JP2004130822A - タイヤ/ホイール組立体及びランフラット用支持体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リム1に装着した空気入りタイヤ2の空洞部2Aに、外周側を支持面6にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェル4と二股状に開脚した脚部7をリム1上に支持する左右の弾性リング5とからなるランフラット用支持体3を配置したタイヤ/ホイール組立体であり、ランフラット用支持体3とリム1との間に形成された第1室部Xと、ランフラット用支持体3と空気入りタイヤ2の内面2aとの間に形成された第2室部Yとを、それぞれ独立して密閉可能にする。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ/ホイール組立体及びランフラット用支持体に関し、さらに詳しくは、耐久性を改善するようにしたタイヤ/ホイール組立体及びそれに使用するランフラット用支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の走行中に空気入りタイヤがパンクした場合でも、緊急走行を可能にするようにする技術が市場の要請から多数提案されている。これら多数の提案のうち、リム組みされた空気入りタイヤの空洞部内側のリム上に支持体を装着し、その支持体によってパンクしたタイヤを支持することによりランフラット走行を可能にしたものである(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
上記ランフラット用支持体は、外周側を支持面にすると共に内周側を開脚した開脚構造の環状シェルを有し、その両脚部に弾性リングを取り付けた構成からなり、その弾性リングを介してリム上に支持されるようになっている。このランフラット用支持体によれば、既存のホイール/リムに何ら特別の改造を加えることなく、そのまま使用できるため、市場に混乱をもたらすことなく受入れ可能にできる利点を有している。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−297226号公報
【特許文献2】
特表2001−519279号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなランフラット用支持体を装着したタイヤ/ホイール組立体は、タイヤ内に空気を充填するためにランフラット用支持体とリムとの間に形成された空間部とランフラット用支持体と空気入りタイヤの内面との間に形成された空間部とは連通した構造になっている。そのため、タイヤがパンクしてランフラット走行になった際に、両空間部の内圧がゼロになった状態となる。その結果、接地時にランフラット用支持体の弾性リングの接地部分が大きく撓み、その撓みが繰り返し発生する。それにより、特に環状シェルと弾性リングとの接続部分で破壊が起こり易く、耐久性向上の妨げになっていた。
【0006】
本発明の目的は、耐久性を向上することが可能なタイヤ/ホイール組立体及びランフラット用支持体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤ/ホイール組立体は、ホイールのリムに装着した空気入りタイヤの空洞部に、外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体を配置したタイヤ/ホイール組立体において、前記ランフラット用支持体と前記リムとの間に形成された第1室部と前記ランフラット用支持体と前記空気入りタイヤの内面との間に形成された第2室部とをそれぞれ独立して密閉可能にしたことを特徴とする。
【0008】
本発明のランフラット用支持体は、外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体に空気供給用の空気供給孔を設け、該ランフラット用支持体をリムに装着した空気入りタイヤの空洞部に配置した際に、前記ランフラット用支持体と前記リムとの間に形成された第1室部の圧力が所定の空気圧に達した際に前記空気供給孔を閉止する弁を該空気供給孔に設けたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他のランフラット用支持体は、外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体に空気供給用の空気供給孔を設け、該空気供給孔を前記ランフラット用支持体を装着するリムに設けた専用のバルブに連通可能にしたことを特徴とする。
【0010】
上述した本発明によれば、タイヤがパンクしてランフラット走行になった際に、第2室部の内圧はゼロになるが、第1室部の内圧は充填した空気圧を維持することができるため、接地時に弾性リングに生じる大きな繰り返し変形を抑制することができる。その結果、環状シェルと弾性リングとの接続部における破壊の発生を抑制することができるので、耐久性の向上が可能になる。
【0011】
また、ランフラット走行時に環状シェルを内圧により保持するため、弾性リングを薄肉化してもランフラット用支持体の剛性を確保することができるので、ランフラット用支持体の軽量化が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明において、ランフラット用支持体は空気入りタイヤの空洞部に挿入される環状体として形成される。このランフラット用支持体は、外径が空気入りタイヤの空洞部内面との間に一定距離を保つように空洞部内径よりも小さく形成され、かつ内径は空気入りタイヤのビード部内径と略同一寸法に形成されている。そして、このランフラット用支持体は、空気入りタイヤの内側に挿入された状態で空気入りタイヤと共にホイールにリム組みされ、タイヤ/ホイール組立体に構成される。このタイヤ/ホイール組立体が車両に装着されて走行中に空気入りタイヤがパンクすると、そのパンクして潰れたタイヤがランフラット用支持体の外周面に支持された状態になるので、ランフラット走行を可能にする。
【0013】
上記ランフラット用支持体は、環状シェルと弾性リングとを主要部として構成されている。
【0014】
環状シェルは、外周側(外径側)にパンクしたタイヤを支えるため連続した支持面を形成し、内周側(内径側)は左右の側壁を脚部として二股状に開脚した形状にしている。外周側の支持面は、その周方向に直交する横断面での形状が外径側に凸曲面になるように形成される。その凸曲面のタイヤ軸方向に並ぶ数は単一だけでもよいが、好ましくは2以上が並ぶようにするのがよい。このように支持面を2以上の凸曲面が並ぶように形成することにより、支持面のタイヤ内面(空洞部内面)に対する接触箇所を2以上に分散させ、タイヤ内面に与える局部摩耗を低減するため、ランフラット走行を可能にする持続距離を延長することができる。
【0015】
弾性リングは、環状シェルの内径側に二股状になった両脚部の端部にそれぞれ取り付けられ、左右のリムシート上に当接することにより環状シェルを支持している。この弾性リングはゴム又は弾性樹脂から構成され、パンクしたタイヤから環状シェルが受ける衝撃や振動を緩和するほか、リムシートに対する滑り止めを行って環状シェルを安定支持するようにしている。
【0016】
ランフラット用支持体は、パンクしたタイヤを介して車両重量を支えるようにしなければならないため、環状シェルは剛体材料から構成されている。その構成材料には、金属、樹脂などが使用される。このうち金属としては、スチール、アルミニウムなどを例示することができる。また、樹脂としては、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂のいずれでもよい。熱可塑性樹脂としては、ナイロン、ポリエステルなどを挙げることができ、また熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などを挙げることができる。樹脂は単独で使用してもよいが、補強繊維を配合して繊維強化樹脂として使用してもよい。
【0017】
弾性リングは、環状シェルを安定支持できればいずれのゴムや弾性樹脂から構成してもよく、例えば、ゴムとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴムなど、弾性樹脂としては、発泡ポリウレタンなどの発泡樹脂を挙げることができる。
【0018】
本発明のタイヤ/ホイール組立体に使用されるランフラット用支持体は、上述した構成を前提とする。
【0019】
以下、本発明を図に示す実施形態により具体的に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体(車輪)の要部を示す子午線断面図であり、1はホイール外周のリム、2は空気入りタイヤ、3はランフラット用支持体である。これらリム1、空気入りタイヤ2、ランフラット用支持体3は、図示しないホイールの回転軸を中心として共軸に環状に形成され、リム1に装着した空気入りタイヤ2の空洞部2Aにランフラット用支持体3を配置した構成になっている。
【0021】
ランフラット用支持体3は、金属、樹脂などの剛性材から形成された環状シェル4と、ゴム、弾性樹脂などの弾性材から形成された左右の弾性リング5,5とから構成されている。
【0022】
環状シェル4は外周側に曲率半径を有する2個の凸曲面6a,6aをシェル幅方向においてもつ支持面6を形成し、その支持面6は空気入りタイヤ2が正常なときは空気入りタイヤ2の内面2aから離間しているが、パンクしたとき潰れたタイヤを支持するようになっている。また、環状シェル4の内周側は両側壁がそれぞれ脚部7,7として二股状に開脚し、その内周側に弾性リング5,5を取り付けている。
【0023】
弾性リング5,5は、リム1のリムシート1s,1sに嵌合圧着し、ランフラット用支持体3とリム1との間に形成された第1室部Xと、ランフラット用支持体3と空気入りタイヤ2の内面2aとの間に形成された第2室部Yとをそれぞれ独立して密閉可能にしている。
【0024】
環状シェル4には、第1室部X内に供給された空気を第2室部Yに供給するための空気供給孔8が少なくとも1つ形成され、この空気供給孔8に第1室部X内の圧力が所定の空気圧に達した際に空気供給孔8を閉止する弁9が設けられている。リム1には第1室部Xに空気を供給するバルブ10が設けられている。
【0025】
弁9は、図2に示すように、一端を閉止した筒状体9aの内側の空間部9b内に断面H状のピストン9cが筒状体9aの軸線O方向に沿って摺動自在に配設されている。筒状体9aには、空間部9bに連通する貫通孔9d,9eが形成され、一方の貫通孔9dは第1室部Xに連通している。他方の貫通孔9eは、第2室部Yに連通しており、バルブ10から第1室部Xに供給された空気が貫通孔9d、空間部9b、貫通孔9eを通って第2室部Yに供給できるようになっている。
【0026】
ピストン9cと筒状体9aの一端部9fとの間にはバネからなる弾性部材9gが介設され、常時ピストン9cを筒状体9aの他端側に附勢し、図2(a)に示すように、第1室部Xに供給された空気を貫通孔9d、空間部9b、貫通孔9eを介して第2室部Yに供給できるようにしている。
【0027】
筒状体9aの他端側内周面には、常時バネ9iにより出方向に附勢されたストッパー9hが出没自在に埋設されている。第2室部Yの空気圧が次第に高くなるにつれて、ピストン9cが一端側に移動し、第2室部Yの空気圧が所定の圧力になると、図2(b)に示すように、ピストン9cが第2室部Yに連通する貫通孔9eを閉止する。それと同時にストッパー9hが突出して、ピストン9cを貫通孔9eが閉止した状態にロックし、第1室部Xと第2室部Yとをそれぞれ独立した密閉状態にする。
【0028】
弁9は、当然のことながら、上述したものに限定されず、同様の機能を有するものであれば他の態様であってもよい。好ましくは、弁の閉じる圧力を任意に設定できるようにするため、バネ・ネジ機構などによる圧力調整機構を備えたものがよい。弁9を閉じる圧力としては、所望の使用空気圧の1.0〜1.5倍となる範囲で調整するのがよい。
【0029】
上記のように構成されたランフラット用支持体3は、リム組み時に、空気入りタイヤ2の内側に挿入され、弾性リング5,5を空気入りタイヤ2のビード部2b,2bと共にリム1のリムシート1s,1sに同時に嵌合装着するようになっている。
【0030】
上述した本発明によれば、ランフラット用支持体3とリム1との間に形成された第1室部Xとランフラット用支持体3と空気入りタイヤ2の内面2aとの間に形成された第2室部Yとをそれぞれ独立して密閉可能にしたので、タイヤがパンクしてランフラット走行になった際に、第2室部Yの内圧はゼロになるが、第1室部Xの内圧は充填した空気圧を維持する。そのため、接地時にランフラット用支持体3の弾性リング5の接地部分の撓みを抑制することができ、従来のように大きな撓みが繰り返し発生することがない。従って、環状シェル4と弾性リング5,5との接続部分における破壊の発生を抑制し、耐久性を向上することができる。また、弾性リング5を薄肉化してもランフラット用支持体3の剛性を確保することが可能になるため、ランフラット用支持体3を軽量化することができる。
【0031】
図3は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の他の例を示す。この実施形態では、上述した弁9に代えて、ランフラット用支持体3を装着するリム1に専用のバルブ11を設け、このバルブ11と環状シェル4の凸曲面6a,6a間に設けた空気供給孔8とを配管12により接続可能にしたものであり、密閉構造にした第1室部Xと第2室部Yに各バルブ10,11を介してそれぞれ空気を供給できるようにしている。このような構成のタイヤ/ホイール組立体であっても、上記と同様の効果を奏することができる。
【0032】
本発明において、第1室部Xの空気圧は、第2室部Yの空気圧より高くするのがよい。好ましくは、第2室部の空気圧の1.1〜1.5倍にするのがよく、これにより、ランフラット走行時に環状シェル4に加わる荷重を分散させ、耐久性を一層向上することができる。
【0033】
また、第1室部Xの空気圧を第2室部Yの空気圧より高くして使用する場合には、上述したランフラット用支持体3は、図4に示すように、第1室部X内の空気を第2室部Yに透過可能な空気透過部13を有するように構成してもよい。
【0034】
図4では、環状シェル4の脚部7に形成された貫通孔14に空気透過部13が設けられている。空気透過部13は、金網状の支持体13aの両側にタイヤから漏れ出る空気と略同量の空気が透過可能なゴム層13bをそれぞれ1層配置した透過部13Xを有し、この透過部13Xがリング体13Yを介して貫通孔14周囲の脚部7に貫通孔14を密閉するようにして嵌着してある。
【0035】
第2室部Y内の空気は、極めて微量であるがタイヤを透過して外部に漏出し続けるため、第2室部Y内の空気圧はタイヤの使用と共に次第に低下する。従って、このようにタイヤから漏れ出る空気と略同量の空気が透過できる空気透過部13を設けることにより、通常の走行時において第2室部Y内の空気圧を常に使用圧に維持することができる。
【0036】
ゴム層13bに使用するゴムとしては、空気が透過可能であれば、いずれのゴムを使用してもよく、例えば、気体透過係数が大きく、厚さを調整し易いものとして、スチレンブタジエンゴム(SBR)、シリコンゴムなど、また圧縮永久歪の小さいものとして、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)などを挙げることができる。使用するゴムの気体透過係数に応じてゴム層13bの厚さや透過部分の面積を適宜決定することにより、透過部13Xにおける漏れ量をタイヤから漏れ出る空気と略同量に調整する。
【0037】
空気透過部13は、図4では環状シェル4に設けたが、それに代えて弾性リング5に設けるようにしてもよい。また、空気透過部13は、ランフラット用支持体3の少なくとも1か所に設ければよく、更に透過部13Xは、空気が透過可能であれば、上述した構成に限定されない。
【0038】
上記実施形態では、環状シェル4の支持面6が2個の凸曲面6a,6aを有する場合を例示したが、この凸曲面の数は2個に限定されるものでなく、1個あるいは3個以上であってもよい。
【0039】
【実施例】
タイヤサイズを205/55R16、リムサイズを16×6 1/2JJで共通にし、第1室部と第2室部をそれぞれ密閉構造にし、環状シェルの空気供給孔に弁を設けた図1に示す構成の本発明のタイヤ/ホイール組立体(実施例)と、第1室部と第2室部を連通構造にした従来のタイヤ/ホイール組立体(従来例)をそれぞれ作製した。
【0040】
これら各試験タイヤ/ホイール組立体を以下に示す測定方法により、耐久性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。
耐久性
各試験タイヤ/ホイール組立体を第2室部の空気圧0kPa の状態で排気量2.5リットルの前輪駆動車の前右輪に装着し、時速90kmでテストコースを走行した際に、走行不能になった距離を測定し、その結果を従来のタイヤ/ホイール組立体を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、耐久性が優れている。
【0041】
なお、前右輪以外には、上記と同じサイズのタイヤとリムを使用し、その空気圧は200kPa にした。また、本発明のタイヤ/ホイール組立体の第1室部の空気圧は、250kPa である。
【0042】
【表1】
表1から、本発明のタイヤ/ホイール組立体は、耐久性を改善できることがわかる。
【0043】
【発明の効果】
上述したように本発明は、ランフラット用支持体とリムとの間に形成された第1室部とランフラット用支持体と空気入りタイヤの内面との間に形成された第2室部とをそれぞれ独立して密閉可能にしたので、ランフラット走行時における耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を示す子午線断面図である。
【図2】図1の弁の一例を示し、(a)は開状態を示す断面説明図、(b)は閉状態を示す断面説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を示す子午線断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態からなるランフラット用支持体の要部断面図である。
【符号の説明】
1(ホイールの)リム 2 空気入りタイヤ
2A 空洞部 2a 内面
3 ランフラット用支持体 4 環状シェル
5 弾性リング 6 支持面
7 脚部 8 空気供給孔
9 弁 10,11 バルブ
13 空気透過部 X 第1室部
Y 第2室部
Claims (10)
- ホイールのリムに装着した空気入りタイヤの空洞部に、外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体を配置したタイヤ/ホイール組立体において、前記ランフラット用支持体と前記リムとの間に形成された第1室部と前記ランフラット用支持体と前記空気入りタイヤの内面との間に形成された第2室部とをそれぞれ独立して密閉可能にしたタイヤ/ホイール組立体。
- 前記リムに前記第1室部に空気を供給するバルブを設け、前記ランフラット用支持体に前記第1室部の空気を前記第2室部に供給する空気供給孔を少なくとも1つ形成し、該空気供給孔に第1室部内の圧力が所定の空気圧に達した際に前記空気供給孔を閉止する弁を設けた請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記空気供給孔を前記環状シェルに設けた請求項2に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記リムに前記第1室部に空気を供給するバルブと前記第2室部に空気を供給するバルブをそれぞれ設けた請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記第1室部の空気圧が前記第2室部の空気圧より高い請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記第1室部の空気圧が前記第2室部の空気圧より1.1〜1.5倍高い請求項5に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記ランフラット用支持体に前記第1室部と前記第2室部との間で空気が透過可能な空気透過部を設けた請求項5または6に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体に空気供給孔を設け、該ランフラット用支持体をリムに装着した空気入りタイヤの空洞部に配置した際に、前記ランフラット用支持体と前記リムとの間に形成された第1室部の圧力が所定の空気圧に達した際に前記空気供給孔を閉止する弁を該空気供給孔に設けたランフラット用支持体。
- 外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体に空気供給孔を設け、該空気供給孔を前記ランフラット用支持体を装着するリムに設けた専用のバルブに接続可能にしたランフラット用支持体。
- 前記ランフラット用支持体に空気透過部を設けた請求項8または9に記載のランフラット用支持体。
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- 2002-09-18 JP JP2002271769A patent/JP3980456B2/ja not_active Expired - Lifetime
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