JP2004133143A - 画像形成装置 - Google Patents

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鮫島 隆夫
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Abstract

【課題】安価でコンパクトな画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート給送手段7eによってシート収納部19から送り出されたシートSをシート搬送手段7dにより中間転写体5aと二次転写ローラ5nにより構成される二次転写部に搬送し、像担持体1上に形成された後、中間転写体5a上に転写されたトナー画像をシートSに転写する。そして、シート給送手段7e及びシート搬送手段7dに駆動力を伝達するクラッチ手段を、像担持体1及び中間転写体5aを駆動する駆動手段によって駆動することにより、シート給送手段7e及びシート搬送手段7dにクラッチ手段を介して駆動手段からの駆動力を伝達する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に像担持体上に形成されたトナー画像を中間転写体上に転写した後、中間転写体上のトナー画像をシートに二次転写するようにした装置の駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置は、像担持体上に形成されたトナー画像を中間転写体上に転写した後、二次転写部にて中間転写体上のトナー画像をシートに二次転写するようにしたものがある。そして、このような画像形成装置においては、給送部から一枚ずつ分離して給送されたシートを画像形成部に搬送するシート搬送部を備えており、このようなシート搬送部としては、停止した状態でシートと当接してシートの斜行を補正した後、所定のタイミングでシートの搬送を開始するレジスト手段を備えたものがある。
【0003】
ここで、このようなシート搬送部において、シートを搬送する際には、まず給送部から1枚ずつ給送されたシートの先端を、停止しているレジストローラのニップ(挟持部)に突き当てることにより、ループを形成し、シートの斜行を補正するようにしている。
【0004】
次に、このようにループを形成して斜行を補正した後、感光体ドラムに形成された後、中間転写体上に転写されたトナー画像の先端と、シートの先端とを合わせるタイミングでレジストローラ軸上に設けられた電磁クラッチをオンすることにより、レジストローラを駆動してシートを二次転写部に搬送し、シートに画像を形成(転写)するようにしている。
【0005】
図8は、このような従来の画像形成装置の一例である中間転写体を用いた1ドラム型のカラー画像形成装置であり、このカラー画像形成装置では、給紙トレイ7aに収納されたシートSはシート給送手段であるピックアップローラ7eにより送り出された後、1枚毎分離給送され、この後、搬送ローラ対7bによりシート搬送手段であるレジストローラ対7dまで搬送される。
【0006】
ここで、このときレジストローラ対7dは図示しないクラッチによる回転駆動力の伝達が遮断され、停止している。また、搬送ローラ対7bはシートSがレジストローラ対7dに到達した後も回転し、シートSの搬送を続ける。そして、このような給送系の制御により、シートSの先端はレジストローラ対7dのニップ部に突き当たり、この後、搬送ローラ対7bの回転により同図に示すようにレジストローラ対7dのシート搬送方向上流側でシートSのループが徐々に形成される。
【0007】
なお、レジストローラ対7dのシート搬送方向上流側にはレジストセンサ14が設けられており、シートSの先端がレジストセンサ14を通過し、レジストセンサ14がシートSの先端を検知してから所定時間が経過すると、搬送ローラ対7b及び搬送ローラ対7bより上流側のシート給送系の回転駆動力が遮断される。これにより、シートSの搬送はレジストローラ対7dで形成されるループRが所定量となったところで一旦停止される。
【0008】
そして、このようにしてシートにループRを形成することにより、斜めになって搬送(斜行)されてきたシートSの先端部はループRが形成されたシートSの腰により、レジストローラ対7dのニップ部に押し当てられ、斜行が矯正される。
【0009】
この後、像担持体である感光体ドラム1に形成されたトナー像を一次転写することにより中間転写体5a上に形成されたトナー画像と、シートSの先端位置とが一致するようなタイミングでレジストローラ対7dにクラッチが連結されると、レジストローラ対7d及び搬送ローラ対7bを含む全ての給送系に搬送駆動力が伝達され、シートSが再給送される。
【0010】
一方、レジストローラ対7dの回転開始によるシートSの再給送と略同時に、それまで中間転写体5aと離間していた、中間転写体上のトナー画像をシートSに転写する転写手段である二次転写ローラ5nが中間転写体5aに当接し、この二次転写ローラ5nと中間転写体5aとで形成されるニップ部にシートSが搬送されることにより、中間転写体上のトナー画像がシートS上に転写される。その後、シートSは搬送ベルト12で定着器8まで搬送されてトナー画像が定着され、装置本体Aの積載部10に排出される。
【0011】
なお、中間転写体5a上に残留したトナーは二次転写終了後に、まずクリーニングローラ5fが中間転写体5aに当接することにより、中間転写体5aから分離し易いように電荷が付与され、この後、感光体ドラム1に回収された後、クリーニングブレード6で掻き取られ廃トナーとして廃トナー容器に蓄積される。
【0012】
ここで、このような中間転写体5aを用いた1ドラムのカラー画像形成装置では、中間転写体5a上に形成されたトナー画像とシート先端位置とが合うように同期して、レジストローラ対7d及び搬送ローラ対7bを含む全ての給送系に搬送駆動力を伝達する制御を行うため、給送系を駆動する専用モータを有しており、この専用モータの駆動をクラッチを介してレジストローラ対7dに選択的に伝達するようにしている。
【0013】
なお、このようにクラッチを介してレジストローラ対7dを駆動する際、クラッチでのスベリによるシートSの先端位置のズレを少なくするため、レジストローラ対7dにクラッチを連結した後に専用モータを駆動する制御を行っている。
【0014】
また、二次転写ローラ5n及び中間転写体5aのクリーニングローラ5fの中間転写体5aへの当接、離間は、当接、離間時の振動、駆動源のトルク変動等によるバンディング・色ズレの悪化等の画像への悪影響を考慮し、画像形成系である感光体ドラム1及び中間転写体5aを駆動するモータとは別の駆動源から動力を得ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のカラー画像形成装置において、感光体ドラムと中間転写体とを駆動する駆動源の他に、既述したように給紙系専用の駆動源を設けているので装置全体が大きく複雑になるばかりでなく、コストも増加する。
【0016】
なお、給送系専用の駆動源を設けない場合には、給送系に複数のクラッチ機構を設ける必要があり、このように複数のクラッチ機構を設けた場合、クラッチ部でのスベリ、クラッチ連結、解除の作動時間のバラツキが加算され、シート先端と画像先端位置とを一致させることができないようになる。
【0017】
また、感光体ドラムと中間転写体とを駆動する駆動源、給送系駆動源の他、二次転写ローラ及びクリーニングローラを中間転写体に当接、離間させるため専用の駆動源も必要となるので、ギア列も多くなり画像形成装置全体が大きく複雑になるばかりでなく、コストも増加する。
【0018】
さらに、このように複数の駆動源や多数のギア列を設けた場合、装置本体Aに着脱自在に装着されている感光体ドラムユニット1U及び中間転写体ユニット5Uも大型化するため、図9に示すように、これら感光体ドラムユニット1Uと、中間転写体ユニット5Uを着脱するための開口部92,93を広く形成する必要があり、これにより装置本体Aも大型化する。
【0019】
また、レジストローラ対のシート搬送方向上流側にレジストセンサ及びシートのループ形成スペースを設けるようにした場合、図8に示すようにレジストローラ対上流側にストレートなシート搬送経路Lを設ける必要があり、これにより装置本体Aが大きくなる。
【0020】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、安価でコンパクトな画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、像担持体上に形成されたトナー画像を中間転写体上に転写した後、二次転写部にて前記中間転写体上のトナー画像をシートに転写する画像形成装置において、前記シートをシート収納部から送り出すシート給送手段と、前記シート給送手段により送り出されたシートを前記二次転写部に搬送するシート搬送手段と、前記像担持体及び中間転写体を駆動する駆動手段と、前記シート給送手段及び前記シート搬送手段に駆動力を伝達するクラッチ手段と、を備え、前記シート給送手段及び前記シート搬送手段に該クラッチ手段を介して該駆動手段からの駆動力を伝達することを特徴とするものである。
【0022】
また本発明は、前記シート搬送手段のシート搬送方向下流側に設けられ、前記シートの通過を検知するシート検知手段と、前記クラッチ手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記シート検知手段により前記シートを検知してから所定時間経過後に前記シート給送手段及びシート搬送手段を停止させ、前記中間転写体上に形成されたトナー画像の先端位置に合せて前記シート給送手段及びシート搬送手段による前記シートの前記二次転写部への給送を再開させるよう前記クラッチ手段を制御することを特徴とするものである。
【0023】
また本発明は、前記シート搬送手段のシート搬送方向上流側に前記シートの斜行を補正する斜行補正手段を備えたことを特徴とするものである。
【0024】
また本発明は、前記中間転写体に接離可能に設けられ、前記中間転写体上のトナー画像を前記シートに二次転写する二次転写手段と、前記中間転写体に接離可能に設けられ、前記トナー画像を二次転写した後の中間転写体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング手段と、前記二次転写手段及び前記クリーニング手段を前記中間転写体に当接、或は離間させる移動手段と、前記制御手段により制御されると共に、前記駆動手段により駆動され、かつ前記二次転写手段及び前記クリーニング手段に該駆動手段からの駆動力を伝達する他のクラッチ手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0025】
また本発明は、前記制御手段は、前記クラッチ及び前記他のクラッチを、前記駆動手段が画像形成時にトルク変動を受けないタイミングで作動させることを特徴とするものである。
【0026】
また本発明は、前記駆動手段の駆動を前記像担持体及び中間転写体に伝達する駆動系と、前記駆動手段からの駆動を前記クラッチを介して前記シート給送手段及びシート搬送手段に伝達する駆動系と、前記駆動手段からの駆動を前記他のクラッチを介して前記二次転写手段及び前記クリーニング手段に伝達する駆動系と、を備え、前記クラッチと、前記他のクラッチと、前記各駆動系を同一基板上に配置し、かつ前記同一基板を装置本体に着脱自在に設けたことを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。なお、同図において、図8と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0029】
同図において、100は4色フルカラーのカラー画像形成装置であり、このカラー画像形成装置100は、矢印R1方向に回転自在に支持された像担持体である感光体ドラム1を備えている。また、4は現像装置であり、この現像装置4はブラック(Bk)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の4色のトナーがそれぞれ収納された4個の現像器4Bk,4M,4C,4Yを備えている。なお、これら各現像器4Bk,4M,4C,4Yは、不図示の接離手段によって感光体ドラム1に選択的に当接するように構成されている。
【0030】
2は感光体ドラム1の表面を一様に帯電する帯電器、3は走査光(レーザ光)によって感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成するレーザ露光光学系であり、画像形成の際、感光体ドラム1は帯電器2によって一様に帯電された後、レーザ露光光学系3による走査光(レーザ光)によって表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0031】
なお、この静電潜像は、この後、例えば現像器4Bkによりブラックトナーが付着されて黒色トナー像として現像され、このトナー像は駆動ローラ40と従動ローラ41に張設された中間転写ベルト5a上に一次転写ローラ5jによって一次転写される。そして、この静電潜像の形成、現像、一次転写が4色毎に順次行われ、これにより中間転写ベルト5a上に4色重ねのカラートナー像が形成される。
【0032】
また、同図において、101はこれら感光体ドラム1、帯電器2、レーザ露光光学系3等を備えた画像形成部を構成するプロセスユニット、5は中間転写ベルト5a、一次転写ローラ5j等を備えた中間転写ベルトユニットであり、これらプロセスユニット101及び中間転写ベルトユニットは装置本体100Aに着脱自在に取り付けられている。
【0033】
19はシートSを収納するシート収納部である給紙トレイであり、シートSは給紙トレイ19からピックアップローラ7eにより送り出された後、搬送ローラ対7bを経由してレジストローラ対7dに達し、このレジストローラ対7dにより中間転写ベルト5aの回転と同期取りされた所定のタイミングにて中間転写ベルト5aと二次転写ローラ5nとの圧接ニップ部に搬送されるようになっている。
【0034】
なお、13は装置本体100Aに開閉自在に設けられたマルチ給紙部であり、このマルチ給紙部13に収納されたシートはマルチ給紙ローラ13aにより、給紙トレイ19に収納されたシートSと同様にレジストローラ対7dに向けて搬送されるようになっている。
【0035】
そして、このように中間転写ベルト5aと二次転写ローラ5nとの圧接ニップ部に所定のタイミングにて搬送されることで、シートSに中間転写ベルト5a上のトナー像が二次転写されていく。なお、このようにトナー像が転写されたシートSは搬送ベルト12により定着器8に搬送導入されるようになっており、この定着器8において、トナー像の加熱定着処理を受けた後、排紙ローラ対9により排紙トレイ10に出力されるようになっている。
【0036】
次に、このように構成されたカラー画像形成装置100の画像形成動作について説明する。
【0037】
まず、感光体ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、この感光体ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するとともに、レーザ露光光学系3によって例えばイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。
【0038】
そして、この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、さらに感光体ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように感光体ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加することにより、静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。この後、1次転写ローラ5jにトナーと逆極性の電圧を印加し、感光体ドラム1の回転と同期して回転している中間転写ベルト5a上に感光体ドラム1上のイエローのトナー像を1次転写する。
【0039】
次に、このイエロートナー像の1次転写が終了すると、次の現像装置4が回転し、次の色の現像器が感光体ドラム1に対向する現像位置に位置決めされ、この後、イエローの場合と同様にしてマゼンダ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0040】
なお、この間、二次転写ローラ5nは、中間転写ベルト5aとは非接触状態にあるが、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像が形成されると、上方に移動して中間転写ベルト5aに圧接する。この後、中間転写ベルト5aの回転と同期してレジストローラ対7d近辺の所定の位置で待機していたシートSが中間転写ベルト5aと二次転写ローラ5nのニップ部に送り出される。
【0041】
そして、このシートSが中間転写ベルト5aと二次転写ローラ5nのニップ部を通過する際、二次転写ローラ5nにはトナーと逆極性の電圧が印加され、これにより中間転写ベルト5a上のトナー像は、搬送されてきたシートSの表面に一括して二次転写される。
【0042】
次に、このようにして二次転写されたシートSは搬送ベルト12を経由して定着器8に至り、ここで複数色のトナー像の定着を行った後、排紙ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ対9によって装置本体100Aの上面に設けられた排紙トレイ10に排出され、画像形成を完了する。
【0043】
一方、二次転写後にクリーニングローラ5fが中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベルト上に残った残留トナーに転写時と逆の電荷を与える。そして、逆の電荷を付与された残留トナーは、感光体ドラム1に静電気的に付着され、その後感光体ドラム用のクリーニングブレード6により回収される。なお、回収された残留トナーは、廃トナーとして廃トナーボックス16に回収され、蓄積される。
【0044】
図2は、このようなカラー画像形成装置100のレジストローラ対7d付近の拡大図であり、同図に示すように、レジストローラ対7dのニップ部のシート搬送方向下流側にはシートSの先端を検知する、レジストセンサフラグ14aとフォトインタラプタ14bとを備えたレジストセンサ14が設けられている。
【0045】
また、レジストローラ対7dのニップ部のシート搬送方向上流側δの位置にはレジストローラ軸21aを中心に回動する斜行補正装置21が設けられている。ここで、この斜行補正装置21は、搬送ローラ7b、或はマルチ給紙ローラ13aにより搬送されたシートSの先端が突き当たり、この後、シートSにより所定の力で押圧されると、時計回りの方向に回動するようになっている。
【0046】
これにより、搬送ローラ7b、或はマルチ給紙ローラ13aにより搬送されたシートSの先端が斜行補正装置21の外周面に設けられた係止部21bに当接すると、シートSは抵抗により若干のループR1を形成した後、その若干のループR1による腰の強さで斜行補正装置21を回動させながら通過し、レジストローラ対7dのニップ部に向うようになっている。そして、このように斜行補正装置21を回動させながら通過する際、抵抗によって形成されたコシにより、斜行が矯正される。
【0047】
さらに、図3に示すように斜行補正装置21を通過した後、シートSは、レジストローラ7d、搬送ローラ対7b(或はマルチ給紙ローラ13a)により搬送され、レジストセンサフラグ14aを押し倒すようになる。これにより、フォトインタラプタ14bが斜光状態から透過状態となり、レジストセンサ14はシートSの先端を検知する。
【0048】
そして、このようにレジストセンサ14がシートSの先端を検知し、このレジストセンサ14による検知後、所定時間が経過し、図4に示すようにシートSがΔLだけ搬送されると、制御手段17(図1参照)は、後述する図5に示す給紙クラッチ23の連結を解除し、ピックアップローラ7eからレジストローラ対7dに至る全ての給送系の回転駆動力を停止し、同図に示す位置でシートSを待機させる。
【0049】
なお、この後、制御手段17は、中間転写体5a上のトナー画像先端とシートSの先端が合うように同期をとって給紙クラッチ23を連結し、シートSの搬送を開始する。
【0050】
このように、シート先端の斜行を補正する斜行補正装置21をレジストローラ対7dの上流側に設けると共に、斜行補正装置21によりシートSの斜行を補正した後、レジストローラ対7dによりシートSを搬送し、この後、レジストセンサ14でシートSの先端を検知するようにすることにより、レジストローラ対7dの上流側にシートSのループ構成スペース及びレジストセンサ設置用スペースを設ける必要がなくなるので、図1に示すシートSの搬送経路長さLを短くすることができる。これにより、装置本体100Aをコンパクトにすることができる。
【0051】
図5は、ピックアップローラ7e、搬送ローラ7b、レジストローラ7d、マルチ給紙ローラ13a等を駆動するカラー画像形成装置100の駆動ユニットの一方向斜視図であり、図6は、駆動ユニットの反対方向斜視図である。
【0052】
図5及び図6において、23は電磁クラッチにより構成されたクラッチ手段である給紙クラッチであり、この給紙クラッチ23は制御手段17により連結、或は解除を制御されると共に、中間転写体5a及び感光体ドラム1を回転駆動する駆動手段であるメインモータ24からギア列を介して回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0053】
また、24aはメインモータ24のギアであり、このメインモータ24のギア(以下、メインモータギアという)24aには、アイドラギア25から感光体ドラム1を回転駆動するギア26と繋がるギア列と、アイドラギア30,31から中間転写ベルト5aの駆動ローラ40を回転駆動するギア32へと繋がるギア列と、アイドラギア27〜29から給紙クラッチ23の給紙クラッチギア23aへと繋がる給送系駆動のギア列の3つのギア列が繋がっている。
【0054】
なお、このメインモータギア24aに噛み合う上記3つのアイドラギア25,27,30はメインモータ24の不図示の回転軸を中心に略等分角に配置されており、これにより回転軸に作用する各アイドラギア25,27,30からの作用力が打消し合うように構成されている。
【0055】
又、感光体ドラム1の駆動系はメインモータギア24aから分岐する事無く一つのギア列で繋がっており画像形成時に他ギア列からの影響を受けにくいように配慮してある。なお、図6において、26aは感光体ドラム1の駆動カップリング、32aは中間転写ベルト5aの駆動ローラカップリングである。
【0056】
ところで、給紙系のギア列は、図5の給紙クラッチギア23aから図6の給紙ギア33と連結しており、この給紙ギア33は不図示のピックアップローラ駆動ギア、マルチ給紙ローラギア、搬送ローラ駆動ギア、レジストローラ駆動ギアへとギア列が分岐している。従って、給紙クラッチ23の連結を遮断すると、ピックアップローラ7e、搬送ローラ7b、レジストローラ7d、マルチ給紙ローラ13aの全ての駆動は停止する。
【0057】
これにより、制御手段17により、レジストセンサ14がシートSの先端を検知してから所定時間経過後に給紙クラッチ33の連結を解除すると、シートSを所定の位置に待機させることができる。また、この後、中間転写体上のトナー画像と先端位置が合うように同期を取って給紙クラッチ23を連結することにより、シートSを再給紙することができる。
【0058】
そして、このように構成することにより、ピックアップローラ7e、搬送ローラ7b、レジストローラ7d、マルチ給紙ローラ13a等を感光体ドラム1及び中間転写ベルト5aを駆動するためのメインモータ24により回転駆動することができる。これにより、ピックアップローラ7e、搬送ローラ7b、レジストローラ7d、マルチ給紙ローラ13a等を駆動するための専用の駆動源は必要なくなるので、装置本体100Aをコンパクトにすることができると共に、コストを低減することができる。
【0059】
一方、図6において、35aはクラッチギア35bを有する二次転写クラッチであり、電磁クラッチにより構成されるこの二次転写クラッチ35aは図5に示す中間転写ベルト駆動系から分岐したギア35と連結しており、このギア35を介してメインモータ24から回転駆動力が伝達されると共に、アイドラギア37、及び二次転写ローラ5j、クリーニングローラ5fを中間転写ベルト5aに当接、離間させる不図示の移動手段に連結するカップリング36aへと連結されている。
【0060】
そして、このように構成することにより、メインモータ24の駆動を他のクラッチ手段である二次転写クラッチ35a及び中間転写ベルト駆動系を介して二次転写ローラ5j、クリーニングローラ5fに伝達することができ、これにより二次転写ローラ5j、クリーニングローラ5fを駆動するための専用の駆動源は不要となる。この結果、装置本体100Aをコンパクトにすることができると共に、コストを低減することができる。
【0061】
ところで、本実施の形態においては、メインモータ24の駆動を感光体ドラム1及び中間転写ベルト5aに伝達する駆動系であるギア列と、メインモータ24の駆動を給紙クラッチ33を介してピックアップローラ7e、搬送ローラ7b、レジストローラ7d等に伝達する駆動系であるギア列と、メインモータ24の駆動を二次転写クラッチ35aを介して二次転写ローラ5j、クリーニングローラ5fに伝達する駆動系であるギア列は、図5及び図6に示すように一枚の基板34の表と裏に配置されている。
【0062】
言い換えれば、既述したようにピックアップローラ7e等の給紙系の駆動源及び二次転写ローラ5j、クリーニングローラ5fの駆動源をメイン駆動源であるメインモータ24とすることにより、一連の駆動系を同一の基板上に配置することができる。
【0063】
そして、このように一連の駆動系を同一の基板上に配することにより、プロセスカートリッジ101及び装置本体内の駆動伝達経路を最小限に抑えることができる。さらに、駆動ユニットとして感光体ドラム1の駆動カップリング26a及び中間転写ベルト5aの駆動ローラカップリング32a、更には二次転写ローラ5j、クリーニングローラ5fの不図示の移動手段の駆動カップリング36aを一つの基板上のギア列上に、近接して配置することができるのでカップリングの解除機構を簡単に構成することができる。
【0064】
さらに、このように一連の駆動系を一つの基板上に配することにより、装置本体100Aも小型化することができると共に、プロセスカートリッジ101も小型化でき、この結果、プロセスカートリッジ101を着脱するための開口部(図8参照)も小さく、簡単に構成することができるので、ローコスト化を図ることができる。
【0065】
また、本実施の形態において、基板34は装置本体100Aよりユニットとして着脱可能に構成されている。これにより、プロセスカートリッジ101及び中間転写体ユニット5に配されるギア等の数が減少し、この結果、小型でローコストの中間転写体ユニット5、感光体一体型のプロセスカートリッジ101を提供することができる。さらに、駆動系が配置された基板34を装置本体100Aに着脱可能とすることにより、組み立て作業性及びメンテナンスの大幅改善を図ることができる。
【0066】
なお、図7はメインモータ24のトルク変動と画像形成動作の時間軸の関係を示す図である。
【0067】
同図において、Y、M、C、Bkの領域では、Y、M、C、Bkの各静電潜像の形成、現像、1次転写が順次行われる。そして、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせ、最終色Bkの1次転写終了後、給紙クラッチ33及び二次転写クラッチ35aが連結し、T1で二次転写ローラ5nとクリーニングローラ5fの中間転写ベルト5aへの当接及び中間転写ベルト5a上のトナー画像との書き出し位置を合わせる為に待機していたシートの再給紙が開始される。
【0068】
なお、T0からT1でシートは所定の位置で待機している。そして、二次転写領域で中間転写ベルト5aからシートへのトナー画像転写が行われる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、シート給送手段、シート搬送手段等を像担持体及び中間転写体を駆動する駆動手段によって駆動するようにすることにより、安価でコンパクトな画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す図。
【図2】上記カラー画像形成装置のレジストローラ対付近の拡大図。
【図3】上記レジストローラ対近傍でのシートの第1の挙動説明図。
【図4】上記レジストローラ対近傍でのシートの第2の挙動説明図。
【図5】上記カラー画像形成装置の駆動ユニットの一方向斜視図。
【図6】上記カラー画像形成装置を図5とは反対方向から見たときの斜視図。
【図7】上記カラー画像形成装置のメインモータ駆動トルクと各クラッチ動作の関係を示す図。
【図8】従来のカラー画像形成装置の構成を説明する図。
【図9】従来のカラー画像形成装置から感光体ドラムユニット及び中間転写体ユニットを抜き出した時の状態を示す図。
【符号の説明】
1     感光体ドラム
5     中間転写ベルトユニット
5a    中間転写体
5n    二次転写ローラ
5f    クリーニングローラ
7b    搬送ローラ対
7d    レジストローラ対
7e    ピックアップローラ
14    レジストセンサ
17    制御手段
19    給紙トレイ
21    斜行補正装置
23    給紙クラッチ
24    メインモータ
34    基板
35a   二次転写クラッチ
100   カラー画像形成装置
100A  装置本体
101   プロセスユニット
S     シート

Claims (6)

  1. 像担持体上に形成されたトナー画像を中間転写体上に転写した後、二次転写部にて前記中間転写体上のトナー画像をシートに転写する画像形成装置において、
    前記シートをシート収納部から送り出すシート給送手段と、
    前記シート給送手段により送り出されたシートを前記二次転写部に搬送するシート搬送手段と、
    前記像担持体及び中間転写体を駆動する駆動手段と、
    前記シート給送手段及び前記シート搬送手段に駆動力を伝達するクラッチ手段と、
    を備え、
    前記シート給送手段及び前記シート搬送手段に該クラッチ手段を介して該駆動手段からの駆動力を伝達することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート搬送手段のシート搬送方向下流側に設けられ、前記シートの通過を検知するシート検知手段と、
    前記クラッチ手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記シート検知手段により前記シートを検知してから所定時間経過後に前記シート給送手段及びシート搬送手段を停止させ、前記中間転写体上に形成されたトナー画像の先端位置に合せて前記シート給送手段及びシート搬送手段による前記シートの前記二次転写部への給送を再開させるよう前記クラッチ手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記シート搬送手段のシート搬送方向上流側に前記シートの斜行を補正する斜行補正手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体に接離可能に設けられ、前記中間転写体上のトナー画像を前記シートに二次転写する二次転写手段と、
    前記中間転写体に接離可能に設けられ、前記トナー画像を二次転写した後の中間転写体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング手段と、
    前記二次転写手段及び前記クリーニング手段を前記中間転写体に当接、或は離間させる移動手段と、
    前記制御手段により制御されると共に、前記駆動手段により駆動され、かつ前記二次転写手段及び前記クリーニング手段に該駆動手段からの駆動力を伝達する他のクラッチ手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記クラッチ及び前記他のクラッチを、前記駆動手段が画像形成時にトルク変動を受けないタイミングで作動させることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動手段の駆動を前記像担持体及び中間転写体に伝達する駆動系と、
    前記駆動手段からの駆動を前記クラッチを介して前記シート給送手段及びシート搬送手段に伝達する駆動系と、
    前記駆動手段からの駆動を前記他のクラッチを介して前記二次転写手段及び前記クリーニング手段に伝達する駆動系と、
    を備え、
    前記クラッチと、前記他のクラッチと、前記各駆動系を同一基板上に配置し、かつ前記同一基板を装置本体に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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