JP2004137303A - 接着用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の被着体相互間への紙粉等の異物混入が未然に防止されるとともに、接着のための作業性に優れ、主として高品質なタッチパネルを簡便に提供することができる接着用シートを提供する。
【解決手段】二枚の剥離部材11,12の間に、接着剤、粘着剤、又は粘接着剤からなる接着層13を挟持した構造を有してなり、剥離部材11,12を剥離した状態で接着層13を複数の被着体のそれぞれの接着領域相互間に配設することによって被着体相互を接着するために用いられる接着用シート1である。剥離部材11,12が、第1の合成樹脂シートからなる第1の剥離部材11と、第2の合成樹脂シートからなる透明又は半透明の第2の剥離部材12から構成され、接着層13が、被着体の前記接着領域の形状に対応した形状に成形されてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着用シートに係り、主として、感圧端子の介装空間への異物の混入が防止等された高品質なタッチパネルを、簡便に提供可能な接着用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行のATMや複写機の操作パネル、又は携帯型情報通信機器の入力パネル等に、感圧式のタッチパネルが多く用いられている。このタッチパネルは、一般に、表裏のシートの間に感圧端子が挟持されており、表側のシートに接触する、又はこれを押圧することにより感圧端子がON状態となり、これに対応する回路が駆動するという構成になっている。
【0003】このようなタッチパネルは、従来、所定の接着(粘着)層を介して積層及び剥離可能に接着(粘着)された二枚のセパレートシートを備えた接着(粘着)シートを用いて、被着体となるパネルと、同じく被着体となる所定の回路を備えたフィルムとを積層及び接着(粘着)することにより製造されている。
【0004】従来の接着(粘着)シートを用いてタッチパネルを製造する場合には、パネルとフィルムとの間に介装空間を形成するため、接着層となる両面接着テープ等を、窓枠形状となるように切り抜く必要があった。しかし、両面接着テープは非常に薄いものであるため、窓枠形状の両面接着テープをパネル上又はフィルム上の所定の位置に配置することは困難であり、作業性に問題があった。
【0005】また、実際にタッチパネルを製造すると、介装空間内に紙粉、紙屑、又は塵等の異物が混入してしまう場合がある。このように、介装空間内に異物が混入したタッチパネルは製品の美観を損ねるものであり、また、混入の程度によっては入力エラー等の不具合が生ずる場合もある。従って、このようなタッチパネルは不良品とされるため、作業性及び製品歩留りの向上を図る必要性があった。
【0006】一方、介装空間への異物混入を防止することを目的として、前述の接着(粘着)シートを構成する二枚のセパレートシートのうちの少なくとも一枚を、合成樹脂製のセパレートシートとしたタッチパネル用粘着シートが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】しかしながら、このタッチパネル用粘着シートを用いてタッチパネルを製造する場合には、被着体であるパネル上に、不要部分を含んだ状態の粘着シートを積層した後、この不要部分を切除して窓枠形状の粘着層を形成する必要がある。即ち、パネル上に粘着シートを積層した状態で切除加工等を行う必要があるため、製造工程が複雑になるといった問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−58616号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の被着体相互間への紙粉等の異物混入が未然に防止されるとともに、接着のための作業性に優れ、主として高品質なタッチパネルを簡便に提供することができる接着用シートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、二枚の剥離部材の間に、接着剤、粘着剤、又は粘接着剤からなる接着層を挟持した構造を有してなり、前記剥離部材を剥離した状態で前記接着層を複数の被着体のそれぞれの接着領域相互間に配設することによって前記被着体相互を接着するために用いられる接着用シートであって、前記剥離部材が、第1の合成樹脂シートからなる第1の剥離部材と、第2の合成樹脂シートからなる透明又は半透明の第2の剥離部材から構成され、前記接着層が、前記被着体の前記接着領域の形状に対応した形状に成形されてなることを特徴とする接着用シートが提供される。
【0011】本発明においては、第1の剥離部材が、その表面のうちの少なくとも接着層と接触しない側の表面がブラスト処理されてなるものであることが好ましい。
【0012】本発明においては、第1の合成樹脂シートが、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、及びポリ塩化ビニルからなる群より選択される少なくとも一種の材料を含むシートであることが好ましく、第2の合成樹脂シートが、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、及びポリ塩化ビニルからなる群より選択される少なくとも一種の材料を含むシートであることが好ましい。
【0013】本発明においては、第1の剥離部材の厚さが、12〜350μmであることが好ましく、第2の剥離部材の厚さが、10〜300μmであることが好ましい。
【0014】本発明においては、接着層が、アクリル樹脂系、ゴム系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系、ビニルエーテル系、及びエポキシ樹脂系からなる群より選択される少なくとも一種の材料を含む層であることが好ましく、接着層が、その内部に中間層として基材フィルムを有してなるものであることが好ましい。本発明においては、剥離部材を接着層から剥離するために要する剥離力が、第1の剥離部材を接着層から剥離する場合の方が、第2の剥離部材を剥離する場合よりも大になるように構成されてなることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】タッチパネルの介装空間に異物が混入するといった不具合が発生する原因として、タッチパネル製造に際して用いられる従来の接着(粘着)シートを構成するセパレートシートが、主として紙製であることが考えられる。即ち、セパレートシートから生じた紙粉等が介装空間内へ混入するために、タッチパネルの製造歩留りが低下するものと考えられる。また、紙製のセパレートシートは一般的に不透明であるため、介装空間に相当する部分に紙粉等の異物が存在していても、これを認識することができず、異物混入の未然防止が困難であることも、製造歩留り低下の一因と考えられる。
【0016】本発明の接着用シートは、二枚の剥離部材の間に、接着剤、粘着剤、又は粘接着剤からなる接着層を挟持した構造を有してなり、剥離部材を剥離した状態で接着層を複数の被着体のそれぞれの接着領域相互間に配設することによって被着体相互を接着するために用いられるものであり、剥離部材が、第1の合成樹脂シートからなる第1の剥離部材と、第2の合成樹脂シートからなる透明又は半透明の第2の剥離部材から構成され、接着層が、被着体の接着領域の形状に対応した形状に成形されてなることを特徴とするものである。以下、図1及び図2に示す接着用シート1を例に挙げ、本発明の実施形態について具体的に説明する。
【0017】図1は、本発明の接着用シートの一実施形態を模式的に示す正面図であり、図2は、図1におけるA−A’切断面を示す断面図である。本実施形態の接着用シート1は、第1の剥離部材11の表面上に、窓枠形状の接着層13、及び第2の剥離部材12が各々配置され、第1の剥離部材11と第2の剥離部材12との間に接着層13を挟持した構造となるように構成されている。接着層13は、接着剤、粘着剤、又は粘接着剤からなる層であるとともに、被着体(図示せず)となるタッチパネル等を構成するパネルやシートの、接着領域の形状に対応した形状に成形されており、図1においては、窓枠形状に成形されている。従って、第1の剥離部材11と第2の剥離部材12は、それぞれ接着層13と接触する箇所のみで接着されている。このため、第1の剥離部材11と第2の剥離部材12の間には、間隙部23が形成され、又は形成され得るように構成されている。
【0018】なお、本発明にいう「接着剤」とは、UVや熱により硬化する(UV硬化・熱硬化)特性を備えた剤をいい、「粘着剤」とは、完全には硬化しないといった特性を備えた、いわゆる一般的な両面テープ等に用いられている剤をいう。更に「粘接着剤」とは、前記接着剤と前記粘着剤の特性を兼ね備えた剤をいう。本発明の接着用シートを構成する接着層は、これらの剤のいずれかにより形成されてなるものである。従って、強固な接着力が要求される場合や、接着後の再剥離が要求される場合等、使用目的に柔軟に対応することができる。なお、接着層に含まれる材料の更なる具体例については後述する。
【0019】第1の剥離部材11及び第2の剥離部材12は、各々合成樹脂シート(第1の合成樹脂シート及び第2の合成樹脂シート)により構成されている。即ち、従来の紙製のセパレートシートのように、タッチパネルを製造するに際しての異物となる紙粉等が発生せず、タッチパネルの介装空間への異物混入を未然に防止することができる。
【0020】また、第2の剥離部材12は透明又は半透明である。従って、接着用シート1を作製するに際して、間隙部23内に異物が混入しないよう肉眼で識別可能であり、また、万一接着用シート1を作製の際に間隙部23内に異物が混入した場合であっても、容易に識別可能である。従って、本実施形態の接着用シート1によれば、異物混入が回避された高品質なタッチパネルを、製造歩留り良好に提供することができる。ここで、本発明にいう「透明又は半透明」とは、例えば50〜100μm程度大きさの異物(紙粉、塵等)を肉眼で識別可能な程度の透明度であることを意味する。また、本発明にいう「シート」とは、適度な柔軟性を有する限りにおいて、特にその厚さが限定されるものではなく、一般的なシートの他に、シートよりも薄いフィルムも含む概念をいう。なお、接着用シート1の作製方法については後述する。
【0021】更に、本実施形態の接着用シート1を構成する接着層3は、予め被着体の接着領域の形状に対応した形状(図1においては、窓枠形状)に成形されている。従って、被着体上に積層した状態で切除加工等の複雑な加工作業を実施する必要がなく、極めて簡便な操作で被着体どうしを接着することができる。
【0022】また、本発明においては、第1の剥離部材は、その表面のうちの少なくとも接着層と接触しない側の表面がブラスト処理されてなるものであることが好ましい。ブラスト処理された合成樹脂シートからなる第1の剥離部材は、静電気の発生が抑制されるものであるため、異物の混入をより効果的に回避することができる。また、接着用シートの複数枚を積層してパッケージングすることを想定した場合、静電気の発生が抑制されているため、相互に吸着し難く、取扱い性に優れている。
【0023】次に、図3に示す作製工程を例に挙げ、本発明の接着用シートの更なる詳細について説明する。図3は、本発明の接着用シートの作製工程を説明する模式図であり、また、図4は、図3におけるB−B’切断面を示す断面図である。
【0024】まず、所望とする形状・寸法の両面接着シート2を用意する。この両面接着シート2は、第1の剥離部材11と剥離紙21との間に、粗形接着層14を挟持した構造を有するものである。この両面接着シート2は、一般的な両面粘着テープ等、及び第1の剥離部材を構成する第1の合成樹脂シートを用いて作製可能である。なお、両面接着シート2を用いることに代えて、スクリーン印刷等の手法により、粗形接着層14を形成しても良い。
【0025】第1の剥離部剤11を構成する第1の合成樹脂シートは、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、及びポリ塩化ビニルからなる群より選択される少なくとも一種の材料を含むシートであることが好ましい。更に、前記ポリオレフィンとしては、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。また、実質的な取扱い性、及び使用目的等を考慮すると、第1の剥離部材の厚さは12〜350μmであることが好ましく、38〜188μmであることが更に好ましい。なお、紙粉等の混入をできるだけ抑止するといった観点から、剥離紙21は合成樹脂シートや、合成樹脂(例えば、ポリエチレン等)によりラミネートされた上質紙等であることが好ましい。
【0026】この両面接着シート2の剥離紙21の側(図3の上側)から、第1の剥離部材11の直前まで、所定の形状・寸法の切込み線22を入れる。次いで、所定形状(図3においては窓枠形状)の接着層13と第1の剥離部材を残して、不要部分を剥離・除去する。不要部分の剥離・除去は、第1の剥離部材11の表面等に塵等が付着することを可能な限り防止すべく、クリーンルーム内で行うことが好ましい。更に、不要部分を剥離・除去した後、クリーンローラ等を用いた粘着剤洗浄等を行い、第1の剥離部材11の表面、特に接着層13に囲まれた領域内の塵等を除去することが好ましい。
【0027】次いで、接着層13を介して、第1の剥離部材11の表面に第2の剥離部材12を積層及び接着することにより、本実施形態の接着用シート1を作製することができる。第2の剥離部材は、第1の剥離部材11よりも大きい寸法のものを用いることが、得られた接着用シート1を使用するに際して、容易に剥離させることができるために好ましい。また、第2の剥離部材12の形状を、剥離を容易にするためのタブ等の把持部を備えた形状としても良い。
【0028】なお、本発明の接着用シートは、剥離力(剥離部材を接着層から剥離するために要する力)が、第1の剥離部材を接着層から剥離する場合の方が、第2の剥離部材を剥離する場合よりも大になるように構成されてなることが、実際に被着体相互を接着するに際しての取扱いの便宜上、好ましい。
【0029】第2の剥離部材12を構成する第2の合成樹脂シートは、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、及びポリ塩化ビニルからなる群より選択される少なくとも一種の材料を含むシートであることが好ましい。更に、前記ポリオレフィンとしては、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。また、実質的な取扱い性、及び使用目的等を考慮すると、第2の剥離部材の厚さは10〜300μmであることが好ましく、12〜150μmであることが更に好ましい。
【0030】本発明の接着用シートを構成する接着層は、例えばタッチパネル等の製造される製品に、必要十分な品質を付与することができるものであれば良く、具体的には、アクリル樹脂系、ゴム系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系、ビニルエーテル系、及びエポキシ樹脂系からなる群より選択される少なくとも一種の材料を含む層であることが好ましい。また、接着層が、その内部に中間層として基材フィルムを有してなるものであることが好ましく、即ち、一般的な両面粘着テープ等を用いることができる。なお、本発明において、接着層の厚さについては特に限定されるものではなく、所望とする、被着体どうしの間に形成される間隙の幅に対応して適宜設定すれば良い。
【0031】図1及び図3においては、接着用シート1を構成する一の第1の剥離部材11及び第2の剥離部材12について、接着層13が三箇所形成された状態を示しているが、本発明において、接着層13の形成箇所の数は特に限定されるものではない。即ち、一の第1の剥離部材及び第2の剥離部材について、多数箇所の接着層を形成しても良い。多数箇所の接着層を備えた本発明の接着用シートを用いれば、第1の剥離部材及び第2の剥離部材を剥離する操作が各々一度ずつで、多数組の被着体どうしを接着することができる。
【0032】次に、本発明の接着用シートの使用方法の概略について、被着体が、タッチパネルを構成するパネルとフィルムである場合を例に挙げて説明する。まず、図1に示す接着用シート1を用意し、その第2の剥離部材12を剥離・除去する。接着層13を複数箇所(図1においては三箇所)形成しておくことにより、一度の剥離・除去操作で、同時に複数箇所の接着層13を露出することができる。次いで、一方の被着体であるパネルの表面の所定箇所に、接着層13が接触するように、第1の剥離部材11を積層する。このとき、第1の剥離部材の積層位置の決定を容易にすべく、第1の剥離部材11に位置決め孔等を形成しておいても良い。
【0033】積層された第1の剥離部材11を、接着層13のみをパネル表面に残して剥離・除去した後、接着層13を介してフィルムをパネル上に積層・接着することにより、パネルとフィルムとの間に所定の介装空間が形成されたタッチパネルを製造することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図3に示した作製工程に従って、接着用シート1を作製した。なお、両面接着シート2として、ポリエチレンテレフタレート(PET)製シート(厚さ100μm×長さ400mm×幅300mm)、両面粘着テープ(厚さ12μmの基材フィルム(PET)の両面に、アクリル樹脂系接着層(各々の厚さ25μm)を形成したもの)、及び白グラシン紙製の剥離紙からなる三層積層体を使用した。また、第2の剥離部材12として、透明なPET製シート(厚さ38μm×長さ420mm×幅320mm)を使用した。
【0035】なお、切込み線22を入れた後の工程である、不要部分を除去する工程、及び第2の剥離部材12を接着・積層する工程はクリーンルーム内で行い、更に、不要部分の除去後、接着層13に囲まれた第1の剥離部材11の表面領域内を、クリーンローラ等を用いて粘着剤洗浄を行った。
【0036】
(結果)
作製した接着用シートの、接着層に囲まれた第1の剥離部材の表面領域内(図1における、間隙部23の領域内)には、肉眼で識別し得る紙粉、紙屑、及び塵等の異物は混入していなかった。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接着用シートは、剥離部材が、所定の合成樹脂シートからなる第1の剥離部材と、所定の合成樹脂シートからなる透明又は半透明の第2の剥離部材から構成され、接着層が、被着体の接着領域の形状に対応した形状に成形されてなるものであるため、複数の被着体相互間への紙粉等の異物混入が未然に防止されるとともに、接着のための作業性に優れ、例えば高品質なタッチパネルを簡便に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着用シートの一実施形態を模式的に示す正面図である。
【図2】図1におけるA−A’切断面を示す断面図である。
【図3】本発明の接着用シートの作製工程を説明する模式図である。
【図4】図3におけるB−B’切断面を示す断面図である。
【符号の説明】
1…接着用シート、2…両面接着シート、11…第1の剥離部材、12…第2の剥離部材、13…接着層、14…粗形接着層、21…剥離紙、22…切込み線、23…間隙部。

Claims (9)

  1. 二枚の剥離部材の間に、接着剤、粘着剤、又は粘接着剤からなる接着層を挟持した構造を有してなり、前記剥離部材を剥離した状態で前記接着層を複数の被着体のそれぞれの接着領域相互間に配設することによって前記被着体相互を接着するために用いられる接着用シートであって、
    前記剥離部材が、第1の合成樹脂シートからなる第1の剥離部材と、第2の合成樹脂シートからなる透明又は半透明の第2の剥離部材から構成され、
    前記接着層が、前記被着体の前記接着領域の形状に対応した形状に成形されてなることを特徴とする接着用シート。
  2. 前記第1の剥離部材が、その表面のうちの少なくとも前記接着層と接触しない側の表面がブラスト処理されてなるものである請求項1に記載の接着用シート。
  3. 前記第1の合成樹脂シートが、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、及びポリ塩化ビニルからなる群より選択される少なくとも一種の材料を含むシートである請求項1又は2に記載の接着用シート。
  4. 前記第2の合成樹脂シートが、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリスチレン、及びポリ塩化ビニルからなる群より選択される少なくとも一種の材料を含むシートである請求項1〜3のいずれか一項に記載の接着用シート。
  5. 前記第1の剥離部材の厚さが、12〜350μmである請求項1〜4のいずれか一項に記載の接着用シート。
  6. 前記第2の剥離部材の厚さが、10〜300μmである請求項1〜5のいずれか一項に記載の接着用シート。
  7. 前記接着層が、アクリル樹脂系、ゴム系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系、ビニルエーテル系、及びエポキシ樹脂系からなる群より選択される少なくとも一種の材料を含む層である請求項1〜6のいずれか一項に記載の接着用シート。
  8. 前記接着層が、その内部に中間層として基材フィルムを有してなるものである請求項1〜7のいずれか一項に記載の接着用シート。
  9. 前記剥離部材を前記接着層から剥離するために要する剥離力が、前記第1の剥離部材を前記接着層から剥離する場合の方が、前記第2の剥離部材を剥離する場合よりも大になるように構成されてなる請求項1〜8のいずれか一項に記載の接着用シート。
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