JP6440074B2 - 回転切削工具 - Google Patents
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Description
(1)本発明の一態様に係る回転切削工具10は、第1リング状部材1と、第2リング状部材2と、第3リング状部材3とを備えている。第1リング状部材1には、切削刃4が設けられている。第2リング状部材2は、動力軸6に嵌合可能に構成されている。第3リング状部材3は、第1リング状部材1と第2リング状部材2とに挟まれている。第2リング状部材2は、第3リング状部材3と接する第1主面2aと、第1主面2aとは反対側の第2主面2bとを含む。第1主面2aには、第2リング状部材2の回転力を第3リング状部材3に伝達する第1のキー11が配置可能に構成された第1のキー溝11aが形成されている。第2主面2bには、動力軸6の回転力を第2リング状部材2に伝達する動力軸キー6bが配置可能に構成された動力軸キー溝6aが形成されている。第1のキー溝11aの数は、動力軸キー溝6aの数よりも多い。第3リング状部材3を構成する材料の比重は、第1リング状部材1を構成する材料の比重よりも小さく、かつ第2リング状部材2を構成する材料の比重よりも小さい。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
図1、図3および図4に示されるように、本実施の形態に係る回転切削工具10は、たとえばHF(High Feed)型フライスカッタであり、第1リング状部材1と、第2リング状部材2と、第3リング状部材3と、第1のキー11と、第2のキー12と、ボルト5と、切削刃4とを主に有している。第1リング状部材1、第2リング状部材2および第3リング状部材3は、軸方向Oの周りに環状に形成された部材である。第1リング状部材1、第2リング状部材2および第3リング状部材3の回転対称の中心は、軸方向O上にあってもよい。第2リング状部材2は、動力軸6に嵌合可能に構成されている。軸方向Oは、動力軸6の回転軸の方向と同じである。軸方向Oにおいて、第3リング状部材3は、第1リング状部材1と第2リング状部材2とに挟まれている。言い換えれば、第1リング状部材1は、第3リング状部材3から見て、第2リング状部材2とは反対側に位置している。
本実施の形態に係る回転切削工具10によれば、第3リング状部材3を構成する材料の比重は、第1リング状部材1を構成する材料の比重よりも小さく、かつ第2リング状部材2を構成する材料の比重よりも小さい。これにより、回転切削工具10を軽量化することができる。また第1のキー溝11aの数は、動力軸キー溝6aの数よりも多い。これにより、第2リング状部材2の回転力を、第3リング状部材3に分散して伝達することができるため、各々の第1のキー溝11aに加えられる力を低減することができる。それゆえ、第3リング状部材3を比重が小さく、剛性率が低い材料で作製することができる。また第1リング状部材1には、第3リング状部材3よりも剛性率の高い材料を使用することができる。そのため、切削刃4を安定的に第1リング状部材1に固定することができる。
1a 第5主面
1b 第6主面
1c,2c,3c 内周面
1d,2d,3d 外周面
1e 第1孔
1f 第2孔
2 第2リング状部材
2a 第1主面
2b 第2主面
3 第3リング状部材
3a 第3主面
3b 第4主面
4 切削刃
4a 第1スクリュー
4b 第2スクリュー
5 ボルト
5a 雄ネジ部
5b 胴部
5c 頭部
6 動力軸
6a 動力軸キー溝
6b 動力軸キー
6c 本体部
7 クランプ用ボルト
10 回転切削工具
11 第1のキー
11a1,12b1 曲線部分
11a 第1のキー溝
11a2,12b2 直線部分
11b 第3のキー溝
12 第2のキー
12a 第2のキー溝
12b 第4のキー溝
13 接続ロッド
14,15,16 孔
15a 雌ネジ部
O 軸方向
R 径方向
W1,W2,W3,W4 寸法
Claims (10)
- 切削刃が設けられた第1リング状部材と、
動力軸に嵌合可能に構成された第2リング状部材と、
前記第1リング状部材と前記第2リング状部材とに挟まれた第3リング状部材とを備え、
前記第2リング状部材は、前記第3リング状部材と接する第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面とを含み、
前記第1主面には、前記第2リング状部材の回転力を前記第3リング状部材に伝達する第1のキーが配置可能に構成された第1のキー溝が形成されており、
前記第2主面には、前記動力軸の回転力を前記第2リング状部材に伝達する動力軸キーが配置可能に構成された動力軸キー溝が形成されており、
前記第1のキー溝の数は、前記動力軸キー溝の数よりも多く、
前記第3リング状部材を構成する材料の比重は、前記第1リング状部材を構成する材料の比重よりも小さく、かつ前記第2リング状部材を構成する材料の比重よりも小さい、回転切削工具。 - 前記第1のキー溝は、前記第1主面において放射状に伸長している、請求項1に記載の回転切削工具。
- 前記第3リング状部材を構成する材料は、アルミニウム、チタンおよびマグネシウムの少なくともいずれかを含む、請求項1または請求項2に記載の回転切削工具。
- 前記第3リング状部材は、前記第1リング状部材と接する第3主面と、前記第1主面と接する第4主面とを含み、
前記第3主面には、前記第3リング状部材の回転力を前記第1リング状部材に伝達する第2のキーが配置可能に構成された第2のキー溝が形成されており、
前記第4主面には、前記第1のキーが配置される第3のキー溝が形成されており、
前記第2のキーと前記第1のキーとは一体となっている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転切削工具。 - 前記第3リング状部材には、前記第3主面と前記第4主面とを貫通する孔が形成されており、さらに、
前記孔に挿入されたボルトを備え、
前記ボルトにより、前記第1リング状部材および前記第2リング状部材が前記第3リング状部材を挟み込むように固定されている、請求項4に記載の回転切削工具。 - 前記第1リング状部材には、前記ボルトの雄ネジ部に対応する雌ネジ部が形成されており、前記孔には前記雌ネジ部が形成されていない、請求項5に記載の回転切削工具。
- 前記第1のキー溝の数は、3以上である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の回転切削工具。
- 前記切削刃は、脱着可能な複数のインサートである、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の回転切削工具。
- 前記第1リング状部材を構成する材料は、鋼を含む、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の回転切削工具。
- 前記第2リング状部材を構成する材料は、鋼を含む、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の回転切削工具。
Priority Applications (1)
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JP2015120263A JP6440074B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 回転切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015120263A JP6440074B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 回転切削工具 |
Publications (2)
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JP2017001162A JP2017001162A (ja) | 2017-01-05 |
JP6440074B2 true JP6440074B2 (ja) | 2018-12-19 |
Family
ID=57751068
Family Applications (1)
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JP2015120263A Active JP6440074B2 (ja) | 2015-06-15 | 2015-06-15 | 回転切削工具 |
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2015
- 2015-06-15 JP JP2015120263A patent/JP6440074B2/ja active Active
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