JP2004135550A - 搬送容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体における実質的な収容容積が小さくなることを抑制できる搬送容器を提供すること。
【解決手段】発泡樹脂製の搬送容器1は,容器本体2,蓋部3及び着脱自在のポンプケース4を有している。ポンプケース4は,隔壁43により,エアーポンプ5を配置するポンプ配置室41と,ホース室42とに区画してある。隔壁43の上端部431には第1導出部431が設けてあり,ホース室42には第1導出部421が設けてある。搬送容器1は,ポンプケース4を容器本体2の側壁21における内壁面201に形成した載置段差部22に載置した状態においては,エアーホース51が隔壁43の第1導出部431及びホース室42の第1導出部421を経由して,容器本体2内に導出されるよう構成され,かつポンプケース4の下方に収納空間が形成されるよう構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】発泡樹脂製の搬送容器1は,容器本体2,蓋部3及び着脱自在のポンプケース4を有している。ポンプケース4は,隔壁43により,エアーポンプ5を配置するポンプ配置室41と,ホース室42とに区画してある。隔壁43の上端部431には第1導出部431が設けてあり,ホース室42には第1導出部421が設けてある。搬送容器1は,ポンプケース4を容器本体2の側壁21における内壁面201に形成した載置段差部22に載置した状態においては,エアーホース51が隔壁43の第1導出部431及びホース室42の第1導出部421を経由して,容器本体2内に導出されるよう構成され,かつポンプケース4の下方に収納空間が形成されるよう構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は,水溶液を入れて魚介類などを搬送するための搬送容器に関する。
【0002】
【従来技術】
容器本体と蓋部とからなる発泡樹脂製の搬送容器は,容器本体又は蓋部に,容器本体に保持する水溶液にエアーを噴出するエアーポンプを有している。そして,この搬送容器は,内部に水溶液を入れると共に魚,イカ,タコ,貝等の魚介類を入れて,上記エアーポンプにより空気を噴出しながら搬送する際に用いられる。
【0003】
このような搬送容器としては,特許文献1,2に示されるものがある。特許文献1の搬送容器は,容器本体にエアーポンプを配置するためのポンプ配置室を一体成形しており,かつこのポンプ配置室の下部には,ポンプ配置室に溜まった水溶液を排水する排水穴及びこの排水を行うための空間が形成されている。
また,特許文献2の搬送容器は,蓋部にエアーポンプを配置するためのポンプ配置室を設け,このポンプ配置室の下部に,ポンプ配置室に溜まった水溶液を排水するための排水穴を形成している。
【0004】
【特許文献1】
特許第3289930号公報(第1図,第2図等)
【特許文献2】
特許第2939071号公報(第1図等)
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記特許文献1の搬送容器においては,ポンプ配置室の下部に排水を行うための空間を形成しており,容器本体において水溶液及び魚介類を収容するための実質的な収容容積を小さくしてしまう。また,この収容容積が小さくなるため,容器本体において水溶液及び魚介類を出し入れするための開口部分が小さくなり,これらを出し入れする際の作業性を悪化させてしまうおそれがある。
一方,上記特許文献2の搬送容器においては,上記エアーポンプを上記蓋部に配置している。そのため,蓋部の重量が大きくてこの取扱いが容易ではなく,水溶液及び魚介類を出し入れする際の作業性を悪化させてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体における実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる搬送容器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明は,容器本体と蓋部とを有してなる発泡樹脂製の搬送容器において,
該搬送容器は,上記容器本体に対して着脱自在に設けたポンプケースを有していると共に,上記容器本体の側壁における内壁面には,上記ポンプケースを載置するための載置段差部が形成されており,
上記ポンプケースは,隔壁により,エアーポンプを配置するポンプ配置室と,上記エアーポンプに接続されたエアーホースを経由させるホース室とに区画してあると共に,該隔壁の上端部には,上記エアーホースを上記ホース室に導くための第1導出部を,また上記ホース室には,上記エアーホースを上記容器本体内に導くための第2導出部を設けてあり,
上記ポンプケースを上記載置段差部に載置した状態においては,上記エアーホースが上記隔壁の上記第1導出部及び上記ホース室の上記第2導出部を経由して,上記容器本体内に導出されるよう構成してあると共に,上記ポンプケースの下方には収納空間が形成されていることを特徴とする搬送容器にある(請求項1)。
【0008】
本発明の搬送容器は,上記容器本体とは別体の上記ポンプケースを有している。そして,このポンプケースは,上記容器本体に対して着脱自在であり,容器本体に水溶液及び魚介類等を出し入れする際には,容器本体より取り外すことができる。そのため,この出し入れの際には,容器本体内にポンプケースが障害物として存在することがなく,容器本体の上方のほぼ全体を開口させることができる。
そのため,この広い開口部分に対して水溶液及び魚介類等を出し入れすることができ,この作業が容易である。
【0009】
また,上記ポンプケースには,上記エアーポンプを配置するポンプ配置室と,上記エアーホースを経由させるホース室とが形成されている。そして,上記容器本体内に水溶液及び魚介類等を収納すると共に,上記エアーポンプを配置したポンプケースを容器本体に取り付けた際には,エアーポンプのエアーホースは,上記隔壁の第1導出部及び上記ホース室の第2導出部を経由して水溶液中に配置される。そのため,この状態において,エアーポンプを作動させることにより,水溶液中にエアーを噴出させることができる。
【0010】
また,上記エアーホースを上記容器本体内まで導出するための導出部は,上記ホース室と容器本体との間には,上記第2導出部として形成されているが,上記ポンプ配置室と容器本体との間には形成されていない。そのため,たとえ容器本体内に保持した水溶液が上記ポンプケースまで到達した場合でも,この水溶液は,ポンプ配置室におけるエアーポンプまで浸入するためには,ホース室の第2導出部及び隔壁の第1導出部を経由してしか浸入することができない。
そのため,ポンプ配置室に水溶液が浸入することがほとんどなく,エアーポンプを水溶液から保護することができる。
【0011】
また,上記ポンプケースを上記容器本体に形成した載置段差部に載置した状態においては,ポンプケースの下方には,水溶液及び魚介類等を収納することができる上記収納空間が形成されている。そのため,上記容器本体に水溶液及び魚介類等を収納する際には,この収納空間も利用して収納を行うことができる。そのため,容器本体において水溶液及び魚介類等を収納するための実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる。これにより,特に,容器本体の大きさに近いような大きな魚介類等を収納することも可能になる。
【0012】
また,上記蓋部には,上記エアーポンプ等を設けていないため,この蓋部を軽くすることができる。そのため,水溶液及び魚介類等を出し入れする際における蓋部の取扱いが容易である。
それ故,本発明の搬送容器によれば,水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体における実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる搬送容器を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明においては,上記容器本体の側壁における内壁面には,上記ポンプケースが横方向にずれることを防止する横段差部が形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記搬送容器を搬送する際に,上記ポンプケースが横にずれてしまうことを防止することができ,安定した搬送が可能になる。
【0014】
また,上記ポンプケースの側壁における上端部には,該側壁の厚みを縮小傾斜させたケース傾斜凸部が形成されていると共に,上記蓋部の下面には,上記ケース傾斜凸部に係合するケース係合凹部が形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記ケース傾斜凸部と上記ケース係合凹部とにより,上記ポンプ配置室を閉塞して,上記ポンプ配置室内に水溶液が浸入することを一層効果的に防止することができる。
【0015】
また,上記ポンプ配置室の底上面には,上記ホース室に向けて低くなるよう傾斜した傾斜底面が形成されていると共に,該傾斜底面の最も低い最下端部は,上記ホース室の底上面よりも高い位置にあり,かつ,上記隔壁の上記第1導出部は,上記最下端部に繋がるよう形成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合は,上記ポンプ配置室に水溶液が浸入し易くはなるが,浸入してしまったときでも,直ちに浸入後の水溶液を容器本体内に排出しようとするものである。また,この場合には,上記ホース室の第2導出部をこのホース室の底部に設けておくか,もしくは上記ホース室の底部に排水穴を設けておく。
【0016】
そして,この場合には,上記ポンプ配置室に浸入した水溶液は,上記傾斜底面を伝って上記隔壁の第1導出部へと流れ,この第1導出部からホース室に流れると共に,ホース室の上記第2導出部もしくはホース室の上記排水穴より容器本体内へと流れる。そのため,ポンプ配置室に水溶液が浸入してしまったときでも,これを容易に容器本体内に排出することができる。
【0017】
また,上記ポンプケースの側壁における外壁面には,下方に向けて内側に傾斜するケース傾斜面が形成されており,上記容器本体の側壁における内壁面において上記載置段差部よりも上方の部分には,上記ケース傾斜面と対面する傾斜内壁面が形成されていることが好ましい(請求項5)。
【0018】
この場合には,上記ポンプケースを上記容器本体に取り付けた状態において,ポンプケースのケース傾斜面が,容器本体の傾斜内壁面に対面すると共に,これを容器本体の外側方向に押圧することができる。そのため,容器本体へのポンプケースの保持性を向上させることができる。
また,この場合には,容器本体にポンプケースを取り付ける際に,上記ケース傾斜面を上記傾斜内壁面に対して,できるだけ摺動させずに対面させることができる。そのため,容器本体へのポンプケースの取付性も向上させることができる。
【0019】
また,上記ポンプケースは,ヒンジ部を介して一体的に設けたケース蓋部を有しており,該ケース蓋部には,上記ポンプ配置室内にエアーを導くためのエアー導入口が設けてあることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記ケース蓋部は,上記ヒンジ部を介して開閉が可能であり,上記ケース蓋部を閉じたときには,ポンプ配置室内への水溶液の浸入を一層効果的に防止することができる。
【0020】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の搬送容器1にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例の発泡樹脂製の搬送容器1は,図1,図5に示すごとく,容器本体2と蓋部3とを有しており,さらに容器本体2に対して着脱自在に設けたポンプケース4を有している。また,容器本体2の側壁21における内壁面201には,上記ポンプケース4を載置するための載置段差部22が形成されている。
また,図2,図3に示すごとく,上記ポンプケース4は,隔壁43により,エアーポンプ5を配置するポンプ配置室41と,エアーポンプ5に接続されたエアーホース51を経由させるホース室42とに区画してある。
【0021】
また,図2,図3に示すごとく,隔壁43の上端部431には,上記エアーホース51を上記ホース室42に導くための第1導出部431が設けてあると共に,上記ホース室42には,上記エアーホース51を上記容器本体2内に導くための第2導出部421が設けてある。
【0022】
そして,図1,図2に示すごとく,上記搬送容器1は,上記ポンプケース4を上記載置段差部22に載置した状態においては,上記エアーホース51が上記隔壁43の上記第1導出部431及び上記ホース室42の上記第2導出部421を経由して,上記容器本体2内に導出されるよう構成されている。また,図1に示すごとく,搬送容器1は,上記ポンプケース4の下方に収納空間40が形成されるよう構成されている。なお,この収納空間40は,容器本体2内におけるポンプケース4の下方以外の部分にも形成されている。
【0023】
以下に,これを詳説する。
図1に示すごとく,本例の搬送容器1は,上記エアーポンプ5により上記容器本体2内に保持した水溶液にエアーを噴出させることが可能であり,魚介類等を活きたままでも搬送することができるものである。
また,図3,図5に示すごとく,上記容器本体2の側壁21における上端部211には,この側壁21の厚みを縮小させた本体凸部24が形成されていると共に,上記蓋部3の下面301には,上記本体凸部24に係合する蓋係合凹部31が形成されている。本例では,図1,図3に示すごとく,上記本体凸部24を上記蓋係合凹部31に嵌入できるようになっており,容器本体2に蓋部3を取り付けた状態において,容器本体2内に保持した水溶液が外部に漏れないようになっている。
【0024】
また,図2に示すごとく,上記ポンプケース4は,上記容器本体2内の一部分に設けてある。具体的には,上記容器本体2におけるいずれかの側壁21(本例では第1側壁21a)の側に寄せて設けてある。そして,上記載置段差部22は,上記第1側壁21aに形成してある。
また,上記容器本体2の側壁21における内壁面201には,上記ポンプケース4が横方向にずれることを防止する横段差部23が形成されている。本例では,この横段差部23は,上記第1側壁21aに直交する2つの第2側壁21bに形成されており,載置段差部22とともにポンプケース4を支えることができる。また,横段差部23により,搬送容器1を搬送する際に,ポンプケース4が横にずれてしまうことを防止することができ,安定した搬送が可能になる。
【0025】
本例では,図5に示すごとく,上記載置段差部22は,容器本体2の側壁21(第1側壁21a)の内壁面201における底部側において側壁21の厚みを拡大させた拡大側壁部213と,側壁21における一般側壁部212との間に形成している。また,図2に示すごとく,上記横段差部23は,容器本体2の側壁21における内壁面201に突起部231を設けることにより形成している。
なお,上記載置段差部22は,第1側壁21a及び2つの第2側壁21bに形成してもよい。
【0026】
一方で,図6〜図8に示すごとく,載置段差部22は,容器本体2の側壁21(第1側壁21a及び2つの第2側壁21b)の内壁面201における上部側において側壁21の厚みを縮小させた縮小側壁部214と,側壁21における一般側壁部212との間に形成してもよい。また,この場合には,図7に示すごとく,横段差部23は,上記縮小側壁部214の形成により,側壁21の横方向に形成される。またこの場合,より具体的には,容器本体2の側壁21における内壁面201において,ポンプケース4における側壁44の全体の面積に対応する部分を座ぐるようにして取り除いた形状により,上記載置段差部22及び横段差部23を形成することができる。
【0027】
また,図9に示すごとく,上記載置段差部22は,上記容器本体2の内側に向けて突出した多数の内方突起221により形成してもよい。この場合には,各内方突起221の断面形状としては,角柱状,半裁円柱状等種々の形状とすることができる。また,この場合には,搬送容器1の搬送中に,容器本体2に収納した水溶液が波立ったり泡立ったりすることを効果的に抑制することができる。
【0028】
また,図5に示すごとく,上記ポンプケース4の側壁44における上端部441には,この側壁44の厚みを縮小傾斜させたケース傾斜凸部45が形成されていると共に,上記蓋部3の下面301には,上記ケース傾斜凸部45に係合するケース係合凹部32が形成されている。本例のケース傾斜凸部45は,ポンプケース4の側壁44の上端部441を三角断面形状に形成し,本例のケース係合凹部32は,これに合うよう三角溝状に形成した。
【0029】
そして,図1,図3に示すごとく,蓋部3により容器本体2の上方開口部を閉じた際には,ポンプケース4の上方開口部も閉じられる。すなわち,ポンプケース4を容器本体2に取り付け,この容器本体2に対して蓋部3を閉じた際には,容器本体2の本体凸部24が蓋部3の蓋係合凹部31に嵌入すると共に上記ケース傾斜凸部45とケース係合凹部32とが係合する。これらケース傾斜凸部45及びケース係合凹部32の形成により,ポンプケース4におけるポンプ配置室41を効果的に閉塞することができ,ポンプ配置室41内に水溶液が浸入することを一層効果的に防止することができる。
【0030】
本例においては,図5に示すごとく,上記隔壁43における第1導出部431は,隔壁43の上端部430を切り欠くことにより形成し,図3に示すごとく,上記ホース室42における第2導出部421は,ホース室42側の側壁44における上端部441を切り欠くことにより形成した。また,図2,図3に示すごとく,ホース室42の底部422には,ホース室42に浸入してしまった水溶液を容器本体2内に排水するための排水穴46を設けた。
【0031】
また,図1,図2に示すごとく,上記エアーホース51の先端部には,エアーポンプ5からのエアーを容器本体2内の水溶液中に分散させるエアー分散器511が取り付けてある。そして,本例では,エアーポンプ5をポンプ配置室41に配置するときには,そのエアーホース51を上記切欠き形成した第1導出部431及び第2導出部421に差し込むだけでよく,このエアーポンプ5の配置が簡単である。
【0032】
また,図4に示すごとく,上記蓋部3には,一対のエアー吸排気口33が設けてある。この一対のエアー吸排気口33は,容器本体2に対してポンプケース4及び蓋部3を取り付けたときに,一方がエアーポンプ5を収納したポンプ配置室41内にエアーを導くためのエアー吸気口となり,他方が容器本体2から外部へエアーを排気するためのエアー排気口となる。
また,上記蓋係合凹部31,上記ケース係合凹部32及びエアー吸排気口33は,容器本体2に対して蓋部3を左右のどちらの向きにでも取り付けることができる(180°回転させた状態でも取り付けることができる)ように設けてある。
【0033】
図5に示したように,上記ポンプケース4は,上記容器本体2に別個に設けてあると共に容器本体2に対して着脱自在であり,容器本体2に水溶液及び魚介類等を出し入れする際には,容器本体2より取り外すことができる。そのため,この出し入れの際には,容器本体2内にポンプケース4が障害物として存在することがなく,容器本体2の上方のほぼ全体を開口させることができる。
そのため,この広い開口部分に対して水溶液及び魚介類等を出し入れすることができ,この作業が容易である。
【0034】
また,図2,図3に示したように,上記ポンプケース4には,上記エアーポンプ5を配置するポンプ配置室41と,上記エアーホース51を経由させるホース室42とが形成されている。そして,上記容器本体2内に水溶液及び魚介類等を収納すると共に,エアーポンプ5を配置したポンプケース4を容器本体2に取り付けた際には,エアーポンプ5のエアーホース51は,上記隔壁43の第1導出部431及び上記ホース室42の第2導出部421を経由して水溶液中に配置される。そのため,この状態において,エアーポンプ5を作動させることにより,水溶液中にエアーを噴出させることができる。
【0035】
また,図2,図3に示したように,上記ホース室42には上記排水穴46及び上記第2導出部421を形成したが,上記ポンプ配置室41にはこのような穴又は導出部は形成していない。そのため,たとえ容器本体2内に保持した水溶液が上記ポンプケース4まで到達した場合でも,この水溶液は,ポンプ配置室41におけるエアーポンプ5まで浸入するためには,ホース室42の排水穴46又は上記第2導出部421,並びに隔壁43の第1導出部431を経由してしか浸入することができない。
そのため,ポンプ配置室41に水溶液が浸入することがほとんどなく,エアーポンプ5を水溶液から保護することができる。
【0036】
また,図1に示すごとく,上記ポンプケース4を上記容器本体2に形成した載置段差部22に載置した状態においては,ポンプケース4の下方には,水溶液及び魚介類等を収納することができる上記収納空間40が形成される。そのため,容器本体2に水溶液及び魚介類等を収納する際には,この収納空間40も利用して収納を行うことができる。そのため,容器本体2において水溶液及び魚介類等を収納するための実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる。これにより,特に,容器本体2の大きさに近いような大きな魚介類等を収納することも可能になる。
【0037】
また,図5に示したように,上記蓋部3には,エアーポンプ5等の比較的重量があるものを設けていないため,この蓋部3を軽くすることができる。そのため,水溶液及び魚介類等を出し入れする際における蓋部3の取扱いが容易である。それ故,本例の搬送容器1によれば,水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体2における実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる搬送容器1を提供することができる。
【0038】
(実施例2)
本例においては,図10,図11に示すごとく,上記ポンプケース4の形状を工夫して,たとえポンプ配置室41内に容器本体2に保持した水溶液が浸入してしまった場合でも,これを容易に排水するようにしている。すなわち,本例のポンプ配置室41の底上面には,上記ホース室42に向けて低くなるよう傾斜した傾斜底面411が形成されている。また,この傾斜底面411は,その最も低い最下端部412が,上記ホース室42の底上面422よりも高い位置になるようを形成されている。さらに,本例の隔壁43における第1導出部431は,上記最下端部412に繋がるよう形成されている。
【0039】
本例においては,ポンプ配置室41に浸入した水溶液は,上記傾斜底面411を伝って隔壁43の第1導出部431へと流れ,この第1導出部431からホース室42の底上面422に流れると共に,ホース室42の排水穴46より容器本体2内へと流れる。そのため,ポンプ配置室41に水溶液が浸入してしまったときでも,これを容易に容器本体2内に排出することができる。
【0040】
また,図10に示すごとく,本例のホース室42における排水穴46は,下方に向かって縮径するテーパ状の排水穴としている。これにより,容器本体2からホース室42へは水溶液が浸入し難く,ホース室42からは容器本体2内へは水溶液を排水し易いようにすることができる。
本例においても,その他の構成は上記実施例1と同様であり,その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
(実施例3)
本例においては,図12に示すごとく,ポンプケース4及び容器本体2の形状に工夫をして,ポンプケース4の保持性及び取付性を向上させている。すなわち,本例のポンプケース4の側壁44における外壁面には,下方に向けて内側に傾斜するケース傾斜面442が形成されている。また,本例の容器本体2の側壁21における内壁面201において上記載置段差部22よりも上方の部分には,上記ケース傾斜面442と対面する傾斜内壁面25が形成されている。
【0042】
本例においては,ポンプケース4は容器本体2に対してくさび状に嵌入される。すなわち,ポンプケース4を容器本体2に取り付けた状態において,ポンプケース4のケース傾斜面442が,容器本体2の傾斜内壁面25に対面すると共に,これを容器本体2の外側方向に押圧することができる。そのため,容器本体2へのポンプケース4の保持性を向上させることができる。
【0043】
また,本例においては,容器本体2にポンプケース4を取り付ける際に,上記ケース傾斜面442を上記傾斜内壁面25に対して,できるだけ摺動させずに対面させることができる。そのため,容器本体2へのポンプケース4の取付性も向上させることができる。
本例においても,その他の構成は上記実施例1と同様であり,その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
(実施例4)
本例においては,図13に示すごとく,上記ポンプケース4に,ヒンジ部(インテグラルヒンジ)48を介して一体的に設けたケース蓋部47を有している。また,ヒンジ部48及びケース蓋部47は,上記ホース室42において上記第2導出部421を設けた側,すなわちポンプケース4を上記容器本体2に取り付けた状態において容器本体2の内側(開放側)に位置するよう形成している。
また,ケース蓋部47には,上記ポンプ配置室41内にエアーを導くためのケースエアー導入口471が設けてある。また,このケースエアー導入口471は,ポンプケース4を上記容器本体2に取り付け,これに上記蓋部3を閉じた際には,蓋部3の上記エアー吸排気口33に連通する位置に形成されている。
【0045】
本例においては,上記ケース蓋部47は,上記ヒンジ部48を弾性変形させることにより開閉が可能であり,ケース蓋部47を閉じたときには,ポンプ配置室41内への水溶液の浸入を一層効果的に防止することができる。
本例においても,その他の構成は上記実施例1と同様であり,その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,蓋部及びポンプケースを容器本体に取り付けた状態の搬送容器を示す断面説明図。
【図2】実施例1における,蓋部を取り外した状態の搬送容器を示す平面図。
【図3】実施例1における,蓋部及びポンプケースを容器本体に取り付けた状態の搬送容器を示す図で,図2におけるA−A矢視線断面説明図。
【図4】実施例1における,蓋部を示す平面図。
【図5】実施例1における,蓋部及びポンプケースを容器本体より取り外した状態の搬送容器を示す断面説明図。
【図6】実施例1における,載置段差部の形成状態を変更した他の容器本体を示す断面説明図。
【図7】実施例1における,載置段差部の形成状態を変更した他の容器本体を示す図で,図6におけるA−A矢視線断面説明図。
【図8】実施例1における,載置段差部の形成状態を変更した他の容器本体を示す図で,図7におけるB−B矢視線断面説明図。
【図9】実施例1における,載置段差部を多数の内方突起により形成した他の容器本体を示す斜視説明図。
【図10】実施例2における,ポンプケースを示す断面説明図。
【図11】実施例2における,ポンプケースを示す斜視説明図。
【図12】実施例3における,ポンプケース及び容器本体を示す断面説明図。
【図13】実施例4における,ポンプケースを示す断面説明図。
【符号の説明】
1...搬送容器,
2...容器本体,
201...内壁面,
21...側壁,
22...載置段差部,
23...横段差部,
25...傾斜内壁面,
3...蓋部,
32...ケース係合凹部,
4...ポンプケース,
40...収納空間,
41...ポンプ配置室,
42...ホース室,
421...第2導出部,
43...隔壁,
431...第1導出部,
44...側壁,
442...ケース傾斜面,
45...ケース傾斜凸部,
46...排水穴,
47...ケース蓋部,
48...ヒンジ部,
5...エアーポンプ,
51...エアーホース,
【技術分野】
本発明は,水溶液を入れて魚介類などを搬送するための搬送容器に関する。
【0002】
【従来技術】
容器本体と蓋部とからなる発泡樹脂製の搬送容器は,容器本体又は蓋部に,容器本体に保持する水溶液にエアーを噴出するエアーポンプを有している。そして,この搬送容器は,内部に水溶液を入れると共に魚,イカ,タコ,貝等の魚介類を入れて,上記エアーポンプにより空気を噴出しながら搬送する際に用いられる。
【0003】
このような搬送容器としては,特許文献1,2に示されるものがある。特許文献1の搬送容器は,容器本体にエアーポンプを配置するためのポンプ配置室を一体成形しており,かつこのポンプ配置室の下部には,ポンプ配置室に溜まった水溶液を排水する排水穴及びこの排水を行うための空間が形成されている。
また,特許文献2の搬送容器は,蓋部にエアーポンプを配置するためのポンプ配置室を設け,このポンプ配置室の下部に,ポンプ配置室に溜まった水溶液を排水するための排水穴を形成している。
【0004】
【特許文献1】
特許第3289930号公報(第1図,第2図等)
【特許文献2】
特許第2939071号公報(第1図等)
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記特許文献1の搬送容器においては,ポンプ配置室の下部に排水を行うための空間を形成しており,容器本体において水溶液及び魚介類を収容するための実質的な収容容積を小さくしてしまう。また,この収容容積が小さくなるため,容器本体において水溶液及び魚介類を出し入れするための開口部分が小さくなり,これらを出し入れする際の作業性を悪化させてしまうおそれがある。
一方,上記特許文献2の搬送容器においては,上記エアーポンプを上記蓋部に配置している。そのため,蓋部の重量が大きくてこの取扱いが容易ではなく,水溶液及び魚介類を出し入れする際の作業性を悪化させてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体における実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる搬送容器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明は,容器本体と蓋部とを有してなる発泡樹脂製の搬送容器において,
該搬送容器は,上記容器本体に対して着脱自在に設けたポンプケースを有していると共に,上記容器本体の側壁における内壁面には,上記ポンプケースを載置するための載置段差部が形成されており,
上記ポンプケースは,隔壁により,エアーポンプを配置するポンプ配置室と,上記エアーポンプに接続されたエアーホースを経由させるホース室とに区画してあると共に,該隔壁の上端部には,上記エアーホースを上記ホース室に導くための第1導出部を,また上記ホース室には,上記エアーホースを上記容器本体内に導くための第2導出部を設けてあり,
上記ポンプケースを上記載置段差部に載置した状態においては,上記エアーホースが上記隔壁の上記第1導出部及び上記ホース室の上記第2導出部を経由して,上記容器本体内に導出されるよう構成してあると共に,上記ポンプケースの下方には収納空間が形成されていることを特徴とする搬送容器にある(請求項1)。
【0008】
本発明の搬送容器は,上記容器本体とは別体の上記ポンプケースを有している。そして,このポンプケースは,上記容器本体に対して着脱自在であり,容器本体に水溶液及び魚介類等を出し入れする際には,容器本体より取り外すことができる。そのため,この出し入れの際には,容器本体内にポンプケースが障害物として存在することがなく,容器本体の上方のほぼ全体を開口させることができる。
そのため,この広い開口部分に対して水溶液及び魚介類等を出し入れすることができ,この作業が容易である。
【0009】
また,上記ポンプケースには,上記エアーポンプを配置するポンプ配置室と,上記エアーホースを経由させるホース室とが形成されている。そして,上記容器本体内に水溶液及び魚介類等を収納すると共に,上記エアーポンプを配置したポンプケースを容器本体に取り付けた際には,エアーポンプのエアーホースは,上記隔壁の第1導出部及び上記ホース室の第2導出部を経由して水溶液中に配置される。そのため,この状態において,エアーポンプを作動させることにより,水溶液中にエアーを噴出させることができる。
【0010】
また,上記エアーホースを上記容器本体内まで導出するための導出部は,上記ホース室と容器本体との間には,上記第2導出部として形成されているが,上記ポンプ配置室と容器本体との間には形成されていない。そのため,たとえ容器本体内に保持した水溶液が上記ポンプケースまで到達した場合でも,この水溶液は,ポンプ配置室におけるエアーポンプまで浸入するためには,ホース室の第2導出部及び隔壁の第1導出部を経由してしか浸入することができない。
そのため,ポンプ配置室に水溶液が浸入することがほとんどなく,エアーポンプを水溶液から保護することができる。
【0011】
また,上記ポンプケースを上記容器本体に形成した載置段差部に載置した状態においては,ポンプケースの下方には,水溶液及び魚介類等を収納することができる上記収納空間が形成されている。そのため,上記容器本体に水溶液及び魚介類等を収納する際には,この収納空間も利用して収納を行うことができる。そのため,容器本体において水溶液及び魚介類等を収納するための実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる。これにより,特に,容器本体の大きさに近いような大きな魚介類等を収納することも可能になる。
【0012】
また,上記蓋部には,上記エアーポンプ等を設けていないため,この蓋部を軽くすることができる。そのため,水溶液及び魚介類等を出し入れする際における蓋部の取扱いが容易である。
それ故,本発明の搬送容器によれば,水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体における実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる搬送容器を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明においては,上記容器本体の側壁における内壁面には,上記ポンプケースが横方向にずれることを防止する横段差部が形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記搬送容器を搬送する際に,上記ポンプケースが横にずれてしまうことを防止することができ,安定した搬送が可能になる。
【0014】
また,上記ポンプケースの側壁における上端部には,該側壁の厚みを縮小傾斜させたケース傾斜凸部が形成されていると共に,上記蓋部の下面には,上記ケース傾斜凸部に係合するケース係合凹部が形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記ケース傾斜凸部と上記ケース係合凹部とにより,上記ポンプ配置室を閉塞して,上記ポンプ配置室内に水溶液が浸入することを一層効果的に防止することができる。
【0015】
また,上記ポンプ配置室の底上面には,上記ホース室に向けて低くなるよう傾斜した傾斜底面が形成されていると共に,該傾斜底面の最も低い最下端部は,上記ホース室の底上面よりも高い位置にあり,かつ,上記隔壁の上記第1導出部は,上記最下端部に繋がるよう形成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合は,上記ポンプ配置室に水溶液が浸入し易くはなるが,浸入してしまったときでも,直ちに浸入後の水溶液を容器本体内に排出しようとするものである。また,この場合には,上記ホース室の第2導出部をこのホース室の底部に設けておくか,もしくは上記ホース室の底部に排水穴を設けておく。
【0016】
そして,この場合には,上記ポンプ配置室に浸入した水溶液は,上記傾斜底面を伝って上記隔壁の第1導出部へと流れ,この第1導出部からホース室に流れると共に,ホース室の上記第2導出部もしくはホース室の上記排水穴より容器本体内へと流れる。そのため,ポンプ配置室に水溶液が浸入してしまったときでも,これを容易に容器本体内に排出することができる。
【0017】
また,上記ポンプケースの側壁における外壁面には,下方に向けて内側に傾斜するケース傾斜面が形成されており,上記容器本体の側壁における内壁面において上記載置段差部よりも上方の部分には,上記ケース傾斜面と対面する傾斜内壁面が形成されていることが好ましい(請求項5)。
【0018】
この場合には,上記ポンプケースを上記容器本体に取り付けた状態において,ポンプケースのケース傾斜面が,容器本体の傾斜内壁面に対面すると共に,これを容器本体の外側方向に押圧することができる。そのため,容器本体へのポンプケースの保持性を向上させることができる。
また,この場合には,容器本体にポンプケースを取り付ける際に,上記ケース傾斜面を上記傾斜内壁面に対して,できるだけ摺動させずに対面させることができる。そのため,容器本体へのポンプケースの取付性も向上させることができる。
【0019】
また,上記ポンプケースは,ヒンジ部を介して一体的に設けたケース蓋部を有しており,該ケース蓋部には,上記ポンプ配置室内にエアーを導くためのエアー導入口が設けてあることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記ケース蓋部は,上記ヒンジ部を介して開閉が可能であり,上記ケース蓋部を閉じたときには,ポンプ配置室内への水溶液の浸入を一層効果的に防止することができる。
【0020】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の搬送容器1にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例の発泡樹脂製の搬送容器1は,図1,図5に示すごとく,容器本体2と蓋部3とを有しており,さらに容器本体2に対して着脱自在に設けたポンプケース4を有している。また,容器本体2の側壁21における内壁面201には,上記ポンプケース4を載置するための載置段差部22が形成されている。
また,図2,図3に示すごとく,上記ポンプケース4は,隔壁43により,エアーポンプ5を配置するポンプ配置室41と,エアーポンプ5に接続されたエアーホース51を経由させるホース室42とに区画してある。
【0021】
また,図2,図3に示すごとく,隔壁43の上端部431には,上記エアーホース51を上記ホース室42に導くための第1導出部431が設けてあると共に,上記ホース室42には,上記エアーホース51を上記容器本体2内に導くための第2導出部421が設けてある。
【0022】
そして,図1,図2に示すごとく,上記搬送容器1は,上記ポンプケース4を上記載置段差部22に載置した状態においては,上記エアーホース51が上記隔壁43の上記第1導出部431及び上記ホース室42の上記第2導出部421を経由して,上記容器本体2内に導出されるよう構成されている。また,図1に示すごとく,搬送容器1は,上記ポンプケース4の下方に収納空間40が形成されるよう構成されている。なお,この収納空間40は,容器本体2内におけるポンプケース4の下方以外の部分にも形成されている。
【0023】
以下に,これを詳説する。
図1に示すごとく,本例の搬送容器1は,上記エアーポンプ5により上記容器本体2内に保持した水溶液にエアーを噴出させることが可能であり,魚介類等を活きたままでも搬送することができるものである。
また,図3,図5に示すごとく,上記容器本体2の側壁21における上端部211には,この側壁21の厚みを縮小させた本体凸部24が形成されていると共に,上記蓋部3の下面301には,上記本体凸部24に係合する蓋係合凹部31が形成されている。本例では,図1,図3に示すごとく,上記本体凸部24を上記蓋係合凹部31に嵌入できるようになっており,容器本体2に蓋部3を取り付けた状態において,容器本体2内に保持した水溶液が外部に漏れないようになっている。
【0024】
また,図2に示すごとく,上記ポンプケース4は,上記容器本体2内の一部分に設けてある。具体的には,上記容器本体2におけるいずれかの側壁21(本例では第1側壁21a)の側に寄せて設けてある。そして,上記載置段差部22は,上記第1側壁21aに形成してある。
また,上記容器本体2の側壁21における内壁面201には,上記ポンプケース4が横方向にずれることを防止する横段差部23が形成されている。本例では,この横段差部23は,上記第1側壁21aに直交する2つの第2側壁21bに形成されており,載置段差部22とともにポンプケース4を支えることができる。また,横段差部23により,搬送容器1を搬送する際に,ポンプケース4が横にずれてしまうことを防止することができ,安定した搬送が可能になる。
【0025】
本例では,図5に示すごとく,上記載置段差部22は,容器本体2の側壁21(第1側壁21a)の内壁面201における底部側において側壁21の厚みを拡大させた拡大側壁部213と,側壁21における一般側壁部212との間に形成している。また,図2に示すごとく,上記横段差部23は,容器本体2の側壁21における内壁面201に突起部231を設けることにより形成している。
なお,上記載置段差部22は,第1側壁21a及び2つの第2側壁21bに形成してもよい。
【0026】
一方で,図6〜図8に示すごとく,載置段差部22は,容器本体2の側壁21(第1側壁21a及び2つの第2側壁21b)の内壁面201における上部側において側壁21の厚みを縮小させた縮小側壁部214と,側壁21における一般側壁部212との間に形成してもよい。また,この場合には,図7に示すごとく,横段差部23は,上記縮小側壁部214の形成により,側壁21の横方向に形成される。またこの場合,より具体的には,容器本体2の側壁21における内壁面201において,ポンプケース4における側壁44の全体の面積に対応する部分を座ぐるようにして取り除いた形状により,上記載置段差部22及び横段差部23を形成することができる。
【0027】
また,図9に示すごとく,上記載置段差部22は,上記容器本体2の内側に向けて突出した多数の内方突起221により形成してもよい。この場合には,各内方突起221の断面形状としては,角柱状,半裁円柱状等種々の形状とすることができる。また,この場合には,搬送容器1の搬送中に,容器本体2に収納した水溶液が波立ったり泡立ったりすることを効果的に抑制することができる。
【0028】
また,図5に示すごとく,上記ポンプケース4の側壁44における上端部441には,この側壁44の厚みを縮小傾斜させたケース傾斜凸部45が形成されていると共に,上記蓋部3の下面301には,上記ケース傾斜凸部45に係合するケース係合凹部32が形成されている。本例のケース傾斜凸部45は,ポンプケース4の側壁44の上端部441を三角断面形状に形成し,本例のケース係合凹部32は,これに合うよう三角溝状に形成した。
【0029】
そして,図1,図3に示すごとく,蓋部3により容器本体2の上方開口部を閉じた際には,ポンプケース4の上方開口部も閉じられる。すなわち,ポンプケース4を容器本体2に取り付け,この容器本体2に対して蓋部3を閉じた際には,容器本体2の本体凸部24が蓋部3の蓋係合凹部31に嵌入すると共に上記ケース傾斜凸部45とケース係合凹部32とが係合する。これらケース傾斜凸部45及びケース係合凹部32の形成により,ポンプケース4におけるポンプ配置室41を効果的に閉塞することができ,ポンプ配置室41内に水溶液が浸入することを一層効果的に防止することができる。
【0030】
本例においては,図5に示すごとく,上記隔壁43における第1導出部431は,隔壁43の上端部430を切り欠くことにより形成し,図3に示すごとく,上記ホース室42における第2導出部421は,ホース室42側の側壁44における上端部441を切り欠くことにより形成した。また,図2,図3に示すごとく,ホース室42の底部422には,ホース室42に浸入してしまった水溶液を容器本体2内に排水するための排水穴46を設けた。
【0031】
また,図1,図2に示すごとく,上記エアーホース51の先端部には,エアーポンプ5からのエアーを容器本体2内の水溶液中に分散させるエアー分散器511が取り付けてある。そして,本例では,エアーポンプ5をポンプ配置室41に配置するときには,そのエアーホース51を上記切欠き形成した第1導出部431及び第2導出部421に差し込むだけでよく,このエアーポンプ5の配置が簡単である。
【0032】
また,図4に示すごとく,上記蓋部3には,一対のエアー吸排気口33が設けてある。この一対のエアー吸排気口33は,容器本体2に対してポンプケース4及び蓋部3を取り付けたときに,一方がエアーポンプ5を収納したポンプ配置室41内にエアーを導くためのエアー吸気口となり,他方が容器本体2から外部へエアーを排気するためのエアー排気口となる。
また,上記蓋係合凹部31,上記ケース係合凹部32及びエアー吸排気口33は,容器本体2に対して蓋部3を左右のどちらの向きにでも取り付けることができる(180°回転させた状態でも取り付けることができる)ように設けてある。
【0033】
図5に示したように,上記ポンプケース4は,上記容器本体2に別個に設けてあると共に容器本体2に対して着脱自在であり,容器本体2に水溶液及び魚介類等を出し入れする際には,容器本体2より取り外すことができる。そのため,この出し入れの際には,容器本体2内にポンプケース4が障害物として存在することがなく,容器本体2の上方のほぼ全体を開口させることができる。
そのため,この広い開口部分に対して水溶液及び魚介類等を出し入れすることができ,この作業が容易である。
【0034】
また,図2,図3に示したように,上記ポンプケース4には,上記エアーポンプ5を配置するポンプ配置室41と,上記エアーホース51を経由させるホース室42とが形成されている。そして,上記容器本体2内に水溶液及び魚介類等を収納すると共に,エアーポンプ5を配置したポンプケース4を容器本体2に取り付けた際には,エアーポンプ5のエアーホース51は,上記隔壁43の第1導出部431及び上記ホース室42の第2導出部421を経由して水溶液中に配置される。そのため,この状態において,エアーポンプ5を作動させることにより,水溶液中にエアーを噴出させることができる。
【0035】
また,図2,図3に示したように,上記ホース室42には上記排水穴46及び上記第2導出部421を形成したが,上記ポンプ配置室41にはこのような穴又は導出部は形成していない。そのため,たとえ容器本体2内に保持した水溶液が上記ポンプケース4まで到達した場合でも,この水溶液は,ポンプ配置室41におけるエアーポンプ5まで浸入するためには,ホース室42の排水穴46又は上記第2導出部421,並びに隔壁43の第1導出部431を経由してしか浸入することができない。
そのため,ポンプ配置室41に水溶液が浸入することがほとんどなく,エアーポンプ5を水溶液から保護することができる。
【0036】
また,図1に示すごとく,上記ポンプケース4を上記容器本体2に形成した載置段差部22に載置した状態においては,ポンプケース4の下方には,水溶液及び魚介類等を収納することができる上記収納空間40が形成される。そのため,容器本体2に水溶液及び魚介類等を収納する際には,この収納空間40も利用して収納を行うことができる。そのため,容器本体2において水溶液及び魚介類等を収納するための実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる。これにより,特に,容器本体2の大きさに近いような大きな魚介類等を収納することも可能になる。
【0037】
また,図5に示したように,上記蓋部3には,エアーポンプ5等の比較的重量があるものを設けていないため,この蓋部3を軽くすることができる。そのため,水溶液及び魚介類等を出し入れする際における蓋部3の取扱いが容易である。それ故,本例の搬送容器1によれば,水溶液及び魚介類等の出し入れが容易であると共に,容器本体2における実質的な収容容積が小さくなることを抑制することができる搬送容器1を提供することができる。
【0038】
(実施例2)
本例においては,図10,図11に示すごとく,上記ポンプケース4の形状を工夫して,たとえポンプ配置室41内に容器本体2に保持した水溶液が浸入してしまった場合でも,これを容易に排水するようにしている。すなわち,本例のポンプ配置室41の底上面には,上記ホース室42に向けて低くなるよう傾斜した傾斜底面411が形成されている。また,この傾斜底面411は,その最も低い最下端部412が,上記ホース室42の底上面422よりも高い位置になるようを形成されている。さらに,本例の隔壁43における第1導出部431は,上記最下端部412に繋がるよう形成されている。
【0039】
本例においては,ポンプ配置室41に浸入した水溶液は,上記傾斜底面411を伝って隔壁43の第1導出部431へと流れ,この第1導出部431からホース室42の底上面422に流れると共に,ホース室42の排水穴46より容器本体2内へと流れる。そのため,ポンプ配置室41に水溶液が浸入してしまったときでも,これを容易に容器本体2内に排出することができる。
【0040】
また,図10に示すごとく,本例のホース室42における排水穴46は,下方に向かって縮径するテーパ状の排水穴としている。これにより,容器本体2からホース室42へは水溶液が浸入し難く,ホース室42からは容器本体2内へは水溶液を排水し易いようにすることができる。
本例においても,その他の構成は上記実施例1と同様であり,その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
(実施例3)
本例においては,図12に示すごとく,ポンプケース4及び容器本体2の形状に工夫をして,ポンプケース4の保持性及び取付性を向上させている。すなわち,本例のポンプケース4の側壁44における外壁面には,下方に向けて内側に傾斜するケース傾斜面442が形成されている。また,本例の容器本体2の側壁21における内壁面201において上記載置段差部22よりも上方の部分には,上記ケース傾斜面442と対面する傾斜内壁面25が形成されている。
【0042】
本例においては,ポンプケース4は容器本体2に対してくさび状に嵌入される。すなわち,ポンプケース4を容器本体2に取り付けた状態において,ポンプケース4のケース傾斜面442が,容器本体2の傾斜内壁面25に対面すると共に,これを容器本体2の外側方向に押圧することができる。そのため,容器本体2へのポンプケース4の保持性を向上させることができる。
【0043】
また,本例においては,容器本体2にポンプケース4を取り付ける際に,上記ケース傾斜面442を上記傾斜内壁面25に対して,できるだけ摺動させずに対面させることができる。そのため,容器本体2へのポンプケース4の取付性も向上させることができる。
本例においても,その他の構成は上記実施例1と同様であり,その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
(実施例4)
本例においては,図13に示すごとく,上記ポンプケース4に,ヒンジ部(インテグラルヒンジ)48を介して一体的に設けたケース蓋部47を有している。また,ヒンジ部48及びケース蓋部47は,上記ホース室42において上記第2導出部421を設けた側,すなわちポンプケース4を上記容器本体2に取り付けた状態において容器本体2の内側(開放側)に位置するよう形成している。
また,ケース蓋部47には,上記ポンプ配置室41内にエアーを導くためのケースエアー導入口471が設けてある。また,このケースエアー導入口471は,ポンプケース4を上記容器本体2に取り付け,これに上記蓋部3を閉じた際には,蓋部3の上記エアー吸排気口33に連通する位置に形成されている。
【0045】
本例においては,上記ケース蓋部47は,上記ヒンジ部48を弾性変形させることにより開閉が可能であり,ケース蓋部47を閉じたときには,ポンプ配置室41内への水溶液の浸入を一層効果的に防止することができる。
本例においても,その他の構成は上記実施例1と同様であり,その他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,蓋部及びポンプケースを容器本体に取り付けた状態の搬送容器を示す断面説明図。
【図2】実施例1における,蓋部を取り外した状態の搬送容器を示す平面図。
【図3】実施例1における,蓋部及びポンプケースを容器本体に取り付けた状態の搬送容器を示す図で,図2におけるA−A矢視線断面説明図。
【図4】実施例1における,蓋部を示す平面図。
【図5】実施例1における,蓋部及びポンプケースを容器本体より取り外した状態の搬送容器を示す断面説明図。
【図6】実施例1における,載置段差部の形成状態を変更した他の容器本体を示す断面説明図。
【図7】実施例1における,載置段差部の形成状態を変更した他の容器本体を示す図で,図6におけるA−A矢視線断面説明図。
【図8】実施例1における,載置段差部の形成状態を変更した他の容器本体を示す図で,図7におけるB−B矢視線断面説明図。
【図9】実施例1における,載置段差部を多数の内方突起により形成した他の容器本体を示す斜視説明図。
【図10】実施例2における,ポンプケースを示す断面説明図。
【図11】実施例2における,ポンプケースを示す斜視説明図。
【図12】実施例3における,ポンプケース及び容器本体を示す断面説明図。
【図13】実施例4における,ポンプケースを示す断面説明図。
【符号の説明】
1...搬送容器,
2...容器本体,
201...内壁面,
21...側壁,
22...載置段差部,
23...横段差部,
25...傾斜内壁面,
3...蓋部,
32...ケース係合凹部,
4...ポンプケース,
40...収納空間,
41...ポンプ配置室,
42...ホース室,
421...第2導出部,
43...隔壁,
431...第1導出部,
44...側壁,
442...ケース傾斜面,
45...ケース傾斜凸部,
46...排水穴,
47...ケース蓋部,
48...ヒンジ部,
5...エアーポンプ,
51...エアーホース,
Claims (6)
- 容器本体と蓋部とを有してなる発泡樹脂製の搬送容器において,
該搬送容器は,上記容器本体に対して着脱自在に設けたポンプケースを有していると共に,上記容器本体の側壁における内壁面には,上記ポンプケースを載置するための載置段差部が形成されており,
上記ポンプケースは,隔壁により,エアーポンプを配置するポンプ配置室と,上記エアーポンプに接続されたエアーホースを経由させるホース室とに区画してあると共に,該隔壁の上端部には,上記エアーホースを上記ホース室に導くための第1導出部を,また上記ホース室には,上記エアーホースを上記容器本体内に導くための第2導出部を設けてあり,
上記ポンプケースを上記載置段差部に載置した状態においては,上記エアーホースが上記隔壁の上記第1導出部及び上記ホース室の上記第2導出部を経由して,上記容器本体内に導出されるよう構成してあると共に,上記ポンプケースの下方には収納空間が形成されていることを特徴とする搬送容器。 - 請求項1において,上記容器本体の側壁における内壁面には,上記ポンプケースが横方向にずれることを防止する横段差部が形成されていることを特徴とする搬送容器。
- 請求項1又は2において,上記ポンプケースの側壁における上端部には,該側壁の厚みを縮小傾斜させたケース傾斜凸部が形成されていると共に,上記蓋部の下面には,上記ケース傾斜凸部に係合するケース係合凹部が形成されていることを特徴とする搬送容器。
- 請求項1〜3のいずれか一項において,上記ポンプ配置室の底上面には,上記ホース室に向けて低くなるよう傾斜した傾斜底面が形成されていると共に,該傾斜底面の最も低い最下端部は,上記ホース室の底上面よりも高い位置にあり,
かつ,上記隔壁の上記第1導出部は,上記最下端部に繋がるよう形成されていることを特徴とする搬送容器。 - 請求項1〜4のいずれか一項において,上記ポンプケースの側壁における外壁面には,下方に向けて内側に傾斜するケース傾斜面が形成されており,上記容器本体の側壁における内壁面において上記載置段差部よりも上方の部分には,上記ケース傾斜面と対面する傾斜内壁面が形成されていることを特徴とする搬送容器。
- 請求項1〜5のいずれか一項において,上記ポンプケースは,ヒンジ部を介して一体的に設けたケース蓋部を有しており,該ケース蓋部には,上記ポンプ配置室内にエアーを導くためのエアー導入口が設けてあることを特徴とする搬送容器。
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ID=32450359
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2002
- 2002-10-16 JP JP2002302211A patent/JP2004135550A/ja active Pending
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