JP2004127738A - 陰極線管及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】Wネック形の陰極線管を採用した場合に、補正回路に負担をかけずにピンクッション形の画像歪みを適切に補正できるようにする。
【解決手段】パネル部、ファンネル部及び一対のネック部を一体に有する陰極線管本体と、一対のネック部にそれぞれ搭載された一対の偏向ヨーク5とを備えるインライン形の陰極線管において、偏向ヨーク5は、垂直方向にインライン配列をなす電子ビームの配列方向と平行な方向に電子ビームをフレーム走査する第1の偏向コイル7と、電子ビームの配列方向と直交する方向に電子ビームをライン走査する第2の偏向コイル8と、第1,第2の偏向コイル7,8の間に介在するセパレータ9とを有し、かつ第2の偏向コイル8をセパレータ9を介して第1の偏向コイル7の外側に配置した構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】パネル部、ファンネル部及び一対のネック部を一体に有する陰極線管本体と、一対のネック部にそれぞれ搭載された一対の偏向ヨーク5とを備えるインライン形の陰極線管において、偏向ヨーク5は、垂直方向にインライン配列をなす電子ビームの配列方向と平行な方向に電子ビームをフレーム走査する第1の偏向コイル7と、電子ビームの配列方向と直交する方向に電子ビームをライン走査する第2の偏向コイル8と、第1,第2の偏向コイル7,8の間に介在するセパレータ9とを有し、かつ第2の偏向コイル8をセパレータ9を介して第1の偏向コイル7の外側に配置した構成とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管とこれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、陰極線管においては、電子銃から出射された電子ビームの進行方向を上下、左右に偏向することにより、画面上に画像を組み立てている。電子ビームの偏向には偏向ヨーク(Deflection Yoke;DY)が用いられる。偏向ヨークは、ライン走査のための偏向コイルと、フレーム走査のための偏向コイルと、コアとを有するもので、陰極線管のネック部に装着される。この偏向ヨークは、電子銃から出射される電子ビームを、偏向コイルに流れる偏向電流の電磁作用によって上下、左右に偏向する。
【0003】
このような陰極線管を用いた表示装置において、表示画面を大型化(大画面化)しようとすると、画面サイズの拡大とともに装置の奥行き寸法が大きくなってしまう。また、装置の奥行き寸法を短くするために、電子ビームを偏向する際の偏向角度を例えば現行の110度よりも大きくすると、性能の劣化や消費電力の増大などの不利益を招いてしまう。
【0004】
そこで従来においては、2つの陰極線管を一体に組み合わせた構成とすることにより、表示画面の大型化を図る技術が提案されている。具体的には、図4に示すように、陰極線管1の本体部を、横長のパネル部2と、このパネル部2の開口部に接合されたファンネル部3と、このファンネル部3から一体に延出した一対(2つ)のネック部4とによって構成する。陰極線管1の各々のネック部4には偏向ヨーク5を搭載し、かつこの偏向ヨーク5よりもネック端寄りに電子銃6を内装する。これにより、一つの陰極線管1で、2つのネック部4と、2つの偏向ヨーク5と、2つの電子銃6を備えた構成となる。以下、この陰極線管1をWネック形の陰極線管とも呼ぶ。
【0005】
Wネック形の陰極線管に関する先行技術としては、一つの陰極線管に複数の電子銃を設けて画像を表示する技術(特許文献1)や、一つの陰極線管の水平走査を複数の電子銃で行う技術(特許文献2)や、一つの陰極線管に2つ以上の電子銃を水平方向に並べて画面上に一つの繋ぎ合わせ画像を表示させる技術(特許文献3)が知られている。
【0006】
【特許文献1】
実公昭39−25641号公報(第1〜第2頁、第1図〜第4図)
【0007】
【特許文献2】
特公昭42−4928号公報(第1〜第2頁、第2図)
【0008】
【特許文献3】
特開昭50−17167号公報(第1〜第2頁、第1図〜第2図)
【0009】
Wネック形の陰極線管1においては、各々の電子銃6からインライン(一直線上)の配列で電子ビームが出射される。このとき出射される電子ビームのインラインの配列方向を垂直方向(縦方向)としたものがある(例えば、特許文献4参照)。
【0010】
【特許文献4】
特開2000−331622号公報(段落0037、図1、図2、図6)
【0011】
また、陰極線管1の画面(パネル面)上では、ビーム配列方向と平行な方向(垂直方向)にライン走査が行われる一方、ビーム配列方向と直交する方向(水平方向)にフレーム走査が行われる。
【0012】
ちなみに、ライン走査とは、陰極線管1の画面上で走査線を形成するために行われる電子ビームの走査をいい、フレーム走査とは、走査線の集合体であるラスターを形成するために行われる電子ビームの走査をいう。ライン走査の方向とフレーム走査の方向とは画面上で互いにほぼ直交する関係となる。
【0013】
このような構成の陰極線管1においては、ライン走査を水平方向で行い、フレーム走査を垂直方向で行う一般的な陰極線管(一つの陰極線管でネック部及び電子銃を一つずつ備えるもの)の走査方式と比較して、ライン走査及びフレーム走査の方向が90度異なるものとなっている。そのため、実際に画像を表示する場合、表示用の映像信号を一旦フレームメモリに保持し、そこからライン走査の方向に合わせて映像信号を読み出して各電子銃6を駆動する必要がある。これに対して、例えば、図5に示すように、電子ビームの配列方向と直交する方向(水平方向)にライン走査を行う一方、電子ビームの配列方向と平行な方向(垂直方向)にフレーム走査を行うようにすれば、一般的な陰極線管の走査方式に準じたものとなるため、映像信号をいちいちフレームメモリに保持する必要がなくなる。
【0014】
上記図5に示す陰極線管1の場合は、画面上で3本の電子ビームを一致させる、いわゆるコンバージェンス合わせのために、ライン走査用の偏向磁界をバレル形の磁界(バレル磁界)とし、フレーム走査用の偏向磁界をピンクッション形の磁界(ピン磁界)としている。そうした場合、陰極線管1の画面上では、偏向コイルの偏向磁界分布(バレル磁界)の影響で、ピンクション形の画像歪み(ラスター歪み)が発生することがある。
【0015】
ちなみに、下記特許文献5には、一つの陰極線管に複数の電子銃を用いて画像表示を行う場合に、表示される画像が糸巻き状(ピンクッション形)に歪むことや、電子ビームのライン走査を水平方向に行いかつ電子ビームのフレーム走査を垂直方向に行うこと、電子ビームのライン走査を垂直方向に行いかつ電子ビームのフレーム走査を水平方向に行うことが記載されている。
【0016】
【特許文献5】
特開2000−341610号公報(段落0004,0016〜0175、図1、図4、図29)
【0017】
ここで、上記図4に示す陰極線管1の場合は、図6(A)〜(C)に示すように、画面でピンクッション形の画像歪みが発生した際に、ライン走査用の偏向電流(鋸歯状波電流)の振幅を、フレーム走査周期(1F)で変調することにより、画像歪みを補正することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、上記図5に示す陰極線管1の場合は、図7(A)〜(C)に示すように、画面上でピンクッション形の画像歪みが発生した際に、フレーム走査用の偏向電流の振幅を、ライン走査周期で変調することにより、画像歪みを補正することができる。ただし、この場合は、フレーム走査用の偏向コイルのインダクタンスが大きく、また周波数が低いフレーム走査用の偏向電流の振幅を、それよりも周波数が高いライン走査周期で変調することになるため、画像歪みを補正するにあたって、補正回路の負担が大きくなったり、十分な偏向量を確保することが難しいなどの欠点があった。
【0019】
また、ピンクッション形の画像歪みを補正する手法としては、ライン走査用の偏向コイルの位置をネック端側にずらすことも考えられる。しかしながら従来においては、図8に示すように、偏向ヨーク5の構成として、フレーム走査用の偏向コイル7の内側にセパレータ9を介してライン走査用の偏向コイル8が配置されているため、ライン走査用の偏向コイル8の位置をZ軸方向(陰極線管の中心軸方向)にずらすことができなかった。
【0020】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、Wネック形の陰極線管を採用した場合に、補正回路に負担をかけずにピンクッション形の画像歪みを適切に補正できるようにすることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る陰極線管は、パネル部、ファンネル部及び一対のネック部を一体に有する陰極線管本体と、一対のネック部にそれぞれ搭載された一対の偏向ヨークとを備えるインライン形の陰極線管であって、偏向ヨークは、垂直方向にインライン配列をなす電子ビームの配列方向と平行な方向に電子ビームをフレーム走査する第1の偏向コイルと、電子ビームの配列方向と直交する方向に電子ビームをライン走査する第2の偏向コイルとを有し、かつ第2の偏向コイルを第1の偏向コイルの外側に配置した構成となっている。また、本発明に係る表示装置は、上記構成の陰極線管を用いたものとなっている。
【0022】
上記構成の陰極線管及び表示装置においては、ライン走査のための第2の偏向コイルを、フレーム走査のための第1の偏向コイルの外側に配置することにより、第1の偏向コイルに対して第2の偏向コイルの取り付け位置を陰極線管の中心軸方向にずらして設定することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の実施形態においては、上記従来技術で挙げた構成要素と同様の部分に同じ符号を付して説明する。
【0024】
図1は本発明が適用される陰極線管の全体像を示す概略斜視図である。図示した陰極線管1の本体部(ガラスバルブ)は、パネル部2、ファンネル部3及びネック部4によって構成されている。パネル部2は、陰極線管1の表示面を構成するもので、正面視略長方形に形成されている。パネル部2の内面には赤(R),緑(G),青(B)の各色蛍光体を所定のパターンで配列した蛍光面(不図示)が形成されている。ファンネル部3は2つの漏斗形状部を水平方向(図のX方向)に横並びに結合した形状をなし、このファンネル部3から一体に延出するかたちで一対のネック部4が形成されている。各々のネック部4には、ファンネル部3との境界部に位置して偏向ヨーク5が搭載されている。また、各々のネック部4の内部には、電子ビームの出射源となる電子銃6が内装されている。この電子銃6は、R,G,Bの各色に対応する3本の電子ビームをインライン(一直線上)の配列で出射するものである。電子ビームの配列方向は、垂直方向(図のY方向)に一致している。
【0025】
このWネック形の陰極線管1においては、先の図5に示したものと同様に、電子ビームの配列方向となる垂直方向(Y方向)に対して、画面上でのライン走査が水平方向つまりビーム配列方向と直交する方向で行われるとともに、画面上でのフレーム走査が垂直方向つまりビーム配列方向と平行な方向で行われる。この走査方式を採用した場合は、表示用の映像信号にしたがって一対の電子銃4を駆動することにより、画面上に所望の画像を表示することができるため、映像信号を保持するためのフレームメモリが不要となる。また、この陰極線管1は、パネル部2内面の蛍光面にカラー画像(又は白黒画像)を再現するのに必要な各種の付属部品とともに図示しない筐体に組み込まれ、これによってテレビジョン受像機などの表示装置が構成される。
【0026】
図2は本発明の実施形態に係る偏向ヨークの構成例を示す半断面図である。図示のように偏向ヨーク5には、第1の偏向コイル7、第2の偏向コイル8、セパレータ9、DYコア10及びリングマグネット11等の部品が装備されている。
【0027】
第1の偏向コイル7は、セパレータ9を用いたセクション巻き又は巻線金型を用いた金型巻きによってサドル形に巻線されたもので、セパレータ9の内側に左右一対をなして配置されている。第1の偏向コイル7の前端部にはコイル線材を円周方向に渡らせたベンド部(渡り線部)7Aが形成され、同後端部にも同様のベンド部7Bが形成されている。各々のベンド部7A,7Bは偏向ヨーク5の直径方向に突出した状態で形成されている。この第1の偏向コイル7は、フレーム走査周期に同期した鋸歯状波の偏向電流が供給されたときに水平方向に沿うピンクッション形の偏向磁界を発生し、この偏向磁界の偏向作用により、電子銃6から出射された電子ビームを陰極線管1の画面上で垂直方向(電子ビームの配列方向と平行な方向)にフレーム走査する。
【0028】
第2の偏向コイル8は、巻線金型を用いた金型巻きによってサドル形に巻線されたもので、セパレータ9の外側に上下一対をなして配置されている。第2の偏向コイル8の前端部と後端部には、上記第1の偏向コイル7と同様に、それぞれベンド部(渡り線部)8A,8Bが形成されている。この第2の偏向コイル8は、ライン走査周期に同期した鋸歯状波の偏向電流が供給されたときに垂直方向に沿うバレル形の偏向磁界を発生し、この偏向磁界の偏向作用により、電子銃6から出射された電子ビームを陰極線管1の画面上で水平方向(電子ビームの配列方向と直交する方向)にライン走査する。
【0029】
セパレータ9は樹脂等の絶縁材料からなるもので、全体として筒形に形成されている。コア10はフェライト等の磁性材料(軟質磁性材料)からなるもので、ヨーク中心軸方向(図のZ軸方向)の一方を他方よりも大きな径で開口した筒形構造をなしている。このコア10は、第1の偏向コイル7及び第2の偏向コイル8が発生する磁界の効力を高めるために、それらの偏向コイル7,8を覆うように装着されている。リングマグネット11は、電子銃6の組み立て誤差等による電子ビームの軌道ずれを補正するために、偏向ヨーク5の後端側に取り付けられている。
【0030】
上記構成の偏向ヨーク5においては、第1の偏向コイル7の外側にセパレータ9を介して第2の偏向コイル8を配置しているため、第1の偏向コイル7のベンド部7A,7Bの間で、第2の偏向コイル8の取り付け位置を偏向ヨークの中心軸方向(図のZ軸方向)にずらして設定することが可能となる。そこで、本実施形態においては、偏向ヨーク5の前端側(蛍光面に近い側)では第1の偏向コイル7のベンド部7Aと第2の偏向コイル8のベンド部8Aとの間にZ軸方向で位置的な段差を設ける一方、偏向ヨーク5の後端側(電子銃に近い側)では第1の偏向コイル7のベンド部7Bと第2の偏向コイル8Bのベンド部8BをZ軸方向で隣接した状態に配置している。
【0031】
これにより、第1の偏向コイル7に対して第2の偏向コイル8の位置を相対的にネック端寄りに後退させることができる。その結果、第2の偏向コイル8による電子ビームの偏向中心をネック端側にずらすことができるため、第2の偏向コイル8の偏向磁界分布(バレル磁界)の影響で画面上に現れるラスターの歪み、すなわちピンクッション形の画像歪みを有効に低減することが可能となる。
【0032】
図3は本発明の実施形態に係る偏向ヨークの他の構成例を示す半断面図である。図示した偏向ヨーク5においては、フレーム走査用の第1の偏向コイル7の外側にセパレータ9を介してライン走査用の第2の偏向コイル8が配置されている点は上記図2に示すものと同様であるが、第1の偏向コイル7の巻線形態が異なるものとなっている。すなわち、上記図2に示すものでは、第1の偏向コイル7の前端部と後端部の両方にそれぞれベンド部7A,7Bが設けられているが、図3に示すものでは、第1の偏向コイル7の前端部にのみベンド部7Aが設けられ、第1の偏向コイル7の後端部はZ軸方向に沿うストレート状(フラット形状)のベンドレス構造となっている。このベンドレス構造は、第1の偏向コイル7の後端部でコイル線材の渡り線の巻線位置を順次Z軸方向にずらすことにより実現されるものである。
【0033】
このように第1の偏向コイル7の後端部をベンドレス構造とした構成では、その外側に配置される第2の偏向コイル8の後端部(ベンド部8B)を第1の偏向コイル7の後端部とほぼ同じ位置或いはそれよりも若干ネック端寄りに配置することができる。これにより、上記図2に示すものに比較すると、第1の偏向コイル7に対して第2の偏向コイル8の位置を更にネック端寄りに後退させ、画像歪みの低減効果を高めることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第2の偏向コイルを第1の偏向コイルの外側に配置することにより、フレーム走査用となる第1の偏向コイルに対してライン走査用となる第2の偏向コイルの取り付け位置をネック端側にずらして設定し、これによって第2の偏向コイルの偏向磁界分布に起因したピンクッション形の画像歪みを低減することができる。これにより、補正回路に負担をかけることなく、ピンクッション形の画像歪みを適切に補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される陰極線管の全体像を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る偏向ヨークの構成例を示す半断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る偏向ヨークの他の構成例を示す半断面図である。
【図4】Wネック形の陰極線管の走査方式の一例を示す図である。
【図5】Wネック形の陰極線管の走査方式の他の例を示す図である。
【図6】補正回路による画像歪みの補正例を説明する図である。
【図7】補正回路による画像歪みの他の補正例を説明する図である。
【図8】従来の陰極線管に搭載された偏向ヨークの構成図である。
【符号の説明】
1…陰極線管、2…パネル部、3…ファンネル部、4…ネック部、5…偏向ヨーク、6…電子銃、7…第1の偏向コイル、8…第2の偏向コイル、9…セパレータ、10…DYコア
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管とこれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、陰極線管においては、電子銃から出射された電子ビームの進行方向を上下、左右に偏向することにより、画面上に画像を組み立てている。電子ビームの偏向には偏向ヨーク(Deflection Yoke;DY)が用いられる。偏向ヨークは、ライン走査のための偏向コイルと、フレーム走査のための偏向コイルと、コアとを有するもので、陰極線管のネック部に装着される。この偏向ヨークは、電子銃から出射される電子ビームを、偏向コイルに流れる偏向電流の電磁作用によって上下、左右に偏向する。
【0003】
このような陰極線管を用いた表示装置において、表示画面を大型化(大画面化)しようとすると、画面サイズの拡大とともに装置の奥行き寸法が大きくなってしまう。また、装置の奥行き寸法を短くするために、電子ビームを偏向する際の偏向角度を例えば現行の110度よりも大きくすると、性能の劣化や消費電力の増大などの不利益を招いてしまう。
【0004】
そこで従来においては、2つの陰極線管を一体に組み合わせた構成とすることにより、表示画面の大型化を図る技術が提案されている。具体的には、図4に示すように、陰極線管1の本体部を、横長のパネル部2と、このパネル部2の開口部に接合されたファンネル部3と、このファンネル部3から一体に延出した一対(2つ)のネック部4とによって構成する。陰極線管1の各々のネック部4には偏向ヨーク5を搭載し、かつこの偏向ヨーク5よりもネック端寄りに電子銃6を内装する。これにより、一つの陰極線管1で、2つのネック部4と、2つの偏向ヨーク5と、2つの電子銃6を備えた構成となる。以下、この陰極線管1をWネック形の陰極線管とも呼ぶ。
【0005】
Wネック形の陰極線管に関する先行技術としては、一つの陰極線管に複数の電子銃を設けて画像を表示する技術(特許文献1)や、一つの陰極線管の水平走査を複数の電子銃で行う技術(特許文献2)や、一つの陰極線管に2つ以上の電子銃を水平方向に並べて画面上に一つの繋ぎ合わせ画像を表示させる技術(特許文献3)が知られている。
【0006】
【特許文献1】
実公昭39−25641号公報(第1〜第2頁、第1図〜第4図)
【0007】
【特許文献2】
特公昭42−4928号公報(第1〜第2頁、第2図)
【0008】
【特許文献3】
特開昭50−17167号公報(第1〜第2頁、第1図〜第2図)
【0009】
Wネック形の陰極線管1においては、各々の電子銃6からインライン(一直線上)の配列で電子ビームが出射される。このとき出射される電子ビームのインラインの配列方向を垂直方向(縦方向)としたものがある(例えば、特許文献4参照)。
【0010】
【特許文献4】
特開2000−331622号公報(段落0037、図1、図2、図6)
【0011】
また、陰極線管1の画面(パネル面)上では、ビーム配列方向と平行な方向(垂直方向)にライン走査が行われる一方、ビーム配列方向と直交する方向(水平方向)にフレーム走査が行われる。
【0012】
ちなみに、ライン走査とは、陰極線管1の画面上で走査線を形成するために行われる電子ビームの走査をいい、フレーム走査とは、走査線の集合体であるラスターを形成するために行われる電子ビームの走査をいう。ライン走査の方向とフレーム走査の方向とは画面上で互いにほぼ直交する関係となる。
【0013】
このような構成の陰極線管1においては、ライン走査を水平方向で行い、フレーム走査を垂直方向で行う一般的な陰極線管(一つの陰極線管でネック部及び電子銃を一つずつ備えるもの)の走査方式と比較して、ライン走査及びフレーム走査の方向が90度異なるものとなっている。そのため、実際に画像を表示する場合、表示用の映像信号を一旦フレームメモリに保持し、そこからライン走査の方向に合わせて映像信号を読み出して各電子銃6を駆動する必要がある。これに対して、例えば、図5に示すように、電子ビームの配列方向と直交する方向(水平方向)にライン走査を行う一方、電子ビームの配列方向と平行な方向(垂直方向)にフレーム走査を行うようにすれば、一般的な陰極線管の走査方式に準じたものとなるため、映像信号をいちいちフレームメモリに保持する必要がなくなる。
【0014】
上記図5に示す陰極線管1の場合は、画面上で3本の電子ビームを一致させる、いわゆるコンバージェンス合わせのために、ライン走査用の偏向磁界をバレル形の磁界(バレル磁界)とし、フレーム走査用の偏向磁界をピンクッション形の磁界(ピン磁界)としている。そうした場合、陰極線管1の画面上では、偏向コイルの偏向磁界分布(バレル磁界)の影響で、ピンクション形の画像歪み(ラスター歪み)が発生することがある。
【0015】
ちなみに、下記特許文献5には、一つの陰極線管に複数の電子銃を用いて画像表示を行う場合に、表示される画像が糸巻き状(ピンクッション形)に歪むことや、電子ビームのライン走査を水平方向に行いかつ電子ビームのフレーム走査を垂直方向に行うこと、電子ビームのライン走査を垂直方向に行いかつ電子ビームのフレーム走査を水平方向に行うことが記載されている。
【0016】
【特許文献5】
特開2000−341610号公報(段落0004,0016〜0175、図1、図4、図29)
【0017】
ここで、上記図4に示す陰極線管1の場合は、図6(A)〜(C)に示すように、画面でピンクッション形の画像歪みが発生した際に、ライン走査用の偏向電流(鋸歯状波電流)の振幅を、フレーム走査周期(1F)で変調することにより、画像歪みを補正することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、上記図5に示す陰極線管1の場合は、図7(A)〜(C)に示すように、画面上でピンクッション形の画像歪みが発生した際に、フレーム走査用の偏向電流の振幅を、ライン走査周期で変調することにより、画像歪みを補正することができる。ただし、この場合は、フレーム走査用の偏向コイルのインダクタンスが大きく、また周波数が低いフレーム走査用の偏向電流の振幅を、それよりも周波数が高いライン走査周期で変調することになるため、画像歪みを補正するにあたって、補正回路の負担が大きくなったり、十分な偏向量を確保することが難しいなどの欠点があった。
【0019】
また、ピンクッション形の画像歪みを補正する手法としては、ライン走査用の偏向コイルの位置をネック端側にずらすことも考えられる。しかしながら従来においては、図8に示すように、偏向ヨーク5の構成として、フレーム走査用の偏向コイル7の内側にセパレータ9を介してライン走査用の偏向コイル8が配置されているため、ライン走査用の偏向コイル8の位置をZ軸方向(陰極線管の中心軸方向)にずらすことができなかった。
【0020】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、Wネック形の陰極線管を採用した場合に、補正回路に負担をかけずにピンクッション形の画像歪みを適切に補正できるようにすることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る陰極線管は、パネル部、ファンネル部及び一対のネック部を一体に有する陰極線管本体と、一対のネック部にそれぞれ搭載された一対の偏向ヨークとを備えるインライン形の陰極線管であって、偏向ヨークは、垂直方向にインライン配列をなす電子ビームの配列方向と平行な方向に電子ビームをフレーム走査する第1の偏向コイルと、電子ビームの配列方向と直交する方向に電子ビームをライン走査する第2の偏向コイルとを有し、かつ第2の偏向コイルを第1の偏向コイルの外側に配置した構成となっている。また、本発明に係る表示装置は、上記構成の陰極線管を用いたものとなっている。
【0022】
上記構成の陰極線管及び表示装置においては、ライン走査のための第2の偏向コイルを、フレーム走査のための第1の偏向コイルの外側に配置することにより、第1の偏向コイルに対して第2の偏向コイルの取り付け位置を陰極線管の中心軸方向にずらして設定することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の実施形態においては、上記従来技術で挙げた構成要素と同様の部分に同じ符号を付して説明する。
【0024】
図1は本発明が適用される陰極線管の全体像を示す概略斜視図である。図示した陰極線管1の本体部(ガラスバルブ)は、パネル部2、ファンネル部3及びネック部4によって構成されている。パネル部2は、陰極線管1の表示面を構成するもので、正面視略長方形に形成されている。パネル部2の内面には赤(R),緑(G),青(B)の各色蛍光体を所定のパターンで配列した蛍光面(不図示)が形成されている。ファンネル部3は2つの漏斗形状部を水平方向(図のX方向)に横並びに結合した形状をなし、このファンネル部3から一体に延出するかたちで一対のネック部4が形成されている。各々のネック部4には、ファンネル部3との境界部に位置して偏向ヨーク5が搭載されている。また、各々のネック部4の内部には、電子ビームの出射源となる電子銃6が内装されている。この電子銃6は、R,G,Bの各色に対応する3本の電子ビームをインライン(一直線上)の配列で出射するものである。電子ビームの配列方向は、垂直方向(図のY方向)に一致している。
【0025】
このWネック形の陰極線管1においては、先の図5に示したものと同様に、電子ビームの配列方向となる垂直方向(Y方向)に対して、画面上でのライン走査が水平方向つまりビーム配列方向と直交する方向で行われるとともに、画面上でのフレーム走査が垂直方向つまりビーム配列方向と平行な方向で行われる。この走査方式を採用した場合は、表示用の映像信号にしたがって一対の電子銃4を駆動することにより、画面上に所望の画像を表示することができるため、映像信号を保持するためのフレームメモリが不要となる。また、この陰極線管1は、パネル部2内面の蛍光面にカラー画像(又は白黒画像)を再現するのに必要な各種の付属部品とともに図示しない筐体に組み込まれ、これによってテレビジョン受像機などの表示装置が構成される。
【0026】
図2は本発明の実施形態に係る偏向ヨークの構成例を示す半断面図である。図示のように偏向ヨーク5には、第1の偏向コイル7、第2の偏向コイル8、セパレータ9、DYコア10及びリングマグネット11等の部品が装備されている。
【0027】
第1の偏向コイル7は、セパレータ9を用いたセクション巻き又は巻線金型を用いた金型巻きによってサドル形に巻線されたもので、セパレータ9の内側に左右一対をなして配置されている。第1の偏向コイル7の前端部にはコイル線材を円周方向に渡らせたベンド部(渡り線部)7Aが形成され、同後端部にも同様のベンド部7Bが形成されている。各々のベンド部7A,7Bは偏向ヨーク5の直径方向に突出した状態で形成されている。この第1の偏向コイル7は、フレーム走査周期に同期した鋸歯状波の偏向電流が供給されたときに水平方向に沿うピンクッション形の偏向磁界を発生し、この偏向磁界の偏向作用により、電子銃6から出射された電子ビームを陰極線管1の画面上で垂直方向(電子ビームの配列方向と平行な方向)にフレーム走査する。
【0028】
第2の偏向コイル8は、巻線金型を用いた金型巻きによってサドル形に巻線されたもので、セパレータ9の外側に上下一対をなして配置されている。第2の偏向コイル8の前端部と後端部には、上記第1の偏向コイル7と同様に、それぞれベンド部(渡り線部)8A,8Bが形成されている。この第2の偏向コイル8は、ライン走査周期に同期した鋸歯状波の偏向電流が供給されたときに垂直方向に沿うバレル形の偏向磁界を発生し、この偏向磁界の偏向作用により、電子銃6から出射された電子ビームを陰極線管1の画面上で水平方向(電子ビームの配列方向と直交する方向)にライン走査する。
【0029】
セパレータ9は樹脂等の絶縁材料からなるもので、全体として筒形に形成されている。コア10はフェライト等の磁性材料(軟質磁性材料)からなるもので、ヨーク中心軸方向(図のZ軸方向)の一方を他方よりも大きな径で開口した筒形構造をなしている。このコア10は、第1の偏向コイル7及び第2の偏向コイル8が発生する磁界の効力を高めるために、それらの偏向コイル7,8を覆うように装着されている。リングマグネット11は、電子銃6の組み立て誤差等による電子ビームの軌道ずれを補正するために、偏向ヨーク5の後端側に取り付けられている。
【0030】
上記構成の偏向ヨーク5においては、第1の偏向コイル7の外側にセパレータ9を介して第2の偏向コイル8を配置しているため、第1の偏向コイル7のベンド部7A,7Bの間で、第2の偏向コイル8の取り付け位置を偏向ヨークの中心軸方向(図のZ軸方向)にずらして設定することが可能となる。そこで、本実施形態においては、偏向ヨーク5の前端側(蛍光面に近い側)では第1の偏向コイル7のベンド部7Aと第2の偏向コイル8のベンド部8Aとの間にZ軸方向で位置的な段差を設ける一方、偏向ヨーク5の後端側(電子銃に近い側)では第1の偏向コイル7のベンド部7Bと第2の偏向コイル8Bのベンド部8BをZ軸方向で隣接した状態に配置している。
【0031】
これにより、第1の偏向コイル7に対して第2の偏向コイル8の位置を相対的にネック端寄りに後退させることができる。その結果、第2の偏向コイル8による電子ビームの偏向中心をネック端側にずらすことができるため、第2の偏向コイル8の偏向磁界分布(バレル磁界)の影響で画面上に現れるラスターの歪み、すなわちピンクッション形の画像歪みを有効に低減することが可能となる。
【0032】
図3は本発明の実施形態に係る偏向ヨークの他の構成例を示す半断面図である。図示した偏向ヨーク5においては、フレーム走査用の第1の偏向コイル7の外側にセパレータ9を介してライン走査用の第2の偏向コイル8が配置されている点は上記図2に示すものと同様であるが、第1の偏向コイル7の巻線形態が異なるものとなっている。すなわち、上記図2に示すものでは、第1の偏向コイル7の前端部と後端部の両方にそれぞれベンド部7A,7Bが設けられているが、図3に示すものでは、第1の偏向コイル7の前端部にのみベンド部7Aが設けられ、第1の偏向コイル7の後端部はZ軸方向に沿うストレート状(フラット形状)のベンドレス構造となっている。このベンドレス構造は、第1の偏向コイル7の後端部でコイル線材の渡り線の巻線位置を順次Z軸方向にずらすことにより実現されるものである。
【0033】
このように第1の偏向コイル7の後端部をベンドレス構造とした構成では、その外側に配置される第2の偏向コイル8の後端部(ベンド部8B)を第1の偏向コイル7の後端部とほぼ同じ位置或いはそれよりも若干ネック端寄りに配置することができる。これにより、上記図2に示すものに比較すると、第1の偏向コイル7に対して第2の偏向コイル8の位置を更にネック端寄りに後退させ、画像歪みの低減効果を高めることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第2の偏向コイルを第1の偏向コイルの外側に配置することにより、フレーム走査用となる第1の偏向コイルに対してライン走査用となる第2の偏向コイルの取り付け位置をネック端側にずらして設定し、これによって第2の偏向コイルの偏向磁界分布に起因したピンクッション形の画像歪みを低減することができる。これにより、補正回路に負担をかけることなく、ピンクッション形の画像歪みを適切に補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される陰極線管の全体像を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る偏向ヨークの構成例を示す半断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る偏向ヨークの他の構成例を示す半断面図である。
【図4】Wネック形の陰極線管の走査方式の一例を示す図である。
【図5】Wネック形の陰極線管の走査方式の他の例を示す図である。
【図6】補正回路による画像歪みの補正例を説明する図である。
【図7】補正回路による画像歪みの他の補正例を説明する図である。
【図8】従来の陰極線管に搭載された偏向ヨークの構成図である。
【符号の説明】
1…陰極線管、2…パネル部、3…ファンネル部、4…ネック部、5…偏向ヨーク、6…電子銃、7…第1の偏向コイル、8…第2の偏向コイル、9…セパレータ、10…DYコア
Claims (4)
- パネル部、ファンネル部及び一対のネック部を一体に有する陰極線管本体と、前記一対のネック部にそれぞれ搭載された一対の偏向ヨークとを備えるインライン形の陰極線管であって、
前記偏向ヨークは、垂直方向にインライン配列をなす電子ビームの配列方向と平行な方向に電子ビームをフレーム走査する第1の偏向コイルと、前記電子ビームの配列方向と直交する方向に電子ビームをライン走査する第2の偏向コイルとを有し、かつ前記第2の偏向コイルを前記第1の偏向コイルの外側に配置してなる
ことを特徴とする陰極線管。 - 前記第1の偏向コイルの後端部をストレート状のベンドレス構造としてなる
ことを特徴とする請求項1記載の陰極線管。 - パネル部、ファンネル部及び一対のネック部を一体に有する陰極線管本体と、前記一対のネック部にそれぞれ搭載された一対の偏向ヨークとを備えるインライン形の陰極線管を用いた表示装置であって、
前記偏向ヨークは、垂直方向にインライン配列をなす電子ビームの配列方向と平行な方向に電子ビームをフレーム走査する第1の偏向コイルと、前記電子ビームの配列方向と直交する方向に電子ビームをライン走査する第2の偏向コイルとを有し、かつ前記第2の偏向コイルを前記第1の偏向コイルの外側に配置してなる
ことを特徴とする表示装置。 - 前記第1の偏向コイルの後端部をストレート状のベンドレス構造としてなる
ことを特徴とする請求項3記載の表示装置。
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JP2002290762A JP2004127738A (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 陰極線管及び表示装置 |
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JP2004127738A true JP2004127738A (ja) | 2004-04-22 |
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ID=32282533
Family Applications (1)
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JP2002290762A Pending JP2004127738A (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 陰極線管及び表示装置 |
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JP (1) | JP2004127738A (ja) |
-
2002
- 2002-10-03 JP JP2002290762A patent/JP2004127738A/ja active Pending
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