JP2004135756A - 健康管理端末および健康管理システム - Google Patents

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Toshihiko Yasui
安井 利彦
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Abstract

【課題】生体情報データを解析することで個人の日頃の生活習慣や健康度合いを十分に把握でき、個人に必要な生活改善のアドバイスのみを随時通知することで、より確実に極度の負荷なく生活改善を促すことができる健康管理方法を提供すること。
【解決手段】アドバイス装置2によって健康管理対象者に応じたアドバイスを携帯可能な健康管理端末1へ通知し、このアドバイスに応じて生活改善を行った健康管理対象者の生体情報データを用いて、健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるアドバイスに修正を行ってアドバイスを健康管理端末1へ通知することを繰り返す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭で健康管理に用いる健康管理端末および健康管理システムに関し、特に、アドバイスによる生活習慣の改善によって健康管理を行う健康管理システムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、健康管理の方針として従来の病気の早期発見・早期治療(二次予防)から病気にならない健康づくり(一次予防)へと移ってきている。このような健康管理の手段の一つとして、体重、体脂肪率、血圧等の測定データを通信ネットワークで送信してアドバイスを返すことによる指導を行うことが行われてきている。
【0003】
従来例として、健康管理端末1と通信ネットワーク4を介してつながるサーバおよび健康管理端末1に接続された複数の生体情報測定機器3によって構成される図8に示すような健康管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図8においては、生体情報測定機器3によって体重、体脂肪率、血圧等の測定を行い、接続された健康管理端末1を使って測定した生体情報データを通信ネットワーク4を介してサーバ2へ送信する。サーバ2では、受信した生体情報データをもとに診断を行い通信ネットワーク4を介して健康管理端末1へアドバイスを返すことによって、健康管理端末1により表示や印字を行って健康管理対象者はアドバイスを得ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−15068号公報(第4−5頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示す従来例のような構成では、健康管理端末と生体情報測定機器が接続されているため、同じ場所で使用することが必要である。さらに、サーバは受信した生体情報データのみをもとにアドバイスを生成するため健康管理対象者の体質等の他の条件を考慮しないアドバイスしか生成することができない。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、生体情報測定機器を適切な場所で使用し、測定した生体情報データを解析することで個人の日頃の生活習慣や健康度合いを十分に把握でき、個人に必要な生活改善のアドバイスのみを随時通知することで、より確実に極度の負荷なく生活改善を促すことができる健康管理システムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の健康管理システムは、生体情報測定機器で測定した生体情報データの送信を行う端末生体情報データ送信部と、サーバより受信したアドバイスを表示するアドバイス表示部とを有する携帯可能な健康管理端末と、健康管理対象者の生体情報データを受信する生体情報データ受信部と、前記健康管理対象者の個人情報および前記生体情報データをもとに前記健康管理対象者に応じたアドバイスを生成するアドバイス生成部と、前記アドバイスを前記健康管理対象者に通知するアドバイス通知部とを備え、アドバイス生成部は、受信した前記生体情報データによって前記健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるようにアドバイスを修正するアドバイス装置とで構成するもので、健康管理対象者に必要な生活改善のアドバイスのみを随時通知するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、健康管理端末を生体情報測定機器で測定した生体情報データを受信する端末生体情報データ受信部と、前記生体情報データを記憶する生体情報データ記憶部と、前記生体情報データを表示する生体情報データ表示部と、前記生体情報データ記憶部から生体情報データを読み出して送信を行う端末生体情報データ送信部と、前記生体情報データ記憶部から前記端末生体情報データ送信部へ転送するデータを選択する送信データ選択部と、アドバイスを受信するアドバイス受信部と、前記アドバイス受信部で受信したアドバイスを表示するアドバイス表示部と、前記生体情報データ送信部および前記アドバイス受信部とデータの送受信を行い通信ネットワークを介してサーバとのデータ通信を行うネットワーク通信部とで携帯可能な構成とすることで、常に適切な場所で健康管理端末を使用して生体情報データの送信やアドバイスの受信、閲覧を行うことができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、特に請求項1記載の端末生体情報データ受信部が、無線通信により生体情報測定機器から生体情報データを受信する構成とすることにより、健康管理端末および生体情報測定機器を適切な場所で使用することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、特に請求項1記載のネットワーク通信部を、携帯電話網を介して通信ネットワークと接続して通信を行う構成とすることで、有線通信網のない場所においても使用することができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、健康管理対象者の家庭に設置した請求項1から請求項3に示すいずれかの構成である健康管理端末と、前記健康管理対象者からの生体情報データを受信する生体情報データ受信部と、前記健康管理対象者の個人情報および前記生体情報データをもとに前記健康管理対象者に応じたアドバイスを生成するアドバイス生成部と、前記アドバイスを前記健康管理対象者に通知するアドバイス通知部とを備え、アドバイス生成部は、受信した前記生体情報データによって前記健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるようにアドバイスを修正するアドバイス装置とで構成することで、健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるように修正されたアドバイスを受けることができる。
【0013】
請求項5記載の発明は、特に請求項4記載のアドバイス通知部を、健康管理端末へアドバイスを電子メールによって通知する構成とすることで、サーバにアドバイスを蓄積するための記憶容量を多く必要としないため、サーバを安価に構成することができる。
【0014】
請求項6記載の発明は、特に請求項1から請求項3に示すいずれかの構成である健康管理端末、または請求項4から請求項5に示すいずれかの構成である健康管理システムをコンピュータで実現させるためのプログラムで、これによって家庭や会社にある汎用コンピュータでアドバイス装置や健康管理システムを容易に実現することができる。
【0015】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施例における健康管理システムの構成図であり、図2は健康管理端末のブロック図、図3はアドバイス装置のブロック図である。
【0017】
図1において、1は健康管理端末で、家庭で健康管理対象者が使用して健康管理を行うもので、インターネット網4に接続している。2はサーバとして用いるアドバイス装置で、健康管理対象者に対するアドバイスを生成するもので、インターネット網4に接続している。3は生体データを取得して記憶する生体情報測定機器で、体脂肪体重計3A、血圧計3B、運動量計3Cなどの家庭で健康管理対象者が使用して測定できる機器であればよい。
【0018】
インターネット網4は、公衆電話回線、携帯電話網、LAN、専用線などをインターネットサービスプロバイダ(ISP)によって相互接続して健康管理端末1やアドバイス装置2の複数の端末装置間で共通プロトコルを用いたデータ伝送を行うための通信ネットワークとして使用する。
【0019】
健康管理端末1の構成は図2に示すように、101はインターネット網4とデータ通信を行うネットワーク通信部としての健康管理端末用インターネット通信部、102は健康管理端末用インターネット通信部101を介してアドバイス装置2よりアドバイスを受信するアドバイス受信部、103はアドバイス受信部102で受信したアドバイスを表示するアドバイス表示部、104は生体情報測定機器3で測定した生体情報データを受信する端末生体情報データ受信部、105は端末生体情報データ受信部104で受信した生体情報データを記憶する生体情報データ記憶部、106は生体情報データ記憶部105で記憶している生体情報データを表示する生体情報データ表示部、107はアドバイス表示部103や生体情報データ表示部105からの内容をそれぞれ画面に表示する表示部、108は生体情報データ記憶部105からアドバイス端末2へ送信するデータを選択する送信データ選択部、109は送信データ選択部108によって選択したデータを生体情報データ記憶部105から読み出して健康管理端末用インターネット通信部101を介してインターネット網4へ送信する端末生体情報データ送信部である。
【0020】
健康管理端末1の形状は例えば図4に示すように、液晶画面で構成する表示部107と、押しボタンスイッチで構成する入力部108を前面に配置し、生体情報測定機器3からの生体情報データは赤外線受信部401より受信し、アドバイス装置2とのアドバイスの受信や生体情報データの送信は図2に示すインターネット通信部101を介してアンテナ402より無線で携帯電話網に接続することよって行う。つまり、携帯電話網によってインターネット網4に接続してアドバイス端末2と通信を行う携帯電話データ通信機能を有している。
【0021】
図4に示す健康管理端末1は、携帯可能なサイズとしているために、体脂肪体重計やトイレ内測定機器(体脂肪計や尿糖センサ)のように生体情報測定機器そのものが移動困難な場合でも健康管理端末1の方を移動することで測定データの受信が可能である。
【0022】
アドバイス装置2の構成は図3に示すように、201はインターネット網4を介してデータの送受信を行うアドバイス装置用インターネット通信部で、202はアドバイス装置用インターネット通信部201で受信したデータより健康管理端末1からの生体情報データを受信する生体情報データ受信部、203は生体情報データ受信部202で受信したデータをもとにアドバイス要素の算出を行いアドバイスを生成するアドバイス生成部、204はアドバイス生成部203によって生成したアドバイスを健康管理対象者に閲覧できるように健康管理対象者用閲覧場所に登録するアドバイス通知部、205は健康管理対象者が閲覧できるデータベースであるアドバイスデータベース、206は生体情報データ受信部202によって受信した生体情報データやアドバイス生成部203で生成したアドバイス要素を記憶するアドバイスデータ記憶部である。
【0023】
以上の健康管理システムにおける健康管理対象者の健康管理の手順を図1から図4の構成図、ブロック図、概観図および図5から図6の健康管理の流れを示す図を参照して説明する。
【0024】
まず、身長、喫煙量、飲酒量、睡眠時間、ストレス度合い、食事習慣、運動習慣、既往症、自覚症状、家族遺伝性疾患等の生活内容データを事前アンケートとして取得し、健康管理対象者毎に割り当てたユーザIDや個人データとして氏名、性別、生年月日等の個人を特定する個人情報とともにアドバイスデータ記憶部206に記録させておく。
【0025】
次に、健康管理対象者は基本データとして体調が安定している平常時の生体情報を測定する。平常時の生体情報データは、体脂肪体重計3Aによる体重と体脂肪率、血圧計3Bによる安静時の血圧と安静時の脈拍数、運動量計3Cによる通常生活時の一日の運動量である。
【0026】
測定した生体情報データは、各生体情報測定機器より健康管理端末1へ送信を行う。例えば、体脂肪体重計3Aは赤外線データ送信機能を有したもので、健康管理装置1は赤外線受信部401を介して端末生体情報データ受信部104によって受信し(図5のS501)、表示部107の生体情報データ表示部106によって体重および体脂肪率を表示し、同時に生体情報データ記憶部105に体重および体脂肪率をデータの受信日時とともに記憶する(S502)。
【0027】
さらに、健康管理対象者は、測定した生体情報測定データを表示部107によって確認した後、アドバイス装置2へ返送するデータを送信データ選択部108によって選択し(S503)、選択したデータを生体情報データ記憶部105より端末生体情報データ送信部109より健康管理端末用インターネット通信部101を介してインターネット網4へ送出する(S504)ことで、生体情報測定データの内から少なくとも1項目以上を送信する。健康管理装置1からはインターネットプロバイダへ電話をかけることでダイヤルアップ接続を行ってインターネット網4を介してアドバイス装置2へ生体情報データを送信する。
【0028】
アドバイス装置2への生体情報データの受け渡しは、電子メールでの送信、ファイル転送(例えばFTP)やデータ転送(例えばHTTP)で送信するなどの方法をシステムの規模や各端末装置の性能などを考慮して適切に選択すればよい。また、送信データには、生体情報データには個人を特定するユーザIDを添付して送信するため、アドバイス装置2は個人を特定して生体情報データを受信することができる。
【0029】
アドバイス装置2では、インターネット網4よりアドバイス装置用インターネット通信部201を介してユーザIDを含む生体情報データを生体情報データ受信部202によって受信する(図6のS601)。アドバイス生成部303は、受信したユーザIDより個人を特定して生体情報データからアドバイス作成のための必要項目の抽出処理を行い(S602)、抽出した項目を用いてアドバイスを作成するためのアドバイス要素の計算処理を行い(S603)、求められた各要素に基づいて健康管理のためのアドバイスを作成する(S604)。作成されたアドバイスは、アドバイス通知部204によってアドバイスデータベース205に健康管理対象者専用のデータとして記憶を行うことでアドバイスの登録処理を行う(S605)。
【0030】
アドバイスとしては、就寝時間や運動時間などの生活習慣の改善指導、食事メニューや間食などに関する食事指導の中から健康管理対象者の健康改善にとって必要な項目のみを登録する。
【0031】
アドバイスを作成するためのアドバイス要素の計算処理においては、上記抽出データを指数化して生活習慣病になる可能性を割り出す。例えば、肥満に関してはBMIおよび体脂肪率を用いる。BMIは以下の式である。
【0032】
BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)×身長(メートル)
一般にBMIが22に近ければ健康度が高いといわれているが、さらに体脂肪率を考慮して、例えば男性で体脂肪率が30%以上であれば明らかな肥満であるため、カロリーの摂取を制限する食生活アドバイスを行うようにする。
【0033】
また、アドバイスを作成するためのアドバイス要素の計算に用いるパラメータは性別、年齢、生活強度によって異なる。例えば、図7に示す明治生命保険相互会社の統計調査による15〜69歳における肥満度(身長と体重の比)別の死亡率を見た場合、図7(a)の男性がほぼ肥満度0が最も死亡率が最低になるのに対して、図7(b)の女性では肥満度10〜20%であるほうが死亡率が低くなっている。したがって、基本的には男性では初期値として肥満度0%である(イ)の点を健康安定点パラメータとして設定し、女性では初期値として肥満度15%である(ロ)の点を健康安定点パラメータとして設定する。同様に受診者の年齢や生活強度に応じて健康安定点を考慮したパラメータとする。
【0034】
例えば、健康診断データより抽出した身長および体重よりBMIを求めて、(表1)(a)に示すような対照表によりBMIに応じたアドバイス決定指数を求め、体脂肪率により(表1)(b)に示すような対照表により体脂肪率に応じたアドバイス決定指数を求めることで、アドバイスとして低カロリー食の食事指導を行うかどうかを決定する。
【0035】
【表1】
Figure 2004135756
【0036】
体脂肪体重計の測定値においてBMIが22で体格はほぼ適正である男性でも、体脂肪率が25%である場合には、2項目でのアドバイス決定指数の加算値は、以下のようになる。
【0037】
低カロリー食の食事指導のアドバイス決定指数A=3+10=13
ここで、アドバイス決定指数はすべての要素を加算して値が12以上となる項目をアドバイスすることとすると、低カロリー食の食事指導アドバイス決定指数Bが“13”となっているため、アドバイスとして低カロリー食の食事指導を行うことを決定する。つまり、BMIが標準でも「かくれ肥満」の可能性があるために低カロリー食の食事等の食事管理を行う必要があることを指摘している。
【0038】
健康管理端末1では、アドバイス装置2へのアドバイス要求を行って、アドバイス装置2のアドバイスデータベース205よりインターネット網4を介して健康管理対象者のユーザIDをもとにして健康管理対象者に対するアドバイスをアドバイス受信部101によって受信し(図5のS506)、表示部108のアドバイス表示部103によってアドバイスを表示する(S507)。健康管理対象者専用のデータへのアクセスは、ユーザIDを該データへのアクセスコードとして事前に健康管理対象者の使用する健康管理端末1へ登録しておき、健康管理装置1からアドバイス装置2へのアドバイス要求に健康管理対象者を特定するためのユーザIDを含めることで健康管理対象者専用のデータへのアクセスを許可する。
【0039】
アドバイス表示部108で表示されるアドバイス内容は、健康管理対象者専用のデータとして登録された内容で、就寝時間や運動時間などの生活習慣の改善指導、食事メニューや間食などに関する食事指導などの中から健康管理対象者の健康改善にとって必要な項目のみが示される。
【0040】
健康管理対象者は、毎日定期的に体脂肪体重計3A、血圧計3B、運動量計3Cにより生体情報データを測定して上記操作を繰り返して生体情報データを健康管理端末1よりアドバイス装置2へ送信し、アドバイスデータベース205を確認することで新規のアドバイスが登録されているかを確認して(図5のS505)、新規のアドバイスがあればアドバイスを受信(S506)してアドバイスを表示する(S507)。
【0041】
アドバイス装置2は、アドバイス装置用インターネット通信部201を介して新たな生体情報データを受信すると(図6のS606)、生体情報データ受信部202によって生体情報データを読み込み(S607)、アドバイス生成部203は受信した生体情報データを用いてアドバイスを修正するためのアドバイス要素の計算処理を行い(S608)、求められた各要素に基づいて健康管理のためのアドバイスを修正する(S609)。作成された修正アドバイスは、アドバイス通知部204によってアドバイスデータベース205に健康管理対象者専用のデータとして記憶を行うことで修正アドバイスを初期のアドバイスと同等に登録処理を行う(S605)。
【0042】
また、生体情報データ受信部202で受信した生体情報データやアドバイス生成部203で算出したアドバイス要素はすべてアドバイスデータ記憶部206によって順次記憶しており、アドバイスを修正するためのアドバイス要素の計算処理には、過去のアドバイス要素や生体情報データも用いて新たなアドバイス要素の算出を行う。
【0043】
ところで、アドバイスによる要請通りの生活改善をしばらく続けても測定データが改善されないときは、病気の危険領域でない限りにおいて当人の健康安定点を現状の方向に修正することによってアドバイスによる生活改善の強制を緩和して生活に対する負荷を少なくする。例えば、BMIが25と若干肥満気味であるにも関わらず要請通りの運動や食事制限でもBMIが下がらずに疲れやすくなったなどの症状が生体情報データの解析で発生している場合は、当人の健康安定点がBMIが22より高い位置にあると判断してBMIを24にすることを目標としたアドバイスへ修正を行っていく。
【0044】
例えば、生体情報データとしての健康管理対象者の体重・体脂肪率データよりBMIを算出し、30日間のBMI変化量を求める。これを元に(表2)のようなアドバイスにおける低カロリー食の食事指導に対する修正指数を算出する。
【0045】
【表2】
Figure 2004135756
【0046】
これによって求めた値を前回算出したアドバイス決定指数に加算して、アドバイス決定指数を修正する。(表2)の修正指数の例では、BMI変化量が−10%以下の場合には、生活改善が行われているので低カロリー食の食事指導を緩和し、10%以上になっている場合でも、ストレス度合いが高まっていると考えられるので、BMIの健康安定点を少し高くすることで低カロリー食の食事指導を緩和する。
【0047】
このように個人毎の健康度に対するパラメータの修正によって、個人毎の健康安定点を求め直しながらアドバイスを行っていくことで、できる限り個人の生活に対する負荷が少ない状態にして生活の質(QOL)を低下させないで健康度が向上する仕組みとしている。
【0048】
以上のように、本実施例によれば、家庭で測定できる生体情報データをもとにした健康管理アドバイスを健康管理端末で確認することによって健康管理を行うことができ、さらに定期的にアドバイスを修正することでその時点毎に適したアドバイスを得ることができる。
【0049】
なお、アドバイス装置の各機能はCPUと記憶部とインターネット通信部を有したワークステーションやパソコンで構成し、各処理は記憶部に書きこまれたプログラムに従って実行することとすれば、アドバイス作成の基準パラメータの変更等が容易にできる。
【0050】
また、健康管理端末を家庭にあるインターネット通信部を有したパソコンを用い、各処理をプログラムに従って実行して、生体情報測定機器からの測定データは該パソコンのキーボードを用いて入力することとすれば、新たな端末装置を家庭に持ちこむことなく同等の効果を得ることができる。
【0051】
また、これらの装置をコンピュータに実行させるためのプログラムやデータを実現することで、家庭や会社にある汎用コンピュータで容易に実現することができる。また、そのプログラムやデータを記録した記録媒体を用いることでソフトウエアを汎用コンピュータにインストールする作業が容易にできる。
【0052】
また、アドバイス装置でのアドバイスの修正を生体情報データの受信毎としたが、通常は生体情報データの受信によって健康管理対象者の健康度の算出を行うのみで同じアドバイスを繰り返し登録し、一定期間毎に健康安定点の変更やアドバイスの修正を行うようにすれば、健康管理対象者の生活改善度の確認や健康安定点の変更をより効果的に行うことができる。
【0053】
また、本実施例ではアドバイス装置の健康管理端末からのアクセスを直接データベースから読み出す構成としたが、アドバイス装置用インターネット通信部がWEBサーバおよびデータベースサーバの機能を有することとすれば、健康管理端末ではアドバイス装置のホームページを開いて、CGI等の機能を用いてアドバイスデータベースから個人のアドバイスを閲覧することができ、健康管理端末にはホームページブラウザのみがあれば特別なデータベースアクセス用の機能が必要でなくなる。
【0054】
また、アドバイスはアドバイス装置のアドバイスデータベースに登録するようにしたが、電子メールによって健康管理端末へ直接送信するようにすれば、アドバイス装置に大きなデータベースの容量が不要になり、健康管理端末には電子メールの送受信機能のみでデータベースアクセスの機能が不要になる。
【0055】
また、本実施例ではインターネット網によって各端末装置を接続する構成としたがデータ伝送を行うためには公衆電話回線や携帯電話網のみによるデータ通信を行うこととしても問題はなく、さらに独自通信プロトコルとすれば外部からのデータ傍受を防ぐことができるので、通信データ保護の面からは効果的である。
【0056】
また、本実施例では生体情報データを健康管理端末に入力してアドバイス装置へネットワークを介して通知する構成としたが、生体情報測定機器が公民館等のアドバイス装置と同じ場所に置かれた場合には、アドバイス装置にキーボード等の入力手段を備えて直接アドバイス装置に生体情報データを入力する構成とすれば、健康管理端末に入力してアドバイス装置へネットワークを介して通知する手順を省くことができる。
【0057】
また、本実施例では生体情報測定機器からの生体情報データを赤外線によって健康管理端末に入力する構成としたが、生体情報測定機器と健康管理端末とを電磁波無線で通信することとすれば、生体情報測定機器と健康管理端末を近づける必要がなくなり健康管理端末の持ち運びの手間をなくすことができるし、生体情報測定機器と健康管理端末とを有線接続することとすれば、無線通信による部品コストや消費電力を抑えて低コストに実現することができる。
【0058】
また、健康管理端末として生体情報測定機器からの生体情報データを受信できる携帯電話を用いれば、個人所有の携帯電話の電話番号やシリアル番号をユーザIDとして使用することで、特別なユーザID管理をする必要がなくなる。
【0059】
また、本実施例では健康管理端末に健康管理端末用インターネット通信部を設けて直接携帯電話網を介してインターネット通信可能な構成としたが、健康管理端末には携帯電話用のインターフェースまたはモデムやターミナルアダプタ用のインターフェースを設ければ、外部に接続した携帯電話またはモデムやターミナルアダプタによって携帯電話網または公衆電話網やISDN回線網を介して通信できるので、健康管理端末に携帯電話通信機能が必要なくなるために小型化、低価格化することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、携帯可能な健康管理端末と、受信した前記生体情報データによって前記健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるようにアドバイスを修正するアドバイス装置とによって、適切な場所で測定した生体情報データを評価して健康管理対象者の日頃の生活習慣を十分に把握することで、健康管理対象者に必要な生活改善のアドバイスのみを随時通知して、より確実に生活改善を促すことができる。また、生体情報データで個人差や個人の生活強度を把握した上でアドバイスの修正を行うので、各個人に対してできる限り負荷のかからない生活改善による健康管理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における健康管理システムの構成図
【図2】本発明の実施例における健康管理端末のブロック図
【図3】本発明の実施例におけるアドバイス装置のブロック図
【図4】本発明の実施例における健康管理端末の概観図
【図5】本発明の実施例における健康管理端末の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の実施例におけるアドバイス装置の動作を示すフローチャート
【図7】統計による肥満度別の死亡率を示す図
【図8】従来例の健康管理システムの構成図
【符号の説明】
1 健康管理端末
2 アドバイス装置(サーバ)
3 生体情報測定機器
4 インターネット網(通信ネットワーク)
101 健康管理端末用インターネット通信部
102 アドバイス受信部
103 アドバイス表示部
104 端末生体情報データ受信部
105 生体情報データ記憶部
106 生体情報データ表示部
107 表示部
108 送信データ選択部
109 端末生体情報データ送信部
201 アドバイス装置用インターネット通信部
202 生体情報データ受信部
203 アドバイス生成部
204 アドバイス通知部
205 アドバイスデータベース
206 アドバイスデータ記憶部
401 赤外線受信部
402 アンテナ

Claims (6)

  1. 生体情報測定機器で測定した生体情報データを受信する端末生体情報データ受信部と、前記生体情報データを記憶する生体情報データ記憶部と、前記生体情報データを表示する生体情報データ表示部と、前記生体情報データ記憶部から生体情報データを読み出して送信を行う端末生体情報データ送信部と、前記生体情報データ記憶部から前記端末生体情報データ送信部へ転送するデータを選択する送信データ選択部と、アドバイスを受信するアドバイス受信部と、前記アドバイス受信部で受信したアドバイスを表示するアドバイス表示部と、前記端末生体情報データ送信部および前記アドバイス受信部とデータの送受信を行い通信ネットワークを介してサーバとのデータ通信を行うネットワーク通信部とで構成する携帯可能な健康管理端末。
  2. 端末生体情報データ受信部は、無線通信により生体情報測定機器から生体情報データを受信する請求項1記載の健康管理端末。
  3. ネットワーク通信部は、携帯電話網を介して通信ネットワークと接続して通信を行う請求項1または2記載の健康管理端末。
  4. 健康管理対象者の家庭に設置した請求項1から請求項3に示すいずれかの構成である健康管理端末と、前記健康管理対象者からの生体情報データを受信する生体情報データ受信部と、前記健康管理対象者の個人情報および前記生体情報データをもとに前記健康管理対象者に応じたアドバイスを生成するアドバイス生成部と、前記アドバイスを前記健康管理対象者に通知するアドバイス通知部とを備え、アドバイス生成部は、受信した前記生体情報データによって前記健康管理対象者に応じた健康安定点に近づけるようにアドバイスを修正するアドバイス装置とで構成する健康管理システム。
  5. アドバイス通知部は、健康管理端末へアドバイスを電子メールによって通知する請求項4記載の健康管理システム。
  6. 請求項1から請求項3に示すいずれかの構成である健康管理端末、または請求項4から請求項5に示すいずれかの構成である健康管理システムをコンピュータで実現させるためのプログラム。
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