JP2004131290A - シート整合装置及びこれを備えたシート給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の大型化及びコストアップを招くことなくシートを確実に揃えることのできるシート整合装置及びこれを備えたシート給送装置を提供する。
【解決手段】 シート載置台2にシート束13を立てた状態で載置した後、シート載置台2に載置されたシート束13を整合手段6a,6bにより、シート載置台2の少なくとも2箇所で上下方向に振動させると共にシート給送方向に移動させて突き当て部4に突き当てることにより、シート束13の底面及び側端を揃えるようにする。
【選択図】   図1

Description

 本発明は、シート整合装置及びこれを備えたシート給送装置に関する。
 従来、複写機、ファックス等に設けられる画像読取装置においては、シートを画像読取部に給送するためのシート給送装置を備えており、このようなシート給送装置の一例としては、シートである原稿を原稿読取部に給送するADF(自動原稿給送装置)がある。
 このようなADF(自動原稿給送装置)において、原稿を読み取る際、ユーザは原稿載置台に原稿の先端を揃えてセットする必要がある。
 しかし、このように先端を揃えてセットする際、原稿束の中にサイズの異なる原稿が含まれている場合、全ての原稿が先端を揃えた状態でセットされないことがあり、このような場合には、原稿を一枚ずつ分離搬送する際にジャムが発生したり、給排紙順が異なる等の問題を引き起こしていた。また、原稿がMICRなどの磁気インク文字が書かれたものの場合、揃え状態が悪いと、読取部と磁気インク文字との相対位置関係を良好に保つことができず、正確な読み取りを行うことができないという問題が生じていた。
 したがって、このような不具合を防止するため、ユーザは原稿束内の原稿サイズを確認しながら原稿揃えを行う必要があるが、この原稿揃えは煩わしく、またユーザが忘れる場合がある。
 ところで、従来、例えば銀行においては、シートの一例である小切手の束を立てた状態で載置し、この小切手束を振動させることにより小切手束の整列、整合作業を行う整合装置が設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
 図9及び図10は、このような整合装置の概略構成を示すものであり、同図において、20は図示しない振動手段を内蔵した装置本体、23は小切手束13を載置する載置台、22は一端が装置本体20の振動手段に直結し、もう一端が載置台23と接続している接続棒、21は操作スイッチである。そして、小切手束13を載置台23に載置した後、スイッチ21を押圧すると、装置本体20の振動手段が接続棒22を介して載置台23を振動させるようになっている。
 ここで、このように載置台23が振動すると、小切手束13の各々の小切手13aが、載置台23の壁面にて構成され、小切手束13の側端面を揃える揃え面24及び載置台23の底面にて構成され、小切手束13の底面を揃える揃え面25に連続的に突き当てられ、この結果、揃え面24,25に対し小切手束13が整列した状態となる。
 これにより、異なるサイズの小切手13aが含まれた小切手束13を載置台23に載置した場合でも各々の小切手13aを、揃え面24,25を基準として良好に揃えることができる。さらに、この小切手揃えの際に小切手間に空気層を作ることができ、小切手13の捌きをも行うことができる。
 このため、このような整合装置と同じ構成の整合装置をシート整合装置としてシート給送装置に搭載すれば、確実にシートである原稿を揃えることができ、ユーザが原稿を載置する際、逐一紙揃えを行う煩わしさが解消され、生産性を大きく向上させることができる。なお、このようなシート整合装置を備えたシート給送装置は、調査の結果、まだ存在しておらず、したがって先行技術文献も存在していない。
特開平3−223044号公報
 ところで、このような従来のシート整合装置を備えたシート給送装置においては、原稿束を揃える際、振動が過度となると、給紙機構の原稿給送不良や、故障を引き起こすおそれがある。
 このため、シート給送装置は十分な剛性を保ち、かつ振動動作による影響を防止するように構成されていなければならない。しかし、このように構成した場合、シート給送装置の大型化、コストアップなどの問題を引き起こすようになる。
 そこで、本発明は、装置の大型化及びコストアップを招くことなくシート(束)を確実に揃えることのできるシート整合装置及びこれを備えたシート給送装置を提供することを目的とするものである。
 本発明は、シート束を立てた状態で載置するシート載置台と、前記シート載置台の少なくとも2箇所でシート束を上下方向に振動させながらシート給送方向へ移動させる整合手段と、前記整合手段により移動されるシート束の先端が突き当たる突き当て部と、を備えたことを特徴とするものである。
 また本発明は、前記整合手段はシート束の底部の少なくとも2箇所を繰り返し持ち上げることによりシート束を振動させる振動部材を有することを特徴とするものである。
 また本発明は、前記振動部材は、前記シート載置台表面に出没しながらシート給送方向に回転する回転体であり、回転角度に応じて前記シート載置台表面に突出する部分の高さが変化することを特徴とするものである。
 また本発明は、前記回転体は偏心した円筒形状を有することを特徴とするものである。
 また本発明は、前記回転体はカム形状を有することを特徴とするものである。
 また本発明は、前記整合手段はシート束の整合をしないときには、前記シート載置台より退避した位置、若しくは前記シート載置台より一部が突出した位置で停止することを特徴とするものである。
 また本発明は、整合壁と、前記シートを前記整合壁に押しつける押圧部と、を備え、前記押圧部は前記整合手段の動作中は整合動作を妨げない位置に移動することを特徴とするものである。
 また本発明は、前記突き当て部は、シート給送方向の下流側に出没自在に設けられ、給送動作中はシートの移動を妨げない位置に移動し、非給送動作中は突出して前記整合手段により移動するシートに突き当たって該シートのシート給送方向へ移動を阻止することを特徴とするものである。
 また本発明は、前記整合手段の動作時間、前記シート束を振動させる回数、前記シート束の上下方向の振幅の少なくとも一つを設定する設定部を備えたことを特徴とするものである。
 また本発明は、前記シート載置台に載置された前記シートの量を検出する検出部と、前記検出部による検出量に応じて前記整合手段の動作時間、前記シート束を振動させる回数、前記シート束の上下方向の振幅の少なくとも一つを切り換える切換部と、を備えたことを特徴とするものである。
 また本発明は、前記整合手段による整合動作終了後に現行の給送動作を行わないモードを実行するか否かを指示する指示部を備えたことを特徴とするものである。
 また本発明は、前記整合手段による整合動作終了後、シート束から1枚ずつシートを分離する分離部を備えたことを特徴とするものである。
 また本発明は、シート給送装置において、上記のいずれかに記載のシート整合装置と、前記シート整合装置により整合されたシートを給送するシート給送手段とを備えたことを特徴とするものである。
 以上説明したように本発明によれば、シート載置台にシート束を立てた状態で載置した後、シート束をシート載置台の少なくとも2箇所で上下方向に振動させると共にシート給送方向に移動させて突き当て部に突き当ててシートの底面及び側端を揃えるようにすることにより、装置の大型化及びコストアップを招くことなくシートを揃えることができる。
 以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
 図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置の一例である原稿搬送装置の上視図、図2はその側面断面図である。
 図1及び図2において、1は不図示の画像読取装置に設けられた原稿搬送装置、2はシートの一例である原稿束13を立てた状態、即ち立姿勢で載置するシート載置台である原稿載置台であり、この原稿載置台2には、原稿束13を立姿勢で保持し、かつバラけないよう原稿束13を整合壁2Aに押し付ける押圧手段である押圧板3が設けられている。
 ここで、原稿載置台2には、一度の原稿給送作業において、できるだけ多数の原稿13aを給送するべく原稿載置台2に入りきるだけの原稿13aを載置することもあれば、原稿載置台2の原稿載置可能容量に比べて極めて少ない量の原稿13aを処理する、といった様々な使用状況がある。
 このため、これらの状況に柔軟に対応できるよう、押圧板3は、不図示の付勢手段により原稿載置台2の整合壁2Aの方向に付勢されると共に、原稿13aを原稿載置台2に載置する際、載置される原稿13aの量に応じて図1の実線位置から二点鎖線の位置までの範囲内において移動できる構成になっている。なお、この押圧板3は、後述する原稿整合動作が開始される際、不図示の移動手段により原稿13aを押える位置から二点鎖線の位置まで移動するようになっている。
 5は原稿載置台2に載置された原稿13aを送り出すシート給送手段である給紙ローラ、51及び52は給紙ローラ5により送り出された原稿13aを1枚ずつ分離して下流側の不図示の画像読取部に搬送する分離搬送部を構成するフィードローラ及びリタードローラである。ここで、この給紙ローラ5は図1に示すように、整合壁2Aから一部が突出した状態で配置されており、また図2に示すように、上下に移動可能に支持されている。
 2Bは後述する原稿整合動作の際に原稿束13が突き当たる原稿突き当て部、4は給紙ローラ5と分離搬送部との間の原稿搬送路に出没自在に設けられたシャッターであり、このシャッター4は後述するように原稿束13を整合する際、図2に示すように原稿載置台2の原稿載置面2Cの下方の実線で示す位置から、二点鎖線で示す原稿束13の先端が突き当たる位置まで突出するようになっている。
 なお、突出したとき、シャッター4は原稿束13に対して原稿突き当て部2Bと略同一面を形成するように構成されている。そして、このようにシャッター4を突出させることにより、整合動作の際、原稿13aが分離搬送部に入り込むことがないようにしている。
 なお、シャッター4は、整合動作が終了した後、原稿13aを送り出す際には、図2の二点鎖線で示す突出位置から、原稿13aの送り出しを妨げない実線で示す搬送路から退避した原稿載置面2Cの下方位置に移動するようになっている。
 6a、6bは原稿端を揃えるために原稿送り出し方向に回転する整合手段である回転体であり、この回転体6a,6bは回転した際、一部が原稿載置面2Cから突出するようになっており、このように一部が原稿載置面2Cから突出しながら回転することにより、原稿載置面2Cに載置された原稿束13を持ち上げた後、落下させることができると共に、原稿束13を原稿突き当て部2B側に移動させ、先端を突き当て部2Bに突き当てることができるようになっている。
 そして、このように回転体6a,6bによって原稿束13を持ち上げた後、落下させると共に、原稿束13を原稿突き当て部2Bに突き当てることにより、言い換えれば原稿束13を回転体6a,6bによって、所定時間連続的に上下方向に振動させると共に原稿給送方向に移動させて原稿突き当て部2Bに突き当てることにより、原稿束13の先端及び底面を揃えることができる。
 10a、10bは2つの回転体6a,6bの軸、8、9はこれらの軸10a,10bに固着されたプーリであり、この2つプーリ8,9は、ベルト11を介して連結されている。そして、これらプーリ8,9及びベルト11により、図示しないギア列によって回転する一方の回転体6a,6bの回転が他方の回転体に伝達されるようになっている。
 7は発光受光型センサ、12a,12bは一方のプーリ9に形成された突出物であり、この突出物12a,12bは一方のプーリ9の回転に伴って回転し、一方のプーリ9が半回転する毎に発光受光型センサ7を遮光するようになっている。
 ここで、この一方のプーリ9と共に回転する突出物12a,12bが一定の回転周期で発光受光型センサ7の光路を遮ると、後述する図3に示す制御部は、これに対応した発光受光型センサ7からの電気信号に基づき回転体6a,6bの回転位置を検知するようになっている。
 なお、原稿搬送装置1が待機状態のとき、回転体6a,6bは図2に示すように原稿載置面2Cから突出せず、原稿載置面2Cの下方に退避した待機位置で静止している。また、このとき突出物12a,12bは発光受光型センサ7の光路を遮るようになっており、これにより制御装置は、回転体6a,6bが待機位置にあると判断するようになっている。
 なお、図3は原稿給送装置1の制御ブロック図であり、同図において、100は操作部、110は原稿給送装置を制御する制御部(CPU)、120は発光受光型センサ7を含むセンサ類、130は押圧板7やシャッター4、後述する給紙ローラ5等の各種可動部材を駆動するためのモータ類である。
 ところで、このような構成の原稿搬送装置1は、操作部100の操作スイッチが押圧されると、まず原稿端揃えの動作を行い、この後、端揃えされた複数枚の原稿13aを一枚ずつ分離給送して不図示の画像読取部に搬送するようになっている。
 次に、このような原稿搬送装置1の原稿揃え動作及び原稿給送動作について説明する。
 ユーザが複数枚の原稿13aを原稿載置台2に載置し、操作部100の操作スイッチを押圧すると、まず押圧板3が、原稿束13への押圧力を弱めるよう、即ち回転体6a,6bによる整合動作を妨げることのないよう不図示の移動手段により図1の実線位置から二点鎖線で示す位置まで退避する。また、シャッター4は、原稿13aの搬送路を遮断するように図1の実線で示す位置に突出する。
 そして、このように押圧板3が退避すると共に回転体6a,6bは図示しないギア列、2つのプーリ8,9及びベルト11を介して回転を開始し、このように回転体6a,6bが回転すると、図4に示すように、回転体6a,6bの一部である湾曲した4隅部60〜63が原稿載置面2Cから順次突出して原稿束13の底面を押し上げた後退避する。
 ここで、例えば第1隅部60が原稿載置台2から突出した際、原稿束13に接触する点をP0とすると、回転体6a,6bが回転しながら点P0において原稿束13と接触した後、原稿束13は回転体6a,6bの回転に追従して原稿載置台2に対して垂直方向に持ち上げられ、かつ回転体6a,6bと原稿束13との摩擦力により、水平方向に対して原稿給送方向である搬送路下流へ運ばれる。なお、この後、回転体6a,6bが原稿載置面2Cより下面に退避すると、原稿束13は重力によって原稿載置面2Cまで落下し、かつ搬送路下流に移動した状態となる。
 次に、回転体6a,6bの回転に伴い、第1隅部60の回転方向上流に位置する第2隅部61が点P1において原稿束13と接触すると、第1隅部60の場合と同様に原稿束13は回転体6a,6bの回転方向に追従して原稿載置面2Cから持ち上げられ、回転体6a,6bが原稿載置台2より退避すると、原稿束13は原稿載置面2Cまで落下し、かつ搬送路下流に移動した状態となる。
 このように、回転体6a,6bの回転に伴い、原稿束13は原稿端部が原稿突き当て部2Bに突き当たるまで搬送路下流に移動してゆく。
 ところで、このようにして原稿束13が回転体6a,6bにより原稿突き当て部2B及びシャッター4に到達した際、例えば原稿束13の内サイズが小さい原稿は原稿突き当て部2B及びシャッター4に到達していない場合がある。しかし、このような場合でも、このサイズの小さい原稿は、この後、引き続き行われる上記動作により、原稿突き当て部2B及びシャッター4に向かって徐々に搬送路下流へと運ばれていく。
 なお、既に原稿突き当て部2B及びシャッター4に突き当たっている原稿は原稿突き当て部2B及びシャッター4に遮られつつ、回転体6a,6bの動作によって原稿載置面2Cに対して上方に持ち上げられた後、再度落下する、といった挙動を繰返す。
 そして、このように原稿束13を持ち上げた後、落下させるという振動動作を繰り返すことにより、原稿束13は原稿載置面2Cに対して充分に整列されると共に、原稿間に発生している吸着力が取り除かれて各々の原稿の間に空気層が構成される。これにより、さばき動作が行われ、このさばき動作の効果によって、以後に行われる原稿13aの分離搬送動作を円滑に行うことができるようになる。また、原稿束13が連続的に原稿突き当て部2B及びシャッター4に突き当たることにより、複数のサイズの原稿が混じっている場合でも、各々の原稿の先端を揃えることができる。
 ところで、この後、全ての原稿13aが原稿突き当て部2B及びシャッター4及び原稿載置面2Cに対して充分に整列されうる時間だけ回転体6a,6bが回転し、前述の動作を所定の時間繰返すと、回転体6a,6bは前述した発光受光型センサ7によって検知される待機位置に停止するように、制御部110によって制御される。
 例えば、制御部110は一方のプーリ9の突出物12a,12bにより反射型センサ7の光路が遮られた回数をカウントし、このカウント値が所定の値となったときに、回転体6a,6bの回転を停止すると共に、シャッター4を原稿載置台2から図2に示される実線位置まで退避させる。これにより、原稿端揃え動作が終了する。なお、このとき回転体6a,6bは図2に示すように原稿載置面2Cから退避した位置で停止する。
 次に、このような原稿端揃え動作が終了すると、前述したように給紙ローラ5によって原稿束13を送り出し、この後、フィードローラ51及びリタードローラ52により原稿を1枚ずつ分離して搬送する。そして、すべての原稿が原稿載置台2から搬送された後に全ての動作を終了する。
 このように、原稿束13を原稿載置台2に立てた状態で載置した後、回転体6a、6bにより所定時間連続的に上下方向に振動させると共にシート給送方向に移動させて原稿突き当て部2B及びシャッター4に突き当てることにより、原稿束13の端揃えを簡単な構成で行うことができ、また、原稿搬送装置(シート給送装置)の小型、軽量、省スペース化が可能となると共に、コストアップを招くことなく装置を安価に構成することができる。
 ところで、これまでの説明においては、2つの回転体6a,6bが原稿載置台2から退避した状態のときを待機状態としたが、図5のように回転体6a,6bの一部(隅部)が原稿載置台2から突出した状態を待機状態としても良い。なお、このように構成した場合、一方の回転体6bが同図に示す待機状態にあるとき、突出物12は発光受光型センサ7の光路を遮るように、一方の回転体6bに設けられている。
 そして、このように2つの回転体6a,6bが原稿載置台2から退避した状態でなく、2つの回転体6a,6bがそれぞれ原稿載置台2に対して同一高さだけ突出した状態を待機状態とすることにより、原稿載置面2Cに凹凸がある場合でも、原稿束13を、以後の給送動作に影響を及ぼすことのない姿勢に保つことができる。また、この突出量をきめ細かく調整することにより、原稿束13をより適切な状態に保つことができる。
 なお、給送動作に影響を及ぼすことのない姿勢に保つためには、2つの回転体6a,6bを同一高さだけ突出させるのではなく、例えば原稿載置面2Cが傾斜している場合には、2つの回転体6a,6bの高さが異なる状態を待機状態として、原稿束13を、原稿載置面2Cに対して傾斜した状態に保持するようにしても良い。
 さらに、これまでの説明においては、整合手段である2つの回転体6a,6bにより、原稿束13を上下方向に振動させながら給送方向へ移動させる場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、少なくとも2箇所で原稿束13を上下方向に振動させながら給送方向へ移動させるようにすれば、シート束13の底面及び側端を揃えることができる。
 一方、これまでの説明においては、原稿載置面2Cより突出及び退避を繰返す整合手段として、4隅を備えた正方形断面を持つ回転体6a,6bを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、回転体6の形状は、図6の(a)に示されるような偏心した円筒形状、或は図6の(b)に示されるようなカム形状のものであってもよい。そして、回転体6を、このような形状とすることにより、既述した原稿束の適切な高さ位置や、傾斜方向をきめ細かく設定することができる。
 さらに、整合手段は上記のような回転体6a,6bに限ることはなく、図7の(a)に示すようにカム部材6Aと、カム部材6Aの形状により原稿載置面2Cから突出及び退避を繰返す振動部材6Bとを備えたものや、図7の(b)に示すようにカム部材6Aと、カム部材6Aの形状により原稿載置面2Cに対して斜行して突出及び退避を繰返す振動部材6Cとを備えた構成のものでもよい。
 なお、図7の(a)に示すものは、カム部材6Aの位相が異なるようにすることにより、振動部材6Bが、原稿束13を矢印に示すシャッター4の方向に向わせるように傾いた状態で上下方向に移動するようになっている。
 そして、このようにカム部材6Aにより振動部材6B,6Cを上下動させるようにすることで、緩やかな振動で原稿束13の端揃えの動作を良好に行うことができる。なお、このような構成は、特に原稿が薄く腰の弱いものの場合において効果がある。
 ところで、原稿端揃えの動作時間、回転体6a,6bや振動部材6B,6Cを突出及び退避させる回数(原稿束13を振動させる回数)及び速さ、原稿束13の上下方向の振幅等の動作条件の少なくとも一つを原稿束13の載置量、紙質等の状態に応じてユーザが適宜設定するようにすれば、より効率よく、原稿端揃えを行うことができる。
 さらに、原稿束13の積載量をセンサ等で検出し、検出量に応じて動作条件を自動的に設定するようにすれば、ユーザが原稿束13の載置量に応じて適切な動作条件を適宜選択するといった煩雑さを解消することができ、装置の操作性向上に大きく寄与することができる。
 図8は、このような原稿束13の積載量に応じて動作条件を自動的に設定するようにした本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の制御ブロック図である。同図において、14は原稿端揃えの動作時間、回転体や振動部材の突出及び退避回数、速さ、原稿13aの載置量、紙質等の状態に適した動作条件をユーザが適宜設定するための動作条件設定部、16はユーザが適宜設定した動作条件を記憶する動作条件記憶部、15はCPU、17は図1〜7を用いて説明した回転体6a,6bを備えた整合部である。
 ここで、このCPU15は、動作条件設定部14により設定された設定情報を動作条件記憶部16に保持させると共に、原稿端揃動作を行う際、記憶された動作条件を電気信号として整合部17に送信して原稿端揃動作(整合動作)を行わせるものである。なお、このように一旦設定した動作条件を動作条件記憶部16に保持しておくことにより、それ以降は記憶された設定内容を呼び出せば、再度設定しなおす手間を省くことができる。
 一方、同図において、18は原稿載置台2に載置された原稿13aの積載量を検出する検出手段である原稿積載量検出部であり、切り換え手段であるCPU15は、その検出量に応じて上述の動作条件の少なくとも一つを切り換えるようにしている。
 なお、このような原稿積載量検出部18としては、例えば図1に示すように押圧板3の保持位置を検出することにより原稿13aの積載量を検知する構成のものとし、CPU15は、その保持位置に対応する電気信号に基づいて原稿積載量を判断するようになっている。
 そして、このように構成することにより、即ち原稿13aの積載量に応じてCPU15が上記動作条件の少なくとも一つを自動的に設定するようにすることにより、ユーザが原稿の載置量に応じて適切な動作条件を適宜選択するといった煩雑さを解消することができ、装置の操作性が大きく向上する。
 ところで、これまでは原稿揃え動作及び原稿給送動作を順番に自動的に行う動作設定について説明したが、本発明はこれに限らず、ユーザが原稿揃え動作を希望しない場合には原稿給送動作のみを行えるよう、若しくは原稿揃え動作のみを行えるよう、動作条件設定部14からCPU15を介して動作条件記憶部16に記憶させ、適宜選択できるように構成してもよい。
 このように整合動作の実行を選択可能にすることにより、例えば同じサイズの原稿を載置した場合等、原稿を整合させる必要のない場合には、直ちに原稿給送動作を行うことができる。また、ユーザが原稿束を保管若しくは運搬のために予め充分に端揃えを行いたい場合には、整合動作のみを行うことができ、効率がアップする。
本発明の第1の実施の形態に係る原稿搬送装置の上視図。 原稿搬送装置の側面断面図。 原稿搬送装置の制御ブロック図。 原稿搬送装置に設けられた回転体の説明図。 回転体の停止状態の他の例を示す図。 回転体の形状の例を示した図。 整合手段の他の構成を示した図。 本発明の第2の実施の形態に係る原稿搬送装置の制御ブロック図。 従来の整合装置の斜視図。 従来の整合装置の横断面図。
符号の説明
1     原稿搬送装置
2     原稿載置台
2A    整合壁
2B    原稿突き当て部
2C    原稿載置面
3     押圧板
4     シャッター
5     給紙ローラ
6a,6b 回転体
6A    カム部材
7     発光受光型センサ
13    原稿束
13a   原稿
14    動作条件設定部
15    CPU
16    動作条件記憶部
17    整合部
18    原稿積載量検出部
51    フィードローラ
52    リタードローラ
100   操作部
110   制御部(CPU)

Claims (13)

  1.  シート束を立てた状態で載置するシート載置台と、
     前記シート載置台の少なくとも2箇所でシート束を上下方向に振動させながらシート給送方向へ移動させる整合手段と、
     前記整合手段により移動されるシート束の先端が突き当たる突き当て部と、
     を備えたことを特徴とするシート整合装置。
  2.  前記整合手段はシート束の底部の少なくとも2箇所を繰り返し持ち上げることによりシート束を振動させる振動部材を有することを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  3.  前記振動部材は、前記シート載置台表面に出没しながらシート給送方向に回転する回転体であり、回転角度に応じて前記シート載置台表面に突出する部分の高さが変化することを特徴とする請求項2記載のシート整合装置。
  4.  前記回転体は偏心した円筒形状を有することを特徴とする請求項3記載のシート整合装置。
  5.  前記回転体はカム形状を有することを特徴とする請求項3記載のシート整合装置。
  6.  前記整合手段はシート束の整合をしないときには、前記シート載置台より退避した位置、若しくは前記シート載置台より一部が突出した位置で停止することを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  7.  整合壁と、
     前記シートを前記整合壁に押しつける押圧部と、
     を備え、
     前記押圧部は前記整合手段の動作中は整合動作を妨げない位置に移動することを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  8.  前記突き当て部は、シート給送方向の下流側に出没自在に設けられ、給送動作中はシートの移動を妨げない位置に移動し、非給送動作中は突出して前記整合手段により移動するシートに突き当たって該シートのシート給送方向へ移動を阻止することを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  9.  前記整合手段の動作時間、前記シート束を振動させる回数、前記シート束の上下方向の振幅の少なくとも一つを設定する設定部を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  10.  前記シート載置台に載置された前記シートの量を検出する検出部と、
     前記検出部による検出量に応じて前記整合手段の動作時間、前記シート束を振動させる回数、前記シート束の上下方向の振幅の少なくとも一つを切り換える切換部と、
     を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  11.  前記整合手段による整合動作終了後に現行の給送動作を行わないモードを実行するか否かを指示する指示部を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  12.  前記整合手段による整合動作終了後、シート束から1枚ずつシートを分離する分離部を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート整合装置。
  13.  前記請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート整合装置と、前記シート整合装置により整合されたシートを給送するシート給送手段とを備えたことを特徴とするシート給送装置。
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