JP2005073356A - モータ駆動制御装置 - Google Patents

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英樹 須永
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Abstract

【課題】 モータ駆動部の出力段を構成する半導体スイッチング素子に過温度、過電流、過電圧等の異常が生じた場合に、モータ駆動部への電源供給を遮断することで異常過熱を防止し、出力段を保護する。
【解決手段】 ラジエータ冷却用ファンおよびコンデンサ冷却用ファンを駆動する各モータ2,3をPWM制御方式で駆動するモータ駆動部20内の異常検出部29は、出力段を構成する各半導体スイッチング素子(例えばFET25,26)の過温度、過電流、過電圧のいずれかを検出すると、異常情報をデータ通信部22を介して主制御部10へ供給する。主制御部10内の電源遮断制御部14は、異常情報を受信すると電源遮断部30のリレー接点312を開状態に駆動し、モータ駆動部20に対するバッテリ電源4の供給を遮断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却用ファンや送風用ファン等を回動させるモータの駆動制御装置に関するものである。
エアコン付き車両においては、コンデンサ、ラジエータ内を流れる冷却媒体を2つの冷却ファンを作動させて冷却している。冷却ファン駆動用のモータをパルス幅変調制御で駆動することで、モータの回転速度を連続的に可変している(特許文献1参照)。
モータを駆動する半導体スイッチング素子に流れる電流を監視し、パルス幅変調制御におけるパルス幅を一定値に制限することでモータ電流を制限したり、半導体スイッチング素子の駆動を停止したりすることで、過電流に対する保護を図っている(特許文献2参照)。
特開平10−2222号公報 特開平10−8959号公報
モータを駆動する半導体スイッチング素子の動作に異常が生じた場合には(例えば、半導体スイッチング素子の特性が劣化しオン状態のインピーダンス(オン抵抗)が増大した場合や、オフ状態のインピーダンスが低下した場合には)、半導体スイッチング素子の消費電力が増大し半導体スイッチング素子が異常過熱する虞れがある。また、モータに過電圧が供給された場合やモータがロックした場合にも半導体スイッチング素子に流れる電流が過大となり、半導体スイッチング素子が異常過熱することがある。
本発明はこのような課題を解決するためなされたもので、モータ駆動部の出力段を構成する半導体スイッチング素子の動作が正常でなくなった場合に、モータ駆動部への電源供給を遮断することで異常過熱を防止できるようにしたモータ駆動制御装置を提供することを目的とする。
本発明のモータ駆動制御装置は、主制御部側から供給される運転指令に基づいて出力段を構成する1または複数の半導体スイッチング素子のスイッチング動作を制御してモータへ供給する電力を制御するとともに、異常検出部によって半導体スイッチング素子の動作状態に異常が検出された際に異常情報を主制御部側へ供給するモータ駆動部と、記モータ駆動部に対する電源供給を遮断する電源遮断部と、運転指令をモータ駆動部へ供給するとともに、モータ駆動部から異常情報を受信した際は前記電源遮断部を遮断または一定時間遮断するよう制御する主制御部とを備えることを特徴とする。
異常検出部は、半導体スイッチング素子の過電流、過電圧、過温度のいずれかが検出された際に異常情報を出力する。
本発明のモータ駆動装置は、モータ駆動部内の半導体スイッチング素子に過電流、過温度、過電圧のいずれかが生ずると異常情報が主制御部へ供給され、主制御部によって電源遮断部が遮断状態に制御されるので、モータ駆動部の出力段の動作が正常でなくなった場合にモータ駆動部への電源供給を遮断して異常過熱を防止することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係るモータ駆動制御装置の一実施例を示すブロック図である。図1は本発明に係るモータ駆動制御装置を自動車用冷却システムの電動ファン装置に適用した例を示している。実施例1に示すモータ駆動制御装置1は、エンジン電子制御ユニット(エンジンECU)等からなる主制御部10と、各直流モータ(以下、モータと記す)2,3を駆動するモータ駆動部20と、モータ駆動部20への電源供給を遮断する電源遮断部30と、車載のバッテリ電源4と、イグニッションスイッチ5および各ヒューズ6,7等からなる。一方のモータ2によって図示しないラジエータ冷却用ファンが駆動される。他方のモータ3によって図示しないコンデンサ冷却用ファンが駆動される。
イグニッションスイッチ5がオン状態に操作されると、ヒューズ6を介して主制御部10へバッテリ電源4が供給される。主制御部10は、図示しないエンジン制御部と、電源部11と、モータ運転指令部12と、データ通信部13と、電源遮断制御部14と、電源遮断部30の駆動回路を構成するトランジスタ32とベース抵抗33及びベース・エミッタ間抵抗34とを備える。図示しないエンジン制御部は、各種センサ等15〜18からの信号に基づいて図示しないエンジンの制御を行なう。電源部10は、バッテリ電源4から電力の供給を受けて例えば5ボルトの安定化電源VCを生成して各回路部へ供給する。
モータ運転指令部12は、各種センサ(エンジン冷却水の水温センサ15、車速センサ16、冷媒圧力センサ17)からの信号及びエアコンスイッチ18の信号に基づいて各モータ2,3の要求回転速度を求め、要求回転速度に関するデータをデータ通信部13を介してモータ駆動部20へ供給する。データ通信部13は、モータ駆動部20側のデータ通信部22との間で例えば調歩同期方式のシリアルデータ通信を行なう。
電源遮断制御部14は、主制御部10に電源が投入された初期状態において電源遮断部30を非遮断状態に制御する。これにより、バッテリ電源4が電源遮断部30を介してモータ駆動部20へ供給される。電源遮断制御部14は、モータ駆動部20側からデータ通信部13を介して出力段の異常情報が供給された場合には、電源遮断部30を遮断状態に制御する。これにより、モータ駆動部20へのバッテリ電源4の供給が遮断される。
モータ駆動部20は、電源部21と、データ通信部22と、PWM制御部23と、出力段駆動部24と、一方のモータ2を駆動する半導体スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)25と、他方のモータ3を駆動する半導体スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)26と、各FET25,26の温度をそれぞれ検出する各温度センサ27,28と、各FET25,26で構成される出力段の異常を検出する異常検出部29と、一方のモータ2の逆起電圧を吸収するダイオード8と、他方のモータ3の逆起電圧を吸収するダイオード9とを備える。なお、図1では半導体スイッチング素子としてMOS型のFETを例示したが、半導体スイッチング素子としてバイポーラトランジスタや絶縁ゲート型のバイポーラトランジスタ等を用いてもよい。
バッテリ電源4は、ヒューズ7および電源遮断部30を介してモータ駆動部20へ供給される。モータ駆動部20内の電源部21は、バッテリ電源4から電力の供給を受けて例えば5ボルトの安定化電源VCCを生成して各回路部へ供給する。データ通信部22は、主制御部10内のデータ通信部13との間で例えば調歩同期方式のシリアルデータ通信を行なう。
PWM制御部23は、主制御部10側からデータ通信部22を介して供給されるモータの要求回転速度に関するデータに基づいて、要求回転速度に対応したデューティ比のPWM信号を生成して出力する。出力段駆動部24は、PWM制御部23から供給されるPWM信号に基づいて各FET25,26のゲートを駆動する。これにより、各FET25,26がPWM信号に基づいてスイッチング駆動され、各モータ2,3に供給する電力がPWM制御される。
異常検出部29は、過電圧検出部291と過電流検出部292と過温度検出部293と動作異常検出部294とを備える。
過電圧検出部291は、各FET25,26に供給される電圧を監視し、予め設定した許容電圧を越える場合には過電圧検出情報を出力する。過電圧検出部291は、各FET25,26に供給される電圧を抵抗分圧回路で分圧して得た電圧と、予め設定したしきい値電圧とを比較器等で比較することで過電圧を検出するようにしてもよい。過電圧検出部291は、各FET25,26に供給される電圧を抵抗分圧回路で分圧して得た電圧をA/D変換器を介してA/D変換し、A/D変換された電圧データに基づいて過電圧を判定するようにしてもよい。
過電流検出部292は、各FET25,26がオン状態にあるときのオン電圧に基づいて各FET25,26に流れる電流(モータ電流)を監視し、予め設定した許容電流を越える場合には過電流検出情報を出力する。なお、各FET25,26に流れる電流(モータ電流)の検出は、各FET25,26に直列に電流検出用の抵抗を介設し、電流検出用の抵抗の両端に発生した電圧に基づいて行なうようにしてもよい。
過温度検出部293は、各温度センサ27,28の出力に基づいて各FET25,26の温度を監視し、予め設定した許容温度を越える場合には過温度検出情報を出力する。各温度センサ27,28は、各FET25,26の近傍に設けられている。各温度センサ27,28は、サーミスタ等の感熱抵抗素子を用いて構成している。各温度センサ27,28はダイオードを用いて構成し、ダイオードの順方向降下電圧の温度特性から温度を検出するようにしてもよい。
動作異常検出部294は、オン状態に駆動されているときの各FET25,26のオン電圧(オン状態のドレイン−ソース間電圧)が予め設定した許容値を越えた場合、および、オフ状態に駆動されているときの各FET25,26のドレイン電圧または漏れ電流が予め設定した許容値を下回った場合に、スイッチング素子のスイッチング動作に異常がある旨の動作異常検出情報を出力する。また、シャント抵抗で電流を検出し許容値を上回った場合を検出し出力しても良い。
異常検出部29は、過電圧、過電流、過温度、動作異常のいずれかが検出されると、その異常情報をデータ通信部22を介して主制御部10側へ供給するとともに、異常情報をPWM制御部23へ供給する。PWM制御部23は、異常情報が供給されると、PWM信号の出力を停止し、出力段駆動部24を介して各FET25,26をオフ状態に駆動する。
異常検出部29は、過電圧、過電流、過温度、動作異常のいずれも検出されない正常動作状態では、予め設定した周期(例えば1秒周期)で正常情報をデータ通信部22を介して主制御部10側へ供給する。
電源遮断部30は、リレー(電磁継電器)31を用いて構成している。イグニッションスイッチ5がオン状態に操作された初期状態では、主制御部10内の電源遮断制御部14によってトランジスタ32がオン状態に制御される。これにより、リレー31の励磁巻線311にバッテリ電源4が供給され、リレー31の接点312が閉状態となる。したがって、バッテリ電源4がヒューズ7及びリレー31の接点312を介してモータ駆動部20に供給される。
電源遮断制御部14は、モータ駆動部20側から異常情報が供給されると、トランジスタ32をオフ状態に制御し、リレー31の接点312を開状態とすることで、電源遮断部30を遮断状態にする。これにより、モータ駆動部20に対するバッテリ電源4の供給が遮断される。
次に実施例1の動作を説明する。イグニッションスイッチ5がオン状態に操作され、主制御部10にバッテリ電源4が供給されると、主制御部10内の電源遮断制御部14によって電源遮断部30内のリレー31が駆動され、モータ駆動部20へバッテリ電源4が供給される。主制御部10内のモータ運転指令部12によって各モータ2,3の要求回転速度が求められ、要求回転速度に関するデータ(運転指令)がデータ通信部13を介してモータ駆動部20へ供給される。モータ駆動部20内のPWM制御部23は、回転速度とデューティ比の対応テーブル等を参照して要求回転速度に対応するデューティ比を求めるとともに、要求回転速度に対応するデューティ比のPWM信号を生成し、出力段駆動回路24を介して各FET25,26を駆動する。なお、モータ運転指令部12側で要求回転速度に対応するデューティ比を求め、デューティ比をモータ駆動部20側へ供給するようにしてもよい。これにより、各モータ2,3は、要求回転速度で回転され、図示しない各冷却用ファンが回動される。なお、PWM制御部23は、各モータ2,3を起動させる際には、PWM信号のデューティ比を徐々に増加させるソフトスタート処理を行なうことで、モータ起動時の突入電流を低減させるようにしている。
異常検出部29は、各モータ2,3を駆動する各FET25,26の動作状態を継続的に監視しており、過電圧、過電流、過温度および動作異常が検出されると、出力段の異常を示す情報(異常情報)をデータ通信部22を介して主制御部10側へ供給する。
図2はモータ駆動部の出力段異常に対する電源遮断処理を示すフローチャートである。主制御部10内の電源遮断制御部14は、モータ駆動部20側からデータ通信部13を介して供給されるデータを受信すると(ステップS1)、受信したデータに基づいてモータ駆動部20の出力段が異常であるか否かを判断する(ステップS2)。そして、異常情報を受信した場合には、電源遮断部30を介してモータ駆動部20への電源供給を遮断する(ステップS3)。これにより、出力段の異常状態が継続するのを回避できるので、出力段を構成するFET25,26の異常過熱等を防止できる。
電源遮断制御部14は、異常情報を受信した場合にモータ駆動部20への電源供給を所定時間(例えば数秒間)遮断した後に、モータ駆動部20への電源供給を再開するようにしてもよい。例えば、モータ2,3のロックによって過電流が発生している場合は、モータ2,3の駆動を再開することによってロック状態が解消されることがある。さらに、電源遮断制御部14は、モータ駆動部20への電源供給を所定時間遮断した回数をカウントし、所定回数(例えば3回)に達した場合には、モータ駆動部20への電源供給を完全に遮断するようにしてもよい。
電源遮断制御部14は、モータ駆動部20側から正常情報が所定時間を経過しても供給されない場合は、モータ駆動部20またはデータ通信部13の動作に異常が発生しているものと判断し、電源遮断部30を介してモータ駆動部20への電源供給を遮断するようにしてもよい。
主制御部10は、モータ駆動部20への電源供給を遮断した際には、図示しない表示部にモータ駆動部20に異常が発生している旨の表示を行なわせるようにしてもよい。主制御部10は、図示しない車両診断装置に対して異常情報を供給して、モータ駆動部20の異常状態の発生日時や異常内容を記憶させるようにしてもよい。
図3は本発明に係るモータ駆動制御装置の他の実施例を示すブロック図である。図3は本発明に係るモータ駆動制御装置を自動車用オートエアコン装置のブロワファン制御に適用した例を示している。実施例2に示すモータ駆動制御装置40は、オートエアコン電子制御ユニット(オートエアコンECU)からなる主制御部41と、図示しないブロワファンを駆動する直流モータ(以下、モータと記す)42と、モータ42を駆動するモータ駆動部43と、電源遮断部30等からなる。
主制御部41内のモータ運転指令部44は、図示しないエアコン操作パネル部の設定条件に基づいてブロワファン駆動用のモータ42の要求回転速度を決定し、要求回転速度に関するデータをデータ通信部45を介してモータ駆動部43へ供給する。モータ駆動部43内のPWM制御部46は、データ通信部47を介して受信した要求回転速度に関するデータに基づいて、要求回転速度に対応したデューティ比のPWM信号を生成し、出力段駆動部48を介してFET25をスイッチング駆動する。これにより、モータ42へ供給される電力がPWM制御され、モータ42の回転速度が制御される。
異常検出部49は、モータ42を駆動するFET25の動作状態を継続的に監視しており、各検出部491,492,493,494によって過電圧、過電流、過温度、動作異常が検出されると、出力段の異常を示す情報(異常情報)をデータ通信部47を介して主制御部41側へ供給する。
各データ通信部45,47間では、データ線(BUS)50を介して双方向のシリアルデータ通信が調歩同期方式によってなされる。通信プロトコルは、LIN(Local Interconect Network)に準拠している。
主制御部41内の電源遮断制御部14は、異常情報を受信すると電源遮断部30を電源遮断状態に制御する。電源遮断制御部14は、モータ駆動部43への電源供給を所定時間(例えば数秒間)遮断した後に、モータ駆動部43への電源供給を再開するようにしてもよい。例えば、モータ42のロックによって過電流が発生している場合は、モータ42の駆動を再開することによってロック状態が解消されることがある。さらに、電源遮断制御部14は、モータ駆動部20への電源供給を所定時間遮断した回数をカウントし、所定回数(例えば3回)に達した場合には、モータ駆動部43への電源供給を完全に遮断するようにしてもよい。これにより、出力段の異常状態が継続するのを回避できるので、出力段を構成するFET25の異常過熱等を防止できる。
図4は本発明に係るモータ駆動制御装置のさらに他の実施例を示すブロック図である。図4は本発明に係るモータ駆動制御装置をブラシレスモータの駆動制御に適用した例を示している。実施例3に示すモータ駆動制御装置60は、オートエアコン電子制御ユニット(オートエアコンECU)からなる主制御部41と、図示しないブロワファンを駆動するブラシレスモータ(以下、モータと記す)61と、モータ61を駆動するモータ駆動部62と、電源遮断部30等からなる。
モータ駆動部62は、電源部21と、6個の半導体スイッチング素子(例えばFET)を3相ブリッジ接続してなるインバータ回路部63と、モータ61の各相の電流をそれぞれ検出する電流検出器64,65,66と、インバータ回路部63の温度を検出する1個または複数個の温度センサ67と、インバータ回路部63の動作状態を監視して異常を検出する異常検出部68と、データ通信部47と、インバータPWM制御部69と、出力段駆動部70とを備える。
インバータPWM制御部69は、主制御部41側から供給されるモータの要求回転速度データ等のモータ運転指令に基づいて、インバータ回路部63の各アームを構成する6個の半導体スイッチング素子(例えばFET)をそれぞれスイッチング駆動するための6系統のPWM信号を生成し、出力段駆動部70を介してインバータ回路部63の各半導体スイッチング素子(例えばFET)をそれぞれスイッチング駆動させる。
異常検出部68は、インバータ回路部63の動作状態を継続的に監視しており、各検出部681,682,683,684によって過電圧、過電流、過温度、各半導体スイッチング素子のスイッチング動作異常が検出されると、インバータ回路部63の異常を示す情報(異常情報)をデータ通信部47を介して主制御部41側へ供給する。
主制御部41側の電源遮断制御部14は、異常情報を受信すると電源遮断部30を電源遮断状態に制御する。これにより、インバータ回路部63の動作異常状態が継続するのが回避され、インバータ回路部63を構成する各半導体スイッチング素子の異常過熱等を防止できる。
なお、各実施例では、電源遮断部30をリレー31を用いて構成する例を示したが、電源遮断部30は半導体スイッチング素子を用いて構成してもよい。
また、各実施例では、主制御部10,41とモータ駆動部20,43,62との間でシリアルデータ通信によって運転指令や異常情報等の各種情報の送受を行なう構成を示したが、電圧信号、周波数信号、パルス幅信号等を用いて各種情報を送受する構成としてもよい。
なお、各実施例では、自動車用電動ファンモータの駆動制御装置を例示したが、本発明に係るモータ駆動制御装置は自動車以外の各種の用途に適用することができる。
モータ駆動制御装置のブロック図である。(実施例1) 電源遮断処理のフローチャートである。 モータ駆動制御装置のブロック図である。(実施例2) モータ駆動制御装置のブロック図である。(実施例3)
符号の説明
1,40,60 モータ駆動制御装置
2,3,42,61 モータ
4 バッテリ電源
10,41 主制御部
12,44 モータ運転指令部
13,22,45,47 データ通信部
14 電源遮断制御部
20,43,62 モータ駆動部
23,46 PWM制御部
24,48,70 出力段駆動部
25,26 半導体スイッチング素子(FET)
27,28,67 温度センサ
29,49,68 異常検出部
30 電源遮断部
63 インバータ回路部
64,65,66 電流検出器
69 インバータPWM制御部

Claims (2)

  1. 主制御部側から供給される運転指令に基づいて出力段を構成する1または複数の半導体スイッチング素子のスイッチング動作を制御してモータへ供給する電力を制御するとともに、異常検出部によって前記半導体スイッチング素子の動作状態に異常が検出された際に異常情報を前記主制御部側へ供給するモータ駆動部と、
    前記モータ駆動部に対する電源供給を遮断する電源遮断部と、
    前記運転指令を前記モータ駆動部へ供給するとともに、前記モータ駆動部から異常情報を受信した際は前記電源遮断部を遮断または一定時間遮断するよう制御する主制御部とを備えることを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記異常検出部は、前記半導体スイッチング素子の過電流、過電圧、過温度のいずれかが検出された際に前記異常情報を出力することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動制御装置。
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