JP2004126826A - 火災報知設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】P型火災受信機と、火災感知器と、上記P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインまたはLnラインの地絡を検出する地絡検出回路と、上記地絡検出回路が地絡を検出すると、表示または音響で地絡を警告する地絡警告手段とを有する火災報知設備である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災報知設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインおよびLラインが地絡すると、火災が発生していないのに、火災であると誤検出することがある。
【0003】
この誤検出を防止するために、P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインまたはLラインの地絡を検出するが、この場合、従来は、火災感知器が設置されている現場で、作業員がテスタ等を使用し、定期的、たとえば、半年毎に地絡をチェックする。つまり、火災感知器が設置されている近傍のCラインまたはLnラインとGNDとの間にテスタを当て、それらの間におけるインピーダンスを測定し、この測定されたインピーダンスに応じて、地絡が生じているか否かを判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来方法では、作業員が地絡を検出するための作業時間が長くなり、また、場合によっては、地絡が発生した時点から、地絡を検出するまでの期間に、火災の誤検出、すなわち、誤報等の支障が生じることがある。誤報があれば、自動的に誤検出の階の地区レベルと、その直上階の地区レベルとが鳴動し、多くの人々に迷惑をかけることになる。
【0005】
つまり、従来は、P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインまたはLラインに地絡が発生していることを検出する作業が煩雑であるという問題があり、また、地絡が発生した場合に、地絡に対応することが遅いという問題がある。
【0006】
本発明は、P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインまたはLラインに地絡が発生していることを容易に検出することができ、しかも、地絡が発生している場合に、表示・音響で人に知らせることができ、地絡に迅速に対応することができる火災報知設備を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、P型火災受信機と、火災感知器と、上記P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインまたはLnラインの地絡を検出する地絡検出回路と、上記地絡検出回路が地絡を検出すると、表示または音響で地絡を警告する地絡警告手段とを有する火災報知設備である。
【0008】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である火災報知設備FA1を示す回路図である。
【0009】
火災報知設備FA1は、P型火災受信機REと、Cラインと、Lnラインと、CラインとLnラインとの間に接続されている火災感知器SE1、SE2、……とを有する。
【0010】
火災受信機REは、制御部CONTと、火災検出回路100と、7セグメント表示部を具備する表示部DPと、ブザーBzとを有する。
【0011】
制御部CONTは、地絡検出回路200と、CPU300と、RAM400と、音響回路500とを有する。フレームグランドFG(キャビネット)は、建物の鉄骨等(アースE)に接続される。なお、地絡検出回路200と火災検出回路100とその他の回路には、図示しない共通の電源回路から電源を供給されている。したがって、双方の回路200、100のグランドGNDの電位は同レベルである。また、各回路から見るとアースEの電位は浮いた形となっている。
【0012】
図2は、上記実施例に設けられている火災感知器ラインの地絡検出回路200を示す回路図である。
【0013】
火災感知器ラインの地絡検出回路200は、フレームグランドFGに接続される地絡検出端子T1と、過大電圧吸収用ツェナーダイオードZ1、Z2と、ノイズ吸収用コンデンサC1、C2と、基準電圧発生回路10と、Cライン用コンパレータ20と、Lライン用コンパレータ30と、幅の狭いノイズ吸収用コンデンサとC3、C4と、プルアップ抵抗R9、R10とを有する。
【0014】
基準電圧発生回路10は、電圧分割抵抗R6、R7、R8によって構成され、電源電圧を分割し、Cライン判別用の基準電圧Vrefcと、Lライン判別用の基準電圧Vreflとを発生する。Cライン判別用の基準電圧Vrefcは、抵抗R6と抵抗R7との接続点に発生し、Lライン判別用の基準電圧Vreflは、抵抗R7と抵抗R8との接続点に発生する。
【0015】
なお、「地絡」は、CラインまたはLラインとフレームグランドFG(キャビネット)との間の抵抗値が、所定の抵抗値(理論値は68k)以下になることである。つまり、Cライン、Lライン、火災感知器SE等の被覆が破れると、火災受信機REのキャビネットに直接接触したり、布設現場の鉄骨の結露水等に接触し、地絡が生じる。
【0016】
次に、上記実施例の動作について説明する。
【0017】
まず、地絡検出回路200の動作について説明する。
【0018】
Cラインが地絡すると、Cラインに印加されている電圧が、Cライン→地絡検出端子T1→抵抗R1→抵抗R4→抵抗R5→コンパレータ20の(−)端子を介して分割され、この分割された電圧が印加され、この印加された電圧が、グランドGNDに対してCライン判別用基準電圧Vrefcよりも高くなるので、Cライン用コンパレータ20の出力信号EE+が低下し(ONし)、CPU300が、Cライン用コンパレータ20の出力信号ONを読み取り、Cライン地絡を検出する。これによって、表示部DPに設けられている7セグメント表示装置に、エラーコードE11を表示し、故障音響を鳴動する。
【0019】
一方、Lラインが地絡すると、Lラインの電圧は、Lライン→地絡検出端子T1→抵抗R1→抵抗R4→抵抗R5→コンパレータ30の(+)端子を介して分割され、この分割された電圧が印加され、この印加された電圧が、グランドGNDに対してLライン判別用基準電圧Vreflよりも低くなるので、Lライン用コンパレータ30の出力信号EE−が低下し(ONし)、CPU300が、Lライン用コンパレータ30の出力信号ONを読み取り、Lライン地絡を検出する。これによって、表示部DPに設けられている7セグメント表示装置に、エラーコードE12を表示し、故障音響を鳴動する。
【0020】
つまり、電源(+1)が通常24Vに設定され、グランドGNDが0Vに設定され、互いに同じインピーダンスである抵抗R2、R3の接続点が12Vであり、この12Vが、地絡検出電圧として、コンパレータ20の(−)端子に供給され、コンパレータ30の(+)端子に供給されている。
【0021】
一方、基準電圧発生回路10が、Cライン判別用基準電圧Vrefc(16V)と、Lライン判別用基準電圧Vrefl(8V)とを発生し、これらの基準電圧が、それぞれ、コンパレータ20の(+)端子、コンパレータ30の(−)端子に供給されている。つまり、抵抗R2、R3の接続点の電圧(地絡が生じていない通常は12V)が、16Vよりも高くなったこと(Cライン側に地絡したことによって、Cラインの電圧、たとえば約24Vが印加され、抵抗R1、R2、R3による電圧分割比が変わり、抵抗R2、R3の接続点の電圧が上昇する)を、コンパレータ20が判別し、8Vよりも低くなったこと(Lライン側に地絡したことによって、Lラインの電圧、たとえば2Vが印加され、抵抗R2、R3の接続点の電圧が下がったこと)を、コンパレータ30が判別する。
【0022】
図3は、上記実施例の動作を示すフローチャートである。
【0023】
地絡検出回路200が、Cラインの地絡を検出すると(S10)、火災受信機RE内のRAM400に格納されているCライン地絡フラグをONし(S11)、上記7セグメント表示装置に、エラーコードE11を表示し(S12)、ブザーBzが故障音響を鳴動する(S13)。
【0024】
Cライン地絡を検出しない場合(S10)、Cライン地絡フラグがONであれば(S20)、Cライン地絡フラグをOFFし(S21)、エラーコードE11を消去し(S22)、故障音響を停止する(S23)。
【0025】
一方、地絡検出回路200が、Lラインの地絡を検出すると(S30)、火災受信機RE内のRAM400に格納されているLライン地絡フラグをONし(S31)、7セグメント表示装置に、エラーコードE12を表示し(S32)、ブザーBzが故障音響を鳴動する(S33)。
【0026】
Lライン地絡を検出しない場合(S30)、Lライン地絡フラグがONであれば(S40)、Lライン地絡フラグをOFFし(S41)、エラーコードE12を消去し(S42)、故障音響を停止する(S43)。
【0027】
上記実施例によれば、地絡検出回路200が地絡検出を常時、実行するので、地絡を検出する作業が容易であり、また、地絡の発生を表示・音響で人に知らせるので、地絡が生じた場合、その地絡に迅速に対応することができる。
【0028】
また、Cライン、Lラインのうちのいずれか1本の地絡に対して迅速に対応することができるので、2本目のラインの地絡が発生する前に復旧処理することができ、地絡による誤報をなくすことができ、誤報の少ないP型火災受信機を有する火災報知設備を提供することができる。
【0029】
なお、R型火災受信機では、伝送用電源、内部回路用電源等、電源を複数、必要とするので、地絡検出回路を設けるとすれば、その地絡検出回路を、上記電源数だけ必要である。ところが、P型火災受信機は、電源が1つであるので、地絡検出回路を設置する場合、地絡検出回路を1つ設置すれば足りる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、地絡検出を常時、行い、表示・音響で人に知らせるので、地絡に迅速に対応することができ、誤報の少ないP型受信機を有する火災報知設備を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である火災報知設備FA1を示す回路図である。
【図2】上記実施例に設けられている地絡検出回路200を示す回路図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
RE…P型火災受信機、
SE…火災感知器、
100…火災検出回路、
200…地絡検出回路、
10…基準電圧発生回路、
20…Cライン用コンパレータ、
Vrefc…Cライン判別用基準電圧、
30…Lライン用コンパレータ、
Vrefl…Lライン判別用基準電圧、
300…CPU、
400…RAM、
500…音響回路、
DP…表示部、
Bz…ブザー、
T1…地絡検出端子。
Claims (1)
- P型火災受信機と;
火災感知器と;
上記P型火災受信機と火災感知器とを接続するCラインまたはLnラインの地絡を検出する地絡検出回路と;
上記地絡検出回路が地絡を検出すると、表示または音響で地絡を警告する地絡警告手段と;
を有することを特徴とする火災報知設備。
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KR101014319B1 (ko) * | 2008-11-26 | 2011-02-16 | 에스티엑스조선해양 주식회사 | 화재 감지기 점검을 위한 휴대용 회로 점검기 |
WO2018154373A1 (de) * | 2017-02-25 | 2018-08-30 | WAGO Verwaltungsgesellschaft mit beschränkter Haftung | Erdschlussüberwachung |
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