JP2004136605A - 塗膜転写具 - Google Patents

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JP2004136605A
JP2004136605A JP2002305291A JP2002305291A JP2004136605A JP 2004136605 A JP2004136605 A JP 2004136605A JP 2002305291 A JP2002305291 A JP 2002305291A JP 2002305291 A JP2002305291 A JP 2002305291A JP 2004136605 A JP2004136605 A JP 2004136605A
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coating film
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tape
winding
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JP2002305291A
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Keisuke Fujii
藤井圭介
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Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujicopian Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】基材テープを最後まで巻き取りコアにスムーズに巻き取られる塗膜転写具を提供することである。
【解決手段】基材テープに塗膜を備えた転写テープを繰り出す繰り出しコアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写する転写ヘッドと、転写後の基材テープを巻き取る巻き取りコアを有し、繰り出しコアと巻き取りコアを連動回転させる伝達手段を備えた塗膜転写具において、巻き取りコアの回転を補助するリールを設けたことを特徴とする塗膜転写具から構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字修正用塗膜、接着用粘着膜、装飾用塗膜等を被転写面に押圧転写する塗膜転写具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、文字等の訂正には修正テープを内装した塗膜転写具を使用している。この塗膜転写具11は、図3に示すように、ケース12内に文字修正用塗膜を基材テープ18に塗布された転写テープ17を巻回した繰り出しコア13と、ケース外で文字修正用塗膜と基材テープ18とが別れ、文字修正用塗膜を被転写面に押圧して転写する転写ヘッド15と、転写後の基材テープ18を巻き取る巻き取りコア14を有し、繰り出しコア13と巻き取りコア14とを連動回転させる伝達手段としてベルト式連動機構を備えたものである。このベルト式連動機構は、両コア13、14をゴムベルト16で巻掛けたもので、基材テープ18の巻き取り長さが転写テープ17の引き出し長さより長くなるように両コア13、14を回転させ、転写テープ17に適度な張力を掛けることで転写テープを弛まなくしている。また、転写テープ17に過大な張力が掛かった時は、巻き取りコア14とゴムベルト16との間でスリップが生じて張力を調整し、転写テープ17の破断を防いでいる。両コア13,14を連動回転させる伝達手段としては、ベルト式連動機構以外にギヤ式連動機構があり、この機構は繰り出しコア13に金属製のコイルスプリングやプラスチック製の弾性体を用いたクラッチ機構を設けており、このクラッチ機構でスリップさせて転写テープ17の張力を調整している。
【0003】
これらの塗膜転写具11を使用し始める初期には、繰り出しコア13に巻回されている転写テープ17の外径が大きいので、転写テープ17を繰り出しコア13から引き出す時の張力は小さくても引き出せる。従って、塗膜転写の際には、転写ヘッド15を被転写面に対して弱く押圧しても転写テープ17が引き出せる。次に、塗膜転写具11を使用するにつれて繰り出しコア13に巻回されている転写テープ17の外径が減少して行くので張力が次第に増大し、使用終期には転写ヘッド15を被転写面に対して強く押圧しないと転写テープ17を引き出すことができなくなる。この問題を回避するため、例えば、繰り出しコア13と巻き取りコア14との間に設けられるベルト式連動機構のゴムベルト16をケース12の外部から操作し、ゴムベルト16の張力を可変することで、繰り出しコア13から転写テープ17を引き出す力を調整する技術がある(特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−127774号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような塗膜転写具11は、繰り出しコア13と巻き取りコア14とを連動回転させる伝達手段が、ベルト式連動機構であれ、ギヤ式連動機構であっても、両コア13,14との間でスリップしながら連動回転しているので、使用初期から終期まで転写テープ17をスムーズに巻き取るために、使用終期の転写テープ17を引き出す力を小さく設定することが行われている。そうすると、使用初期の転写テープ17を引き出す力はより小さくなってしまうので、巻き取りコア14が基材テープ18を巻き取る力も小さくなり、基材テープ18をスムーズに巻き取れないという問題が生じる。
【0006】
本発明の目的は、塗膜転写具の使用初期に繰り出しコアから転写テープを引き出す力を小さく設定しても、基材テープを最後まで巻き取りコアにスムーズに巻き取られる塗膜転写具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基材テープに塗膜を備えた転写テープを繰り出す繰り出しコアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写する転写ヘッドと、転写後の基材テープを巻き取る巻き取りコアを有し、繰り出しコアと巻き取りコアとを連動回転させる伝達手段を備えた塗膜転写具において、巻き取りコアの回転を補助するリールを設けた塗膜転写具から構成されている。
また、前記巻き取りコアの回転を補助するリールが、巻き取りコアとは噛合し、繰り出しコアと巻き取りコアとを連動回転させる伝達手段とは摩擦伝達する機構としてもよい。
【0008】
【作用】
本発明の塗膜転写具においては、使用初期に転写テープを引き出す力を小さくしても、巻き取りコアの回転を補助するリールに生じる回転力が、繰り出しコアと巻き取りコアとを連動回転させる伝達手段から、巻き取りコアに伝達される回転力に追加されて、巻き取りコアの巻き取り力を増大させることができるので、転写テープを被転写面に容易に引き出すことが可能となる。
さらに、巻き取りコアの回転を補助するリールに設けられた歯車を巻き取りコアに設けられた歯車と噛合させると、リールの回転力を確実に巻き取りコアに伝達させることができ、また、リールの歯車と同軸の摩擦車が両コアを連動回転させる伝達手段と当接することにより、リールに過大な力が加わった時、両者間でスリップして適正な力に調整されるので、スムーズに巻き取りコアに回転力が加わり基材テープを巻き取り易くする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の塗膜転写具である。図2は本発明の要部拡大斜視図である。本実施形態の塗膜転写具1は、2分割したケース2とカバー(図示せず)を備え、ケース2には3本の支軸33、43、93、ケース端部に転写ヘッド5、各支軸33,43に回転可能に係合された繰り出しコア3と巻き取りコア4、この繰り出しコア3と巻き取コア4とを連動回転させる無端状のゴムベルト6、および基材テープ8の片面に塗膜を備えた転写テープ7からなり、ケース2はカバーで覆われている。繰り出しコア3に巻回されている転写テープ7は、繰り出しコア3から引き出され、転写ヘッド5の先端部で塗膜と基材テープ8とに別れ、塗膜が被転写面に押圧されて転写され、転写後の基材テープ8が巻き取りコア4に巻き取られるようになっている。両コア3,4を連動回転させる無端状のゴムベルト6は、基材テープ8の巻き取り長さが転写テープ7の引き出し長さより長くなるように両コア3、4を回転させ、転写テープ7に適度な張力を掛けることで転写テープ7を弛まなくしている。
【0010】
この塗膜転写具1の繰り出しコア3と巻き取コア4との間に巻き取りコア4の回転を補助するリール9が、支軸93に回転可能に設けられている。巻き取りコア4は基材テープ8の巻き取り部と巻き取り部と同軸の歯車A41とからなり、リール9は摩擦車91とその摩擦車91と同軸の歯車B92とからなっている。この歯車A41と歯車B92とはそれぞれ噛合している。この摩擦車91は、ゴムベルト6(例えばOリング)の外周と当接している。転写ヘッド5を被転写面に押圧して塗膜転写具1を引くと、繰り出しコア3に巻回されている転写テープ7が繰り出しコア3を矢印の方向に回転させながら引き出され、繰り出しコア3の回転が繰り出しコア3と巻き取りコア4との間に巻掛けられたゴムベルト6を介して伝達され、巻き取りコア4を矢印の方向に回転させると同時に、このゴムベルト6の外周と当接している摩擦車91も回転させる。そうすると、この摩擦車91が回転することにより、摩擦車91と同軸の歯車B92も矢印の方向に回転し、歯車B92と歯車A41とは噛合されているので、歯車A41が回転して巻き取りコア4を矢印の方向に回転させる。従って、巻き取りコア4は、転写テープ7を繰り出しコア3から引き出されゴムベルト6を介して伝達される回転力とリール9の回転による回転力とが合わされた力で回転させられるので、基材テープ8を力強く巻き取ることができる。巻き取りコア4の歯車A41の歯数は歯車B92の歯数よりも少なくなっており、歯車A41が歯車B92よりも速く回転するようになっていて、巻き取りコア4に回転力を追加し易くしている。もちろん、摩擦車91から歯車B92を介して歯車A41に過大な回転力が加わろうとしても、摩擦車91とゴムベルト6とは当接しているので、両者の間でスリップが生じて過大な回転力が巻き取りコア4に加わることはない。繰り出しコア3と巻き取りコア4とを連動回転させる伝達手段は、ベルト式連動機構に限定されるものではなく、ギヤ式連動機構であってもよい。ただ、ベルト式連動機構の方が両コア3,4を連動するギヤが不要で無端状のゴムベルト6(Oリング)であればよいのでコストが安価である。また、このリール9は、ケース2内に設けられ、ケース2の外から操作する必要がなく、塗膜転写具1を使用すれば自動的に作動するものである。
【0011】
塗膜転写具1は、そのケース2内に収納される転写テープ7が視認できるような透明、あるいは、半透明な樹脂で形成されるのが望ましいが、不透明な樹脂や再生材料、抗菌樹脂、生物分解樹脂や紙等の材質で形成してもよく、その材質は限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】
以上のような本発明の塗膜転写具によると、塗膜転写具の使用初期に繰り出しコアから転写テープを引き出す力を小さく設定しても、巻き取りコアの回転を補助するリールが、巻き取りコアの回転力を強化するので、基材テープを確実に最後まで巻き取り、また、転写テープを引き出す力を小さくできるので、使用終期でも塗膜転写具を被転写面に強く押しつけることなく使用でき、操作性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗膜転写具を示す。
【図2】本発明の塗膜転写具の要部拡大斜視図である。
【図3】従来の塗膜転写具を示す。
【符号の説明】
1 塗膜転写具
2 ケース
3 繰り出しコア
33 支軸
4 巻き取りコア
41 歯車A
43 支軸
5 転写ヘッド
6 ゴムベルト
7 転写テープ
8 基材テープ
9 リール
91 摩擦車
92 歯車B
93 支軸

Claims (2)

  1. 基材テープに塗膜を備えた転写テープを繰り出す繰り出しコアと、前記塗膜を被転写面に押圧して転写する転写ヘッドと、転写後の基材テープを巻き取る巻き取りコアを有し、繰り出しコアと巻き取りコアとを連動回転させる伝達手段を備えた塗膜転写具において、巻き取りコアの回転を補助するリールを設けたことを特徴とする塗膜転写具。
  2. 前記巻き取りコアの回転を補助するリールが、巻き取りコアとは噛合し、繰り出しコアと巻き取りコアとを連動回転させる伝達手段とは摩擦伝達する機構である請求項1記載の塗膜転写具。
JP2002305291A 2002-10-21 2002-10-21 塗膜転写具 Pending JP2004136605A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297909A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Fujicopian Co Ltd 多品種兼用塗膜転写具
CN111362044A (zh) * 2020-04-08 2020-07-03 金陵科技学院 一种修正胶带装置

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