JP2004130622A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、電気基板から印字ヘッドへ信号を伝達する手段として、複数枚の積層されたフレキシブルケーブルを使用し、これを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いた記録装置において、組立て性がよく、外力によってフレキシブルケーブルのずれがなく、さらに同じ長さのフレキシブルケーブルを使用することでコストアップのないフレキシブルケーブルの固定方法を提供する。
【解決手段】電気基板から印字ヘッドへ信号を伝達する手段として、複数枚の積層されたフレキシブルケーブルを使用し、これを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いた記録装置において、このフレキ固定部材は、各々のフレキシブルケーブルを90°方向に折り曲げた後、フレキ固定部材内で各々のフレキシブルケーブルごとに基板側に排出される位置を決めているフレキシブルケーブル幅方向両側に設けられた位置決め部によって幅方向の位置決めを行なうこと。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御部からの信号を印字部へ伝達するためのフレキシブルケーブルを装置本体に固定するための固定部材を用いるコンピューターやワードプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力機器として用いられるプリンター、複写機、ファクシミリ等の記録装置に係わり、特に、フレキシブルケーブルを複数枚積層させた状態で設置されたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
各種のプリンター、複写機、ファクシミリ等の記録装置においては、電気基板等の制御部から印字ヘッド等の印字部へ信号を伝達する手段として、フレキシブル基板に信号線を形成したフレキシブルケーブルを複数枚積層させたものが広く使用されている。そして、この複数枚積層させたフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いる構造が一般的である。
【0003】
これは、フレキシブルケーブルとフレキ固定部材をあらかじめ組み立ててフレキユニット状態にしておき、このフレキユニットを装置本体に組み付けることで、装置本体の組立て工程を簡単にでき、また、サービス性も向上するという利点があるからである。
【0004】
特に、インクジェット記録装置に用いられるのは、図12に示すようなフレキユニット状態50が一般的である。
【0005】
インクジェット記録装置は、記録素子上に配置した吐出口からインク滴を吐出させて記録を行うため、低騒音、高密度、高速な記録が可能等の利点があると同時に、一般的に、複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせ、一方で非記録時に記録紙を記録幅に等しい量で間欠搬送するため、ランニングコストが安く、装置の小型化も可能であり、さらに多色のインクを用いてカラー画像の記録に対応することも容易である。
【0006】
同図では、一端51aを印字ヘッドの装着のためのキャリッジ55に固定された複数枚積層状態のフレキシブルケーブル51と、フレキ固定板52をあらかじめ組み立ててフレキユニット状態50にしておき、このフレキ固定部材を装置本体に固定するようになっていて、このフレキユニットのキャリッジに固定されていない他端51b、51cをシャーシ53の中央付近に設けられた開口部54を通して、シャーシ面の、キャリッジと反対側に配置するようになっている。
【0007】
この時、フレキシブルケーブル51を装置本体へ固定するために、フレキ固定板52と呼ばれる固定部材の2つの爪52a、52bによって、フレキシブルケーブル51をシャーシ53の爪穴53a、53bに確実に固定し、必要以上のフレキシブルケーブルの動きを規制すると同時に、フレキシブルケーブルとシャーシとの位置関係がずれないようにしている。
【0008】
このフレキ固定板52がないと、板金であるシャーシ53のエッジ部とフレキシブルケーブルが動作しながら接触し、最悪、フレキシブルケーブルの皮膜が剥がれてシャーシによってショートする危険性もある。
【0009】
ここで、フレキシブルケーブル51のフレキ固定板52内での固定方法は、図13のフレキシブルケーブル51の幅方向に垂直な方向からのフレキ固定板52内の説明図に示すように、複数枚の積層されたフレキシブルケーブル51を51dのようにフレキ固定板52の中でまとめて90度の方向に折り曲げることによって行われ、各々のフレキシブルケーブル51がフレキ固定板52内でずれて外れてしまうことがないようになっている。
【0010】
次に、図14に示すようにシャーシ面のキャリッジと反対側に電気基板56をネジ57で取り付ける。そして、シャーシ53面のキャリッジと反対側に通されたフレキユニットの他端51b、51cを、シャーシ上に取り付けられた電気基板56のコネクタ部56a、56bに挿入する。これによって、制御部からの信号を、シャーシ面をはさんで基板と反対側に設置されているキャリッジ55の印字ヘッド等の印字部へ、伝達するようになり、印字可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記説明した複数枚フレキシブルケーブルを使用した記録装置には、問題点があった。これを、図11の複数枚フレキシブルケーブルの配置説明図を用いて説明する。
【0012】
複数枚積層されたフレキシブルケーブルにおいては、内側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL1と外側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL2に、L1≧L2で示す関係があると、キャリッジの移動に伴って内側に配置されたフレキシブルケーブルが撓んで、51eのように内側に膨らんでしまうことがある。このように、内側のフレキシブルケーブルが撓んで膨らんでしまった場合、キャリッジ55と衝突してキャリッジの往復動作を損なってしまったり、同時に、内側のフレキシブルケーブルがキャリッジとの衝突により損傷してしまう危険性があった。
【0013】
また、複数枚積層されたフレキシブルケーブルにおいては、内側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL1と外側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL2に、L1≒L2で示す関係があると、両者のフラットケーブルが共に同じ経路に位置しようとするため、両者の接触面での圧力が高くなり、最悪、両者の貼り付きが発生してしまう危険性があった。
【0014】
このため、内側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL1と外側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL2を、L1<L2で示す関係が維持できるようにしようとすると、1台の記録装置の中で使用するフレキシブルケーブルの長さを1枚ずつ変更する必要があり、部品管理と組立て性で問題があると同時に、コストアップの要因になっていた。
【0015】
本発明は上記従来の技術課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数枚の積層されたフレキシブルケーブルを使用する時、同じ長さのフレキシブルケーブルを積層して使用することによって組立て性がよく、コストアップのないフレキシブルケーブルの固定方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明では、電気基板等の制御部から印字ヘッド等の印字部へ信号を伝達する手段として、積層された複数枚のフレキシブルケーブルを使用し、この複数枚のフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いた記録装置において、積層された複数枚のフレキシブルケーブルは、全て同じ長さであることを特徴としている。
【0017】
電気基板等の制御部から印字ヘッド等の印字部へ信号を伝達する手段として、積層された複数枚のフレキシブルケーブルを使用し、この複数枚のフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いた記録装置において、このフレキ固定部材から基板側へのフレキシブルケーブルの出口の位置が、積層された各々のフレキシブルケーブルごとに、フレキ固定部材によって決まっていることを特徴としている。
【0018】
このフレキ固定部材は、まず、フレキシブルケーブルの基準位置を90度方向に折り曲げ、この折り曲げたフレキシブルケーブルを、フレキ固定板内において、フレキシブルケーブル幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部を通すことによってフレキシブルケーブルの幅方向の位置決めを行い、次に、このフレキシブルケーブル幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部間の距離Lの間に、厚さ方向位置決め部と反対のフレキシブルケーブル面を押す部材が配置されていることを特徴としている。
【0019】
フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材が樹脂による一体成型で作られていることを特徴としている。
【0020】
この記録装置の記録手段がインクジェット記録手段であることを特徴としている。
【0021】
この記録装置の記録手段が、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えているインクジェット記録手段であることを特徴としている。
【0022】
この記録装置の記録手段が、前記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
<実施例1>
図1〜10を用いて本発明の第1実施例を説明する。図1は本発明を実施した記録装置の斜視図、図2は記録装置の構成がわかるように外装を外した斜視図、図3は記録装置の構成を示す断面図、図4は記録装置の記録部の正面図、図5は電気基板を説明する記録装置の背面図、そして、図6〜7は本発明を実施したフレキ固定方法の説明図、図8はフレキ固定板内でのフレキシブルケーブルの形態の説明図、図9は本発明を実施した記録装置のフレキユニットとシャーシの固定の説明図である。
【0024】
まず、インクジェット記録装置の外観構成について説明する。本実施例の形態を示す装置は図1に示されたような外観であり、装置本体21に給紙される用紙を保持する用紙サポート22と、排紙された用紙を保持する排紙トレイ23及び補助トレイ24を装着した状態を示したものである。
【0025】
以下に、本発明の記録装置について、給紙部、記録部、排紙部の順に説明していく。
【0026】
1)給紙部
本発明の記録装置21は複数枚の用紙Pを積載可能な、用紙を保持する用紙サポート22付の自動給紙装置(以下ASFという)40を有しており、用紙Pは、このASF40から給紙ローラ41によって1枚ずつ分離され搬送されていく。ASF40から搬送されてきた用紙Pは、紙押え44の先端部に回転自在に保持されたピンチローラ42によって送紙ローラ43に圧接されることによって搬送力を付与され、記録部に搬送されていく。
【0027】
2)記録部
ここでは、まず、本発明の特徴的な箇所であるフレキ固定部材について説明する。
【0028】
フレキを固定する部材であるフレキ固定板15は、樹脂による一体成型によって作られていて、その目的は、フレキシブルケーブル14を装置本体であるシャーシ1に確実に固定し、フレキシブルケーブルの動きを規制することである。
【0029】
これによって、フレキシブルケーブル14と装置本体であるシャーシ1の位置関係にずれが生じないようにすると共に、板金であるシャーシ1のエッジ部とレキシブルケーブル14が動作しながら接触して発生する、フレキシブルケーブル14の皮膜の剥がれによるショートを防止している。
【0030】
また、前述の図11に示したように、2枚積層されたフレキシブルケーブルにおいては、内側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL1と外側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL2に、L1≧L2で示す関係があると、キャリッジの移動に伴って内側に配置されたフレキシブルケーブルが撓んで、内側に膨らんでしまうことがある。このように、内側のフラットケーブルが撓んで膨らんでしまった場合、キャリッジと衝突してキャリッジの往復動作を損なったり、内側のフレキシブルケーブルがキャリッジとの衝突により損傷してしまう危険性があるため、フレキ固定板から基板側へのフレキシブルケーブルの出口の位置を、積層された各々のフレキシブルケーブルごとに変えて、各々のフレキシブルケーブルの長さを調整し、これを防いでいる。
【0031】
具体的には、図10に示すように、内側に配置されたフレキシブルケーブルの出口の位置と外側に配置されたフレキシブルケーブルの出口の位置の差をDとし、内側に配置されたフレキシブルケーブルの反転曲部の半径をR1、外側に配置されたフレキシブルケーブルの反転曲部の半径をR2とすると、
D=(R2−R1)πの関係になるように配置している。
【0032】
そして、フレキシブルケーブル14とフレキ固定板15との組立て方法は、図6に示すように、フレキシブルケーブル14の基準位置30を90度方向に折り曲げ(図6a)、この折り曲げたフレキシブルケーブル14を、フレキ固定板15(図6b)のフレキシブルケーブル14の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15aに通し、その後、同じく、フレキシブルケーブル14の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15bに通す。これによって、フレキ固定板15のフレキシブルケーブル14の幅方向両側にある幅方向位置決め部15cによって、フレキシブルケーブル14とフレキ固定板15の位置決めが行われる(図6c)。
【0033】
この時、フレキシブルケーブル14に加えられた90度方向の折り曲げ部分には、フレキ固定板15の厚さ方向位置決め部である15aと15b間の距離Lの間に同形状のリブ15dが、各フレキシブルケーブルごとに2ヶ所ずつ配置されている。
【0034】
次に、フレキ固定板15内でのフレキシブルケーブル14の形態について説明する。
【0035】
図6cのE−E方向を断面図で示したのが図7であり、同図で示されたように、フレキシブルケーブル14は厚さ方向位置決め部(15a,15b)と2ヶ所のリブ15dによって挟まれた配置となる。このため、フレキシブルケーブル14には、図8に示されたような湾曲31が生じ、これによって、フレキシブルケーブルの剛性が上がり、F方向の外力、すなわち、図2で示されたような状態でのフレキシブルケーブル14のキャリッジ10側からのヘッド装着時等のユーザーによる故意の力に対しても耐えられるようになる。
【0036】
そして最後に、フレキシブルケーブル14とフレキ固定板15との組立てが終了して、フレキユニット状態8になった後、フレキ固定板15でシャーシ1に固定する。
【0037】
この方法は、図9に示すように、シャーシ1の中央付近に設けられた開口部1eに、フレキユニット状態8の電気基板への挿入側端部14aを通した後、フレキ固定板15の端部9eをシャーシ1の開口部1eの端部1fに引っかけ、次に、フレキ固定板15の位置決めボス9a、9bをシャーシ1の位置決め穴1a、1bに入れて位置決めを行う。この時、位置決めボス9a側が位置決め穴1aと勘合することによって位置決めされる。その後、フレキ固定板15の爪9c、9dをシャーシ1の爪穴1c、1dに引っかけてフレキ固定板15とシャーシ1の固定を確実に行う。そして、フレキシブルケーブル14の端部14a、14bを、図5に示すようにシャーシ1面キャリッジと反対側にネジ32で取付けられた電気基板2のコネクタ部2a、2bに差込み、キャリッジ10をガイド軸(図2参照)とガイドレール5によって装置本体に取付けることで、フレキユニット状態8の組立てが終了し、給紙部から搬送されてきた用紙Pに対する印字が可能な状態になる。
【0038】
給紙部から記録部に搬送された用紙Pは記録ヘッド12とプラテン45の間に搬送され、記録手段である記録ヘッド12によって印刷が行われる。記録ヘッド12は記録ヘッド12と、記録ヘッドに着脱自在に装着されたカラーとブラックの2つのインクタンク13により構成され、キャリッジ10に装着されている。
【0039】
キャリッジ10は、用紙Pの搬送方向に対して直角方向に延伸するガイド軸4およびガイドレール5により支持されている。ガイドレール5は、キャリッジ10の後端を保持して、記録ヘッド12と用紙Pとの間隔を維持するものである。また、キャリッジ10は、図5に示すようにシャーシ1面のキャリッジと反対側にネジ32で取付けられた電気基板2上のキャリッジモータドライバ18の信号で駆動する、キャリッジモータ3の駆動軸に設けられた駆動プーリ11からタイミングベルト7を介して伝達される駆動力により、ガイド軸4およびガイドレール5に沿って往復走査する。なお、タイミングベルト7はアイドルプーリ6によってテンションをかけて支持されており、ガイド軸4、ガイドレール5、キャリッジモータ3は、シャーシ1に取り付けられている。
【0040】
本実施形態では、用紙Pにおいて画像形成が行われる行位置(用紙Pの搬送方向の位置)に記録ヘッド12が対向するように、電気基板2上のLFモータドライバ19の信号で駆動するLFモータ17によって回転駆動される搬送ローラ43と、回転自在に保持されたピンチローラ42により、用紙Pが搬送される。そして、キャリッジモータ3の駆動力により、画像形成する列位置(用紙Pの搬送方向と垂直な位置)にキャリッジ10が移動して、記録ヘッド12が画像形成位置に対向する。その後、電気基板2からの電気信号がフレキシブルケーブル14を介して記録ヘッド12に伝わり、記録ヘッド12から用紙に向けてインクが吐出して画像が形成される。
【0041】
以上、図6〜9で説明したように、フレキシブルケーブル14は厚さ方向位置決め部(15a,15b)とリブ15dによって挟まれた配置となるため、フレキシブルケーブルには、図8に示されたような湾曲が生じ、これによって、フレキシブルケーブルの剛性が上がり、F方向の外力、すなわち、フレキシブルケーブル14のキャリッジ10側からのヘッド装着時等のユーザーによる故意の力に対して耐えられるようになる。
【0042】
3)排紙部
記録が行われた用紙Pは排紙ローラ46と拍車47の回転によって順次搬送され、排紙トレイ23上に排紙され、記録の終了となる。
【0043】
<実施例2>
前述の第1実施例においては、フレキ固定板33内のフレキシブルケーブルの枚数が2枚であったが、本実施例では、フレキ固定板内のフレキシブルケーブルの枚数が3枚であることを特徴としている。
【0044】
フレキシブルケーブルの枚数が3枚である場合、図16に示すように、フレキ固定板33のフレキシブルケーブル34の出口33a、33b、33cは、フレキシブルケーブル34の反転曲部の半径R1、R2、R3として、以下のような関係をもって配置される。
【0045】
内側に配置されたフレキシブルケーブルの出口の位置と中央に配置されたフレキシブルケーブルの出口の位置の差をD1(33aと33bの差)、中央に配置されたフレキシブルケーブルの出口の位置と外側に配置されたフレキシブルケーブルの出口の位置の差をD2(33bと33cの差)とし、内側に配置されたフレキシブルケーブルの反転曲部の半径をR1、中央に配置されたフレキシブルケーブルの反転曲部の半径をR2、外側に配置されたフレキシブルケーブルの反転曲部の半径をR3とすると、D1=(R2−R1)π、D2=(R3−R2)πとなる。
【0046】
これによって、フレキシブルケーブルの枚数が3枚である場合でも、内側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL1、中央に配置されたフレキシブルケーブルの長さL2、そして、外側に配置されたフレキシブルケーブルの長さL3を、L1=L2=L3としても、内側のフレキシブルケーブルが撓んで膨らんでしまうことで発生するキャリッジとの衝突や、フレキシブルケーブルどうしの貼り付きの発生がない、組立て性がよく、コストアップのないフレキシブルケーブルの固定方法を提供できるようになる。
【0047】
なお、実施例1と同様の構成については説明を省略した。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフレキ固定板は、樹脂による一体成型によって作られていて、フレキ固定板から基板側へのフレキシブルケーブルの出口の位置を、積層された各々のフレキシブルケーブルごとに変えるため、同じ長さのフレキシブルケーブルを積層して使用することが可能となる。
【0049】
これによって、内側のフレキシブルケーブルが撓んで膨らんでしまうことで発生するキャリッジとの衝突や、フレキシブルケーブルどうしの貼り付きの発生がない、組立て性がよく、コストアップのないフレキシブルケーブルの固定方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した記録装置の第1実施例の斜視図である。
【図2】本発明を実施した記録装置の第1実施例の構成がわかるように外装を外した斜視図である。
【図3】本発明を実施した記録装置の第1実施例の断面図である。
【図4】本発明を実施した記録装置の第1実施例の記録部の正面図である。
【図5】本発明を実施した記録装置の電気基板の説明図である。
【図6】本発明を実施した第1実施例のフレキ固定方法の説明図である。
【図7】本発明を実施した第1実施例のフレキ固定方法の説明図である。
【図8】本発明を実施した第1実施例のフレキ固定板内でのフレキシブルケーブルの形態説明図である。
【図9】本発明を実施した記録装置の第1実施例のフレキユニットとシャーシの固定の説明図である。
【図10】本発明を実施した第1実施例の複数枚フレキシブルケーブルの配置説明図である。
【図11】従来の記録装置の複数枚フレキシブルケーブルの配置説明図である。
【図12】従来の記録装置のフレキユニットとシャーシの固定の説明図である。
【図13】フレキシブルケーブルの幅方向に垂直な方向からのフレキ固定方法の説明図である。
【図14】従来の記録装置の電気基板の説明図である。
【図15】本発明を実施した第2実施例の複数枚フレキシブルケーブルの配置説明図である。
【符号の説明】
P 用紙
1、53 シャーシ
1a、1b シャーシの位置決め穴
1c、1d、53a、53b シャーシの爪穴
1e、54 シャーシの中央付近に設けられた開口部
1f シャーシの開口部の端部
2、56 電気基板
2a、2b、56a、56b 電気基板コネクタ部
3 キャリッジモータ
4 ガイド軸
5 ガイドレール
6 アイドルプーリ
7 タイミングベルト
8、50 フレキユニット
9a、9b フレキ固定板の位置決めボス
9c、9d、52a、52b フレキ固定板の爪
9e フレキ固定板の端部
10、55 キャリッジ
11 動プーリ
12 記録ヘッド
13 インクタンク
14、34、51 フレキシブルケーブル
14a、14b フレキシブルケーブル端部
15、33、52 フレキ固定板
15a、15b フレキ固定板の厚さ方向位置決め部
15c フレキ固定板の幅方向の位置決め
15d リブ
33a、33b、33c フレキシブルケーブルの出口
L フレキ固定板の厚さ方向位置決め部15aと15bとリブ15dの距離
17 LFモータ
18 キャリッジモータドライバ
19 LFモータドライバ
21 記録装置
22 用紙サポート
23 排紙トレイ
24 補助トレイ
30 フレキシブルケーブルの折り曲げ基準位置
31 フレキシブルケーブルの湾曲
32、57 ネジ
40 ASF
41 給紙ローラ
42 ピンチローラ
43 送紙ローラ
44 紙押え
45 プラテン
46 排紙ローラ
47 拍車
51a フレキシブルケーブル一端
51b、51c フレキシブルケーブル他端
51d フレキシブルケーブルの折り曲げ
51e フレキシブルケーブルの撓み

Claims (7)

  1. 電気基板等の制御部から印字ヘッド等の印字部へ信号を伝達する手段として、積層された複数枚のフレキシブルケーブルを使用し、この複数枚のフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いた記録装置において、
    積層された複数枚のフレキシブルケーブルは、全て同じ長さであることを特徴としている。
  2. 電気基板等の制御部から印字ヘッド等の印字部へ信号を伝達する手段として、積層された複数枚のフレキシブルケーブルを使用し、この複数枚のフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材を用いた記録装置において、
    このフレキ固定部材から基板側へのフレキシブルケーブルの出口の位置が、積層された各々のフレキシブルケーブルごとに、フレキ固定部材によって決まっていることを特徴としている。
  3. このフレキ固定部材は、
    まず、フレキシブルケーブルの基準位置を90度方向に折り曲げ、この折り曲げたフレキシブルケーブルを、フレキ固定板内において、フレキシブルケーブル幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部を通すことによってフレキシブルケーブルの幅方向の位置決めを行い、
    次に、このフレキシブルケーブル幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部間の距離Lの間に、厚さ方向位置決め部と反対のフレキシブルケーブル面を押す部材が配置されていることを特徴としている上記請求項2記載のフレキ固定部材。
  4. フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためにフレキ固定部材が樹脂による一体成型で作られていることを特徴としている上記請求項1〜3記載のフレキ固定部材。
  5. この記録装置の記録手段がインクジェット記録手段であることを特徴とする上記請求項1〜4記載の記録装置。
  6. この記録装置の記録手段が、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えているインクジェット記録手段であることを特徴とする請求項5の記録装置。
  7. この記録装置の記録手段が、前記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請求項5の記録装置。
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