JP2004330548A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気基板から印字ヘッドへ信号を伝達するフレキシブルケーブルと、これを固定するために、フレキ固定部を有する記録装置において、フレキシブルケーブルを簡単に、かつ、確実に固定し、さらに、フレキ固定部材を廃止してコストダウンを図る。
【解決手段】フレキシブルケーブルを基準位置で略90度方向に折り曲げ、まず、このフレキシブルケーブルの折り曲げ部の近傍部分を幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部に通すことによって厚さ方向と幅方向の位置決めを行い、次に、フレキシブルケーブルの前記折り曲げ部の反対側近傍部分を、両側の厚さ方向位置決め部間で、その厚さ方向位置決め部の反対側面を押すことによって湾曲させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録情報に基づいて記録手段により記録媒体に記録を行う記録装置に関し、詳しくは、制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、複写機、ワープロ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワードプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力機器として用いられる記録装置は、記録情報に基づいて記録紙やプラスチック薄板(OHP用シートなど)等の記録媒体(又は被記録材)に画像(文字や記号なども含む)を記録していくように構成されている。前記記録装置は、使用する記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式に分けることができる。
【0003】
記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査方向)と交叉する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記録位置にセットした後、該記録媒体に沿って移動(主走査)するキャリッジ(ヘッド保持部材)上に搭載した記録手段としての記録ヘッドによって画像(文字や記号等を含む)を記録(プリント)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り(副走査)を行い、その後に次の行の画像を記録するという動作を繰り返すことにより、記録媒体の全体に画像が記録される。一方、記録媒体を搬送方向(紙送り方向)に送る副走査のみで記録するラインタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記録位置にセットし、一括して1ライン分又は1行分の記録を連続的に行いながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、記録媒体の全体に画像が記録される。
【0004】
本発明は、制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有し、該フレキシブルケーブルを通して装置本体の制御部からの各種信号を記録手段へ伝達することにより記録動作を行い、コンピュータやワードプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力機器として用いられるプリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置を対象とするものである。
【0005】
すなわち、各種のプリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置においては、装置本体内の電気基板等の制御部から記録ヘッド等の記録手段を有する記録部へ信号を伝達する手段として、フレキシブル基板に信号線を形成したフレキシブルケーブルが広く使用されている。そして、このフレキシブルケーブルを装置本体に固定するために、装置本体にフレキ固定部分を設ける、あるいは、1部品追加してフレキ固定部材を用いる構造があるが、後者のフレキ固定部材を用いる方が一般的である。
【0006】
図17は従来の記録装置における上記フレキユニットと該フレキユニットの装置本体(シャーシ)への取り付け構造を示す模式的斜視図である。なお、図17は記録装置がインクジェット記録装置である場合を例示している。記録素子上に配置した吐出口からインク滴を吐出させて記録を行うインクジェット記録装置は、低騒音で、容易に高密度記録が可能であり、高速記録が可能であるなど、他の方式の記録装置に比べても、多くの利点を有している。また、このインクジェット記録装置は、一般的に、複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせ、一方で非記録時に記録紙を記録幅(一行の高さ)に等しい量で間欠搬送するように構成されるため、ランニングコストが安く、装置の小型化も可能であり、さらに多色のインクを用いてカラー画像の記録に対応することも容易である。
【0007】
図17において、フレキユニット50は、フレキシブル基板に信号線を形成したフレキシブルケーブル51の一端51aを記録ヘッドを搭載するキャリッジ55に固定するとともに、該フレキシブルケーブル51の他端寄りの部位に装置本体(シャーシ53)に固定されるフレキ固定部材(フレキ固定板)52を取り付けることにより、予め組立て状態にしてユニット部品として用意される。
【0008】
そして、このフレキユニット50は、前記フレキ固定部材52を装置本体(シャーシ53)に固定することにより、装置本体の制御部に接続される。その際、フレキユニット50のキャリッジ55と反対側の他端51bを、シャーシ53の中央付近に設けられた開口部54を通して、該シャーシ53の裏面(キャリッジ55と反対側の面)に導くことで前記制御部に接続される。
【0009】
この従来例では、前記フレキシブルケーブル51を装置本体(シャーシ53)に固定するために、フレキ固定部材(フレキ固定板)52が使用されている。このフレキ固定部材52には2つの爪52a、52bが形成され、前記シャーシ53には爪孔53a、53bが形成されている。フレキシブルケーブル51を前記爪52a、52bの間に挿通してフレキ固定部材52に位置決めするとともに、これらの爪52a、52bを前記爪孔53a、53bに嵌合固定することにより、このフレキシブルケーブル51は、必要以上の動きを規制された状態でシャーシ53に対し位置関係がずれないように確実に固定されている。
【0010】
図18は図17中のフレキ固定部材52内でのフレキシブルケーブル51の固定方法を示す縦断面図である。図18において、フレキシブルケーブル51は、折り曲げ部51c、51dで示すように、フレキ固定部材52の内部で360度の方向に2回折り曲げることによって固定されている。これにより、フレキシブルケーブル51は、ユーザーが記録ヘッド装着時等に該記録ヘッド側からフレキシブルケーブル51に故意の力を加えても、該フレキシブルケーブル51がフレキ固定部材52内でずれたり外れたりすることのない状態で、確実に固定されるようになっている。
【0011】
図19は、図17及び図18で説明した方法でフレキシブルケーブル51をシャーシ53に固定した後、該シャーシ53の反対側の面(キャリッジ55と反対側の面)に電気基板56を取り付けるとともに前記フレキシブルケーブル51を該電気基板に接続する状態を示す模式的斜視図であり、図20はフレキシブルケーブル51をフレキ固定部材52に両面テープ58を用いて固定する状態を模式的に示す縦断面図である。
【0012】
図19において、前述の方法でフレキシブルケーブル51をシャーシ53に固定した後、シャーシ面のキャリッジ55と反対側の面に電気基板56をネジ57で取り付ける。そして、シャーシ53面のキャリッジと反対側の面に通されたフレキユニット50(フレキシブルケーブル51)の他端51bを、シャーシ53上に取り付けられた電気基板56のコネクタ部56aに挿入する。これによって、制御部からの信号がシャーシ面を挟んで電気基板56と反対側に設置されているキャリッジ55上の記録ヘッド等へ伝達可能となり、記録ヘッドによる記録が可能な状態になる。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−226060号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上説明したフレキシブルケーブルの位置決め固定方法では、次のような解決すべき技術的課題があった。
【0015】
1.フレキ固定部材52を用いて、外力に対抗できる固定力が得られるように、フレキシブルケーブル51を装置本体(シャーシ53)に組み立てて固定しようとすると、フレキシブルケーブル51をフレキ固定部材52の中で360度の方向へ2回折り曲げる必要があり、フレキシブルケーブル51とフレキ固定部材52との組立て性があまり良くなかった。
【0016】
2.組立て性の向上及び固定力の増大の双方を実現するために、フレキシブルケーブル51をフレキ固定部材(フレキ固定板)52の中で360度の方向へ折り曲げる代わりに、図20に示すように、フレキシブルケーブル51を両面テープ58等によってフレキ固定部材52に固定する方法も考えられるが、このような固定方法ではコストアップになってしまう。
【0017】
3.記録装置本体の組立て工程を簡単にする手段として、予め組み立ててユニット化(フレキユニット状態に)しておき、このユニットを記録装置本体に組み付けるという考え方では、部品点数削減によるコストダウンが困難になってきている。
【0018】
本発明は上記のような従来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部に対して、該フレキシブルケーブルを、容易にかつ十分な固定力で、両面テープ等の固着手段を必要とせずに簡単かつ確実に固定することができ、フレキシブルケーブルに作用する外力による該フレキシブルケーブルの位置ずれを防止する。さらに、フレキシブルケーブル組立て時の作業性を低下させずに、フレキシブルケーブルのユニット化をやめることで、部品点数を削減したコストダウンを図ることができる記録装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、以下(1)〜(12)の構成を備える。
【0020】
(1)制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒体に記録する記録装置において、
前記フレキ固定部分では、前記フレキシブルケーブルを基準位置で略90度方向に折り曲げ、
まず、フレキシブルケーブルの折り曲げ部の近傍部分を、該フレキシブルケーブルの幅方向両側に配置され、装置本体の構造部材の一部に設けられている厚さ方向位置決め部に通すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決めを行い、
次に、前記フレキシブルケーブルの折り曲げ部の前記厚さ方向位置決め部との反対面近傍部分を、該両側の厚さ方向位置決め部間の距離L1間で、該フレキシブルケーブルの中央部分が該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる部分を、装置本体の構造部材の一部に設けることで、フレキシブルケーブルを湾曲させることを特徴とする記録装置。
【0021】
(2)前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる装置本体の構造部材の一部は突起部であり、その突起部が複数設けられていることを特徴とする上記(1)に記載の記録装置。
【0022】
(3)前記フレキ固定部分で、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる装置本体の複数の突起部の頂点を結ぶ線は、フレキシブルケーブルの幅方向に対して中央部分が凸状に配置されていることを特徴とする上記(2)に記載の記録装置。
【0023】
(4)前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる装置本体の構造部材の一部は凸状湾曲面であり、その形状は、フレキシブルケーブルの幅方向に対する湾曲面であることを特徴とする上記(1)に記載の記録装置。
【0024】
(5)制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒体に記録する記録装置において、
前記フレキ固定部分では、前記フレキシブルケーブルを基準位置で略90度方向に折り曲げ、
まず、このフレキシブルケーブルの折り曲げ部の近傍部分を、該フレキシブルケーブルの幅方向両側に配置され、装置本体の構造部材の一部に設けられている厚さ方向位置決め部に通すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決めを行い、
次に、前記フレキシブルケーブルの折り曲げ部の前記厚さ方向位置決め部との反対面近傍部分を、該両側の厚さ方向位置決め部間の距離L4間で、該フレキシブルケーブルの中央部分が該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる部分を、電気基板の端部に設けることで、フレキシブルケーブルを湾曲させることを特徴とする記録装置。
【0025】
(6)前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる電気基板の端部は突起部であり、その突起部が複数設けられていることを特徴とする上記(5)に記載の記録装置。
【0026】
(7)前記フレキ固定部分で、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる電気基板の端部で構成する複数の突起部の頂点を結ぶ線は、フレキシブルケーブルの幅方向に対して中央部分が凸状に配置されていることを特徴とする上記(6)に記載の記録装置。
【0027】
(8)前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる電気基板の端部は凸状湾曲面であり、その形状は、フレキシブルケーブルの幅方向に対する湾曲面であることを特徴とする上記(5)に記載の記録装置。
【0028】
(9)前記フレキ固定部分が設けられている装置本体の構造部材は、シャーシであることを特徴とする上記(1)乃至(8)のいずれかに記載の記録装置。
【0029】
(10)前記記録手段がインクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段であることを特徴とする上記(1)乃至(9)のいずれかに記載の記録装置。
【0030】
(11)前記記録手段はインクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えているインクジェット記録手段であることを特徴とする上記(10)に記載の記録装置。
【0031】
(12)前記記録手段は前記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする上記(11)に記載の記録装置。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。なお、各図面を通して、同一符号は同一又は対応する部分を示す。図1は本発明を適用した記録装置の第1実施例の外観斜視図であり、図2は本発明を適用した記録装置の第1実施例の内部構成を示す斜視図であり、図3は図2の記録装置の縦断面図であり、図4は図2の記録装置の記録部の正面図である。
【0033】
ここでは、本発明を適用した記録装置がインクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)である場合を例に挙げて説明する。
【0034】
まず、本実施例に係る記録装置は図1に示すような外観を有し、装置本体21に、装置本体21内部の記録部へ給紙される記録媒体(記録紙等)を保持する用紙サポート22と、装置本体21内部を搬送された後に排紙された記録媒体を保持する排紙トレイ23及び補助トレイ24とが装着されている。
【0035】
次に、図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係る記録装置の給紙部、記録部及び排紙部について順次説明する。
【0036】
給紙部:
図1〜図4において、本実施例に係る記録装置(装置本体21)は、複数枚の記録媒体としての記録紙Pを積載可能な用紙サポート22付きの自動給紙装置(以下ASFともいう)40を有しており、記録紙Pは前記ASF40から給紙ローラ41によって1枚づつ分離されて給紙され、装置本体21内部を通して搬送されていく。ASF40から送給された記録紙Pは紙押え44の先端部に回転自在に保持されたピンチローラ42によって搬送ローラ43に圧接されることで搬送力を付与され、該搬送ローラ43の駆動回転に応じて記録部へ搬送されていく。
【0037】
記録部:
上記給紙部から記録部へ搬送された記録紙Pは記録ヘッド12とプラテン45との間に挿通されるように搬送され、記録手段としての記録ヘッド12によって記録が行われる。記録ヘッド12にはカラー用インクタンク及びブラックインクタンクから成る2つのインクタンク13が着脱自在に装着されており、この記録ヘッド12はキャリッジ10に位置決め状態で搭載されている。
【0038】
前記キャリッジ10は、記録紙Pの搬送方向に対して直角方向に延伸するガイド軸4及びガイドレール5により往復移動可能に案内支持されている。前記ガイドレール5は、キャリッジ10の後端を保持することで該キャリッジ10の回動位置(前後方向傾斜姿勢)を規制することにより、記録ヘッド12と記録紙Pとの間隔(紙間距離)を維持するものである。
【0039】
図5は図2の記録装置のシャーシ1の裏面(キャリッジ10と反対側の面)に取り付けられる電気基板2などを示す分解斜視図である。
【0040】
図5に示すように、装置本体21内のシャーシ1の裏面(キャリッジ10と反対側の面)には電気基板2がネジ32で取り付けられており、前記キャリッジ10は、該電気基板2上のキャリッジモータドライバ18の信号により制御されるキャリッジモータ3によって駆動される。
【0041】
図2〜図4において、前記キャリッジ10は、前記キャリッジモータ3のモータ軸に取り付けられた駆動プーリ11とその反対側に配設されたアイドルプーリ6との間に張設(張架)されたタイミングベルト7に連結されており、該キャリッジモータ3の正逆転駆動によって、前記ガイド軸4及び前記ガイドレール5に沿って往復駆動(往復走査)される。なお、前記タイミングベルト7は、アイドルプーリ6によって所定のテンション(張力)を付与された状態で張設されている。また、前記ガイド軸4、ガイドレール5、キャリッジモータ3は、前記シャーシ1に取り付けられている。
【0042】
給紙された記録紙Pは、駆動回転される搬送ローラ43及びこれに押圧されて従動回転するピンチローラ42との間に挟持され、該搬送ローラ43の回転駆動を制御することにより搬送される。前記搬送ローラ43は、前記電気基板2上のLF(Line Feed)モータドライバ19(図5)の信号で駆動されるLFモータによって回転駆動される。
【0043】
記録紙Pが画像形成が行われる行位置(記録ヘッド12と対向する位置)へ搬送されると、前記キャリッジモータ3の駆動力によりキャリッジ10を画像形成する列位置(記録紙Pの搬送方向と垂直な方向き記録開始位置)へ移動させ、記録ヘッド12を画像形成開始位置に対向させる。次いで、電気基板2からの電気信号がフレキシブルケーブル14を介して記録ヘッド12に伝達され、記録ヘッド12から記録情報に基づいて記録紙Pへインクを吐出することにより該記録紙P上に画像が形成(記録)される。
【0044】
記録手段としての前記記録ヘッド12は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するものであり、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたインクジェット記録手段である。また、前記記録ヘッド12は、前記電気熱変換体により印加される熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よりインクを吐出させ、記録を行うものである。
【0045】
図6は、記録ヘッド12のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図6において、記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.2〜約2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド12は、前記吐出口82が主走査方向(該記録ヘッド12及びキャリッジ10の移動方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、キャリッジ10に搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)12が構成されている。
【0046】
排紙部:
記録中の記録紙Pは、前記搬送ローラ43と同期回転する排紙ローラ46とこれに押圧される拍車47との間でも挟持されており、前記搬送ローラ43及び前記排紙ローラ46の回転によって搬送される。記録が行われた記録紙Pは、排紙ローラ46の回転によってさらに搬送されることで、装置本体21内から前記排紙トレイ23(及び補助トレイ24)上に排紙される。こうして、一連の記録動作が終了する。
【0047】
本実施例においては、前記電気基板2等から成る制御部から、記録手段としての前記記録ヘッド12へ記録情報等の電気信号を伝達するためにフレキシブルケーブル14が使用されている。このフレキシブルケーブル14は、一端でキャリッジ10上の記録ヘッド12に接続されており、その他端でシャーシ1に固定された前記電気基板2に接続され、装置本体21のシャーシ1のフレキ固定部15に固定されている。
【0048】
今までは、従来例のように、樹脂による一体成形によって作られているフレキ固定部材52を用い、フレキシブルケーブル14をシャーシ1に直接固定することはなかった。そして、従来例のようなフレキ固定部材52をフレキシブルケーブル14をシャーシ1に配置することで、フレキシブルケーブル14の表面の損傷(例えば皮膜の剥がれ等)を防止していた。
【0049】
しかし、前述してきたように、部品点数を削減したコストダウンを実施するために、本実施例ではフレキ固定部材を廃止した。
【0050】
このため、板金等で作られるシャーシ1部(例えばエッジ部や突起部など)にフレキシブルケーブル14が動きながら接触することで発生するフレキシブルケーブル14の表面の損傷(例えば皮膜の剥がれ等)の防止には、フレキシブルケーブル14が接触するシャーシ1のエッジ部や突起部表面のバリを無くすために、抜きダレ面を面打ちして対応している。
【0051】
図7は本発明を適用した記録装置の第1実施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するための、シャーシ1のフレキ固定部の模式的平面図であり、図8は図7のフレキ固定部によって固定されるフレキシブルケーブルの折り曲げ部を示す模式的斜視図であり、図9は図8のフレキ固定部に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す模式的平面図であり、図10は図9中の線E1−E1に沿った縦断面図であり、図11は本発明を適用した記録装置の第1実施例のフレキ固定部内でのフレキシブルケーブルの形態を示す模式的平面図である。
【0052】
次に図7〜図11を参照して前記フレキシブルケーブル14と前記フレキ固定部との組立て方法について具体的に説明する。先ず、図8に示すように、フレキシブルケーブル14をその基準位置30で90度方向に折り曲げる。そして、図9に示すように、この折り曲げたフレキシブルケーブル14を、フレキ固定部15のシャーシ開口部1aから電気基板2側に送り、フレキ固定部15の該フレキシブルケーブル14の一方の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15a(図示の例では2箇所)の下側に挿通し、次いで該フレキシブルケーブル14の他側の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15b(図示の例では2箇所)の下側に挿通する。これによって、同図に示すように、フレキ固定部15のフレキシブルケーブル14の幅方向両側にある幅方向位置決め部15c、15cによる該フレキシブルケーブル14と該フレキ固定部15の位置決めが行われる。
【0053】
その時、フレキ固定部15には、前記フレキシブルケーブル14の90度方向の折り曲げ部分(基準位置)30の近傍の立ち上がり部に、該フレキシブルケーブル14の前記厚さ方向位置決め部15a、15bが当接する面とは反対側の面を押す突起部15dが形成されている。この突起部15dは、フレキシブルケーブル14の中央部分が、厚さ方向位置決め部15a、15b側に凸状湾曲面となるように、フレキシブルケーブル14の幅方向の前記厚さ方向位置決め部15aと15b間の距離L1の間に形成されており、図示の例では同じ形状の突起部15dが左右対称位置の2箇所に形成されている。
【0054】
前記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部15内で、図9及び図10に示すように、厚さ方向位置決め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合計4箇所)と2箇所の突起部15dによって挟まれた状態で位置決め固定される。そのため、図11に示すように、前記突起部15dによって押されるフレキシブルケーブル14の面が湾曲面31となり、これによってフレキシブルケーブル14の剛性が向上する。従って、図11中に矢印Fで示す方向の外力、例えば図2の状態で記録ヘッド12装着時などにユーザーによってキャリッジ10側からフレキシブルケーブル14に加えられる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや変形を生じることなく確実に固定することができる。
【0055】
そして、フレキシブルケーブル14の端部14aを、図5に示すように、シャーシ1の裏面(キャリッジ10と反対側の面)にねじ32で取り付けられた電気基板2のコネクタ部2aに差し込んで電気的接続を完了するとともに、キャリッジ10をガイド軸4(図2)及びガイドレール5(図2)によって移動可能に案内支持する状態で装置本体21に組み付ける。最後にキャリッジ10上に記録ヘッド12を装着する。
【0056】
以上によって、フレキシブルケーブル14の組立てが終了するとともに、キャリッジ10の組み付け及び記録ヘッド12の搭載が完了し、自動給紙装置40等の給紙部から記録部へ搬送されてくる記録媒体(記録紙P等)に対する記録が可能な状態になる。
【0057】
以上説明した実施例に係る記録装置は、制御部(電気基板)2から記録手段12へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブル14と、前記フレキシブルケーブル14を装置本体21に固定するためのフレキ固定部15を有し、記録情報に基づいて記録手段12を駆動することにより記録媒体Pに記録する記録装置において、前記フレキ固定部15では、前記フレキシブルケーブル14を基準位置30で略90度方向に折り曲げ、このフレキシブルケーブル14の折り曲げ部の近傍部分を該フレキシブルケーブル14の幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部15a、15bに通すことによって該フレキシブルケーブル14の厚さ方向と幅方向15cの位置決めを行い、前記フレキシブルケーブル14の前記折り曲げ部30の反対側近傍部分を前記両側の厚さ方向位置決め部15a、15bの間で該厚さ方向位置決め部15a、15bと反対側のフレキシブルケーブル面を押す突起部15dによって、フレキシブルケーブル14の中央部分が、厚さ方向位置決め部15a、15b側に凸状湾曲面となるように湾曲させるように構成されている。
【0058】
また、上記実施例の構成によれば、前記フレキ固定部15に、前記フレキシブルケーブル面を押す突起部15dが複数(2箇所)設けられているが、1箇所であっても同様の効果が期待できる。
【0059】
そして、以上説明した第1実施例によれば、フレキシブルケーブル14はその基準位置となる90度折り曲げ部30をその両側近傍で厚さ方向位置決め部15a、15bとリブ15dによって挟んだ状態で位置決め固定されるので、当該フレキシブルケーブル14の面は図11に示すような湾曲面31の状態に湾曲され、それによってフレキシブルケーブル14の剛性が向上し、図11中の矢印Fで示す方向からの外力、例えば記録ヘッド12交換時などに作用するフレキシブルケーブル14のキャリッジ10側からのユーザーによる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14に位置ずれや変形等を生じさせることなく十分な固定力で確実に位置決め固定することが可能となる。
【0060】
【第2実施例】
上記の実施例に対し、図12a〜図12dのように、フレキ固定部15の内部に形成される前記フレキシブルケーブル14の面を押す複数の突起部15d、15eは同じ形状寸法のものではなく、フレキ固定部15のフレキシブルケーブル14面を押す複数(図示の例では3箇所)の突起部15d、15eの頂点を結ぶ線が該フレキシブルケーブル14の幅方向に対して中央部分が凸状になるように構成することも可能である。
【0061】
ここで、図12aは本発明を適用した記録装置の第2実施例における制御部から記録手段12へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブル14を装置本体21に固定するためのフレキ固定部15の模式的平面図であり、図12bは図12aのフレキ固定部15に図8のフレキシブルケーブル14を固定する方法を示す模式的平面図であり、図12cは図12b中の線E2−E2に沿った縦断面図であり、図12dは本発明を適用した記録装置の第2実施例のフレキ固定部15内でのフレキシブルケーブル14の形態を示す模式的平面図である。
【0062】
本実施例では、フレキ固定部15の両側に形成された厚さ方向位置決め部15a、15bの間の距離L2の間の3箇所に突起部15d、15eが形成されている。ここで、両側の突起部15dは互いに同じ形状寸法で形成されているが、中央部の突起部15eは、両側の突起部15dよりフレキシブルケーブル14側に配置されるような形状に形成されている。なお、本実施例においては、複数(通常3箇所以上)の突起部15d、15eの形状は、全体としては形状寸法が異なるが、一部のもの同士では同じ形状寸法のものにしても良いし、必要に応じて、全て互いに異なる寸法形状のものにしても良い。
【0063】
図12a〜図12dの実施例における具体的なフレキシブルケーブル14とフレキ固定部15との組立て方法は、前述の第1実施例と同様であるため、省略する。
【0064】
前記フレキ固定部15と組み立てられた前記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部15内で、図12b及び図12cに示すように、厚さ方向位置決め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合計4箇所)と3箇所の突起部(形状寸法の異なる3箇所の突起部)15d、15eによって挟まれた状態で位置決め固定される。そのため、図12dに示すように、前記突起部15d、15eによって押されるフレキシブルケーブル14の面が湾曲面34となり、これによってフレキシブルケーブル14の剛性が向上する。従って、図12dに矢印Fで示す方向の外力、例えば図2の状態で記録ヘッド装着時などにユーザーによってキャリッジ10側からフレキシブルケーブル14に加えられる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや変形を生じることなく確実に固定することができる。
【0065】
【第3実施例】
上記第1及び第2実施例に対し、図13a〜図13dのように、フレキシブルケーブル14の折り曲げ部30の反対側近傍部分(立ち上がり面側の近傍部分)を両側の厚さ方向位置決め部15a、15bの間で該厚さ方向位置決め部15a、15bと反対側のフレキシブルケーブル14面を押す手段として、フレキ固定部15に形成された部分円弧状の凸状湾曲面15fを使用し、該凸状の部分円弧状湾曲面15fによってフレキシブルケーブル14面を湾曲させることも可能である。
【0066】
ここで、図13aは本発明を適用した記録装置の第3実施例における制御部から記録手段12へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブル14を装置本体21に固定するためのフレキ固定部15の模式的平面図であり、図13bは図13aのフレキ固定部15に図8のフレキシブルケーブル14を固定する方法を示す模式的平面図であり、図13cは図13b中の線E3−E3に沿った縦断面図であり、図13dは本発明を適用した記録装置の第3実施例のフレキ固定部15内でのフレキシブルケーブル14の形態を示す模式的平面図である。
【0067】
図13a〜図13dの実施例における具体的なフレキシブルケーブル14とフレキ固定部15との組立て方法は、前述の第1実施例と同様であるため、省略する。
【0068】
前記フレキ固定部15と組み立てられた前記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部材15内で、図13b及び図13cに示すように、厚さ方向位置決め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合計4箇所)と前記凸状湾曲面15fとによって挟まれた状態で位置決め固定される。そのため、図13dに示すように、前記湾曲面15fによって押されるフレキシブルケーブル14の面が湾曲面35となり、これによってフレキシブルケーブル14の剛性が向上する。従って、図13d中の矢印Fで示す方向の外力、例えば図2の状態で記録ヘッド装着時などにユーザーによってキャリッジ10側からフレキシブルケーブル14に加えられる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや変形を生じることなく確実に固定することができる。
【0069】
【第4実施例】
上記第1〜第3の実施例に対し、図14a〜図14dのように、フレキ固定部15の内部に形成される前記フレキシブルケーブル14の面を押す1つ、あるいは、複数の突起部15d、15e、15fはシャーシ1による曲げ起こしを使用するのではなく、基板の端面を使用することも可能である。
【0070】
ここで、図14aは本発明を適用した記録装置の第4実施例における制御部から記録手段12へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブル14を装置本体21に固定するためのフレキ固定部15の模式的平面図であり、図14bは図14aのフレキ固定部15に図8のフレキシブルケーブル14を固定する方法を示す模式的平面図であり、図14cは図14b中の線E4−E4に沿った縦断面図であり、図14dは本発明を適用した記録装置の第4実施例のフレキ固定部15内でのフレキシブルケーブル14の形態を示す模式的平面図である。
【0071】
実施例における具体的なフレキシブルケーブル14とフレキ固定部15との組立て方法を、図14a〜図14dを参照して具体的に説明する。先ず、図8に示すように、フレキシブルケーブル14をその基準位置30で90度方向に折り曲げる。そして、図14bに示すように、この折り曲げたフレキシブルケーブル14を、フレキ固定部15のシャーシ開口部1aから電気基板2側に送り、フレキ固定部15の該フレキシブルケーブル14の一方の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15a(図示の例では2箇所)の下側に挿通し、次いで該フレキシブルケーブル14の他側の幅方向端部に設けられた厚さ方向位置決め部15b(図示の例では2箇所)の下側に挿通する。これによって、同図に示すように、フレキ固定部15のフレキシブルケーブル14の幅方向両側にある幅方向位置決め部15c、15cによる該フレキシブルケーブル14と該フレキ固定部15の位置決めが行われる。
【0072】
その時、フレキ固定部15には、前記フレキシブルケーブル14の90度方向の折り曲げ部分(基準位置)30の近傍の立ち上がり部に、該フレキシブルケーブル14の前記厚さ方向位置決め部15a、15bが当接する面とは反対側の面を押す電気基板2の突起部2dが形成されている。この突起部2dは、フレキシブルケーブル14の中央部分が、厚さ方向位置決め部15a、15b側に凸状湾曲面となるように、フレキシブルケーブル14の幅方向の前記厚さ方向位置決め部15aと15b間の距離L4の間に形成されており、図示の例では同じ形状の突起部2dが左右対称位置の2箇所に形成されている。
【0073】
前記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部15内で、図14b及び図14cに示すように、厚さ方向位置決め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合計4箇所)と2箇所の突起部2dによって挟まれた状態で位置決め固定される。そのため、図14dに示すように、前記突起部2dによって押されるフレキシブルケーブル14の面が湾曲面36となり、これによってフレキシブルケーブル14の剛性が向上する。従って、同図に矢印Fで示す方向の外力、例えば図2の状態で記録ヘッド装着時などにユーザーによってキャリッジ10側からフレキシブルケーブル14に加えられる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや変形を生じることなく確実に固定することができる。
【0074】
また、上記実施例の構成では、図15で示すように、前記フレキ固定部15に、前記フレキシブルケーブル14面を押す突起部2dが2箇所となる構成であるが、1箇所であっても同様の効果が期待できるし、図16で示すように、フレキ固定部15のフレキシブルケーブル14面を押す3箇所の突起部2d、2eの頂点を結ぶ線が該フレキシブルケーブル14の幅方向に平行な直線に対して平行でない線となるように構成することも可能である。ここで、図15aはフレキ固定部15に図8のフレキシブルケーブル14を固定する方法を示す模式的平面図であり、図15bは図15a中の線E5−E5に沿った縦断面図である。
【0075】
さらに、図16で示すように、前記フレキ固定部15と組み立てられた前記フレキシブルケーブル14は、該フレキ固定部15内で、厚さ方向位置決め部15a、15b(図示の例では左右に2箇所づつ合計4箇所)と凸状湾曲面2fとなるように構成することも可能である。ここで、図16aはフレキ固定部15に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す模式的平面図であり、図16bは図16a中の線E6−E6に沿った縦断面図である。
【0076】
図14〜図16に示した、いずれの突起形状であっても、突起部によって押されるフレキシブルケーブル14の面が湾曲面36,37,38となり、これによってフレキシブルケーブル14の剛性が向上する。従って、前述したように、図14dの矢印Fで示す方向の外力(図15a、図16aにおいても矢印Fで示す方向の外力)、例えば図2の状態で記録ヘッド装着時などにユーザーによってキャリッジ10側からフレキシブルケーブル14に加えられる故意の力に対しても、フレキシブルケーブル14を位置ずれや変形を生じることなく確実に固定することができる。
【0077】
以上の説明から明らかなように、本発明を適用した記録装置の実施例においては、フレキ固定部15は、フレキシブルケーブル14を厚さ方向位置決め部15a、15bと突起部2d(2e)又は湾曲面2fとによって挟んだ配置が採られる。このため、フレキシブルケーブル14の面に湾曲(湾曲面36,37,38)が生じ、これによって、フレキシブルケーブル14の剛性が上がり、外力すなわちフレキシブルケーブル14のキャリッジ10側からの記録ヘッド12装着時等のユーザーによる故意の力に対しても耐えられるようになる。
【0078】
そのため、以下のような効果が得られる。
【0079】
すなわち、フレキシブルケーブルを装置本体(シャーシ)に対する固定は、直接シャーシに行うため、従来のようなフレキ固定部材を必要とせず、コスト低減を図ることができる。この時、外力に対して、フレキシブルケーブルの固定力を得るために、フレキ固定部において、フレキシブルケーブルを360度の方向へ折り曲げる必要がないため、フレキシブルケーブルの組立て性を向上させることができる。
【0080】
また、組立て性の向上と固定力の確保の両立が可能となり、両面テープ等によるフレキシブルケーブルの固定をする必要がなく、少なくとも両面テープ分のコストを低減することが可能となる。
【0081】
なお、以上の実施例では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、液体インクの他に、インクリボンや感熱用紙等を使用するワイヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式の記録装置など、他の記録方式を用いる記録装置に対しても同様に適用することができ、同様の作用効果を達成できるものである。また、本発明は、単色記録を行う記録装置、1個または複数個の記録ヘッドを用いて複数の異なる色で記録するカラー記録装置、同一色彩で異なる濃度の複数濃度で記録する階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置などの場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成しうるものである。
【0082】
また、以上の実施例では、記録手段としての記録ヘッドを主走査方向に移動させながら記録するシリアル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのラインタイプの記録ヘッドを用いて副走査のみで記録するライン記録方式(ライン型記録装置)の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0083】
また、本発明は、インクタンクを用いて記録するインクジェット記録装置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
【0084】
さらに、本発明は、インクジェット記録装置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0085】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなごとく、
制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒体に記録する記録装置において、前記フレキ固定部分では、前記フレキシブルケーブルを基準位置で略90度方向に折り曲げ、このフレキシブルケーブルの折り曲げ部の近傍部分を該フレキシブルケーブルの幅方向両側に設けられた厚さ方向位置決め部に通すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決めを行い、前記フレキシブルケーブルの前記折り曲げ部の反対側近傍部分を前記両側の厚さ方向位置決め部の間で該厚さ方向位置決め部と反対側のフレキシブルケーブル面を押す突起部又は凸状湾曲面によって湾曲させることで、次のような効果がある。
【0086】
制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部に対して、該フレキシブルケーブルを、容易にかつ十分な固定力で、両面テープ等の固着手段を必要とせずに簡単かつ確実に固定することができ、フレキシブルケーブルに作用する外力による該フレキシブルケーブルの位置ずれを防止するとともに、フレキシブルケーブル組立ての作業性を損なうことなく、フレキ固定板を廃止してコストダウンを図ることができる記録装置が提出できる。
【0087】
また、上記の構成に加えて、前記フレキ固定部に、前記フレキシブルケーブル面を押す突起部が複数設けられている構成、前記フレキ固定部の前記フレキシブルケーブル面を押す複数の突起部の頂点を結ぶ線は、フレキシブルケーブルの幅方向に対して中央部分が凸状になるように構成、前記フレキ固定部の前記フレキシブルケーブル面を押す前記凸状湾曲面の形状は、フレキシブルケーブルの幅方向に対して湾曲面である構成、そして、さらに、前記フレキシブルケーブル面を電気基板の端部からなる突起部又は凸状湾曲面によって押すことで湾曲させる構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できる記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の第1実施例の外観斜視図
【図2】本発明を適用した記録装置の第1実施例の内部構成を示す斜視図
【図3】図2の記録装置の縦断面図
【図4】図2の記録装置の記録部の正面図
【図5】図2の記録装置のシャーシの裏面に取り付けられる電気基板などを示す分解斜視図
【図6】図2中の記録手段のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図
【図7】本発明を適用した記録装置の第1実施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部の平面図
【図8】図7のフレキ固定部材によって固定されるフレキシブルケーブルの折り曲げ部を示す模式的斜視図
【図9】図8のフレキ固定部に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す平面図
【図10】図9中の線E1−E1に沿った縦断面図
【図11】本発明を適用した記録装置の第1実施例のフレキ固定部内でのフレキシブルケーブルの形態を示す平面図
【図12a】本発明を適用した記録装置の第2実施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部の平面図であり、シャーシの突起部が3ヶ所の例を示す図
【図12b】図12aのフレキ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す平面図
【図12c】図12b中の線E2−E2に沿った縦断面図
【図12d】本発明を適用した記録装置の第2実施例のフレキ固定部内でのフレキシブルケーブルの形態を示す平面図
【図13a】本発明を適用した記録装置の第3実施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部の平面図であり、シャーシの突起部が凸状湾曲面の例を示す図
【図13b】図13aのフレキ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す平面図
【図13c】図18中の線E3−E3に沿った縦断面図
【図13d】本発明を適用した記録装置の第3実施例のフレキ固定部内でのフレキシブルケーブルの形態を示す平面図
【図14a】本発明を適用した記録装置の第4実施例における制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部の平面図であり、電気基板の突起部が2ヶ所の例を示す図
【図14b】図14aのフレキ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す平面図
【図14c】図14b中の線E4−E4に沿った縦断面図
【図14d】本発明を適用した記録装置の第4実施例のフレキ固定部内でのフレキシブルケーブルの形態を示す平面図
【図15a】フレキ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す平面図であり、電気基板の突起部が3ヶ所の例を示す図
【図15b】図15a中の線E5−E5に沿った縦断面図
【図16a】フレキ固定部材に図8のフレキシブルケーブルを固定する方法を示す平面図であり、電気基板の突起部が凸状湾曲面の例を示す図
【図16b】図16a中の線E6−E6に沿った縦断面図
【図17】従来の記録装置におけるフレキユニットを装置本体のシャーシへ取り付けるための構造を示す斜視図
【図18】図17中のフレキ固定部材内でのフレキシブルケーブルの固定方法を示す縦断面図
【図19】図17の記録装置において装置本体のシャーシの反対側の面に電気基板を取り付けるための構造を示す斜視図
【図20】フレキシブルケーブルをフレキ固定部材に両面テープを用いて固定する状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 シャーシ
1a シャーシの開口部
2 電気基板
2a 電気基板のコネクタ部
2d、2e、2f 電気基板のフレキ固定突起部
3 キャリッジモータ
4 ガイド軸
5 ガイドレール
6 アイドルプーリ
7 タイミングベルト
8 フレキユニット
10キャリッジ
11 駆動プーリ
12 記録手段(記録ヘッド)
13 インクタンク
14 フレキシブルケーブル
14a 電気基板への挿入側端部(フレキシブルケーブル)
15 フレキ固定部
15a、15b フレキ固定部の厚さ方向位置決め部
15c フレキ固定部の幅方向の位置決め部
15d,15e フレキ固定部の突起部(リブ)
15f フレキ固定部の凸状湾曲面
17 LFモータ
18 キャリッジモータドライバ
19 LFモータドライバ
21 記録装置(装置本体)
22 用紙サポート
23 排紙トレイ
24 補助トレイ
30 フレキシブルケーブルの折り曲げ基準位置(90度折り曲げ位置)
31、34〜38 フレキシブルケーブルの面の湾曲状態(湾曲面)
32 ネジ
40 ASF(Auto Sheet Feeder 自動給紙装置)
41 給紙ローラ
42 ピンチローラ
43 搬送ローラ
44 紙押え
45 プラテン
46 排紙ローラ
47 拍車
50 フレキユニット
51 フレキシブルケーブル
51a、51b フレキシブルケーブルの端部
51c、51d 折り曲げ部
52 フレキ固定部材(フレキ固定板)
52a、52b 爪
53 シャーシ
53a、53b 爪孔
54 開口部
55 キャリッジ
56 電気基板
56a コネクタ部
57 ネジ
58 両面テープ
81 吐出口面
82 吐出口
83 共通液室
84 液路
85 電気熱変換体
P 用紙
L1〜L4 フレキ固定板の両側の厚さ方向位置決め部の間の距離

Claims (12)

  1. 制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒体に記録する記録装置において、
    前記フレキ固定部分では、
    前記フレキシブルケーブルを基準位置で略90度方向に折り曲げ、
    まず、フレキシブルケーブルの折り曲げ部の近傍部分を、該フレキシブルケーブルの幅方向両側に配置され、装置本体の構造部材の一部に設けられている厚さ方向位置決め部に通すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決めを行い、
    次に、前記フレキシブルケーブルの折り曲げ部の前記厚さ方向位置決め部との反対面近傍部分を、
    該両側の厚さ方向位置決め部間の距離L1間で、
    該フレキシブルケーブルの中央部分が該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる部分を、
    装置本体の構造部材の一部に設けることで、フレキシブルケーブルを湾曲させることを特徴とする記録装置。
  2. 前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる装置本体の構造部材の一部は突起部であり、その突起部が複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記フレキ固定部分で、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる装置本体の複数の突起部の頂点を結ぶ線は、フレキシブルケーブルの幅方向に対して中央部分が凸状に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる装置本体の構造部材の一部は凸状湾曲面であり、その形状は、フレキシブルケーブルの幅方向に対する湾曲面であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 制御部から記録手段へ電気信号を伝達するフレキシブルケーブルと、前記フレキシブルケーブルを装置本体に固定するためのフレキ固定部分を有し、記録情報に基づいて記録手段を駆動することにより記録媒体に記録する記録装置において、
    前記フレキ固定部分では、
    前記フレキシブルケーブルを基準位置で略90度方向に折り曲げ、
    まず、このフレキシブルケーブルの折り曲げ部の近傍部分を、該フレキシブルケーブルの幅方向両側に配置され、装置本体の構造部材の一部に設けられている厚さ方向位置決め部に通すことによって該フレキシブルケーブルの厚さ方向と幅方向の位置決めを行い、
    次に、前記フレキシブルケーブルの折り曲げ部の前記厚さ方向位置決め部との反対面近傍部分を、
    該両側の厚さ方向位置決め部間の距離L4間で、
    該フレキシブルケーブルの中央部分が該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる部分を、
    電気基板の端部に設けることで、フレキシブルケーブルを湾曲させることを特徴とする記録装置。
  6. 前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる電気基板の端部は突起部であり、その突起部が複数設けられていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記フレキ固定部分で、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる電気基板の端部で構成する複数の突起部の頂点を結ぶ線は、フレキシブルケーブルの幅方向に対して中央部分が凸状に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記フレキ固定部分に、前記フレキシブルケーブルの中央部分を該厚さ方向位置決め部側に凸状湾曲面となるように湾曲させる電気基板の端部は凸状湾曲面であり、その形状は、フレキシブルケーブルの幅方向に対する湾曲面であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  9. 前記フレキ固定部分が設けられている装置本体の構造部材は、シャーシであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 前記記録手段がインクを吐出して記録を行うインクジェット記録手段であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の記録装置。
  11. 前記記録手段はインクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えているインクジェット記録手段であることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 前記記録手段は前記電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
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