JP2003242573A - 緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム

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JP2003242573A
JP2003242573A JP2002040035A JP2002040035A JP2003242573A JP 2003242573 A JP2003242573 A JP 2003242573A JP 2002040035 A JP2002040035 A JP 2002040035A JP 2002040035 A JP2002040035 A JP 2002040035A JP 2003242573 A JP2003242573 A JP 2003242573A
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JP2002040035A
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Shinichi Motomura
信一 本村
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急事態発生時に確実に乗員情報を通知する
ことができる緊急通報システムを提供すること。 【解決手段】 車両100に設置された緊急事態検出部
110および通信モジュール120と、この車両100
の運転者が所持する携帯電話200と、この車両100
の運転者以外の乗員が所持する携帯電話300等と、緊
急センター500とを含んで緊急通報システムが構成さ
れている。運転者の携帯電話200には通信モジュール
210が内蔵されており、乗員の携帯電話300、40
0内の通信モジュール310、410と通信することで
乗員の数が判定されて緊急センター500に送る通知情
報が作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故等の緊急事態
の発生時に通報を送る緊急通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、事故等の緊急事態が発生した
ときに、自動あるいは手動で自動車電話等から情報セン
タに対してその旨を知らせる所定の通報を行う緊急通報
システムが知られている。この通報を受け取った情報セ
ンタでは、担当者が通報元の車両に備わった自動車電話
に電話をかけて、どのような事故が発生したのか、けが
人は何人いるのか等の質問を行い、その質問内容に基づ
いて救急車等の手配を行っていた。これにより、緊急事
態発生時における速やかな対応が可能になり、状況に応
じた最善の策を講じることができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の緊急通報システムでは、通報を受け取った情報セン
タの担当者による質問を通して、緊急事態が発生した車
両の乗員数やその構成などの乗員情報がはじめてわかる
ようになっているため、運転者や助手席の乗員が気を失
っている場合のように、担当者からの質問に応えること
ができない場合には、この乗員情報を把握することがで
きないという問題があった。事故が発生し、しかも電話
連絡がとれない場合には、大きな事故である可能性もあ
るが、けが人が1人なのか5人なのかによって、手配す
る救急車の台数も変わってくるため、少なくとも乗員数
だけでも確認できれば対応策を講じることができる。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、緊急事態発生時に確実に乗
員情報を通知することができる緊急通報システムを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の緊急通報システムは、少なくとも車両
の運転者以外の乗員が所持する無線端末との間で通信を
行うことにより、乗員の人数を判定する乗員判定手段
と、車両において生じた緊急事態を検出する緊急事態検
出手段と、緊急事態検出手段によって緊急事態が検出さ
れたときに、乗員判定手段によって判定された乗員の人
数を含む所定の通知情報を作成する通知情報作成手段
と、通知情報作成手段によって作成された通知情報を、
車両の外部に設置された緊急センターに向けて送信する
通知情報送信手段とを備えている。乗員が所持する無線
端末との間で通信を行うことにより乗員人数を判定する
ことにより、緊急事態が発生した際に、少なくとも乗員
人数が含まれる乗員情報を確実に通知することが可能に
なる。
【0006】また、運転者および無線端末を所持する乗
員のそれぞれの属性情報を登録する登録手段をさらに備
えるとともに、上述した通知情報作成手段は、登録手段
によって登録された属性情報を含めた通知情報を作成す
ることが望ましい。これにより、通知する情報に乗員の
属性情報を含ませることが可能になるため、この属性情
報を受け取った緊急センター側では、乗員毎に適切な対
応をとることが可能になる。
【0007】また、上述した属性情報が無線端末のそれ
ぞれに記憶されている場合に、この無線端末との間で通
信を行うことによって属性情報を取得する属性情報取得
手段をさらに備えるとともに、上述した登録手段は、属
性情報取得手段によって取得することにより、属性情報
の登録を行うことが望ましい。各乗員が所持する無線端
末のそれぞれに記憶された属性情報を取得して登録に用
いることにより、登録処理の簡略化および属性情報を入
力する手間を大幅に低減することができる。
【0008】また、登録手段によって登録された属性情
報を記憶する記憶手段をさらに備えるとともに、上述し
た乗員判定手段は、無線端末との間で行う通信において
無線端末毎に対応する固有識別情報を取得し、記憶手段
は、乗員判定手段によって取得した固有識別情報毎に、
乗員の属性情報の記憶を行うことが望ましい。これによ
り、一度乗車したことのある乗員が繰り返し乗車するよ
うな場合に、その都度属性情報の送受信を繰り返す手間
を削減することができ、通知情報を作成する時間を短縮
することができる。
【0009】また、上述した無線端末は、ブルーツース
規格に準拠していることが望ましい。最近では、ブルー
ツース端末の普及がめざましいため、本発明を実現する
ために特別に無線端末を購入しなくてもよくなり、本発
明のシステム全体を安価に実現することができる。
【0010】また、上述した通知情報送信手段は、ブル
ーツース規格に準拠した通信モジュールを有する携帯電
話であり、この携帯電話に、乗員判定手段と通知情報作
成手段とが備わっていることが望ましい。運転者の携帯
電話を用いて乗員人数の判定から通知情報送信までの一
連の処理を行うことができるため、本発明の緊急通報シ
ステムを実現するために、車両側の変更を最小限に抑え
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の緊急通報システムについて、図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、本実施形態の緊急通報システム
の全体構成を示す図である。図1に示す緊急通報システ
ムは、車両100に設置された緊急事態検出部110お
よび通信モジュール(M)120と、この車両100の
運転者が所持する携帯電話200と、この車両100の
運転者以外の2人の乗員が所持する携帯電話300、4
00と、緊急センター500とを含んで構成されてい
る。
【0012】運転者が所持する携帯電話200には、通
信モジュール210が内蔵されているとともに、緊急事
態が発生したときに乗員人数や各乗員の属性情報を含む
所定の通知情報を緊急センター500に送信する機能が
備わっている。一方の乗員が所持する携帯電話300に
は、通信モジュール310が内蔵されている。他方の乗
員が所持する携帯電話400には、通信モジュール41
0が内蔵されている。このように、通信モジュールが備
わった各携帯電話200等は、相互の無線通信を行う無
線端末としても動作する。
【0013】車両100に設置された通信モジュール1
20と運転者あるいは乗員が所持する各携帯電話に内蔵
された通信モジュール210、310、410は、例え
ばブルーツース(Bluetooth)規格に準拠しており、こ
れらの通信モジュール間で相互に無線通信を行って、こ
れらの通信モジュールに接続された緊急事態検出部11
0や携帯電話200等との間で各種情報の送受信を行う
ことができるようになっている。本実施形態では、運転
者が所持する携帯電話200に備わった通信モジュール
210がマスタ、それ以外の通信モジュール120、3
10、410がスレーブとなって通信動作が行われる。
【0014】緊急事態検出部110は、車両100の緊
急事態を検出する。例えば、大きな衝撃によって追突等
の緊急事態を検出したり、エアバックの起動装置に流れ
る電流を監視してエアバック作動に応じて緊急事態を検
出したりする場合が考えられる。通報対象となる一ある
いは複数の緊急事態を想定し、それぞれの検出に最適な
センサ等を組み合わせて用いるようにすればよい。通信
モジュール120は、緊急事態検出部110によって緊
急事態の発生を検出したときに、その旨を運転者が所持
する携帯電話200内の通信モジュール210に向けて
送信する。
【0015】緊急センター500は、車両100の運転
者が所持する携帯電話200から通知情報が送られてき
たときに、車両100に緊急事態が発生したことを知
り、必要な処置をとる。例えば、担当者が携帯電話20
0に電話をかけて緊急事態の詳細内容の把握を試みると
ともに、連絡が不通の場合には、送られてきた通知情報
に含まれる乗員人数に基づいて救急車等の緊急車両を手
配したり、各乗員の属性情報に基づいて家族や会社等の
連絡先に電話連絡を行う。なお、救急車等の手配は、担
当者が電話で行う場合の他に、通知情報を受信した所定
の連絡装置が自動的に行う場合が考えられる。
【0016】次に、運転者等が所持する携帯電話の詳細
について説明する。図2は、運転者が所持する携帯電話
200の詳細構成を示す図である。また、図3は運転者
以外の乗員が所持する携帯電話300の詳細構成を示す
図である。なお、図2および図3では、本実施形態の説
明に必要な構成のみが示されている。
【0017】図2に示すように、運転者が所持する携帯
電話200は、通信モジュール210、電話処理部22
0、入力部230、緊急通報処理部240を含んで構成
されている。通信モジュール210は、上述したように
ブルーツース規格に準拠した通信動作を行う。この通信
モジュール210の内蔵ROMには固有IDが格納され
ている。この固有IDは、ブルーツース規格に準拠した
各通信モジュールに対して固有の値を有している。
【0018】電話処理部220は、一般の携帯電話とし
ての機能を実現するためのものであり、図示しないマイ
クロホンやスピーカを用いて他の携帯電話や固定電話と
の間で通話を行うことができる。本実施形態では、携帯
電話200から緊急センター500に向けての通知情報
の送信は、この電話処理部220を用いて行われる。
【0019】入力部230は、テンキー等の各種キーか
らなっており、乗員の属性情報や運転者自身の属性情報
を入力する場合に用いられる。なお、この入力部230
は、一般の携帯電話に備わったテンキー等がそのまま用
いられる。緊急通報処理部240は、乗員の人数に応じ
た通知情報を作成して送信する処理を行うためのもので
ある。この緊急通報処理部240は、携帯電話200に
備わったCPU、ROM、RAM等を用いて所定の動作
プログラムを実行することによりその機能が実現され
る。
【0020】緊急通報処理部240は、情報取得部24
2、属性情報登録部244、記憶部246、乗員判定部
248、通知情報作成部250、通知情報送信部252
を含んで構成されている。情報取得部242は、他の携
帯電話300、400から送られてくる各通信モジュー
ルに対応するIDや属性情報を取得する処理を行う。属
性情報登録部244は、運転者や乗員の属性情報を登録
する処理を行う。例えば、運転者については、運転者自
身が入力部230を操作して入力した氏名、性別、誕生
日、電話番号(入力を省略して携帯電話200自身の電
話番号データを用いるようにしてもよい)、緊急時の連
絡先等が属性情報として登録される。また、乗員につい
ては、情報取得部242によって取得した各乗員毎の属
性情報がそのまま登録される。なお、乗員の属性情報に
ついても、運転者あるいは乗員自身が入力部230を操
作して入力するようにしてもよい。
【0021】記憶部246は、属性情報登録部244に
よって登録された属性情報を、各携帯電話に内蔵された
通信モジュールのIDに対応させて記憶する。この記憶
部246は、不揮発性メモリによって構成されており、
一度記憶した属性情報は削除しない限り保存されるよう
になっている。
【0022】乗員判定部248は、情報取得部242に
よって取得されたIDに基づいて、携帯電話300等を
所持している乗員の人数を判定する。本実施形態では、
2人の乗員が所持する携帯電話300、400から送ら
れてくる2種類のIDに基づいて、乗員が2人であるこ
とが判定される。
【0023】通知情報作成部250は、乗員判定部24
8によって判定された乗員人数と、記憶部246に記憶
されている運転者および各乗員の属性情報とが含まれる
通知情報を作成する。なお、この通知情報に含まれる乗
員人数は、乗員のみの人数である「2」とする場合と、
運転者を加えて「3」とする場合が考えられるが、乗員
人数に運転者が含まれるのか否かを緊急センター500
との間の取り決めで予め決めておけばどちらを採用して
もよい。
【0024】通知情報送信部252は、通知情報作成部
250によって作成された通知情報を電話処理部220
を用いて緊急センター500に向けて送信する処理を行
う。この送信処理は、車両100に緊急事態が生じたタ
イミングで行われる。携帯電話200をブルーツース端
末と考えた場合に、通信モジュール210がブルーツー
ス・モジュールに、緊急通報処理部240がブルーツー
ス・ホストに対応する。
【0025】また、図3に示すように、乗員が所持する
携帯電話300は、通信モジュール310、電話処理部
320、入力部330、属性情報処理部340を含んで
構成されている。通信モジュール310、電話処理部3
20、入力部330については携帯電話200の対応す
る各構成と基本的に同じであり、詳細な説明は省略す
る。
【0026】属性情報処理部340は、この携帯電話3
00を所持する乗員の属性情報の登録および送信を行う
ためのものである。この属性情報処理部340は、携帯
電話300に備わったCPU、ROM、RAM等を用い
て所定の動作プログラムを実行することによりその機能
が実現される。
【0027】属性情報登録部342は、この携帯電話3
00を所持する乗員の属性情報を登録する処理を行う。
例えば、この乗員自身が入力部330を操作して入力し
た氏名、性別、誕生日、電話番号(入力を省略して携帯
電話300自身の電話番号データを用いるようにしても
よい)、緊急時の連絡先等が属性情報として登録され
る。
【0028】記憶部344は、属性情報登録部342に
よって登録された属性情報を、通信モジュール310の
IDとともに記憶する。この記憶部344は、不揮発性
メモリによって構成されており、一度記憶した属性情報
は削除しない限り保存されるようになっている。
【0029】属性情報送信部346は、運転者の携帯電
話200内の情報取得部242からの送信要求にしたが
って、記憶部344に記憶されている属性情報をIDと
ともに読み出して、通信モジュール310を介して携帯
電話200に向けて送信する。
【0030】携帯電話300をブルーツース端末と考え
た場合に、通信モジュール310がブルーツース・モジ
ュールに、属性情報処理部340がブルーツース・ホス
トに対応する。上述した乗員判定部248、通信モジュ
ール210が乗員判定手段に、緊急事態検出部110が
緊急事態検出手段に、通知情報作成部250が通知情報
作成手段に、通知情報送信部252、電話処理部220
が通知情報送信手段に、属性情報登録部244が登録手
段に、情報取得部242、通信モジュール210が属性
情報取得手段に、記憶部246が記憶手段にそれぞれ対
応する。
【0031】本実施形態の緊急通報システムはこのよう
な構成を有しており、次にその動作を説明する。図4
は、本実施形態の緊急通報システムにおける緊急通報時
の動作手順を示す流れ図であり、主に運転者が所持する
携帯電話200内の緊急通報処理部240の動作手順が
示されている。
【0032】情報取得部242は、乗員が存在するか否
かを判定する(ステップ100)。この判定は、例えば
通信モジュール210と他の通信モジュールとの間の通
信状態を監視することにより行われる。乗員が1人もい
ない場合にはステップ100の判定において否定判断が
行われて、この判定処理が繰り返される。また、乗員が
存在する場合にはステップ100の判定において肯定判
断が行われ、次に、情報取得部242は、一の乗員が所
持する携帯電話(例えば携帯電話300)に対して、通
信モジュール310に固有のIDと携帯電話300内の
記憶部344に記憶されている属性情報の送信要求を送
る(ステップ101)。
【0033】その後、情報取得部242は、この送信要
求に対応するIDと属性情報を受信したか否かを判定し
(ステップ102)、受信していない場合には否定判断
を行って受信するまで待ち状態となる。また、これらの
情報を受信した場合には、ステップ102の判定におい
て肯定判断が行われ、次に、属性情報登録部244は、
この受信したIDと属性情報を登録する処理を行う(ス
テップ103)。この登録処理では、情報取得部242
によって取得されたIDと属性情報とが記憶部246に
記憶される。また、情報取得部242は、他の乗員が存
在するか否かを判定しており(ステップ104)、存在
する場合には肯定判断を行って、ステップ101に戻っ
て、他の乗員についてのIDと属性情報の送信要求以降
の処理が繰り返される。
【0034】また、他に乗員が存在しない場合には、ス
テップ104において肯定判断が行われ、次に、乗員判
定部248は、それまでに情報取得部242によって取
得されたIDの数に基づいて乗員の人数を判定する(ス
テップ105)。また、通知情報作成部250は、乗員
判定部248によって判定された乗員人数と、記憶部2
46に記憶されている各乗員の属性情報とを含む通知情
報を作成する(ステップ106)。
【0035】その後、通知情報送信部252は、緊急事
態が発生したか否かを判定し(ステップ107)、発生
していない場合には否定判断を行ってこの判定処理を繰
り返す。また、緊急事態が発生してその旨の通知が緊急
事態検出部110から通信モジュール120を介して送
られてくると、通知情報送信部252は、この通知を通
信モジュール210を介して受け取る。この通知を受け
取ったときにステップ107の判定において肯定判断を
行い、通知情報送信部252は、通知情報作成部250
によって作成された通知情報を電話処理部220を用い
て緊急センター500に向けて送信する(ステップ10
8)。
【0036】上述したように、この通知情報を受け取っ
た緊急センター500では、車両100に緊急事態が発
生したこと、車両100の運転者と乗員の合計人数、運
転者および乗員のそれぞれの氏名や連絡先等の属性情報
を知ることができるため、仮に運転者やその他の乗員が
意識不明に陥って、携帯電話200等を用いた連絡が取
れない場合であっても、必要な台数の救急車を手配する
等の適切な処置をとることが可能になる。
【0037】このように、運転者が所持する携帯端末2
00を用いて、乗員が所持する携帯電話300、400
との間で通信を行うことにより乗員人数を判定している
ため、車両100において緊急事態が発生した際に、少
なくとも乗員人数が含まれる乗員情報を緊急センター5
00に対して確実に通知することが可能になる。
【0038】また、運転者および乗員のそれぞれの属性
情報を登録、記憶するとともにこの記憶した属性情報を
用いて通知情報を作成、送信しているため、この通知情
報を受け取った緊急センター側では、乗員毎に適切な対
応をとることが可能になる。また、ブルーツース規格に
準拠した通信モジュールを備える携帯電話200、30
0、400を用いて緊急通報システムを構築することが
できるため、特別に無線端末等を購入しなくてもよくな
り、システム全体を安価に実現することができる。
【0039】また、運転者の携帯電話200に緊急通報
処理部240を備えているため、この携帯電話200を
用いて乗員人数の判定から通知情報送信までの一連の処
理を行うことができ、本実施形態の緊急通報システムを
実現するために、車両100側の変更を最小限に抑える
ことができる。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
ブルーツース規格に準拠した通信モジュール210等を
用いたが、その他の通信規格に準拠した通信モジュール
を用いるようにしてもよい。
【0041】また、上述した実施形態では、運転者が所
持する携帯電話200から緊急センター500に向けて
通知情報を送るようにしたが、この携帯電話200を自
動車電話に置き換えたり、通信モジュール210を備え
たノート型パソコン(パーソナルコンピュータ)やその
他の携帯端末と通信モジュールを有しない携帯電話とを
接続したシステムに置き換えるようにしてもよい。
【0042】また、上述した実施形態では、緊急事態が
発生したときに、携帯電話200は、その旨の通知を通
信モジュール210を介して受信したが、緊急事態検出
部110と携帯電話200とをケーブル接続して直接受
け取るようにしてもよい。また、上述した実施形態で
は、運転者が所持する携帯電話200と各乗員が所持す
る携帯電話300、400との間で通信を行って送受信
されるIDに基づいて乗員人数等を特定するようにした
が、この方法では、通信モジュール210の送信電力が
大きい場合には、車両100のドア近傍に他のブルーツ
ース端末を有する乗員以外の人がたまたま立っていた場
合にも乗員として誤検出するおそれがある。この場合の
誤検出防止策としては、例えば、所定間隔で繰り返し乗
員人数の判定処理を行い、継続的に検出される乗員のみ
を車両100に搭乗した乗員として、それ以外の人と区
別する方法などが考えられる。
【0043】また、上述した実施形態では、車両100
に搭乗する各乗員がそれぞれ1台の携帯電話を携行する
場合について説明したが、1人で複数台のブルーツース
対応の携帯電話やその他の端末装置を携行している場合
には、乗員の人数を重複してカウントしないような工夫
が必要になる。例えば、乗員判定部248は、IDと属
性情報に含まれる氏名や生年月日を参照し、氏名や生年
月日が重複した場合には乗員人数の判定から除外する。
【0044】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、乗員
が所持する無線端末との間で通信を行うことにより乗員
人数を判定することにより、緊急事態が発生した際に、
少なくとも乗員人数が含まれる乗員情報を確実に通知す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の緊急通報システムの全体構成を示
す図である。
【図2】運転者が所持する携帯電話の詳細構成を示す図
である。
【図3】運転者以外の乗員が所持する携帯電話の詳細構
成を示す図である。
【図4】本実施形態の緊急通報システムにおける緊急通
報時の動作手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
100 車両 110 緊急事態検出部 120、210、310、410 通信モジュール
(M) 200、300、400 携帯電話 220、320 電話処理部 230、330 入力部 240 緊急通報処理部 242 情報取得部 244、342 属性情報登録部 246、344 記憶部 248 乗員判定部 250 通知情報作成部 252 通知情報送信部 346 属性情報送信部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも車両の運転者以外の乗員が所
    持する無線端末との間で通信を行うことにより、前記乗
    員の人数を判定する乗員判定手段と、 前記車両において生じた緊急事態を検出する緊急事態検
    出手段と、 前記緊急事態検出手段によって前記緊急事態が検出され
    たときに、前記乗員判定手段によって判定された前記乗
    員の人数を含む所定の通知情報を作成する通知情報作成
    手段と、 前記通知情報作成手段によって作成された前記通知情報
    を、前記車両の外部に設置された緊急センターに向けて
    送信する通知情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする緊急通報システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記運転者および前記無線端末を所持する乗員のそれぞ
    れの属性情報を登録する登録手段をさらに備え、 前記通知情報作成手段は、前記登録手段によって登録さ
    れた前記属性情報を含めた前記通知情報を作成すること
    を特徴とする緊急通報システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記属性情報は、前記無線端末のそれぞれに記憶されて
    おり、 前記無線端末との間で通信を行うことによって前記属性
    情報を取得する属性情報取得手段をさらに備え、 前記登録手段は、前記属性情報を前記属性情報取得手段
    によって取得することにより、前記属性情報の登録を行
    うことを特徴とする緊急通報システム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記登録手段によって登録された前記属性情報を記憶す
    る記憶手段をさらに備え、 前記乗員判定手段は、前記無線端末との間で行う通信に
    おいて前記無線端末毎に対応する固有識別情報を取得
    し、 前記記憶手段は、前記乗員判定手段によって取得した前
    記固有識別情報毎に、前記乗員の属性情報の記憶を行う
    ことを特徴とする緊急通報システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記無線端末は、ブルーツース規格に準拠していること
    を特徴とする緊急通報システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記通知情報送信手段は、ブルーツース規格に準拠した
    通信モジュールを有する携帯電話であり、この携帯電話
    に、前記乗員判定手段と前記通知情報作成手段とが備わ
    っていることを特徴とする緊急通報システム。
JP2002040035A 2002-02-18 2002-02-18 緊急通報システム Pending JP2003242573A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1028095C2 (nl) * 2005-01-21 2006-07-24 Menno Cornelis De Vree Inrichting voor het tellen van personen die in of op een voertuig hebben gezeten ten tijde van een ongeval terwijl deze personen zich niet meer in of op het betreffende voertuig bevinden.
JP2014010129A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Mitsubishi Electric Corp ナビゲーション装置
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JPWO2016147367A1 (ja) * 2015-03-19 2017-06-22 三菱電機株式会社 未確認情報出力装置、未確認情報出力方法

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