JP2002307775A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002307775A
JP2002307775A JP2001109522A JP2001109522A JP2002307775A JP 2002307775 A JP2002307775 A JP 2002307775A JP 2001109522 A JP2001109522 A JP 2001109522A JP 2001109522 A JP2001109522 A JP 2001109522A JP 2002307775 A JP2002307775 A JP 2002307775A
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recording
flexible
fixing member
cable
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JP2001109522A
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Masaaki Kakizaki
正明 柿崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気基板から記録ヘッドへ信号を伝達するフレ
キシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固
定部材において、組立性がよく、外力によってフレキシ
ブルケーブルの位置のずれがなく、コストアップのない
構成を提供する。 【構成】フレキシブルケーブル14を装置本体1にフレ
キ固定部材15を用いて固定するに際し、該ケーブルを
90度方向に折り曲げ、該ケーブルの幅方向両側に設け
られた位置決め部によって幅方向及び厚さ方向の位置決
めを行い、両側の位置決め部の間に設けられ該位置決め
部と反対側のケーブル面を押すリブ又は凸状湾曲面によ
り、フレキシブルケーブル面を湾曲させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録情報に基づいて
記録手段により記録媒体に記録を行う記録装置に関し、
詳しくは、制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフ
レキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装
置本体に固定するためのフレキ固定部材を有する記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナ
ルコンピュータ、ファクシミリ等の機能を有する記録装
置、あるいはコンピュータやワードプロセッサ等を含む
複合機やワークステーションの出力機器として用いられ
る記録装置は、記録情報に基づいて記録紙やプラスチッ
ク薄板(OHP用シートなど)等の記録媒体(又は被記
録材)に画像(文字や記号なども含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、使用する記録
手段の記録方式により、インクジェット式、ワイヤドッ
ト式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式に分けるこ
とができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査する記録方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットした後、該記録媒体に沿って移動(主走
査)するキャリッジ(ヘッド保持部材)上に搭載した記
録手段としての記録ヘッドによって画像(文字や記号等
を含む)を記録(プリント)し、1行分の記録を終了し
た後に所定量の紙送り(副走査)を行い、その後に次の
行の画像を記録するという動作を繰り返すことにより、
記録媒体の全体に画像が記録される。一方、記録媒体を
搬送方向(紙送り方向)に送る副走査のみで記録するラ
インタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記
録位置にセットし、一括して1ライン分又は1行分の記
録を連続的に行いながら所定量の紙送り(ピッチ送り)
を行い、記録媒体の全体に画像が記録される。
【0004】本発明は、制御部から記録手段へ電気信号
を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブル
ケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部材を
有し、該フレキシブルケーブルを通して装置本体の制御
部からの各種信号を記録手段へ伝達することにより記録
動作を行い、コンピュータやワードプロセッサ等を含む
複合機やワークステーションの出力機器として用いられ
るプリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置を対象
とするものである。
【0005】すなわち、各種のプリンタ、複写機、ファ
クシミリ等の記録装置においては、装置本体内の電気基
板等の制御部から記録ヘッド等の記録手段を有する記録
部へ信号を伝達する手段として、フレキシブル基板に信
号線を形成したフレキシブルケーブルが広く使用されて
いる。そして、このフレキシブルケーブルを装置本体に
固定するためにフレキ固定部材を用いる構造が一般的で
ある。これは、フレキシブルケーブルとフレキ固定部材
を予め組み立ててユニット化(フレキユニット状態に)
しておき、このフレキユニットを装置本体に組み付ける
ことで、装置本体の組立工程を簡単にでき、また、サー
ビス性も向上するという利点があるからである。
【0006】図21は従来の記録装置における上記フレ
キユニットと該フレキユニットの装置本体(シャーシ)
への取り付け構造を示す模式的斜視図である。なお、図
21は記録装置がインクジェット記録装置である場合を
例示している。記録素子上に配置した吐出口からインク
滴を吐出させて記録を行うインクジェット記録装置は、
低騒音で、容易に高密度記録が可能であり、高速記録が
可能であるなど、他の方式の記録装置に比べても、多く
の利点を有している。また、このインクジェット記録装
置は、一般的に、複数の吐出口からインク滴を吐出させ
る記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走査方向)と直交
する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせ、一方
で非記録時に記録紙を記録幅(一行の高さ)に等しい量
で間欠搬送するように構成されるため、ランニングコス
トが安く、装置の小型化も可能であり、さらに多色のイ
ンクを用いてカラー画像の記録に対応することも容易で
ある。
【0007】以上のような記録装置(特にインクジェッ
ト記録装置)においては、電気基板等の制御部から記録
ヘッド等の記録手段へ信号を伝達する手段として、図2
1中に示すようなフレキユニット50が広く使用されて
いる。図21において、フレキユニット50は、フレキ
シブル基板に信号線を形成したフレキシブルケーブル5
1の一端51aを記録ヘッドを搭載するキャリッジ55
に固定するとともに、該フレキシブルケーブル51の他
端寄りの部位に装置本体(シャーシ53)に固定される
フレキ固定部材(フレキ固定板)52を取り付けること
により、予め組み立て状態にしてサブ組立て部品として
用意される。そして、このフレキユニット50は、前記
フレキ固定部材52を装置本体(シャーシ53)に固定
することにより、装置本体の制御部に接続される。その
際、フレキユニット50のキャリッジ55と反対側の他
端51bを、シャーシ53の中央付近に設けられた開口
部54を通して、該シャーシ53の裏面(キャリッジ5
5と反対側の面)に導くことで前記制御部に接続され
る。
【0008】前記フレキシブルケーブル51を装置本体
(シャーシ)53に固定するために、フレキ固定部材
(フレキ固定板)52が使用されている。このフレキ固
定部材52には2つの爪52a、52bが形成され、前
記シャーシ53には爪孔53a、53bが形成されてい
る。フレキシブルケーブル51を前記爪52a、52b
の間に挿通してフレキ固定部材52に位置決めするとと
もに、これらの爪52a、52bを前記爪孔53a、5
3bに嵌合固定することにより、このフレキシブルケー
ブル51は、必要以上の動きを規制された状態でシャー
シ53に対し位置関係がずれないように確実に固定され
ている。なお、前記フレキ固定部材52を使用しない
と、板金成形で作られたシャーシ53のエッジ部に対し
てフレキシブルケーブル51が動きながら接触し、フレ
キシブルケーブルが損傷する恐れもある。
【0009】図22は図21中のフレキ固定部材52内
でのフレキシブルケーブル51の固定方法を示す縦断面
図である。図22において、フレキシブルケーブル51
は、折り曲げ部51c、51dで示すように、フレキ固
定部材52の内部で360度の方向に2回折り曲げるこ
とによって固定されている。これにより、フレキシブル
ケーブル51は、ユーザーが記録ヘッド装着時等に該記
録ヘッド側からフレキシブルケーブル51に故意の力を
加えても、該フレキシブルケーブル51がフレキ固定部
材52内でずれたり外れたりすることのない状態で、確
実に固定されるようになっている。
【0010】図23は図21及び図22で説明した方法
でフレキシブルケーブル51をシャーシ53に固定した
後、該シャーシの反対側の面(キャリッジ55と反対側
の面)に電気基板56を取り付けるとともに前記フレキ
シブルケーブル51を該電気基板に接続する状態を示す
模式的斜視図であり、図24はフレキシブルケーブル5
1をフレキ固定部材52に両面テープ58を用いて固定
する状態を模式的に示す縦断面図である。図23におい
て、前述の方法でフレキシブルケーブル51をシャーシ
53に固定した後、シャーシ面のキャリッジ55と反対
側の面に電気基板56をネジ57で取り付ける。そし
て、シャーシ53面のキャリッジと反対側の面に通され
たフレキユニット50(フレキシブルケーブル51)の
他端51bを、シャーシ53上に取り付けられた電気基
板56のコネクタ部56aに挿入する。これによって、
制御部からの信号を、シャーシ面を挟んで電気基板56
と反対側に設置されているキャリッジ55上の記録ヘッ
ド等へ伝達するようになり、記録ヘッドによる記録が可
能な状態になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したフレキシブルケーブルの位置決め固定方法では、
次のような解決すべき技術的課題があった。第1に、フ
レキ固定部材52を用いて、外力に対抗できる固定力が
得られるように、フレキシブルケーブル51を装置本体
53に組み立てて固定しようとすると、フレキシブルケ
ーブル51をフレキ固定部材52の中で360度の方向
への2回折り曲げる必要があり、フレキシブルケーブル
51とフレキ固定部材52との組立て性があま良くなか
った。第2に、組立て性の向上及び固定力の増大の双方
を実現するために、フレキシブルケーブル51をフレキ
固定部材(フレキ固定板)52の中で360度の方向へ
折り曲げる代わりに、図24に示すように、フレキシブ
ルケーブル51を両面テープ58等によってフレキ固定
部材52に固定する方法も考えられるが、このような固
定方法ではコストアップになってしまう。
【0012】本発明は上記のような従来の技術的課題に
鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、制御部か
ら記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブル
を装置本体に固定するためのフレキ固定部材に対して、
該フレキシブルケーブルを、容易にかつ十分な固定力
で、両面テープ等の固着手段を必要とせずに簡単かつ確
実に固定することができ、フレキシブルケーブルに作用
する外力による該フレキシブルケーブルの位置ずれを防
止するとともに、フレキシブルケーブル組立ての作業性
の向上及びコストダウンを図ることができる記録装置を
提出することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、制御部から記録手段へ電気信号を
伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケ
ーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部材を有
し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することにより
記録媒体に記録する記録装置において、前記フレキ固定
部材では、前記フレキシブルケーブルを基準位置で略9
0度方向に折り曲げ、このフレキシブルケーブルの折り
曲げ部の近傍部分を該フレキシブルケーブルの幅方向両
側に設けられた厚さ方向位置決め部に通すことによって
該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決め
を行い、前記フレキシブルケーブルの前記折り曲げ部の
反対側近傍部分を前記両側の厚さ方向位置決め部の間で
該厚さ方向位置決め部と反対側のフレキシブルケーブル
面を押すリブ又は凸状湾曲面によって湾曲させることを
特徴とする。
【0014】請求項2〜6の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記フレキ固定部材に、前記フレキシブル
ケーブル面を押すリブが複数設けられている構成、前記
フレキ固定部材の前記フレキシブルケーブル面を押す複
数のリブの頂点を結ぶ線は、フレキシブルケーブルの幅
方向に平行な直線に対して平行でない構成、前記フレキ
固定部材は、前記厚さ方向位置決め部及び前記リブが一
体に形成された樹脂一体成形品である構成、前記フレキ
固定部材の前記フレキシブルケーブル面を押す前記凸状
湾曲面の形状は、フレキシブルケーブルの幅方向に平行
な直線に対して平行でない構成、あるいは、前記フレキ
固定部材は、前記厚さ方向位置決め部及び前記凸状湾曲
面が一体に形成された樹脂一体成形品である構成とする
ことにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。なお、各図面を通して、同一符号は同
一又は対応する部分を示す。図1は本発明を適用した記
録装置の第1実施例の外観斜視図であり、図2は本発明
を適用した記録装置の第1実施例の内部構成を示す斜視
図であり、図3は図2の記録装置の縦断面図であり、図
4は図2の記録装置の記録部の正面図である。ここで
は、本発明を適用した記録装置がインクジェット式の記
録装置(インクジェット記録装置)である場合を例に挙
げて説明する。図1において、本実施例に係る記録装置
は図示のような外観を有し、装置本体21に、装置本体
内部の記録部へ給紙される記録媒体(記録紙等)を保持
する用紙サポート22と、装置本体内部を搬送された後
に排紙された記録媒体を保持する排紙トレイ23及び補
助トレイ24とが装着されている。次に、図1〜図4を
参照して、本発明の実施例に係る記録装置の給紙部、記
録部及び排紙部について順次説明する。
【0016】給紙部:図1〜図4において、本実施例に
係る記録装置(装置本体21)は、複数枚の記録媒体と
しての記録紙Pを積載可能な用紙サポート22付きの自
動給紙装置(以下ASFともいう)40を有しており、
記録紙Pは前記ASF40から給紙ローラ41によって
1枚づつ分離されて給紙され、装置本体内部を通して搬
送されていく。ASF40から送給された記録紙Pは紙
押え44の先端部に回転自在に保持されたピンチローラ
42によって搬送ローラ43に圧接されることで搬送力
を付与され、該搬送ローラ43の駆動回転に応じて記録
部へ搬送されていく。
【0017】記録部:上記給紙部から記録部へ搬送され
た記録紙Pは記録ヘッド12とプラテン45との間に挿
通されるように搬送され、記録手段としての記録ヘッド
12によって記録が行われる。記録ヘッド12にはカラ
ー用インクタンク及びブラックインクタンクから成る2
つのインクタンク13が着脱自在に装着されており、こ
の記録ヘッド12はキャリッジ10に位置決め状態で搭
載されている。
【0018】前記キャリッジ10は、記録紙Pの搬送方
向に対して直角方向に延伸するガイド軸4及びガイドレ
ール5により往復移動可能に案内支持されている。前記
ガイドレール5は、キャリッジ10の後端を保持するこ
とで該キャリッジの回動位置(前後方向傾斜姿勢)を規
制することにより、記録ヘッド12と記録紙Pとの間隔
(紙間距離)を維持するものである。図5は図2の記録
装置のシャーシ1の裏面(キャリッジ10と反対側の
面)に取り付けられる電気基板1などを示す分解斜視図
である。図5に示すように、装置本体21内のシャーシ
1の裏面(キャリッジ10と反対側の面)には電気基板
2がネジ32で取り付けられており、前記キャリッジ1
0は、該電気基板2上のキャリッジモータドライバ18
の信号により制御されるキャリッジモータ3によって駆
動される。
【0019】図2〜図4において、前記キャリッジ10
は、前記キャリッジモータ3のモータ軸に取り付けられ
た駆動プーリ11とその反対側に配設されたアイドルプ
ーリ6との間に張設(張架)されたタイミングベルト7
に連結されており、該キャリッジモータ3の正逆転駆動
によって、前記ガイド軸4及び前記ガイドレール5に沿
って往復駆動(往復走査)される。なお、前記タイミン
グベルト7は、アイドルプーリ6によって所定のテンシ
ョン(張力)を付与された状態で張設されている。ま
た、前記ガイド軸4、ガイドレール5、キャリッジモー
タ3は、前記シャーシ1に取り付けられている。
【0020】給紙された記録紙Pは、駆動回転される搬
送ローラ43及びこれに押圧されて従動回転するピンチ
ローラ45との間に挟持され、該搬送ローラ43の回転
駆動を制御することにより搬送される。前記搬送ローラ
43は、前記電気基板2上のLF(Line Feed)モータド
ライバ19(図5)の信号で駆動されるLFモータによ
って回転駆動される。記録紙Pが画像形成が行われる行
位置(記録ヘッド12と対向する位置)へ搬送される
と、前記キャリッジモータ3の駆動力によりキャリッジ
10を画像形成する列位置(記録紙Pの搬送方向と垂直
な方向き記録開始位置)へ移動させ、記録ヘッド12を
画像形成開始位置に対向させる。次いで、電気基板2か
らの電気信号がフレキシブルケーブル14を介して記録
ヘッド12に伝達され、記録ヘッド12から記録情報に
基づいて記録紙Pへインクを吐出することにより該記録
紙P上に画像が形成(記録)される。
【0021】記録手段としての前記記録ヘッド12は、
熱エネルギーを利用してインクを吐出するものであり、
熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたイ
ンクジェット記録手段である。また、前記記録ヘッド1
2は、前記電気熱変換体により印加される熱エネルギー
によってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる
気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口より
インクを吐出させ、記録を行うものである。
【0022】図6は、記録ヘッド12のインク吐出部の
構造を模式的に示す部分斜視図である。図6において、
記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.2〜約2.0ミ
リ程度) をおいて対面する吐出口面81には、所定のピ
ッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室83と各
吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってイン
ク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体
(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド
12は、前記吐出口82が主走査方向(該記録ヘッド及
びキャリッジ10の移動方向)と交叉する方向に並ぶよ
うな位置関係で、キャリッジ10に搭載されている。こ
うして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電
気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のイン
クを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口
82からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)1
2が構成されている。
【0023】排紙部:記録中の記録紙Pは、前記搬送ロ
ーラ43と同期回転する排紙ローラ46とこれに押圧さ
れる拍車47との間でも挟持されており、前記搬送ロー
ラ43及び前記排紙ローラ46の回転によって搬送され
る。記録が行われた記録紙Pは、排紙ローラ46の回転
によってさらに搬送されることで、装置本体21内から
前記排紙トレイ23(及び補助トレイ24)上に排紙さ
れる。こうして、一連の記録動作が終了する。前記電気
基板2等から成る制御部から記録手段としての前記記録
ヘッド2へ記録情報等の電気信号を伝達するためにフレ
キシブルケーブル14が使用されている。このフレキシ
ブルケーブル14は、その一端でキャリッジ10上の記
録ヘッド12に接続されており、その他端でシャーシ1
に固定された前記電気基板2に接続されている。このフ
レキシブルケーブル14は、フレキ固定部材(フレキ固
定板)15によって装置本体21のシャーシ1に固定さ
れている。
【0024】このフレキ固定部材15は、本実施例では
樹脂による一体成形によって作られている。このフレキ
固定部材15の目的は、フレキシブルケーブル14を装
置本体のシャーシ1に確実に位置決め固定することによ
り、該フレキシブルケーブル14の動きを規制すること
である。これによって、フレキシブルケーブル14とシ
ャーシ1との間の相対的な位置ずれを防止するととも
に、通常板金等で作られるシャーシ1の部分(例えばエ
ッジ部や突起部など)にフレキシブルケーブル14が動
きながら接触することで発生する該フレキシブルケーブ
ル14の表面の損傷(例えば皮膜の剥がれ等)を防止す
ることができる。
【0025】図7は本発明を適用した記録装置の第1実
施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達する
フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレ
キ固定部材の模式的平面図であり、図8は図7のフレキ
固定部材によって固定されるフレキシブルケーブルの折
り曲げ部を示す模式的斜視図であり、図9は図8のフレ
キ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定する方
法を示す模式的平面図であり、図10は図9中の線10
−10に沿った縦断面図であり、図11は本発明を適用
した記録装置の第1実施例のフレキ固定部材内でのフレ
キシブルケーブルの形態を示す模式的平面図である。
【0026】次に図7〜図11を参照して前記フレキシ
ブルケーブル14と前記フレキ固定部材15との組立て
方法について具体的に説明する。先ず、図8に示すよう
に、フレキシブルケーブル14をその基準位置30で9
0度方向に折り曲げる。そして、図9に示すように、こ
の折り曲げたフレキシブルケーブル14を、フレキ固定
部材15の該フレキシブルケーブル14の一方の幅方向
端部に設けられた厚さ方向位置決め部15a(図示の例
では2箇所)の下側に挿通し、次いで該フレキシブルケ
ーブル14の他側の幅方向端部に設けられた厚さ方向位
置決め部15b(図示の例では2箇所)の下側に挿通す
る。これによって、図9に示すように、フレキ固定部材
15のフレキシブルケーブル14の幅方向両側にある幅
方向位置決め部15c、15cによる該フレキシブルケ
ーブル14と該フレキ固定部材15の位置決めが行われ
る。
【0027】その際、フレキ固定部材15には、前記フ
レキシブルケーブル14の90度方向の折り曲げ部分
(基準位置)30の近傍の立ち上がり部に、該フレキシ
ブルケーブル14の前記厚さ方向位置決め部15a、1
5bが当接する面とは反対側の面を押すリブ15dが形
成されている。このリブ15dは、フレキシブルケーブ
ル14の幅方向の前記厚さ方向位置決め部15aと15
bの間の距離Lの間に形成されており、図示の例では同
じ形状のリブ15dが左右対称位置の2箇所に形成され
ている。
【0028】前記フレキ固定部材15と組立てられた前
記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部材15
内で、図9及び図10に示すように、厚さ方向位置決め
部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合計
4箇所)と2箇所のリブ15dによって挟まれた状態で
位置決め固定される。そのため、図11に示すように、
前記リブ15dによって押されるフレキシブルケーブル
14の面が湾曲面31となり、これによってフレキシブ
ルケーブル14の剛性が向上する。従って、図11中に
矢印Fで示す方向の外力、例えば図2の状態で記録ヘッ
ド装着時などにユーザーによってキャリッジ10側から
フレキシブルケーブル14に加えられる故意の力に対し
ても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや変形を生
じることなく確実に固定することができる。
【0029】前記フレキシブルケーブル14の一端をキ
ャリッジ10側に接続するとともに該フレキシブルケー
ブル14を前記フレキ固定部材15と組立てることによ
りフレキユニット8(図12)が構成される。図12
は、このフレキユニット8を前記フレキ固定部材15に
よって装置本体のシャーシ1に固定する状態を説明する
ための模式的分解斜視図である。図12において、前述
の方法でフレキシブルケーブル14とフレキ固定部材1
5との組立てが終了してフレキユニット8の状態にした
後、このフレキユニット8を前記フレキ固定部材15に
よってシャーシ1に固定する。
【0030】このフレキユニットの固定は以下のように
して行われる。先ず、図12に示すように、シャーシ1
の中央付近に設けられた開口部1eにフレキユニット8
の電気基板2への挿入側端部14aを挿通し、フレキ固
定部材15の端部9eをシャーシ1の前記開口部1eの
端部1fに引っ掛け、次いで、フレキ固定部材15の位
置決めボス9a、9bをシャーシ1の位置決め孔1a、
1bに挿通して位置決めを行う。この時、位置決めボス
9a側が位置決め孔1aと嵌合することによって位置決
めされる。その後、フレキ固定部材15の爪9c、9d
をシャーシ1の爪孔1c、1dに引っ掛けることによ
り、該フレキ固定部材15とシャーシ1との位置決め固
定を確実に行う。ここで、前記フレキ固定部材15は樹
脂による一体成形品で作られており、前述の厚さ方向位
置決め部15a、15b、幅方向位置決め部15c、リ
ブ15d、位置決めボス9a、9b、爪9c、9d、端
部9eなどが板状本体部と一体成形で形成されている。
【0031】そして、フレキシブルケーブル14の端部
14aを、図5示すように、シャーシ1の裏面(キャリ
ッジ10と反対側の面)にねじ32で取り付けられた電
気基板2のコネクタ部2aに差し込んで電気的接続を完
了するとともに、キャリッジ10をガイド軸4(図2)
及びガイドレール5(図2)によって移動可能に案内支
持する状態で装置本体に組み付ける。最後にキャリッジ
10上に記録ヘッド12を装着する。以上によって、フ
レキユニット8の組立てが終了するとともに、キャリッ
ジ10の組み付け及び記録ヘッドの搭載が完了し、自動
給紙装置40等の給紙部から記録部へ搬送されてくる記
録媒体(記録紙P等)に対する記録が可能な状態にな
る。
【0032】以上説明した実施例に係る記録装置は、制
御部2から記録手段12へ電気信号を伝達するフレキシ
ブルケーブル14と、前記フレキシブルケーブルを装置
本体1に固定するためのフレキ固定部材15を有し、記
録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒
体Pに記録する記録装置において、前記フレキ固定部材
15では、前記フレキシブルケーブル14を基準位置3
0で略90度方向に折り曲げ、このフレキシブルケーブ
ルの折り曲げ部の近傍部分を該フレキシブルケーブルの
幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部15a、1
5bに通すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ
方向と幅方向15cの位置決めを行い、前記フレキシブ
ルケーブル14の前記折り曲げ部30の反対側近傍部分
を前記両側の厚さ方向位置決め部15a、15bの間で
該厚さ方向位置決め部と反対側のフレキシブルケーブル
面を押すリブ15dによって湾曲させるように構成され
ている。
【0033】また、上記実施例の構成によれば、前記フ
レキ固定部材15に、前記フレキシブルケーブル面を押
すリブ15dが複数(2箇所)設けられている。さら
に、前記フレキ固定部材15は、前記厚さ方向位置決め
部15a、15b及び前記リブ15dが一体に形成され
た樹脂一体成形品で作られている。そして、以上説明し
た第1実施例によれば、フレキシブルケーブル14はそ
の基準位置となる90度折り曲げ部30をその両側近傍
で厚さ方向位置決め部15a、15bとリブ15dによ
って挟んだ状態で位置決め固定されるので、当該フレキ
シブルケーブル14の面は図11に示すような湾曲面3
1の状態に湾曲され、それによってフレキシブルケーブ
ル14の剛性が向上し、図11中の矢印Fで示す方向か
らの外力、例えば記録ヘッド交換時などに作用するフレ
キシブルケーブル14のキャリッジ10側からのユーザ
ーによる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル1
4に位置ずれや変形等を生じさせることなく十分な固定
力で確実に位置決め固定することが可能となる。
【0034】図13は本発明を適用した記録装置の第2
実施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達す
るフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフ
レキ固定部材の模式的平面図であり、図14は図13の
フレキ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定す
る方法を示す模式的平面図であり、図15は図14中の
線15−15に沿った縦断面図であり、図16は本発明
を適用した記録装置の第2実施例のフレキ固定部材内で
のフレキシブルケーブルの形態を示す模式的平面図であ
る。
【0035】次に、図13〜図16を参照して本発明を
適用した記録装置の第2実施例について説明する。前述
の第1実施例では、フレキ固定部材15内のフレキシブ
ルケーブル15の面(折り曲げ部30の近傍の面)を押
すリブとして、同じ形状寸法のリブ15dを2箇所に形
成した。つまり、複数(2個)のリブ15dの先端(頂
点)を同じ高さとし、これらの頂点を結ぶ線がフレキシ
ブルケーブル14の幅方向に平行な直線に対して平行な
線になるような構成とした。
【0036】これに対し、図13〜図16の第2実施例
では、フレキ固定部材15の内部に形成される前記フレ
キシブルケーブル14の面を押す複数のリブ15dは同
じ形状寸法のものではなく、フレキ固定部材15のフレ
キシブルケーブル面を押す複数(図示の例では3箇所)
のリブ15dの頂点を結ぶ線が該フレキシブルケーブル
14の幅方向に平行な直線に対して平行でない線となる
ように構成されている。本実施例では、フレキ固定部材
15の両側に形成された厚さ方向位置決め部15a、1
5bの間の距離Lの間の3箇所にリブ15dが形成さ
れ、両側のリブ15dは互いに同じ形状寸法で形成され
ているが、中央部のリブ15dは両側のリブより高い寸
法を有する形状寸法にされている。なお、本実施例にお
いては、複数(通常3箇所以上)のリブ15dの形状
は、全体としては形状寸法が異なるが一部のもの同士で
は同じ形状寸法のものにしても良く、あるいは、必要に
応じて、全て互いに異なる寸法形状のものにしても良
い。
【0037】図13〜図16の第2実施例は、以上の点
で図1〜図12で説明した第1実施例と相違するが、そ
の他の部分では実質上同じ構成を有しており、それぞれ
対応する部分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省
略する。図13〜図16の第2実施例における具体的な
フレキシブルケーブル14とフレキ固定部材15との組
立て方法は、前述の第1実施例と殆ど同じであり、以下
の通りである。
【0038】先ず、図8に示すように、フレキシブルケ
ーブル14をその基準位置30で90度方向に折り曲げ
る。そして、図14に示すように、この折り曲げたフレ
キシブルケーブル14を、フレキ固定部材15の該フレ
キシブルケーブル14の一方の幅方向端部に設けられた
厚さ方向位置決め部15a(図示の例では2箇所)の下
側に挿通し、次いで該フレキシブルケーブル14を、そ
の他側の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部1
5b(図示の例では2箇所)の下側に挿通する。これに
よって、図14に示すように、フレキ固定部材15のフ
レキシブルケーブル14の幅方向両側にある幅方向位置
決め部15c、15cによる該フレキシブルケーブル1
4と該フレキ固定部材15の位置決めが行われる。
【0039】また、フレキ固定部材15には、前記フレ
キシブルケーブル14の90度方向の折り曲げ部分(基
準位置)30の近傍の立ち上がり部に、該フレキシブル
ケーブル14の前記厚さ方向位置決め部15a、15b
が当接する面とは反対側の面を押すリブ15dが形成さ
れている。このリブ15dは、フレキシブルケーブル1
4の幅方向の前記厚さ方向位置決め部15aと15bの
間の距離Lの間に形成されており、図示の例では異なる
形状寸法のリブ15dが3箇所に形成されている。
【0040】前記フレキ固定部材15と組立てられた前
記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部材15
内で、図14及び図15に示すように、厚さ方向位置決
め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合
計4箇所)と3箇所のリブ(形状寸法の異なる3箇所の
リブ)15dによって挟まれた状態で位置決め固定され
る。そのため、図16に示すように、前記リブ15dに
よって押されるフレキシブルケーブル14の面が湾曲面
34となり、これによってフレキシブルケーブル14の
剛性が向上する。従って、図16に矢印Fで示す方向の
外力、例えば図2の状態で記録ヘッド装着時などにユー
ザーによってキャリッジ10側からフレキシブルケーブ
ル14に加えられる故意の力に対しても、フレキシブル
ケーブル14を位置ずれや変形を生じることなく確実に
固定することができる。
【0041】図13〜図16の第2実施例においても、
前記フレキシブルケーブル14の一端をキャリッジ10
側に接続するとともに該フレキシブルケーブル14を前
記フレキ固定部材15と組立てることによりフレキユニ
ット8(図12)が構成され、このフレキユニット8は
前記フレキ固定部材15によって装置本体のシャーシ1
に固定される。さらに、本実施例によるフレキユニット
8も、図1〜図12で説明した第1実施例の場合と同様
の方法でシャーシ1上の電気基板2に接続されること
で、その組立てが終了し、そして、キャリッジ10の組
み付け及び記録ヘッドの搭載が完了することで、記録装
置の組立てが完了し、自動給紙装置40等の給紙部から
記録部へ搬送されてくる記録媒体(記録紙P等)に対す
る記録が可能な状態になる。これらは、前述の第1実施
例の場合と同様であるので、その詳細説明は省略する。
【0042】以上、図13〜図16で説明した第2実施
例によれば、フレキシブルケーブル14はその基準位置
となる90度折り曲げ部30をその両側近傍で厚さ方向
位置決め部15a、15bと複数のリブ15dによって
挟んだ状態で位置決め固定されるので、当該フレキシブ
ルケーブル14の面は図16に示すような湾曲面34の
状態に湾曲され、それによってフレキシブルケーブル1
4の剛性が向上し、図16中の矢印Fで示す方向からの
外力、例えば記録ヘッド交換時などに作用するフレキシ
ブルケーブル14のキャリッジ10側からのユーザーに
よる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14に
位置ずれや変形等を生じさせることなく十分な固定力で
確実に位置決め固定することが可能となる。
【0043】前述の第1実施例及び第2実施例において
は、フレキ固定部材15に、フレキシブルケーブル面を
押すためにリブ15dを形成したが、このリブ15dに
代えて部分円弧状の湾曲面を形成しても良い。このよう
な構成を以下に第3実施例として具体的に説明する。図
17は本発明を適用した記録装置の第3実施例における
制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブル
ケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部材の
模式的平面図であり、図18は図17のフレキ固定部材
に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す模
式的平面図であり、図19は図18中の線19−19に
沿った縦断面図であり、図20は本発明を適用した記録
装置の第3実施例のフレキ固定部材内でのフレキシブル
ケーブルの形態を示す模式的平面図である。
【0044】本実施例は、フレキシブルケーブル14の
折り曲げ部30の反対側近傍部分(立ち上がり面側の近
傍部分)を両側の厚さ方向位置決め部15a、15bの
間で該厚さ方向位置決め部と反対側のフレキシブルケー
ブル面を押す手段として、フレキ固定部材15に形成さ
れた部分円弧状の凸状湾曲面33dを使用し、該凸状の
部分円弧状湾曲面33dによってフレキシブルケーブル
面を湾曲させることを特徴とするものである。つまり、
本実施例は、前述の第1実施例及び第2実施例における
リブ15dに代えて上記部分円弧状湾曲面33dを形成
するものであり、その以外の部分では第1実施例及び第
2実施例の場合と実質上同じ構成を有するものである。
【0045】次に、図17〜図20を参照して、本実施
例(第3実施例)におけるフレキシブルケーブル14と
フレキ固定部材15との具体的な組立て方法を説明す
る。先ず、図8に示すように、フレキシブルケーブル1
4をその基準位置30で90度方向に折り曲げる。そし
て、図18に示すように、この折り曲げたフレキシブル
ケーブル14を、フレキ固定部材15の該フレキシブル
ケーブル14の一方の幅方向端部に設けられた厚さ方向
位置決め部15a(図示の例では2箇所)の下側に挿通
し、次いで該フレキシブルケーブル14を、その他側の
幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15b(図
示の例では2箇所)の下側に挿通する。これによって、
図18に示すように、フレキ固定部材15のフレキシブ
ルケーブル14の幅方向両側にある幅方向位置決め部1
5c、15cによる該フレキシブルケーブル14と該フ
レキ固定部材15の位置決めが行われる。
【0046】また、フレキ固定部材15には、前記フレ
キシブルケーブル14の90度方向の折り曲げ部分(基
準位置)30の近傍の立ち上がり部に、該フレキシブル
ケーブル14の前記厚さ方向位置決め部15a、15b
が当接する面とは反対側の面を押す部分円弧状の凸状湾
曲面35dが形成されている。この湾曲面35dは、フ
レキシブルケーブル14の幅方向の前記厚さ方向位置決
め部15aと15bの間の距離Lの間に形成されてい
る。
【0047】前記フレキ固定部材15と組立てられた前
記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部材15
内で、図18及び図19に示すように、厚さ方向位置決
め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合
計4箇所)と前記凸状湾曲面35dとによって挟まれた
状態で位置決め固定される。そのため、図20に示すよ
うに、前記湾曲面35dによって押されるフレキシブル
ケーブル14の面が湾曲面36となり、これによってフ
レキシブルケーブル14の剛性が向上する。従って、図
20中の矢印Fで示す方向の外力、例えば図2の状態で
記録ヘッド装着時などにユーザーによってキャリッジ1
0側からフレキシブルケーブル14に加えられる故意の
力に対しても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや
変形を生じることなく確実に固定することができる。
【0048】図17〜図20の第3実施例においても、
前記フレキシブルケーブル14の一端をキャリッジ10
側に接続するとともに該フレキシブルケーブル14を前
記フレキ固定部材15と組立てることによりフレキユニ
ット8(図12)が構成され、このフレキユニット8は
前記フレキ固定部材15によって装置本体のシャーシ1
に固定される。さらに、本実施例によるフレキユニット
8も、図1〜図12で説明した第1実施例の場合と同様
の方法でシャーシ1上の電気基板2に接続されること
で、その組立てが終了し、そして、キャリッジ10の組
み付け及び記録ヘッドの搭載が完了することで、記録装
置の組立てが完了し、自動給紙装置40等の給紙部から
記録部へ搬送されてくる記録媒体(記録紙P等)に対す
る記録が可能な状態になる。これらは、前述の第1実施
例の場合と同様であるので、その詳細説明は省略する。
【0049】以上、図17〜図20で説明した第3実施
例によれば、フレキシブルケーブル14はその基準位置
となる90度折り曲げ部30をその両側近傍で厚さ方向
位置決め部15a、15bと凸状の部分円弧状湾曲面3
5dによって挟んだ状態で位置決め固定されるので、当
該フレキシブルケーブル14の面は図20に示すような
湾曲面36に湾曲され、それによってフレキシブルケー
ブル14の剛性が向上し、図20中の矢印Fで示す方向
からの外力、例えば記録ヘッド交換時などに作用するフ
レキシブルケーブル14のキャリッジ10側からのユー
ザーによる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル
14に位置ずれや変形等を生じさせることなく十分な固
定力で確実に位置決め固定することが可能となる。
【0050】以上の説明から明らかなように、本発明を
適用した記録装置の実施例においては、フレキ固定部材
15は、樹脂による一体成形によって作られていて、フ
レキシブルケーブル14を厚さ方向位置決め部15a、
15bとリブ15d又は湾曲面35dとによって挟んだ
配置が採られる。このため、フレキシブルケーブル14
の面に湾曲(湾曲面31、34、36)が生じ、これに
よって、フレキシブルケーブル14の剛性が上がり、外
力すなわちフレキシブルケーブル14のキャリッジ10
側からの記録ヘッド12装着時等のユーザーによる故意
の力に対しても耐えられるようになる。
【0051】そのため、以下のような効果が得られる。
すなわち、フレキシブルケーブルを装置本体(シャーシ
1)に固定する時に、外力に対しての固定力を得るため
に、フレキ固定部材の中でフレキシブルケーブルを36
0度の方向へ折り曲げる必要がないため、フレキシブル
ケーブルとフレキ固定部材との組立て性を向上させるこ
とができる。そのため、組立て性の向上と固定力の確保
の両立が可能となり、両面テープ等によるフレキシブル
ケーブルとフレキ固定部材との固定をする必要がなく、
少なくとも両面テープ分のコストを低減することが可能
となる。また、フレキ固定部材を樹脂の一体成形品で作
ることにより、フレキ固定部材自体のコスト低減を図る
こともできる。
【0052】なお、以上の実施例では、記録装置がイン
クジェット記録装置である場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、液体インクの他に、インクリボンや感熱
用紙等を使用するワイヤドット式、感熱式、熱転写式、
レーザービーム式の記録装置など、他の記録方式を用い
る記録装置に対しても同様に適用することができ、同様
の作用効果を達成するできるものである。また、本発明
は、単色記録を行う記録装置、1個または複数個の記録
ヘッドを用いて複数の異なる色で記録するカラー記録装
置、同一色彩で異なる濃度の複数濃度で記録する階調記
録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置など
の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を
達成しうるものである。
【0053】また、以上の実施例では、記録手段として
の記録ヘッドを主走査方向に移動させながら記録するシ
リアル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発
明は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのラ
インタイプの記録ヘッドを用いて副走査のみで記録する
ライン記録方式(ライン型記録装置)の場合にも、同様
に適用することができ、同様の効果を達成し得るもので
ある。
【0054】また、本発明は、インクタンクを用いて記
録するインクジェット記録装置の場合、記録ヘッドとイ
ンクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジ
を用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、
その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成な
ど、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような
場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。さらに、本発明は、インクジェット記
録装置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体
等を用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式
の記録手段を使用するインクジェット記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれ
ば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからであ
る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、制御部から記録手段へ電気信号
を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブル
ケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部材を
有し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することによ
り記録媒体に記録する記録装置において、前記フレキ固
定部材では、前記フレキシブルケーブルを基準位置で略
90度方向に折り曲げ、このフレキシブルケーブルの折
り曲げ部の近傍部分を該フレキシブルケーブルの幅方向
両側に設けられた厚さ方向位置決め部に通すことによっ
て該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決
めを行い、前記フレキシブルケーブルの前記折り曲げ部
の反対側近傍部分を前記両側の厚さ方向位置決め部の間
で該厚さ方向位置決め部と反対側のフレキシブルケーブ
ル面を押すリブ又は凸状湾曲面によって湾曲させる構成
としたので、制御部から記録手段へ電気信号を伝達する
フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレ
キ固定部材に対して、該フレキシブルケーブルを、容易
にかつ十分な固定力で、両面テープ等の固着手段を必要
とせずに簡単かつ確実に固定することができ、フレキシ
ブルケーブルに作用する外力による該フレキシブルケー
ブルの位置ずれを防止するとともに、フレキシブルケー
ブル組立ての作業性の向上及びコストダウンを図ること
ができる記録装置が提出される。
【0056】請求項2〜6の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記フレキ固定部材に、前記フレキ
シブルケーブル面を押すリブが複数設けられている構
成、前記フレキ固定部材の前記フレキシブルケーブル面
を押す複数のリブの頂点を結ぶ線は、フレキシブルケー
ブルの幅方向に平行な直線に対して平行でない構成、前
記フレキ固定部材は、前記厚さ方向位置決め部及び前記
リブが一体に形成された樹脂一体成形品である構成、前
記フレキ固定部材の前記フレキシブルケーブル面を押す
前記凸状湾曲面の形状は、フレキシブルケーブルの幅方
向に平行な直線に対して平行でない構成、あるいは、前
記フレキ固定部材は、前記厚さ方向位置決め部及び前記
凸状湾曲面が一体に形成された樹脂一体成形品である構
成としたので、一層効率よく上記効果を達成できる記録
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の第1実施例の外観
斜視図である。
【図2】本発明を適用した記録装置の第1実施例の内部
構成を示す斜視図である。
【図3】図2の記録装置の縦断面図である。
【図4】図2の記録装置の記録部の正面図である。
【図5】図2の記録装置のシャーシの裏面に取り付けら
れる電気基板などを示す分解斜視図である。
【図6】図2中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図7】本発明を適用した記録装置の第1実施例におけ
る制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブ
ルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部材
の平面図である。
【図8】図7のフレキ固定部材によって固定されるフレ
キシブルケーブルの折り曲げ部を示す模式的斜視図であ
る。
【図9】図8のフレキ固定部材に図8のフレキシブルケ
ーブルを固定する方法を示す平面図である。
【図10】図9中の線10−10に沿った縦断面図であ
る。
【図11】本発明を適用した記録装置の第1実施例のフ
レキ固定部材内でのフレキシブルケーブルの形態を示す
平面図である。
【図12】本発明を適用した記録装置の第1実施例にお
けるフレキユニットをフレキ固定部材によって装置本体
のシャーシに固定する状態を説明するための分解斜視図
である。
【図13】本発明を適用した記録装置の第2実施例にお
ける制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシ
ブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部
材の平面図である。
【図14】図13のフレキ固定部材に図8のフレキシブ
ルケーブルを固定する方法を示す平面図である。
【図15】図14中の線15−15に沿った縦断面図で
ある。
【図16】本発明を適用した記録装置の第2実施例のフ
レキ固定部材内でのフレキシブルケーブルの形態を示す
模式的平面図である。
【図17】本発明を適用した記録装置の第3実施例にお
ける制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシ
ブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部
材の平面図である。
【図18】図17のフレキ固定部材に図8のフレキシブ
ルケーブルを固定する方法を示す平面図である。
【図19】図18中の線19−19に沿った縦断面図で
ある。
【図20】本発明を適用した記録装置の第3実施例のフ
レキ固定部材内でのフレキシブルケーブルの形態を示す
平面図である。
【図21】従来の記録装置におけるフレキユニットを装
置本体のシャーシへ取り付けるための構造を示す斜視図
である。
【図22】図21中のフレキ固定部材内でのフレキシブ
ルケーブルの固定方法を示す縦断面図である。
【図23】図21の記録装置において装置本体のシャー
シの反対側の面に電気基板を取り付けるための構造を示
す斜視図である。
【図24】フレキシブルケーブルをフレキ固定部材に両
面テープを用いて固定する状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 1a、1b シャーシの位置決め孔 1c、1d シャーシの爪孔 1e シャーシの開口部 1f シャーシの開口部の端部 2 電気基板 2a 電気基板のコネクタ部 3 キャリッジモータ 4 ガイド軸 5 ガイドレール 6 アイドルプーリ 7 タイミングベルト 8 フレキユニット 9a、9b フレキ固定部材の位置決めボス 9c、9d フレキ固定部材の爪 9e フレキ固定部材の端部 10 キャリッジ 11 駆動プーリ 12 記録手段(記録ヘッド) 13 インクタンク 14 フレキシブルケーブル 14a 電気基板への挿入側端部(フレキシブルケー
ブル) 15 フレキ固定部材 15a、15b フレキ固定部材の厚さ方向位置決め
部 15c フレキ固定部材の幅方向の位置決め部 15d リブ 17 LFモータ 18 キャリッジモータドライバ 19 LFモータドライブ 21 記録装置(装置本体) 22 用紙サポート 23 排紙トレイ 24 補助トレイ 30 フレキシブルケーブルの折り曲げ基準位置
(90度折り曲げ位置) 31、34、36 フレキシブルケーブルの面の湾曲
状態 32 ネジ 40 ASF(Aaut Sheet Feeder 自動給紙装置) 41 給紙ローラ 42 ピンチローラ 43 送紙ローラ 44 紙押え 45 プラテン 46 排紙ローラ 47 拍車 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体 P 用紙 L フレキ固定板の両側の厚さ方向位置決め部の
間の距離

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部から記録手段へ電気信号を伝達す
    るフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブル
    を装置本体に固定するためのフレキ固定部材を有し、記
    録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒
    体に記録する記録装置において、 前記フレキ固定部材では、前記フレキシブルケーブルを
    基準位置で略90度方向に折り曲げ、このフレキシブル
    ケーブルの折り曲げ部の近傍部分を該フレキシブルケー
    ブルの幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部に通
    すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅
    方向の位置決めを行い、前記フレキシブルケーブルの前
    記折り曲げ部の反対側近傍部分を前記両側の厚さ方向位
    置決め部の間で該厚さ方向位置決め部と反対側のフレキ
    シブルケーブル面を押すリブ又は凸状湾曲面によって湾
    曲させることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキ固定部材に、前記フレキシブ
    ルケーブル面を押すリブが複数設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキ固定部材の前記フレキシブル
    ケーブル面を押す複数のリブの頂点を結ぶ線は、フレキ
    シブルケーブルの幅方向に平行な直線に対して平行でな
    いことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキ固定部材は、前記厚さ方向位
    置決め部及び前記リブが一体に形成された樹脂一体成形
    品であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記フレキ固定部材の前記フレキシブル
    ケーブル面を押す前記凸状湾曲面の形状は、フレキシブ
    ルケーブルの幅方向に平行な直線に対して平行でないこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記フレキ固定部材は、前記厚さ方向位
    置決め部及び前記凸状湾曲面が一体に形成された樹脂一
    体成形品であることを特徴とする請求項1又は5に記載
    の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段がインクを吐出して記録を
    行うインクジェット記録手段であることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段はインクを吐出するために
    利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備え
    ているインクジェット記録手段であることを特徴とする
    請求項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は前記電気熱変換体が発生
    する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用し
    て吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請求
    項8に記載の記録装置。
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