JP2004134392A - 保護フィルム層を備える触媒コーティングされたイオノマー膜およびその膜から作製される膜電極アセンブリ - Google Patents

保護フィルム層を備える触媒コーティングされたイオノマー膜およびその膜から作製される膜電極アセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】 能動領域(これは、触媒層を有する)および受動層の両方を有するイオノマー膜を含む、触媒コーティングされた膜および膜電極アセンブリを提供すること。
【解決手段】 触媒コーティングされた膜であって、以下:(a)イオノマー膜1、ここで、該イオノマー膜は、2つの表面を備え、該2つの表面はそれぞれ、以下:(i)能動領域、ここで該能動領域は、触媒層でコーティングされており、および(ii)受動領域;を備え、そして(b)該触媒コーティングされた膜の2つの表面の各々に付着された少なくとも1つの保護フィルム層3、ここで、該少なくとも1つの保護フィルム層は、該受動領域5および該能動領域が重なり合う層を備える膜。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、電気化学電池および燃料電池の分野に関する。
 燃料電池は、燃料および酸化剤を2つの空間的に分かれている電極において、電気、熱および水に転換する。典型的には、燃料電池において、水素または水素リッチガスが、燃料として使用され、そして酸素または空気が、酸化剤として使用される。
 燃料電池におけるエネルギー転換方法は、特に高い有効性によって区別される。この理由のために、燃料電池は、移動用途、固定用途および携帯用途に対する重要性を増してきている。
 この高分子電解質膜型燃料電池(PEMFC)および直接メタノール型燃料電池(DMFC、PEMFCの変形、水素の代わりにメタノールによって直接的に充電される)は、エネルギー転換デバイスとして使用される燃料電池の2つの通常の型である。これらは、典型的には、小型のデザインであり、所望の電力密度および高効率を有するという理由で、魅力的な選択肢である。
 燃料電池の技術は、当業者に周知であり、そして文献に広く記載されている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。しかしながら、本発明の理解を助けるために、以下の節において、本開示に使用される特定の技術用語および言いまわしをより詳細に記述する:
 「触媒コーティングされた膜」(以下「CCM」と省略)は、触媒的に活性な層を備える両面で提供される、高分子電解質膜からなる。1つの層は、水素を酸化するためにアノードの形態をとり、そして他方の層は、酸素を還元するためにカソードの形態をとる。CCMは、3つの層(アノード触媒層、イオノマー膜およびカソード触媒層)からなるため、しばしば、「3層MEA」と呼ばれる。この開示における概要のように、CCMはまた、より良い保護、操作および製品のシーリングのために1以上のフィルム層を含む。
 「ガス拡散層」(「GDL」)は、時には、ガス拡散基板またはバッキング(backing)と呼ばれ、CCMのアノード層およびカソード層に配置され、ガス状の反応媒体(例えば、水素および空気)を触媒的に活性な層に移動させ、同時に、電気的な接触をさせる。GDLは、通常、炭素ベースの基板(例えば、炭素繊維紙または炭素織物)からなり、これらは、非常に多孔性であり、電極に良好にアクセスする反応ガスを提供する。さらに、それらは、疎水性であり、そして燃料電池から生成水を除去し得る。さらに、GDLは、マイクロ層でコーティングされ得、膜への接触を改善する。これらはまた、所定のMEAに構築される面に依存して、アノード型GDLまたはカソード型GDLへと特異的に調整され得る。さらに、これらは、触媒層でコーティングされ得、そして続いて、イオノマー膜に積層される。これらの型の触媒コーティングされたGDLは、頻繁に「触媒コーティングされたバッキング」(「CCB」と省略する)またはガス拡散電極(「GDE」)と呼ばれる。
 「膜電極アセンブリ」(「5層MEA」)は、高分子電解質膜(PEM)燃料電池における中心的な構成要素であり、5層からなる:アノードGDL;アノード触媒層;イオノマー膜;カソード触媒層;およびカソードGDL。MEAは、2つのGDL(アノード側およびカソード側における)を備えるCCMと組み合わせることによってか、あるいは、アノード側およびカソード側で2つの触媒コーティングされたバッキング(CCB)を備えるイオノマー膜と組み合わせることによって製造され得る。両方の場合、5層MEA製品が得られる。CCMが、積層されたアセンブリに組み込まれた1以上の保護フィルム層を含む場合、その5層MEAは、同様に、保護フィルム層を備える。
 このアノード触媒層およびカソード触媒層は、それぞれの反応(例えば、アノードにおける水素の酸化およびカソードにおける酸素の還元)を触媒する電気触媒を構成する。好ましくは、周期表の白金族の金属が、触媒的に活性な構成要素として使用され、そして、大部分において、担持触媒が使用され、ここで、触媒的に活性な白金族金属が導電性の支持体材料の表面に、ナノサイズの粒子形態で固定される。例として、10〜100nmの粒子径および高い電気導電性を有するカーボンブラックが、支持体材料として適切であることが証明された。これらの用途において、白金族の金属の平均粒子径は、典型的には、約1〜10nmである。
 「高分子電解質膜」は、プロトン導電性高分子材料で構成される。これらの材料はまた、イオノマー膜として以下で言及される。イオノマー膜において、スルホン酸基を有するテトラフルオロエチレン−フルオロビニル−エーテルコポリマーが、好ましく使用される。この材料は、例えば、商品名Nafion(登録商標)でE.I.DuPontから市販されている。しかしながら、その他、特に、フッ素を含まないイオノマー材料(例えば、スルホン化されたポリエーテルケトンまたはアリールケトンまたは酸ドープポリベンズイミダゾール)もまた、使用され得る。イオノマー材料として適切な材料の例は、非特許文献2に記載される。燃料電池の用途について、これらの膜は、一般的には、10〜200μmの厚さを有する。
 燃料電池内に、いくつかの膜電極アセンブリおよび双極プレートが、直列で積み重ねられ、所望の出力電圧を得る。当業者が認識しているに、燃料電池スタック技術において、構成要素のシーリングは、重要な課題である。一般的に、環境への漏れおよび反応物(水素および酸素/空気)の混合に対するこれらの要素(主にCCM、MEAおよび双極プレート)のガス漏れしないシーリングを達成することが必要である。このガス漏れしないシールは、PEMFCスタックの安全性には必須である(安全性の欠如は、燃料電池技術の広範な導入にとって重大な障壁である)。従って、これらに使用されるシールおよび材料の質および耐久性は、第1の重要事項である。
 異なるスタックアーキテクチャおよび操作条件(例えば、圧力、温度、燃料ガスおよび必要とされる寿命)のために、異なるシーリング概念および技術が適用され、そして開発されるべきである。さらに、CCMおよびMEAに対する適切なシーリング概念はまた、これらの製品のより良い保護およびより良い操作性を改善することを考慮するべきである。より良い操作およびプロセッシングは、大規模で連続的なCCMおよびMEAの製造という視点において特に重要である。
 MEAおよびCCMのシーリングのための様々な概念および技術が、先行技術に記載される。
 特許文献1においては、高分子材料の事前に切り取られたフレームを使用し、これらのフレームを電池の膜と双極プレートとの間の燃料電池の電極周辺に配置することによって、シーリング機能が慣習的に達成されている。しかしながら、この概念は、電池、膜電極アセンブリおよびガスケットフレームの正確な操作および配置に必要とされる高い労力に苦しめられる。従って、膜とシーリングとの間に密接な接触が存在していない。
 特許文献2は、不活性なシーリング領域における膜の安定化を述べている。これは、固体高分子イオン交換層における少なくとも1つのシール層からなるアセンブリに関し、ここで、シール層は、シールされるイオン交換層の領域のみを基本的に覆う。この用途に従って、このシーリング層は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムから作製され、イオノマー材料で1つのコーティングされ、部分的に含浸された1つの表面を有する。
 同様の概念は、特許文献3で研究されている。この文献は、燃料電池のための膜電極ユニットを記載する。ここで、この膜電極ユニットは、膜電極ユニットの能動部分に配置され、かつ材料をガイドするかまたは、設置するために提供される周辺部および開口領域に配置される強化フレームを備える。強化フレームは、両面に塗布される熱融解型の接着層によって形成され、そして少なくとも1つの剛性プレートによって形成される。
 前出の参考文献に記載される全てのこれらの概念は、CCM/MEAの周辺膜リムを覆い、そしてこの周辺膜リムを安定化させるのみであるシーリングフレームまたはシーリング層に基づく。しかしながら、パラメータを操作する燃料電池に依存して、膜材料の欠陥が、しばしば能動領域とシーリング層との間の界面で生じ得る。従って、十分な重なり合いが、シーリング/ガスケット層、能動電極層およびイオノマー膜の間で必要である。
 特許文献4は、両面を電極でコーティングされるイオノマー膜を含む燃料電池などを提供する膜電極アセンブリに関する。外側周辺部に構成されるシーリング端は、熱融解接着剤からなり、この炭化水素骨格は、一定間隔で、膜材料のイオン基と相互作用する表面に入るイオン性基または強い極性基を輸送し、従って、高分子電解質膜への熱融解型接着剤の良好な接着効果を提供する。熱融解型接着剤から作製される熱可塑性シーリングが、膜の端部分にわたって両面に延びる。あいにく、この方法には、高い製造コストならびに熱融解接着剤の適用形態のための費用が付随する。さらに、この長期間の安定性は証明されない;種々の構成要素(例えば、硬化剤、消泡剤および他の添加剤)が、操作の間に浸出され、そしてMEAの劣化を引き起こし得る。
 特許文献5は、MEAをシールし、起こり得る端破損からMEAを保護するためのガスケットおよびサブガスケットを備える膜電極ガスケットアセンブリ(「MEGA」)を記載する。このガスケット材料は、典型的には、伸長ポリテトラフルオロエチレン(e−PTFE)からなり、より良い接着のためにイオノマーの溶液で浸漬される。このサブガスケットは、電極の周辺部分にわたって配置され、イオノマー膜の中心部分に適用される。特許文献5に示される実施例においては、電極部分を有するサブガスケットとコーティングされていないイオノマー膜部分との同時の重ね合わせは、開示されていない。
 異なる概念が、特許文献6に示唆される。この特許に従って、シールは、膜電極アセンブリの多孔性の電気導電性シート材料の層を開口部を通る流体およびアセンブリの電気化学的に活性な部分にほぼ外接する密封材料に含浸することによって形成される。
 別の開示(特許文献7)は、少なくとも1つのガス拡散電極(GDE)の端を浸透するシーリングを示し、これによって電極の孔は、満たされる。この開示において、このシーリングは、シーリングが電極に浸透し、そして膜と接触する場合に膜に結合され、そしてまた、膜の周辺面にも結合される。膜の両面は、電極によって本質的に完全に覆われる。
 後者の2つの概念は、ガス拡散電極(GDE)の密封材料での含浸に基づき、この含浸プロセスの複雑性に苦しむ。プロセスパラメータのわずかな偏差でさえも、シールされる領域の接触面のシーリングの質および滑らかさに強く影響する。結果的に、ガス漏れしないシールを得ることは、非常に困難である。
 先行技術の欠点にてらして、本発明は、記載されるこの技術の状態の不都合を回避する、改善された触媒コーティングされた膜を示す。特に、本発明は、1つ以上の保護フィルム層を備える触媒コーティングされた膜を提供し、この保護フィルム層は、以下の利点を提供する:(i)改善された機械安定性;(ii)膜損傷に対する改善された保護;および(iii)電池/スタックアセンブリにおける改善された操作特性。本発明はまた、上記の利点を提供する改善された膜電極アセンブリ(MEA)を提供する。最後に、これらの改善された製品の製造方法が、概要される。
米国特許第3,134,697号 EP 690 519 WO00/74160 WO00/74161 WO00/10216 米国特許第5,176,966号 WO98/33225 K.Kordesch and G.Simader,「Fuel Cells and its Applications」,VCH Verlag Chemie,Weinheim(Germany)1996年 O.Savadogo「Journal of New Materials for Electrochemical Systems」I,47−66(1998年)
 本発明は、能動領域(これは、触媒層を有する)および受動層の両方を有するイオノマー膜を含む、触媒コーティングされた膜および膜電極アセンブリを提供することを目的とする。
 1つの局面において、本発明は、触媒コーティングされた膜であって、以下:
(a)イオノマー膜、ここで、このイオノマー膜は、2つの表面を備え、この2つの表面はそれぞれ、以下:
 (i)能動領域、ここでこの能動領域は、触媒層でコーティングされており、および
 (ii)受動領域;を備え、そして
(b)この触媒コーティングされた膜の2つの表面の各々に付着された少なくとも1つの保護フィルム層、ここで、この少なくとも1つの保護フィルム層は、この受動領域およびこの能動領域が重なり合う、層
を備える膜を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜であって、ここで、上記受動領域は、上記能動領域の周りに周辺部を形成する、膜を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜であって、ここで、少なくとも1つの保護フィルム層によって重なり合った上記能動領域の領域は、上記膜の全能動領域の0.5%〜20%の範囲であり、そして少なくとも1つの保護フィルム層によって重なり合った上記受動領域の領域は、全受動領域の80%〜150%の範囲である、膜を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜であって、ここで、少なくとも1つの保護フィルム層は、有機高分子材料を含有し、厚さが10〜150μmの範囲である、膜を提供する。
 さらに好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜であって、ここで上記有機高分子材料は、ポリテトラフルオロエチレン、PVDF、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、コポリアミド、ポリアミド、エラストマー、ポリイミド、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、シリコーン、シリコンゴム、およびシリコンベースのエラストマーからなる群から選択される高分子を含有する、膜を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜であって、ここで上記イオノマー膜は、過フッ化スルホン酸高分子、酸ドープポリベンズイミダゾール、酸性基修飾ポリエーテルケトン、イオン導電性有機材料/無機材料および複合強化材料からなる群から選択される物質を含有する、膜を提供する。
 別の局面において、本発明は、触媒コーティングされた膜を製造する方法であって、この方法は、少なくとも1つの保護フィルム層を、圧力および加熱下で0.1〜15分間イオノマー膜の2つの表面に塗布する工程を包含し、ここでこの2つの表面の各々は、受動領域および能動領域を備え、ここで、この能動領域は、触媒層でコーティングされる、方法を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜を製造する方法であって、ここで、上記圧力は、10〜100barの範囲であり、そして熱は20〜200℃の範囲の温度に設定される、方法を提供する。
 別の局面において、本発明は膜電極アセンブリであり、以下:
(a)イオノマー膜、ここでこのイオノマー膜は、2つの表面を備え、そしてこの2つの表面の各々は、以下:
 (i)能動領域、ここでこの能動領域は、触媒層でコーティングされており、および
 (ii)受動領域;を備える膜そして
(b)少なくとも1つのガス拡散層、ここでこの少なくとも1つのガス拡散層は、この触媒コーティングされた膜の能動領域を覆っている層;そして
(c)少なくとも1つの保護フィルム層、ここでこの少なくとも1つの保護フィルムの層は、この能動領域、この受動領域、およびこのガス拡散層と接触し、以下:
 (i)この能動領域の重なり合う領域、
 (ii)この受動領域の重なり合う領域、および
 (iii)このガス拡散層の重なり合う領域、を形成する層、
を備える、膜電極アセンブリを提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、膜電極アセンブリであり、ここで、上記少なくとも1つの保護フィルム層と接触される上記能動領域の領域は、上記膜の全能動領域の0.5%〜20%の範囲であり、この少なくとも1つの保護フィルム層と接触される上記受動領域の領域は、この膜の全受動領域の80%〜150%の範囲であり、そしてこの少なくとも1つの保護フィルム層と接触される上記ガス拡散層の領域は、このガス拡散層の全部分の0.5%〜50%の範囲である、膜電極アセンブリを提供する。
 別の局面において、本発明は、膜電極アセンブリを製造する方法であって、この方法は、ガス拡散層および少なくとも1つの保護フィルムをイオノマー膜の2つの表面に、圧力および加熱下で0.1〜15分間塗布する工程を包含し、ここで、この2つの表面はそれぞれ受動領域および能動領域を備え、ここで、この能動領域は、触媒層でコーティングされている、方法を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、膜電極アセンブリを製造する方法であって、ここで、上記圧力は、10〜100barの範囲であり、そして上記熱は、20℃〜200℃の範囲の温度で設定される、方法を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜の使用であって、PEM燃料電池スタックおよびDMFC燃料電池スタックの製造のための、使用を提供する。
 好ましい実施形態において、本発明は、触媒コーティングされた膜の使用であり、PEM燃料電池スタックおよびDMFC燃料電池スタックの製造のための使用を提供する。
 (発明の要旨)
 本発明は、電気化学的電池および燃料電池の分野、より詳細には、高分子電解質膜型燃料電池(PEMFC)および直接メタノール型燃料電池(DMFC)に関し、そして触媒コーティングされたイオノマー膜(「CCM」)を記載しており、この膜は、保護目的、密閉目的および操作目的のために1種以上のフィルム層を取り囲んでいる。この触媒コーティングされた膜は、例えば、低温度での燃料電池のスタックにおいて、膜電極アセンブリ(MEA)のための構成要素として使用され得る。
 1つの実施形態に従って、本発明は、以下を備える、触媒コーティングされた膜を提供する:
 a)2つの表面を含むイオノマー膜であって、これら2つの表面の各々が、以下:
  (i)触媒層でコーティングされた、能動領域;および、
  (ii)受動領域、
から構成される、イオノマー膜;ならびに、
 b)この触媒コーティングされた膜の2つの表面の各々に付着された、少なくとも1種の保護フィルム層であって、能動領域および受動領域が重なり合う、保護フィルム層。
 第二の実施形態に従って、本発明は、以下を備える、膜電極アセンブリを提供する:
 a)2つの表面を含むイオノマー膜であって、これら2つの表面の各々が、以下:
  (i)触媒層でコーティングされた、能動領域;および、
  (ii)受動領域、
から構成される、イオノマー膜;
 b)この触媒コーティングされた膜の能動領域を覆う、少なくとも1種の気体拡散層;ならびに、
 c)少なくとも1種の保護フィルム層であって、能動領域、受動領域および気体拡散層と接触して、以下:
  (i)この能動領域の重なり合う領域;
  (ii)この受動領域の重なり合う領域;および、
  (iii)この気体拡散層の重なり合う領域、
を形成する、保護フィルム層。
 これらの実施形態の両方において、受動領域は、イオノマー膜の領域であり、このイオノマー膜は、触媒層でコーティングされておらず、好ましくは、この受動領域は、能動領域の周りに周辺部を形成する。
 これらのCCMおよびMEAは、好ましくは、0.1〜15分間の圧力下および加熱下で製造される。より好ましくは、この圧力は、10〜100バールの範囲内であり、そして温度は、20〜200℃の範囲内である。
 本発明により、能動領域(これは、触媒層を有する)および受動層の両方を有するイオノマー膜を含む、触媒コーティングされた膜および膜電極アセンブリが提供される。
 本発明は、能動領域(これは、触媒層を有する)および受動層の両方を有するイオノマー膜を含む、触媒コーティングされた膜および膜電極アセンブリに関する。これら両方の領域は、少なくとも部分的に、保護フィルムでコーティングされている。MEAにおいて、能動領域は、気体拡散層でコーティングされ得る。
 本開示が、触媒コーティングされた膜または膜電極アセンブリに関する論文となることは意図されない。読者は、これらの主題に関する背景については、適切な利用可能なテキストを参照する。
 本発明に従って、触媒コーティングされた膜は、好ましくは、イオノマー膜を含み、このイオノマー膜自体は、以下からなる群より選択される物質から構成される:過フッ化(perfluorinated)スルホン酸ポリマー、酸−ドープ(acid−doped)ポリベンズイミダゾール、酸性基修飾ポリエーテルケトン、イオン導電性の有機/無機材料および複合強化材料。
 触媒コーティングされた膜は、代表的には、2つの面を有し、この面は、触媒的に活性な材料を含む。これらの面の各々は、本明細書中で「表面」といわれる。イオノマー膜の2つの表面の各々に関して、能動領域と受動領域との両方が存在する。電極領域に対応する能動領域は、触媒層でコーティングされている。コーティングされていない受動領域は、好ましくは、能動領域の周りに周辺リムを形成する。
 保護フィルム層は、この能動領域と受動領域の両方の少なくとも一部を覆っている。この保護フィルム層は、膜の両面上のCCMを取り囲み、そして2つの主な特性を有する。第一に、この保護フィルム層は、特定の領域内で、膜の損傷を防止するのに十分な能動領域と重なり合う。第二に、この保護フィルム層は、CCMのコーティングされていない受動領域の有意な領域と重なり合う。保護フィルム層によって重なり合った能動領域の領域は、好ましくは、全能動領域の0.5〜20%の範囲内であり、より好ましくは、3〜10%の範囲内である。一方で、保護フィルム層によって重なり合った受動膜領域の領域は、好ましくは、コーティングされていない全膜領域の、80〜150%の範囲内、より好ましくは、80〜100%の範囲内であり、そして最も好ましくは、100%に等しい。本発明の文脈において100%より高い重なり合いは、保護フィルムがイオノマー膜の周辺にわたって延びていることを意味する。
 好ましくは、このフィルムは、10〜150μmの範囲内の厚みを有する有機高分子材料を含む。より好ましくは、この有機高分子材料は、以下からなる群よる選択される高分子から構成される、熱可塑性高分子、ドュロプラスチック(duroplastic)ポリマーまたはエラストマーポリマーである:ポリテトラフルオロエチレン、PVDF、ポリエステル、ポリアミド、コポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、シリコーン、シリコンゴムおよびシリコンベースのエラストマー。
 一般的には、1種以上のフィルム層は、触媒コーティングされた膜の前面および/または後面上に塗布され得る。積層の間、保護フィルムは柔らかくなり、電極層に侵入し得る。
 好ましい実施形態において、保護フィルム層は、イオノマー膜の両面上にフレームとして塗布される。しかしながら、他のパターンおよび寸法が可能である。
 保護フィルム層(単数または複数)は、特定の双極プレートおよびPEMスタックアーキテクチャのために、必要に応じて、穿孔されても貫通されてもよい。保護フィルムのさらなる層(例えば、ガスケットまたは密封材料)が、後に塗布され得る。
 本発明は、2つの主な実施形態を有しており、これらの実施形態は、図1および図2に示され、そして燃料電池(例えば、PEMFCおよびDMFC)内に組み込まれ得、そしてこの燃料電池内で作動され得る。
 図1は、本発明の第一の実施形態に従う、触媒コーティングされた膜(CCM)の概略図(断面)を示す。この実施形態に従って、イオノマー膜(1)は、触媒コーティングされた膜の能動領域を形成する電極層(2)で、両面をコーティングされる。保護フィルム層(3)の2つのフレームは、このフィルム層が領域(4)の電極層と重なり合い、そして同時に、領域(5)のイオノマー膜のコーティングされていない受動領域と重なり合うような様式で、膜(1)の受動領域の両面上に塗布される。この膜の各面に関して、保護フィルム層により覆われたまたは重なり合った領域は、膜の全能動領域の0.5〜20%の範囲内である。
 この保護フィルムは、イオノマー膜よりも剛性である高分子から作製され得る。この保護フィルムの厚みは、好ましくは、10μmから150μmの範囲内(より好ましくは、80〜120μmの範囲内)であり、これは、イオノマー膜が圧力、衝撃、摩擦、熱、乾燥などに対する保護を構成することが可能である。特定の場合において、特に、この保護フィルムがまた、圧縮性シーリングとして機能しなければならない場合、この保護フィルムの厚みは、150μmを超え得る。
 保護フィルム層は、膜上に密に固定されている。この保護フィルム層は、予め成形され得そして熱により積層され(heat−laminated)得るか、または接着によって膜上に付着され得る。この保護フィルム層はまた、コーティングされていない膜領域を、適切なポリマーペースト剤またはポリマーエマルジョンでコーティングすることによって(ペースト塗布、印刷方法などによって)形成され得る。
 それぞれの材料は、PEM燃料電池の操作条件に対して安定でかつ耐性でなければならない。さらに、これらの材料は、高い耐久性および寿命、ならびに燃料電池の操作中に浸出され得る、微量汚染物質、残留揮発性成分および他の無機材料または有機材料に関して高い純度を有さなければならない。
 図2は、本発明の第二の実施形態に従う、保護フィルム層を有する膜電極アセンブリ(MEA)の断面を示す。この第二の実施形態において、実施形態1に従うCCMの能動領域は、気体拡散層(GDL)が、CCMに塗布される保護フィルム層に接触し、この層と重なり合い、そして/またはこの層に侵入するような様式で、この気体拡散層によって覆われる。さらに、イオノマー膜(1)は、電極層(2)で両面をコーティングされる。能動層の領域(2)(「能動領域」)は、イオノマー膜の全領域よりも小さく、これにより、CCMの中心能動領域の周りに、コーティングされていないイオノマー材料(これは、コーティングされていない受動領域である)の周辺リムが生じる。実施形態1にすでに記載されたように、保護フィルム層(3)の2つのフレームは、このフィルム層が、領域(4)の電極層と重なり合い、そして同時に、領域(5)のイオノマー膜のコーティングされていない受動領域と重なり合うような様式で、膜(1)の受動領域の両面上に付着される。CCMの各面上の、保護フィルム層によって覆われた/重なり合った領域は、全能動領域の0.5〜20%の範囲内である。CCMの両表面は、気体拡散層(6)によってさらに覆われる。これら2つの気体拡散層(GDL)は、膜の両面にて能動領域の一部にわたって配置された保護フィルム層(重なり合う領域7)と重なり合い/接触する。
 好ましい実施形態において、GDLの寸法および能動領域の寸法は、同じである。この場合において、保護フィルムによって重なり合ったCCMの能動領域の領域と、保護フィルムと接触したGDLの領域とは、同じである。しかしながら、他の実施形態(CCMの能動領域と比較して、大きい寸法または小さい寸法を有するGDLを含む)が、可能である。従って、保護フィルム層によって接触されたGDLの領域は、気体拡散層の全領域の0.5〜50%の範囲内であり得る。
 第1工程において液体として保護フィルムを提供し、GDLをこの液体フィルムにプレスし、そして固体保護フィルムがGDLに侵入する場合に、このフィルムを硬化させることが、さらに適している。
 市販のGDLおよび他の適した材料が、本発明に従う膜電極アセンブリ(MEA)の形成のために使用され得る。GDLのためのベース材料として、炭素織布、不織炭素繊維層または炭素繊維紙が使用され得る。代表的なGDLのベース材料としては、Toray TGP−H−060およびTextron AvCarb 1071 HCB(Textron Incによって供給される)が挙げられる。気体拡散層は、疎水性であるように処理されても処理されなくてもよい。さらに、これらは、所望の場合、さらなるカーボンブラックマイクロ層および触媒層を含み得る。
 GDLのCCMへの結合は、圧力および熱を適用することによって行われ得る。適切な結合または積層の条件は、GDLの個々のベース材料の機構的安定性に適合されなければならない。
 本発明は、電気化学的電池および燃料電池の分野、より詳細には、高分子電解質膜型燃料電池(PEMFC)および直接メタノール型燃料電池(DMFC)に関する。本発明は、この膜が、保護目的、密閉目的および良好な操作目的のために1種以上の保護フィルム層を含む触媒コーティングされたイオノマー膜(「CCM」)および膜電極アセンブリ(「MEA」)を示す。この1種以上の保護フィルム層は、コーティングされていない受動領域の領域と、触媒層でコーティングされている能動領域の領域とが重なり合うような様式で、上記の触媒コーティングされた膜の表面に付着される。さらに、本発明は、保護フィルム層を含むCCMおよびMEAの製造方法を開示する。これらの材料は、低温度での燃料電池スタックの製造のための構成要素として使用され得る。
 以下の実施例は、本発明の範囲をより詳細に記載している。これらの実施例は、本発明の理解を助けるために示されており、本発明をいかなる様式においても制限することは意図されておらず、そのようにみなされるべきではない。
 (実施例1)
 この実施例において使用される、触媒コーティングされた膜を、米国特許第6,309,772号(実施例3、インクA)に従って製造した。40重量% Pt/Vulcan XC72触媒を、カソード触媒として使用し、そして40重量% PtRu(1:1)/Vulcan XC72を、アノード側に使用した。CCM製品は、商品名「CCM−Type 7C」の下で、OMGで入手可能であり、そしてこれを、100cm(10×10cm)の能動領域とともに使用した。CCMの受動領域(コーティングされていない領域)は、1.0cm幅のサイズを有し、これにより、中央に集中した能動領域を有する、12×12cmのCCMの全体の寸法を得る。
 Co−polyamide Vestamelt 3261(Degussa,Duesseldorf)を、120μm厚の押出しフィルムとして提供した。このフィルムから、2つの四角いサイズのフレームを、内寸9.8×9.8cmおよび外寸12×12cmで穿孔した。
 触媒コーティングされた膜を、保護フィルムの2つのフレームの間に配置し、そしてPTFEブランクの2つのシートによって、このアセンブリを覆った。この保護フィルムのフレームを、周辺膜リムを完全に覆い、かつ能動領域の2mmの広範な領域が、CCMの両面上の保護フィルムのフレームの内部端と重なり合うように、触媒コーティングされた膜に対して配置した。従って、この重なり合う領域の領域は、CCMの両面上の全能動領域の4%であった。コーティングされていない膜領域と重なり合っている保護フィルムの領域は、CCMの両面上のコーティングされていない全膜領域の100%であった。
 パッケージを、2つの黒鉛圧縮プレートの間に配置し、そして165℃の温度でのプレスに移した。積層を、27バールの圧力で3分後に完了した。圧力を維持しながら、全パッケージを室温まで冷却し、次いで圧力から解放して、取り外した。能動領域の周りの保護フィルムのフレームは、CCMの両面と、非常によく接着した。
 続いて、触媒コーティングされた膜および2種の気体拡散層(GDL)(アノード側の層とカソード側の層)を、PEM単セル(single cell)に取り付け、2.7バールの操作圧、70℃の電池温度にて、水素/空気操作を試験した。電気性能は、600mA/cmの電流密度にて、650mVの範囲であった。操作中および操作後、反応気体の漏出は、観察されなかった。さらに、保護フィルム層を有するCCMは、損傷なく、頻繁なアセンブリ方法および取り外し方法に耐える。
 (実施例2)
 両面に保護フィルムを有する、触媒コーティングされた膜(CCM)を、実施例1に記載される手順に従って調製した。コポリアミド材料の代わりに、90μmの厚みを有するポリウレタンベースのフィルム材料(Walopur 4201AU,Epurex/Germany)を、保護フィルム層として使用した。積層パラメータは、27バールおよび145℃の温度で2分間であった。保護フィルムの重なり合う領域は、CCMの両面上の全能動領域の約5%であった。さらにコーティングされていない領域を有する保護フィルムの重なり合う領域は、コーティングされていない全領域の約100%であった。触媒コーティングされた膜および2種のGDLを、再度PEM単セルに取り付け、そして300時間の長期間、1.0バール/70℃にて、水素/空気操作を試験した。良好な長期性能を得た。触媒コーティングされた膜の顕微鏡による検査は、保護層の中またはCCMの保護層と能動領域との間の界面のいずれにおいても、損傷に関する徴候を示さなかった。
 (実施例3)
 保護フィルムを有する、触媒コーティングされた膜(CCM)を、実施例2に記載されるように調製した。CCMの両面上の保護フィルムの重なり合う領域は、全能動領域の5%であった。コーティングされていない受動膜領域を有する重なり合う領域は、100%であった。次いで、この触媒コーティングされた膜を、2種のGDL(SGL Carbon,Germany製のSigracet 30BC)の間に配置し、そしてこのアセンブリを、2種のTeflon(登録商標)ブランクで覆った。GDLは、CCMの能動領域と同じサイズ(すなわち、100cm)であった。気体拡散層の位置は、それらがCCMの能動領域を完全に覆い、同時に保護フィルム層と重なり合い、次いでCCMの能動領域と重なり合うような位置であった(例えば、図2を参照のこと)。従って、保護フィルム層を有する各GDLの接触/重なり合う領域は、全GDL領域の5%であった。
 完全なパッケージを、170℃の温度でのプレスにおいて、2つの黒鉛圧縮プレートの間に配置した。積層を、25バールの圧力で3分後に完了した。圧力を維持しながら、全パッケージを室温まで冷却し、次いで圧力から解除して、取り外した。GDLは、CCMと非常によく接着し、それによって、両面上に保護フィルム層を有する5層の膜電極アセンブリ(MEA)を形成した。
 MEAを、PEMFC単セルに取り付けて、1.0バール/70℃にて300時間、水素/空気操作を試験した。良好な長期性能を得た。5層MEAの顕微鏡による検査は、保護層の中または膜電極アセンブリの保護層と能動領域との間の界面のいずれにおいても、損傷に関する徴候を示さなかった。
 このように、本発明を、ある程度の特徴により記載および例示してきたが、添付の特許請求の範囲は、その特徴のようには制限されず、特許請求の範囲の各要素の文言およびその等価物と同程度の範囲を与えられるべきであることが理解されるべきである。
図1は、本発明の第一の実施形態に従う、触媒コーティングされた膜(CCM)の図である。 図2は、本発明の第二の実施形態に従う、保護フィルム層を有する膜電極アセンブリ(MEA)の断面の図である。

Claims (14)

  1. 触媒コーティングされた膜であって、以下:
    (a)イオノマー膜、ここで、該イオノマー膜は、2つの表面を備え、該2つの表面はそれぞれ、以下:
     (i)能動領域、ここで該能動領域は、触媒層でコーティングされており、および
     (ii)受動領域;を備え、そして
    (b)該触媒コーティングされた膜の2つの表面の各々に付着された少なくとも1つの保護フィルム層、ここで、該少なくとも1つの保護フィルム層は、該受動領域および該能動領域が重なり合う、層
    を備える膜。
  2. 請求項1に記載の触媒コーティングされた膜であって、ここで、前記受動領域は、前記能動領域の周りに周辺部を形成する、膜。
  3. 請求項1に記載の触媒コーティングされた膜であって、ここで、少なくとも1つの保護フィルム層によって重なり合った前記能動領域の領域は、前記膜の全能動領域の0.5%〜20%の範囲であり、そして少なくとも1つの保護フィルム層によって重なり合った前記受動領域の領域は、全受動領域の80%〜150%の範囲である、膜。
  4. 請求項1に記載の触媒コーティングされた膜であって、ここで、少なくとも1つの保護フィルム層は、有機高分子材料を含有し、厚さが10〜150μmの範囲である、膜。
  5. 請求項4に記載の触媒コーティングされた膜であって、ここで前記有機高分子材料は、ポリテトラフルオロエチレン、PVDF、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、コポリアミド、ポリアミド、エラストマー、ポリイミド、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、シリコーン、シリコンゴム、およびシリコンベースのエラストマーからなる群から選択される高分子を含有する、膜。
  6. 請求項1に記載の触媒コーティングされた膜であって、ここで前記イオノマー膜は、過フッ化スルホン酸高分子、酸ドープポリベンズイミダゾール、酸性基修飾ポリエーテルケトン、イオン導電性有機材料/無機材料および複合強化材料からなる群から選択される物質を含有する、膜。
  7. 触媒コーティングされた膜を製造する方法であって、該方法は、少なくとも1つの保護フィルム層を、圧力および加熱下で0.1〜15分間イオノマー膜の2つの表面に塗布する工程を包含し、ここで該2つの表面の各々は、受動領域および能動領域を備え、ここで、該能動領域は、触媒層でコーティングされる、方法。
  8. 請求項7に記載の触媒コーティングされた膜を製造する方法であって、ここで、前記圧力は、10〜100barの範囲であり、そして熱は20〜200℃の範囲の温度に設定される、方法。
  9. 膜電極アセンブリであり、以下:
    (a)イオノマー膜、ここで該イオノマー膜は、2つの表面を備え、そして該2つの表面の各々は、以下:
     (i)能動領域、ここで該能動領域は、触媒層でコーティングされており、および
     (ii)受動領域;を備える膜そして
    (b)少なくとも1つのガス拡散層、ここで該少なくとも1つのガス拡散層は、該触媒コーティングされた膜の能動領域を覆っている層;そして
    (c)少なくとも1つの保護フィルム層、ここで該少なくとも1つの保護フィルムの層は、該能動領域、該受動領域、および該ガス拡散層と接触し、以下:
     (i)該能動領域の重なり合う領域、
     (ii)該受動領域の重なり合う領域、および
     (iii)該ガス拡散層の重なり合う領域、を形成する層、
    を備える、膜電極アセンブリ。
  10. 請求項9に記載の膜電極アセンブリであり、ここで、前記少なくとも1つの保護フィルム層と接触される前記能動領域の領域は、前記膜の全能動領域の0.5%〜20%の範囲であり、該少なくとも1つの保護フィルム層と接触される前記受動領域の領域は、該膜の全受動領域の80%〜150%の範囲であり、そして該少なくとも1つの保護フィルム層と接触される前記ガス拡散層の領域は、該ガス拡散層の全領域の0.5%〜50%の範囲である、膜電極アセンブリ。
  11. 膜電極アセンブリを製造する方法であって、該方法は、ガス拡散層および少なくとも1つの保護フィルムをイオノマー膜の2つの表面に、圧力および加熱下で0.1〜15分間塗布する工程を包含し、ここで、該2つの表面はそれぞれ受動領域および能動領域を備え、ここで、該能動領域は、触媒層でコーティングされている、方法。
  12. 請求項11に記載の、膜電極アセンブリを製造する方法であって、ここで、前記圧力は、10〜100barの範囲であり、そして前記熱は、20℃〜200℃の範囲の温度で設定される、方法。
  13. 請求項1に記載の触媒コーティングされた膜の使用であって、PEM燃料電池スタックおよびDMFC燃料電池スタックの製造のための、使用。
  14. 請求項8に記載の触媒コーティングされた膜の使用であり、PEM燃料電池スタックおよびDMFC燃料電池スタックの製造のための使用。
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