JP2004126810A - 来場者登録装置、来場者登録方法、来場者登録プログラム - Google Patents

来場者登録装置、来場者登録方法、来場者登録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】イベント会場の受付において、配信先情報を登録する作業の時間を短縮することができる来場者登録装置を提供する。
【解決手段】事前登録情報を識別するためのバーコード情報を生成するバーコード生成部と、バーコード情報生成部によって生成されたバーコード情報を端末に配信するバーコード情報配信部と、事前登録情報受信部が受信した事前登録情報とバーコード情報生成部によって生成されたバーコード情報とを対応付けて記憶する送信先情報データベースと、バーコード情報配信部によって配信された後にバーコードリーダによって読み取られ、該読み取られたバーコード情報に対応する事前登録情報に来場者ID取得装置によって読み取られた来場者IDを対応付けて送信先情報データベースに記憶に記憶するタグID登録部とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タグIDを利用して端末にコンテンツを配信するための来場者登録装置、来場者登録方法、来場者登録プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、新製品や新しい技術を広く一般に公開する博覧会、展示会やイベント(以下、博覧会等という)が催されている。これらの新製品や新しい技術を一般に知ってもらうために、来場者に対して、そのブースの説明員が口頭で説明したり、パンフレットやチラシを配布したりしている。
来場者は、会場案内図を参照し、自身が興味を持っている新製品や技術に関して展示されているブースを探し出して、目的のブースに出向き、パンフレットやチラシを受け取り、説明を聞き、新製品や技術について知識を得ている。
また、博覧会等では、プレゼントの抽選会などのお得情報、博覧会等の最新情報、ステージ上でのイベントの速報などの博覧会等の会場で行われる、または行われている催し物の情報をスピーカーでアナウンスしたり、掲示板で示したりしながら来場者に告知している。
【0003】
なお、従来技術において、直接的に本願発明を示す文献は、発見されなかったので明示することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、来場者にパンフレットやチラシを配布する方法においては、来場者にとって、パンフレット等を受け取ると、それらを持ち帰らねばならず、しかも、多量のパンフレット等を受け取ると、荷物が嵩む上に重くなり、負担となってしまう問題点があった。
また、来場者にアナウンス、掲示板にて告知を行う方法では来場者の全員に告知をすることができず、また、来場者にとっては全ての告知を把握するには多大な負担が生じていた。さらに、博覧会等の会場では騒がしく、沢山の来場者が居るため、タイムリーにアナウンスや掲示を行ったとしても、聞き取れなかったり、掲示を確認するのにも手間がかかるといった問題点があった。
そこで、発明者らは、博覧会等の開催者や出展者が、来場者へ電子メールやインターネットなどを利用して情報を提供することを考えた。この電子メール等を配信する場合、配信する対象となる来場者の指定する配信先情報(配信先のメールアドレス)を予めサーバ等の情報処理装置に登録しておき、瞬時に来場者に情報が提供できるようにしておく必要がある。この配信先情報の登録をする場合、博覧会等の会場に来場者が到着した時点で、来場者に受付において配信先情報を登録用紙に記入してもらう。そして、受付の係員が登録用紙を参照しキーボードなどの入力装置を介して配信先情報をサーバに登録することが考えられる。
しかし、この配信先情報の登録においては、配信先情報を来場者に記入してもらい、係員が入力装置から入力するために、配信先情報を登録する作業の時間がかかってしまい、これにより来場者が入場できるまでに時間がかかり、受付において、混雑してしまうという問題点が考えられる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、博覧会等の会場の受付において、配信先アドレスなどの配信先情報情報等を登録する作業の時間を短縮することができる来場者登録装置、来場者登録方法、来場者登録プログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記来場者が所有する配信先情報を含む情報を来場者情報として記憶する来場者情報データベースに記憶された配信先情報を宛先として、コンテンツを配信する情報配信装置に来場者情報を登録する来場者登録装置であって、前記識別読取機によって読み取られる識別情報に対応する来場者情報を前記来場者情報データベースから検索し、検索された来場者情報に対し、前記タグID取得機によって読み取られた記録媒体のタグIDを対応付けて、前記来場者情報データベースに記憶するタグID登録部を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、来場者が所有する配信先情報を含む事前登録情報を入力する端末と識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記配信先情報を宛先としてコンテンツを配信する情報配信装置に来場者情報を登録する来場者登録装置であって、前記端末から送信される事前登録情報を受信する事前登録情報受信部と、前記事前登録情報を識別するための識別情報を生成する識別情報生成部と、前記識別生成部によって生成された識別情報を前記端末に配信する識別情報配信部と、前記事前登録情報受信部が受信した事前登録情報と前記識別情報生成部によって生成された識別情報とを対応付けて来場者情報として記憶する来場者情報データベースと、前記識別情報配信部によって配信された後に前記識別読取機によって読み取られ、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報と前記タグID取得機によって読み取られた記録媒体のタグIDとを対応付けて前記来場者情報データベースに記憶するタグID登録部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、上述した来場者登録装置において、前記識別情報は、バーコードであり、前記記録媒体はICタグであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、来場者の所有する配信先情報を含む事前登録情報を入力する端末と識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記タグID取得機によって取得したタグIDに対応する配信先情報に基づいて、コンテンツを配信する情報配信装置において来場者情報を登録する来場者登録方法であって、前記端末から送信される事前登録情報を受信し、前記受信した事前登録情報を識別するための識別情報を生成し、前記生成された識別情報を前記端末に配信し、前記受信した事前登録情報と前記生成された識別情報とを対応付けて来場者情報として来場者情報データベースに記憶し、配信された後の識別情報を前記識別読取機によって読み取り、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報に前記タグID取得機によって読み取られたタグIDを対応付けて前記来場者情報データベースに記憶することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、来場者の所有する配信先情報を含む事前登録情報を入力する端末と識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記タグID取得機によって取得したタグIDに対応する配信先情報に基づいて、コンテンツを配信する情報配信装置において来場者情報を登録する来場者登録プログラムであって、前記端末から送信される事前登録情報を受信するステップと、前記受信した事前登録情報を識別するための識別情報を生成するステップと、前記生成された識別情報を前記端末に配信するステップと、前記受信した事前登録情報と前記生成された識別情報とを対応付けた来場者情報を来場者情報データベースに記憶するステップと、前記配信された後の識別情報を前記識別読取機によって読み取り、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報に前記タグID取得機によって読み取られたタグIDを対応付けて前記来場者情報データベースに記憶するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による情報配信サーバを図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による情報配信サーバ1を適用した情報配信システムの構成を示す概略ブロック図である。特に本実施の形態は、来場者の所持する携帯端末の配信先アドレスを示す配信先情報と、来場者が来場の際に提供される記録媒体のタグIDとを容易に関連付け、来場者の要望に応じて博覧会等の会場で行われる様々なコンテンツを提供する情報配信システムである。
この図において、端末2は、博覧会等の会場内に来場する来場者に携帯される携帯端末(携帯電話3)の配信先アドレスを示す配信先情報を含む事前登録情報を入力し、ネットワーク4を介して情報配信サーバ1に送信するのに用いられる情報処理装置である。ここで、事前登録情報には、来場者の配信先情報、来場目的、氏名、住所、年齢、企業名、業種、職種、性別等の項目が含まれる。また、配信先情報とは、配信対象となる携帯端末を特定し、又は携帯端末から特定されるコンテンツを配信するために用いられる情報であり、例えば、電子メールアドレスや電話番号、IPアドレスなどである。この端末2は、例えば、来場者が所有するコンピュータや携帯端末などの情報処理装置である。
さらに、端末2は、情報配信サーバ1にて事前登録情報が受付けられると、この情報配信サーバ1から来場者を一意に区別するためのバーコード52やバーコード52を英語や数字で表した情報が提供され、これらを表示する。なお、来場者は端末59に表示されたバーコードを印刷するか、画面を画像として登録することを行う。画面を登録する場合には後述する携帯電話3が端末であることが良い。
ネットワーク4は、例えば、インターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)などの通信回線が用いられる。
【0012】
携帯電話3は、博覧会等の会場内に来場する来場者によって携帯され、ネットワーク等を介して無線によって情報配信サーバ1からコンテンツの提供を受ける情報処理装置である。図1には、携帯端末として、携帯電話3のみ示されているが、電子メールアドレスや電話番号など配信先を特定する配信先情報が設定され、又は配信先情報に接続できるように設定され、コンテンツを受信する機能を有するものであれば、携帯電話3に限られるものではない。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、携帯用無線呼び出し機であるページャ等でもよい。また、この図において、携帯端末として携帯電話3が1台のみ示されているが、他の携帯端末も接続されてもよい。
また、ここでいう来場者とは、本発明の情報配信システムによる情報配信サービスを利用する利用者のことである。
【0013】
ICタグ70は、非接触型、接触型やハイブリッド型など記録媒体であり、このICタグ70は自身を区別するタグIDを記録しているものである。例えば、本実施形態におけるこのICタグ70は、RFID(Radio Frequency Identification)タグであり、来場者及びICタグ70を識別するための情報であるタグIDを記憶しているとともに、タグID取得機と通信を行い、タグID取得機にタグIDを提供する。なお、このタグIDは、情報配信サーバ1側においては、来場者及びICタグ70を識別するためのタグIDとして利用される。
また、タグID取得機にタグIDを提供し、来場者が携帯可能な記録媒体であれば、ICタグ70、RFIDタグ等のうちいずれか一方あるいは、その他の記録媒体を利用するようにしてもよい。
また、このICタグ70は、博覧会等の会場の入口ゲートにおいて、来場する各来場者に発行され、各来場者によって携帯される。このICタグ70は、例えば、携帯端末(携帯電話3)や博覧会等の会場に入場するための入場券などの媒体、携帯電話3等に取りつけられ、来場者に携帯される。
【0014】
ここで、本発明におけるタグID取得機は、ICタグ70からタグIDを読み出す機能だけを備えていれば良い。なお、タグID取得機は、さらにICタグ70の記憶領域に様々な情報を書き込む機能を備えていても良い。
本実施形態では、タグID取得機としてICタグ70と無線で情報の送受信をするリーダライタを用いた場合について説明する。また、この実施形態において、無線のリーダライタであれば、来場者は、ICタグ70をリーダライタにかざすだけの行為でよく、タグID等の情報の送受信は、瞬時に行われる。
図1のリーダライタ50は、博覧会等の会場の入口に設けられ、ICタグ70からタグIDを読み出して、情報配信サーバ1のタグID登録部20にタグIDとして出力する。
また、図2には、イベント会場の入場ゲートにおいて、事前登録受付があり、この事前登録受付にリーダライタ50とバーコードリーダ51とが設けられている場合について図示されている。
【0015】
図1のリーダライタ60は、それぞれにリーダライタ60自身を識別するための装置IDが付与されている。また、リーダライタ60は、図2に示すように、イベント会場内の東エリアと西エリアの各ブースに設けられ、来場者によって通信領域内に持ち込まれたICタグ70からタグIDを読み出し、自身に設定された装置IDを読み出したタグIDに付加して位置情報として情報配信サーバ1のコンテンツ配信制御ユニット10に出力する。
また、各リーダライタ60には、装置IDが設定されていることにより、イベント会場内に設けられた各々リーダライタ60を識別し、把握することができる。これにより、ICタグ70のタグIDを検出したリーダライタ60の装置IDを把握することにより、来場者がリーダライタ60に求めたコンテンツを把握することができ、さらに来場者の位置を把握することができる。
【0016】
ここで、本発明において来場者により入力された事前登録情報を一意に識別するために識別情報を生成して、来場者に提示することを行う。なお、本実施の形態では識別情報をバーコードとし、この識別情報を読み取る識別読取機をバーコードリーダ51とする。
なお、識別読取機は識別情報を読み取る機能を有すればよく、識別情報によって備える機能は異なる。
この識別情報とは、例えば、バーコード、2次元コード、3次元コード、記号列などであるが、これらに限定されるものではなく、事前登録情報を一意に定めることができる情報であれば、他のものに置き換えても差し支えない。但し、汎用性の面でバーコードが一番優れているので、実際には、バーコードを適用することが好ましい。
以下、識別情報がバーコードである場合について説明する。
図1のバーコードリーダ51は、来場者に事前登録情報を登録した際に提供し、この来場者が提示したバーコード52を読み取り、バーコードを電子化したデータであるバーコード情報を生成し、タグID登録部20に出力する。このように、バーコードリーダは、特別な操作を行わず、バーコード情報を取得することができる。
バーコード52は、事前登録部30から発行されたバーコード情報であり、紙媒体などに印刷される。また、携帯端末などの表示画面上に表示されるようにしてもよい。バーコード52の例を図11に示す。この図のように、バーコード52の他にバーコード52を記号化した「番号」、「配信先情報」、「来場者の名前」、「来場の目的」などが端末2の表示画面上に表示される。
【0017】
情報配信サーバ1は、コンテンツ配信制御ユニット10とタグID登録部20と事前登録部30と来場者情報データベース107とによって構成される。このタグID登録部20と事前登録部30と来場者情報データベース107との組み合わせが来場者登録装置40であり、請求項に記載の来場者登録装置に相当する。
ここで、事前登録部30について図3の概略ブロック図を用いて説明する。この事前情報登録部30により、来場者情報とバーコード情報との関連づけを容易に行うことができる。この図において、事前登録要求受信部310は、端末2から事前登録の要求を受信する。事前登録フォーム送信部320は、端末2からの事前登録の要求を事前登録要求受信部310によって受信した場合に、事前登録情報を入力するための必要項目を入力するためのテンプレートとなるフォーム情報を端末2に送信する。事前登録情報受信部330は、端末2から送信される事前登録情報を受信する。このフォーム情報は、事前登録情報を要求した来場者に提示するひな型である。
【0018】
バーコード生成部340は、事前登録情報受信部330によって事前登録情報を受信した場合に、事前登録情報を一意に識別するためのバーコード情報を生成する。このバーコード生成部340が、請求項に記載の識別情報生成部に相当する。また、このバーコード生成部340を用いることにより、識別情報の一例であるバーコード情報を固有に生成することができる。
バーコード情報配信部350は、バーコード情報生成部340によって生成されたバーコード情報を先に事前登録情報を送信し、発行対象となる端末2に配信する。このバーコード情報配信部350を用いることにより、間違うことなく事前登録情報を送信してきた端末2にバーコード情報を提示することができる。
事前登録情報設定部360は、事前登録情報受信部330が受信した事前登録情報と生成したバーコード情報とを対応付けて来場者情報データベース107に来場者情報として記憶する。また、事前登録情報設定部360は、事前登録情報に含まれる情報に基づいて、第1カテゴリ情報として来場者情報に対応付けて来場者情報データベース107に記憶する。この来場者情報は、事前登録を要求した者に関する情報であり、適切なタイミングで情報の少なくとも一部が変更や追加が行われるものである。この事前登録情報設定部360は、端末2から送信された事前登録情報と、この事前登録情報のために生成されたバーコード情報とを関連づけする。
【0019】
ここでいう、第1カテゴリ情報は、事前登録情報を登録する際に端末2から送信される来場目的を示す情報であり、この「目的」に該当する情報が第1カテゴリ情報として来場者情報に対応付けられ来場者情報データベース107に記憶される。
【0020】
次に、図1に戻り、タグID登録部20は、バーコードリーダ51によってバーコード52から読み取られたバーコード情報に対応する来場者情報を来場者情報データベース107から検索し、検索された来場者情報に、リーダライタ50によってICタグ70から読み取られたタグIDを対応付けて来場者情報データベース107に記憶する。
来場者情報データベース107は、事前登録情報受信部330が受信した事前登録情報とバーコード情報生成部340によって生成されたバーコード情報とを対応付けて記憶しており、さらにICタグ70から読み出したタグIDが対応付けて来場者情報として記憶する。このように、タグID登録部20は、来場者情報と、タグIDとを容易かつ瞬時に関連づけすることができる。また、タグID登録部20により、予め用意しておいた任意のICタグ70を簡便にコンテンツを読み出させる記録媒体として用らせることができる。
【0021】
次に、コンテンツ配信制御ユニット10について、図4の概略ブロック図を用いて説明する。
この図において、受信部104は、イベント会場内に設けられたリーダライタ60から送信されるタグIDと装置IDとを位置情報として受信する。
ユーザプロファイルデータベース108は、受信部104が受信するタグIDを受信履歴として来場者毎に記憶する。この受信履歴が位置情報のプロファイルとして記憶される。
【0022】
ロケータエンジン102は、読み出し部103、配信部105によって構成される。
読み出し部103は、受信部104が受信した位置情報に含まれる装置IDに対応するコンテンツをコンテンツデータベース109から読み出す。
また、読み出し部103は、ユーザプロファイルデータベース108に記憶された位置情報のプロファイル(受信履歴)の中から、受信部104が受信した位置情報に含まれるタグIDに基づいて、タグIDに対応する来場者の位置情報のプロファイルを読み出し、読み出した位置情報のプロファイルに一致する第2配信カテゴリ情報が設定されているとともに、第1カテゴリ情報に一致する第1配信カテゴリ情報が設定されているコンテンツをコンテンツデータベース109から読み出す。この読み出し部103により、リーダライタ60に対応したコンテンツを確実に読み出すことができる。
【0023】
配信部105は、リーダライタ60によって来場者が所持しているICタグ70のタグIDを取得した場合に、取得したタグIDに対応する配信先情報と第1カテゴリ情報と第2カテゴリ情報とを来場者情報データベース107から読み出し、読み出した第1カテゴリ情報と第2カテゴリ情報の組み合わせに対応するコンテンツを第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報とに基づいて、コンテンツデータベース109から読み出し、読み出したコンテンツを配信先情報に基づいて携帯電話3に配信する。配信部105は、タグIDに対応する配信先情報を読み出し、読み出した配信先情報宛に適切なコンテンツを提供することができる。
【0024】
コンテンツデータベース109は、例えば、図5に示すように、コンテンツをカテゴリに分類する第1配信カテゴリ情報が設定されているとともに、第1配信カテゴリ情報が設定されたコンテンツをさらにカテゴリに分類する第2配信カテゴリ情報が設定されたコンテンツを記憶する。この第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報とが設定されたコンテンツは、さらに、配信時刻情報と経過時間情報とのうちいずれか一方または配信時刻情報と経過時間情報との両方を含むいずれかの時間軸情報が設定されている。すなわち、コンテンツは、第1配信カテゴリ情報によって分類され、さらに第2配信カテゴリ情報によって分類され、さらに時間軸情報によって分類されて記憶される。
【0025】
ここで、配信時刻情報は、コンテンツを配信すべき時刻が配信時刻として予め設定するための情報である。経過時間情報は、携帯端末に対するコンテンツの配信開始からの経過時間に基づいて、配信すべき時間が配信時間として予め設定するための情報である。
【0026】
カテゴリ情報設定部112は、ユーザプロファイルデータベース108に記憶された位置情報のプロファイルに基づいて、第2カテゴリ情報を決定し、決定した第2カテゴリ情報を来場者情報データベース107に記憶する。例えば、カテゴリ情報設定部112は受信履歴と第2カテゴリ情報とを対応付けるテーブルを内部に記憶しており、このテーブルを参照することにより第2カテゴリ情報を決定する。
【0027】
管理コンソール部101は、コンテンツ配信制御ユニット10における各種データの転送を制御する。
【0028】
時間軸配信管理部110は、博覧会等の会場内の各ブースから配信依頼されたコンテンツの受信またはコンテンツが記憶された記録媒体からの読み出しを行い、コンテンツの配信準備を行い、コンテンツデータベース109に記憶する。このコンテンツの配信準備は、各ブースから取得した配信依頼されたコンテンツのうち、第1配信カテゴリ情報および第2配信カテゴリ情報によって分類された各来場者に応じた内容のコンテンツを、時間の流れに応じて(タイムスケジュールに従って)、各来場者が予め設定して来場者情報の配信先情報、つまり来場者の所持する携帯電話3に送信するための設定が行われる。この設定は、コンテンツに第1配信カテゴリ情報および第2配信カテゴリ情報と時間軸情報の設定を行うことをいう。また、この第1配信カテゴリ情報および第2配信カテゴリ情報は、来場者毎に設定された来場者情報の第1カテゴリ情報および第2カテゴリ情報に対応して設けられた情報である。例えば、第1カテゴリ情報が「新製品の視察」であり、第2カテゴリ情報が「東ホール」である来場者情報が設定された来場者に配信されたコンテンツには、第1配信カテゴリ情報が「新製品の視察」、第2配信カテゴリ情報が「東ホール」のカテゴリが設定されている。
【0029】
配信部111は、コンテンツに設定されている時間軸情報に基づいて、該時間軸情報が設定されているコンテンツに設定された第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報との組み合わせに対応する第1カテゴリ情報と第2カテゴリ情報とが設定された来場者情報の配信先情報にこのコンテンツを配信する。
また、配信部111は、コンテンツに設定されている時間軸情報と携帯電話3に対するコンテンツの配信開始からの経過時間に基づいて、該時間軸情報が設定されているコンテンツに設定された第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報との組み合わせに対応する第1カテゴリ情報と第2カテゴリ情報とが設定された来場者情報の配信先情報に配信する。つまり、来場者の携帯電話3に配信することになる。
【0030】
次に、上述した情報配信システムの動作について説明する。
1.来場前に事前登録
事前登録の処理について図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、端末2は、来場者からの指示に基づいてネットワーク4を介し情報配信サーバ1の博覧会等への入場者のための事前登録サイトにアクセスし、事前登録要求を送信する(ステップS11)。情報配信サーバ1は、事前登録要求受信部310によって事前登録要求を受信し、事前登録フォーム送信部320からフォーム情報を送信する(ステップS12)。
端末2は、フォーム情報を受信した後、入力装置を介して入力される来場者からの指示に基づいて、フォーム情報内に必要な情報を付加し(ステップS13)、事前登録情報として情報配信サーバ1に送信する(ステップS14)。情報配信サーバ1は、事前登録情報受信部330によって事前登録情報を受信し、バーコード生成部340によってバーコード情報を生成し(ステップS15)、バーコード配信部350によって端末2に送信する(ステップS16)。そして、生成されたバーコード情報と受信した事前登録情報とを事前登録情報設定部360によって来場者情報データベース107に来場者情報として記憶する(ステップS17)。
【0031】
一方、端末2は、バーコード情報を受信すると、バーコード情報をプリンタなどによって印刷する(ステップS18)。この印刷されたバーコード情報(図1のバーコード52)は、博覧会等の会場に来場する際に来場者によって博覧会等の会場の受付に持参される。このバーコード情報は、来場者毎に一意に定められた識別記号となっている。つまり、情報配信サーバ1が、このバーコード情報を発行することで、来場者を区別でき、さらには、バーコード情報が仮の入場券となる。
【0032】
なお、ここでは、バーコード情報を印刷することを行っているが、端末2に提供されたバーコード情報を端末2に記録するようにしても良い。この場合、端末2は来場者が博覧会等の会場に持参できる携帯端末であることが好ましい。
さらに、端末2にバーコード情報を記録している場合には、次のいずれかの方法が考えられる。
1)端末2に表示されたバーコード情報を通常のバーコードリーダで読み取る。
2)端末2に記録されているバーコード情報を無線通信を用いて、バーコードリーダ51に代わる送受信機(図示せず)に送信する。
3)端末2に記録されているバーコード情報を有線通信を用いてバーコードリーダ51に代わる送受信機(図示せず)に送信する。
【0033】
この事前登録処理において、来場者情報データベース107に登録される来場者情報の一例としては、図7に示すように、配信先情報である来場者の電子メールアドレス、タグID(来場者ID)、バーコード情報、第1カテゴリ情報が記憶される。この第1カテゴリ情報は、事前登録情報設定部360によって、事前登録情報の中から「目的」の項目が抽出されて設定される。
【0034】
2.博覧会等の会場にてバーコード情報とタグIDとを対応付け
次に、博覧会等の会場において、情報配信サーバ1から発行されたバーコード情報とタグIDとを対応付けする処理について図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、来場者によって印刷されたバーコード情報が持参される。この博覧会等の会場の入場において、バーコードリーダ51によって読み取られ、博覧会等の会場に予め準備されているうちの1つのICタグ70のタグIDがリーダライタ50によって読み取られると(ステップS21)、タグID登録部20は、読み取られたバーコード情報に対応する来場者情報を来場者情報データベース107から検索し(ステップS22)、検索された来場者情報と読み取られたタグIDとを対応付けて来場者データベース107に更新された来場者情報として記憶する(ステップS23)。
【0035】
本実施形態では、来場者が携帯している携帯電話3を用いた場合について説明したが、次のような実施形態であっても良い。
来場者は携帯できない端末を所持し、この端末に接続できる配信先情報を所有する。この場合には、来場者は、事前登録情報として先の配信先情報を登録する。そして、来場者は博覧会等の会場の受付にて、バーコード52を示す印刷物を持参し、所定の関連付けを行ったICタグ70を受け取る。
この来場者は、ICタグ70をリーダライタ60にかざすと、情報配信サーバ1は予め登録された配信先情報宛てにコンテンツを提供することができる。
この変形の実施形態では、来場者にリアルタイムに情報を提供することはできないが、例えば、後日コンテンツを確認してもコンテンツの価値が変わらないものを提供する場合には適当である。
つまり、来場者に提供するコンテンツが、出展者の扱っている商品のカタログや商品情報であった場合には、来場者は、配信先情報を宛先として送信されたコンテンツを後日にゆっくりと検討することができる。
したがって、配信先情報は必ずしも来場者が携帯できる携帯電話3がアクセスできる情報又は携帯電話3を特定する情報でなくてもよいことがいえる。
【0036】
3.コンテンツを配信
次に、携帯電話3とICタグ70を携帯する来場者が博覧会等の会場内において、携帯電話3にコンテンツを受信する場合について図9のフローチャートを用いて説明する。ここでは、第2カテゴリ情報は、タグIDの読み取りが行われたリーダライタ60の場所に基づいて設定される場合について説明する。
博覧会等の会場内の東ホールに設けられたリーダライタ60によって、来場者が携帯するICタグ70のタグIDが読み取られると、情報配信サーバ1は、タグIDを読み取ったリーダライタ60からタグIDと装置IDとからなる位置情報を受信部104によって受信し(ステップS31)、受信した装置IDをタグIDに基づいて、タグIDに該当するユーザに振り分けて、位置情報のプロファイルとして、ユーザプロファイルデータベース108に記憶する。次いで、情報配信サーバ1は、カテゴリ情報設定部112内に記憶されている装置IDに基づいて東ホールあるいは西ホールとを検出するためのテーブルを参照することにより、カテゴリ情報設定部112によって、来場者が西ホールにいるか東ホールにいるかを検出する。そして、東ホールであることが検出されると、検出結果「東ホール」を来場者情報の第2カテゴリ情報として設定し、来場者情報データベース107に記憶する(ステップS32)。
【0037】
来場者情報に第2カテゴリ情報が設定されると、時間軸配信管理部110は、第1カテゴリ情報と第2カテゴリ情報との組み合わせに対応する第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報が設定されたコンテンツを読み出す(ステップS33)。そして、時間軸配信管理部110は、タグIDに対応する配信先情報を来場者情報データベース107に記憶されている来場者情報から読み出し、読み出した配信先情報を宛先として、つまり携帯電話3で受信できる宛先に、コンテンツに設定されている時間軸情報(配信時刻情報、経過時間情報)に基づいてコンテンツを配信する(ステップS34)。
【0038】
ここで、時間軸情報に基づいて配信されるコンテンツは、例えば、図10に示すように、配信時刻情報によって設定されている時刻に従ってコンテンツが配信されるとともに(図10(a))、経過時間情報によって設定される受付を行ってからの経過時間に従ってコンテンツが送信される(図10(b))。また、配信時刻情報に従って配信されるコンテンツとしては、例えば、図10(c)に示すように、東ホール内において、予め決められた時刻に開催されるキャンペーンについてのコンテンツが配信される。また、経過時間情報に従って配信されるコンテンツとしては、図10(b)に示すように、所定の時間を経過しても東ホールに残留している来場者を西ホールに案内するためのコンテンツが配信される。
【0039】
なお、この実施形態において、来場者が東ホールから西ホールに移動し、西ホール内のリーダライタ60によってICタグ70の読み取りを行った場合(図9ステップS31)、第2カテゴリ情報が「西ホール」に設定され(図9ステップS32)、再度コンテンツの読み出しが行われ(図9ステップS33)、読み出されたコンテンツが配信される(ステップS34)。
【0040】
なお、上述した実施形態において、第2カテゴリ情報は、来場者IDが読み取られた最終の装置IDに基づいて来場者が東ホールにいるか西ホールにいるかを検出して設定されるようにしたが、来場者IDを読み取った装置IDの受信履歴に基づいて決定してもよい。この場合、上述したように、カテゴリ情報設定部112に記憶された受信履歴と第2カテゴリ情報とを対応付けるテーブルを参照することにより決定される。
【0041】
また、上述した実施形態において、2回目以降に配信されるコンテンツは、第1カテゴリ情報と第2カテゴリ情報との組み合わせに対応する第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報とが設定されたコンテンツを配信する場合について説明した。しかし、1回目に配信するコンテンツについては、第1カテゴリ情報に対応する第1配信カテゴリ情報が設定されたコンテンツを配信するようにしてもよい。また、2回目以降のコンテンツの配信については、第2カテゴリ情報のみを参照するようにし、第2カテゴリ情報に対応する第2配信カテゴリ情報が設定されたコンテンツを配信するようにしてもよい。
【0042】
また、上述した実施形態において、コンテンツに時間軸情報を設ける場合について説明したが、第2の実施形態として、時間軸情報を設けることなくコンテンツに第1配信カテゴリ情報と第2配信カテゴリ情報のみを設定するようにしてもよい。この場合、第2配信カテゴリ情報として、タグIDと装置IDの受信履歴に応じて携帯電話3に配信するコンテンツを決定するための情報を記憶させておく。
そして、リーダライタ60から送信されるタグIDと装置IDとを受信し、受信したタグIDに基づいて、このタグIDを受信履歴として来場者プロファイルデータベース108に記憶する。
【0043】
そして、ロケータエンジン102が、読み出し部103によって、タグIDに基づいてユーザプロファイルデータベース108に記憶された位置情報のプロファイル(履歴)を読み出し、読み出した位置情報のプロファイルに一致する第2配信カテゴリ情報が設定されているとともに、第1カテゴリ情報に一致する第1配信カテゴリ情報が設定されているコンテンツをコンテンツデータベース109から読み出し、配信部105によって、タグIDに対応する配信先情報を宛先として読み出したコンテンツを配信する。
【0044】
これにより、来場者がICタグ70のタグIDをリーダライタ60に読み取らせた場合にのみ、来場者の目的や受信履歴(来場者が回遊した履歴)に応じたコンテンツを配信することができる。すなわち、来場者の要求に応じてコンテンツを配信することができる。
【0045】
また、上述した第1および第2の実施形態において、第2カテゴリ情報は、ユーザプロファイルデータベース108に記憶された受信履歴を利用するようにしたが、第2カテゴリ情報として設定する情報は受信履歴に限られることなく、来場者に関する情報であればよい。例えば、来場者に関する情報として、事前登録情報に含まれた情報の一部を利用することがあげられる。
この場合、第2カテゴリ情報として、来場者の「年齢」を設定しておくことにより、来場目的と来場者の年齢層に応じたコンテンツを配信することが可能となる。このとき、コンテンツとして広告に関する情報を配信することにより、来場目的と来場者の年齢層に対応した広告を配信することができ、これにより、広告による効果を向上させることができる。
【0046】
また、他の例として、第1カテゴリ情報に「年齢」、第2カテゴリ情報に「場所」を設定しておく。ここでいう「場所」としては、東ホールや西ホール、あるいは装置ID(来場者の現在地を把握)などを用いることが可能である。そして、「年齢」と「場所」に応じた広告を配信することにより、来場者の現在地に近いブースの商品の年齢ターゲット層に応じた広告メールを配信することができる。これにより、その場所や回遊ルート、配信対象となる来場者を細分化し、その来場者に適切な広告を配信することができる。
【0047】
また、上述した実施形態において、来場者がイベント会場から退場する際にICタグ70を来場者から回収し、来場者情報データベース107のタグIDの情報を削除するようにしてもよい。これにより、回収したICタグ70を再度利用することが可能である。このように、ICタグを用いると、環境を配慮した利用方法が可能となる。
【0048】
なお、端末2から事前登録情報を入力する際に、配信先情報を来場者が誤記入した場合については、来場者がイベント会場に来場し、バーコードリーダ52によってバーコード情報を読み取り、ICタグ70のタグIDと対応付けする際に、受付の係員がキーボードやマウスなどの入力装置を用いて、来場者情報データベース107に記憶された来場者情報の配信先情報を修正するようにしてもよい。
【0049】
また、上述した実施形態において、バーコード情報(図1のバーコード52)は、印刷する場合について説明したが、バーコード情報は、印刷する以外に、端末2から携帯電話3に転送しておき、携帯電話3の表示画面上に表示させ、イベント会場においてバーコードリーダ51に読み取らせることにより、タグIDと対応付けするようにしてもよい。なお、端末2が携帯電話3である場合は転送する必要はない。
【0050】
さらに、以上説明した実施形態によれば、情報配信サーバ1が設定するようにしたので、来場者が自ら第1カテゴリ情報を積極的に設定する必要がなく、来場者にとって手間を省くことができるとともに、各来場者に細分化したメールを配信することができる。
本実施形態では、来場者が携帯している携帯電話3を用いた場合について説明したが、次のような実施形態であっても良い。
来場者は携帯できない端末を所持し、この端末に接続できる配信先情報を所有する。この場合には、来場者は事前登録情報として先の配信先情報を登録する。そして、来場者は博覧会等の会場の受付にて、バーコード52を示す印刷物を持参し、所定の関連付けを行ったICタグ70を受け取る。
この来場者は、ICタグ70をリーダライタ60にかざすと、情報配信サーバ1は予め登録された配信先情報宛てにコンテンツを提供することができる。
この変形の実施形態では、来場者にリアルタイムに情報を提供することはできないが、例えば、後日コンテンツを確認してもコンテンツの価値が変わらないものを提供する場合には適当である。
つまり、来場者に提供するコンテンツが、出展者の扱っている商品のカタログや商品情報であった場合には、来場者は、配信先情報を宛先として送信されたコンテンツを後日にゆっくりと検討することができる。
したがって、配信先情報は必ずしも来場者が携帯できる携帯電話3がアクセスできる情報又は携帯電話3を特定する情報でなくても良いことがいえる。
【0051】
また、以上説明した実施形態において、来場者登録装置40は、タグID登録部20と事前登録部30と来場者情報データベース107との組み合わせである場合について説明したが、来場者登録装置40は、この構成に限られる物ではない。例えば、タグID登録部20が、バーコードリーダ51によって読み取られるバーコード情報に対応する来場者情報を来場者情報データベース107から検索し、検索された来場者情報に対し、リーダライタ50によって読み取られたICタグ70のタグIDを対応付けて来場者情報データベース107に記憶する機能を有するのであれば、このタグID登録部20のみによって来場者登録装置40を構成することが可能である。この場合、来場者情報データベース107は、来場者登録装置40の外部に接続される。また、このタグID登録部20にバーコードリーダ51とリーダライタ50とを接続し、来場者登録装置40としてもよい。
【0052】
また、図1におけるコンテンツ配信制御ユニット10、タグID登録部20、事前登録部30、また、図3における事前登録要求受信部310、事前登録フォーム送信部320、事前登録情報受信部330、バーコード生成部340、バーコード情報配信部350、事前登録情報設定部360、図4における管理コンソール部101、読み出し部103、受信部104、配信部105、時間軸配信管理部110、配信部111、カテゴリ情報設定部112の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより来場者登録処理、コンテンツ配信処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0053】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0054】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、識別読取機によって読み取られる識別情報に対応する来場者情報を来場者情報データベースから検索し、検索された来場者情報に対し、タグID取得機によって読み取られた記録媒体のタグIDを対応付けて、来場者情報データベースに記憶するようにしたので、配信先情報を含む来場者情報とタグIDとを対応付けする登録処理にかかる時間を短時間で行うことができ、受付における混雑を低減させることができる。
【0056】
また、この発明によれば、端末から送信される事前登録情報を受信し、事前登録情報を識別する識別情報を生成して端末に配信し、該事前登録情報と生成された識別情報とを対応付けて来場者情報として記憶しておくとともに、配信された後の識別情報が識別読取機によって読み取られ、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報にタグID取得機により読み取られた来場者IDを対応付けて来場者情報データベースに更新して記憶するようにしたので、各来場者に対し、来場前に予め識別情報を配信しておくようにしたので、来場後において識別情報を発行する処理にかかる時間を削減することができるので、受付における配信先情報とタグIDとの登録にかかる時間を短時間で行うことができるとともに、受付における混雑を低減させることができる。
【0057】
また、この発明によれば、識別情報としてバーコードを用いることによって、識別情報の汎用性が高まるとともに、取り扱うための複雑な操作を必要としなくなるので、簡便さが高まる。また、記録媒体としてICタグを用いるようにしたので、記録媒体を再利用する可能性を高められるとともに、記録媒体から各種情報を読み出す処理を簡単にすることができ、情報の送受信が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による情報配信サーバ1を適用した情報配信システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】イベント会場内に設けられたリーダライタ50、リーダライタ60について説明するための図面である。
【図3】事前登録部30について説明するための概略ブロック図である。
【図4】コンテンツ配信制御ユニット10について説明するための概略ブロック図である。
【図5】コンテンツデータベース109に記憶される情報の一例を示す図面である。
【図6】事前登録の処理について説明するためのフローチャートである。
【図7】来場者情報データベース107に登録される情報の一例を示す図面である。
【図8】イベント会場において、発行されたバーコード情報とタグIDとを対応付けする処理について説明するためのフローチャートである。
【図9】携帯電話3とタグを携帯する来場者がイベント会場内において、コンテンツを受信する場合について説明するためのフローチャートである。
【図10】時間軸情報に基づいて配信されるコンテンツについて説明するための図面である。
【図11】バーコード52の一例を示す図面である。
【符号の説明】
1 情報配信サーバ          2 端末
3 携帯電話             10 コンテンツ配信制御ユニット
20 タグID登録部         30 事前登録部
50、60 リーダライタ       51 バーコードリーダ
52 バーコード           101 管理コンソール部
102 ロケータエンジン       103 読み出し部
104 受信部            105、111 配信部
107 来場者情報データベース
108 ユーザプロファイルデータベース
109 コンテンツデータベース    110 時間軸配信管理部
112 カテゴリ情報設定部      310 事前登録要求受信部
320 事前登録フォーム送信部    330 事前登録要求受信部
340 バーコード生成部       350 バーコード情報配信部
360 事前登録情報設定部

Claims (5)

  1. 識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記来場者が所有する配信先情報を含む情報を来場者情報として記憶する来場者情報データベースに記憶された配信先情報を宛先として、コンテンツを配信する情報配信装置に来場者情報を登録する来場者登録装置であって、
    前記識別読取機によって読み取られる識別情報に対応する来場者情報を前記来場者情報データベースから検索し、検索された来場者情報に対し、前記タグID取得機によって読み取られた記録媒体のタグIDを対応付けて、前記来場者情報データベースに記憶するタグID登録部
    を有することを特徴とする来場者登録装置。
  2. 来場者が所有する配信先情報を含む事前登録情報を入力する端末と識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記配信先情報を宛先としてコンテンツを配信する情報配信装置に来場者情報を登録する来場者登録装置であって、
    前記端末から送信される事前登録情報を受信する事前登録情報受信部と、
    前記事前登録情報を識別するための識別情報を生成する識別情報生成部と、
    前記識別生成部によって生成された識別情報を前記端末に配信する識別情報配信部と、
    前記事前登録情報受信部が受信した事前登録情報と前記識別情報生成部によって生成された識別情報とを対応付けて来場者情報として記憶する来場者情報データベースと、
    前記識別情報配信部によって配信された後に前記識別読取機によって読み取られ、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報と前記タグID取得機によって読み取られた記録媒体のタグIDとを対応付けて前記来場者情報データベースに記憶するタグID登録部と、
    を有することを特徴とする来場者登録装置。
  3. 前記識別情報は、バーコードであり、前記記録媒体はICタグであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の来場者登録装置。
  4. 来場者の所有する配信先情報を含む事前登録情報を入力する端末と識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記タグID取得機によって取得したタグIDに対応する配信先情報に基づいて、コンテンツを配信する情報配信装置において来場者情報を登録する来場者登録方法であって、
    前記端末から送信される事前登録情報を受信し、
    前記受信した事前登録情報を識別するための識別情報を生成し、
    前記生成された識別情報を前記端末に配信し、
    前記受信した事前登録情報と前記生成された識別情報とを対応付けて来場者情報として来場者情報データベースに記憶し、
    配信された後の識別情報を前記識別読取機によって読み取り、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報に前記タグID取得機によって読み取られたタグIDを対応付けて前記来場者情報データベースに記憶する
    ことを特徴とする来場者登録方法。
  5. 来場者の所有する配信先情報を含む事前登録情報を入力する端末と識別読取機と記録媒体に記憶されたタグIDを読み取るタグID取得機とが接続され、前記タグID取得機によって取得したタグIDに対応する配信先情報に基づいて、コンテンツを配信する情報配信装置において来場者情報を登録する来場者登録プログラムであって、
    前記端末から送信される事前登録情報を受信するステップと、
    前記受信した事前登録情報を識別するための識別情報を生成するステップと、
    前記生成された識別情報を前記端末に配信するステップと、
    前記受信した事前登録情報と前記生成された識別情報とを対応付けた来場者情報を来場者情報データベースに記憶するステップと、
    前記配信された後の識別情報を前記識別読取機によって読み取り、該読み取られた識別情報に対応する来場者情報に前記タグID取得機によって読み取られたタグIDを対応付けて前記来場者情報データベースに記憶するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする来場者登録プログラム。
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