JP2004131425A - 皮膚洗浄料 - Google Patents
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Abstract
【構成】水酸基価が20から120であるグリセリン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする皮膚洗浄料
【効果】本発明は、水酸基価が20から120であるグリセリン脂肪酸エステルを含有する洗浄力と使用感に優れた皮膚洗浄料
【選択図】なし
【効果】本発明は、水酸基価が20から120であるグリセリン脂肪酸エステルを含有する洗浄力と使用感に優れた皮膚洗浄料
【選択図】なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は皮膚洗浄料、さらに詳細には洗浄効果が高く使用感に優れた皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の化粧品への要求の変化に伴って長時間化粧直しの不要なメークアップ化粧料が開発され、広く用いられている。一方でこれらの化粧崩れしにくい化粧料は、就寝前に落す際に落ちにくいという欠点を生じ、そのため洗浄力に優れた洗浄剤が要望される。
【0003】
これらの要望に対し、例えば特開昭63−122618号公報、特開平4−5213号公報、特開平7−215842号公報に特定の非イオン界面活性剤と水溶性成分等との組み合わせによる一相型あるいは二相型洗浄料が開示されている。また、特開平7−215840号公報、特開平7−215841号公報、特開平7−304630号公報、特開平7−291831号公報に特定の非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤等との組み合わせによる泡立つ洗浄料が開示されている。その他に、特開平9−59140号公報、特開平10−139627号公報にゲル状洗浄料が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、近年の含有油分が多いあるいは被膜剤を配合しているメークアップ化粧料に対し、洗浄性が十分でない、油性感が強く洗い流し後の感触が悪いなどの問題点があった。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者は係る問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定の幅をもつ水酸基価を有するグリセリン脂肪酸エステルを使用することによって上記要件を満たす優れた皮膚洗浄料が得られることを見出し本発明を完成した。
【0006】
以下本発明の構成について詳述する。本発明において用いられるグリセリン脂肪酸エステルは水酸基価が20から120、好ましくは30から100のものであり、グリセリン脂肪酸モノエステルを混合し水酸基価を調製したものは除く。水酸基価が20より小さい場合は水溶性物質との相溶性が悪くなり、120より大きい場合は洗浄性が悪くなる。
【0007】
グリセリン脂肪酸エステルは本発明の皮膚洗浄料の全組成に対し5から90重量%配合される。好ましくは10から80重量%である。5重量%以下では洗い落としが不充分になり90重量%を超える場合は使用感が悪くなる。
【0008】
本発明に用いられるポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ソルビトール、グルコース、等が挙げられる。
【0009】
本発明に係る皮膚洗浄料中には、上記成分の他に本発明の効果を損なわない範囲で化粧料に通常使用される成分を配合することができる。かかる成分としては流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、ジアルキルエーテル、動植物油、エステル油、ヘキシルドデシルアルコール、イソステアリン酸、オレイン酸、シリコーン等の流動油分、ラノリン、ワセリン、セレシン、カルナウバロウ、ホホバワックス、セチルアルコール、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸等の半固形・固形油分、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、粉体、水、薬効成分、紫外線吸収剤、防腐剤、色素、香料、酸化防止剤等がある。
【0010】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に制限されるものではない。尚、例中の配合量は全て重量%で示されている。
【0011】
1. 外観
テスト処方を作成し24時間経過後の外観を次の方法で評価した。
○ :透明
×:濁りまたは分離
【0012】
2. クレンジング力評価
各々テスト処方についてクレンジング力の評価を行った。温度20度、湿度30%の恒温恒湿室において、口紅を被験者の前腕内側部に一定量塗布し、テストサンプルをその上に0.1g加えた。その後5−10秒間、指に一定荷重をかけ擦り、その後、紙で軽く拭き口紅色素の皮膚上への残留量を次の基準で評価した。
○ :色素の残留量が少ない
△ :色素の残留量がやや多い
×:色素の残留量が多い
【0013】
3. 使用感評価
各々テスト処方についてクレンジング時の使用感の評価を行った。クレンジング料の使用感として1)塗布時の滑らかさ、2)べとつき感に着目し評価した。使用感触は20名のパネルにより評価され、評価に対応するその人数により次の基準で各サンプルの使用感を評価した。
【0014】
1) 滑らかさ
○:滑らかと感じた人が10人以上
△ :滑らかと感じた人が5人以上10人未満
×:滑らかと感じた人が5人未満
【0015】
2) べたつき
○:べたつくと感じた人が5人未満
△ :べたつくと感じた人が5人以上10人未満
×:べたつくと感じた人が10人以上
【0016】
【処方例及び評価結果】
【実施例】
【0017】
【表1】
洗浄料の実施例を示した表である。(実施例)
【0018】
評価結果
【0019】
【表2】
洗浄料の評価結果を示した表である。(実施例)
【0020】
【比較例】
【0021】
【表3】
洗浄料の比較例を示した表である。(比較例)
【0022】
評価結果
【0023】
【表4】
洗浄料の評価結果を示した表である。(比較例)
【発明の属する技術分野】
本発明は皮膚洗浄料、さらに詳細には洗浄効果が高く使用感に優れた皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の化粧品への要求の変化に伴って長時間化粧直しの不要なメークアップ化粧料が開発され、広く用いられている。一方でこれらの化粧崩れしにくい化粧料は、就寝前に落す際に落ちにくいという欠点を生じ、そのため洗浄力に優れた洗浄剤が要望される。
【0003】
これらの要望に対し、例えば特開昭63−122618号公報、特開平4−5213号公報、特開平7−215842号公報に特定の非イオン界面活性剤と水溶性成分等との組み合わせによる一相型あるいは二相型洗浄料が開示されている。また、特開平7−215840号公報、特開平7−215841号公報、特開平7−304630号公報、特開平7−291831号公報に特定の非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤等との組み合わせによる泡立つ洗浄料が開示されている。その他に、特開平9−59140号公報、特開平10−139627号公報にゲル状洗浄料が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、近年の含有油分が多いあるいは被膜剤を配合しているメークアップ化粧料に対し、洗浄性が十分でない、油性感が強く洗い流し後の感触が悪いなどの問題点があった。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者は係る問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定の幅をもつ水酸基価を有するグリセリン脂肪酸エステルを使用することによって上記要件を満たす優れた皮膚洗浄料が得られることを見出し本発明を完成した。
【0006】
以下本発明の構成について詳述する。本発明において用いられるグリセリン脂肪酸エステルは水酸基価が20から120、好ましくは30から100のものであり、グリセリン脂肪酸モノエステルを混合し水酸基価を調製したものは除く。水酸基価が20より小さい場合は水溶性物質との相溶性が悪くなり、120より大きい場合は洗浄性が悪くなる。
【0007】
グリセリン脂肪酸エステルは本発明の皮膚洗浄料の全組成に対し5から90重量%配合される。好ましくは10から80重量%である。5重量%以下では洗い落としが不充分になり90重量%を超える場合は使用感が悪くなる。
【0008】
本発明に用いられるポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ソルビトール、グルコース、等が挙げられる。
【0009】
本発明に係る皮膚洗浄料中には、上記成分の他に本発明の効果を損なわない範囲で化粧料に通常使用される成分を配合することができる。かかる成分としては流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、ジアルキルエーテル、動植物油、エステル油、ヘキシルドデシルアルコール、イソステアリン酸、オレイン酸、シリコーン等の流動油分、ラノリン、ワセリン、セレシン、カルナウバロウ、ホホバワックス、セチルアルコール、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸等の半固形・固形油分、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、粉体、水、薬効成分、紫外線吸収剤、防腐剤、色素、香料、酸化防止剤等がある。
【0010】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に制限されるものではない。尚、例中の配合量は全て重量%で示されている。
【0011】
1. 外観
テスト処方を作成し24時間経過後の外観を次の方法で評価した。
○ :透明
×:濁りまたは分離
【0012】
2. クレンジング力評価
各々テスト処方についてクレンジング力の評価を行った。温度20度、湿度30%の恒温恒湿室において、口紅を被験者の前腕内側部に一定量塗布し、テストサンプルをその上に0.1g加えた。その後5−10秒間、指に一定荷重をかけ擦り、その後、紙で軽く拭き口紅色素の皮膚上への残留量を次の基準で評価した。
○ :色素の残留量が少ない
△ :色素の残留量がやや多い
×:色素の残留量が多い
【0013】
3. 使用感評価
各々テスト処方についてクレンジング時の使用感の評価を行った。クレンジング料の使用感として1)塗布時の滑らかさ、2)べとつき感に着目し評価した。使用感触は20名のパネルにより評価され、評価に対応するその人数により次の基準で各サンプルの使用感を評価した。
【0014】
1) 滑らかさ
○:滑らかと感じた人が10人以上
△ :滑らかと感じた人が5人以上10人未満
×:滑らかと感じた人が5人未満
【0015】
2) べたつき
○:べたつくと感じた人が5人未満
△ :べたつくと感じた人が5人以上10人未満
×:べたつくと感じた人が10人以上
【0016】
【処方例及び評価結果】
【実施例】
【0017】
【表1】
洗浄料の実施例を示した表である。(実施例)
【0018】
評価結果
【0019】
【表2】
洗浄料の評価結果を示した表である。(実施例)
【0020】
【比較例】
【0021】
【表3】
洗浄料の比較例を示した表である。(比較例)
【0022】
評価結果
【0023】
【表4】
洗浄料の評価結果を示した表である。(比較例)
Claims (4)
- 水酸基価が20から120であるグリセリン脂肪酸エステルを含有する皮膚洗浄料
- 水酸基価が20から120であるグリセリン脂肪酸エステル、ポリオール、非イオン界面活性剤を含有する皮膚洗浄料
- 水酸基価が20から120であるグリセリン脂肪酸エステルが全体の5から90重量%である請求項1、2に記載の皮膚洗浄料
- 一相型であることを特徴とする請求項1から3に記載の皮膚洗浄料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002297642A JP2004131425A (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 皮膚洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002297642A JP2004131425A (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 皮膚洗浄料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004131425A true JP2004131425A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32287292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002297642A Pending JP2004131425A (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 皮膚洗浄料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004131425A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2863873A1 (fr) * | 2003-12-18 | 2005-06-24 | Oreal | Composition demaquillante contenant un systeme tensioactif particulier |
JP2006045197A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-02-16 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 化粧料用組成物及び化粧料 |
-
2002
- 2002-10-10 JP JP2002297642A patent/JP2004131425A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2863873A1 (fr) * | 2003-12-18 | 2005-06-24 | Oreal | Composition demaquillante contenant un systeme tensioactif particulier |
JP2006045197A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-02-16 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 化粧料用組成物及び化粧料 |
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