JP2018026908A - 負荷駆動装置、電源供給回路の異常検出方法、及び、電源供給回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】2つの半導体スイッチング素子を直列に接続して構成されるリレーの異常の有無を検出できる負荷駆動装置及び異常検出方法を提供する。【解決手段】負荷駆動装置は、電源と駆動回路との間に、2個のMOSFETを直列接続して構成される電源リレーを備えると共に、電源と電源リレーとの間で電圧を検出する第1電圧モニタ回路、及び、電源リレーと駆動回路との間で電圧を検出する第2電圧モニタ回路を備える。そして、CPUは、電源リレーを構成する2個のMOSFETを個別にオンオフ制御し、このときの第1電圧モニタ回路及び第2電圧モニタ回路の電圧検出値に基づき、電源リレーの異常の有無を診断する。【選択図】図2
Description
本発明は、負荷駆動装置、電源供給回路の異常検出方法、及び、電源供給回路に関し、詳しくは、電源供給ラインに設けられるリレーの異常検出技術に関する。
特許文献1には、バッテリとインバータ部との間の電源ラインに、寄生ダイオードを付随した半導体スイッチング素子で構成される第1及び第2電源リレーを直列に接続して構成される電力供給源開閉部を備えた、モータ駆動装置が開示されている。
外部負荷を駆動する駆動回路への電源ラインに設けるリレーを、MOSFETなどの半導体スイッチング素子で構成する場合、半導体スイッチング素子の寄生ダイオードが駆動回路から電源に向かう方向の電流を導通させ、電源から駆動回路に向かう電流の流れを阻止するように設定し、オフ制御状態のときに寄生ダイオードを介して駆動回路に電力供給されることがないようにする必要がある。
しかし、係る半導体スイッチング素子では、逆電圧が加わったときに寄生ダイオードに電流が流れることになるため、寄生ダイオードが電源から駆動回路に向かう方向の電流を導通させる、逆接保護用(逆電圧保護用)の第2の半導体スイッチング素子をスイッチ用の第1の半導体スイッチング素子に直列に接続して、リレーを構成する場合があった。
しかし、係る半導体スイッチング素子では、逆電圧が加わったときに寄生ダイオードに電流が流れることになるため、寄生ダイオードが電源から駆動回路に向かう方向の電流を導通させる、逆接保護用(逆電圧保護用)の第2の半導体スイッチング素子をスイッチ用の第1の半導体スイッチング素子に直列に接続して、リレーを構成する場合があった。
この2個の半導体スイッチング素子を直列接続して構成される半導体リレーにおいて、逆接保護用の第2の半導体スイッチング素子がオフ状態に固着する故障(オープン故障モード)が発生しても、第2の半導体スイッチング素子の寄生ダイオードを介して駆動回路に通電されるため、オフ故障の発生が検知されないまま駆動回路を通常に動作させてしまう可能性があった。
また、第2の半導体スイッチング素子のオフ固着故障によって寄生ダイオードを介して通電される状態では、第2の半導体スイッチング素子の発熱量が大きくなるため、第2の半導体スイッチング素子として耐熱性の高い半導体スイッチング素子を用いたり、過熱保護回路を設けたりすることで、予めオフ固着故障時の発熱に対応できるように構成した場合、部品実装スペースの拡大によって部品が大型化したり、また、コストの増大を招くという問題が生じる。
また、第2の半導体スイッチング素子のオフ固着故障によって寄生ダイオードを介して通電される状態では、第2の半導体スイッチング素子の発熱量が大きくなるため、第2の半導体スイッチング素子として耐熱性の高い半導体スイッチング素子を用いたり、過熱保護回路を設けたりすることで、予めオフ固着故障時の発熱に対応できるように構成した場合、部品実装スペースの拡大によって部品が大型化したり、また、コストの増大を招くという問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、2つの半導体スイッチング素子を直列に接続して構成されるリレーの異常の有無を検出できる負荷駆動装置及び異常検出方法を提供することで、寄生ダイオードを介した電源供給状態を速やかに解消できるようにすることを目的とする。
そのため、本願発明に係る負荷駆動装置は、外部負荷を駆動する駆動回路と、電源から前記駆動回路への電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、前記リレーと前記電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、前記リレーと前記駆動回路との間の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、を備える。
また、本願発明に係る電源供給回路の異常検出方法は、コントロールユニットの電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーを含む、電源供給回路において、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とをそれぞれに所定のオンオフ状態に制御するステップと、前記所定のオンオフ状態に制御したときの前記リレーと電源との間の前記電源ラインの電圧と、前記リレーの出力側の前記電源ラインの電圧との少なくとも一方に基づき、前記リレーの異常の有無を検出するステップと、を含む。
また、本願発明に係る電源供給回路は、コントロールユニットの電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、前記リレーと電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、前記リレーの出力側の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、を備える。
上記発明によると、2つの半導体スイッチング素子を直列に接続して構成されるリレーの異常の有無を検出できるので、異常状態で放置されたときの発熱に備えて耐熱性の高い半導体スイッチング素子や過熱保護回路を採用する必要性を低減できる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、コントロールユニット(電子制御装置)1の一態様を示す回路図であり、コントロールユニット1は、少なくとも電源と駆動回路とリレー制御部を含んで構成される。
コントロールユニット1において、負荷駆動装置10は、外部負荷20を駆動回路30によって駆動する装置であり、駆動回路30には電源(バッテリ)40から電源ライン50を介して電力が供給される。
ここで、例えば、外部負荷20をモータとし、駆動回路30をインバータ回路とすることができる。
図1は、コントロールユニット(電子制御装置)1の一態様を示す回路図であり、コントロールユニット1は、少なくとも電源と駆動回路とリレー制御部を含んで構成される。
コントロールユニット1において、負荷駆動装置10は、外部負荷20を駆動回路30によって駆動する装置であり、駆動回路30には電源(バッテリ)40から電源ライン50を介して電力が供給される。
ここで、例えば、外部負荷20をモータとし、駆動回路30をインバータ回路とすることができる。
電源40から駆動回路30への電源ライン50には、電源40と駆動回路30とを電気的に接続し又は遮断する電源リレー(半導体リレー)60が配置される。
電源リレー60は、電源ライン50の開閉用の第1半導体スイッチング素子と逆電圧保護用の第2半導体スイッチング素子とを直列に接続して構成され、半導体スイッチング素子の一態様として本実施形態ではPチャネル型のMOSFETを採用する。
電源リレー60は、電源ライン50の開閉用の第1半導体スイッチング素子と逆電圧保護用の第2半導体スイッチング素子とを直列に接続して構成され、半導体スイッチング素子の一態様として本実施形態ではPチャネル型のMOSFETを採用する。
第1半導体スイッチング素子としての第1MOSFET61は、電源40側をソースとして電源ライン50に直列に接続され、駆動回路30から電源40に向かう方向の電流を導通させる寄生ダイオード61aを備えている。
また、第2半導体スイッチング素子としての第2MOSFET62は、第1MOSFET61のドレインにドレインを接続し、駆動回路30側をソースとして電源ライン50に直列に接続され、電源40から駆動回路30に向かう方向の電流を導通させる寄生ダイオード62aを備えている。
また、第2半導体スイッチング素子としての第2MOSFET62は、第1MOSFET61のドレインにドレインを接続し、駆動回路30側をソースとして電源ライン50に直列に接続され、電源40から駆動回路30に向かう方向の電流を導通させる寄生ダイオード62aを備えている。
第1MOSFET61の寄生ダイオード61aは、駆動回路30から電源40に向かう方向の電流を導通させるから、第1MOSFET61のオフ状態で寄生ダイオード61aを介して電力供給されてしまうことが抑制される。
但し、第1MOSFET61のみで電源リレー60を構成した場合、逆電圧が印加されたときに寄生ダイオード61aを介して電流が流れることになる。そこで、寄生ダイオードの電流を導通させる方向が第1MOSFET61とは逆になるように、第1MOSFET61に第2MOSFET62を直列に接続し、逆電圧が印加されたときに、寄生ダイオードを介して電源40に向けて電流が流れることを抑制するよう構成してある。
但し、第1MOSFET61のみで電源リレー60を構成した場合、逆電圧が印加されたときに寄生ダイオード61aを介して電流が流れることになる。そこで、寄生ダイオードの電流を導通させる方向が第1MOSFET61とは逆になるように、第1MOSFET61に第2MOSFET62を直列に接続し、逆電圧が印加されたときに、寄生ダイオードを介して電源40に向けて電流が流れることを抑制するよう構成してある。
また、第1MOSFET61及び第2MOSFET62は、ゲートとソースとの間にツェナーダイオードZ1、Z2を有している。
更に、第1MOSFET61及び第2MOSFET62は、ゲートとソースとの間に抵抗R11、R21を有し、ゲートとグランドGNDとの間にゲート抵抗R12、R22が直列に接続されている。
また、第1MOSFET61のゲート抵抗R12とグランドGNDとの間には、NPN型トランジスタT1を直列に接続し、第2MOSFET62のゲート抵抗R22とグランドGNDとの間には、NPN型トランジスタT2を直列に接続してある。
更に、第1MOSFET61及び第2MOSFET62は、ゲートとソースとの間に抵抗R11、R21を有し、ゲートとグランドGNDとの間にゲート抵抗R12、R22が直列に接続されている。
また、第1MOSFET61のゲート抵抗R12とグランドGNDとの間には、NPN型トランジスタT1を直列に接続し、第2MOSFET62のゲート抵抗R22とグランドGNDとの間には、NPN型トランジスタT2を直列に接続してある。
駆動回路30を制御するCPU(中央演算処理装置、マイクロコンピュータ)70の出力ポート71aと、NPN型トランジスタT1のベースBとが抵抗R13を介して電気的に接続され、CPU(中央演算処理装置)70の出力ポート71bとNPN型トランジスタT2のベースBとが抵抗R23を介して電気的に接続される。
ここで、CPU70が出力ポート71a,71bをHIGH(ハイレベル)にすると、NPN型トランジスタT1,T2のコレクタC‐エミッタE間に電流が流れ(NPN型トランジスタT1,T2がオン状態になり)、第1MOSFET61及び第2MOSFET62は、ソース‐ドレイン間に電流が流れるオン状態になる。
ここで、CPU70が出力ポート71a,71bをHIGH(ハイレベル)にすると、NPN型トランジスタT1,T2のコレクタC‐エミッタE間に電流が流れ(NPN型トランジスタT1,T2がオン状態になり)、第1MOSFET61及び第2MOSFET62は、ソース‐ドレイン間に電流が流れるオン状態になる。
一方、CPU70が出力ポート71a,71bをLOW(ローレベル)にすると、NPN型トランジスタT1,T2のコレクタC‐エミッタE間に電流が流れず(NPN型トランジスタT1,T2がオフ状態になり)、第1MOSFET61及び第2MOSFET62は、ソース‐ドレイン間に電流が流れないオフ状態になる。
つまり、CPU70は、出力ポート71a,71bの論理レベルを個別に制御することで、第1MOSFET61及び第2MOSFET62のオンオフを個別に制御できるよう構成されている。換言すれば、CPU70は、電源リレー60を構成する2個のMOSFET61,62のオンオフを個別に制御するリレー制御部としての機能をソフトウェアとして備えている。
つまり、CPU70は、出力ポート71a,71bの論理レベルを個別に制御することで、第1MOSFET61及び第2MOSFET62のオンオフを個別に制御できるよう構成されている。換言すれば、CPU70は、電源リレー60を構成する2個のMOSFET61,62のオンオフを個別に制御するリレー制御部としての機能をソフトウェアとして備えている。
CPU70は、駆動回路30への電源供給又は電源遮断するときに、第2MOSFET62(NPN型トランジスタT1)をオン制御状態に維持した状態で、出力ポート71aの論理レベルの切り替え設定によって第1MOSFET61(NPN型トランジスタT2)のオンオフを制御する。
また、CPU70は、電源リレー60における異常の有無を検出する診断部としての機能をソフトウェアとして備えている。
また、CPU70は、電源リレー60における異常の有無を検出する診断部としての機能をソフトウェアとして備えている。
また、CPU70による電源リレー60の診断のために、負荷駆動装置10は、電源リレー60と電源40との間の電源ライン50の電圧検出値V1を検出する第1電圧モニタ回路(第1電圧検出部)81と、電源リレー60と駆動回路30との間(電源リレー60の出力側)の電源ライン50の電圧検出値V2を検出する第2電圧モニタ回路(第2電圧検出部)82とを備えている。
第1電圧モニタ回路81及び第2電圧モニタ回路82の検出出力はCPU70に入力され、CPU70は、第1電圧モニタ回路81及び/又は第2電圧モニタ回路82による電圧検出値に基づき、電源リレー60(第1MOSFET61及び/又は第2MOSFET62)の異常の有無を診断する。
本実施形態において、コントロールユニット1における電源供給回路は、電源リレー60、第1電圧モニタ回路81、第2電圧モニタ回路82、及び、CPU70(リレー制御部、診断部)を含んで構成される。
第1電圧モニタ回路81及び第2電圧モニタ回路82の検出出力はCPU70に入力され、CPU70は、第1電圧モニタ回路81及び/又は第2電圧モニタ回路82による電圧検出値に基づき、電源リレー60(第1MOSFET61及び/又は第2MOSFET62)の異常の有無を診断する。
本実施形態において、コントロールユニット1における電源供給回路は、電源リレー60、第1電圧モニタ回路81、第2電圧モニタ回路82、及び、CPU70(リレー制御部、診断部)を含んで構成される。
以下では、CPU70による診断処理の流れを、図2のフローチャートにしたがって説明する。
まず、ステップS101にて負荷駆動装置10に電源投入され、CPU70が起動すると、CPU70は、ステップS102にて、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2を共にオフ状態に制御する。
まず、ステップS101にて負荷駆動装置10に電源投入され、CPU70が起動すると、CPU70は、ステップS102にて、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2を共にオフ状態に制御する。
次いで、CPU70は、ステップS103に進み、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2を共にオフ状態に制御しているときの第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2を読み込む。
そして、CPU70は、第1段階の診断処理を行うステップS104で、第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2が電圧閾値VSL1を上回っているか否かを判断することで、電源リレー60の異常の有無を診断する。
そして、CPU70は、第1段階の診断処理を行うステップS104で、第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2が電圧閾値VSL1を上回っているか否かを判断することで、電源リレー60の異常の有無を診断する。
電圧閾値VSL1は、駆動回路30に電源供給されているか否かを区別するための閾値であり、電圧検出値V2が電圧閾値VSL1を上回っている状態が駆動回路30に電源供給されている状態となるように、電圧閾値VSL1を設定してある。
ここで、CPU70は、NPN型トランジスタT1をオフに制御して第1MOSFET61をオフとし、駆動回路30への電源供給を遮断しようとしているから、駆動回路30に電源供給されている状態は、電源リレー60(第1MOSFET61)により電源遮断できない異常状態(第1MOSFET61のショート故障モード)である。
ここで、CPU70は、NPN型トランジスタT1をオフに制御して第1MOSFET61をオフとし、駆動回路30への電源供給を遮断しようとしているから、駆動回路30に電源供給されている状態は、電源リレー60(第1MOSFET61)により電源遮断できない異常状態(第1MOSFET61のショート故障モード)である。
そこで、CPU70は、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2のオフ制御状態で電圧検出値V2が電圧閾値VSL1を上回っている場合、ステップS105(異常時処理部)に進み、電源リレー60の異常状態(第1MOSFET61のショート故障モード)を検出したことを診断履歴として保存したり外部に出力したりすると共に、駆動回路30の動作開始を禁止するなどの異常時処理を実施することで、電源リレー60の異常状態で外部負荷20が駆動されることを抑制する。
一方、電圧検出値V2が電圧閾値VSL1を下回っていて、駆動回路30への電源供給が遮断されている場合、CPU70は、第1MOSFET61はショート故障モードでないと判断して、診断の第2段階を実施するためにステップS106に進む。
CPU70は、ステップS106で、NPN型トランジスタT2(第2MOSFET62)のオフ制御状態を維持したまま、NPN型トランジスタT1をオンさせる制御を実施する。
CPU70は、ステップS106で、NPN型トランジスタT2(第2MOSFET62)のオフ制御状態を維持したまま、NPN型トランジスタT1をオンさせる制御を実施する。
次いで、CPU70は、ステップS107に進み、NPN型トランジスタT2をオフ制御し、NPN型トランジスタT1をオン制御している状態での第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2を読み込む。
更に、CPU70は、ステップS108に進み、NPN型トランジスタT2をオンに切り替えることで、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2をオン制御状態にする。
更に、CPU70は、ステップS108に進み、NPN型トランジスタT2をオンに切り替えることで、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2をオン制御状態にする。
次のステップS109で、CPU70は、NPN型トランジスタT1及びNPN型トランジスタT2のオン制御状態での第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2を読み込む。
そして、CPU70は、ステップS110に進み、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2と、ステップS109で読み込んだ電圧検出値V2とに基づき、電源リレー60の異常の有無を診断する。
そして、CPU70は、ステップS110に進み、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2と、ステップS109で読み込んだ電圧検出値V2とに基づき、電源リレー60の異常の有無を診断する。
ここで、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2、及び、ステップS109で読み込んだ電圧検出値V2が共に電源遮断状態を示す場合(電圧閾値VSL1を下回る場合)は、第1MOSFET61のオープン故障モードであり、CPU70は、電源リレー60の異常発生(第1MOSFET61のオープン故障モード)を判定する。
また、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2、及び、ステップS109で読み込んだ電圧検出値V2が共に電源供給状態を示す場合(電圧閾値VSL1を上回る場合)、CPU70は、第1MOSFET61の正常状態を判定する。
また、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2、及び、ステップS109で読み込んだ電圧検出値V2が共に電源供給状態を示す場合(電圧閾値VSL1を上回る場合)、CPU70は、第1MOSFET61の正常状態を判定する。
そして、第1MOSFET61が正常状態であるときに、CPU70は、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2とステップS109で読み込んだ電圧検出値V2との差と、電圧閾値VSL2とを比較する。
第2MOSFET62がオフからオンへの制御切り替えに対応して実際にオフからオンに切り替わると、寄生ダイオード62aを介して電流が流れる状態から、第2MOSFET62のソース‐ドレイン間に電流が流れる状態に切り替わる。このため、第2MOSFET62の正常状態では、第2MOSFET62がオフ状態からオン状態に切り替わると、電圧検出値V2は寄生ダイオード62aの順方向電圧分だけ増大する。
第2MOSFET62がオフからオンへの制御切り替えに対応して実際にオフからオンに切り替わると、寄生ダイオード62aを介して電流が流れる状態から、第2MOSFET62のソース‐ドレイン間に電流が流れる状態に切り替わる。このため、第2MOSFET62の正常状態では、第2MOSFET62がオフ状態からオン状態に切り替わると、電圧検出値V2は寄生ダイオード62aの順方向電圧分だけ増大する。
換言すれば、第2MOSFET62をオフ状態からオン状態に切り替え制御しても、電圧検出値V2が増大変化しなかった場合、CPU70は、第2MOSFET62の固着故障状態を判定する。つまり、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2とステップS109で読み込んだ電圧検出値V2との差が電圧閾値VSL2を下回るときに、CPU70は、第2MOSFET62の固着故障状態を判定する。
ここで、CPU70は、電圧検出値V2が電源電圧付近を保持して変化しなかった場合を、第2MOSFET62のオン固着故障(ショート故障モード)として検出し、電圧検出値V2が電源電圧よりも寄生ダイオード62aの順方向電圧分だけ低い電圧を保持して変化しなかった場合を、第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)として検出することができる。
換言すれば、CPU70は、ステップS107で読み込んだ電圧検出値V2が、「電源電圧−寄生ダイオード62aの順方向電圧」付近であり、ステップS109で読み込んだ電圧検出値V2が「電源電圧」付近であるときに、第2MOSFET62(電源リレー60)が正常であると判定し、それ以外の場合を第2MOSFET62(電源リレー60)の異常状態として判定する。
CPU70は、ステップS110で、電源リレー60の異常状態を判定すると、ステップS105に進み、異常検知情報の保存や出力、駆動回路30の動作開始禁止などの異常時処理を実施する。
一方、CPU70は、ステップS110で電源リレー60が正常であることを検出すると、ステップS111に進み、第1MOSFET61及び第2MOSFET62を共にオン制御状態に保持して、駆動回路30の駆動制御を開始する。
一方、CPU70は、ステップS110で電源リレー60が正常であることを検出すると、ステップS111に進み、第1MOSFET61及び第2MOSFET62を共にオン制御状態に保持して、駆動回路30の駆動制御を開始する。
CPU70は、駆動回路30の駆動制御を開始すると、第3段階の診断処理であるステップS112に進み、第1電圧モニタ回路81による電圧検出値V1と第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2との差分が、電圧閾値VSL2を上回るようになったか否かを判断する。
第1MOSFET61及び第2MOSFET62が共にオン状態であれば、第1電圧モニタ回路81による電圧検出値V1と第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2とは略同等の値になるが、第2MOSFET62がオフ固着状態であって寄生ダイオード62aに電流が流れる状態では、寄生ダイオード62aの順方向電圧分だけ電圧検出値V1よりも電圧検出値V2が低くなる。
第1MOSFET61及び第2MOSFET62が共にオン状態であれば、第1電圧モニタ回路81による電圧検出値V1と第2電圧モニタ回路82による電圧検出値V2とは略同等の値になるが、第2MOSFET62がオフ固着状態であって寄生ダイオード62aに電流が流れる状態では、寄生ダイオード62aの順方向電圧分だけ電圧検出値V1よりも電圧検出値V2が低くなる。
つまり、電圧検出値V1と電圧検出値V2とが略同等である状態から、電圧検出値V1よりも電圧検出値V2が寄生ダイオード62aの順方向電圧分だけ低下した状態に切り替わったことは、第2MOSFET62がオン制御状態で実際にはオフ状態(オフ固着故障状態、オープン故障モード)になったことを示す。
そこで、CPU70は、電圧検出値V1と電圧検出値V2との差分が電圧閾値VSL2を上回るようになると、第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)の発生を判定して、ステップS113に進む。
そこで、CPU70は、電圧検出値V1と電圧検出値V2との差分が電圧閾値VSL2を上回るようになると、第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)の発生を判定して、ステップS113に進む。
第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)では、寄生ダイオード62aに電流が流れて第2MOSFET62の発熱量が多くなる。そこで、CPU70は、ステップS113で、駆動回路30の動作を停止させて寄生ダイオード62aに流れる電流を抑制するなどの異常時処理を実施する。
このように、CPU70は、第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)を検知すると、異常時処理を実施することで寄生ダイオード62aに流れる電流を抑制するから、寄生ダイオード62aに大電流が流れて第2MOSFET62が過熱状態になることを未然に抑制できる。
このように、CPU70は、第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)を検知すると、異常時処理を実施することで寄生ダイオード62aに流れる電流を抑制するから、寄生ダイオード62aに大電流が流れて第2MOSFET62が過熱状態になることを未然に抑制できる。
第2MOSFET62のオフ固着故障(オープン故障モード)が発生していない状態では、電圧検出値V1と電圧検出値V2とは略同等の電流値となるので、電圧検出値V1と電圧検出値V2との差分が電圧閾値VSL2を下回る場合、CPU70は、第2MOSFET62が正常であると判断して、ステップS114に進む。
CPU70は、ステップS114で、電圧検出値V1と電圧検出値V2との差分と電圧閾値VSL2とを比較するタイミングを判別し、比較タイミングになったときに再度ステップS112に進む。
比較タイミングは、例えば、一定の時間が経過する毎、一定の走行距離毎、ドライビングサイクル毎などに設定され、CPU70において過剰な頻度で比較処理が実施されることを抑制する。
CPU70は、ステップS114で、電圧検出値V1と電圧検出値V2との差分と電圧閾値VSL2とを比較するタイミングを判別し、比較タイミングになったときに再度ステップS112に進む。
比較タイミングは、例えば、一定の時間が経過する毎、一定の走行距離毎、ドライビングサイクル毎などに設定され、CPU70において過剰な頻度で比較処理が実施されることを抑制する。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば種々の変形態様を採り得ることは自明である。
上記実施形態において、CPU70は、NPN型トランジスタT1,T2が共にオフ制御状態であるときの電圧検出値V2に基づく診断(第1段階)と、NPN型トランジスタT1がオン制御状態でNPN型トランジスタT2がオフ制御状態であるときの電圧検出値V2とNPN型トランジスタT2がオフ制御状態であるときの電圧検出値V2との比較に基づく診断(第2段階)と、NPN型トランジスタT1,T2が共にオン制御状態であるときの電圧検出値V1と電圧検出値V2との比較による診断(第3段階)とを実施するが、これらの診断のうちの1つ乃至2つを実施する構成とすることができる。
上記実施形態において、CPU70は、NPN型トランジスタT1,T2が共にオフ制御状態であるときの電圧検出値V2に基づく診断(第1段階)と、NPN型トランジスタT1がオン制御状態でNPN型トランジスタT2がオフ制御状態であるときの電圧検出値V2とNPN型トランジスタT2がオフ制御状態であるときの電圧検出値V2との比較に基づく診断(第2段階)と、NPN型トランジスタT1,T2が共にオン制御状態であるときの電圧検出値V1と電圧検出値V2との比較による診断(第3段階)とを実施するが、これらの診断のうちの1つ乃至2つを実施する構成とすることができる。
ここで、上述した実施形態から把握し得る技術的思想について、以下に記載する。
負荷駆動装置は、その一態様として、外部負荷を駆動する駆動回路と、電源から前記駆動回路への電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、前記リレーと前記電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、前記リレーと前記駆動回路との間の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、を備える。
負荷駆動装置は、その一態様として、外部負荷を駆動する駆動回路と、電源から前記駆動回路への電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、前記リレーと前記電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、前記リレーと前記駆動回路との間の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、を備える。
前記負荷駆動装置の好ましい態様において、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第1電圧検出部による電圧検出値と前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する。
別の好ましい態様では、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値と、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する。
別の好ましい態様では、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値と、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する。
更に、別の好ましい態様では、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態で前記第2電圧検出部による電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する。
更に、別の好ましい態様では、前記リレーの異常が検出されたときに前記駆動回路の動作を停止させる異常時処理部を備える。
更に、別の好ましい態様では、前記リレーの異常が検出されたときに前記駆動回路の動作を停止させる異常時処理部を備える。
また、電源供給回路の異常検出方法は、その一態様として、コントロールユニットの電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーを含む、電源供給回路において、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とをそれぞれに所定のオンオフ状態に制御するステップと、前記所定のオンオフ状態に制御したときの前記リレーと電源との間の前記電源ラインの電圧と、前記リレーの出力側の前記電源ラインの電圧との少なくとも一方に基づき、前記リレーの異常の有無を検出するステップと、を含む。
また、電源供給回路は、その一態様として、コントロールユニットの電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、前記リレーと電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、前記リレーの出力側の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、を備える。
前記電源供給回路の好ましい態様において、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第1電圧検出部による電圧検出値と前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する。
別の好ましい態様では、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値と、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する。
別の好ましい態様では、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値と、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する。
更に、別の好ましい態様では、前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態で前記第2電圧検出部による電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する。
更に、別の好ましい態様では、前記リレーの異常が検出されたときに前記リレーを介して電力が供給される駆動回路の動作を停止させる異常時処理部を備える。
更に、別の好ましい態様では、前記リレーの異常が検出されたときに前記リレーを介して電力が供給される駆動回路の動作を停止させる異常時処理部を備える。
1…コントロールユニット、10…負荷駆動装置、20…外部負荷、30…駆動回路、40…電源、50…電源ライン、60…電源リレー、61…第1MOSFET(第1半導体スイッチング素子)、62…第2MOSFET(第2半導体スイッチング素子)、70…CPU(リレー制御部、診断部)、81…第1電圧モニタ回路(第1電圧検出部)、82…第2電圧モニタ回路(第2電圧検出部)、T1,T2…NPN型トランジスタ
Claims (11)
- 外部負荷を駆動する駆動回路と、
電源から前記駆動回路への電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、
前記リレーと前記電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、
前記リレーと前記駆動回路との間の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、
前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、
前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、
を備えた、負荷駆動装置。 - 前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第1電圧検出部による電圧検出値と前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する、請求項1記載の負荷駆動装置。
- 前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値と、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する、請求項1又は請求項2に記載の負荷駆動装置。
- 前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態で前記第2電圧検出部による電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の負荷駆動装置。
- 前記リレーの異常が検出されたときに前記駆動回路の動作を停止させる異常時処理部を備える、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の負荷駆動装置。
- コントロールユニットの電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーを含む、電源供給回路において、
前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とをそれぞれに所定のオンオフ状態に制御するステップと、
前記所定のオンオフ状態に制御したときの前記リレーと電源との間の前記電源ラインの電圧と、前記リレーの出力側の前記電源ラインの電圧との少なくとも一方に基づき、前記リレーの異常の有無を検出するステップと、
を含む、異常検出方法。 - コントロールユニットの電源ラインに設けられるリレーであって、第1半導体スイッチング素子と第2半導体スイッチング素子とを寄生ダイオードの向きを相互に逆向きとして直列に接続して構成されるリレーと、
前記リレーと電源との間の前記電源ラインの電圧を検出する第1電圧検出部と、
前記リレーの出力側の前記電源ラインの電圧を検出する第2電圧検出部と、
前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とを個別にオンオフ制御するリレー制御部と、
前記リレー制御部により前記第1半導体スイッチング素子と前記第2半導体スイッチング素子とが所定のオンオフ状態に制御されるときの前記第1電圧検出部と前記第2電圧検出部との少なくとも一方の電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する診断部と、
を備えた、電源供給回路。 - 前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第1電圧検出部による電圧検出値と前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する、請求項7記載の電源供給回路。
- 前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子のオン制御状態で前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値と、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオン制御状態での前記第2電圧検出部による電圧検出値とを比較して、前記リレーの異常の有無を検出する、請求項7又は請求項8に記載の電源供給回路。
- 前記診断部は、前記第1半導体スイッチング素子及び前記第2半導体スイッチング素子のオフ制御状態で前記第2電圧検出部による電圧検出値に基づき、前記リレーの異常の有無を検出する、請求項7から請求項9のいずれか1つに記載の電源供給回路。
- 前記リレーの異常が検出されたときに前記リレーを介して電力が供給される駆動回路の動作を停止させる異常時処理部を備える、請求項7から請求項10のいずれか1つに記載の電源供給回路。
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