JP2004138145A - トラクションドライブ用転動体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転軸Cに沿った中心断面上で輪郭が円弧状を成す転動面2を有する転動体であるディスク1に対し、転動面2に凹凸を形成するに際し、ディスク1を回転させると共に、工具4を転動面に沿うように移動させて、高低差が最終的に3μm以下の凹部3aと凸部3bを形成し、その後、ディスク1を回転させると共に、転動面2との接触面積が25mm2以下である砥石14を、転動面に押付け且つ転動面2に沿って移動させて凸部3bを成形することにより、凸部3bの角部を曲面状にすることを実現し、トラクション特性及び耐久性能に優れたディスクを得ることができた。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のトラクションドライブ式変速機を構成するディスクやパワーローラ等の転動体の製造方法に関し、より詳しくは、転動体のうちトラクションオイルを介して動力伝達を行うディスクにおける転動面の改善を実現したトラクションドライブ用転動体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクションドライブ用転動体としては、例えば特開2002−89644号公報に記載されているものがある。同公報に記載された転動体は、転動面に微細な凹凸を形成することにより、トラクション特性の向上などを実現したものである。また、転動面の微細な凹凸は、ラッピングによって台形状や三角形状などの形状に成形していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように転動面に微細な凹凸を有する転動体では、確かにトラクション特性を向上させることができるが、凸部の角部(凹部の開口端部)で発生する高いエッジ応力のために、相手側となるディスク又はパワーローラの転動面に高い応力が発生し、これにより転動面の耐久性能が損なわれる恐れがあった。また、微細な凸部にクラウニング等の成形をする場合、通常考えられる砥粒が混ざったラップテープや砥石などを転動面に擦りつけることとなるが、この場合、凸部の角部を曲面状に成形することが難しく、凸部の成形ひいては転動体の生産に長い時間を要するなどの問題点があった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、転動体の転動面に微細な凹凸を形成した後、所定の砥石を用いて凸部を成形することにより、トラクション特性及び耐久性能の向上を実現することができると共に、その転動体を効率良く生産することができるトラクションドライブ用転動体の製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のトラクションドライブ用転動体の製造方法は、回転軸に沿った中心断面上で輪郭が円弧状を成す転動面を有する転動体に対して、その転動面に微細な凹凸を形成するに際し、回転軸を中心にして転動体を回転させると共に、転動体と溝切り用の工具を同工具が転動面の円弧状輪郭に沿うように相対的に移動させて、転動面に、高低差が最終的に3μm以下の凹部と凸部を円弧状輪郭に沿う方向に交互に形成し、その後、転動面との接触面積が25mm2以下である砥石を転動面に押付けて、回転軸を中心にして転動体を回転させると共に、転動体と砥石を同砥石が転動面の円弧状輪郭に沿うように相対的に移動させて凸部を成形することを特徴としている。
【0006】
【発明の効果】
本発明のトラクションドライブ用転動体の製造方法によれば、転動面に微細な凹凸を有する転動体を製造するに際して、とくに、微細な凸部の角部を曲面状に成形することができ、具体的には凸部に曲率半径が2〜10mmの曲面を形成することができる。すなわち、従来のラッピングでは困難であった微細な凸部のクラウニングを良好に行うことができる。これにより、転動体の運転中に凸部の角部で発生するエッジ応力を小さいものにして、転動面で発生するピーリングなどの表面損傷を抑制することが可能になることから、コンパクトな形状でトラクション特性が高く且つ耐久性能に優れた転動体を提供することができる。また、当該製造方法によれば、大きな加工力を与えなくても効率的に凸部の角部を曲面状に成形することができるので、成形装置がコンパクトに構成されると共に、成形時間も短いものとなり、これにより転動体の生産性が高められ、転動体を安価に製造することも可能になる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明に係わるトラクションドライブ用転動体の製造方法の一実施例を説明する。なお、本発明の製造方法は、その詳細な構成が以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0008】
図1に示す転動体としてのディスク1は、パワーローラとともに自動車のトラクションドライブ式変速機を構成するものであって、回転軸Cに沿った中心断面上において、輪郭が円弧状を成す転動面2を有するものである。このディスク1は、図中に転動面2を一部拡大して示すように、転動面2の円弧状輪郭に沿う方向に微細な凹部3aと凸部3bが交互に形成してある。これらの凹部3a及び凸部3bは、ディスク1の全周にわたって連続している。
【0009】
上記のディスク1を製造するには、その工程を図2に示すように、工程S1において鍛造により素材を粗形状に成形し、工程S2において切削によりディスク形状に成形し、工程S3において熱処理を施した後、工程S4において研削により転動面2等を成形する。そして、工程S5において溝加工すなわち転動面2に微細な凹凸を形成した後、工程S6においてクラウニングすなわち凸部3bを成形することにより、ディスク1が完成する。
【0010】
なお、転動面2の表面粗さをより小さくしたい場合には、凸部3bを成形した後に超仕上げ工程を追加しても良い。また、凹凸の形成は、転動面2の研削の前に行うことも可能であり、さらに、凹凸の高低差を調整するために、研削や切削によって凸部の頂部を除去する工程を追加しても良い。
【0011】
図3は、ディスク1の転動面2に微細な凹凸を形成する際に適用可能な装置の一例を説明する図である。図示の装置は、図の左右方向をX方向、上下方向をY方向、及びこれらに直交する方向をZ方向とすると、X軸回りに回転駆動される主軸10と、主軸10をその軸線方向(X軸方向)に移動させる主軸テーブル11を備えると共に、主軸10に、ディスク1を同軸状に保持するチャッキング装置9を備えており、保持したディスク1を回転軸C回り(X軸回り)に回転させるものとなっている。なお、チャッキング装置9は、図3ではディスク1の中心を保持するものとなっているが、ディスク1の外周を保持するものでも良い。
【0012】
また、図示の装置は、主軸テーブル11の近傍に直線テーブル7を備えると共に、直線テーブル7には、Z軸回りに回転可能な回転テーブル6をY軸方向に移動可能に備えている。回転テーブル6には、Z軸に直交する方向を案内方向とする工具移動テーブル8が備えてあり、工具移動テーブル8には、溝切り用の工具4を保持した工具ホルダ5が取付けてある。このようにして、当該装置は、回転テーブル6により、工具4を転動面2の円弧状輪郭に沿って移動(回動)させると共に、工具移動テーブル8により、工具4を転動面2に対して進退させるようにものとなっている。
【0013】
工具4は、図4に示すように、先端の曲率半径rtを50〜100μmの範囲としたCBN切削工具であり、工具ホルダ5に対して着脱可能である。なお、工具4は、CBN切削工具のほか、ダイヤモンドやアルミナなどの切削工具や、同じくCBN、ダイヤモンド又はアルミナなどで形成された研削工具を用いても良い。
【0014】
次に、上記装置を用いて転動面2に微細な凹凸を形成する過程を説明する。
まず、工具4の高さ調整を行って、ディスク1の回転軸Cに沿った中心断面に工具4を一致させる。そして、主軸テーブル11、直線テーブル7及び工具移動テーブル8を駆動し、必要に応じて工具ホルダ5の長さを選択することにより、工具4の位置を以下の要領で設定する。
【0015】
図5に示すディスク1の中心断面において、転動面2の円弧中心Od及び円弧の曲率半径Rdを基準にし、回転軸Cに直交する位置(線A)から完成後の転動面2におけるトラクションドライブの変速比が1.2:1となる位置(線B)までの角度をθdとする。
【0016】
また、形成しようとする凹凸の高低差をδとし、変速比が1.2:1となる位置(線B)において、回転テーブル6の回転中心Otを転動面2の円弧中心Odからδ分だけ転動面2側にオフセットし、さらに、回転テーブル6の回転中心Otから工具先端までの寸法、すなわち工具4の回動半径Rtが Rt=〔(Rdsin15°)2+(Rdcos15°−δ2)1/2〕となるように設定する。なお、当該製造方法では、転動面2に形成する凹凸の高低差δが最終的に3μm以下となるようにする。
【0017】
上記のように、転動面2の円弧中心Odに対して、回転テーブル2の回転中心Otすなわち工具4の回動中心を転動面2側にオフセットすると共に、工具4の回転半径Rtを設定することにより、転動面2の円弧の曲率半径Rdよりも工具4の回転半径Rtが小さくなる。このため、凹凸の形成前においては、図5に示す如く工具4をディスク1の小径側(若しくは大径側)に移動させておけば、工具4が転動面2に接触することはない。
【0018】
そして、主軸10によりディスク1を回転させると共に、図5中に矢印で示すように、工具4を転動面2の円弧状輪郭に沿って移動させることにより、転動面2に、高低差が3μm以下の凹部3aと凸部3bを円弧状輪郭に沿う方向に交互に形成する。
【0019】
このとき、当該製造方法では、ディスク1回転あたりに工具先端の円弧移動距離が100〜300μmとなるようにし、この場合、工具4を連続移動させて螺旋状に連続する凹凸を形成しても良いし、工具4を間欠移動させて同心円状の凹凸を多数形成しても良い。また、ディスク1の回転速度は、一定であっても良いが、転動面2と工具4との接触点における相対速度が例えば250m/min程度となるように設定すれば、工具4の加工状態が一定になるので、工具4の摩耗状態が安定する。つまり、図示のようにディスク1の小径側から大径側に向けて凹凸を形成する場合には、回転速度を連続的又は段階的に低下させて上記相対速度がほぼ一定になるようにする。
【0020】
このようにして、転動面2には、トラクションドライブの変速比が1.2:1となる角度θdから±15度の範囲に、微細な凹凸(凹部3aと凸部3b)が精密に形成される。この際、凹凸は、図6に拡大して示すように、高低差が3μm以下であると共に、間隔が100〜300μmであって、上記角度θdの位置で高低差が最大になると共に、同角度θdから±15度の位置で高低差が0.5μm以下となるように、高低差が連続的に変化したものとなっている。
【0021】
ここで、トラクションドライブ式変速機のディスクに対して、上記の要領で転動面に凹凸を形成する場合、入力側のディスクと出力側のディスクとでは、凹凸を形成する位置が異なるものとなる。つまり、図7に示すように、トラクションドライブ式変速機では、入力側ディスクIDと出力側ディスク1ODの間でパワーローラPを揺動させるので、入力側ディスクIDと出力側ディスクODでは、変速比が1.2:1である場合、パワーローラPとの接触位置の角度(θd)が異なることとなり、凹凸の形成範囲を同角度θdから±15度とした場合、入力側ディスクIDでは40〜70度の範囲に凹凸が形成され、出力側ディスクODでは55〜85度の範囲に凹凸が形成される。
【0022】
なお、この実施例では、回転テーブル6により、工具4を転動面2の円弧状輪郭に沿って回動させる場合を示したが、直線テーブル7や主軸テーブル11の協働でディスク1と工具4を相対的に移動させることにより、工具4が転動面2の円弧状輪郭に沿って移動するようにしても良く、この場合には、例えば工具4の向きを変速比1.2:1の角度θdに合わせておくのが良い。このようにテーブルの直線移動でディスク1と工具4を相対的に移動させるようにすれば、装置の構造が簡単で安価に構成できるというメリットがある。
【0023】
また、この実施例では、予め所定の寸法及び形状に形成した転動面2に、高低差が3μm以下の凹凸を形成した場合を示したが、この高低差は最終的に得られれば良く、本加工の後に3μm以下の高低差を得ようとする場合には、最終的に形成される転動面2の最表面位置を想定して同様に加工を行えばよい。つまり、凹凸の高低差を大き目に形成しておき、後述する手段により凸部の頂部を除去することで3μm以下の高低差を有する凹凸を得ることとなる。
【0024】
上記のようにディスク1の転動面2に凹凸を形成した後、当該製造方法では、転動面2との接触面積が25mm2以下である砥石を転動面2に押付け、回転軸Cを中心にしてディスク1を回転させると共に、ディスク1と砥石を同砥石が転動面2の円弧状輪郭に沿うように相対的に移動させて凸部3bを成形する。
【0025】
ここで、従来の製造方法では、先に述べたようにラッピングによって凸部の形状をコントロールしていたが、断面が曲面となるディスクやパワーローラなどの転動面の加工においては、ラッピング用のテープが転動面に馴染み難く、加工が困難である。また、他の方法として、超仕上げ砥石を用いて凸部を成形することが考えられるが、従来の超仕上げ用砥石では、凸部の高さや間隔が数mmレベルと大きい場合には凸部の角部を曲面状に成形することができるが、凸部が微細な場合には凸部の角度部を曲面状に形成することが困難である。そこで、本発明では、転動面2との接触面積が25mm2以下である砥石を用いることとした。
【0026】
図8は、転動面2に凹凸を形成したディスク1に対して、凸部を成形する際に適用可能な装置の一例を説明する図である。図示の装置は、図の左右方向をX方向、上下方向をY方向、及びこれらに直交する方向をZ方向とすると、X軸回りに回転駆動される主軸17を備え、この主軸17に、ディスク1を同軸状に保持するチャッキング装置16を備えており、保持したディスク1を回転軸C回り(X軸回り)に回転させる。なお、チャッキング装置16は、図8ではディスク1の中心を保持するものとしているが、ディスク1の外周を保持するものであっても良い。
【0027】
また、図示の装置は、主軸17近傍に、Z軸回りに回転可能な回転テーブル13を備えると共に、回転テーブル13には、Z軸に直交する方向を案内方向とする砥石移動テーブル15が備えてある。砥石移動テーブル15は、砥石ホルダを兼用するものであって、図9にも示すように先端を円弧状にしたWA砥石14が固定してある。この砥石14は、先端の曲率半径rを10mmとすることで転動面2との接触面積が25mm2以下になるようにしてある。
【0028】
なお、上記の如く先端の円弧状にした砥石14のほか、図10(a)に示すように、転動面2の円弧に対応する曲率半径Rを有する突部14aを有する砥石14Aや、図10(b)に示すように、同様の突部14aを複数有する砥石14Bを用いることができ、これらの砥石14A,14B場合にあっても、転動面2に対する突部14aの接触総面積を25mm2以下とする。
【0029】
また、砥石14は、より望ましくは、転動面2との接触面積を4〜16mm2とし、ディスク1に転動体に接触する凸部3bの圧縮弾性率が1GPa以上であるものとし、粒度が♯1000よりも細粒であるものとするのが良い。さらに、図10(b)に示す如く複数の突部14aを有する砥石14Bの場合には、砥石14Bの揺動中心Owを基準にして両側の突部14a,14aの中心線同士が成す挟角θwを、砥石14Bの揺動角度と同じ角度から−10度までの範囲とするのが良い。
【0030】
そして、上記の装置を用いてディスク1における転動面2の凸部3bを成形するには、砥石14の高さ調整を行って、ディスク1の回転軸Cに沿った中心断面に砥石14を一致させた後、図示しないスプリングや油圧又は空気圧の作用により砥石14をディスク1の転動面2に押付けた状態にし、主軸17によりディスク1を回転させると共に、回転テーブル13により砥石14を転動面2の円弧状輪郭に沿って回動させる。
【0031】
このとき、当該製造方法では、転動面2に対する砥石14の押付け力を50〜500Nとし、突部14aを有する砥石14A,14Bにおいては突部一箇所当たりの押付け力を50〜500Nとし、転動面2と砥石14の接触点における平均周速度が25〜350m/minとなるようにディスク1の回転数を設定する。また、回転テーブル13を往復回動させることで砥石14が揺動するようにし、この際の揺動数を5〜100サイクル/minとしている。
【0032】
好ましくは、押付け力を100N、転動面2と砥石14の平均周速度を70m/min、砥石14の揺動数を15サイクル/minとする。さらに望ましくは、転動面2と砥石14の接触点における転動面2の周速度が一定となるように、砥石14の移動位置に合わせて転動面2の回転速度を連続的に変化させるようにすると良い。
【0033】
また、先述したように、転動面2の凹凸の高低差は最終的に3μm以下になれば良く、前工程において転動面2に凹凸を形成する際に、その高低差を大き目に形成しておき、その後、上記した砥石14による加工を行う際には、転動面2の最表面(凸部3bの頂面)からの除去高さを5μm以下とし、これにより凹凸の最終的な高低差を3μm以下とする。
【0034】
なお、当該製造方法では、転動面2に形成した凹凸の範囲(図7参照)に対して砥石14を揺動させれば、微細な凸部3bの角部に曲面を成形することができるが、転動面2の全面の面粗さを一定にする場合には、揺動範囲を転動面全面とする。また、この実施例では、砥石14を回動させるものとしたが、図8に示す装置に、図3に示す如き主軸テーブル(11)や直線テーブル(7)を加えた構成にすれば、これらのテーブルの協働によりディスク1と砥石14を相対的に移動させ、実質的に砥石14が転動面2の円弧状輪郭に沿って回動するようにしても良い。
【0035】
このようにして凸部3bを成形すると、高低差が3μm以下の凹凸において、従来に比べて凸部3bの角部を曲面状にすることができる。つまり、従来の砥石を用いた場合では、図11に示すように凸部3bの最表面のみが除去されて、角部に曲面を形成することができないが、本発明の製造方法によれば、図12に示すように凸部3の角部が曲面状に成形され、具体的には曲率半径が2〜10mmの曲面に成形されて、凸部3bの全体の断面形状が滑らかな曲線となる。したがって、ディスク1は、転動面2の凸部3bにおいて、高い応力が発生するエッジ(角部)が無くなるので、相手側の転動面に発生する応力も非常に小さくなり、トラクション特性の向上に加えて耐久性能の向上を実現するものとなる。
【0036】
以上説明してきたように、上記実施例のトラクションドライブ用転動体の製造方法によれば、転動面2に微細な凹凸を有するディスク1を製造するに際して、とくに、従来のラッピングでは困難であった微細な凸部3bのクラウニング(曲面成形)を良好に行うことができ、転動面2で発生するピーリングなどの表面損傷を抑制することが可能になることから、コンパクトな形状でトラクション特性が高く且つ耐久性能に優れたディスク1が得られることとなる。
【0037】
また、当該製造方法によれば、大きな加工力を与えなくても効率的に凸部3bの角部を曲面状に成形することができるので、成形する装置がコンパクトに構成されると共に、成形時間も短いものとなり、これによりディスク1の生産性が高められ、ディスク1を安価に製造することも可能になる。
【0038】
さらに、当該製造方法によれば、ディスク1の回転軸Cに沿った中心断面上において、転動面2の円弧中心を基準にして、変速比が1.2:1となる角度θdから±15度の範囲に凹凸を形成したので、とくに、トラクション伝達力が減少する範囲に対して効果的にトラクションの上昇をもたらすことができ、また、凹凸を形成する範囲を限定することによって、加工時間の短縮及び製造コストの低減や、工具の長寿命化及び工具費の低減が可能となる。
【0039】
さらに、転動面2において凹凸を形成する範囲として、入力側ディスクIDで40度以上とし且つ出力側ディスクODで55度以上とすることで、転動面2に発生する剪断応力が過大になるのを防止して、トラクション伝達能力や耐久性に優れたディスクを提供することができ、また、入力側ディスクIDで70度以下とし且つ出力側ディスクODで85度以下とすることにより、トラクション伝達の増大を大きく期待できない部位への加工を省略し、製造コストを安く保つことができる。
【0040】
さらに、転動面2の円弧状輪郭に沿って工具4を移動させる際に、ディスク1回転あたりの工具4の移動距離を300μm以下とすることにより、トラクション伝達力をより向上させる転動面2が得られ、また、同移動距離を100μm以上とすることにより、凹部3aの深さ方向のばらつきを大きく許容でき、製造コストの上昇を抑制できる。
【0041】
さらに、凹凸の高低差が連続的に変化するように凹凸を形成することで、工具4とディスク1の相対運動に無駄な動きが生じず、効率的に耐久性能に優れたディスク1を加工することができる。
【0042】
さらに、回転軸Cを中心にして回転するディスク1に対して、工具4を転動面2の円弧状輪郭に沿って回動させる場合、実施例で説明したように回転テーブル6の1軸の動きで円弧運動させれば、加工精度に優れることとなる。また、転動面2に形成した凹部3aが、常に円弧状輪郭と直交、又は直交に近いものとなるので、安定したトラクション特性を有する転動面2が得られる。
【0043】
さらに、ディスク1の回転軸Cに沿った中心断面上において、転動面2の円弧中心Odに対して工具4の回動中心を転動面2側にオフセットすると共に、転動面2の円弧状輪郭の曲率半径Rdに対して、工具4の回動半径Rtを小さくしたことにより、転動面2に高低差が連続的に変化する微小な凹凸を形成することができる。
【0044】
さらに、ディスク1の回転軸Cに沿った中心断面上において、先端が曲率半径50〜100μmの円弧状を成す工具4を用いたことにより、凹部3aの最底部が鈍化されるので、製造されるディスク1の応力を緩和し、強度を向上させることができる。また、先端が鋭利な工具を用いた場合に比べて、先端部の摩耗進行が遅く、形成する凹凸の高低が急激に変化することを防止し、安定した品質が得られる。
【0045】
さらに、砥石14の押付け力を突部14a一箇所当たりに500N以下とすることにより、砥石14に欠けが生じるのを防ぎ、連続生産に良好に対応し得ると共に、転動面にうねりが生じて輪郭精度が低下することを防止する。また、押付け力を50N以上とすることで、微細な凹凸形状を有する転動面2において、凸部3bの角部に曲面を形成することが可能となる。
【0046】
さらに、砥石14を転動面2の円弧状輪郭に沿って揺動させることにより、転動面2の広範囲にわたって、凸部3bの角部に微小な曲面を形成することが可能となる。
【0047】
さらに、転動面2に接触する突部14aを2個以上有する砥石14を用いることにより、転動面2が広いディスクであっても、砥石14とディスク1の揺動角を小さくすることができるため、成形する装置をコンパクトに構成することができ、その上、さらに効率的に曲面成形を行うことができる。
【0048】
さらに、複数の凸部14aを有する砥石14を用いた場合、砥石14の揺動中心Owを基準にして両側の突部14a,14aの中心線同士が成す挟角θwを、砥石14の揺動角度と同じ角度から−10度までの範囲であるものとすることにより、転動面2の全面にわたって微小な凸部3bを形成することができ、揺動角に対して突部14aの挟角が大きすぎた場合に、砥石14のオーバーラップ量が過大となり、転動面2の凸部先端を結んだ表面にうねりが生じるのを防止することができる。
【0049】
さらに、転動面2との接触面積が4〜16mm2である砥石14を用いることにより、砥石14の欠けを防止しながら効率的に凸部3の角部に曲面を形成することができ、生産性のさらなる向上を実現し得るものとなる。
【0050】
さらに、転動面2と砥石14との接触点における転動面の平均周速度を25〜350m/minとし、砥石14の揺動速度を5〜100サイクル/minとすることにより、効率良く微小な曲面の成形が行えるようになり、成形時間が短くなって生産性が向上する。また、砥石14と転動面2との接触時間を短くできるため、転動面2において凸部3bの頂部を結んだ輪郭線のうねりが小さい精度の良い成形が可能になる。
【0051】
さらに、ディスク1に接触する凸部3bの圧縮弾性率が1GPa以上である砥石14を用いることにより、砥石14の先端に設けた突部14aの急激な摩耗を抑制することができ、生産性のさらなる向上を実現する。
【0052】
さらに、粒度が♯1000よりも細粒である砥石14を用いることにより、凸部3bの角部に曲率半径2〜10mmの曲面を形成すると同時に、その凸部3bの面粗さを最大粗さで0.2μm以下の小さいものにすることが可能となり、これにより、トラクションドライブ運転中の転動面の表面損傷を防止し、耐久性能に優れたディスク1を提供することができる。
【0053】
さらに、転動面2と砥石14の接触点における転動面2の周速度が一定となるように、砥石14の移動位置に合わせて転動面2の回転速度を連続的に変化させるようにすれば、成形した凸部3bの面粗さが転動面全体でほぼ均一となり、ディスク1の品質がより安定したものとなる。
【0054】
さらに、転動面2に砥石14を押付けて加工する際、転動面2の最表面(凸部3bの頂面)からの除去高さを5μm以下とすれば、効率良く微細な曲面の加工を行うことができ、加工時間が短くなるとともに生産性も高められる。また、転動面2と砥石14との接触時間を短くすることができるので、転動面2の凸部3bの頂面を結んだ輪郭線のうねりが小さい高精度の加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造した転動体であるディスクを説明する断面図である。
【図2】本発明の製造方法を含むディスクの製造過程を説明するブロック図である。
【図3】転動面に凹凸を形成する装置を説明する断面平面図である。
【図4】工具を説明する平面図である。
【図5】転動面に凹凸を形成する際の工具の位置設定を説明する平面図である。
【図6】転動面に形成した凹凸を拡大して示す平面図である。
【図7】入力側ディスク及び出力側ディスクにおける凹凸の形成範囲を説明する図である。
【図8】転動面に形成した凹凸の凸部を成形する装置を説明する平面断面図(a)及び側面図(b)である。
【図9】砥石を説明する平面図(a)及び側面図(b)である。
【図10】砥石の他の形状例を説明する各々平面図(a)(b)である。
【図11】従来の製造方法により得た転動面の凹凸の断面形状を示す図である。
【図12】本発明の製造方法により得た転動面の凹凸の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク(転動体)
2 転動面
3a 凹部
3b 凸部
4 工具
14 砥石
C 回転軸
ID 入力側ディスク
OD 出力側ディスク
P パワーローラ
Claims (21)
- 回転軸に沿った中心断面上で輪郭が円弧状を成す転動面を有する転動体に対して、その転動面に微細な凹凸を形成するに際し、回転軸を中心にして転動体を回転させると共に、転動体と溝切り用の工具を同工具が転動面の円弧状輪郭に沿うように相対的に移動させて、転動面に、高低差が最終的に3μm以下の凹部と凸部を円弧状輪郭に沿う方向に交互に形成し、その後、転動面との接触面積が25mm2以下である砥石を転動面に押付けて、回転軸を中心にして転動体を回転させると共に、転動体と砥石を同砥石が転動面の円弧状輪郭に沿うように相対的に移動させて凸部を成形することを特徴とするトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動体が、パワーローラとともにトラクションドライブ式変速機を構成する入力側又は出力側のディスクであることを特徴とする請求項1に記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- ディスクの回転軸に沿った中心断面上において、転動面の円弧中心を基準にして、変速比が1.2:1となる角度から±15度の範囲に凹凸を形成することを特徴とする請求項2に記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- ディスクの回転軸に沿った中心断面上において、転動面の円弧中心を基準にして、入力側ディスクでは、回転軸に直交する位置から40〜70度の範囲に凹凸を形成し、出力側ディスクでは、回転軸に直交する位置から55〜85度の範囲に凹凸を形成することを特徴とする請求項2又は3に記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- ディスクの回転軸に沿った中心断面上において、転動面の円弧状輪郭に沿ったディスクと工具の相対的な移動距離が、ディスク1回転あたり100〜300μmであることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- ディスクの回転軸に沿った中心断面上において、転動面の円弧中心を基準にして、変速比が1.2:1となる角度で凹凸の高低差が最大になり、且つ同角度から±15度の位置で凹凸の高低差が0.5μm以下となるようにディスクと工具を相対的に移動させることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 凹凸の高低差を連続的に変化させることを特徴とする請求項6に記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 回転軸を中心にして回転するディスクに対して、工具を転動面の円弧状輪郭に沿って回動させることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- ディスクの回転軸に沿った中心断面上において、転動面の円弧中心に対して工具の回動中心を転動面側にオフセットすると共に、転動面の円弧状輪郭の曲率半径に対して、工具の回動半径を小さくしたことを特徴とする請求項8に記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- ディスクの回転軸に沿った中心断面上において、先端が曲率半径50〜100μmの円弧状を成す工具を用いることを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 砥石の押付け力が、50〜500Nであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 砥石を転動面の円弧状輪郭に沿って揺動させることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動面に接触する突部を2個以上有する砥石を用いることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 砥石の揺動中心を基準にして両側の突部の中心線同士が成す挟角を砥石の揺動角度と同じ角度から−10度までの範囲としたことを特徴とする請求項13に記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動面との接触面積が4〜16mm2である砥石を用いることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動面と砥石との接触点における転動面の平均周速度を25〜350m/minとし、砥石の揺動速度を5〜100サイクル/minとすることを特徴とする請求項12〜15のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動体に接触する凸部の圧縮弾性率が1GPa以上である砥石を用いることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 粒度が♯1000よりも細粒である砥石を用いることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動面と砥石の接触点における転動面の周速度が一定となるように、砥石の移動位置に合わせて転動面の回転速度を連続的に変化させることを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 転動面に砥石を押付けて加工する際に、転動面の最表面からの除去高さを5μm以下とすることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載のトラクションドライブ用転動体の製造方法。
- 請求項1〜20のいずれかに記載の製造方法により製造したことを特徴とするトラクションドライブ用転動体。
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