JP2004133682A - アクチュエータ作動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱保護機能に依存することのない単純な構成により過剰なハンチング現象を防止し得るアクチュエータ作動制御装置を提供する。
【解決手段】動作許可信号を受けているとき、目標値とフィードバック信号値との偏差に応じてアクチュエータの駆動源18を作動させるべく動作する駆動制御回路38と、前の目標値と異なる新たな目標値が入力したとき、駆動制御回路38に動作許可信号を所定の時間出力するタイマー回路39とを備える。目標値が入力された後、タイマー回路39による計時によって所定時間が経過すると、駆動制御回路38への動作許可信号の送出が停止されることにより、駆動源18の作動が停止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用空気調和装置のインテークドアやエアミックスドアを作動させるためのアクチュエータにその駆動源として組み込まれる電動ドア開閉制御モータの作動を制御するのに好適なアクチュエータ作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空気調和装置では、外気及び内気の吸入割合を調整するためのインテークドアあるいは冷風及び温風の混合割合を調整するためのエアミックスドアと称される制御弁体のアクチュエータとして、電動ドア開閉制御モータを駆動源とするアクチュエータが採用されている。この電動ドア開閉制御モータの制御方式にデジタル帰還制御方式がある。また、この電動ドア開閉制御モータの制御回路には、電動ドア開閉制御モータの保護のために過電流検出機能および熱保護機能が組み込まれている。
【0003】
この熱保護機能が組み込まれた制御回路では、何らかの原因によって制御応答の結果が目標値を中心とした振動を生じ、このハンチング現象により、電動ドア開閉制御モータの作動を制御する制御回路(Hブリッジ)の発熱量が所定の値を越えると、熱保護機能が電動ドア開閉制御モータへの電力の供給を阻止する。これにより、電動ドア開閉制御モータのハンチング動作が停止され、モータの過熱を防止することができる(非特許文献1)。
【0004】
【非特許文献1】
“東芝バイポーラ型リニア集積回路 シリコン モノリシック TA84006F”[online]、2002年2月20日、第1、2および9頁、東芝電気工業(株)[平成14年8月8日検索]、インターネット<URL:http://doc.semicon.toshiba.co.jp/pdf_i/docweb123/ja10879.pdf>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、さらに、熱保護機能に依存することなく過剰なハンチング現象を防止し得る新規なアクチュエータ作動制御装置の出現が望まれていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、熱保護機能に依存することのない単純な構成により過剰なハンチング現象を防止し得るアクチュエータ作動制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、アクチュエータの駆動源の作動を、前記アクチュエータの目標値とその作動位置を示すフィードバック信号値との比較に基づいて、デジタル制御するためのアクチュエータ作動制御装置であって、動作許可信号を受けているとき前記目標値と前記フィードバック信号値との偏差に応じて前記駆動源を作動させるべく動作する駆動制御回路と、前の目標値と異なる新たな目標値が入力したとき、前記駆動制御回路に動作許可信号を所定の時間出力するタイマー回路とを備え、前記所定時間経過後の前記動作許可信号の出力停止により前記アクチュエータが非作動状態におかれることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明では、駆動制御回路は、タイマー回路から動作許可信号を受けている状況下で、アクチュエータの駆動源を作動させるように動作可能である。前記タイマー回路は、前回と異なる新たな目標値が設定されたとき、すなわち、前の目標値と異なる新たな目標値が入力したとき、所定の時間、駆動制御回路に動作許可信号を送出する。従って、この動作許可信号を駆動制御回路が受けている限り、目標値とフィードバック信号値との偏差に応じてアクチュエータが作動可能である。しかしながら、たとえアクチュエータの駆動源の作動位置が目標値に収束しないハンチング動作中であっても、タイマー回路は所定時間を経過すると、駆動制御回路への動作許可信号の送出を停止する。駆動制御回路は、タイマー回路からの動作許可信号の停止により、アクチュエータの作動を停止させる。
【0009】
このことから、タイマー回路の動作許可信号を送出する時間を適正に設定することにより、格別な過熱防止手段に依存することなく、アクチュエータの過剰なハンチング動作を防止することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記タイマー回路が、タイマーリセット信号を受けたとき前記所定時間内の前記アクチュエータの作動を許すための前記動作許可信号を出力するタイマーと、前の目標値と新たな目標値とを比較し、両者が異なるとき前記タイマーに前記タイマーリセット信号を出力する比較器とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明では、先の目標値と新たな目標値とを比較器で順次比較し、その比較結果に応じてタイマーが駆動制御回路への動作許可信号の送出を制御することから、比較的安価にタイマーを構成することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記各目標値が継時的に与えられたとき該目標値を先入れ先出し方式で順次格納する第1および第2の記憶部を備え、該各記憶部に格納された目標値が前の目標値および新たな目標値として前記比較器に送出されることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明では、先入れ先出し方式で動作する2つの記憶部からの目標値を比較器で順次比較し、その比較結果に応じてタイマーが駆動制御回路への動作許可信号の送出を制御することから、前記タイマ回路をタイマー、比較器および2つの記憶部で構成することができ、比較的安価に本発明を実施することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アクチュエータの駆動源が設定された動作可能領域の一端から他端へ動作するに必要な時間よりも大きな値に前記所定時間を設定することを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明では、前記タイマ回路が計時する所定時間として、アクチュエータの駆動源が動作可能領域の一端から他端へ動作するに必要な時間よりも大きな値の中から適正な値を選択し、この値を採用することにより、アクチュエータの動作可能領域内での正常なフィードバック制御動作を損なうことなく、過剰なハンチング現象を効果的に防止することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1において、前記駆動源が自動車用空気調和装置の電動ドア開閉制御モータであることを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明では、電動ドア開閉制御モータをアクチュエータの駆動源とする自動車用空気調和装置における過剰なハンチング現象を防止できる。自動車用空気調和装置のアクチュエータにハンチング現象が生じると、このアクチュエータは車室内に配置されていることから、室内騒音の原因となる。そのため、前記空気調和装置における過剰なハンチング現象の防止は、車内騒音の低減の上で、極めて有効である。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記電動ドア開閉制御モータは、前記空気調和装置の各ドアを作動させることを特徴とする。この電動ドア開閉制御モータを駆動源とするアクチュエータにより作動の制御を受ける空気調和装置のドアとして、外気及び内気の吸入割合を調整するためのインテークドア、冷風及び温風の混合割合を調整するためのエアミックスドアの他、従来よく知られたセパレートドア、モードドア、フレッシュベントドア、バイレベルドア等がある。
【0019】
請求項6に記載の発明では、空気調和装置の比較的頻繁に作動の制御を受ける各ドアの過剰なハンチング動作を抑制することができ、これにより過剰なハンチング現象による異音発生の抑制に著しい効果が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の特徴を図示の実施の形態に沿って、詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係るアクチュエータ作動制御装置の電気回路図を概略的に示す。この図1に沿っての説明に先立ち、本発明に係るアクチュエータ作動制御装置が適用される自動車用空気調和装置の一例を図2に沿って説明する。
【0022】
本発明に係る自動車用空気調和装置11は、図2に示すように、車外からの外気或いは車内の内気を選択的に取り入れるためのインテークユニット12と、該インテークユニットを経て取り入れられた空気を冷却するクーリングユニット13と、このクーリングユニット13からの冷風を温風との調和によって温度を調整した後、車内に吹き出すヒータユニット14とを備える。
【0023】
インテークユニット12に設けられた外気取入口15および内気取入口16の合流点には、各取入口15、16を経て内部に取り入れられる外気と内気との吸入量の割合を調整するインテークドア17が、その枢軸17aの回りに揺動自在に設けられている。インテークドア17は、電動ドア開閉制御モータである例えばDCモータのような電動モータ18aを駆動源とするインテークドアアクチュエータの動作により、内気取入口16を全閉する符号Aで示す開度位置および外気取入口15を全閉する符号Bで示す開度位置との間で回動する。
【0024】
従って、従来よく知られているように、ファンモータ19が作動すると、そのファン20の回転によって生じる吸気負圧に応じて、インテークドア17が開度位置Aにあるとき、外気導入モード(FRE)として外気取入口15から、また開度位置Bにあるとき内気循環モード(REC)として内気取入口16からそれぞれ空気がインテークユニット12内に取り入れられる。また、両開度位置A、Bの中間位置ではインテークドア17の開度位置に応じた割合で、外気および内気が、それぞれの取入口15、16からインテークユニット12内に取り入れられる。
【0025】
クーリングユニット13には、エバポレータ21が設けられている。エバポレータ21は、これに接続されたコンプレッサ(図示せず)から圧縮された冷却媒体の供給を受けると、この冷却媒体との熱交換作用により、インテークユニット12からの取入れ空気を冷却する。
【0026】
ヒータユニット14には、例えばエンジン冷却水を熱源とするヒータコア22が設けられている。また、ヒータコア22に関連して、エアミックスドア23が設けられている。エアミックスドア23は、従来よく知られているように、クーリングユニット13からの冷却空気のうち、ヒータコア22を通過する量とヒータコア22を迂回する量との割合を調整するために、その枢軸23aの回りに揺動自在であり、前記したと同様な電動ドア開閉制御モータである電動モータ18bを駆動源とするエアミックスドアアクチュエータの作動により、そのドア開度を可変とする。このエアミックスドア23の開度を調整することにより、ヒータコア22を通過することによって該ヒータコアで加熱された温風とヒータコア22を迂回するクーリングユニット13からの冷風との混合割合を調整することができる。
【0027】
この混合割合の調整によって適温に調整された空気は、霜取り用吹出口24、ベンチレータ吹出口25、足元吹出口26のそれぞれから車室内に供給可能である。吹出口24、25および26のそれぞれには、各吹出口の開閉のためのドア27、28および29が設けられている。各ドア27、28、29は、図示しないが、前記したと同様な電動モータを駆動源とする各ドアアクチュエータにより作動させることができる。
【0028】
各アクチュエータ110は、図3に示す例では、電動モータ18(18aまたは18b)と、該電動モータの回転軸に固定されたウォーム111と、該ウォームに噛合する減速ギヤ列112(112a、112b、112cおよび112d)と、最終ギヤ111dの回転軸に固定されたアクチュエータレバー13とを備え、該アクチュエータレバーが各ドアの前記枢軸に連結されている。
【0029】
インテークドア17およびエアミックスドア23の各ドア開度を調整するために、本発明に係るアクチュエータ作動制御装置が用いられている。図示の実施の形態では、インテークドアアクチュエータおよびエアミックスドアアクチュエータ毎に、各電動モータ18a、18bの制御のためのアクチュエータ作動制御回路10(10a、10b)が設けられている。本発明に係るアクチュエータ作動制御回路は、各ドア17、23、27、28、29の他、従来よく知られたセパレートドア、モードドア、フレッシュベントドア、バイレベルドア等、空気調和装置の全てのドアの制御に適用することができる。各アクチュエータ作動制御回路10は、従来よく知られているように、ACアンプと称される空気調和装置用の主制御装置30との間で無線通信可能である。
【0030】
主制御装置30は、図示しないが、車内温度を検出する内気センサ、日射量を検出する日射センサ、外気温度を検出する外気センサ等の各種センサや自動制御を選択するオートスイッチ、車内温度設定器のような手動スイッチ類からの各信号に基づいて、各ドア17、23の最適な目標開度を算出する。主制御装置30は、それぞれのアクチュエータ作動制御回路10(10a、10b)を通して各ドア17、23をその目標開度に動作させるために、それぞれのアクチュエータ作動制御回路10(10a、10b)に各ドア開度の目標値を与えるように、これらと交信する。
【0031】
図1に示すアクチュエータ作動制御回路10は、インテークドア17またはエアミックスドア23のドア開度の操作のために、それぞれに設けられている。
【0032】
以下、説明の簡素化のために、アクチュエータ作動制御回路10をインテークドアアクチュエータの駆動源である電動モータ18aのためのアクチュエータ作動制御回路10aとして説明する。
【0033】
図1に示すアクチュエータ作動制御回路10は、主制御装置30との交信によって与えられるインテークドア17のドア開度の目標値に沿ってこのドア開度を帰還制御するために設けられている。
【0034】
アクチュエータ作動制御回路10は、主制御装置30との交信のための通信部31と、電源Bから帰還制御のための所定の電圧電源を得るための電源回路32と、インテークドア17を操作する電動モータ18aへの給電制御のためのコントロール回路部33とを備える。電動モータ18aは、インテークドア17を操作するインテークドアアクチュエータ内にその駆動源として組み込まれている。
【0035】
通信部31は、主制御装置30とのデータ交換のためのインタフェースとして機能する入出力回路34と、該入出力回路を経て主制御装置30とデータ交信するための通信処理回路35と、各アクチュエータ作動制御回路10(10a、10b)を識別するための通信識別子を設定するID設定回路36とを備える。通信処理回路35は、主制御装置30から送信されるデータのうち、ID設定回路36により設定された自己の識別子に一致するデータを識別し、また必要なデータを主制御装置30に送信する。図示の例では、主制御装置30との間の通信プロトコルは、ローカル・インターコネクト・ネットワーク(LIN)が適用されている。
【0036】
コントロール回路部33は、インテークドア17のアクチュエータの駆動源である電動モータ18aを作動させるための駆動回路37と、該駆動回路に制御信号を出力する駆動制御回路38と、該駆動制御回路に動作許可信号を出力するタイマー回路39とを備える。
【0037】
駆動回路37は、図示しないが4つの例えばMOSトランジスタのようなスイッチング素子をH字状に結線して形成された従来よく知られたHブリッジ回路で構成することができる。この駆動回路37は、駆動制御回路38から供給される制御信号に応じて、電源Bの一対の電力供給端子と電動モータ18aの一対の接続端子との接続関係を切り替える。この駆動回路37による切替え動作に応じて電動モータ18aは、例えば停止動作、正転動作、逆転動作または動作停止時での発電ブレーキ動作を選択される。発電ブレーキ動作では、従来よく知られているように、回転動作中の電動モータ18aの一対の接続端子を接地させることにより、この電動モータ18aを発電ブレーキとして機能させることができる。
【0038】
インテークドアアクチュエータの駆動源である電動ドア開閉制御モータすなわち電動モータ18aの回転軸は、図3に示したように、ウォーム111、該ウォームに噛合する減速ギヤ列112(112a、112b、112cおよび112d)およびアクチュエータレバー113を介して、インテークドア17の枢軸17aに連結され、これによりインテークドア17のドア開度は、電動モータ18aの作動に応じて変化する。このインテークドア17の開度は、ポテンショメータ40により、電圧値として検出される。
【0039】
ポテンショメータ40は、従来よく知られているように、抵抗体40aと、該抵抗体上を摺動可能の摺動子40bとを備える。抵抗体40aの両端間には電源回路32の直流電圧が印加され、摺動子40bがインテークドア17の回動に応じて抵抗体40a上をその一端と他端との間で摺動することから、インテークドア17のドア開度に対応した電圧を摺動子40bから順次取り出すことができる。
【0040】
ポテンショメータ40の摺動子40bから出力される電圧値すなわちドア開度情報は、A/D変換回路41によって例えば8ビットのデジタルデータに変換される。このデジタルデータに変換されたフィードバック信号は、ノイズ成分を除去するデジタルフィルタ42を経た後、駆動制御回路38に接続された比較器43に供給される。
【0041】
ポテンショメータ40から出力されるアナログ電圧値に大きなノイズ成分が含まれないとき、デジタルフィルタ42を不要とすることができる。また、図1に示すとおり、必要に応じて前記フィードバック信号を通信処理回路35から主制御装置30に送出することができる。
【0042】
コントロール回路部33は、通信処理回路35から出力される目標値データを一時的に保持するための第1の記憶部44と、該第1の記憶部に直列的に接続された第2の記憶部45とを備える。両記憶部44および45は、主制御装置30から送出された目標値が通信処理回路35から送出される毎に、該通信処理回路から供給されるクロックパルスをトリガーとして、通信処理回路35から送出される目標値を先入れ先出し方式で順次格納するデータラッチ回路で構成することができる。
【0043】
通信処理回路35から出力される目標値は、通信処理回路35からのトリガーに応じて第1の記憶部44に格納される。その後、通信処理回路35から新たな目標値が出力されると、通信処理回路35からのトリガーに応じて、第1の記憶部44に格納されていた目標値は前回の目標値として第2の記憶部45に送られ、該記憶部に格納される。また、通信処理回路35から出力された新たな目標値は第1の記憶部44に格納される。以降、通信処理回路35から新たな目標値が出力される毎に、通信処理回路35からのトリガーに伴い第1の記憶部44に格納されているデータは新たな目標値で更新され、第2の記憶部45に格納されているデータは第1の記憶に格納されていた目標値で更新される。従って、第1の記憶部44には主制御装置30からの最新の目標値が格納され、第2の記憶部45には前回の目標値が格納されている。
【0044】
第1の記憶部44に格納された最新の目標値は、比較器43に送出される。比較器43は、この第1の記憶部44からの最新の目標値と、デジタルフィルタ42を経るフィードバック信号とを比較し、その偏差を電動モータ18aの作動を制御させるために駆動制御回路38に出力する。
【0045】
駆動制御回路38は、タイマー回路39から動作許可信号を受けている限り、すなわち、タイマー回路39から動作禁止信号を受けていない限り、第1の記憶部44に格納された新たな目標値とフィードバック信号値とを一致させるように駆動回路37に制御信号を出力する。駆動回路37は、駆動制御回路38からの制御信号により、例えば目標値がフィードバック信号値よりも大きいとき、電動モータ18aを正転させるように動作し、これによりインテークドア17の開度が増大し、あるいは目標値がフィードバック信号値よりも小さいとき、電動モータ18aを逆転させるように動作し、これによりインテークドア17の開度が減少する。
【0046】
また、図示の例では、電動モータ18aへの過電流の供給を阻止する過電流検出回路46および駆動電圧制御回路47が設けられている。駆動制御回路38は、過電流検出回路46により電動モータ18aへの過電流が検出されたとき、電動モータ18aへの給電を停止すべく駆動回路37を動作させる。また、駆動制御回路38は、電動モータ18aの制動時に駆動電圧制御回路47からの制御信号を受けたとき、駆動回路37のMOSトランジスタからなるスイッチング素子の動作に時間遅延を与えるように各MOSトランジスタのゲート電圧を制御する。この時間遅延により、急激な制動によるバックラッシュの発生を抑制することができる。
【0047】
駆動制御回路38に動作許可信号を送出するタイマー回路39は、第1の記憶部44に新たな目標値が格納されたとき、該第1の第1の記憶部44に格納された新たな目標値と、第2の記憶部45に格納された前の目標値とを相互に比較し、両者が一致しないときタイマーリセット信号を出力する比較器48と、該比較器からタイマーリセット信号を受けたとき該タイマーリセット信号を受けてから所定の時間、動作許可信号を駆動制御回路38に出し続け、所定の時間が経過したとき動作許可信号の送出を停止するタイマー49とを備える。
【0048】
タイマー49によって設定される所要時間すなわち動作許可信号を出し続ける所定時間としては、通常の電動モータ18aの作動によってインテークドア17がいずれの開度位置にあっても、与えられた目標の開度にインテークドア17を移動させ、その運動を目標開度に収束させるに必要な時間が設定される。この所用時間として、前記したようにポテンショメータ40の摺動子40bが抵抗体40aの一端から他端へ移動するのに要する時間よりも僅かに長い、例えば15秒が採用される。
【0049】
タイマー回路39の比較器48は、第1の記憶部44に新たな目標値が格納された場合、該第1の記憶部に格納された目標値が第2の記憶部45に格納された目標値と一致するとき、タイマー49にタイマーリセット信号を出力することはない。
【0050】
従って、例えば、主制御装置30から前の目標値と同一の新たな目標値がアクチュエータ作動制御回路10に送信されて来ると、第1の記憶部44および第2の記憶部45の目標値は一致することから、比較器48がタイマー49にタイマーリセット信号を出力することはない。そのため、この場合、駆動制御回路38は作動が停止した状態におかれることから、駆動回路37は電動モータ18aを作動させることなく停止状態に保持する。その結果、インテークドア17は、先の目標値に一致する開度に保持され続ける。
【0051】
他方、主制御装置30から前の目標値と異なる新たな目標値がアクチュエータ作動制御回路10に送信されて来ると、タイマー回路39の比較器48は、第1の記憶部44に格納された新たな目標値と第2の記憶部45に格納された前の目標値との不一致を検出し、タイマー49にタイマーリセット信号を出力する。
【0052】
タイマー49は、比較器48からのタイマーリセット信号を受けると、駆動制御回路38に動作許可信号を例えば15秒の間、出力する。駆動制御回路38は、この動作許可信号を受けている間、動作可能状態におかれることから、過電流検出回路46からの過電流検出信号を受けない状況下では、前記したとおり、第1の記憶部44からの目標値と、ポテンショメータ40からA/D変換回路41に出力され該A/D変換回路からデジタルフィルタ42を経てフィードバック信号との偏差を出力する比較器43の出力が零になるように、駆動回路37を経て電動モータ18aの作動を制御する。
【0053】
この帰還制御において、ポテンショメータ40の抵抗体40aの部分的な欠損が生じ、そのためにある目標値が与えられたとき、この目標値に対応する部分で該目標値に対応する適正な電圧がポテンショメータ40により検出できないことがある。このような場合、電動モータ18aの作動によりインテークドア17が目標値に一致する適正な開度に一時的に移動されたとしても、ポテンショメータ40は、このときに目標値に対応する適正なフィードバック信号を出力しない。そのため、駆動制御回路38はインテークドア17の正しい開度を得ることができず、この場合、インテークドア17は目標の開度に収束することなく、ハンチング現象によりこの目標開度を中心として振動することとなる。
【0054】
長時間にわたるハンチング現象は、電動モータ18aの過熱を招くが、本発明に係るアクチュエータ作動制御装置10によれば、タイマー49により設定された所定時間を経過すると、タイマー49から駆動制御回路38への動作許可信号の送出が停止されることにより、駆動制御回路38は駆動回路37を経て電動モータ18aへの給電を停止する。
【0055】
その結果、アクチュエータ作動制御回路10によれば、従来のような過熱防止機構に依存することなく、また格別なデューティ比制御用プログラムを採用することなく、所定時間を超える過剰なハンチング現象を確実に防止することができる。
【0056】
また、自動車用空気調和装置11では、インテークドア17の作動で前記したハンチング現象が生じると、このハンチング現象に伴う異音が車両室内の騒音となるが、本発明係るアクチュエータ作動制御回路10によれば、前記空気調和装置における過剰なハンチング現象を防止することができるので、このハンチング現象による車内騒音をも低減することができる。
【0057】
さらに、アクチュエータ作動制御回路10によれば、例えば電動モータ18aが機械的な障害によりロック状態に陥ることがあっても、所定時間を超えると、駆動制御回路38が電動モータ18aへの給電を阻止することから、このようなドアロックが原因となる電動モータ18aの過熱をも効果的に防止することができる。
【0058】
タイマー49により設定される所要時間として、電動モータ18aの通常の作動で、インテークドア17がいずれの開度位置にあっても、与えられた目標の開度にインテークドア17を移動させ、その運動を目標開度に収束させるに必要な時間を適宜選択することができる。
【0059】
インテークドア17に代えてエアミックスドア23の電動モータ18bの作動制御に図1に示したと同様なアクチュエータ作動制御装置10を適用することができ、また、必要に応じて各ドア27〜29およびその他のドアの作動制御にも本発明に係るアクチュエータ作動制御回路を適用することができる。
【0060】
さらに、前記アクチュエータ作動制御回路は、前記した無線方式の他、有線方式の作動制御装置にも適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、目標値が入力された後、タイマー回路による計時によって所定時間が経過すると、駆動制御回路への動作許可信号の送出が停止されることにより、アクチュエータの駆動源が停止され、これによりアクチュエータの作動が停止されるので、格別な過熱防止手段やプログラム制御に依存することなく、アクチュエータの過剰なハンチング動作を防止することができる。
【0062】
請求項2および3に記載の発明によれば、タイマ回路をタイマー、比較器等で構成することができるので、比較的安価に本発明を実施することができる。
【0063】
請求項4に記載の発明によれば、前記タイマ回路が計時する所定時間として、アクチュエータの駆動源が動作可能領域の一端から他端へ動作するに必要な時間よりも大きな値の中から適正な値を選択することにより、アクチュエータの動作可能領域内での正常なフィードバック制御動作を損なうことなく、過剰なハンチング現象を効果的に防止することができる。
【0064】
請求項5および6に記載の発明によれば、空気調和装置における過剰なハンチング現象を防止することにより、このハンチング現象に起因する車内騒音の低減を効果的に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクチュエータ作動制御装置の電気回路を示すブロック図である。
【図2】図1に示した制御装置により作動の制御を受ける車両用空気調和装置の一例を概略的に示す断面図である。
【図3】本発明に係るアクチュエータの内部構成を示す構造図である。
【符号の説明】
10 アクチュエータ作動制御回路(アクチュエータ作動制御装置)
11 自動車用空気調和装置
18(18a、18b) アクチュエータの駆動源(電動モータ)
37 駆動回路
38 駆動制御回路
39 タイマー回路
43、48 比較器
44、45 記憶部

Claims (6)

  1. アクチュエータの駆動源の作動を、前記アクチュエータの目標値とその作動位置を示すフィードバック信号値との比較に基づいて、デジタル制御するためのアクチュエータ作動制御装置であって、動作許可信号を受けているとき前記目標値と前記フィードバック信号値との偏差に応じて前記駆動源を作動させるべく動作する駆動制御回路と、前の目標値と異なる新たな目標値が入力したとき、前記駆動制御回路に動作許可信号を所定の時間出力するタイマー回路とを備え、前記所定時間経過後の前記動作許可信号の出力停止により前記駆動源が非作動状態におかれることを特徴とするアクチュエータ作動制御装置。
  2. 前記タイマー回路は、タイマーリセット信号を受けたとき前記所定時間内の前記駆動源の作動を許すための前記動作許可信号を出力するタイマーと、前の目標値と新たな目標値とを比較し、両者が異なるとき前記タイマーに前記タイマーリセット信号を出力する比較器とを備える請求項1記載のアクチュエータ作動制御装置。
  3. 前記各目標値が継時的に与えられたとき該目標値を先入れ先出し方式で順次格納する第1および第2の記憶部を備え、該各記憶部に格納された目標値が前の目標値および新たな目標値として前記比較器に送出される請求項2記載のアクチュエータ作動制御装置。
  4. 前記所定時間は、前記駆動源が設定された動作可能領域の一端から他端へ動作するに必要な時間よりも大きな値に設定される請求項1記載のアクチュエータ作動制御装置。
  5. 前記駆動源は、自動車用空気調和装置の電動ドア開閉制御モータである請求項1記載のアクチュエータ作動制御装置。
  6. 前記電動ドア開閉制御モータは、前記空気調和装置に設けられる各ドアを作動させる請求項5記載のアクチュエータ作動制御装置。
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