JP2004135083A - 車両用保安装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常の内容の通知を移動体通信網を通して外部から要求することを可能とした車両用保安装置を提供する。
【解決手段】異常通知手段10aは人感センサ11または音圧センサ12による侵入者の検知時に表示部13aおよびブザー13bを動作させて、侵入者の威嚇と外部への報知とを行う。また、異常通知手段10aは、侵入者の検知の履歴を記憶手段10bに格納するとともに、通信手段14および移動体電話網3を通して移動体電話2aまたは一般電話2bの通知先に侵入者の検知を通知する。動作制御手段10cは、移動体電話網3を通して移動体電話2aまたは一般電話2bから要求があると、記憶手段10bの記憶内容を要求元に転送する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用保安装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車のような車両における異常(侵入者や衝突)を検出し、移動体電話網を用いて規定の通知先に異常の発生を通知するようにした車両用保安装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−212776号公報(第2−3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した車両用保安装置は、異常の発生時に移動体通信網を通して通知先に通知することはできるものの、移動体通信網を通しての外部からの要求に対して動作する機能は備えていない。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、異常の内容の通知を移動体通信網を通して外部から要求することを可能とした車両用保安装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、少なくとも車両内への侵入者を異常として検出する異常検出手段と、異常検出手段の動作時において車両内への侵入者を検出すると侵入者の威嚇と外部への報知との少なくとも一方を行う異常対応手段と、移動体電話網に接続する通信手段と、異常検出手段による異常検出の履歴を記憶する記憶手段と、異常検出手段により異常が検出されると移動体電話網を通して規定の通知先に異常を通知する異常通知手段と、移動体電話網を通して外部の端末から要求があると記憶手段の記憶内容を当該端末に転送する動作制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記動作制御手段は、前記端末からの要求によって前記異常検出手段の動作および非動作を切り換える機能を有することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、車両内の音を監視する音声モニタが付加され、前記動作制御手段は音声モニタにより取得した音を前記端末に転送することを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3の発明において、前記端末の電話番号を登録する番号登録手段が付加され、前記端末から電話番号が通知されかつ通知された電話番号が番号登録手段に登録されているときに端末からの要求を受け付けることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の発明において、侵入者の監視の要不要を選択する動作切換手段を備え、動作切換手段により侵入者の監視の不要が選択されているときには前記端末からの要求を受け付けないことを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明では、請求項1ないし請求項5の発明において、前記異常検出手段は複数種類の異常を検出可能であって各異常に優先順位が設定され、前記異常通知手段はいずれかの異常を前記通知先に通知している間に異常検出手段により検出されると優先順位が高いほうの異常を通知先に通知することを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明では、請求項1ないし請求項5の発明において、前記異常検出手段は複数種類の異常を検出可能であって、前記異常通知手段は異常の内容ごとに通知先への通知の要不要が選択可能であることを特徴とする。
【0013】
請求項8の発明では、請求項1ないし請求項7の発明において、車両の運行に用いる第1の電源と車両の運行に用いない専用の第2の電源との一方から選択的に電源が供給され、前記動作制御手段は電源を供給している電源の種類に応じて前記異常検出手段の動作および非動作を自動的に選択することを特徴とする。
【0014】
請求項9の発明では、請求項1ないし請求項7の発明において、車両の運行に用いる第1の電源と車両の運行に用いない専用の第2の電源との一方から選択的に電源が供給され、前記動作制御手段は、第1の電源から電源が供給されているときに前記異常検出手段の動作および非動作を選択可能とし、第2の電源から電源が供給されているときには前記異常検出手段を動作させることを特徴とする。
【0015】
請求項8および請求項9において、第1の電源は一般の自動車ではカーバッテリに相当し、第2の電源は内蔵した電池電源に相当する。以下に説明する実施形態では第2の電源は、二次電池であって常時は第1の電源によって充電され、自動車のキースイッチがオフになり第1の電源からの電源供給がないときに第2の電源から電源を供給する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本実施形態は自動車に設置される車両用保安装置1であって、図1に示すように、車内への侵入者を検出する人感センサ11と、ドアの開閉やガラス破壊などに伴って生じる音圧変化を検出する音圧センサ12とを異常検出手段として備える。人感センサ11は焦電型赤外線センサを用いて構成され、人体から熱線が放射されていることを利用し、熱線量の変化により侵入者の有無を検出する。また、音圧センサ12にはマイクロホンを用いている。人感センサ11は人感センサ入力部11aに接続され、人感センサ入力部11aにおいて人感センサ11の出力に基づいて侵入者の有無が判断されるとともに、人感センサ入力部11aにおいて侵入者の存在が検出されると制御部10に通知される。同様に、音圧センサ12は音圧センサ入力部12aに接続され、音圧センサ入力部12aにおいて音圧センサ12の出力に基づいてドアの開閉あるいはガラス破壊の有無が判断されるとともに、音圧センサ入力部12aにおいてドアの開閉またはガラス破壊が検出されると制御部10に通知される。言い換えると、侵入者、ドアの開閉、ガラス破壊が異常発生として検出される。ここに、異常検出手段は少なくとも車両への侵入者を検出すればよく、音圧センサ12は必要に応じて設ければよい。また、異常検出手段によって検出する異常の種類は上述した例に限らず、さらに多数の異常を検出する構成を採用してもよい。
【0017】
制御部10はマイクロコンピュータであって、マイクロプロセッサとともに以下に説明する機能を実現するためのプログラムを格納したROMおよび作業領域となるRAMを含む。制御部10には人感センサ入力部11aまたは音圧センサ入力部12aから異常発生の通知を受けると、表示部13aおよびブザー13bを駆動する異常通知手段10aが設けられる。表示部13aは発光ダイオードを用いて構成されたものであり、異常発生に対応して点灯する。表示部13aおよびブザー13bは侵入者に対する威嚇と車両外部への報知とを行うことができるように配置される。たとえば、表示部13aを車内外に配置するとともに異常発生時に点滅させ、ブザー13bを鳴動音が車内外において聞こえるように配置すればよい。ただし、侵入者に対する威嚇と車両外部への報知とは一方のみを行うようにしてもよい。また、本実施形態では異常対応手段として表示部13aとブザー13bとの両方を設けているが、いずれか一方でもよく、表示部13aとしては発光ダイオード以外の光源を用いることが可能であり、ブザー13bに代えて別の音発生手段を設けることが可能である。
【0018】
異常通知手段10aは、異常発生が通知されたときに表示部13aおよびブザー13bを作動させるほかに、RAMからなる記憶手段10bに異常発生の内容を格納する機能も備える。記憶手段10bには侵入者かドアの開閉かガラス破壊かの別と異常が検出された時刻とが格納され、異常発生の履歴が記憶手段10bに格納されることになる。さらに、異常通知手段10aには移動体電話網3に接続可能な通信手段14が接続されている。異常通知手段10aには通知先の電話番号があらかじめ登録されており、異常発生時には移動体電話網3を介して通知先である移動体電話(携帯電話)2aまたは公衆網4に接続されている一般電話2bに通知することが可能になっている。移動体電話2aはPDC方式を想定しているが、CDMA方式、PHS方式などであってもよいのはもちろんのことである。ここに、異常発生の内容を端末としての移動体電話2aまたは一般電話2bに対して通知するから、音声による通知が必要である。そこで、本実施形態では合成音声出力部15を設けてあり、異常通知手段10aが通信手段14を通して異常発生を移動体電話2aまたは一般電話2bに通知する際には、異常発生の内容に対応した音声メッセージを合成音声出力部15から出力し、この音声メッセージを移動体電話2aまたは一般電話2bに通知する。
【0019】
上述のようにして、車両に侵入するか、あるいは車両に侵入しようとしてドアを開閉したりガラスを破壊したりすると、表示部13aおよびブザー13bによる威嚇および外部への報知が行われることによって侵入の可能性が低減され、また人感センサ11および音圧センサ12による検出内容が移動体通信網3を通して通知先に通知されるから、車両の使用者あるいは警備会社などを通知先として指定しておくことによって、異常発生を使用者や警備会社に迅速に通知することができる。
【0020】
ところで、通信手段14は双方向に通信可能であって、移動体通信網3を通して端末(移動体電話2aまたは一般電話2b)からの要求を受け付けることも可能になっている。端末からの要求は制御部10に設けた動作制御手段10cに入力され、動作制御手段10cでは端末からの要求に対して記憶手段10bの記憶内容を読み出し要求元の端末に転送する。つまり、記憶手段10bに格納された異常発生の履歴を端末からの要求に応じて端末に転送することが可能になっている。このことによって、異常発生時に端末において異常発生の内容を確認できなかった場合(移動体電話2aの電源を切っている場合、あるいは一般電話2bの近くに人が存在しない場合など)でも、後に異常発生の有無を確認することが可能になる。ここで、記憶手段10bに格納された異常発生の履歴を端末からの要求によって要求元の端末に返送するから、不特定の端末に異常発生の履歴を返送することは望ましくない。本実施形態では、制御部10において番号登録手段10dを設けてあり、番号登録手段10dには記憶手段10bの内容の返送を許容する端末の電話番号が登録される。動作制御手段10cでは記憶手段10bの内容の転送が端末から要求されると、電話会社が提供している番号通知サービスによって端末の電話番号を取得し、取得した電話番号が番号登録手段10dに登録されているときには、要求元の端末に対して記憶手段10bの内容を返送する。
この処理によって、記憶手段10bの内容の読出を可能とする要求元を制限することができる。
【0021】
本実施形態の車両用保安装置1には車両内の音声を監視する音声モニタとしてのマイクロホン16も設けられており、記憶手段10bの内容が端末に転送された後にはマイクロホン16で車両内の音声を端末に転送することが可能になっている。したがって、異常発生が端末に通知されたときに、端末から異常発生の内容を確認するために車両用保安装置1を呼び出してマイクロホン16により車両内の音を確認することができ、侵入者に対する通知である場合などには、侵入者が車両内に存在するか否かをマイクロホン16によって確認することが可能になる。なお、このマイクロホン16は電話機の送話器として兼用することが可能である。
【0022】
上述した動作をまとめると図2のようになる。すなわち、車両用保安装置1の電源が投入されると、端末からの通知要求を待つ状態になる(S1)。通知要求がない状態で車両内への侵入者を異常として検出すると(S2)、記憶手段10bに異常の内容を格納するとともに(S3)、表示部13aを点灯させブザー13bを鳴動させて、侵入者に対する威嚇と外部への報知とを行う(S4)。また、通信手段14を通して端末への通知を行う(S5)。一方、端末からの通知要求があるときには(S1)、記憶手段10bに格納された履歴を読み出し(S6)、読み出した履歴を要求元の端末に返送する(S7)。この際、番号登録手段10dを照合して許容された要求元であるときにのみ記憶手段10bの内容を返送する。また、マイクロホン16を起動し(S8)、要求元の端末に対してマイクロホン16で取得した音声を転送するのである(S9)。
【0023】
ところで、車両用保安装置1が常時動作していると車両の使用者が乗車しようとするときにも表示部13aやブザー13bが動作することになるから、車両用保安装置1の動作および非動作を外部から操作する必要がある。そこで、動作制御手段10cは、端末からの要求によって人感センサ11および音圧センサ12の動作および非動作を切り換えることが可能になっている。つまり、非動作が選択されると、異常通知手段10aが人感センサ11および音圧センサ12の出力を受け付けないのであって、実質的に人感センサ11および音圧センサ12が非動作になったことになる。ここにおいて、車両用保安装置1の動作と非動作との切換を端末から行うときに、番号登録手段10dとの照合を行うのが望ましい。
なお、車両用保安装置1の動作と非動作との切換を端末から行うときに、番号登録手段10dとの照合ではなく、適宜の暗証番号を用いることも可能であって、暗証番号を用いるようにすれば、車両用保安装置1の動作と非動作との切換を特定の使用者のみに許可しながらも任意の端末からの操作が可能になり、利便性が高くなる。
【0024】
ところで、車両の走行中においては侵入者が侵入することはないから、車両の走行中においては侵入者の監視を不要にしておき、この間に端末からの要求があっても応答しないようにすれば、移動体通信網3のトラフィックの増加が抑制される。また、車両の走行中のように移動体通信における通信品質が低下する状況での通信を避けて伝送誤りの発生を抑制することにもなる。つまり、通信時間が節約されるとともにトラフィックの増加が抑制されることになる。また、走行中ではなくてもキーが差し込まれているときには、車両を監視できる範囲に使用者が存在すると考えてよいから、キーが差し込まれているときには端末からの要求に対して応答する必要はないと言える。そこで、侵入者の監視の要不要を選択する動作切換手段としての手操作が可能な選択スイッチ17を設けてあり、選択スイッチ17により車両用保安装置1の動作の要不要を選択できるようにしてある。ここでは、キースイッチを選択スイッチ17として兼用している。
【0025】
上述したように、本実施形態では複数種類の異常を検出可能であり、さらに多種類の異常を検出するように構成することも可能である。このように複数種類の異常を検出する場合には、各異常に優先順位を設定するのが望ましい。つまり、異常通知手段10aにおいて、異常の種類別に優先順位を設定しておき、いずれかの異常を通知先に通知している間に他種類の異常が検出されると優先順位が高いほうの異常を通知先に通知するのである。たとえば、人感センサ11の優先度を音圧センサ12よりも高くしておけば、車両内への侵入者があるときに通知先に確実に通知することができる。
【0026】
また、複数種類の異常を検出可能としている場合には、異常通知手段10aは異常の内容ごとに通知先への通知の要不要を選択可能とするのが望ましい。たとえば、騒音が大きい場所では音圧センサ12の出力により異常発生と判断されても、実際には異常が発生していない可能性が高いから、このような場合には音圧センサ12に対応する内容は通知先に通知しないようにすればよい。この場合、表示部13aおよびブザー13bも音圧センサ12に対しては動作させず、記憶手段10bへの格納も音圧センサ12に対しては行わないようにする。要するに、異常通知手段10aにおいて音圧センサ12に対応する処理を行わないようにするのである。
【0027】
ところで、車両用保安装置1は車両が停止している状態において侵入者の有無を検出し、またドアの開閉やガラス破壊を検出するのであって、キースイッチがオフになっている状態において動作させる必要がある。自動車においてはキースイッチがオフであるとカーバッテリからシガーソケット20への電源供給も停止するから、カーバッテリを電源として用いることができない。そこで、シガーソケット20からカーバッテリによる電源が供給されている間に充電される二次電池19を設けておき、キースイッチがオフであってシガーソケット20からの電源供給が停止すると二次電池19から電源供給を行うように構成してある。
【0028】
具体的には、キースイッチがオンであってカーバッテリから給電されているときには、シガーソケット20から電源回路18を通して給電される。電源回路18は二次電池19の充電も行っており、電源回路18と二次電池19とは逆流防止用のダイオードD1,D2を介して内部回路への電源供給を行う。上述したように、電源回路18からの給電時には通常は車両の使用者が車両を監視できる場所に存在するとみなしてよいから、異常通知手段10aの動作を停止させてもよい。そこで、本実施形態では、電源回路18にシガーソケット20から電源が供給されているか否かを動作制御手段10cにおいて監視し、シガーソケット20から電源が供給されているときには、異常通知手段10aの動作および非動作を選択可能とし、シガーソケット20から電源が供給されていないときには(つまり、二次電池19から電源が供給されているときには)、異常通知手段10aを動作させるようにしてある。要するに、カーバッテリからの給電時には選択スイッチ17を有効にし、二次電池19からの給電時には選択スイッチ17の設定状態にかかわらず異常通知手段10aを動作させるのである。なお、異常通知手段10aが動作しないときには端末からの要求も受け付けないようにする。
【0029】
なお、上述した構成では選択スイッチ17を設けているが、カーバッテリからの給電時には使用者が侵入者の有無を直接監視しているものとして異常通知手段10aおよび動作制御手段10cを非動作とし、二次電池19からの給電時には異常通知手段10aおよび動作制御手段10cを動作させるように電源の種類に応じて動作と非動作とを自動的に選択するようにしてもよい。この構成では選択スイッチ17は不要になる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明は、少なくとも車両内への侵入者を異常として検出する異常検出手段と、異常検出手段の動作時において車両内への侵入者を検出すると侵入者の威嚇と外部への報知との少なくとも一方を行う異常対応手段と、移動体電話網に接続する通信手段と、異常検出手段による異常検出の履歴を記憶する記憶手段と、異常検出手段により異常が検出されると移動体電話網を通して規定の通知先に異常を通知する異常通知手段と、移動体電話網を通して外部の端末から要求があると記憶手段の記憶内容を当該端末に転送する動作制御手段とを備えるものであり、異常検出の履歴を記憶手段に格納しておき、移動体電話網を通して外部の端末から要求されたときに記憶手段の記憶内容を端末に転送するから、異常検出手段による異常の検出時に端末を利用できなかったとしても、後に異常発生の有無を確認することができ利便性が高くなる。
【0031】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、動作制御手段は、端末からの要求によって異常検出手段の動作および非動作を切り換える機能を有するので、車両に搭乗するなどに使用者が車両の外部から異常検出手段の動作を停止させることが可能になる。
【0032】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、車両内の音を監視する音声モニタが付加され、動作制御手段は音声モニタにより取得した音を端末に転送するので、音声モニタによって車両内の音を聞くことが可能になり、異常発生の有無を確認することができる。
【0033】
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3の発明において、端末の電話番号を登録する番号登録手段が付加され、端末から電話番号が通知されかつ通知された電話番号が番号登録手段に登録されているときに端末からの要求を受け付けるので、番号登録手段に登録されていない不特定の端末による要求を禁止することができ、不特定の端末によって記憶手段の記憶内容が読み出されたり音声モニタが起動されたりするのを防止することができ、情報の保全性を高めることができる。
【0034】
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の発明において、侵入者の監視の要不要を選択する動作切換手段を備え、動作切換手段により侵入者の監視の不要が選択されているときには端末からの要求を受け付けないので、車両の走行中などであって侵入者の監視が不要であるときには端末に対する情報の送受を行わないようにして情報の保全性を高めることができる。
【0035】
請求項6の発明では、請求項1ないし請求項5の発明において、異常検出手段は複数種類の異常を検出可能であって各異常に優先順位が設定され、異常通知手段はいずれかの異常を通知先に通知している間に異常検出手段により検出されると優先順位が高いほうの異常を通知先に通知するので、優先的に通知すべき異常発生を遅滞なく通知することができる。
【0036】
請求項7の発明では、請求項1ないし請求項5の発明において、異常検出手段は複数種類の異常を検出可能であって、異常通知手段は異常の内容ごとに通知先への通知の要不要が選択可能であるので、異常検出手段が検出する異常の種類に応じて使用環境によっては適切に異常を検出できないような異常検出手段に基づいた異常の通知を不要とすることで、誤報の発生を抑制することができる。
【0037】
請求項8の発明では、請求項1ないし請求項7の発明において、車両の運行に用いる第1の電源と車両の運行に用いない専用の第2の電源との一方から選択的に電源が供給され、動作制御手段は電源を供給している電源の種類に応じて異常検出手段の動作および非動作を自動的に選択するものであり、給電している電源の種類に応じて車両が運行中か否かを判断するので、車両が運行中であって侵入者の検出が不要であるときには異常検出手段を非動作とし、車両が運行中でなければ侵入者を警戒するように異常検出手段を動作させることができる。しかも、異常検出手段の動作と非動作との切換操作が不要である。
【0038】
請求項9の発明では、請求項1ないし請求項7の発明において、車両の運行に用いる第1の電源と車両の運行に用いない専用の第2の電源との一方から選択的に電源が供給され、動作制御手段は、第1の電源から電源が供給されているときに異常検出手段の動作および非動作を選択可能とし、第2の電源から電源が供給されているときには異常検出手段を動作させるので、車両が運行中でないときにはつねに異常検出手段を動作させて侵入者を警戒することができ、車両が運行中であるときには使用者の必要に応じて異常検出手段の動作と非動作とを選択でき利便性が向上する。なお、車両が運行中であるとは自動車のキースイッチがオンであることを意味しており駐車中であってもキースイッチがオンであれば運行中の概念に含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の要部動作説明図である。
【符号の説明】
1 車両用保安装置
2a 移動体電話(端末)
2b 一般電話(端末)
3 移動体電話網
4 公衆網
10 制御部
10a 異常通知手段
10b 記憶手段
10c 動作制御手段
10d 番号登録手段
11 人感センサ(異常検出手段)
12 音圧センサ(異常検出手段)
13a 表示部(異常対応手段)
13b ブザー(異常対応手段)
14 通信手段
16 マイクロホン(音声モニタ)
17 選択スイッチ(動作切換手段)
19 二次電池
20 シガーソケット

Claims (9)

  1. 少なくとも車両内への侵入者を異常として検出する異常検出手段と、異常検出手段の動作時において車両内への侵入者を検出すると侵入者の威嚇と外部への報知との少なくとも一方を行う異常対応手段と、移動体電話網に接続する通信手段と、異常検出手段による異常検出の履歴を記憶する記憶手段と、異常検出手段により異常が検出されると移動体電話網を通して規定の通知先に異常を通知する異常通知手段と、移動体電話網を通して外部の端末から要求があると記憶手段の記憶内容を当該端末に転送する動作制御手段とを備えることを特徴とする車両用保安装置。
  2. 前記動作制御手段は、前記端末からの要求によって前記異常検出手段の動作および非動作を切り換える機能を有することを特徴とする請求項1記載の車両用保安装置。
  3. 車両内の音を監視する音声モニタが付加され、前記動作制御手段は音声モニタにより取得した音を前記端末に転送することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用保安装置。
  4. 前記端末の電話番号を登録する番号登録手段が付加され、前記端末から電話番号が通知されかつ通知された電話番号が番号登録手段に登録されているときに端末からの要求を受け付けることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用保安装置。
  5. 侵入者の監視の要不要を選択する動作切換手段を備え、動作切換手段により侵入者の監視の不要が選択されているときには前記端末からの要求を受け付けないことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用保安装置。
  6. 前記異常検出手段は複数種類の異常を検出可能であって各異常に優先順位が設定され、前記異常通知手段はいずれかの異常を前記通知先に通知している間に異常検出手段により検出されると優先順位が高いほうの異常を通知先に通知することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用保安装置。
  7. 前記異常検出手段は複数種類の異常を検出可能であって、前記異常通知手段は異常の内容ごとに通知先への通知の要不要が選択可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用保安装置。
  8. 車両の運行に用いる第1の電源と車両の運行に用いない専用の第2の電源との一方から選択的に電源が供給され、前記動作制御手段は電源を供給している電源の種類に応じて前記異常検出手段の動作および非動作を自動的に選択することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用保安装置。
  9. 車両の運行に用いる第1の電源と車両の運行に用いない専用の第2の電源との一方から選択的に電源が供給され、前記動作制御手段は、第1の電源から電源が供給されているときに前記異常検出手段の動作および非動作を選択可能とし、第2の電源から電源が供給されているときには前記異常検出手段を動作させることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用保安装置。
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