JP2007206116A - 中間転写ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2次転写ローラを中間転写ベルトに対して接離させるべく、中間転写ユニットの前端側と後端側とに配設された前後の接離カムの位相を高い精度で、簡単に合わせることができる中間転写ユニットを提供する。
【解決手段】駆動ローラ19の駆動ローラシャフト19aに対して後の接離カム51を回転自在に取り付ける。このとき、治具70の治具孔71を駆動ローラシャフト19aに嵌合させ、さらにピン73を、後の接離カム51の貫通孔h3及び中間転写ハウジング50の後の壁部50Aの貫通孔h1に挿入することで、中間転写ハウジング50に対して、後の接離カム51を高い精度で取り付けることができる。前の接離カムについても同様とすることで、前後の接離カム51等の位相を合わせる。
【選択図】図5

Description

本発明は、像担持体から1次転写されたトナー像をシート材に2次転写する中間転写ユニット、及びこれを備えた画像形成装置に関し、詳しくは、中間転写ベルトに対して2次転写ローラを接離させる2個の接離カムの位相を、簡単に、しかも高い精度で合わせることができる中間転写ユニット、及びこれを備えた画像形成装置に係る。
中間転写ベルトを使用した4色フルカラーの画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、像担持体(例えば、感光ドラム)上に形成したトナー像を中間転写ベルト上に1次転写する工程を、4色のトナー像について順次に繰り返して、中間転写ベルト上で4色のトナー像を重ね合わせる。その後、これら4色のトナー像を、中間転写ベルトからシート材に一括で2次転写することで、シート材の表面に4色フルカラーのトナー像を形成する。
2次転写には、2次転写ローラが使用される。2次転写ローラによってシート材を裏面側から中間転写ベルトの表面に押し付け、さらに2次転写ローラに2次転写バイアスを印加することで、中間転写ベルト上の4色のトナー像をシート材の表面に2次転写する。
2次転写ローラは、中間転写ベルト上のトナー像の2次転写時に中間転写ベルトに当接され、これ以外は、中間転写ベルトから離間される。上述のように、中間転写ベルトは各色のトナー像が順次に1次転写されるため、例えば、第1色から第3色のトナー像が2次転写部を通過する際に、2次転写ローラが中間転写ベルトに当接されていると、中間転写ベルト上のトナー像を乱してしまうからである。したがって、適宜なタイミングで、中間転写ベルトに対し2次転写ローラを接離させることが必要になる。
2次転写ローラを接離させるための構成が、特許文献1に開示されている。このものは、接離カムの回転により、アームを揺動させ、これにより、中間転写ベルトに対して2次転写ローラを接離させるものである。
特開2002−268410号公報
しかしながら、特許文献1によると、接離カムが2次転写ローラの長手方向の一方の端部にしか配設されていないため、2次転写ローラを中間転写ベルトに当接させたときの当接圧が2次転写ローラの長手方向の一方の端部近傍と他方の端部近傍とで異なるおそれがある。つまり、帯状の2次転写ニップのニップ幅が、長手方向の位置によって異なるおそれがある。このため、2次転写不良やシート材の斜行が発生するという問題がある。
この問題は、同様の接離カムを、2次転写ローラの他方の端部にも配設することで解消される。ところが、この場合には、2個の接離カムの位相を合わせるのが難しいという問題がある。この問題は、特に、画像形成装置本体に対して着脱自在な中間転写ユニットを使用し、中間転写ユニット側に2個の接離カムを設ける場合に顕著となる。例えば、中間転写ユニットの出荷時には、工場において2個の接離カムの位相を精度よく合わせることができたとしても、サービスマンが、画像形成装置が設置された現場で、2個の接離カムの位相を合わせることは困難である。なお、2個の接離カムの位相が合わない場合には、上述と同様の問題、すなわち、2次転写不良やシート材の斜行が発生するという問題がある。
本発明の目的は、中間転写ユニット側に配設された2個の接離カムの位相を、高い精度で、しかも簡単に合わせることができるようにした中間転写ユニット、及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、画像形成装置本体の転写部に装着されて、前記画像形成装置本体の像担持体から1次転写されたトナー像をシート材に2次転写する、着脱可能な中間転写ユニットに関するものである。この発明に係る中間転写ユニットは、複数のローラと、前記複数のローラの長手方向の一方の端部を回転自在に支持する第1壁部と他方の端部を回転自在に支持する第2壁部と前記第1壁部及び前記第2壁部を連結する連結部とを有する中間転写ハウジングと、前記複数のローラに掛け渡されて無端移動するとともに、接離可能な2次転写ローラが当接されることで前記2次転写ローラとの間に帯状の2次転写ニップを形成する中間転写ベルトと、前記中間転写ハウジングの前記第1壁部側に配設された第1接離カムと前記第2壁部側に配設された第2接離カムとを有し、前記第1接離カム及び前記第2接離カムとによって、前記中間転写ベルトに対し前記2次転写ローラを接離させる接離手段と、前記転写部に対する装着状態において、前記画像形成装置本体側の駆動手段に連結されて前記接離手段に動力を伝達する伝達手段と、を備え、前記第1壁部は第1レジストマークを有し、前記第2壁部は第2レジストマークを有し、前記第1接離カムは、前記中間転写ハウジングに対する組み付け時に前記第1レジストマークに合わされるレジストマークであって、このレジストマークを合わせることで前記中間転写ハウジングに対する前記第1接離カムの位置決めを可能にする第3レジストマークを有し、前記第2接離カムは、前記中間転写ハウジングに対する組み付け時に前記第2レジストマークに合わされるレジストマークであって、このレジストマークを合わせることで前記中間転写ハウジングに対する前記第2接離カムの位置決めを可能にする第4レジストマークを有し、前記第1レジストマーク、前記第2レジストマーク、前記第3レジストマーク、及び前記第4レジストマークが、前記第1レジストマークに前記第3レジストマークを合わせ、かつ前記第2レジストマークに前記第4レジストマークを合わせることで、前記中間転写ハウジングを介して前記第1接離カムと前記第2接離カムとの位相が合うような位置に設けられている、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る中間転写ユニットにおいて、前記第1レジストマーク、前記第2レジストマーク、前記第3レジストマーク、及び前記第4レジストマークが凹状部によって形成されている、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る中間転写ユニットにおいて、前記凹状部が前記2次転写ローラの長手方向に沿った貫通孔である、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に係る中間転写ユニットにおいて、前記中間転写ベルトが掛け渡される前記複数のローラのうちの1本が、前記転写2次転写ローラとの間に前記中間転写ベルトを挟み込む2次転写対向ローラであり、前記第1接離カム及び前記第2接離カムが、前記2次転写対向ローラの軸に対して回転自在に取り付けられている、ことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る中間転写ユニットにおいて、前記2次転写対向ローラが、前記中間転写ベルトを無端移動させる駆動ローラである、ことを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に係る中間転写ユニットにおいて、前記伝達手段は、前記転写部に対する装着状態において、前記画像形成装置本体側の前記駆動手段に接続されて、前記駆動手段と前記第1接離カム及び前記第2接離カムとの位相を合わせるカップリングを有する、ことを特徴としている。
請求項7に係る発明は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体の転写部に装着されて、前記画像形成装置本体の像担持体から1次転写されたトナー像をシート材に2次転写する着脱可能な中間転写ユニットと、を備えた画像形成装置に関するものである。この発明に係る画像形成装置は、前記中間転写ユニットが、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の中間転写ユニットである、ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、中間転写ハウジングの第1壁部側の第1接離カムと第2壁部側の第2離カムとによって2次転写ローラを中間転写ベルトに対して接離させることができる。さらに、第1壁部の第1レジストマークに第1接離カムの第3レジストマークを合わせ、かつ第2壁部の第2レジストマークに第2接離カムの第4レジストマークを合わせることで、第1接離カムと第2接離カムの位相を比較的簡単に精度よく合わせることでできる。そして、中間転写ユニットを画像形成装置本体の転写部に装着し、画像形成装置本体側の駆動手段を駆動すると、その回転は中間転写ユニットの伝達手段を介して第1接離カム及び第2接離カムに伝達される。この際、第1接離カムと第2接離カムとの位相が高い精度で合わされているので、中間転写ベルトに対する2次転写ローラの接離のタイミングや、当接時の2次転写ニップのニップ幅が、2次転写ローラの一方の端部近傍と他方の端部近傍とで同じになる。したがって、転写不良やシート材の斜行を防止することができる。
請求項2の発明によれば、第1〜第4レジストマークが凹状部によって形成されているので、第1レジストマークと第3レジストマークとに共通の位相合わせようの部材(例えば、ピン状の部材)を当接させ、また、第2レジストマークと第4レジストマークとに共通の位相合わせようの部材を当接させることで、第1接離カムと第2接離カムとの位相を簡単に合わせることができる。
請求項3の発明によれば、第1〜第4レジストマークが貫通孔によって形成されているので、第1レジストマークと第3レジストマークとに共通の位相合わせようの部材(例えば、ピン状の部材)を挿入し、また、第2レジストマークと第4レジストマークとに共通の位相合わせようの部材を挿入することで、第1接離カムと第2接離カムとの位相を、一層、簡単に合わせることができる。
請求項4の発明によれば、第1接離カム及び第2接離カムが、2次転写ローラとの間で中間転写ベルトを挟み込む2次転写対向ローラの軸に対して回転自在に取り付けられているので、第1接離カム及び第2接離カムを取り付けるための専用の部材が不要となり、その分、構成を簡略化することができる。
請求項5の発明によれば、中間転写ベルトに対する2次転写ローラの接離に起因する中間転写ベルトの回転(走行)の乱れを小さくすることができる。すなわち、中間転写ベルトに対する2次転写ローラの接離は、中間転写ベルトの回転中に行われるために、その接離によって中間転写ベルトの走行抵抗が変動してベルトの走行が不均一になりがちである。そこで、2次転写対向ローラを駆動ローラにすることにより、中間転写ベルトにおける2次転写ローラが接離される部分に、駆動ローラにより直接、搬送力を付与することができるので、2次転写対向ローラ以外のローラを駆動ローラとした場合と比較して、中間転写ベルトの回転の乱れを最小限に抑制することができる。
請求項6の発明によれば、画像形成装置本体に対する中間転写ユニットの装着状態において画像形成装置本体側の駆動手段に接続されるカップリングを介して、画像形成装置本体側の駆動手段と、第1接離カム及び第2接離カムとの位相が合わされるので、これらの位相を合わせるための特別な手段が不要となる。
請求項7の発明によれば、画像形成装置において、中間転写ユニットが上述の中間転写ユニットであるので、画像形成装置全体として、上述と同様の効果を挙げることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。
<実施形態1>
まず、本発明に係る画像形成装置10の構成及び動作の概略を説明し、その後、本発明に係る中間転写ユニット20について詳述する。なお、画像形成装置10としては、複写機,プリンタ,ファクシミリ,及びこれらの複合機等がある。
図1,図2に本発明に係る画像形成装置10を示す。このうち図1は、画像形成装置10全体の概観を示す図であり、前方右斜め上方から見た斜視図である。ここで、以下の説明においては、特にことわらない限り、同図中の右上に矢印で示す方向を、それぞれ画像形成装置10の前後左右上下とする。また、図2は、画像形成装置10を、図1中の矢印A方向(前側)から見たときの縦断面図を模式的に示す図である。また、同図は、画像形成装置本体Mの所定の位置(転写部T)に中間転写ユニット20が装着された状態を示している。これらの図に示す画像形成装置10は、電子写真方式、中間転写方式の4色フルカラーの画像形成装置(プリンタ)であり、中間転写ユニット20が、画像形成装置本体Mに対して着脱自在に構成されている。ここで、画像形成装置本体Mとは、画像形成装置10全体から中間転写ユニット20を除いた部分を指すものとする。
図2に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体Mのほぼ中央に、像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)11が配設されている。感光ドラム11は、駆動手段(不図示)によって矢印R11方向に回転駆動され、その表面(外周面)が帯電ローラ12によって所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム11の表面は、レーザスキャナ等の露光装置13によって画像情報に基づく露光Lが行われ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。
静電潜像は、現像装置14によって現像される。現像装置14は、回転可能なロータリ14aと、このロータリ14aに搭載された4個の現像器、すなわち第1色目のイエロー(Y),第2色目のマゼンタ(M),第3色目のシアン(C),第4色目のブラック(K)の現像器14Y,14M,14C,14Kを有している。現像装置14は、感光ドラム11の表面に形成された静電潜像の現像に供される現像器、図2の例では第1色目のイエローの現像器14Yが、ロータリ14aの矢印R14方向の回転によって、感光ドラム11の表面に対向する現像位置に配置される。現像位置に配置されたイエローの現像器14Yは、感光ドラム11の表面の静電潜像にイエローのトナーを付着させてイエローのトナー像として現像する。
このイエローのトナー像は、中間転写ベルト15に転写される。中間転写ベルト15は、無端状(エンドレス)に形成されていて、4本のローラ、すなわちテンションローラ16、1次転写ローラ17、ガイドローラ18、駆動ローラ19に掛け渡されている。本実施形態では、駆動ローラ19は、後述の2次転写ローラ22との間に中間転写ベルト15を挟み込む2次転写対向ローラとなっている。中間転写ベルト15は、その裏面側から1次転写ローラ17によって感光ドラム11に押圧されており、これにより感光ドラム11と中間転写ベルト15との間には、前後方向(中間転写ベルト15の移動方向に向かって左右方向)に長い帯状の1次転写ニップN1が形成されている。中間転写ベルト15は、駆動ローラ19が駆動手段(不図示)により、矢印R19方向に駆動回転されるのに伴って、矢印R15方向に回転(無端移動)する。上述の感光ドラム11の表面に形成されたイエローのトナー像は、1次転写ローラ17に1次転写バイアスが印加されることで、1次転写ニップN1において、中間転写ベルト15の表面に1次転写されて担持される。
なお、上述の中間転写ベルト15、テンションローラ16、1次転写ローラ17、ガイドローラ18、駆動ローラ19等は、後述する中間転写ハウジング50に組み込まれて、全体として中間転写ユニット20を構成している。この中間転写ユニット20は、ユニット単位で、画像形成装置本体Mに対して着脱されるようになっている。中間転写ユニット20については、後に詳述する。
トナー像の1次転写後の感光ドラム11は、1次転写残トナー、すなわち1次転写時に中間転写ベルト15に転写されないで感光ドラム11の表面に残ったトナーがクリーニング装置21によって除去され、その後、第2色目のマゼンタの画像形成に供される。
上述の画像形成プロセス、すなわち帯電、露光、現像、1次転写、クリーニングの一連のプロセスが、イエロー以外の残りの3色であるマゼンタ,シアン,ブラックについても順次に行われて、中間転写ベルト15の表面にイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色のトナー像が重ね合わされた状態で担持される。
中間転写ベルト15の表面への4色のトナー像の1次転写が終了すると、これらのトナー像は、画像形成装置本体Mの下部に配設されている給紙カセット23から搬送されてくるシート材Pに転写される。シート材Pは、給紙カセット23に収納されていて、給紙ローラ24、給送ローラ25、リタードローラ26によって1枚ずつ給紙され、さらに、大径ローラ27、搬送ローラ28,29等によって、停止中のレジストローラ対30に搬送されて、斜行が矯正される。シート材Pはその後、中間転写ベルト15の表面の4色のトナー像にタイミングを合わせてレジストローラ対30が回転することで、2次転写ニップN2に供給される。こうして2次転写ニップN2に供給されたシート材Pに対して、2次転写ローラ22に2次転写バイアスが印加されることにより、4色のトナー像が一括で2次転写される。
なお、2次転写ローラ22は、後述するように、中間転写ベルト15に対して接離される。中間転写ベルト15の表面に担持された4色のトナー像をシート材Pに2次転写する際には、中間転写ベルト15に当接されて中間転写ベルト15との間に前後方向(中間転写ベルト15のベルト幅方向)に長い帯状の2次転写ニップN2を形成し、それ以外は離間されて2次転写ニップN2を解除するようになっている。
トナー像の2次転写後の中間転写ベルト15は、シート材Pに転写されないで表面に残ったトナー(2次転写残トナー)が、ベルトクリーナ31によって除去され、次のトナー像の1次転写及び2次転写に供される。
一方、トナー像の2次転写後のシート材Pは、定着装置32に搬送され、ここで定着ローラ33及び加圧ローラ34によって加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後のシート材Pは、搬送ローラ35,36、切換えフラッパ38、搬送ローラ対40、排出ローラ対41によって、画像形成装置本体Mの上面の排紙トレイ42に排出される。以上で、1枚のシート材Pの片面(表面)に対する4色フルカラーの画像形成が終了する。
これに対し、シート材Pの両面(表面及び裏面)に画像形成を行う場合には、表面にトナー像が定着されたシート材Pは、その後端が搬送ローラ35,36を通過した時点で、切換えフラッパ38が切り換えられ、さらに搬送ローラ40が逆転され、搬送ローラ36,37が回転されることにより、再給紙パス43に導かれて表裏反転される。そして、再給紙ローラ対44、再搬送ローラ対45によって、上述のレジストローラ対30に搬送され、表面の場合と同様にして裏面にトナー像が2次転写され、さらに定着された後、排紙トレイ42に排出される。以上で、1枚のシート材Pの両面に対する4色フルカラーの画像形成が終了する。
なお、画像形成装置本体Mの右側の大径ローラ27の上方には、手差し給紙を行う際に使用される手差し給紙ローラ46が配設されている。手差し給紙時には、図1に示す右カバー47を開放すると、その上面が手差し給紙トレイとなる。また、中間転写ユニット20の上方には、トナー補給容器48が配設されている。トナー補給容器48は、現像装置4の各色の現像器14Y,14M,14C,14Kに補給される各色のトナーがそれぞれ個別に収納されている。これら各色のトナーは、必要に応じて、トナー補給装置49により各色の現像器14Y,14M,14C,14Kに補給されるようになっている。
以上で、画像形成装置10全体の構成及び動作の概略の説明を終える。
次に、図3〜図10を参照して、本発明に係る中間転写ユニット20について説明する。
上述構成の画像形成装置10においては、中間転写ユニット20は、画像形成装置本体Mに対して着脱可能に構成されている。図2では、中間転写ユニット20が画像形成装置本体Mの所定の位置である転写部Tに装着されて位置決めされた状態を示している。画像形成装置本体M側の配設されている2次転写ローラ22は、この装着状態の中間転写ベルト15に対して接離される。
2次転写ローラ22は、中間転写ベルト15の表面に担持された4色のトナー像がシート材Pに一括で2次転写される場合に、中間転写ベルト15に当接され、これ以外の場合は離間される。当接された状態においては、中間転写ベルト15と2次転写ローラ22との間には、前後方向(シート材Pの搬送方向に向かって左右方向)に長い帯状の所定幅の2次転写ニップN2が形成される。
本実施形態では、中間転写ベルト15に対する2次転写ローラ22の当接及び離間は、後に詳述するように、中間転写ユニット20側の中間転写ハウジング50に配設された接離手段としての後の接離カム(第1接離カム)51と前の接離カム(第2接離カム)52によって行われる。このうち後の接離カム51は、後述するように、2次転写ローラ22の後側(奥側)の端部(一方の端部)を接離させる。これに対し、前の接離カム52は、2次転写ローラ22の前側(手前側)の端部(他方の端部)を接離させるようになっている。このため、後の接離カム51と前の接離カム52(以下適宜「前後の接離カム51,52」という。)との位相を精度よく合わせることが肝要である。この位相が合わない場合には、2次転写ローラ22の前側と後側とで、中間転写ベルト15に対する接離タイミングがずれたり、また中間転写ベルト15に対する当接時の2次転写ニップN2のニップ圧が前側と後側とで異なってニップ幅が異なったりする。このような場合には、2次転写不良やシート材Pの斜行が発生してしまう。なお、前後の接離カム51,52の位相のずれは、画像形成装置10の工場出荷時ばかりではなく、サービスマンによる、前後の接離カム51,52の交換時や、前後の接離カム51,52を取り外してのメンテナンス時等に特に問題になる。
そこで、本発明では、中間転写ユニット20の前後の接離カム51,52の位相を精度よく、しかも簡単に合わせることができるようにした。
図3〜図10を参照して、この点について詳述する。ここで、図3は、中間転写ユニット20の後の壁部(第1壁部)50Aを2次転写ローラ22側の斜め上方から見た斜視図である。また図4〜図6は、ほぼ同方向から見た図であり、後の接離カム51の構成及びその組み付け方法を説明する図である。なお、図4〜図6においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。図7は、中間転写ユニット20の前の壁部(第2壁部)50Bを2次転写ローラ22側の斜め上方から見た斜視図である。また、図8〜図10は、ほぼ同方向から見た図であり、前の接離カム52の構成及びその組み付け方法を説明する図である。なお、図8〜図10においても、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
図3,図7を参照して、中間転写ユニット20全体の構成を説明する。これらの図に示すように、中間転写ユニット20は、上述の中間転写ベルト15が掛け渡されるテンションローラ16、1次転写ローラ17、ガイドローラ18、駆動ローラ19等を回転自在に支持する中間転写ハウジング50を備えている。
中間転写ハウジング50は、第1壁部としての後の壁部50Aと、第2壁部としての前の壁部50Bと、これらを連結する連結部50C(図4,図8参照)とを有している。図4に示すように、後の壁部50Aには、透孔50a,50b,50c、前方に向けて突設されたボス50d,50e、ばね取付け部50f等が形成されている。このうち透孔50a,50b,50cは、それぞれ軸受(不図示)を介して、駆動ローラ19、後述の伝達シャフト53(図3参照)、ガイドローラ18のそれぞれの後端側(一方の端部)を回転自在に支持するものである。また、ボス50dは後述のアイドルギヤ54を、ボス50eは、駆動ギヤ55をそれぞれ回転自在に支持するものである。さらに、ばね取付け部50fには、後の1次転写ばね56(図3参照)としての圧縮ばねの基端部が取り付けられる。一方、図8に示すように、前の壁部50Bには、透孔50g,50h,50i、ばね取付け部50f等が形成されている。このうち透孔50g,50h,50iは、上述の後の壁部50A側の透孔50a,50b,50cに対応する位置に設けられていて、それぞれ軸受(不図示)を介して、駆動ローラ19、伝達シャフト53、ガイドローラ18の前端側(他方の端部)を回転自在に支持するものである。ばね取付け部50fには、上述の後の壁部50A側の後の1次転写ばね56と同様の、前の1次転写ばね56の基端部が取付けられる。
図3中の左端側には後のテンションばね(圧縮ばね)57が配設され、また、図7中の右端側には前のテンションばね(圧縮ばね)57が配設されている。これら前後のテンションばね57,57は、それぞれテンションローラ16(図2参照)の後端側及び前端側を、中間転写ベルト15の張り側(図2中の右斜め上方)に付勢して中間転写ベルト15に張力を付与している。
図3,図7に示すように、ガイドローラ18は、中間転写ベルト15が掛け渡されるローラ部分の中心を前後方向に貫通するガイドローラシャフト18aを有している。このガイドローラシャフト18aの後端側には図3に示すように、後の1次転写アーム58の基端部が揺動自在に支持され、また前端側には図7に示すように、前の1次転写アーム58の基端部が揺動自在に支持されている。前後の1次転写アーム58,58は、それぞれの先端部において、1次転写ローラ17を前後に貫通する1次転写ローラシャフト17aを回転自在に支持している。また、1次転写ローラシャフト17aにおける前後の1次転写アーム58,58のすぐ内側には、それぞれ中間転写ハウジング50の後の壁部50A及び前の壁部50Bに形成されたガイド部50j,50jによってほぼ上下方向に移動可能にガイドされる前後の1次転写軸受60,60が配設されている。なお、前後の1次転写軸受60,60は、前後の1次転写アーム58,58による1次転写ローラ18の揺動動作を許容するため、それぞれのガイド部50j,50jとの間に前後方向に適宜な余裕が設けてある。この前後の1次転写軸受60,60は、前述のばね取付け部50f,50fに下端を取り付けられた1次転写ばね56,56によって上方に付勢されている。また1次転写ローラシャフト17aにおける前後の1次転写軸受60,60の内側には、それぞれ前後の1次転写コロ61,61が配設されている。このように、1次転写ローラ17は、1次転写アーム58,58により、ガイドローラシャフト18aを中心として揺動可能に支持されるとともに、1次転写軸受60,60を介して1次転写ばね56,56によって感光ドラム11に向けて付勢されて中間転写ベルト15を感光ドラム11の表面に当接させている。この当接により、感光ドラム11と中間転写ベルト15との間に前後方向(中間転写ベルト15の回転方向に向かって左右方向)に長い帯状の1次転写ニップN1(図2参照)が形成される。この際、感光ドラム11の表面の前端側及び後端側の非画像形成部(トナー像が形成されない部分)に1次転写コロ61,61を突き当てることにより、感光ドラム11に対する中間転写ベルト15の当接圧を、1次転写ニップN1の前側と後側とで一定にして、ニップ幅が同じになるようにしている。これによりトナー像の1次転写不良や、中間転写ベルト15のベルト幅方向の偏りを防止するようにしている。
図3,図7に示すように、駆動ローラ19は、中間転写ベルト15が掛け渡されるローラ部分の中心を前後方向に貫通する駆動ローラシャフト19aを有している。駆動ローラ19は、ローラ部分と駆動ローラシャフト19aとが一体になって回転する。駆動ローラシャフト19aにおける後端側には後の接離カム51が、また前端側には前の接離カム52が取り付けられている。これら前後の接離カム51,52は、駆動ローラシャフト19aに対して回転自在に取り付けられている。つまり、前後の接離カム51,52の回転動作は、駆動ローラ19あるいは駆動ローラシャフト19aの回転とは独立に行うことができるようになっている。なお、前述のように前後の接離カム51,52は、相互の位相を高い精度で合わせる必要があるが、この点については後に詳述する。
前後の接離カム51,52は、それぞれ偏心カム部51a,52aと、ギヤ部51b,52bと、リブ部51c,52cとが一体に構成されていて、後述するように、画像形成装置本体M側の駆動手段(不図示)からの動力が伝達手段62(図3参照)を介してギヤ部51b,52bに入力される。なお、前後の接離カム51,52については、伝達手段62を説明した後に詳述する。
図7に示すように、伝達手段62は、回転が伝達される際の上流側から順に配設された、カップリング63、タイミングベルト64、上述の駆動ギヤ55及びアイドルギヤ54、後の伝達ギヤ65、上述の伝達シャフト53、後の伝達ギヤ66等によって構成されている。このうちカップリング63は、画像形成装置本体M側の駆動手段に連結されるカップリング部63aと、このカップリング部63aと一体回転するカム入力プーリ63bとを有している。駆動ギヤ55は、ギヤ部55aとカム出力プーリ55bとが一体に形成されていて、上述のボス部55aによって回転自在に支持されている。タイミングベルト64は、上述のカム入力プーリ63bとカム出力プーリ55bとの間にかけ渡されている。駆動ギヤ55のギヤ部55aには、上述のボス部55dによって回転自在に支持されたアイドルギヤ54が噛合され、このアイドルギヤ54は、さらに後の伝達ギヤ65に噛合されている。後の伝達ギヤ65は、伝達シャフト53の後端側に取り付けられている。伝達シャフト53は、後端側が図4に示す後の壁部50Aの透孔50bにより軸受(不図示)を介して回転自在に支持され、また、前端側が図に示す前の透孔50hにより軸受(不図示)を介して回転自在に支持されている。伝達シャフト53の後端部及び前端部には、それぞれ周方向の同じ部分が切り欠かれたDカット部53a,53bが設けられている。前後の伝達ギヤ65,66は、後の伝達ギヤ65が後端部のDカット部53aに取り付けられ、また前の伝達ギヤ66が前のDカット部53bに取り付けられることで、相互の位相が精度よく合わされている。そして、後の接離ギヤ51は、後述するようにそのギヤ部51bが、後の伝達ギヤ65に噛合され、一方、前の接離ギヤ52は、そのギヤ部52bが、前の伝達ギヤ66に噛合されている。
上述の伝達手段62は、中間転写ユニット20が画像形成装置本体Mの所定の位置である転写部T(図2参照)に装着されると、カップリング63が画像形成装置本体M側の駆動手段に所定の位相を持って接続される。そして、駆動手段の回転がカップリング63に伝達されると、その回転は、カム入力プーリ63b、タイミングベルト64、カム出力プーリ55b、ギヤ部55a、アイドルギヤ54、後の伝達ギヤ65を介して、後の接離カム51のギヤ部51bに伝達される。さらに、後の伝達ギヤ65の回転は、伝達シャフト53を介して前の伝達ギヤ66に伝達され、この回転が前の接離カム52のギヤ部52bに伝達されるようになっている。
ここで、前後の接離カム51,52によって接離される2次転写ローラ22について説明する。2次転写ローラ22は、上述の駆動ローラ19との間に中間転写ベルト15を挟み込むローラ部22aと、このローラ部22aの中心を前後方向に貫通する2次転写ローラシャフト22bとを有している。2次転写ローラシャフト22bは、その後端側が図3に示すように、後の2次転写アーム67の先端部によって回転自在に支持され、また先端側が図7に示すように、前の2次転写アーム67によって回転自在に支持されている。これら前後の転写アーム67は、基端部に透孔67a,67aが形成されていて、これら透孔67a,67aは、画像形成装置本体M側の軸(不図示)によって回転自在に支持されている。つまり、2次転写ローラ22は、前後の2次転写アーム67,67によって揺動自在に支持されている。
さらに、前後の2次転写アーム67のそれぞれの内側には、上述の1次転写軸受60,60と同様の2次転写軸受(不図示)が配設されている。これら2次転写軸受は、2次転写ローラシャフト22bの前後の端部をそれぞれ回転自在に支持するとともに、付勢手段(不図示)によって中間転写ベルト15側に付勢されている。この付勢によって、前後の2次転写アーム67は、常時、前後の接離カム51,52の偏心カム部51a,52aに当接されている。そして、2次転写ローラ22は、前後の接離カム51,52の回転角度に応じて、中間転写ベルト15の表面に当接されて帯状の2次転写ニップN2を形成したり、また中間転写ベルト15から離間されたりするようになっている。
図3に示すように、後の2次転写アーム67には、センサフラグ68が一体的に設けてある。また、図11(a),(b)に示すように、センサフラグ68の下方には、2次転写ローラ22の接離を検知するための検知センサ84が配設されている。この検知センサ84は、発光部85と受光部86とが対向するように配置されていて、両者間に形成され手いる光路が通ったり、遮断されたりすることで、中間転写ベルト15に対する2次転写ローラ22の接離を検知するものである。すなわち、図11(a)に示すように、接離カム51の当接面51dが2次転写アーム67に当接している場合には、2次転写ローラ22が中間転写ベルト15に当接されていて、この場合には、センサフラグ68は、検知センサ84の光路を遮断しない。一方、(b)に示すように、接離カム51の離間面51eが2次転写アーム67に当接している場合には、2次転写ローラ22が中間転写ベルト15から離間されていて、この場合には、センサフラグ68が、検知センサ84の光路を遮断して検知信号を出力するようになっている。この検知センサ84の出力信号に基づいて、画像形成装置本体M側の駆動手段と、前後の接離カム51,52との同期が取られるようになっている。
ここで、本実施形態では、前後に2次転写アーム67,67に対して、常時、前後の接離カム51,52を当接させることで、駆動ローラシャフト19aの中心軸と、2次転写ローラ22の2次転写ローラシャフト22bの中心軸との距離を精度よく保持するようにしている。つまり、2次転写ローラ22を中間転写ベルト15表面に当接させて2次転写ニップN2を形成する際も、付勢部材の付勢力のみに依存するのではなく、前後の接離カム51,52で、2次転写ローラシャフト22bを介して2次転写ローラ22の位置を規制して、2次転写ニップN2における2次転写ローラ22の当接圧が、2次転写ニップN2の長手方向でぱらつかないようにしている。なお、図7に示すように、2次転写ローラシャフト22bの前端には、Dカット部22cが形成されていて、2次転写ローラ22は、このDカット部22cに嵌合された駆動ギヤ(不図示)を介して、画像形成装置本体M側の駆動手段によって回転駆動される。2次転写ローラ22の周速度は、中間転写ベルト15の回転速度よりも、5%程度速く設定されている。
つづいて、前後の接離カム51,52の位相を合わせるための構成、及びその方法について説明する。
図4に示すように、中間転写ハウジング50の後の壁部50Aには、向かって右側(図2中では左側)の端部近傍に、上述の駆動ローラ19を軸受を介して支持するための透孔50aが穿設されていて、この透孔50aのさらに右側には、後の接離カム51の位相を合わせるための第1レジストマークとして貫通孔h1が穿設されている。この貫通孔h1は、後の壁部50Aを前後方向に貫通している。
後の接離カム51は、偏心カム部51aとギヤ部51bとリブ部51cとが一体に形成されている。偏心カム部51aは、ギヤ部51bの歯先円の直径よりも少し大径の円弧状の当接面51dと、この当接面51dの一方の端部から他方の端部に至る、当接面51dよりも大径の滑らかな曲面で形成された離間面51eとを有している。この当接面51dが2次転写アーム67に当接している間は、2次転写ローラ22が中間転写ベルト15に当接されて2次転写ニップN2が形成され、一方、離間面51eが2次転写アーム67に当接している場合は、2次転写ローラ22が中間転写ベルト15から離間されるようになっている。なお、前の接離カム51の1周(360度)に対する当接面51dの中心角度は、90〜120度程度に設定されている。これは、接離カム51の1周によって4色フルカラーの画像が形成されるため、中間転写ベルト15に転写された1色目から3色目までのトナー像が2次転写ローラ22を通過するまでは、2次転写ローラ22が中間転写ベルトから離間されていることに対応する。
図4に示すように、後の接離カム51のリブ部51cにおける、ギヤ部51bの右側には、前後の接離カム51,52の位相を合わせるための第3レジストマークとして貫通孔h3が穿設されている。この貫通孔h3は、リブ部51cを前後方向に貫通する向きに穿設されている。また、後の接離カム51には、ギヤ部51bの中心を前後方向に貫通する取付け孔51fが形成されている。この取付け孔51fは、前述の駆動ローラ19の駆動ローラシャフト19aの直径よりもわずかに大きく設定されていて、駆動ローラシャフト19aに対して接離カム51が円滑に回動できるようになっている。
図4に示すように、上述の離間面51eは、取付け孔51fの中心と当接面51dの中心とを結ぶ直線Lに対して、対称に形成することも可能であるが、本実施形態では、非対称に形成している。例えば、接離カム51が矢印R51方向に回転する場合、2次転写ローラ22は、2次転写アーム67に対する接離カム51の接触部が、当接面51dから離間面51eに移るときに移行部Aにおいて、当接から離間に移行する。逆に離間面51eから当接面51dに移るときに移行部Bにおいて、離間から当接に移行する。そして、例えば、当接から離間を比較的緩やかに行い、離間から当接を比較的速く行う。これは例えば、本実施形態では、中間転写ベルト15の回転速度に対して、2次転写ローラ22の周速度を5%程度速く設定しており、また2次転写ローラ22を離間させる際には、シート材Pの先端が既に定着装置32にかかっているため、離間時のショックを緩和すべく、比較的緩やかに離間させる。これに対して、当接させる際にはこのようなことはないので、比較的速く当接させることが可能である。
上述の中間転写ハウジング50の後の壁部50Aの貫通孔h1と、後の接離カム51のリブ部51cの貫通孔h3とは、直径が等しく、また駆動ローラシャフト19aの中心からの距離が等しくなる位置に設けられている。そして、中間転写ハウジング50に対する接離カム51の位置決めは、貫通孔h1に、貫通孔h3を合わせることで行われるようになっている。
本実施形態では、この位置決めは、簡単な治具を使用して行う。図5,図6にその治具70を示す。治具70は、駆動ローラシャフト19aに嵌合される治具孔71を有する治具本体72と、治具孔71の中心軸71aと平行に配置されたピン73とを有している。ピン73の直径は、上述の貫通孔h1,h3よりもわずかに小さく設定され、また治具孔71の中心軸71aからピン73の中心までの距離は、上述の駆動ローラシャフト19aの中心から貫通孔h1,h3までの距離と同じに設定されている。
したがって、中間転写ハウジング50に対する後の接離カム51の位置決めに際しては、治具本体72の治具孔71を駆動ローラシャフト19aに挿入しつつ、ピン73を後の接離カム51の貫通孔h3に挿入し、さらにピン73の先端側を中間転写ハウジング50側の貫通孔h1に挿入する。これにより、中間転写ハウジング50に対して、後の接離カム51を高い精度で位置決めすることができる。
以上では、中間転写ハウジング50に対する後の接離カム51の位置決めについて説明したが、中間転写ハウジング50に対する前の接離カム52の位置決めについてもほぼ同様である。
すなわち、図8に示すように、中間転写ハウジング50の前の壁部50Bに向かって左側(図2中でも左側)の端部近傍には、上述の駆動ローラ19を軸受を介して支持するための透孔50gが穿設されていて、この透孔50gのさらに斜め右下には、前の接離カム52の位相を合わせるための第3レジストマークとして貫通孔h2が穿設されている。この貫通孔h2は、前の壁部50Bを前後方向に貫通するとともに、外側の部分が半円筒状に形成されている。
前の接離カム52は、後の接離カム51と同様の、偏心カム部52aとギヤ部52bとリブ部52cとが一体に形成されている。偏心カム部52aは、後の接離カム51の偏心カム部51aと同様の、当接面52d、離間面52e、移行部A,Bを有している。前の接離カム52は、矢印R52方向に回転する。そして、2次転写ローラ22は、2次転写アーム67に対し、接離カム52の当接面52dが当接することで、中間転写ベルト15に当接し、移行部Aで当接から離間に移行し、離間面52eが当接することで、中間転写ベルト15から離間し、移行部Bで、離間から当接に移行する。上述の後の接離カム51と前の接離カム52とは、位相が合わされた取り付けられた場合には、それぞれの回転方向に沿っての偏心カム部51a,52aの形状が同じになっている。
図8中の接離カム52のリブ部52cにおける、ギヤ部52bの右側には、前後の接離カム51,52の位相を合わせるための第4レジストマークとして貫通孔h4が穿設されている。この貫通孔h4は、リブ部52cを前後方向に貫通する向きに穿設されている。また、前の接離カム52には、ギヤ部52bの中心を前後方向に貫通する取付け孔52fが形成されている。この取付け孔52fは、前述の駆動ローラシャフト19aの直径よりもわずかに大きく設定されていて、駆動ローラシャフト19aの前端側に対して前の接離カム52が円滑に回転できるようになっている。
上述の中間転写ハウジング50の前の壁部50Bの貫通孔h2と、前の接離カム52のリブ部52cの貫通孔h4とは、直径が等しく、また駆動ローラシャフト19aの中心からの距離が等しくなる位置に設けられている。そして、中間転写ハウジング50に対する接離カム52の位置決めは、貫通孔h2に、貫通孔h4を合わせることで行われるようになっている。
上述の貫通孔h2に対する貫通孔h4の位置合わせは、上述の治具70に類似した簡単な治具80を使用して行う。図9,図10にその治具80を示す。治具80は、駆動ローラシャフト19aに嵌合される治具穴81を有する治具本体82と、治具穴81の中心軸81aと平行に配置されたピン83とを有している。ピン83の直径は、上述の貫通孔h2,h4よりもわずかに小さく設定され、また治具穴81の中心軸81aからピン83の中心までの距離は、上述の駆動ローラシャフト19aの中心から貫通孔h2,h4までの距離と同じに設定されている。
したがって、中間転写ハウジング50に対する前の接離カム52の位置決めに際しては、治具本体82の治具穴81を駆動ローラシャフト19aに挿入しつつ、ピン83を前の接離カム52の貫通孔h4に挿入し、さらにピン83の先端側を中間転写ハウジング50側の貫通孔h2に挿入する。これにより、中間転写ハウジング50に対して、前の接離カム52を高い精度で位置決めすることができる。
本実施形態は、前後の接離カム51,52の位相を直接、合わせるのではなく、中間転写ハウジング50を介して間接的に合わせるようにしている。すなわち、駆動ローラ19の駆動ローラシャフト19aの後端側及び前端側を支持する、中間転写ハウジング50の後の壁部50Aの透孔50aの近傍、及び前の壁部50Bの透孔50gの近傍にそれぞれ位相を合わせるための貫通孔h1,h2を形成する。これら貫通孔h1,h2の位置は、駆動ローラシャフト19aの中心軸からの距離が等しいことを条件に、原理的には周方向の任意の位置に形成することが可能である。これは、貫通孔h1,h2を形成する箇所の近傍の形状や強度や、他の部材との干渉関係、前後の接離カム51,52側の貫通孔h3,h4の位置等に基づいて決定するとよい。例えば、先に中間転写ハウジング50側の貫通孔h1,h2の位置を決定しておき、前後の接離カム51,52側の貫通孔h3,h4をこれ合うような位置に設定する。ここで、合うような位置とは、後の接離カム51の貫通孔h3の位置を決定し、また前の接離カム52の貫通孔h4の位置を決定するに際し、後の壁部50Aの貫通孔h1に後の接離カム51の貫通孔h3を合わせ、かつ、前の壁部50Bの貫通孔h2に前の接離カム52の貫通孔h4を合わせたときに、前後の接離カム51,52の位相が高い精度で合うように、前後の接離カム51,52側の貫通孔h3,h4の位置を決定するものである。
本実施形態によると、上述のように、中間転写ハウジング50に対し、簡単な治具70,80を使用して、前後の接離カム51,52の位置決めを行うことで、前後の接離カム51,52の位相を、中間転写ハウジング50を介して、簡単にしかも高い精度で合わせることができる。このため、例えば、サービスマンが、画像形成装置10の設置先において、前後の接離カム51,52を交換したり、前後の接離カム51,52を外してメンテナンスを行ったりする場合に好適である。
ここで、本実施形態においては、中間転写ハウジング50に対して軸受とともに駆動ローラ19を組み込み、さらに前後の接離カム51,52を治具70,80により相互の位相を合わせ、この状態で、中間転写ハウジング50に伝達手段62を組み込む。まず、伝達シャフト53を中間転写ハウジング50の前後方向に貫通させる。伝達シャフト53は後端及び前端にDカット部53a,53bを有しているので、後の伝達ギヤ65を後のDカット部53aに嵌め、さらに後の接離カム51のギヤ部51bに噛合させる。この状態で、前の伝達ギヤを前端のDカット部53bに嵌めると、前後の伝達ギヤ65,66の位相が合い、前の伝達ギヤ66を前の接離カム52のギヤ部52bに噛合させることができる。このように、伝達シャフト53の後端及び前端のDカット部53a,53bに係合した後の伝達ギヤ65、前の伝達ギヤ66を、それぞれ治具70,80で位相を合わせた状態の後の接離カム51のギヤ部51b、前の接離カム52のギヤ部52bに噛合させることにより、前後の接離カム51,52の相互の位相を合わせるとともに、伝達手段62に対して、前後の接離カム51,52の位相も合わせることができる。
カップリング63を、後の壁部50Aのボス(不図示)に取り付ける。この際、別の軸を使用して、画像形成装置本体M側の駆動手段に対して、カップリング63の位相を合わせる。駆動ギヤ55をボス50eに回転自在に取り付け、カム入力プーリ63bとカム出力プーリ55bとの間に、タイミングベルト64を掛け渡す。つづいて、アイドルギヤ54を適宜に周方向に動かしながら、ボス50dに取り付け、後の伝達ギヤ65に噛合させ、さらに駆動ギヤ55に噛合させる。このアイドルギヤ54の取付け時には、前後の接離カム51,52、前後の伝達ギヤ65,66、カップリング63を不要に動かないようにしておき、駆動ギヤ55を適宜に回転させながら行う。以上により、前後の接離カム51,52相互の位相、及び画像形成装置本体M側の駆動手段に対する前後の接離カム51,52の位相を高い精度で合わせることができる。
以上構成の中間転写ユニット20は、図2に示すように、画像形成装置本体Mに装着されて転写部Tに位置決めされると、これに伴って、カップリング63が画像形成装置本体M側の駆動手段に対して位相が合った状態で接続される。これにより、カップリング63を含む伝達手段62によって回転される前後の接離カム51,52の動作タイミングと、画像形成装置本体M側の動作タイミング、例えば、感光ドラム11上にトナー像が形成されるタイミングや、中間転写ベルト15上にトナー像が転写されるタイミングや、シート材Pの搬送タイミングとが合わされる。
画像形成装置10による画像形成動作が開始されると、中間転写ユニット20においては、画像形成装置本体M側の駆動手段により、駆動ローラシャフト19aを介して駆動ローラ19が回転されるのに伴って、中間転写ベルト15が矢印R15方向に回転される。このとき、前後の接離カム51,52は、前述のように、駆動ローラシャフト19aに対しては回転自在に取り付けられているので、駆動ローラシャフト19aとは異なる動作をすることが可能である。画像形成装置本体Mの駆動手段の回転は、上述の駆動ローラ回転系とは、別の系統でカップリング63に伝達される。この回転は、カム入力プーリ63b、タイミングベルト64、カム出力ベルト55b、ギヤ部55a、アイドルギヤ54、後の伝達ギヤ65を介して後の接離カム51に伝達される。さらに、後の伝達ギヤ65に伝達された回転は、伝達シャフト53を介して前の伝達ギヤ66に伝達され、この前の伝達ギヤ66から前の接離カム52に伝達される。
前述のように、前後の接離カム51,52は、前後の伝達ギヤ65,66によって高い精度で位相が合わされているので、2次転写ローラ22は、後端側と先端側とが中間転写ベルト15に対して、同じタイミングで、かつ同じ量だけ接離される。そして、2次転写ローラ22は、中間転写ベルト15に当接されて中間転写ベルト15との間に前後方向に長い帯状の2次転写ニップN2を形成した際には、2次転写ニップN2は、長手方向のいずれの位置においても同じ当接圧となり、ニップ幅が一定となる。このため、当接圧が異なることに起因するに2次転写不良やシート材Pの斜行を有効に防止することができる。
上述においては、前後の接離カム51,52の位相を合わせる際に、治具70,80を用いたが、例えば、これらの治具70,80がなかった場合等には、一般的なピンを使用して位相を合わせることも可能である。一般的なピンを、後の接離カム51の貫通孔h3と中間転写ハウジング50の後の壁部50Aの貫通孔h1とに挿入する。また、同様に、別の一般的なピンを、前の接離カム52の貫通孔h4と前の壁部50Bの貫通孔h2に挿入する。これにより、中間転写ハウジング50を介して、前後の接離カム51,52の位相を合わせることが可能である。そして、この場合でも、上述とほぼ同等の効果を挙げることができる。
上述では、第1レジストマーク〜第4レジストマークがいずれも貫通孔によって構成される場合を例に説明した。本発明はこれに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、中間転写ハウジング50の後の壁部50A、前の壁部50Bにそれぞれ第1レジストマーク,第2レジストマークとして、それぞれ凹状部を形成し、また前後の接離カム51,52にも第3レジストマーク,第4レジストマークとして、それぞれ凹状部を形成する。そして、これらの凹状部をサービスマン等の目視によって合わせることで、前後の接離カム51,52の位相を合わせることも可能である。
また、上述では、2次転写ローラ22との間に中間転写ベルト15を挟み込む2次転写対向ローラが、駆動ローラ19である場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、2次転写対向ローラ以外に駆動ローラを設け、2次転写対向ローラを従動ローラにすることもできる。この場合でも、ほぼ上述と同様の作用効果を奏することができる。つまり、2次転写ローラが、駆動ローラであるか従動ローラであるかは、本発明の作用効果に大きな影響を与えるものではない。ただし、2次転写対向ローラが駆動ローラである場合には、前述のように、中間転写ベルト15に対する2次転写ローラ22の接離に起因する中間転写ベルト15の回転速度の変動を最小限に抑制することが可能となる。
さらにまた、上述では、前後の接離カムを2次転写対向ローラのシャフトに取り付ける例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、中間転写ハウジング50の後の壁部50Aに後の接離カム51を取り付けるための専用のボス(不図示)を突設し、一方、前の壁部50Bに前の接離カム52を取り付けるための専用のボス(不図示)を突設する。そして、これら専用のボスに前後の接離カム51,52を回転自在に取り付ける。また、中間転写ハウジング50を前後方向に貫通する専用のシャフト(不図示)を配設し、その後端に後の接離カム51を取り付け、前端に前の接離カム52を取り付けるようにしてもよい。ただし、これら専用のボスや専用のシャフトを使用する場合に比べて、上述では、駆動ローラ19の駆動シャフト19aを、前後の接離カム51,52を取り付けるためのシャフトとして兼用しているので、その分、構成を簡略化することができる。
本発明の中間転写ユニットは、画像形成装置としての複写機,プリンタ,ファクシミリ,及びこれらの複合機等の画像形成装置に使用する態様を例示したが、本発明は、中間転写ユニット以外のユニット、すなわちユニットの一方の端部と他方の端部とにそれぞれカムを配設し、これらのカムの位相を合わせることが必要なユニットに対しても広く適用することができる。
画像形成装置全体の概観を、前方斜め上方から見た斜視図である。 画像形成装置10を、図1中の矢印A方向(前側)から見たときの縦断面図を模式的に示す図である。 中間転写ユニットの後の壁部(第1壁部)を2次転写ローラ側の斜め上方から見た斜視図である。 中間転写ハウジングの後の壁部の貫通孔と、後の接離カムの貫通孔との位置関係を説明する斜視図である。 治具を使用して、中間転写ハウジングの後の壁部の貫通孔と、後の接離カムの貫通孔とを合わせるようすを説明する斜視図である。 治具を使用して、中間転写ハウジングの後の壁部の貫通孔と、後の接離カムの貫通孔とを合わせるようすを説明する斜視図である。 中間転写ユニットの前の壁部(第2壁部)を2次転写ローラ側の斜め上方から見た斜視図である。 中間転写ハウジングの前の壁部の貫通孔と、前の接離カムの貫通孔との位置関係を説明する斜視図である。 治具を使用して、中間転写ハウジングの前の壁部の貫通孔と、前の接離カムの貫通孔とを合わせるようすを説明する斜視図である。 治具を使用して、中間転写ハウジングの前の壁部の貫通孔と、前の接離カムの貫通孔とを合わせるようすを説明する斜視図である。 (a),(b)は、中間転写ベルトに対する2次転写ローラの接離を検知する検知センサの動作を説明する斜視図である。
符号の説明
10……画像形成装置、11……感光ドラム(像担持体)、15……中間転写ベルト、16……テンションローラ(ローラ)、17……1次転写ローラ(ローラ)、18……ガイドローラ(ローラ)、19……駆動ローラ(2次転写対向ローラ)、19a……駆動ローラシャフト(2次転写ローラの軸)、20……中間転写ユニット、22……2次転写ローラ、50……中間転写ハウジング、50A……後の壁部(第1壁部)、50B……前の壁部(第2壁部)、50C……連結部、51……後の接離カム(第1接離カム)、52……前の接離カム(第2接離カム)、62……伝達手段、63……カップリング、h1……貫通孔(凹状部、第1レジストマーク)、h2……貫通孔(凹状部、第2レジストマーク)、h3……貫通孔(凹状部、第3レジストマーク)、h4……貫通孔(凹状部、第4レジストマーク)、M……画像形成装置本体、N2……2次転写ニップ、P……シート材、T……転写部、

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体の転写部に装着されて、前記画像形成装置本体の像担持体から1次転写されたトナー像をシート材に2次転写する、着脱可能な中間転写ユニットにおいて、
    複数のローラと、
    前記複数のローラの長手方向の一方の端部を回転自在に支持する第1壁部と他方の端部を回転自在に支持する第2壁部と前記第1壁部及び前記第2壁部を連結する連結部とを有する中間転写ハウジングと、
    前記複数のローラに掛け渡されて無端移動するとともに、接離可能な2次転写ローラが当接されることで前記2次転写ローラとの間に帯状の2次転写ニップを形成する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ハウジングの前記第1壁部側に配設された第1接離カムと前記第2壁部側に配設された第2接離カムとを有し、前記第1接離カム及び前記第2接離カムとによって、前記中間転写ベルトに対し前記2次転写ローラを接離させる接離手段と、
    前記転写部に対する装着状態において、前記画像形成装置本体側の駆動手段に連結されて前記接離手段に動力を伝達する伝達手段と、を備え、
    前記第1壁部は第1レジストマークを有し、前記第2壁部は第2レジストマークを有し、
    前記第1接離カムは、前記中間転写ハウジングに対する組み付け時に前記第1レジストマークに合わされるレジストマークであって、このレジストマークを合わせることで前記中間転写ハウジングに対する前記第1接離カムの位置決めを可能にする第3レジストマークを有し、
    前記第2接離カムは、前記中間転写ハウジングに対する組み付け時に前記第2レジストマークに合わされるレジストマークであって、このレジストマークを合わせることで前記中間転写ハウジングに対する前記第2接離カムの位置決めを可能にする第4レジストマークを有し、
    前記第1レジストマーク、前記第2レジストマーク、前記第3レジストマーク、及び前記第4レジストマークが、前記第1レジストマークに前記第3レジストマークを合わせ、かつ前記第2レジストマークに前記第4レジストマークを合わせることで、前記中間転写ハウジングを介して前記第1接離カムと前記第2接離カムとの位相が合うような位置に設けられている、
    ことを特徴とする中間転写ユニット。
  2. 前記第1レジストマーク、前記第2レジストマーク、前記第3レジストマーク、及び前記第4レジストマークが凹状部によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中間転写ユニット。
  3. 前記凹状部が前記2次転写ローラの長手方向に沿った貫通孔である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の中間転写ユニット。
  4. 前記中間転写ベルトが掛け渡される前記複数のローラのうちの1本が、前記転写2次転写ローラとの間に前記中間転写ベルトを挟み込む2次転写対向ローラであり、前記第1接離カム及び前記第2接離カムが、前記2次転写対向ローラの軸に対して回転自在に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の中間転写ユニット。
  5. 前記2次転写対向ローラが、前記中間転写ベルトを無端移動させる駆動ローラである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の中間転写ユニット。
  6. 前記伝達手段は、前記転写部に対する装着状態において、前記画像形成装置本体側の前記駆動手段に接続されて、前記駆動手段と前記第1接離カム及び前記第2接離カムとの位相を合わせるカップリングを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中間転写ユニット。
  7. 画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体の転写部に装着されて、前記画像形成装置本体の像担持体から1次転写されたトナー像をシート材に2次転写する着脱可能な中間転写ユニットと、を備えた画像形成装置において、
    前記中間転写ユニットが、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の中間転写ユニットである、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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JP2015018134A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 富士ゼロックス株式会社 転写装置及び画像形成装置
WO2022163516A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジの組立方法

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