JP2004126751A - 緊急通信サービス提供方法及び装置 - Google Patents
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- G01S19/14—Receivers specially adapted for specific applications
Abstract
【課題】システムコストを抑え、しかも応用範囲の広いサービスが可能な緊急通信サービス方法及び装置を提供する。
【解決手段】GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車2に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワーク3に接続されたゲートウェイ局4を準天頂衛星1経由で結び、地上ネットワーク4には救急センター51…5xを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、救急車2からの患者の画像等必要な情報を上記サービス網を通して救急センター51…5xに送り、救急センターでは、送られてきた画像、救急車2の現在位置、及び救急センターが把握している近隣の病院の所在地、専門診療科、担当医、受け入れ可能な急患数等の情報をもとに救急車2に対して必要な指示を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車2に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワーク3に接続されたゲートウェイ局4を準天頂衛星1経由で結び、地上ネットワーク4には救急センター51…5xを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、救急車2からの患者の画像等必要な情報を上記サービス網を通して救急センター51…5xに送り、救急センターでは、送られてきた画像、救急車2の現在位置、及び救急センターが把握している近隣の病院の所在地、専門診療科、担当医、受け入れ可能な急患数等の情報をもとに救急車2に対して必要な指示を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば医療サービスに利用される緊急通信サービス提供方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は特許文献1に開示されている本発明に関連するシステムを示すもので、人工衛星90と、救急車97と、救急救命センター98とから構成されている。救急車97で搬送中の救急患者に関する内視鏡、エコー、心電図、カメラ等の画像データ99は人工衛星90を介して救急救命センター98に伝送され、救急救命センター98より、その患者に対する適切な処置を100のように伝送できる。
【0003】
【特許文献1】
日本国特許第3153496号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来のシステムでは、固定局側である各救急救命センターに衛星受信装置を設けねばならないためシステムコストがかさみ、しかも応用範囲もある程度制限されるという問題点があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、システムコストを抑え、しかも応用範囲の広いサービスが可能な緊急通信サービス方法及び装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには救急センターを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急車からの患者の撮像画像を準天頂衛星、ゲートウェイ局、地上ネットワークを通して救急センターに送り、救急センターでは、送られてきた画像をもとに、上記救急車に対して必要な指示を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、この発明の請求項2に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を備えた救急車に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには救急センターを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急車からの患者の撮像画像を準天頂衛星、ゲートウェイ局、地上ネットワークを通して救急センターに送り、救急センターでは、送られてきた画像、上記救急車の現在位置、及び救急センターが把握している近隣の病院の所在地、診療科、担当医、受け入れ可能な急患数の内の複数の情報をもとに、上記救急車に対して必要な指示を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、上記救急車に対して、患者を搬送すべき病院を指示することを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、患者を搬送すべき病院の位置を上記救急車のナビゲータに上記サービス網を通して指示するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、上記救急センターに常駐する医師が、上記救急車に同乗している救急救命士に対して、初期治療方法を指示することを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、上記救急車からの画像を入手したとき、上記救急センター側から制御信号を送ることで、上記画像を撮影するカメラの位置、方向、またはズームの制御を可能にしたことを特徴とするものである。
【0012】
また、この発明の請求項7に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車に搭載された通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークに救急センターを、また上記救急センターに近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急センターは、通報者から通報を受けた患者の現在地を患者の搬送に向かう救急車のナビゲータに上記サービス網を通して指示するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数を記録し、上記記録内容をネットワークを介して常にアップデートしていることを特徴とするものである。
【0014】
また、この発明の請求項9に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を有する端末装置を備えた車両に搭載された通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには警察本部及び/または救急センターを結んだサービス網を形成し、上記警察本部及び/または救急センターは、上記車両から上記サービス網を通して事故の通報を受けたとき、上記事故車からの位置情報に基づいて、パトロールカー及び/または救急車に事故現場に向かう指示を与えるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また、この発明の請求項10に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数等の情報を記録する記録手段と、通報者から通報された患者位置及び上記救急車からの患者情報をもとに患者受け入れ可能な病院を検索する検索手段と、上記救急車で搬送される患者の救急車内における撮像画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段と、上記表示手段の画像を医者が見て上記救急車の患者と同乗する救急救命士と会話する音声通信手段とを備え、上記受信画像と上記会話内容を、上記患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
また、この発明の請求項11に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数等の情報を記録する記録手段と、通報者から通報された患者位置及び上記通報者からの患者情報をもとに患者受け入れ可能な病院を検索する検索手段と、通報者の携帯端末から該携帯端末により撮像された画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段とを備え、上記通報者と上記医者との会話内容を、上記患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
また、この発明の請求項12に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、上記救急車で搬送される患者の救急車内における撮像画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段と、上記表示手段の画像を医者が見て上記救急車の患者と同乗する救急救命士と会話する音声通信手段とを備え、上記受信画像と上記会話内容を、患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
また、この発明の請求項13に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、通報者の携帯端末から該携帯端末により撮像された画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段とを備え、上記通報者と上記医者との会話内容を、患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
また、この発明の請求項14に係る緊急通信サービス提供方法は、救急車に車載された撮像装置から患者の撮像画像を準天頂衛星及び地上ネットワークを介して受信し、その撮像画像を表示し、その撮像画像を見た第一の医師から音声指示を上記救急車に上記患者と同乗するものへ送信し、上記同乗者からの音声を上記準天頂衛星及び上記地上ネットワークを介して受信し、その受信された上記同乗者からの音声を音声出力し、それら上記撮像画像、上記第一の医師からの音声指示、及び上記同乗者からの音声を、上記患者の受け入れ先であり第二の医師が駐在する病院に設けられた通信装置へ送信するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
また、この発明の請求項15に係る緊急通信サービス提供方法は、患者の発生を通報してきた通報者の携帯端末から、該携帯端末から撮像された画像を受信し、その携帯画像を表示し、その撮像画像を見た第一の医師からの音声指示を上記通報者の携帯端末へ送信し、上記通報者からの音声を上記携帯端末から受信し、その受信された上記通報者の音声を音声出力し、それら上記撮像画像、上記第一の医師からの音声指示、及び上記通報者からの音声を、上記患者の受け入れ先であり第二の医師が駐在する病院に設けられた通信装置または上記救急車に車載された通信装置へ送信するようにしたことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明に係る緊急通信サービス提供方法及び装置は準天頂衛星とゲートウェイ局と地上ネットワーク(IPプロトコルネットワーク)を利用する。ユーザと準天頂衛星を結ぶサービスリンクは日本全土に10個程度はりめぐらせる。一方、準天頂衛星とゲートウェイ局を結ぶフィーダリンクは日本全土に3個程度設ける。
【0022】
図1は実施の形態1に係る緊急通信サービス提供方法及び装置を説明する図で、ゲートウェイ局4は準天頂衛星1との通信装置を備え、ゲートウェイ局4からの送受信信号を地上ネットワーク3に接続する。地上ネットワーク3には複数の救急センター51、52、…、5xとシステム統合センター7が接続され、さらに各救急センター51、52、…、5xには救急センター近隣の病院511、512、…、51n、521、522、…、52m、5x1…がそれぞれ接続されている。
【0023】
各救急センター51(52、…、5xも同様の構成である)には図2に示すように、通信装置51a、記録装置51b、検索装置51c、画像表示装置51d、音声入出力装置51e、画像・音声記録装置51f等が設けられている。記録装置51bは、各病院からの情報、例えば、病院の所在地はもとより、専門診療科、受け入れ可能な急患数、駐在する担当医師等の情報を集約して図3の形で記録しており、このうち受け入れ可能な急患数、担当医師名等は救急センター51、52、…、5xと各病院の間のネットワークを通して常に最新情報に書き換えられる。従って、救急センター51、52、…、5xの医師はこれらの情報を常に把握することができる。
【0024】
検索装置51cにはキーボード入力部が設けられ、救急車2からの患者の位置情報等をもとに救急センターと接続されている病院の内、患者受け入れ可能な病院を検索する。画像表示装置51dは救急車2から準天頂衛星1、ゲートウェイ局4、地上ネットワーク3経由で送られてくる患者の画像を表示する。音声入出力装置51eは上記表示画像を見て、救急センターの医師が救急車2の救急救命士等と情報交換、指示等の音声会話を行う。画像・音声記録装置51fは救急車2から送られてくる画像、救急車2または通報者10と救急センターの医師との会話を記録する。なお、本発明の明細書における救急車とは、救急自動車のみならず救急ヘリコプターを含む救急患者搬送手段を指すものとする。
【0025】
救急車2に搭載された端末装置からは患者の病状を示す各種の動画像、静止画像が準天頂衛星1に向けて送られ、準天頂衛星1を経由してゲートウェイ局4で受信される。ゲートウェイ局4の受信信号は地上ネットワーク3に流される。救急センター51、52、…、5xでは、地上ネットワーク3を通じて送られる患者の画像を救急センター51、52、…、5xの医師が画像表示装置51dで見て、救急車2側の救急救命士に対して音声入出力装置51eを用いて、音声放送により、地上ネットワーク3、ゲートウェイ局4、準天頂衛星1からなるサービス網経由で初期治療の指示を与える。
【0026】
また、救急車2の現在位置と図3の表示をもとに救急車2に対して患者をどの病院に搬送するかの指示を出すことができる。救急センターから救急車2へ与える搬送先病院の指示は、携帯端末を用いたものでもよいし、上記サービス網を用いて救急車のナビゲータに与え、それにより救急車を病院へ誘導するようにしてもよい。あるいは、救急車2に対してどの病院に搬送するかの指示は、救急センターから与える代わりに、救急センターとは別に救急指令センター(図示せず)を上記サービス網に接続しておき、ここから、救急車2の現在位置と図3の表示をもとに救急車2に対して指示するようにしてもよい。救急センターの医師と救急車2の救急救命士の間でやりとりされる会話内容並びに患者の画像は画像・音声記録装置51fに記録しておき、救急車2が患者受け入れ先の病院に搬送完了するまでの間に当該病院へ通信手段により送られ、病院の医師はそれを視聴して予めその内容を把握できるようにしておく。
【0027】
以上は救急車2と救急センター51、52、…、5xとのやり取りであるが、患者家族等が通報者10として救急センター2へ通報する場合も考えられる。通報者10は患者の状態を自分の携帯端末を用いて画像と共に救急センター2へ送る。救急センター2では通報者10の観察状況及び画像を医師が見て、通報者10に応急手当の指示を与える。救急センターでは患者の現在地及び症状をもとに受け入れ病院を検索すると共に、患者の現在地に救急車2を急行させる。このとき、救急センター2は地上ネットワーク3、ゲートウェイ局4、準天頂衛星1からなるサービス網を通して、救急車のナビゲータに患者の現在位置を指示し、救急車2をその場所へ誘導するようにする。
【0028】
患者が救急車2に収容されてからの処置は上記段落番号[0023]の説明と同様であるが、本例では、上記画像及び通報者10と救急センターの医師の会話を画像・音声記録装置51fに記録しておき、また、救急車2が患者を収容してからは上記救急車2からの画像と会話を記録しておき、救急車2が病院に患者を搬送するまでの間に、病院の医師にその内容を視聴させる。
【0029】
図4は救急車2を示すもので、救急車2には通信用アンテナ20、GPSナビゲータ(図示せず)、通信装置21、音声入出力装置22、表示装置23、撮像用カメラ25の制御装置24等が設置されている。カメラ25の制御装置はそのON/OFFスイッチ26を含めて救急センター側から送られる制御信号により制御される。カメラ25は患者27のベッド28に向けて設置され、上記制御信号により前後・上下の位置、カメラの向き、ズームの制御が可能なカメラ25が用いられる。カメラ25の画像は表示装置23でモニターされると共に、通信装置21からサービス網を通して救急センターへ送られる。救急センターの医師と救急車2の救急救命士は音声入出力装置22により音声会話を行うことができる。
【0030】
救急車2からはベッド28上の患者27の状況が画像として、準天頂衛星1経由で救急センター側に送られるが、救急センターの医師は、必要に応じて制御信号を送ることで、直接カメラ25の位置、向き、ズームを制御して必要部分の画像を入手することにより、より適切な指示を救急車側に与えることができる。
【0031】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る緊急通信サービス提供方法及び装置によれば、緊急を要する患者が発生した場合、その初期処置及び適切な搬送を医師の指示を得て迅速に行うことができ、また、受け入れ先の病院では搬送途中の経過も把握できるため、患者の救命に多大な効果がある。
【0032】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2を示すもので、GPSナビゲータを搭載した車両30に事故が発生した場合、緊急連絡を行うサービス提供方法である。図5において、車両30は送信機を備え、事故が発生したとき、その衝撃を検出して自動的に、または運転者からの音声等による事故発生信号及びGPSによる現在位置信号を準天頂衛星1、ゲートウェイ局4経由で地上ネットワーク3へ流す。地上ネットワーク3には警察本部61、救急センター51が接続され、さらに警察本部61には多数の警察署611〜61nが接続され、救急センター51には多数の病院511〜51nが接続されている。
【0033】
警察本部61が事故車からの事故発生信号を受信すると、その位置情報から事故車30の位置を特定し、パトロールカー8へ事故車30の位置情報を伝送し、事故現場への急行を指示する。一方、救急センター51は事故信号を受信すると、その位置情報から事故車30の位置を特定し、救急車2に事故車30の位置情報を伝送し、事故現場への急行を指示する。
【0034】
救急車2は事故現場での事故の状況を画像で救急センター51へ送り、救急センター51は、その画像等から受け入れ先の病院を検索し救急車2に連絡するのは実施の形態1と同様である。警察本部61では各警察署と連絡を取り必要な配備を行う。
【0035】
本実施の形態2によれば、車両事故発生の場合、警察と救急センターがいち早く事故を察知して、パトロールカー及び救急車へ事故現場への急行を指示することができるため、事故処理を迅速に行うことができる。
【0036】
【発明の効果】
従来、救急車では患者の状況に応じて救急救命士があちこちの病院に電話照会を行い、患者の搬送先を決めていたが、本実施の形態によれば救急センターが救急車または通報者の情報に基づいて受け入れ先病院を検索し、救急車に指示を与えるので、従来の手間が省け、迅速な処置が可能である。
【0037】
また、従来のシステムでは、救急センター毎に衛星受信装置を必要とするためシステムコストが嵩むだけでなく、衛星による広域サービスの利点が十分生かされなかった。これに対して、この発明によれば、救急センター、警察本部等は既存のネットワークに接続するだけよく、システムコストを抑え、しかも情報の一元管理により日本全国いかなる僻地でも同じサービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る緊急通信サービス提供方法及び装置を説明する図である。
【図2】実施の形態1の救急車の端末装置を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1の救急センターが集約している病院の状況を示す画面である。
【図4】実施の形態1の救急車内部を示す略線図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る緊急通信サービス提供方法及び装置説明する図である。
【図6】従来の通信サービス提供方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 準天頂衛星、 2 救急車、
3 地上ネットワーク、 4 ゲートウェイ局、
7 システム統合センター、 8 パトロールカー、
10 通報者、 20 アンテナ、
21 通信装置、 22 音声入出力装置、
23 表示装置、 24 カメラ制御装置、
25 撮像カメラ、 26 ON/OFFスイッチ、
27 患者、 28 ベッド、
30 事故車、
51,52,5x 救急センター、
51a 通信装置、
51b 記録装置、
51c 検索装置、
51d 画像表示装置、
51e 音声入出力装置、
51f 画像・音声記録装置、
61 警察本部、
511〜51n 病院、
521〜52m 病院、
5x1 病院、
611〜61n 警察署。
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば医療サービスに利用される緊急通信サービス提供方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は特許文献1に開示されている本発明に関連するシステムを示すもので、人工衛星90と、救急車97と、救急救命センター98とから構成されている。救急車97で搬送中の救急患者に関する内視鏡、エコー、心電図、カメラ等の画像データ99は人工衛星90を介して救急救命センター98に伝送され、救急救命センター98より、その患者に対する適切な処置を100のように伝送できる。
【0003】
【特許文献1】
日本国特許第3153496号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来のシステムでは、固定局側である各救急救命センターに衛星受信装置を設けねばならないためシステムコストがかさみ、しかも応用範囲もある程度制限されるという問題点があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、システムコストを抑え、しかも応用範囲の広いサービスが可能な緊急通信サービス方法及び装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには救急センターを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急車からの患者の撮像画像を準天頂衛星、ゲートウェイ局、地上ネットワークを通して救急センターに送り、救急センターでは、送られてきた画像をもとに、上記救急車に対して必要な指示を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、この発明の請求項2に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を備えた救急車に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには救急センターを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急車からの患者の撮像画像を準天頂衛星、ゲートウェイ局、地上ネットワークを通して救急センターに送り、救急センターでは、送られてきた画像、上記救急車の現在位置、及び救急センターが把握している近隣の病院の所在地、診療科、担当医、受け入れ可能な急患数の内の複数の情報をもとに、上記救急車に対して必要な指示を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、上記救急車に対して、患者を搬送すべき病院を指示することを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、患者を搬送すべき病院の位置を上記救急車のナビゲータに上記サービス網を通して指示するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、上記救急センターに常駐する医師が、上記救急車に同乗している救急救命士に対して、初期治療方法を指示することを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、上記救急車からの画像を入手したとき、上記救急センター側から制御信号を送ることで、上記画像を撮影するカメラの位置、方向、またはズームの制御を可能にしたことを特徴とするものである。
【0012】
また、この発明の請求項7に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車に搭載された通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークに救急センターを、また上記救急センターに近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急センターは、通報者から通報を受けた患者の現在地を患者の搬送に向かう救急車のナビゲータに上記サービス網を通して指示するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の緊急通信サービス提供方法において、上記救急センターは、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数を記録し、上記記録内容をネットワークを介して常にアップデートしていることを特徴とするものである。
【0014】
また、この発明の請求項9に係る緊急通信サービス提供方法は、GPS受信機を有する端末装置を備えた車両に搭載された通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには警察本部及び/または救急センターを結んだサービス網を形成し、上記警察本部及び/または救急センターは、上記車両から上記サービス網を通して事故の通報を受けたとき、上記事故車からの位置情報に基づいて、パトロールカー及び/または救急車に事故現場に向かう指示を与えるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また、この発明の請求項10に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数等の情報を記録する記録手段と、通報者から通報された患者位置及び上記救急車からの患者情報をもとに患者受け入れ可能な病院を検索する検索手段と、上記救急車で搬送される患者の救急車内における撮像画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段と、上記表示手段の画像を医者が見て上記救急車の患者と同乗する救急救命士と会話する音声通信手段とを備え、上記受信画像と上記会話内容を、上記患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
また、この発明の請求項11に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数等の情報を記録する記録手段と、通報者から通報された患者位置及び上記通報者からの患者情報をもとに患者受け入れ可能な病院を検索する検索手段と、通報者の携帯端末から該携帯端末により撮像された画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段とを備え、上記通報者と上記医者との会話内容を、上記患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
また、この発明の請求項12に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、上記救急車で搬送される患者の救急車内における撮像画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段と、上記表示手段の画像を医者が見て上記救急車の患者と同乗する救急救命士と会話する音声通信手段とを備え、上記受信画像と上記会話内容を、患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
また、この発明の請求項13に係る緊急通信サービス提供装置は、地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、通報者の携帯端末から該携帯端末により撮像された画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段とを備え、上記通報者と上記医者との会話内容を、患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
また、この発明の請求項14に係る緊急通信サービス提供方法は、救急車に車載された撮像装置から患者の撮像画像を準天頂衛星及び地上ネットワークを介して受信し、その撮像画像を表示し、その撮像画像を見た第一の医師から音声指示を上記救急車に上記患者と同乗するものへ送信し、上記同乗者からの音声を上記準天頂衛星及び上記地上ネットワークを介して受信し、その受信された上記同乗者からの音声を音声出力し、それら上記撮像画像、上記第一の医師からの音声指示、及び上記同乗者からの音声を、上記患者の受け入れ先であり第二の医師が駐在する病院に設けられた通信装置へ送信するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
また、この発明の請求項15に係る緊急通信サービス提供方法は、患者の発生を通報してきた通報者の携帯端末から、該携帯端末から撮像された画像を受信し、その携帯画像を表示し、その撮像画像を見た第一の医師からの音声指示を上記通報者の携帯端末へ送信し、上記通報者からの音声を上記携帯端末から受信し、その受信された上記通報者の音声を音声出力し、それら上記撮像画像、上記第一の医師からの音声指示、及び上記通報者からの音声を、上記患者の受け入れ先であり第二の医師が駐在する病院に設けられた通信装置または上記救急車に車載された通信装置へ送信するようにしたことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明に係る緊急通信サービス提供方法及び装置は準天頂衛星とゲートウェイ局と地上ネットワーク(IPプロトコルネットワーク)を利用する。ユーザと準天頂衛星を結ぶサービスリンクは日本全土に10個程度はりめぐらせる。一方、準天頂衛星とゲートウェイ局を結ぶフィーダリンクは日本全土に3個程度設ける。
【0022】
図1は実施の形態1に係る緊急通信サービス提供方法及び装置を説明する図で、ゲートウェイ局4は準天頂衛星1との通信装置を備え、ゲートウェイ局4からの送受信信号を地上ネットワーク3に接続する。地上ネットワーク3には複数の救急センター51、52、…、5xとシステム統合センター7が接続され、さらに各救急センター51、52、…、5xには救急センター近隣の病院511、512、…、51n、521、522、…、52m、5x1…がそれぞれ接続されている。
【0023】
各救急センター51(52、…、5xも同様の構成である)には図2に示すように、通信装置51a、記録装置51b、検索装置51c、画像表示装置51d、音声入出力装置51e、画像・音声記録装置51f等が設けられている。記録装置51bは、各病院からの情報、例えば、病院の所在地はもとより、専門診療科、受け入れ可能な急患数、駐在する担当医師等の情報を集約して図3の形で記録しており、このうち受け入れ可能な急患数、担当医師名等は救急センター51、52、…、5xと各病院の間のネットワークを通して常に最新情報に書き換えられる。従って、救急センター51、52、…、5xの医師はこれらの情報を常に把握することができる。
【0024】
検索装置51cにはキーボード入力部が設けられ、救急車2からの患者の位置情報等をもとに救急センターと接続されている病院の内、患者受け入れ可能な病院を検索する。画像表示装置51dは救急車2から準天頂衛星1、ゲートウェイ局4、地上ネットワーク3経由で送られてくる患者の画像を表示する。音声入出力装置51eは上記表示画像を見て、救急センターの医師が救急車2の救急救命士等と情報交換、指示等の音声会話を行う。画像・音声記録装置51fは救急車2から送られてくる画像、救急車2または通報者10と救急センターの医師との会話を記録する。なお、本発明の明細書における救急車とは、救急自動車のみならず救急ヘリコプターを含む救急患者搬送手段を指すものとする。
【0025】
救急車2に搭載された端末装置からは患者の病状を示す各種の動画像、静止画像が準天頂衛星1に向けて送られ、準天頂衛星1を経由してゲートウェイ局4で受信される。ゲートウェイ局4の受信信号は地上ネットワーク3に流される。救急センター51、52、…、5xでは、地上ネットワーク3を通じて送られる患者の画像を救急センター51、52、…、5xの医師が画像表示装置51dで見て、救急車2側の救急救命士に対して音声入出力装置51eを用いて、音声放送により、地上ネットワーク3、ゲートウェイ局4、準天頂衛星1からなるサービス網経由で初期治療の指示を与える。
【0026】
また、救急車2の現在位置と図3の表示をもとに救急車2に対して患者をどの病院に搬送するかの指示を出すことができる。救急センターから救急車2へ与える搬送先病院の指示は、携帯端末を用いたものでもよいし、上記サービス網を用いて救急車のナビゲータに与え、それにより救急車を病院へ誘導するようにしてもよい。あるいは、救急車2に対してどの病院に搬送するかの指示は、救急センターから与える代わりに、救急センターとは別に救急指令センター(図示せず)を上記サービス網に接続しておき、ここから、救急車2の現在位置と図3の表示をもとに救急車2に対して指示するようにしてもよい。救急センターの医師と救急車2の救急救命士の間でやりとりされる会話内容並びに患者の画像は画像・音声記録装置51fに記録しておき、救急車2が患者受け入れ先の病院に搬送完了するまでの間に当該病院へ通信手段により送られ、病院の医師はそれを視聴して予めその内容を把握できるようにしておく。
【0027】
以上は救急車2と救急センター51、52、…、5xとのやり取りであるが、患者家族等が通報者10として救急センター2へ通報する場合も考えられる。通報者10は患者の状態を自分の携帯端末を用いて画像と共に救急センター2へ送る。救急センター2では通報者10の観察状況及び画像を医師が見て、通報者10に応急手当の指示を与える。救急センターでは患者の現在地及び症状をもとに受け入れ病院を検索すると共に、患者の現在地に救急車2を急行させる。このとき、救急センター2は地上ネットワーク3、ゲートウェイ局4、準天頂衛星1からなるサービス網を通して、救急車のナビゲータに患者の現在位置を指示し、救急車2をその場所へ誘導するようにする。
【0028】
患者が救急車2に収容されてからの処置は上記段落番号[0023]の説明と同様であるが、本例では、上記画像及び通報者10と救急センターの医師の会話を画像・音声記録装置51fに記録しておき、また、救急車2が患者を収容してからは上記救急車2からの画像と会話を記録しておき、救急車2が病院に患者を搬送するまでの間に、病院の医師にその内容を視聴させる。
【0029】
図4は救急車2を示すもので、救急車2には通信用アンテナ20、GPSナビゲータ(図示せず)、通信装置21、音声入出力装置22、表示装置23、撮像用カメラ25の制御装置24等が設置されている。カメラ25の制御装置はそのON/OFFスイッチ26を含めて救急センター側から送られる制御信号により制御される。カメラ25は患者27のベッド28に向けて設置され、上記制御信号により前後・上下の位置、カメラの向き、ズームの制御が可能なカメラ25が用いられる。カメラ25の画像は表示装置23でモニターされると共に、通信装置21からサービス網を通して救急センターへ送られる。救急センターの医師と救急車2の救急救命士は音声入出力装置22により音声会話を行うことができる。
【0030】
救急車2からはベッド28上の患者27の状況が画像として、準天頂衛星1経由で救急センター側に送られるが、救急センターの医師は、必要に応じて制御信号を送ることで、直接カメラ25の位置、向き、ズームを制御して必要部分の画像を入手することにより、より適切な指示を救急車側に与えることができる。
【0031】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る緊急通信サービス提供方法及び装置によれば、緊急を要する患者が発生した場合、その初期処置及び適切な搬送を医師の指示を得て迅速に行うことができ、また、受け入れ先の病院では搬送途中の経過も把握できるため、患者の救命に多大な効果がある。
【0032】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2を示すもので、GPSナビゲータを搭載した車両30に事故が発生した場合、緊急連絡を行うサービス提供方法である。図5において、車両30は送信機を備え、事故が発生したとき、その衝撃を検出して自動的に、または運転者からの音声等による事故発生信号及びGPSによる現在位置信号を準天頂衛星1、ゲートウェイ局4経由で地上ネットワーク3へ流す。地上ネットワーク3には警察本部61、救急センター51が接続され、さらに警察本部61には多数の警察署611〜61nが接続され、救急センター51には多数の病院511〜51nが接続されている。
【0033】
警察本部61が事故車からの事故発生信号を受信すると、その位置情報から事故車30の位置を特定し、パトロールカー8へ事故車30の位置情報を伝送し、事故現場への急行を指示する。一方、救急センター51は事故信号を受信すると、その位置情報から事故車30の位置を特定し、救急車2に事故車30の位置情報を伝送し、事故現場への急行を指示する。
【0034】
救急車2は事故現場での事故の状況を画像で救急センター51へ送り、救急センター51は、その画像等から受け入れ先の病院を検索し救急車2に連絡するのは実施の形態1と同様である。警察本部61では各警察署と連絡を取り必要な配備を行う。
【0035】
本実施の形態2によれば、車両事故発生の場合、警察と救急センターがいち早く事故を察知して、パトロールカー及び救急車へ事故現場への急行を指示することができるため、事故処理を迅速に行うことができる。
【0036】
【発明の効果】
従来、救急車では患者の状況に応じて救急救命士があちこちの病院に電話照会を行い、患者の搬送先を決めていたが、本実施の形態によれば救急センターが救急車または通報者の情報に基づいて受け入れ先病院を検索し、救急車に指示を与えるので、従来の手間が省け、迅速な処置が可能である。
【0037】
また、従来のシステムでは、救急センター毎に衛星受信装置を必要とするためシステムコストが嵩むだけでなく、衛星による広域サービスの利点が十分生かされなかった。これに対して、この発明によれば、救急センター、警察本部等は既存のネットワークに接続するだけよく、システムコストを抑え、しかも情報の一元管理により日本全国いかなる僻地でも同じサービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る緊急通信サービス提供方法及び装置を説明する図である。
【図2】実施の形態1の救急車の端末装置を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1の救急センターが集約している病院の状況を示す画面である。
【図4】実施の形態1の救急車内部を示す略線図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る緊急通信サービス提供方法及び装置説明する図である。
【図6】従来の通信サービス提供方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 準天頂衛星、 2 救急車、
3 地上ネットワーク、 4 ゲートウェイ局、
7 システム統合センター、 8 パトロールカー、
10 通報者、 20 アンテナ、
21 通信装置、 22 音声入出力装置、
23 表示装置、 24 カメラ制御装置、
25 撮像カメラ、 26 ON/OFFスイッチ、
27 患者、 28 ベッド、
30 事故車、
51,52,5x 救急センター、
51a 通信装置、
51b 記録装置、
51c 検索装置、
51d 画像表示装置、
51e 音声入出力装置、
51f 画像・音声記録装置、
61 警察本部、
511〜51n 病院、
521〜52m 病院、
5x1 病院、
611〜61n 警察署。
Claims (15)
- GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには救急センターを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急車からの患者の撮像画像を準天頂衛星、ゲートウェイ局、地上ネットワークを通して救急センターに送り、救急センターでは、送られてきた画像をもとに、上記救急車に対して必要な指示を行うようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供方法。
- GPS受信機を備えた救急車に搭載された、画像を送信する通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには救急センターを、さらに救急センターには近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急車からの患者の撮像画像を準天頂衛星、ゲートウェイ局、地上ネットワークを通して救急センターに送り、救急センターでは、送られてきた画像、上記救急車の現在位置、及び救急センターが把握している近隣の病院の所在地、診療科、担当医、受け入れ可能な急患数の内の複数の情報をもとに、上記救急車に対して必要な指示を行うようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供方法。
- 上記救急センターは、上記救急車に対して、患者を搬送すべき病院を指示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法。
- 上記救急センターは、患者を搬送すべき病院の位置を上記救急車のナビゲータに上記サービス網を通して指示するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法。
- 上記救急センターは、上記救急センターに常駐する医師が、上記救急車に同乗している救急救命士に対して、初期治療方法を指示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法。
- 上記救急センターは、上記救急車からの画像を入手したとき、上記救急センター側から制御信号を送ることで、上記画像を撮影するカメラの位置、方向、またはズームの制御を可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緊急通信サービス提供方法。
- GPS受信機を有する端末装置を備えた救急車に搭載された通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークに救急センターを、また上記救急センターに近隣の複数の病院を結んだサービス網を形成し、上記救急センターは、通報者から通報を受けた患者の現在地を患者の搬送に向かう救急車のナビゲータに上記サービス網を通して指示するようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供方法。
- 上記救急センターは、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数を記録し、上記記録内容をネットワークを介して常にアップデートしていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の緊急通信サービス提供方法。
- GPS受信機を有する端末装置を備えた車両に搭載された通信装置と地上ネットワークに接続されたゲートウェイ局を準天頂衛星経由で結び、上記地上ネットワークには警察本部及び/または救急センターを結んだサービス網を形成し、上記警察本部及び/または救急センターは、上記車両から上記サービス網を通して事故の通報を受けたとき、上記事故車からの位置情報に基づいて、パトロールカー及び/または救急車に事故現場に向かう指示を与えるようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供方法。
- 地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数等の情報を記録する記録手段と、通報者から通報された患者位置及び上記救急車からの患者情報をもとに患者受け入れ可能な病院を検索する検索手段と、上記救急車で搬送される患者の救急車内における撮像画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段と、上記表示手段の画像を医者が見て上記救急車の患者と同乗する救急救命士と会話する音声通信手段とを備え、上記受信画像と上記会話内容を、上記患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供装置。
- 地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、近隣の病院の所在地、診療科、受け入れ可能な急患数等の情報を記録する記録手段と、通報者から通報された患者位置及び上記通報者からの患者情報をもとに患者受け入れ可能な病院を検索する検索手段と、通報者の携帯端末から該携帯端末により撮像された画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段とを備え、上記通報者と上記医者との会話内容を、上記患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供装置。
- 地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、上記救急車で搬送される患者の救急車内における撮像画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段と、上記表示手段の画像を医者が見て上記救急車の患者と同乗する救急救命士と会話する音声通信手段とを備え、上記受信画像と上記会話内容を、患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供装置。
- 地上ネットワーク、このネットワークのゲートウェイ局、及び準天頂衛星を経由して救急車の通信装置に接続される救急センターに、通報者の携帯端末から該携帯端末により撮像された画像を受信する画像受信手段と、受信された患者の画像を表示する表示手段とを備え、上記通報者と上記医者との会話内容を、患者の受け入れ先となる病院に設けられた通信端末に送信し、当該病院の医師にそれら撮像画像及び会話を視聴させるようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供装置。
- 救急車に車載された撮像装置から患者の撮像画像を準天頂衛星及び地上ネットワークを介して受信し、その撮像画像を表示し、その撮像画像を見た第一の医師から音声指示を上記救急車に上記患者と同乗するものへ送信し、上記同乗者からの音声を上記準天頂衛星及び上記地上ネットワークを介して受信し、その受信された上記同乗者からの音声を音声出力し、それら上記撮像画像、上記第一の医師からの音声指示、及び上記同乗者からの音声を、上記患者の受け入れ先であり第二の医師が駐在する病院に設けられた通信装置へ送信するようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供方法。
- 患者の発生を通報してきた通報者の携帯端末から、該携帯端末から撮像された画像を受信し、その携帯画像を表示し、その撮像画像を見た第一の医師からの音声指示を上記通報者の携帯端末へ送信し、上記通報者からの音声を上記携帯端末から受信し、その受信された上記通報者の音声を音声出力し、それら上記撮像画像、上記第一の医師からの音声指示、及び上記通報者からの音声を、上記患者の受け入れ先であり第二の医師が駐在する病院に設けられた通信装置または上記救急車に車載された通信装置へ送信するようにしたことを特徴とする緊急通信サービス提供方法。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |