JP2004137504A - アクリルアミド系ポリマー水溶液、およびその用途 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリマー濃度が22〜60%の範囲であって、25℃におけるブルックフィールド粘度が5万cps(センチポイズ)以下であり、重量平均分子量が50万〜1000万であるアクリルアミド系ポリマー水溶液。
【選択図】なし
Description
Kc/R(θ)=1/MwP(θ)+2A2 c+・・・
R(θ)=角度θにおける散乱光(レイリー係数)の還元強度
c=サンプル濃度
Mw=重量平均分子量
A2 =第2ビリアル係数
K=光学パラメーター
P(θ)=角度散乱関数
が用いられるが、本発明でいう、重量平均分子量(a)は、GPCに低角度光散乱検出器を接続したGPC−MALLS法と同様、第2ビリアル係数である第2項以降を無視した値をいうものとする。
一般式(1)において、低級アルキル基は好ましくは炭素数1〜3のアルキル基で、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基である。その塩とは例えばナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩等である。一般式(1)で表されスルホン酸化化合物の具体例としては、例えばアリルスルホン酸、アリルスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸、メタリルスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸塩アンモニウム等を例示することができる。
カラム:SHODEX SB 80M
溶離液:N/10硝酸ナトリウムを含むN/15リン酸緩衝液(pH7)
流速:1.0ml/分
検出器:ワイアットテクノロジー社の多角度光散乱検出器DAWN
攪伴機、還流冷却管、温度計、窒素ガス導入管、滴下口を備えた5つ口フラスコ(以下、反応容器と呼ぶ)に純水500gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水560gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水257.5gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水177.0gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水395.8gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水500gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水500gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水500gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水395.8gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水600gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水660gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水580gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水387gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水660gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水600gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に、40%アクリルアミド水溶液333.7g、メチレンビスアクリルアミド0.308g、N,N−ジメチルアミノエチルメタリレート12.6g、イタコン酸5.2gおよび水660gを混合溶解し、35%HClでpHを4.2に調整した。
前記反応容器に純水660gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水660gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水560gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
段ボール故紙から得られた叩解度CSF(カナディアン・スタンダード・フリーネス)400のL−BKPの1%スラリーに、硫酸バンドを対パルプ0.5%添加し、3分間攪伴した。このときのパルプスラリーのpHは、6.0であった。その後、攪伴しながら、ポリマーA−6の1%水溶液を不揮発分基準で、対パルプ0.5%添加し、さらに攪伴を3分間続けた。しかる後、得られたパルプスラリーを用いて、ろ水度(JIS−P8112)の測定、およびTAPPI角型シートマシーンによる抄紙を行った。抄紙したウェットシートは、ドラムドライヤーにて、110℃、3分間乾燥し、坪量100g/m2 の手抄き紙を得た。得られた乾紙を20℃、RH65%の恒温恒湿室にて、24時間以上調湿した後、比破裂強度(JIS−P8112)、Z軸強度(JAPAN TAPPI00000)を測定した。ポリマーA−7〜A−9およびポリマーC−5、C−7、C−9、C−10についても同様の操作を行った。その結果を表5に示した。
本発明によるアクリルアミド系ポリマーは、表2および4に示したような物性、構造を有していることは明白である。また、比較例に従来技術の一部をあげたが、いずれの重合でも、このような新規な構造、物性値を有するポリマーを得る事ができない。
前記反応容器に純水306gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水288gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純粋293gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水296gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水325gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水203gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水363gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水228gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水217gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水167gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水355gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水286gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
前記反応容器に純水173gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
反応容器として攪拌機、還流冷却管、温度計を備えた3つ口フラスコを用い、純水409g、50%アクリルアミド水溶液263g、メチレンビスアクリルアミド0.19g、N,N−ジメチルアミノエチルメタリレート15.7g、イタコン酸5.21gを混合溶解し、35%HClでpHを4.2に調整後、35℃に昇温した。そこへ、2,2′−アゾビス−2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン塩酸塩1.0gを添加したところ、その20分後には重合の開始が確認され、さらにその20分後には反応容器内温度は93℃に達した。そのまま2時間重合を続けた後、冷却し反応を終了させることにより、25℃におけるブルックフィールド粘度46100cpsのアクリルアミド系ポリマー水溶液を得た。このポリマーをC−15とする。C−15の諸物性値を実施例1と同様にして測定した。
反応容器(前記5つ口フラスコ)に純水278gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
反応容器(前記5つ口フラスコ)に純水330gを仕込、窒素ガスを吹き込みながら内温を80℃に調整した。
CSF400のL−BKP1%スラリーに、硫酸バンドを対パルプ0.5%添加し、3分間攪伴した。この時のパルプスラリーのpHは6.0であった。その後、攪伴しながら、ポリマーA−16の1%水溶液を不揮発分基準で、対パルプ0.5%添加し、さらに攪伴を3分間続けた。しかる後、得られたパルプスラリーを用いて、濾水度(JIS−P8112)の測定、およびTAPPI角型シートマシーンによる抄紙を行った。抄紙したウェットシートは、ドラムドライヤーにて、110℃、3分間乾燥し、坪量100g/m2 の手抄き紙を得た。得られた乾紙を20℃、RH65%の恒温恒湿室にて、24時間以上調湿した後、比破裂強度(JIS−P8112)、Z軸強度(インターナルボンドテスター、熊谷理機工業株式会社製)を測定した。ポリマーA−17およびポリマーC−15、C−17についても同様の操作を行った。その結果を表8に示した。
本発明によるアクリルアミド系ポリマー水溶液は、実施例10以降に示した如く従来にみられない高濃度、高分子量でありながら、低粘度の水溶液重合体であり、高濃度であるが故に固形分当たりの運搬費の節減が可能となり、経済的に優れている。さらに、このポリマーを紙力増強剤として使用した場合、従来の紙力増強剤と同等以上の性能をもたらす優れたものであることは明らかである。
撹拌器、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた1リットルの4つ口セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水558gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度7400cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,400,000であった。この製品をAとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、ジメチルアミノエチルメタクリレート14g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水615gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度7000cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,500,000であった。この製品をBとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、ジメチルアミノエチルメタクリレート16g、80%アクリル酸8g、イタコン酸3g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水669gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度5900cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,800,000であった。この製品をCとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、ジメチルアミノエチルメタクリレート5g、80%N−メタクリロイオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド18g、80%アクリル酸10g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水698gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度6200cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,700,000であった。この製品をDとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、80%N−メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド25g、80%アクリル酸10g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水710gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度6800cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,600,000であった。この製品をEとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、80%アクリル酸20g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水645gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度5400cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,500,000であった。この製品をFとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、80%アクリル酸12g、イタコン酸5g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水615gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度61000cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は2,400,000であった。この製品をGとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水555gを加えてpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度8300cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は700,000であった。この製品をHとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、メチレンビスアクリルアミド0.5g、市水553gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度5400cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は900,000であった。この製品をIとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、ジメチルアミノエチルメタクリレート14g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水607gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度8000cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は970,000であった。この製品をJとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、ジメチルアミノエチルメタクリレート16g、80%アクリル酸8g、イタコン酸3g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水659gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度6700cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は810,000であった。この製品をKとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、ジメチルアミノエチルメタクリレート5g、80%N−メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド18g、80%アクリル酸10g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水683gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度6000cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は1,000,000であった。この製品をLとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、80%N−メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド25g、80%アクリル酸10g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水707gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度7100cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は1,100,000であった。この製品をMとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、80%アクリル酸20g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水642gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度6900cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は890,000であった。この製品をNとする。
前記セパラブルフラスコに、40%アクリルアミド330g、80%アクリル酸12g、イタコン酸5g、メタリルスルホン酸ナトリウム1g、市水638gを加えpHを4.2に調整し、窒素置換を行いつつ温度を50℃まで昇温する。その後過硫酸アンモニウムを加え120分間重合した後、冷却し重合反応を完了させたところ、25℃におけるブルックフィールド粘度73000cps、pH4.2の安定な水溶性の重合体が得られた。前記測定方法により決定された絶対分子量は880,000であった。この製品をOとする。
段ボール故紙から得られた叩解度CSF(カナディアン・スタンダード・フリーネス)420mlである濃度1.0%のパルプスラリーに硫酸アルミニウムを乾燥重量基準で対パルプ1.0%添加して1分間攪伴した。このときのパルプスラリーのpHは5.0であった。また、硫酸アルミニウムを添加する直前に水酸化ナトリウムを添加すること以外は同様の操作で調整し、パルプスラリーのpHは5.0,6.0,7.0であった。次いで実施例19で得られた紙力増強剤を乾燥基準で対パルプ0.5%を添加し、攪伴をさらに1分間継続した。得られたパルプスラリーを用いTAPPI角型シートマシーンで抄紙した。抄紙したウェットシートはドラムドライヤーにて、110℃、3分間乾燥を行い、坪量150g/m2 の手抄き紙を得た。この乾紙を応用例4とする。得られた乾紙を20℃、RH65%の恒温恒湿室にて24時間以上のシーズニングを行った後、JIS法に従って、比破裂強度(JIS−P8112)、比圧縮強度(JIS−P8126)、濾水度の測定(JIS−P8121)をおこなった。その結果を表8〜10に示した。
本発明による紙力増強剤は従来の紙力増強剤に比較して、比破裂強度、比圧縮強度、濾水度において優れた紙力効果を示し、且つ、抄造系のpH変動の影響を受けにくいという特徴を有する優れた紙力増強剤であることは表8〜10の結果から明らかである。
Claims (7)
- ポリマー濃度が22〜60%の範囲であって、25℃におけるブルックフィールド粘度が5万cps(センチポイズ)以下であり、重量平均分子量が50万〜1000万であるアクリルアミド系ポリマー水溶液。
- 一般式(1)で表されるビニル化合物および/またはそれらの塩類から選ばれた1種または2種以上のビニル化合物を共重合成分として含有する請求項2記載のアクリルアミド系ポリマー水溶液。
- 架橋性モノマーを共重合成分として含有することを特徴とする請求項2記載のアクリルアミド系ポリマー水溶液。
- モノマーを連続的に滴下する半回分重合により得られることを特徴とする請求項4記載のアクリルアミド系ポリマー水溶液。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクリルアミド系ポリマー水溶液を含有してなる紙力増強剤。
- 請求項6記載の紙力増強剤を用いた紙。
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