作成・編集・登録の各処理をCPU41に行わせるための制御プログラムが記憶部44には予め格納されている。また、図2(b)の装置がサーバ装置10として使用されるときには、記憶部44は診断レポートを構成する各種のデータが格納されるデータベースのデータ格納装置として機能し、更に端末装置20−1、20−2、20−3から送られてくる各種のデータ操作の指示に応じてこのデータベースに対するデータ操作処理をCPU41に行わせるための制御プログラムを予め格納している。
【0029】
入力部45は外部からの入力を受け取ってその入力の内容をCPU41に渡すものであり、例えばキーボードやマウスなどといったこの装置を操作する操作者からの指示を受け取る入力装置を備えている。また、入力部45は、FD(Flexible Disk)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc−ROM)、MO(Magneto−Optics)ディスクなどといった可搬型の記録媒体の読出装置を必要に応じて備えて構成される。
【0030】
表示部46はCPU41からの指示に応じた各種の情報の表示を行うものであり、例えばCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)を備えて構成される。
出力部47はCPU41からの指示に応じた各種の情報の出力を行うものであり、例えば印段レポートを印刷するプリンタ装置などである。
【0031】
I/F(インタフェース)部48は、この装置を図2(a)のLAN30に接続して他の装置との間でのデータ授受を行なう際の通信管理を行なう。
なお、図2(b)に示した装置は標準的なハードウェア構成を有するコンピュータシステムが通常有しているものに過ぎないので、このようなコンピュータシステムを流用してサーバ装置10や端末装置20−1、20−2、20−3を構成してもよい。
【0032】
次に図3について説明する。同図は、サーバ装置10の備えるデータベースの構造を示している。
患者情報テーブル51は、各患者に割り当てたID(Identification)番号、患者の氏名、性別、生年月日・年齢、性別、種別(入院患者・通院患者の別など)等の患者情報を示すデータが患者別に示されているテーブルである。
【0033】
検査情報テーブル52は、検査種別、検査項目、依頼時の病名、検査実施日時、検査依頼部署、依頼医師名等の検査情報を示すデータが検査の実施単位に示されているテーブルである。
患者情報・検査情報関係テーブル53は、患者情報テーブル51に示されている患者情報と検査情報テーブル52に示されている検査情報との関係を示すテーブルであり、1つの患者情報に対して1以上の検査情報が関係付けられる。
【0034】
所見テーブル54は、検査の結果に関する医師の所見を示す所見データが格納されるテーブルであり、実施された検査における検査項目毎に1つの所見テーブル54が作成される。
処置テーブル55は、検査に対応して行われた処置の内容を示す処置データが格納されるテーブルであり、実施された検査において行われた処置毎に1つの処置テーブル55が作成される。
【0035】
所見・処置関係テーブル56は、所見テーブル54と処置テーブル55との関係を示すテーブルであり、検査情報テーブル52に示されている1つの検査情報に対して1以上の所見テーブル54が関係付けられ、また、所見テーブル54の各々に対しては1以上の処置テーブル55が関係付けられる。
【0036】
診断テーブル57は、検査の結果に関する所見や検査後の処置の結果に基づいて医師が下した診断結果を示す診断データが格納されるテーブルである。診断テーブル57は前述した検査情報に対応して作成され、診断項目毎の診断データが格納される。
【0037】
コメントテーブル58は、審査結果全般に関して必要に応じて作成されるコメントを示すコメントデータが格納されるテーブルである。コメントテーブル58も前述した検査情報に対応して作成され、診断レポートに関するもの、病理オーダに関するもの、検査後の指示に関するものなど、各種のコメントが格納される。
【0038】
次に、図2に示したシステムによって行われる診断レポートの作成・編集・登録の各処理の詳細について説明する。なお、これより説明する各処理は、サーバ装置10及び端末装置20−1、20−2、20−3のCPU41によって行われるものであり、サーバ装置10の記憶部44に予め格納されている前述した制御プログラムをサーバ装置10のCPU41が実行し、端末装置20−1、20−2、20−3の記憶部44に予め格納されている前述した制御プログラムを端末装置20−1、20−2、20−3のCPU41が実行することによってこれらの処理が各装置のCPU41によって実現される。
【0039】
まず図4について説明する。同図はレポートウィンドウ処理の処理内容を示すフローチャートである。同図に示す処理は、端末装置20−1、20−2、又は20−3の入力部45の操作が行われ、実施された検査についての診断レポートの作成・編集・登録を行う旨の指示をCPU41が取得すると開始される。
【0040】
まず、S100ではレポートウィンドウ画面を端末装置20−1、20−2、又は20−3の表示部46に表示させる。
レポートウィンドウ画面の例を図5に示す。同図に示すレポートウィンドウ画面には、大別して患者情報表示エリア61、検査情報表示エリア62、所見・処置表示エリア63、診断表示エリア64、コメント表示エリア65という各表示エリアが設けられている。
【0041】
患者情報表示エリア61には前述した患者情報が表示され、検査情報表示エリア62には前述した検査情報が表示される。これらの表示は、端末装置20−1、20−2、又は20−3からの指示に応じてサーバ装置10のデータベースの有している患者情報・検査情報関係テーブル53に示されている関係に対応している患者情報及び検査情報が患者情報テーブル51及び検査情報テーブル52からそれぞれ読み出されて送られてきたものを用いて行われる。
【0042】
所見・処置表示エリア63には、前述した所見データで表されている所見の内容が検査項目別に表示されると共に、表示された所見に対応する処置の内容が表示される。なお、図5の例においては、所見及び処置の内容は未入力であるため、所見・処置表示エリア63には検査項目名のみが下線を付されて示されている。
【0043】
診断表示エリア64には前述した診断データで表されている診断の内容が表示され、コメント表示エリア65には前述したコメントデータで表されているコメントの内容が表示される。図5の例においては、診断及びコメントの内容も未入力であるため、診断表示エリア64及びコメント表示部54にはそれぞれ「診断」及び「コメント」の文字のみが各々下線を付されて示されている。
【0044】
図4の説明に戻る。
S100の処理が完了すると、以降、S1000の新規所見入力処理、S2000の新規診断入力処理、S2000の新規コメント入力処理、S4000の既存所見編集・削除処理、S5000の既存処置編集・削除処理、S6000の既存診断編集・削除処理、S7000の既存コメント編集・削除処理、及びS8000の所見表現形式切替処理がこの順に実行される。これらの処理の詳細は後述する。
【0045】
S8000の処理に続き、S9001では、レポート登録ボタン(図5の画面の右下部に示されている「登録」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS9002に、NoならばS9003にそれぞれ処理が進む。
【0046】
なお、本実施形態の説明において、「ボタンの押下」とは、端末装置20−1、20−2、20−3の操作者が入力部45のマウス等を操作して表示部46の画面上に重畳表示されている矢印等のポインタ表示をその画面のボタンの表示位置に移動させ、このポインタ表示の位置においてマウスのクリック操作等を行うことをいうものとする。
【0047】
S9002ではレポート登録処理が行われる。この処理は、このレポートウィンドウ処理によって作成・編集が行われた診断レポートをサーバ装置10の有するデータベースに格納する処理である。この処理は、実施された検査についての診断レポートを構成している所見データ、処置データ、診断データ、及びコメントデータをサーバ装置10に送付し、この所見データ及び処置データについてそれぞれ所見テーブル54及び処置テーブル55を作成させて格納させると共に、所見データと処置データとの対応関係を所見・処置関係テーブル56に示する処理を行わせ、更に診断データ及びコメントデータについてそれぞれ診断テーブル57及び処置テーブル55を作成させて格納させる処理を行わせるというものである。このS9002の処理を終えた後にはS9005に処理が進む。
【0048】
S9003では、レポート一時保存ボタン(図5の画面の右下部のレポート登録ボタンの左隣に示されている「一時保存」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS9004に、NoならばS9006にそれぞれ処理が進む。
【0049】
S9004ではレポート一時保存処理が行われる。この処理は、このレポートウィンドウ処理によって作成・編集が行われた診断レポートをサーバ装置10の有するデータベースに格納せずに、端末装置20−1、20−2、20−3自身の有している記憶部44に一時的に保存しておく処理であり、具体的には、実施された検査についての診断レポートを構成している所見データ、処置データ、診断データ、及びコメントデータを、その患者情報及び検査情報と共に記憶部44に保存する。端末装置20−1、20−2、20−3自身の記憶部44にこれらのデータが保存されているときに前述したS100の処理が実行されたときには、これらのデータが示されているレポートウィンドウ画面が表示部46に表示される。
【0050】
S9005では、「閉じる」ボタン(図5の画面の左下部に示されている「閉じる」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS9009に処理が進み、NoならばS1000へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0051】
S9006では、S9005の処理と同様に、「閉じる」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS9007に処理が進み、NoならばS1000へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
S9007では、実施された検査についての診断レポートを構成している所見データ、処置データ、診断データ、及びコメントデータのうちのいずれかについての作成・更新が行われたのにも拘らず、前述したS9002のレポート登録処理若しくはS9004のレポート一時保存処理のいずれも行われておらず、保存されないものが存在するか否かが判定される。そして、この判定結果がYesのときにのみ、S9008において、前述したS9004の処理と同様のレポート一時保存処理が行なわれる。
【0052】
S9009では、表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面を閉じる処理が行われ、その後はこのレポートウィンドウ処理が終了する。
以上までの処理がレポートウィンドウ処理であり、図2に示すシステムにおいてこの処理が行われることによって診断レポートの作成・編集・登録が行われる。
【0053】
次に図6について説明する。同図は、図4のS1000の処理である新規所見入力処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうちの所見についての入力を新規に行うための処理である。
まずS1001において、新規所見入力ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1002に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの新規所見入力処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0054】
なお、新規所見入力ボタンとは、図5に示すレポートウィンドウ画面例では、この所見・処置表示エリア63に下線付きで表示されている「食道」、「胃」、「十二指腸」といった検査項目名を示す文字である。
S1002では、後述する表現形式切替処理によって切り替えることのできる表現形式モードが「日本語文章化モード」に設定されているか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S1003において、表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に日本語文章ウィンドウを重畳表示させる。日本語文章ウィンドウについては後述する。
【0055】
S1004では、表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に所見用語の一覧を重畳表示させる。この表示例を図7に示す。同図の表示例は、胃についての所見用語の一覧を表示しており、この一覧は新規所見入力ボタンのうちの所見・処置表示エリア63の「胃」の文字の表示が押下されたときに表示されるものである。
【0056】
S1005では、所見用語の一覧からの選択が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1007に、NoならばS1006に、それぞれ処理が進む。
S1006では、図7に示す所見用語の一覧の右下部に設けられている「閉じる」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばこのままこの新規所見入力処理を終了して図4の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS1004へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0057】
S1007では、後述する表現形式モードが「日本語文章化モード」に設定されているか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S1008において、一覧から選択された所見用語について予め結び付けられている助詞が取得され、この所見用語と助詞とを繋げた語句が日本語文章ウィンドウに表示される。
【0058】
S1009では、一覧から選択された所見用語に対応する各種属性及び対象詳細部位の一覧を表示部46に更に重畳表示させる。この表示例を図8に示す。同図の表示例は、胃についての所見用語の一覧から選択された「ポリープ」についての属性及び対象詳細部位の一覧の例を示しており、この一覧は、図7に示した胃についての所見用語の一覧のうちの「ポリープ」の文字を押下して選択することによって表示される。
【0059】
S1010では、図8に示されている一覧からの属性及び対象詳細部位の選択が検出されたか否かが判定され、判定結果がYesならばS1011に、NoならばS1014に処理が進む。
S1011では、前ステップの処理によって選択されたことが検出された属性及び対象詳細部位の表示を選択状態表示へ遷移させる。図8に示す例であれば、選択されたことが検出された属性及び対象詳細部位の表示に対応するチェックボックスにチェック表示を付す。
【0060】
S1012では、後述する表現形式モードが「日本語文章化モード」に設定されているか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S1013において、一覧から選択された属性及び対象詳細部位について予め結び付けられている助詞が取得され、この所見用語と助詞とを繋げた語句が、日本語文章ウィンドウに表示されている所見用語と助詞とを繋げた語句の前後に配置されて日本語文章が作成される。
【0061】
S1014では、確定ボタン(図8に示す各種属性及び対象詳細部位の一覧の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1017に、NoならばS1015に、それぞれ処理が進む。
【0062】
S1015では、キャンセルボタン(図8の画面の右下部の確定ボタンの左隣に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1016に処理が進み、NoならばS1009へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0063】
S1016では、それまでの各ステップの処理によって検出された属性及び対象詳細部位の選択内容を初期化して全て未選択の状態へと戻し、その後はS1004へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
S1017では、ここまでの処理によって選択されたことが検出された所見用語、属性、及び対象詳細部位がレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示される。この処理で表示されるものが作成された所見の内容である。
【0064】
続くS1018では、所見・処置表示エリア63に表示された所見の右横の位置に処置入力用ボタンが表示される。
このS1017及びS1018の処理によって表示部46によって表示される所見表示の例を図9に示す。同図において下線が付されている「処置入力」なる文字の表示が、S1018の処理によって表示された処置入力ボタン71である。この処置入力ボタン71が新たに表示されることによって、それまでに入力された所見に対応する処置の入力をこのシステムの使用者に促す通知としても機能する。
【0065】
S1019では、新規処置入力処理が実行される。この処理は、ここまでの処理によって作成された所見に関する処置を新たに入力するための処理である。このように、所見の入力作業に続けて行う作業として処置の入力作業が優先的に選択されることは本発明のポイントのひとつであり、これは診断レポート作成の標準的な手順を反映したものである。
【0066】
S1019の処理を終えた後にはこの新規所見入力処理を終了して図4の処理へ戻る。
以上までの処理が新規所見入力処理である。
このように、図2のシステムにおいては、予め用意されている所見用語の一覧からの選択と、選択された所見用語に対応する各種属性及び対象詳細部位の一覧からの選択によって所見の作成を行うようにしたので、所見に用いられる語句が医師の違いによらず共通化される。その結果、他の医師が所見を参照しても素早くその内容を理解することができ、また、所見に示された情報を二次利用するためのデータベース化も容易になる。
【0067】
次に、前述した新規所見入力処理における日本語文章ウィンドウについて説明する。
図10は、日本語文章化モードにおける、所見用語に対応する各種属性及び対象詳細部位の一覧表示例を示しており、図6のS1013の処理によって表示部46に表示される画面の例である。前述した表現形式モードが日本語文章化モードに設定されているときには、図10に示すように、一覧から選択された属性及び対象詳細部位について予め結び付けられている助詞が取得され、この所見用語と助詞とを繋げた語句が、図6のS1008の処理によってそれまでに作成されていた所見用語と助詞とを繋げた語句の前後に配置されてなる日本語文章が日本語文章ウィンドウ72に表示される。
【0068】
その後、S1014の判定処理によって確定ボタンの押下が検出されると、S1017の処理では日本語文章ウィンドウ72に表示されていた文章、すなわち所見の内容を示す日本語文章がレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示され、続くS1018の処理によってその所見文章の右横の位置に処置入力用ボタンが表示される。
【0069】
以上の処理によって表示部46によって表示される所見表示の例を図11に示す。同図において下線が付されている「処置入力」なる文字の表示が、S1018の処理によって表示された処置入力ボタン71である。
図11の表示例を図9の表示例と比較すると分かるように、日本語文章化モードによって作成される所見の内容は、単なる語句の羅列ではなく文章として表示されるので、患者等の専門的な医学知識を有しない者による所見内容の理解を助けることが可能となる。
【0070】
次に図12について説明する。同図は図6のS1019の処理である新規処置入力処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうちの所見に対応する処置についての入力を新規に行うための処理である。
なお、この説明においては、所見の内容を示す語句と処置入力ボタン71とが所見・処置表示エリア63に表示されている、図9に示したレポートウィンドウ画面が端末装置20−1、20−2、20−3の表示部46に表示されているものとしてこの新規処置入力処理が開始されるものとする。
【0071】
まずS1101において、所見・処置表示エリア63に表示されている処置入力ボタン71の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1102に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの新規処置入力処理を終了して図6の処理へ戻る。
【0072】
S1102では、表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に処置用語の一覧を重畳表示させる。この表示例を図7に示す。同図の表示例は、胃についての処置用語の一覧を表示しており、この一覧は所見・処置表示エリア63における胃についての所見の内容の右横に表示されている処置入力ボタン71の押下が検出されたときに表示されるものである。
【0073】
S1103では、処置用語の一覧からの選択が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1105に、NoならばS1104に、それぞれ処理が進む。
S1104では、図13に示す処置用語の一覧の右下部に設けられている「閉じる」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばこのままこの新規処置入力処理を終了して図6の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS1102へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0074】
S1105では、一覧から選択された処置用語が、病理検査の依頼(病理検査オーダ)の元となるもの(例えば「生検」、「ポリペクトミー」など)として予め指定してあるものであったか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1106に、NoならばS1107に処理が進む。
【0075】
S1106では、一覧から選択された処置用語に対応する各種属性の一覧と病理オーダの対象となる組織片に付された番号(組織片番号)の入力欄とを有するウィンドウ画面を表示部46に更に重畳表示させる。この表示例を図14に示す。同図の表示例は、胃についての処置用語の一覧から選択された「生検」についての属性の一覧と組織片番号の入力欄とを有しているウィンドウ画面の例を示しており、この画面は、図13に示した胃についての処置用語の一覧のうちの「生検」の文字を押下して選択することによって表示される。
【0076】
S1106の処理を終えた後にはS1108に処理が進む。
S1107では、一覧から選択された処置用語に対応する各種属性の一覧を表示部46に更に重畳表示させる。この一覧の画面は、図14に示したウィンドウ画面のうち組織片番号の入力欄が除かれたものである。
【0077】
S1108では、S1106またはS1107の処理によって表示されている一覧からの属性の選択が検出されたか否かが判定され、判定結果がYesならばS1109に、NoならばS1115に処理が進む。
S1109では、前ステップの処理によって選択されたことが検出された属性の表示を選択状態表示へ遷移させる。図14に示す例であれば、選択されたことが検出された属性の表示に対応するチェックボックスにチェック表示を付す。
【0078】
S1110では、表示部46に表示されているウィンドウ画面の組織片番号の入力欄に表示されている番号の選択がされたか否かが判定され、判定結果がYesのときにのみ、S1111において、この番号の表示を選択された番号であることを示す表示へと遷移させる。
【0079】
なお、図14に示す画面例では、組織片番号がまだ採番されていない状態を示しているので、組織片番号の入力欄には「その他」の文字の表示しか表されていない。
S1112では、新規の採番が行われたか否か、図14に示す画面例においては「その他」の文字の表示の選択に応じて図15に示すような数値入力画面が表示されてそこに設けられているテンキーボタンの押下操作によって数値入力が行われたか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S1113において、この番号の表示を選択された組織片番号であることを示す表示へと遷移させる。なお、このとき、組織片を採取した臓器の画像データがあるときには、この臓器画像に示されている組織片の位置表示にこの組織片番号を付す。
【0080】
なお、この新規の採番は端末装置20−1、20−2、20−3自身で自動的に行うようにすることもできる。
S1114では、確定ボタン(図14の画面の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1117に、NoならばS1115に、それぞれ処理が進む。
【0081】
S1115では、キャンセルボタン(図14の画面の右下部に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1110に処理が進み、NoならばS1105へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0082】
S1116では、それまでの各ステップの処理によって検出された属性の選択内容を初期化して全て未選択の状態へと戻し、その後はS1102へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
S1117では、ここまでの処理によって選択されたことが検出された処置用語及び属性がレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63における処置情報の表示エリアであって、前述したS1101の処理によって押下が検出された処置入力ボタン71の右横側に表示される。この処理で表示されるものが所見の内容に対応して作成された処置の内容であり、所見・処置表示エリア63では対応する所見の内容と処置の内容が検査項目毎に横に並べられて表示される。
【0083】
S1118では、組織片番号の選択が行われているか否かが判定され、この判定結果がYesならばS1119に処理が進み、Noならばこの新規処置入力処理を終了して図6の処理へ戻る。
S1119では、病理オーダの自動生成を行うか否かを示すフラグ(病理オーダ自動生成フラグ)がオンとされているか否かが判定され、この判定結果がNoのときにのみ、S1120においてこの病理オーダ自動生成フラグをオンとする。
【0084】
S1121では、前述したS1117の処理によってレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示させた処置に関する語句の右横の位置に、選択されている組織片番号が表示される。
上述したS1117及びS1121の処理によって表示部46によって表示される所見表示の例を図16に示す。同図における所見・処置表示エリア63中の処置情報の表示エリアに示されている「生検 5」なる文字の表示のうち、「生検」がS1117の処理によって表示され、「5」がS1121の処理によって表示される。
【0085】
S1121の処理を終えた後はこの新規処置入力処理を終了して図6の処理へ戻る。
以上までの処理が新規処置入力処理である。
次に図17について説明する。同図は図4のS2000の処理である新規診断入力処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうち、所見や処置の結果に基づいて下される診断についての入力を新規に行うための処理である。
【0086】
なお、この説明においては、図16に示したような、所見・処置表示エリア63への入力が完了しているレポートウィンドウ画面が端末装置20−1、20−2、20−3の表示部46に表示されているものとしてこの新規診断入力処理が開始されるものとする。
【0087】
まずS2001において、新規診断入力ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS2002に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの新規診断入力処理を終了して図4の処理へ戻る。なお、新規診断入力ボタンとは、レポートウィンドウ画面の診断表示エリア64(図5参照)に下線付きで表示されている「診断」の文字である。
【0088】
S2002では、表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に診断部位の一覧を重畳表示させる。この表示例を図18に示す。同図の表示例は、この一覧は所見・処置表示エリア63に示されている検査項目名に基づいて生成される。
【0089】
S2003では、診断部位の一覧からの選択が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesとなるまでこのS2003の処理が繰り返される。
S2004では、表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に診断用語の一覧を重畳表示させる。この表示例を図19に示す。同図の表示例は、食道についての診断用語の一覧を表示しており、この一覧は各診断部位に対応するものが予め用意されており、S2003の処理によって検出された診断部位に対応する一覧が表示される。
【0090】
S2005では、診断用語の一覧からの選択が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS2007に、NoならばS2006に、それぞれ処理が進む。
S2006では、図19に示す診断用語の一覧の右下部に設けられている「閉じる」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばこのままこの新規診断入力処理を終了して図4の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS2004へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0091】
S2007では、一覧から選択された診断用語に対応する各種属性の一覧が予め用意されているか否かが判定され、この判定結果がYesならばS2008に、NoならばS2010に、それぞれ処理が進む。
S2008では、一覧から選択された診断用語に対応する各種属性の一覧を表示部46に更に重畳表示させる。この表示例を図20に示す。同図の表示例は、胃についての診断用語として「早期癌」が選択されていたときに表示されるものであり、更に、後述するS2010の重畳表示処理が行われた後のものである。
【0092】
S2009では、表示されている一覧からの属性の選択が検出されたか否かが判定され、判定結果がYesとなるまでこのS2009の処理が繰り返される。S2010では、一覧から選択された診断用語に対応する述語の一覧を表示部46に更に重畳表示させる。この表示例を図21に示す。同図の表示例は、胃についての診断用語として「悪性腫瘍」が選択されていたときに表示されるものである。また、前述した図20の表示例も、このS2010の処理によって表示部46に表示されるものである。
【0093】
S2011では、表示されている一覧からの述語の選択が検出されたか否かが判定され、判定結果がYesならばS2014に、NoならばS2012に処理が進む。
S2012では、表示されている述語の一覧のうちの最下行の「キャンセル」の文字列の選択が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS2014に処理が進み、NoならばS2010へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0094】
S2013では、それまでの各ステップの処理によって検出された属性の選択内容を初期化して全て未選択の状態へと戻し、その後はS2004へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
S2014では、ここまでの処理によって選択されたことが検出されている診断用語、属性、及び述語が検査項目名に対応付けられてレポートウィンドウ画面の診断表示エリア64に表示される。この表示例を図22に示す。同図の診断表示エリア64には「胃」についての診断の内容が表示されている。
【0095】
以上までの処理が新規診断入力処理である。
次に図23について説明する。同図は図4のS3000の処理である新規コメント入力処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうち、審査結果全般に関して必要に応じて作成されるコメントの入力を新規に行うための処理である。
【0096】
まずS3001において、新規コメント入力ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3002に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。なお、新規コメント入力ボタンとは、レポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65(図5参照)に下線付きで表示されている「コメント」の文字である。
【0097】
S3002では、前述した新規処置入力処理におけるS1119及びS1120(図12)の処理において説明した病理オーダフラグがオンとされているか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3003に、NoならばS3004に、それぞれ処理が進む。
【0098】
S3003では、診断レポートに関するコメントの入力を行う「レポートコメント」入力ボタン、病理オーダに付記するコメントの入力を行う「病理オーダコメント」入力ボタン、検査後の指示であるコメントの入力を行う「検査後指示」入力ボタン、及びコメント入力を取りやめる「キャンセル」ボタンを、コメントの対象項目の一覧として表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に重畳表示させ、その後はS3005に処理を進める。この表示例を図24に示す。
【0099】
S3004では、上述した各種のボタンのうち、「病理オーダコメント」入力ボタンを除いた、「レポートコメント」入力ボタン、「検査後指示」入力ボタン、及び「キャンセル」ボタンを、コメントの対象項目の一覧として表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。
【0100】
S3005では、コメントの対象項目の一覧のうちの「レポートコメント」入力ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3006に、NoならばS3011に、それぞれ処理が進む。
S3006では、レポートコメントの入力を行うために用いられるレポートコメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面をレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。この表示例を図25に示す。
【0101】
S3007では、コメント入力処理が行われる。この処理は、入力部45の有するキーボート等に対する操作内容を取得してその操作内容に対応するテキスト文、すなわちコメントの内容をレポートコメント入力エリアに表示させる処理である。
【0102】
S3008では、確定ボタン(図25に示したウィンドウ画面の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3010に、NoならばS3009に、それぞれ処理が進む。
【0103】
S3009では、キャンセルボタン(図25に示したウィンドウ画面の右下部の確定ボタンの左横に設けられている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばこのままこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS3007へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0104】
S3010では、S3007のコメント入力処理によってレポートコメント入力エリアに表示させているコメントの内容をレポートコメントとしてレポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65に表示させる。その後はこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0105】
一方、S3005の判定処理の結果がNoであったときには、S3011においてコメントの対象項目の一覧のうちの「病理オーダコメント」入力ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3012に、NoならばS3017に、それぞれ処理が進む。
【0106】
S3012では、病理オーダコメントの入力を行うために用いられる病理オーダコメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面をレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。この表示例を図26に示す。
S3013では、前述したS3007の処理と同様のコメント入力処理が病理オーダコメント入力エリアを対象として行われる。
【0107】
S3014では、確定ボタン(図26に示したウィンドウ画面の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3016に、NoならばS3015に、それぞれ処理が進む。
【0108】
S3015では、キャンセルボタン(図26に示したウィンドウ画面の右下部の確定ボタンの左横に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばこのままこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS3013へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0109】
S3016では、S3013のコメント入力処理によって病理オーダコメント入力エリアに表示させているコメントの内容を病理オーダコメントとしてレポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65に表示させる。その後はこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0110】
一方、S3011の判定処理の結果がNoであったときには、S3017においてコメントの対象項目の一覧のうちの「検査後指示」入力ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3019に、NoならばS3018に、それぞれ処理が進む。
【0111】
S3018では、キャンセルボタン(図24に示したコメントの対象項目の一覧の最下行に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばこのままこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS3002へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0112】
S3019では、検査後指示の入力を行うために用いられる検査後指示入力エリアが設けられているウィンドウ画面をレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。この表示例を図27に示す。同図に示すウィンドウ画面には、その上部に検査後指示についての定型文の一覧が表示され、その下部には検査後指示入力エリアが設けられている。
【0113】
S3020では検査後指示入力処理が行われる。この処理は、まず、図27に示されているウィンドウ画面の上部に示されている一覧から選択された定型文を検査後指示入力エリアに表示させ、入力部45の有するキーボート等に対する操作内容に応じてその表示されている定型文が編集されることによって検査後指示の文章作成を行うというものであり、この処理によって文章作成の労力が軽減されるというものである。
【0114】
S3021では、確定ボタン(図27に示したウィンドウ画面の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS3022に、NoならばS3023に、それぞれ処理が進む。
【0115】
S3022では、キャンセルボタン(図27に示したウィンドウ画面の右下部の確定ボタンの左横に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばこのままこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS3020へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0116】
S3021では、S3020の検査後指示入力処理によって検査後指示入力エリアに表示させているコメントの内容を検査後指示としてレポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65に表示させる。その後はこの新規コメント入力処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0117】
以上までの処理が新規コメント入力処理である。この処理が行われた後のレポートウィンドウ画面の表示例を図28に示す。同図のコメント表示エリア65にはレポートコメント、病理オーダコメント、及び検査後指示が各々区別されて表示されている。
【0118】
以上までの処理によって診断レポートは完成する。これより説明する処理は、一旦作成された診断レポートの編集・削除を行うための処理である。
なお、以下の説明においては、図28に示したような、所見・処置表示エリア63、診断表示エリア64、及びコメント表示エリア65の各エリアへの入力が完了しているレポートウィンドウ画面が端末装置20−1、20−2、20−3の表示部46に表示されているものとしてこの新規診断入力処理が開始されるものとする。
【0119】
まず図29について説明する。同図は図4のS4000の処理である既存所見編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうちの所見とその所見に対応している処置との内容の編集や削除を行うための処理である。
【0120】
まず、S4001では、レポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示されている所見の内容を構成している文字列に対する押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS4002に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの既存所見編集・削除処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0121】
S4002では、これより行う編集作業の内容の指示を選択するためのボタンとして、「変更」ボタン、「削除」ボタン、「キャンセル」ボタンからなる編集指示ボタンの一覧を表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。この表示例を図30に示す。なお、図30に示す一覧表示は、図28に示したレポートウィンドウ画面における所見・処置表示エリア63に示されている、「胃」の部位「胃角部」についての所見「ポリープ」の文字に対する押下が検出されたことによって表示されたものである。
【0122】
S4003では、編集指示ボタンの一覧のうちの「変更」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS4004に、NoならばS4014に、それぞれ処理が進む。
S4004では、選択された所見用語に対応する各種属性及び対象詳細部位の一覧を表示部46に重畳表示させる。この表示例を図31に示す。同図の表示例は、「胃」についての所見「ポリープ」についての属性及び対象詳細部位の一覧の例を示しており、その時点での属性及び対象部位についての選択状況が、チェックボックスに対するチェックマークによって示されている。
【0123】
S4005では、前述した表現形式モードが「日本語文章化モード」に設定されているか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S4006において、一覧から選択された所見用語について予め結び付けられている助詞が取得され、この所見用語と助詞とを繋げた語句が日本語文章ウィンドウに表示される。
【0124】
S4007では、図31に示されている一覧からの属性及び対象詳細部位の選択が検出されたか否かが判定され、判定結果がYesならばS4008に、NoならばS4011に処理が進む。
S4008では、前ステップの処理によって選択されたことが検出された属性及び対象詳細部位の表示を選択状態表示へ遷移させる。図31に示す例であれば、選択されたことが検出された属性及び対象詳細部位の表示に対応するチェックボックスにチェック表示を付す。
【0125】
S4009では、後述する表現形式モードが「日本語文章化モード」に設定されているか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S4010において、一覧から選択された属性及び対象詳細部位について予め結び付けられている助詞が取得され、この所見用語と助詞とを繋げた語句が、日本語文章ウィンドウに表示されている所見用語と助詞とを繋げた語句の前後に配置されて日本語文章が作成される。
【0126】
S4011では、確定ボタン(図31に示す各種属性及び対象詳細部位の一覧の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS4013に、NoならばS4012に、それぞれ処理が進む。
【0127】
S4012では、キャンセルボタン(図31の画面の右下部の確定ボタンの左隣に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばこの既存所見編集・削除処理を終了し、図4の処理へと戻る。一方、この判定結果がNoならばS4004へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0128】
S4013では、ここまでの処理によって選択されたことが検出された所見用語、属性、及び対象詳細部位が、所見の内容としてレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示される。
ところで、前述したS4003の判定処理の結果がNoであったときには、S4014において、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「削除」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS4016に、NoならばS4015に、それぞれ処理が進む。
【0129】
S4015では、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「キャンセル」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばならばこの既存所見編集・削除処理を終了し、図4の処理へと戻る。一方、この判定結果がNoならばS4003へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0130】
S4016では、選択された所見用語に対応付けられている(リンクされている)処置の情報が存在するか否かが判定され、この判定結果がYesならばS4017においてこの選択された所見用語に係る所見の内容とこの所見にリンクされている処置との両者を、一方この判定結果がNoならばS4018においてこの選択された所見用語に係る所見の内容を、それぞれ削除し、その後はこの既存所見編集・削除処理を終了して図4の処理へと戻る。これらの処理によって所見の一部が削除された後のレポートウィンドウ画面の例を図32に示す。同図の画面を図28に示したものと比較すると分かるように、検査項目「胃」についての所見「ポリープ」に係る所見の内容とそれに対応する処置「生検 5」が削除されている。
【0131】
以上までの処理が既存所見編集・削除処理である。
次に図33について説明する。同図は図4のS5000の処理である既存処置編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうちの所見の内容には何ら変更を加えずに、その所見にリンクされている処置のみの編集や削除を行うための処理である。
【0132】
まず、S5001では、レポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示されている処置の内容を構成している文字列に対する押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS5002に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの既存処置編集・削除処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0133】
S5002では、これより行う編集作業の内容の指示を選択するためのボタンとして、「変更」ボタン、「削除」ボタン、「キャンセル」ボタンからなる編集指示ボタンの一覧を表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。この表示例を図34に示す。なお、図30に示す一覧表示は、図28に示したレポートウィンドウ画面における所見・処置表示エリア63に示されている、「食道」についての所見「異物」にリンクされている処置「生検 1,2」の文字に対する押下が検出されたことによって表示されたものである。
【0134】
S5003では、編集指示ボタンの一覧のうちの「変更」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS5004に、NoならばS5020に、それぞれ処理が進む。
S5004では、一覧から選択された処置用語が、前述した病理検査オーダの元となるものとして予め指定してあるものであったか否かが判定され、この判定結果がYesならばS5005に、NoならばS5006に処理が進む。
【0135】
S5005では、一覧から選択された処置用語に対応する各種属性の一覧と前述した組織片番号の入力欄とを有するウィンドウ画面を表示部46に更に重畳表示させる。この表示例を図35に示す。同図の表示例は、「食道」についての処置用語の一覧から選択された「生検」についての属性の一覧と組織片番号の入力欄とを有しているウィンドウ画面の例を示しており、その時点での属性及び組織片番号についての選択状況が、チェックボックスに対するチェックマークによって示されている。
【0136】
S5005の処理を終えた後にはS5007に処理が進む。
S5006では、一覧から選択された処置用語に対応する各種属性の一覧を表示部46に更に重畳表示させる。
S5007では、S5005またはS5006の処理によって表示されている一覧からの属性の選択が検出されたか否かが判定され、判定結果がYesならばS5008に、NoならばS5014に処理が進む。
【0137】
S5008では、前ステップの処理によって選択されたことが検出された属性の表示を選択状態表示へ遷移させる。図35に示す例であれば、選択されたことが検出された属性の表示に対応するチェックボックスにチェック表示を付す。
S5009では、表示部46に表示されているウィンドウ画面の組織片番号の入力欄に表示されている番号の選択がされたか否かが判定され、判定結果がYesのときにのみ、S5010において、この番号の表示を選択された番号であることを示す表示へと遷移させる。
【0138】
S5011では、新規の採番が行われたか否かが判定され、この判定結果がYesのときにのみ、S5012において、この番号の表示を選択された組織片番号であることを示す表示へと遷移させる。なお、このとき、組織片を採取した臓器の画像データがあるときには、この臓器画像に示されている組織片の位置表示にこの組織片番号を付す。
【0139】
S5013では、確定ボタン(図35の画面の右下部に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS5015に、NoならばS5014に、それぞれ処理が進む。S5014では、キャンセルボタン(図35の画面の右下部に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばこの既存処置編集・削除処理を終了し、図4の処理へと戻る。一方、この判定結果がNoならばS5004へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0140】
S5015では、ここまでの処理によって選択されたことが検出された処置用語及び属性が、レポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63における処置情報の表示エリアにおける、前述したS5001の処理によって押下が検出された処置の内容が表示されていた位置に表示される。
【0141】
S5016では、組織片番号の選択が行われているか否かが判定され、この判定結果がYesならばS5017に処理が進み、Noならばこの既存処置編集・削除処理を終了して図4の処理へ戻る。
S5017では、前述した病理オーダ自動生成フラグがオンとされているか否かが判定され、この判定結果がNoのときにのみ、S5018においてこの病理オーダ自動生成フラグをオンとする。
【0142】
S5019では、前述したS5015の処理によってレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示させた処置に関する語句の右横の位置に、選択されている組織片番号が表示され、その後はこの既存処置編集・削除処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0143】
ところで、前述したS5003の判定処理の結果がNoであったときには、S5020において、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「削除」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS5022に、NoならばS5021に、それぞれ処理が進む。
【0144】
S5021では、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「キャンセル」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばならばこの既存処置編集・削除処理を終了し、図4の処理へと戻る。一方、この判定結果がNoならばS5003へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0145】
S5022では、選択された処置用語に係る処置の内容を削除し、その後はこの既存処置編集・削除処理を終了して図4の処理へと戻る。この処理によって処置の一部が削除された後のレポートウィンドウ画面の例を図36に示す。同図の画面を図28に示したものと比較すると分かるように、検査項目「食道」についての所見「異物」に対応する処置「生検 1,2」が削除されている。
【0146】
以上までの処理が既存処置編集・削除処理である。
次に図37について説明する。同図は図4のS6000の処理である既存診断編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうちの診断の内容の編集や削除を行うための処理である。
【0147】
まず、S6001では、レポートウィンドウ画面の診断表示エリア64に表示されている診断の内容を構成している文字列に対する押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS6002に処理が進む。一方、この判定結果がNoならばこのままこの既存診断編集・削除処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0148】
S6002では、図30や図34に示したものと同様の、「変更」ボタン、「削除」ボタン、「キャンセル」ボタンからなる編集指示ボタンの一覧を表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。
S6003では、編集指示ボタンの一覧のうちの「変更」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS6004に、NoならばS6010に、それぞれ処理が進む。
【0149】
S6004では、押下が検出された診断用語に対応する各種属性の一覧が予め用意されているか否かが判定され、この判定結果がYesならばS6005に、NoならばS6006に、それぞれ処理が進む。
S6005では、押下が検出された診断用語に対応する各種属性とその診断用語に対応する述語との一覧を表示部46に重畳表示させる。その後はS6007に処理が進む。
【0150】
S6006では、押下が検出された診断用語に対応する述語の一覧を表示部46に重畳表示させる。この表示例を図38に示す。同図の表示例は、「胃」についての診断用語「悪性リンパ腫」についての述語の一覧を示しており、その時点での述語の選択状況が、チェックボックスに対するチェックマークによって示されている。なお、同図の表示例には「属性」の文字が表示されているが、同図に示されている一覧はこのシステム内部ではいずれも述語として扱われるものである。
【0151】
S6007では、表示部46に表示されている属性一覧若しくは述語一覧において選択内容の変更が行われたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS6008に、NoならばS6009に、それぞれ処理が進む。
S6008では、キャンセルボタン(属性一覧若しくは述語一覧のウィンドウ画面に示されている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばこの既存診断編集・削除処理を終了し、図4の処理へと戻る。一方、この判定結果がNoならばS6004へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0152】
S6009では、ここまでの処理によって選択されたことが検出されている診断用語、属性、及び述語が検査項目名に対応付けられてレポートウィンドウ画面の診断表示エリア64に表示され、その後はこの既存診断編集・削除処理を終了して図4の処理へ戻る。
【0153】
ところで、前述したS6003の判定処理の結果がNoであったときには、S6010において、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「削除」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS6012に、NoならばS6011に、それぞれ処理が進む。
【0154】
S6011では、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「キャンセル」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばならばこの既存診断編集・削除処理を終了し、図4の処理へと戻る。一方、この判定結果がNoならばS6003へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0155】
S6012では、選択された診断用語に係る処置の内容を削除し、その後はこの既存診断編集・削除処理を終了して図4の処理へと戻る。
以上までの処理が既存診断編集・削除処理である。
次に図39について説明する。同図は図4のS7000の処理である既存コメント編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、診断レポートのうちのコメントの内容の編集や削除を行うための処理である。
【0156】
図39において、(a)は既存コメント編集・削除処理のメインフローを示しており、(b)はこのメインフローの中で実行されるコメント削除・変更処理の処理内容を示している。
まず図39(a)に示すメインフローについて説明する。
【0157】
これは、まずS7001においてレポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65に表示されているコメントレポートに関する文字列に対する押下が検出されたか否かが判定され、S7002では病理オーダコメントに関する文字列に対する押下が、またS7002では病理オーダコメントに関する文字列に対する押下が、それぞれ検出されたか否かが判定される。そして、このS7001、S7002、及びS7003の各判定処理のうちのいずれかの判定結果がYesならばS7004において図39(b)のコメント削除・変更処理が実行される。
【0158】
そして、S7004の処理を終えた後、あるいはS7001、S7002、及びS7003の各判定処理の全ての判定結果がNoのときは、この既存コメント編集・削除処理を終了し、図4の処理へ戻る。
次に図39(b)に示すコメント削除・変更処理について説明する。
【0159】
まず、S7101において、図30や図34に示したものと同様の、「変更」ボタン、「削除」ボタン、「キャンセル」ボタンからなる編集指示ボタンの一覧を表示部46に表示されているレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。この表示例を図40に示す。なお、図40に示す一覧表示は、図28に示したレポートウィンドウ画面におけるコメント表示エリア65に示されている、「検査後指示」の文字に対する押下が検出されたことによって表示されたものである。
【0160】
S7102では、編集指示ボタンの一覧のうちの「変更」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS7103に、NoならばS7108に、それぞれ処理が進む。
S7103では、図39(a)のS7001、S7002、及びS7003のいずれかの処理によって押下が検出されたコメントの対象項目のためのコメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面をレポートウィンドウ画面に重畳表示させる。
【0161】
S7104では変更処理が行われる。この処理は、入力部45の有するキーボート等に対する操作内容を取得し、コメント入力エリアに表示されているコメントの内容をその操作内容に基づいて変更してコメント入力エリアに表示させる処理である。
【0162】
S7105では、確定ボタン(コメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面に設けられている「OK」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS7107に、NoならばS7106に、それぞれ処理が進む。
【0163】
S7107では、キャンセルボタン(コメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面に設けられている「キャンセル」と記されているボタン)の押下が検出されたか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばこのままこのコメント削除・変更処理を終了して図39(a)の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS7104へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0164】
S7107では、S7104のコメント変更処理によってコメント入力エリアに表示させているコメントの内容を、図39(a)のS7001、S7002、及びS7003のいずれかの処理によって押下が検出された対象項目についてのコメントとしてレポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65に表示させる。その後はこのコメント削除・変更処理を終了して図39(a)の処理へ戻る。
【0165】
ところで、前述したS7102の判定処理の結果がNoであったときには、S7108において、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「削除」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS7110に、NoならばS7109に、それぞれ処理が進む。
【0166】
S7109では、前述した編集指示ボタンの一覧のうちの「キャンセル」ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばならばこのコメント削除・変更処理を終了して図39(a)の処理へ戻る。一方、この判定結果がNoならばS7102へ処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0167】
S7110では、図39(a)のS7001、S7002、及びS7003のいずれかの処理によって押下が検出された対象項目についてのコメントの表示をレポートウィンドウ画面のコメント表示エリア65から削除し、その後はこのコメント削除・変更処理を終了して図39(a)の処理へ戻る。この処理によってコメントの一部が削除された後のレポートウィンドウ画面の例を図41に示す。同図の画面を図28に示したものと比較すると分かるように、「検査後指示」についてのコメントが削除されている。
【0168】
以上までの処理が既存コメント編集・削除処理である。
次に図42について説明する。同図は図4のS8000の処理である所見表現形式切替処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、作成する診断レポートにおける所見の内容の表現形式の設定を示す表現形式モードを、所見用語及びその所見用語に関する語句の羅列により示す「箇条書き」モードと、所見用語及びその所見用語に関する語句を文章化して示す、前述した「日本語文章化」モードとの間で切り替える処理である。
【0169】
図42において、(a)は所見表現形式切替処理のメインフローを示しており、(b)はこのメインフローの中で実行される既存所見の表現切替処理の処理内容を、(c)は同じくこのメインフローの中で実行される表現形式切替処理の処理内容を、それぞれ示している。
【0170】
まず図42(a)に示すメインフローについて説明する。
S8001では、表示形式切替ボタンの押下が検出されたか否かが判定され、この判定結果がYesならばS8002に処理が進む。一方この判定処理の結果がNoならばこのままこの所見表現形式切替処理を終了し、図4の処理へ戻る。なお、表示形式切替ボタンとは、図5に示すレポートウィンドウ画面の右上端部に下線を付して配置されている「表示切替」なる文字列のことである。
【0171】
S8002では、所見情報が格納されているか否か、すなわち何らかの所見の内容の入力が既になされているのか否かが判定され、この判定結果がYesならばS8003に、NoならばS8004に、それぞれ処理が進む。
S8003では、図42(b)の既存所見の表現形式切替処理が実行される。
【0172】
S8004では、図42(b)の表現形式切替処理が実行され、その後はこの所見表現形式切替処理が終了し、図4の処理へ戻る。
次に図42(b)に示す既存所見の表現形式切替処理について説明する。
まず、S8101において、図42(a)のS8002の処理によって検出された所見の内容から、所見用語とその所見用語に結び付けられている属性及び対象詳細部位の情報の取得が行われる。
【0173】
S8102では、取得された所見用語、属性、及び対象詳細部位の各々について予め結び付けられている日本語文章整形情報(助詞など)が取得され、続くS8103では、所見用語、属性、及び対象詳細部位と日本語文章整形情報とが適切に並べられて所見の内容を表現している日本語文章が生成される。このS8102及びS8103の処理は、前述した新規所見入力処理(図6)のS1008及びS1013の処理と同様のものである。
【0174】
S8104では、作成された日本語文章による所見の内容がレポートウィンドウ画面の所見・処置表示エリア63に表示され、その後はこの既存所見の表現形式切替処理が終了して図42(a)の処理へ戻る。
次に図42(c)に示す表現形式切替処理について説明する。
【0175】
まずS8201において、前述した表現形式モードについての現在の設定が、「箇条書き」モードであるか否かが判定される。そして、この判定結果がYesならばS8202において表現形式モードの設定が「日本語文章化」モードに変更され、この判定結果がNoならばS8203において表現形式モードの設定が「箇条書き」モードに変更される。そして、このS8202またはS8203の処理を終えた後はこの表現形式切替処理が終了して図42(a)の処理へ戻る。
【0176】
以上までに説明した各種の処理が図2に示したシステムにおいて行われることにより、診断レポートの作成・編集・登録がこのシステムで可能となる。
ところで、以上までに説明した各種の処理を標準的な構成を有するコンピュータに行なわせるプログラムを作成し、このプログラムをこのようなコンピュータで実行させることによっても本発明を実施することができる。また、このようなプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録させておき、そのプログラムを記録媒体からコンピュータに読み込ませてCPUで実行させるようにしても本発明は実施できる。
【0177】
記録させた制御プログラムをコンピュータで読み取ることの可能な記録媒体の例を図43に示す。このような記録媒体としては、例えば、コンピュータ81に内蔵若しくは外付けの付属装置として備えられるROMやハードディスク装置などの記憶装置82、FD(フレキシブル・ディスク)、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM、DVD−ROMなどといった携帯可能記録媒体83等が利用できる。
【0178】
また、記録媒体としては、コンピュータ81と通信ネットワーク84を介して接続されているプログラムサーバ85に内蔵若しくは外付けされる記憶装置86であってもよく、このような場合には、プログラムサーバ85側の記憶装置86に記録されている制御プログラムで搬送信号を変調して得られる伝送信号をプログラムサーバ85側から送信させ、コンピュータ81側では通信ネットワーク84を介して受信されるこの伝送信号から制御プログラムを復調してCPUに実行させればよい。
【0179】
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態で示した各種の画面では、マウスクリック可能な文字について下線を付して示している場合があったが、その代わりに、これらの文字の色を他の文字の色と替えて表示するようにして示す、あるいはいわゆるアイコンを表示して示すようにしてもよい。
【0180】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、検査の結果に関する所見の表示を表示装置で行い、その所見の表示に応じ、その所見に関する処置を示す処置情報の入力を要求する通知を行い、その通知に応じて入力された処置情報を取得し、その所見を示す所見情報とその処置情報とを関連付けて保存するようにして診断レポートの作成を行う。
【0181】
こうすることにより、所見に続けて処置を検討するという一般的な思考の流れを妨げられることがなくなるので、診断レポートの作成の際にレポート作成者に感じられる、手書きによるレポート作成と比べたときの違和感が緩和されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る診断レポート作成システムの原理構成を示す図である。
【図2】本発明を実施する診断レポート作成システムの構成を示す図である。
【図3】サーバ装置の備えるデータベースの構造を示す図である。
【図4】レポートウィンドウ処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図5】レポートウィンドウ画面の例を示す図である。
【図6】新規所見入力処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】所見用語の一覧の表示例を示す図である。
【図8】所見用語に対応する各種属性と対象詳細部位の一覧の表示例を示す図である。
【図9】確定後の所見表示例を示す図である。
【図10】日本語文章化モードにおける、所見用語に対応する各種属性と対象詳細部位の一覧の表示例を示す図である。
【図11】日本語文章化モードにおける確定後の所見の表示例を示す図である。
【図12】新規処置入力処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】処置用語の一覧の表示例を示す図である。
【図14】処置用語に対応する各種属性の一覧と組織片番号の入力欄とを有するウィンドウ画面の表示例を示す図である。
【図15】組織片番号の入力のための数値入力ウィンドウ画面の例を示す図である。
【図16】処置入力確定後の所見及び処置の表示例を示す図である。
【図17】新規診断入力処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】診断部位の一覧の表示例を示す図である。
【図19】診断用語の一覧の表示例を示す図である。
【図20】診断用語に対応する各種属性の一覧及び述語の一覧の表示例を示す図である。
【図21】診断用語に対応する述語の一覧の表示例を示す図である。
【図22】新規診断入力終了後の表示例を示す図である。
【図23】新規コメント入力処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図24】コメント対象項目の一覧の表示例を示す図である。
【図25】レポートコメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面の表示例を示す図である。
【図26】病理オーダコメント入力エリアが設けられているウィンドウ画面の表示例を示す図である。
【図27】検査後指示入力エリアが設けられているウィンドウ画面の表示例を示す図である。
【図28】コメント入力確定後の表示例を示す図である。
【図29】既存所見編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図30】所見に対する編集時における編集指示ボタンの一覧の表示例を示す図である。
【図31】所見に対する編集時における所見用語に対応する各種属性と対象詳細部位の一覧の表示例を示す図である。
【図32】所見の一部が削除された後の表示例を示す図である。
【図33】既存処置編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図34】処置に対する編集時における編集指示ボタンの一覧の表示例を示す図である。
【図35】処置に対する編集時における処置用語に対応する各種属性の一覧と組織片番号の入力欄とを有するウィンドウ画面の表示例を示す図である。
【図36】処置の一部が削除された後の表示例を示す図である。
【図37】既存診断編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図38】診断に対する編集時における診断用語に対応する述語の一覧の表示例を示す図である。
【図39】既存コメント編集・削除処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図40】コメントに対する編集時における編集指示ボタンの一覧の表示例を示す図である。
【図41】コメントの一部が削除された後の表示例を示す図である。
【図42】所見表現形式切替処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図43】記録させた制御プログラムをコンピュータで読み取ることの可能な記録媒体の例を示す図である。
【符号の説明】
1 所見表示手段
2 処置情報入力要求通知手段
3 処置情報取得手段
4 保存手段
10 サーバ装置
20−1、20−2、20−3 端末装置
30 LAN
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 記憶部
45 入力部
46 表示部
47 出力部
48 I/F部
49 バス
51 患者情報テーブル
52 検査情報テーブル
53 患者情報・検査情報関係テーブル
54 所見テーブル
55 処置テーブル
56 所見・処置関係テーブル
57 診断テーブル
58 コメントテーブル
61 患者情報表示エリア
62 検査情報表示エリア
63 所見・処置表示エリア
64 診断表示エリア
65 コメント表示エリア
71 処置入力ボタン
72 日本語文章ウィンドウ
81 コンピュータ
82、86 記憶装置
83 携帯可能記録媒体
84 通信ネットワーク
85 プログラムサーバ

Claims (11)

  1. 検査の結果に関する所見の表示を行う所見表示手段と、
    前記所見表示手段での前記所見の表示に応じ、該所見に関する処置を示す処置情報の入力を要求する通知を行う処置情報入力要求通知手段と、
    前記通知に応じて入力された前記処置情報を取得する処置情報取得手段と、
    前記所見を示す所見情報と前記処置情報とが関連付けられて保存される保存手段と、
    を有することを特徴とする診断レポート作成システム。
  2. 複数の所見用語から前記所見に対応する所見用語の選択結果の取得を行う所見用語選択結果取得手段と、
    前記選択結果に係る所見用語に関連付けられている複数の補足情報から前記所見に対応する補足情報の選択結果の取得を行う補足情報結果取得手段と、
    を有し、
    前記所見情報は、所見用語についての前記選択結果に係る所見用語と補足情報についての前記選択結果に係る補足情報とよりなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の診断レポート作成システム。
  3. 前記複数の所見用語の一覧を表示する所見用語一覧表示手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の診断レポート作成システム。
  4. 前記所見用語に関連付けられている補足情報の一覧の表示を行う補足情報一覧表示手段を更に有し、
    前記補足情報結果取得手段は、前記補足情報の一覧からの選択結果の取得を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の診断レポート作成システム。
  5. 前記補足情報一覧表示手段は、前記所見用語選択結果取得手段で取得がされた前記所見用語の選択結果に基づいた前記補足情報の一覧の表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の診断レポート作成システム。
  6. 前記所見表示手段は、所見用語についての前記選択結果に係る所見用語と補足情報についての前記選択結果に係る補足情報とを羅列して表示することを特徴とする請求項2に記載の診断レポート作成システム。
  7. 前記選択結果に係る所見用語と、補足情報についての前記選択結果に係る補足情報と用いた文章である所見文章を作成する所見文章作成手段を更に有し、
    前記所見表示手段は、前記所見文章を表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の診断レポート作成システム。
  8. 前記所見表示手段での前記所見の表示を、所見用語についての前記選択結果に係る所見用語と、補足情報についての前記選択結果に係る補足情報との羅列とするか、若しくは前記所見文章の表示とするかで切り替える所見表示形式切り替え手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載の診断レポート作成システム。
  9. 検査の結果に関する所見に対応する所見用語についての複数の所見用語からの選択結果の取得を行う所見用語選択結果取得手段と、
    前記選択結果に係る所見用語に関連付けられている複数の補足情報から前記所見に対応する補足情報の選択結果の取得を行う補足情報結果取得手段と、
    所見用語についての前記選択結果に係る所見用語と、補足情報についての前記選択結果に係る補足情報とよりなり、前記所見を示している所見情報が保存される所見情報保存手段と、
    を有することを特徴とする診断レポート作成システム。
  10. 検査の結果に関する所見の表示を表示装置で行い、
    前記所見の表示に応じ、該所見に関する処置を示す処置情報の入力を要求する通知を行い、
    前記通知に応じて入力された前記処置情報を取得し、
    前記所見を示す所見情報と前記処置情報とを関連付けて保存する、
    ことを特徴とする診断レポート作成方法。
  11. 検査の結果に関する所見の表示を行う所見表示処理と、
    前記所見の表示に応じ、該所見に関する処置を示す処置情報の入力を要求する通知を行う処置情報入力要求通知処理と、
    前記通知に応じて入力された前記処置情報を取得する処置情報取得処理と、
    前記所見を示す所見情報と前記処置情報とを関連付けて保存する保存処理と、をコンピュータに行わせるためのプログラム。
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