JP2020082257A - ヘリカルブローチ用ロックナット - Google Patents

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晃 井沢
Akira Izawa
晃 井沢
中村 和幸
Kazuyuki Nakamura
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Abstract

【課題】被削材の材質によらず内歯車加工が可能となるヘリカルブローチ専用のロックナットを提供する。【解決手段】組立て式のヘリカルブローチ11の一部であるシェル刃部13の後柄部15b側に配置するロックナット34において、このロックナット34を複数の円弧状部品34a,34bに分割して、これらの部品34a,34b同士を互いにネジ69等の締結手段を用いて締結する。また、これらの複数の部品34a,34bには各々1組の凹部81および凸部82を設けて、凹部81と凸部82が互いに嵌まり合う構造とした上で、ピン72を凹部81および凸部82に設けた孔部に貫通させる。【選択図】図11

Description

本発明は、リング状の素材の内側に内歯車を加工するヘリカルブローチに配置されるロックナットに関する。
一般的な組立式のヘリカルブローチは、たとえば特許文献1および2に開示されている様に粗加工を担う切れ刃(粗刃)および仕上げ加工の一部を担う切れ刃(仕上げ刃)を備える本体部と最終的な仕上げ加工を担うシェル刃部が個別に組み立てられて1本のヘリカルブローチが形成されている。従来のヘリカルブローチ100全体の形態を図16,シェル刃部300近傍の形態を図17に示す。
このシェル刃部300は、本体部200の後方側、すなわち本体部200の後柄部500側からシェル刃部300を挿入し、引き続いてロックナット400を本体部200へ挿入した後に、そのロックナット400をネジ留めすることでシェル刃部300が固定される。従来のロックナット400の正面図を図18,図18に示すロックナット400のX−X線断面図を図19,本体部200におけるロックナット400近傍の軸方向断面図を図20に示す。
このロックナット400の外周面には、例えば図18および図19に示すように複数の貫通孔(ネジ孔)401〜405・・・411〜415・・・が2列の配置で設けられている。そして、ロックナット400を本体部200へ固定する際には、図20に示すように本体部200に数条の溝201,202を設ける。その上で、複数のボルト211,212を貫通孔401,411に挿入して、溝201,202にネジ留めする。
そのような構造であるため、本体部200の外径(太さ)は図20に示すようにシェル刃部300を本体部200に挿入する箇所の直径φD300とロックナット400を本体部200に挿入する箇所の直径φD400を同一径とする。もしくは、シェル刃部300位置の外径φD300をロックナット400位置の外径φD400よりも大きくする必要がある。
特開2002−137118号公報 特開2014−172098号公報
その結果、本体部200の後柄部500はロックナット400を挿入するため、後柄部500の外径φD500をロックナット400位置の外径φD400よりも小さくする。つまり、組立式のヘリカルブローチにおける本体部は、シェル刃部やロックナットを配置する位置の外径よりも後柄部の位置の外径をさらに小さくする必要があった。
一般的にヘリカルブローチを用いた内歯車の加工時に許容できる荷重は、ブローチ盤に取り付けるブローチ本体部の柄部(前柄部および後柄部)の外径によって決定される。そのため、シェル刃部の外径が大きい場合でもヘリカルブローチの柄部の外径が小さくなれば、それに応じて許容できる引抜き荷重が下がる。結果として、内歯加工が可能な被削材の材質が限定されて、広範囲な材質の内歯車加工に対応できないという問題があった。
そこで、本発明の課題は被削材の材質によらず内歯車加工を可能とするヘリカルブローチ専用のロックナットを提供する。
本発明のヘリカルブローチ専用のロックナットは、組立式のヘリカルブローチの一部であるシェル刃部の後方側に配置するロックナットにおいて、このロックナットを複数の部品に分割して、これらの部品同士を互いにボルトなどの締結手段を用いて締結する構造とした。
これらの複数の部品は2個ないし4個のいずれかに分割した部品とする。また、これらの複数の部品には少なくとも1組の凹部および凸部を有して、それらの凹部と凸部を互いに嵌め込んだ状態でボルトやネジなどの締結手段で締結する構造としてもよい。これらの複数の部品にある凹部および凸部には各々貫通孔を設けて、その貫通孔に棒状の部品を挿入する形態としても構わない。
本発明のロックナットは、複数の円弧状の部品が互いにネジやボルトなどの締結手段を用いて締結されている。そのため、ヘリカルブローチの本体部の外径の大きさに関係なく、シェル刃部の後方側にロックナットを配置できる。したがって、ブローチ本体部の柄部の外径をロックナットを配置する本体部の外径に関わらず任意に設定できる。
また、ロックナットを複数の部品に分割しているので、ブローチ本体部への固定時においてこれまでの様に柄部からロックナットを挿入する必要はない。そのため、ヘリカルブローチの柄部がブローチ盤に取り付けられている状態でもロックナットのみを着脱できる。
本発明のロックナット4の正面図である。 図1に示すロックナット4の左側面図である。 図2に示すA−A線断面図である。 図2に示すB−B線断面図である。 本発明のロックナット4を備えたヘリカルブローチ1の部分拡大図である。 図5に示すロックナット4近傍の模式断面図である。 第2実施形態であるロックナット14の模式断面図である。 第3実施形態であるロックナット24の模式断面図である。 第4実施形態であるロックナット34の正面図である。 図9に示すロックナット34の左側面図である。 図10に示すロックナット34のC−C線断面図である。 図9に示すロックナット34の平面図(上面図)である。 図9に示すロックナット34が開いた状態の模式図である。 本発明のロックナット34を備えたヘリカルブローチ11の部分拡大図である。 図14に示すロックナット34近傍の模式断面図である。 従来のヘリカルブローチ100全体の模式図である。 従来のヘリカルブローチ100の後柄部500の拡大図である。 従来のロックナット400の正面図である。 図18に示すロックナット400のX−X線断面図である。 図17に示すロックナット400近傍の模式断面図である。
本発明のヘリカルブローチ用ロックナットの実施形態について図面を用いて説明する。本発明であるロックナット4の正面図を図1、左側面図を図2、図2に示すロックナット4のA−A線断面図を図3、ロックナット4のB−B線断面図を図4にそれぞれ示す。ロックナット4は、図1に示すように2つの円弧状の部品4a,4bから構成されている。
すなわち、図1に示すロックナット4は全体を軸方向に2つに分割できる構造である。これらの各部品4a,4bには、図3に示すように1組の貫通孔40a,40bとネジ孔(止まり孔)41a,41bが設けられている。そして、これらの部品4a,4bは2本のボルト60,61を用いて互いに締結することでロックナット4を形成している。
また、ロックナット部品4a,4bのそれぞれには図4に示すようにボルト60,61の締結位置とは異なる箇所に貫通孔42a,42b,43a,43bが設けられている。そして、2本のピン部品(棒状の部品)70,71が、これらの貫通孔42a,42b,43a,43bに挿入されることでもロックナット部品4a,4b同士が互いに一体化されている。
次に、本発明のロックナットを装着したヘリカルブローチの実施形態について図面を用いて説明する。本発明のロックナット4を装着したヘリカルブローチ1におけるロックナット4付近の部分拡大図を図5、図5に示すロックナット4付近におけるヘリカルブローチ1の軸方向の断面図を図6にそれぞれ示す。
図5に示すヘリカルブローチ1は、両端に柄部5(前柄部および後柄部5b)を備えて図示しない粗切削刃と交互丸刃を有する軸状の本体部2、後柄部5b側に嵌め込まれた着脱可能な切れ刃であるシェル刃部3を有している。
そして、シェル刃部3と後柄部5bの間には、図6に示すように本体部2の後柄部5b側 に設けられた小径部20にロックナット4が配置されている。ロックナット4が配置される小径部20(本体部2)の外径φDは、シェル刃部3が挿入される本体部2の外径φDや後柄部5bの外径φD5bよりも小さい(φD>φD、φD5b>φD)。すなわち、ここで「小径部」とは、ヘリカルブローチの本体部において、その外径が他の箇所よりも小さい部分(小径の部分)を言う。
言い換えると、シェル刃部3が配置される本体部2の外径φDおよび後柄部5bの外径φD5bをロックナット4が小径部20に配置される本体部2の外径φDよりも大きくすることで、ロックナット4の軸方向(ヘリカルブローチの移動方向)における移動を制限する。
なお、本発明のロックナットは図1等に示すロックナットを2分割にする形態のほかにも図7に示す様にロックナット14を3分割の部品14a〜14c同士でボルトを用いて締結したり(第2実施形態)、図8で示す様にロックナット24を4分割の部品24a〜24d同士でボルトを用いて締結することもできる(第3実施形態)。
次に、このロックナット4をヘリカルブローチ1の本体部2に装着する手順について説明する。まず、ヘリカルブローチ1の本体部2の後柄部5b側よりシェル刃部3を挿入する。その後、本体部2の小径部20にロックナット部品4aを嵌め込む。続けて、もう一方のロックナット部品4bを小径部20に嵌めながらボルト60,61を貫通孔40a,40bを介してネジ孔41a,41bにてネジ留めし、2つのロックナット部品4a,4b同士を互いを締結する。
なお、2本のボルト60,61を貫通孔40a,40bへ挿入する前に、ロックナット部品4a,4bの貫通孔42a,42b,43a,43bにピン部品70,71を差し込んでおくこともできる。これらのピン部品70,71を貫通孔42a,42b,43a,43bに予め差し込んでおくことで、2本のボルト60,61を挿入する際の位置決めを容易にすることができる。
本発明のロックナットは複数の部品から構成されて、これらの部品を互いにボルトなどにより締結することでブローチ本体に装着する。つまり、これまでの様にロックナットをヘリカルブローチの本体部に装着する際に後柄部から挿入する必要はなく、本体部に設けられた小径部に正対して直接装着できる。
そのため、図6に示すようにヘリカルブローチの本体部における後柄部5bの直径φD5bをロックナット4が装着される本体部2の凹部20の直径φDよりも大きくし、ひいてはシェル刃部3を装着する箇所の直径φDと同一径にできる。
図1,図7,図8に示す本発明のヘリカルブローチ用ロックナットの他に異なる実施形態についても説明する。他の実施形態(第4実施形態)であるロックナット34の正面図を図9、その左側面図を図10、図10に示すロックナット34のC−C線断面図を図11に示す。また、ロックナット34の平面図(上面図)を図12、図9〜図12に示すロックナット34が開いた状態の模式図を図13にそれぞれ示す。
図9等に示すロックナット34は、図1に示すロックナット4と同様に円弧状の部品34a,34bから主に構成されている。部品34aの周方向側の一端面には凹部81が形成されており、もう一方の部品34bの周方向側の一端面には凸部82が形成されている。これらの凹部81と凸部82が互いに嵌め合わされた形態でロックナット34が形成されている。
さらに、これらの凹部81の両側および凸部82には図10,図12に示す様にそれぞれ孔部(貫通孔)が設けられており、各孔部を貫通する様に棒状の部品(ピン)72が挿入されている。そのため、ロックナット34はこのピン72を中心軸として、図13に示す様に自在に開閉する構造となっている。また、ロックナット34をヘリカルブローチに固定する際には、図2等に示すロックナット4の場合と同様に図10および図11に示す様にボルト69を用いて2つの部品34a,34bを互いに締結させる。
次に、このロックナット34をヘリカルブローチの本体部に装着する手順について説明する。前述した手順と同様に、ヘリカルブローチ11の本体部12における後柄部15b側よりシェル刃部13をまず挿入する。その後、本体部12の小径部21にロックナット34を図13に示すように開いた状態で覆いかぶせる形態で設置する。最後に、ボルト69にてネジ留めすることで2つのロックナット部品34a,34b同士を互いを締結する。図9に示すロックナット34をヘリカルブローチ11に取り付けたロックナット34近傍の部分拡大図を図14、図14に示すロックナット34近傍の模式断面図を図15に示す。
図9に示す第4実施形態のロックナット34は、図1に示すロックナット4と同様に複数の円弧状部品から構成されている点で共通する。図9に示すロックナット34は、図12等に示す様に2つのロックナット部品34a,34b同士をピン72で一体化している。そのため、ロック部品同士を最終的に締結するためのボルト等の締結部品の個数を図1等に示すロックナット4,14,24に比べて減らすことができる。
加えて、これまでの様にロックナットをヘリカルブローチの本体部に装着する際に後柄部側から挿入する必要はなく、本体部に設けられた小径部(外径が他の箇所に比べて小さい部分)に正対して装着できる。その結果、図15に示すようにヘリカルブローチの本体部における後柄部15bの直径φD15bをロックナット34が装着される本体部12の小径部21の直径φD34よりも大きくできる。また、後柄部15bの直径φD15bをシェル刃部13を装着する箇所の直径φD13と同一の直径にもできる。
1,11,100 ヘリカルブローチ
2,12,200 本体部
3,13,300 シェル刃部
4,14,24,34 ロックナット
4a,4b,14a〜14c ロックナット部品
24a〜34d,34a,34b ロックナット部品
5b,15b,500 後柄部
20,21 本体部の小径部
60〜69 締結手段(ボルト)
70,71,72 棒状の部品(ピン)
81 凹部
82 凸部

Claims (4)

  1. 複数の切れ刃を有するシェル刃部を備えたヘリカルブローチの後柄部側に装着されるロックナットであって、前記ロックナットは複数の円弧状の部品を有しており、かつ前記部品同士を締結する締結手段を備えていることを特徴とするヘリカルブローチ用ロックナット。
  2. 前記複数の部品は、2個ないし4個の部品であることを特徴とする請求項1に記載のヘリカルブローチ用ロックナット。
  3. 前記複数の部品には少なくとも1組の凹部および凸部を有しており、前記凹部と前記凸部が互いに嵌まり合っていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘリカルブローチ用ロックナット。
  4. 前記凹部および前記凸部には各々貫通孔を有しており、前記貫通孔には棒状の部品が挿入されていることを特徴とする請求項3に記載のヘリカルブローチ用ロックナット。
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