JP2004138189A - ねじ締結方法及び鉄道用車輪、輪軸の製造方法並びに鉄道用車輪、輪軸 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】締結部材より熱膨張率の大きい被締結部材をねじの締め付けによって締結する方法である。ボルト或いはナットのうちの少なくともどちらか一方の座面側に配置する皿ばね座金として、皿ばね座金が圧縮される際に当該皿ばね座金の内径下部に発生する応力と当該皿ばね座金の板厚との関係において、前記内径下部に発生する応力が許容応力以下であり、かつ、当該皿ばね座金の撓み量と当該皿ばね座金の板厚との関係において、必要な撓み量が得られる厚さの厚肉のものを1〜5枚使用する。
【効果】同じ撓み量を得るのに必要な皿ばね座金の数が少なくて済むのと共に、熱膨張によって発生する内径下部応力が小さくなって、熱膨張、熱収縮による取付け軸力の低下を抑制できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアルミニウム材製のブレーキディスクを鉄道用の車輪等にボルトとナットで締結する方法、及び、この方法によって例えばアルミニウム材製ブレーキディスクを締結した鉄道用車輪や、その車輪を有する輪軸の製造方法、並びに、それらを用いた鉄道用車輪や車軸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両用のディスクブレーキは、車輪本体の側面にブレーキディスクを取り付けるタイプと、車軸に取り付けるタイプがある。図5に示したものは、車輪本体の側面にブレーキディスク取り付けるタイプであるが、このようなタイプでは、例えば図6に示したような形状の2枚で対をなすブレーキディスク1a,1bの取り付けは、これらブレーキディスク1a,1bと車輪本体2に夫々設けた締結用孔1aa,1ba,2aにボルト3を貫通させてナット4で締付けることにより行なっている。
【0003】
図5中の6a,6bはブレーキディスク1a,1bとボルト3間に設置された鍔付スリーブ、7はナット4の緩みを防止するためにボルト3とナット4の座面側に夫々配置された皿ばね座金であり、実際にはこの皿ばね座金7の他に結束バンドによってもナット4の緩みが防止されている。
【0004】
ところで、ブレーキディスク1a,1bが軽量で摺動特性に優れたアルミニウム材製の場合には、鋼製の場合と違って熱膨張率が大きいことから、制動時の入熱によりアルミニウム材が膨張し、ボルト3とナット4の座面間隔L(図5(c)参照)が大きくなり、この座面間隔Lの増大量を皿ばね座金7の撓みによって吸収させている。
【0005】
そして、この皿ばね座金として、従来は、適用するボルトの呼び径によって各種寸法が決まっている規格品を採用していることから(非特許文献1参照。)、前記座面間隔Lの増大量を吸収するために、多数の皿ばね座金を重ね合わせて使用していた。
【0006】
【非特許文献1】
JIS B 1252−2002、皿ばね座金
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、規格品の皿ばね座金を多数重ね合わせて使用した場合、ブレーキ時の熱膨張、ブレーキ後の熱収縮により、皿ばね座金に永久変形(以下、この永久変形を「へたり」という。)が生じてその密着までの撓み(図7のh参照)がなくなり、それによりブレーキごとにボルトの締結軸力が低下するとともに、増締めしても結局へたりがまた生じ、締結軸力が低下するという問題があった。
【0008】
また、皿ばね座金を多数重ね合わせて使用した場合、重ね合わせた皿ばね座金全体の高さが高くなるという問題もある。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、例えばアルミニウム材製のブレーキディスクのように、熱膨張率の大きな部材を締結するに際し、熱膨張、熱収縮の繰り返しを受けた場合でも、皿ばね座金のへたりによって締結軸力が低下することを抑制可能なねじ締結方法、及び、このねじ締結方法によってブレーキディスクを締結した鉄道用車輪や輪軸及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係るねじ締結方法は、締結部材より熱膨張率の大きい被締結部材をねじの締め付けによって締結するに際し、ボルト或いはナットのうちの少なくともどちらか一方の座面側に配置する皿ばね座金として、厚肉の皿ばね座金を使用することとしている。
【0011】
上記の本発明に係るねじ締結方法において、厚肉の皿ばね座金とは、JIS B 1252(2002年版)に規定されている皿ばね座金の板厚よりも厚みの大きい皿ばね座金をいう。
【0012】
そして、この本発明に係るねじ締結方法を用いて鉄道用の車輪や車軸に例えばアルミニウム又はアルミニウム合金材製のブレーキディスクを締結することで、前記ブレーキディスクに熱膨張、熱収縮の繰り返しを受けた場合でも、皿ばね座金のへたりによる締結軸力の低下を効果的に抑制できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明者は、鉄及び鉄を主成分として含む合金からなる鉄道用車輪に、この鉄道用車輪よりも熱膨張の大きい材料の一例であるアルミニウム材製のブレーキディスクをねじ締結する際に課題となっている軸力低下原因の内の最も大きな要因と考えられる皿ばね座金のへたりについて種々検討を行った。
【0014】
本発明者は、JIS B 1252に規定されている呼び径が27mmの皿ばね座金7(図7参照:内径d=28mm、外径D=50mm、板厚t=4.5mm、基準高さH=5.9mm)を、図5(c)に示したように、片側に2枚ずつ設置した状態で、下記表1に示した荷重を負荷した場合に、皿ばね座金7の内径下部に発生する応力(以下、「内径下部応力」という。)σt1(MPa)を下記数式1により計算した。その結果を下記表1に併せて示す。
【0015】
【数1】
【0016】
【表1】
【0017】
上記表1より、JIS B 1252に規定されている板厚の皿ばね座金7を使用した場合には、最大軸力時はおろか初期締結時においても、内径下部応力σt1が、皿ばね座金7の降伏応力(この例では、材質はSKD4であり、降伏応力は1176MPaである。)を超えていることが判明した。これが皿ばね座金のへたりの原因と考えられる。
【0018】
本発明者は、上記検討結果に基づき、鉄道用車輪にアルミニウム材製のブレーキディスクをねじ締結する際の寸法上の制約(外径は60mm以内、内径は25mm以上)、熱膨張によって発生した変位を吸収するために必要な初期締結後の撓み量(片側0.15mmずつ)を考慮しつつ、ブレーキディスク等の被締結物が熱膨張し、皿ばね座金が圧縮される際の内径下部応力σt1が、皿ばね座金の許容応力(例えば降伏応力)を超えない皿ばね座金について検討した。
【0019】
ここで許容応力とは、皿ばね座金がへたらない、つまり降伏しない限界の応力をいう。但し、材質は勿論、皿ばね座金内周面を含む角部の面取りの有無や、その形状、皿ばね主面の表面粗さ等によってもこの値は変化するので、各種ごとに異なるものとなっている。また、必要な撓み量も各種座金によって異なる。必要な撓み量とは、ボルト締付け時に必要な軸力(荷重)を得るために撓まなければならない最低の変形量のことであり、やはり、材質、形状、表面粗さ等によって変化するものである。
【0020】
本発明者は上記の検討を行うに際し、皿ばね座金の板厚に着目し、前述のJIS B 1252に規定されている呼び径が27mmの皿ばね座金の板厚を種々変更しつつ、内径下部応力σt1と撓み量との関係について、皿ばね座金の重ね枚数を変えて調査した。その結果を図1及び図2に示す。
【0021】
図1は皿ばね座金が圧縮される際に当該皿ばね座金の内径下部に発生する応力と重ねる枚数毎の当該皿ばね座金の板厚との関係を示す一例である。本例では、材質はSKD4で、内周面に面取り加工が施してあり、許容応力は約1400MPaと想定される。
【0022】
図1より、内径下部応力σt1が、皿ばね座金の許容応力を超えないのは、皿ばね座金を1枚使用する場合は、板厚が約11mm以上の場合、皿ばね座金を2枚重ねて使用する場合は、板厚が約7.8mm以上の場合、皿ばね座金を3枚重ねて使用する場合は、板厚が約6.3mm以上の場合、皿ばね座金を4枚重ねて使用する場合は、板厚が約5.6mm以上の場合、皿ばね座金を5枚重ねて使用する場合は、板厚が約4.9mm以上の場合である。
【0023】
図2は皿ばね座金が圧縮される際に、皿ばね座金の撓み量と重ねる枚数毎の皿ばね座金の板厚との関係を示す一例である。本例で使用したのは、前記図1と同様の座金であり、必要な撓み量は0.15mmである。図2より、熱膨張を吸収するために必要な撓み量が得られるのは、皿ばね座金を1枚使用する場合は、板厚が約11mm以下の場合、皿ばね座金を2枚重ねて使用する場合は、板厚が約8.6mm以下の場合、皿ばね座金を3枚重ねて使用する場合は、板厚が約7.6mm以下の場合、皿ばね座金を4枚重ねて使用する場合は、板厚が約7mm以下の場合、皿ばね座金を5枚重ねて使用する場合は、板厚が約6.3mm以下の場合である。
【0024】
以上より、本例において上記両者を共に満足するには、1枚使用する場合は約11mmの板厚、2枚重ねて使用する場合は約7.8〜8.6mmの板厚、3枚重ねて使用する場合は約6.3〜7.6mmの板厚、4枚重ねて使用する場合は約5.6〜7mmの板厚、5枚重ねて使用する場合は約4.9〜6.3mmの板厚の皿ばね座金を使用すれば良いことが判明した。
【0025】
但し、重ね合わせる枚数が多くなる程、重ね合わせた皿ばね座金全体の高さが高くなるので、重ね合わせる枚数はできるだけ少ないほうが望ましいことは言うまでもないが、経験的には5枚までであれば本発明の効果が得られると見られる。
【0026】
また、皿ばね座金を重ね合わせる場合には、皿ばね座金の接触面を研磨加工したり、接触面に潤滑剤を塗布したりして前記摩擦が可及的に少なくなるようにしておくことが望ましい。
【0027】
本発明に係るねじ締結方法は、本発明者の上記知見に基づいてなされたものであり、熱膨張率の大きい部材をねじの締め付けによって締結するに際し、ボルト或いはナットのうちの少なくともどちらか一方の座面側に配置する皿ばね座金として、厚肉の皿ばね座金を使用するものである。
【0028】
本発明に係るねじ締結方法によれば、JIS B 1252(2002年版)に規定されている皿ばね座金よりも厚肉の皿ばね座金を使用するので、同じ撓み量を得るのに必要な皿ばね座金の数が少なくて済むのと共に、熱膨張した場合に発生する内径下部応力σt1が小さくなる。
【0029】
上記の本発明に係るねじ締結方法において、前記使用する皿ばね座金の重ね枚数と厚さは、具体的には、被締結物の熱膨張によって皿ばね座金が圧縮される際に、皿ばね座金の内径下部応力σt1と重ねる枚数毎の皿ばね座金の板厚との関係と、被締結物の熱膨張を吸収するための皿ばね座金の必要な撓み量と重ねる枚数毎の皿ばね座金の板厚との関係とから、前記内径下部応力σt1が許容応力以下であり、かつ、必要な撓み量が得られるものを求めて使用する。
【0030】
そして、上記の本発明に係るねじ締結方法においては、前記使用する皿ばね座金として、少なくとも内径下部に湾曲状の面取りを施したものを使用する場合には、本発明の上記作用効果はさらに助長されると考えられる。
【0031】
また、上記の何れかの本発明に係るねじ締結方法によってアルミニウム又はアルミニウム合金材製のブレーキディスクを締結することで製造した鉄道用車輪や、この鉄道用車輪を備えた輪軸、或いは、上記の何れかの本発明に係るねじ締結方法によってアルミニウム又はアルミニウム合金材製のブレーキディスクを車軸に締結することで製造した輪軸では、ブレーキディスク取付けボルトの軸力低下を抑制でき、安全性が向上する。
【0032】
【実施例】
以下、本発明に係るねじ締結方法の効果を図3に示す実施結果に基づいて説明すると共に、このねじ締結方法を使用してアルミニウム材製のブレーキディスクを取付けた本発明に係る製造方法で製造した鉄道用車輪、輪軸を図4、図5を用いて説明する。
【0033】
図3(a)は、前述のJIS B 1252に規定されている呼び径が27mmの皿ばね座金の板厚を本規格にない8.6mmとしたものを並列に2枚重ねた状態で、120kNと80kNを3回繰返して押付け試験を実施した場合の、荷重と皿ばね座金の変位量の関係を示した図である。
【0034】
一方、図3(b)は、前述のJIS B 1252に規定されている呼び径が27mmの皿ばね座金(板厚は4.5mm)を並列に2枚重ねた状態で、100kNと50kNを5回繰返して押付け試験を実施した場合の、荷重と皿ばね座金の変位量の関係を示した図である。
【0035】
図3の(a)(b)を比較すると明らかなように、図3(a)の方が図3(b)に比べてヒステリシスが小さくなっていることが判る。このことから、厚肉の皿ばね座金を使用する本発明に係るねじ締結方法によれば、熱収縮があった場合にも、JIS B 1252に規定されている皿ばね座金を使用する従来のねじ締結方法と比べて、皿ばね座金のへたりが小さくなり、軸力の低下が大幅に抑制できるようになることが判る。なお、本実施例は、2枚重ねの場合の一例を示している。経験的には、摩擦の影響から1〜2枚の場合が最もトータル厚みが薄くなり、かつ、適切な応力とすることができると見られる。すなわち、皿ばね座金の肉厚は7.8mm以上である。
【0036】
そして、例えば上記の本発明に係るねじ締結方法を使用して、図5に示したように、車輪本体2の締結用孔2aにその両側から、厚肉の皿ばね座金7を介してボルト3とナット4によりアルミニウム材製のブレーキディスク1a,1bをその側面に締結したものが、本発明に係る製造方法で製造した本発明に係る鉄道用車輪11であり、図4(a)に示すように、この車輪11を車軸12の両側に備えたのが本発明に係る輪軸13である。
【0037】
また、本発明に係る輪軸13は、上記の本発明に係る車輪11を車軸12の両側に備えたものだけではなく、図4(b)に示したような、車軸12に取り付けたディスク取り付け部品14の締結孔に、ボルトとナットを用いて本発明に係るねじ締結方法でブレーキディスク1a,1bを取り付けるタイプにも適用できることは言うまでもない。
【0038】
これらの本発明に係る鉄道用車輪11或いは輪軸13では、上記の作用効果を奏する本発明に係るねじ締結方法を使用してアルミニウム材製のブレーキディスクを取付けているので、熱膨張に起因するブレーキディスク取付け軸力の低下を抑制でき、安全性が向上する。
【0039】
以上、本発明の実施例及び実施の形態について説明したが、本発明の技術思想の一例を示すものであり、本発明はこれらの実施例、実施の形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るねじ締結方法によれば、同じ撓み量を得るのに必要な皿ばね座金の数が少なくて済むのと共に、熱膨張によって発生する内径下部応力が小さくなって、熱膨張、熱収縮の繰り返しによる取付け軸力の低下を抑制できるようになる。従って、この本発明に係るねじ締結方法によって例えばアルミニウム材製のブレーキディスクを取付けた鉄道用車輪や輪軸では、取付け軸力の低下抑制に起因して、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】皿ばね座金の板厚と内径下部応力との関係を、皿ばね座金の重ね枚数を変えて調査した結果の一例を示した図である。
【図2】皿ばね座金の板厚と撓み量との関係を、皿ばね座金の重ね枚数を変えて調査した結果の一例を示した図である。
【図3】(a)は本発明に係るねじ締結方法の効果を説明する図、(b)は従来のねじ締結方法の例を説明する図である。
【図4】本発明に係る輪軸の説明図で、(a)は車輪にブレーキディスクを取り付けた構成のもの、(b)は車軸にブレーキディスクを取り付けた構成のものである。
【図5】ブレーキディスクを側面に締結した鉄道車輪の説明図で、(a)は側面から見た図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は締結部の要部拡大図である。
【図6】ブレーキディスクの一例を示した図で、(a)は側面から見た図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図7】皿ばね座金の各部を説明する図である。
【符号の説明】
1a ブレーキディスク
1b ブレーキディスク
2 車輪本体
3 ボルト
4 ナット
7 皿ばね座金
11 車輪
12 車軸
13 輪軸
Claims (10)
- 締結部材より熱膨張率の大きい被締結部材をねじの締め付けによって締結するに際し、ボルト或いはナットのうちの少なくともどちらか一方の座面側に配置する皿ばね座金として、厚肉の皿ばね座金を使用することを特徴とするねじ締結方法。
- 前記使用する皿ばね座金の重ね枚数と厚さは、皿ばね座金が圧縮される際に当該皿ばね座金の内径下部に発生する応力と重ねる枚数毎の当該皿ばね座金の板厚との関係と、当該皿ばね座金の撓み量と重ねる枚数毎の当該皿ばね座金の板厚との関係とから、前記内径下部に発生する応力が許容応力以下であり、かつ、必要な撓み量が得られるものを求めて使用することを特徴とする請求項1記載のねじ締結方法。
- 前記使用する皿ばね座金は、少なくとも内径下部に湾曲状の面取りを施したものを使用することを特徴とする請求項1又は2記載のねじ締結方法。
- 請求項1〜3の何れか記載のねじ締結方法によって車輪より熱膨張が大きい材質でできたブレーキディスクを前記車輪に締結することを特徴とする鉄道用車輪の製造方法。
- 前記車輪は、鉄又は鉄を主成分として含む合金からなり、前記ブレーキディスクはアルミニウム又はアルミニウム合金であることを特徴とする請求項4記載の鉄道用車輪の製造方法。
- 鉄道用車輪を有する輪軸であって、請求項1〜3の何れか記載のねじ締結方法によって車輪より熱膨張が大きい材質でできたブレーキディスクを前記鉄道用車輪に締結することを特徴とする輪軸の製造方法。
- 鉄道用車輪を有する輪軸であって、請求項1〜3の何れか記載のねじ締結方法によって、鉄及び鉄を主成分として含む合金より熱膨張の大きい材料のブレーキディスクを、車軸に取り付けられたディスク取り付け部に締結することを特徴とする輪軸の製造方法。
- 前記車輪は、鉄又は鉄を主成分として含む合金からなり、前記ブレーキディスクはアルミニウム又はアルミニウム合金であることを特徴とする請求項6又は7記載の輪軸の製造方法。
- 4.9mm以上の厚さの皿ばね座金とボルトによって車輪より熱膨張が大きい材質でできたブレーキディスクが前記車輪に締結されていることを特徴とする鉄道用車輪。
- 請求項9記載の鉄道用車輪を有することを特徴とする輪軸。
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