JP2004130423A - アングルヘッド - Google Patents

アングルヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2004130423A
JP2004130423A JP2002296517A JP2002296517A JP2004130423A JP 2004130423 A JP2004130423 A JP 2004130423A JP 2002296517 A JP2002296517 A JP 2002296517A JP 2002296517 A JP2002296517 A JP 2002296517A JP 2004130423 A JP2004130423 A JP 2004130423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
side casing
drive
driven
angle head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002296517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3940346B2 (ja
Inventor
Haruki Mizoguchi
溝口 春機
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MST Corp
Original Assignee
MST Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MST Corp filed Critical MST Corp
Priority to JP2002296517A priority Critical patent/JP3940346B2/ja
Publication of JP2004130423A publication Critical patent/JP2004130423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3940346B2 publication Critical patent/JP3940346B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

【課題】分解・組み立てを容易にして機能部品、消耗部品の取り換えを容易にし、外形をスリム化し、切削油、切粉微粉の機構内への侵入を防止する。
【解決手段】駆動側ケーシング30a 内のベアリングケース20に収容されたベアリング21に支承された駆動軸10と、従動側ケーシング30b 内のベアリング51に支承された従動軸40と、回転力伝達手段とからなり、上記駆動軸の回転力を上記回転力伝達手段により上記従動軸に伝達するようにしてなるアングルヘッドにおいて、上記従動軸の軸部の後端に極微小段差を形成し、この従動軸は、外側が僅かに短い二層構造のスペーサ53a ,53b と、外側スペーサとベアリング51の外輪との間に介在した波形ワッシャー52により間隔をあけてケーシング内に収容されたベアリングにより支承され、上記従動側ケーシングの前端面と従動軸の拡径部47後面との間に防油・防塵構造を形成したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工作機械に取り付けられる工具ホルダーであって、回転切削刃を主軸に対して直角などの角度に代えて取り付けるアングルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
アングルヘッドの先行技術として例えば特許文献1乃至3がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−286706号公報(要約)
【特許文献2】
実開昭63−044747号公報(実用新案登録請求の範囲)
【特許文献3】
実開昭63−147241号公報(実用新案登録請求の範囲)
【0004】
上記特許文献1は、重切削に耐えうるアングルヘッドの装着構造に関する。上記特許文献2は、アングルヘッドのユニットケースを本体側と切削刃を取り付けるチャック側とに分割して切削刃の取付け角度を微調整可能にするとともに、共回り防止ピンを中空にして給油路を形成するものである。特許文献3は、アングルヘッドのユニットケースを本体側と切削刃を取り付けるチャック側とに分割し、さらに、軸部分も二分することにより切削刃を取り付け角度を種々の角度に調整可能にするとともに、共回り防止ピンを中空にして給油路を形成するものである。
【0005】
上記従来のアングルヘッドのケーシングは、図9に示すように駆動側のケーシングC1 と切削刃を取り付ける従動側のケーシングC2 の接合部にフランジF1 ,F2 を設け、このフランジ同士をボルト締めするか、フランジ間にボルト・ナットDを亘設して締めつけて組み合わせるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記各特許文献に記載のアングルヘッドは、それによって製作された工作物の精度を高くするために、それ自身も高い精度を維持せねばならず、部品の嵌め合い等において高い精度が要求され、組み立て・分解が極めて難しいものとなっている。
【0007】
また、上述のようにケーシングは、本体側と切削刃を取り付けるチャック側とに分割され、フランジを介してボルト・ナットでもって両者を組み合わせているため外形が大きいものとなっている。
【0008】
こうしたアングルヘッドにおいては、機能部品やベアリングのような消耗品的部品は、取り換えれば引き続き使用できるものであるが、上記のように厳しい嵌め合い精度で組み立てられているので、分解・組み立てが極めて困難でメーカーに送り返して消耗部品、機能部品などを取り換えており、コストアップの原因になっている。
【0009】
こうした状況のなかにあって、消耗部品等の取り換えをユーザーにおいて行い得るように、分解・組み立てを容易にし、外形をスリムにして工作作業において取扱易いものを提供するようにとの要求が寄せられているが、上記特許文献の従来技術に係るアングルヘッドには上記要求を叶えるものはない。
【0010】
上記状況に鑑みこの発明は、これまでのアングルヘッドの精度を担保しながら分解・組み立てを容易にして機能部品、消耗部品等の取り換えをユーザーにおいて行い得るようにし、かつ、外形をスリム化することと併せて軸受け内に切削油や切削屑の微粉の侵入を防いだアングルヘッドを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明は、駆動側ケーシング30a 内のベアリングケース20に収容されたベアリング21に支承された駆動軸10と、従動側ケーシング30b 内のベアリング51に支承された従動軸40と、回転力伝達手段とからなり、上記駆動軸10の回転力を上記回転力伝達手段により上記従動軸40に伝達するようにしてなるアングルヘッドにおいて、上記ベアリングケース20を駆動側ケーシング30a 内に装入して固定し、上記従動軸40の軸部42の後端に極微小段差43を形成し、この従動軸40は、外側が僅かに短い二層構造のスペーサ53a ,53b と、外側スペーサ53a とベアリング51の外輪との間に介在した波形ワッシャー52により間隔をあけてケーシング30b 内に収容されたベアリング51により支承され、上記従動側ケーシング30b の前端周面と従動軸40の拡径部47の後端周面に形成した環状凹溝38,46を互いに嵌め合わせて防油・防塵構造としたもの(請求項1)である。
【0012】
上記ベアリングケース20の外回りに環状アリ溝25を形成し、この環状アリ溝25に半割ナット27を挿入し、駆動側ケーシング30a の外からバカ孔31を通して半割ナット27に向けてボルト34を螺合して駆動側ケーシング30a 内に装入したベアリングケース20を固定したもの(請求項2)または、上記ベアリングケース20の外回りに環状アリ溝25を形成し、上記環状アリ溝の一部に、その底面から垂直に立ち上げた切り欠き25c を設け、この切り欠き25c から断面台形のナット27d を装入し、駆動側ケーシング30a のバカ孔31に合うように移動し、上記バカ孔31を通して断面台形のナット27d に向けてボルト34を螺合して固定したもの(請求項3)または、駆動側ケーシング30a 内に装入されたベアリングケース20を、駆動側ケーシング30a の上端に設けられたバカ孔31を通してベアリングケース20の雌ねじ29にボルト34を螺合し固定した構成(請求項4)を採用することができる。
【0013】
上記極微小段差43は、5〜50/1000mm、その長さLは、従動軸40のシャンク部外径をDとして、L/D=0.15〜0.18とし(請求項5)、上記回転力伝達手段は、ベベルギヤーとする(請求項6)ことができる。
【0014】
また、上記アングルヘッドに、中空でその内面に先端から順に、テーパー孔69、スリット70、引き込み軸63の後方雄ねじ79が螺合する雌ねじ66を設けた套管61と、上記套管61内に嵌まり先端外周に、前記テーパー孔69に対応するテーパー76、内面に引き込み軸63の先方雄ねじ77が螺合する雌ねじ73、後端外周にキー溝74を設けた中空のくさび軸62と、上記雌ねじ73に螺合する雄ねじ77、ストレート部78、上記雌ねじ66に螺合する雄ねじ79を設けた引き込みねじ軸とからなり、上記引き込みねじ軸63回すことにより、テーパー孔69に嵌まっているくさび軸62が引き寄せられて套管の先端が拡径するようにしてなる共回り防止ピンPを付加する(請求項7)ことができる。
【0015】
上記の如く構成するこの発明は、一般的に難しいと言われていた精度の高い嵌め合い作業が容易になり、駆動軸やベアリング等を収容したベアリングケースの駆動側ケーシング内への装入固定が容易になり、軸受け内に切削油や切削屑の微粉の侵入を防止することができ、従動軸の軸方向の揺動を抑制して高精度の加工を可能とする。
【0016】
上記極微小段差を10〜50/1000mmとしたのは、10/1000mm以下では嵌め合い作業が困難で50/1000mmを越えると嵌め合いの導入部の効果が発生しない。また、段差の長さが上記未満では、例えばベアリングの内輪が踊り嵌め合い作業が困難になり、これより長くしても大きい効果が望めないからである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0018】
【実施例1】
図1乃至図4は第一実施例である。10は駆動軸で、図示しない工作機械の主軸のテーパー孔に嵌まるテーパーコーン部分11と、工具マガジンのブラケットに嵌まる環状溝を設けた鍔部分12と、軸部分13と、段部14に続く小径部分15と、キー溝16(図3)と、雄ねじ部分17とからなっている。
【0019】
上記駆動軸10には、ベアリング21、スペーサ22、ベアリング21(以上軸部分に)、段部14に続く小径部分15にベベルギヤーG1 、鉤付きワッシャー23、コーン型ナット24が嵌められ、インナーを兼ねたベアリングケース20に納められる。
【0020】
ベアリングケース20の外周には、断面台形の環状アリ溝25が設けられ、共回り阻止台を取り付けるブラケット26が一体に設けられ、上記環状アリ溝25には図4(a)と図2に示す断面台形の半割ナット27とスペーサー28が僅かなギャップRをもって装入される。このように半割ナット27にしているので、片方づつ環状アリ溝25に装入し、両者を合わせることにより簡単に装入できナットが形成される。また、半割ナット27とスペーサー28との間には僅かなギャップRを設け半割ナット27とバカ孔13との位置決めを容易にしている。
【0021】
ケーシング30は、駆動軸10を収容する駆動側ケーシング30a と切削刃を取り付ける従動軸40を収容する従動側ケーシング30b とが一体に形成されている。
【0022】
駆動側ケーシング30a の上端周囲4箇所にバカ孔31が設けられ、その部分の外形は図2に示すように四角形の角部分を切り落とし、切り落とし部分32に凹穴33を設け、凹穴33と同軸に上記バカ孔31を設け、六角孔ボルト34の頭部が凹穴33に収容されるようになっている。
【0023】
ここで、上記ベアリングケース20は駆動側ケーシング30a に装入され、凹穴33と同軸のバカ孔31を通して六角孔ボルト34を上記ベアリングケース20の環状アリ溝25に装入した半割ナット27に螺合すると、装入されたベアリングケース20は駆動側ケーシング30a 内で固定される。
【0024】
上記従動側ケーシング30b の後方には、図3(b)に示すように段部35に続く拡径部36が設けられ、後端の内面には雌ねじ37が設けられ、前方端面には、従動軸40の拡径部47の環状凹溝46に対応する、環状凹溝38が設けられ、駆動側ケーシング30a と従動側ケーシング30b との繋がり部には図3(b)に示すように連通孔39が形成されて、この連通孔39を経て駆動側と従動側のベベルギヤーG1 ,G2 が噛合するようになっている。
【0025】
従動側ケーシング30b 内に収容される従動軸40は全体が中空で、その先端がテーパー孔41になり、軸部42から極微小段部43に続いて段部44が形成され後端に雄ねじ45が設けられている。なお、雄ねじ45の部分には従動側のベベルギヤーG2 を固定するキー溝(図示せず)が設けられている。ここで、極微小段部43の段差は、10〜50/1000mmであり、その長さLは、従動軸の軸部外径をDとして、L/D=0.8〜1.2/12である。上記のように極微小段部を設けることにより、高い嵌め合い精度のもとでもベアリング等の被嵌が容易になる。
【0026】
従動軸40の前寄りの拡径部後面外周には、前記従動側ケーシング前端の環状凹溝38に対応する環状凹溝群46が形成されている。
【0027】
従動軸40の軸部42には、ベアリング51、波形ワッシャー52、僅かに短いアウタースリーブ53a 、インナースリーブ53b (二槽構造)、ベアリング51、カラー54、従動側ベベルギヤーG2 、スラストベアリング55が順次嵌められて従動軸40の後端の雄ねじ45にエンドナット56が緩く螺合される。
【0028】
次に、ベアリング51や従動側ベベルギヤーG2 等を嵌めた従動軸40は、図1の如く従動側ケーシング30b 内に装入され、雌ねじ57に六角孔雄ねじ(図3(b)参照)を螺合し、エンドナット56を完全に締めつけて取り付けは完了する。
【0029】
このとき、僅かに短いアウタースリーブ53a とベアリング51の外輪との間に介在している波形ワッシャー52の付勢により、外輪と内輪とが軸方向にずれて外輪を拡径する作用が働くので、ベアリング51や従動側ベベルギヤーG2 等を嵌めた従動軸40を従動側ケーシング30b 内に装入するときは容易で、エンドナット56を締めつけるとベアリング51と従動側ケーシング30b 間のギャップが除去されて精度の高い嵌め合いがえられる。また、前記環状凹溝38と環状凹溝群46とは、互いに嵌まり合って切削油や切削屑の侵入防止構造を形成され、従動側ケーシング30b の雌ねじ37にはキャップ58が螺合される。
【0030】
上記エンドナット56には、周囲から中心軸に直行する方向にスリットSが設けられ、このスリットSの中程に雌ねじを設けて六角孔ビスネジを螺合するようになっている。この雌ねじに六角孔雄ねじを螺合することにより雌ねじのピッチが強制的に広げられて緩みが防止される。
【0031】
従動軸40の内部には、切削刃61を掴持するコレット62が装入され、後端にはコレット62の引き込み手段60が設けられている。
【0032】
【実施例2】
図5は第二実施例で、この実施例ではケーシング30内に装入されたベアリングケース20は、上記ベアリングケース20外回りに環状アリ溝25を形成し、この環状アリ溝の一部に、その底面から垂直に立ち上げた切り欠き25c を設け、この切り欠き25c から断面台形のナット27d を装入し、駆動側ケーシング30a のバカ孔31に合うように移動し、上記バカ孔31を通して断面台形ナット27d に向けて六角孔ボルト34を螺合して固定するようにしたもので、その他は第一実施形態と同様である。
【0033】
【実施例3】
図6は第三実施例で、この実施例ではケーシング30内に装入されたベアリングケース20は、ケーシング30の上端に設けられた凹穴33とバカ孔31を通してベアリングケース20の雌ねじ29に六角孔ボルト34を螺合して固定するようにしたもので、その他は第一実施形態と同様である。
【0034】
【実施例4】
図7は第四実施例で、駆動軸10と従動軸40との動力伝達部分に、差動歯車や自在継ぎ手など公知の可動結合機構を採用し切削刃の角度を変更可能にしたもので、他の部分は第一実施形態と同様である。
【0035】
【実施例5】
図8は第5実施例で、共回り防止ピンPに、図示しない工作機械本体のピン孔との間に生ずるギャップを除去する機構を付加したもので、共回り防止ピンの套管61と、くさび軸62、引き込みねじ軸63と、セットスクリュー64,65とからなっている。
【0036】
套管61の基部には、引き込みねじ軸63の後方雄ねじ79が螺合する雌ねじ66、セットスクリュー64の先端が臨む拡径部67、くさび軸62を受け入れる中空部68、先端内周のテーパー孔69が同軸に連続して設けられ、先端からスリット70が切り込まれ、その終端に丸孔71が形成され、上記拡径部67にはセットスクリュー64を螺合する雌ねじ72が設けられている。
【0037】
くさび軸62は、中心に引き込みねじ軸63の先方雄ねじ77が螺合する雌ねじ73が設けられ、その基部から順に、上記セットスクリュー64の先端が嵌まる溝74と、套管61の中空孔68に嵌まるストレート部75と、先端外周にテーパー部76が設けられている。
【0038】
引き込みねじ軸63は、先端から順に、上記くさび軸62の雌ねじ73に螺合する雄ねじ77と、ストレートシャンク78と、上記套管61の雌ねじ66に螺合する雄ねじ79と、後端の六角孔80が設けられている。
【0039】
上記共回り防止ピンPの組み立ては、上記くさび軸62の雌ねじ73に引き込みねじ軸63の先方雄ねじ77を螺合し、この状態のくさび軸62を套管61内に装入し、引き込みねじ軸63後端の雄ねじ79を套管61の雌ねじ66に螺合し、くさび軸62と引き込みねじ63が所定の位置に納まったところでセットスクリュー64,65を螺合して組み立ては終了する。
【0040】
上記共回り防止ピンPによれば、引き込みネジ軸63を回しくさび軸62を引き込むと套管本体61が拡径し、工作機械本体のピン孔とのギャップを除去できて精度のよい工作をすることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したごとくこの発明によれば、一般的に難しいといわれていたアングルヘッドの分解・組み立てを容易にすることにより、機能部品や消耗部品等の取り換えをユーザーにおいて行い得るようになり、外形がスリムになって工作作業における取扱が容易になり、また、機構内部に切削油や切削屑の微粉の侵入を防止し、さらに、スペーサを二層構造とし外側を僅かに短くし、外側スペーサとベアリングの外輪との間に波形ワッシャーを介在させることにより軸方向のギャップが無くなり組み立て易く、かつ高精度の切削作業が可能なアングルヘッドを提供できるようになった。
【0042】
また、付設した共回り防止ピンによれば、工作機械本体のピン孔とのギャップを除去することができ精度のよい工作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の要部縦断正面面
【図2】図1のA−A断面図
【図3】(a)同駆動側の部品分解図
(b)同従動側の部品分解図
(c)共回り防止ピン部品図
【図4】(a)半割ナットの斜視図
(b)波形ワッシャーの斜視図
(c)エンドナットの斜視図
【図5】第二実施例の要部縦断正面面
【図6】第三実施例の部分切り欠き正面面
【図7】第四実施例の正面面
【図8】第五実施例に係る共回り防止ピンの(a)組み立て図、(b)套管の断面図、(c)くさび軸の断面図、(d)引き込みねじ軸の断面図
【図9】従来例の部分切り欠き正面面
【符号の説明】
10 駆動軸
11 テーパーコーン
12 鍔部分
13 軸部分
14,35,44 段部
15 小径部分
16 キー溝
17 雄ねじ部
20 ベアリングケース
21 ベアリング
22,28 スペーサ
23 鉤付きワッシャー
24 コーン形ナット
25 環状アリ溝
26 ブラケット
27 半割ナット
29,37,57 雌ねじ
30 ケーシング
30a  駆動側ケーシング
30b  従動側ケーシング
31 バカ孔
32 切り落とし部分
33 凹穴
34 六角孔ボルト
36,47 拡径部
45 雄ねじ
38,46 環状凹溝
39 連通孔
40 従動軸
41 テーパー孔
42 軸部
43 極微小段部
51 ベアリング
52 波形ワッシー
53a   第一スペーサ
53b   第二スペーサ
54 カラー
55 スラストベアリング
56 エンドナット
58 キャップ
61 套管
62 くさび軸
63 引き込みねじ軸
64,65 セットスクリュー
66 雌ねじ(套管の)
67 拡径部
68 中空部
69 テーパー孔
70 スリット
71 丸孔
72 雌ねじ(セットスクリューの)
73 雌ねじ(引き込みねじ軸の)
74 溝
75 ストレート部
77 雄ねじ(引き込みねじ軸先方の)
78 ストレートシャンク
79 雄ねじ(引き込みねじ軸後方の)
80 六角孔
B ベース
G1  駆動側ベベルギヤー
G2  従動側ベベルギヤー
P 共回り阻止ピン
R ギャップ
S スリツト

Claims (7)

  1. ケーシング30の駆動側ケーシング30a 内のベアリングケース20に収容されたベアリング21に支承された駆動軸10と、従動側ケーシング30b 内のベアリング51に支承された従動軸40と、回転力伝達手段とからなり、上記駆動軸10の回転力を上記回転力伝達手段により上記従動軸40に伝達するようにしてなるアングルヘッドにおいて、上記ベアリングケース20を駆動側ケーシング30a 内に装入して固定し、上記従動軸40の軸部42の後端に極微小段差43を形成し、この従動軸40は、外側が僅かに短い二層構造のアウタースリーブ53a インナースリーブ53b と、外側スペーサ53a とベアリング51の外輪との間に介在した波形ワッシャー52により間隔をあけてケーシング30b 内に収容されたベアリング51により支承され、上記従動側ケーシング30b の前端周面と従動軸40の拡径部47の後端周面に形成した環状凹溝38,46を互いに嵌め合わせて防油・防塵構造としたことを特徴とするアングルヘッド。
  2. 上記ベアリングケース20の外回りに環状アリ溝25を形成し、この環状アリ溝25に半割ナット27を挿入し、駆動側ケーシング30a の外からバカ孔31を通して半割ナット27に向けてボルト34を螺合して駆動側ケーシング30a 内に装入したベアリングケース20を固定したことを特徴とする請求項1に記載のアングルヘッド。
  3. 上記ベアリングケース20の外回りに環状アリ溝25を形成し、上記環状アリ溝の一部に、その底面から垂直に立ち上げた切り欠き25c を設け、この環状アリ溝25の切り欠き25c から断面台形のナット27d を装入し、駆動側ケーシング30a のバカ孔31に合うように移動し、上記バカ孔31を通して断面台形のナット27d に向けてボルト34を螺合して固定したことを特徴とする請求項1に記載のアングルヘッド。
  4. 駆動側ケーシング30a 内に装入されたベアリングケース20を、駆動側ケーシング30a の上端に設けられたバカ孔31を通してベアリングケース20の雌ねじ29にボルト34を螺合し固定したことを特徴とする請求項1に記載のアングルヘッド。
  5. 上記極微小段差43は、10〜50/1000mmとし、その長さLは、従動軸40のシャンク部外径をDとして、L/D=0.15〜0.18としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアングルヘッド。
  6. 上記回転力伝達手段は、ベベルギヤーとしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアングルヘッド。
  7. 中空でその内面に先端から順に、テーパー孔69、スリット70、引き込み軸63の後方雄ねじ79が螺合する雌ねじ66を設けた套管61と、上記套管61内に嵌まり先端外周に、前記テーパー孔69に対応するテーパー76、内面に引き込み軸63の先方雄ねじ77が螺合する雌ねじ73、後端外周にキー溝74を設けた中空のくさび軸62と、上記雌ねじ73に螺合する雄ねじ77、ストレート部78、上記雌ねじ66に螺合する雄ねじ79を設けた引き込みねじ軸とからなり、上記引き込みねじ軸63回すことにより、テーパー孔69に嵌まっているくさび軸62が引き寄せられて套管の先端が拡径するようにしてなる共回り防止ピンPを付加した請求項1乃至6のいずれかに記載のアングルヘッド。
JP2002296517A 2002-10-09 2002-10-09 アングルヘッド Expired - Lifetime JP3940346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002296517A JP3940346B2 (ja) 2002-10-09 2002-10-09 アングルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002296517A JP3940346B2 (ja) 2002-10-09 2002-10-09 アングルヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004130423A true JP2004130423A (ja) 2004-04-30
JP3940346B2 JP3940346B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=32286480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002296517A Expired - Lifetime JP3940346B2 (ja) 2002-10-09 2002-10-09 アングルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3940346B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100741981B1 (ko) * 2006-08-24 2007-07-24 주종학 앵글헤드 강력 고정장치
US7500297B2 (en) 2007-01-30 2009-03-10 Yamazaki Mazak Corporation Machining center
KR100994914B1 (ko) 2009-12-17 2010-11-16 정세현 각도조절이 이루어지는 공구대
JP2013035077A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Toshiba Mach Co Ltd アングルヘッド切削工具およびアングルヘッド工作機械
JP2016112641A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 オークマ株式会社 工作機械の主軸アタッチメント
CN107891310A (zh) * 2017-10-27 2018-04-10 首都航天机械公司 一种基于单次装夹下多工位制造系统装置
KR102371354B1 (ko) * 2021-10-21 2022-03-07 주종학 양방향 가공이 가능한 앵글 헤드

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100741981B1 (ko) * 2006-08-24 2007-07-24 주종학 앵글헤드 강력 고정장치
US7500297B2 (en) 2007-01-30 2009-03-10 Yamazaki Mazak Corporation Machining center
KR100994914B1 (ko) 2009-12-17 2010-11-16 정세현 각도조절이 이루어지는 공구대
JP2013035077A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Toshiba Mach Co Ltd アングルヘッド切削工具およびアングルヘッド工作機械
JP2016112641A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 オークマ株式会社 工作機械の主軸アタッチメント
CN107891310A (zh) * 2017-10-27 2018-04-10 首都航天机械公司 一种基于单次装夹下多工位制造系统装置
KR102371354B1 (ko) * 2021-10-21 2022-03-07 주종학 양방향 가공이 가능한 앵글 헤드

Also Published As

Publication number Publication date
JP3940346B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958903B2 (ja) 工具アセンブリ
US7520704B2 (en) Tool Assembly
JP5873670B2 (ja) アングルヘッド型工具ホルダ
JP2008180319A (ja) モータ付減速機におけるモータと減速機の連結に用いる連結用組立体、及び該連結用組立体のシリーズ
EP3126690B1 (en) Rotating shaft coupling
JP2004130423A (ja) アングルヘッド
JP2005042832A (ja) 軸と回転体の締結具
JP2011206852A (ja) アングルヘッド
JP2010137351A (ja) 穴加工装置の工具装置
KR200382866Y1 (ko) 로타리버용 다이 그라인더
US4434689A (en) Cutter head drive shaft for portable tube end preparation tool
JPH10249627A (ja) エンドミル
US20030056625A1 (en) Output shaft and concentrically mounted attachments therefor
US20080314212A1 (en) Tool holding module
JP2802047B2 (ja) 孔加工工具
JP2694119B2 (ja) 穴加工装置
JPH11156603A (ja) スピンドルユニット
JP6440074B2 (ja) 回転切削工具
JP3210241B2 (ja) 増速スピンドル装置
JP4124913B2 (ja) 孔開け工具用防塵カバー
JP2812884B2 (ja) 穴加工装置
KR20200009873A (ko) 선반 공구대의 모터기어 결합구조
EP3448608B1 (en) Holder for a rotary tool comprising radially and axially movable restraint elements
JPS5852039Y2 (ja) 回転工具用ホルダ−
KR101169348B1 (ko) 절삭공구용 홀더의 연결장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3940346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term