JP2004125386A - 冷凍ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 先ず、図5(A)に示すように、フィルタ8の把持部31Aを持って、ブラケット部材9のフィルタ支持部24と凝縮器5の前側上端部とで形成される固定部としての空間に、フィルタ8の上端縁部を下側から差し込む。そして、図5(B)に示すように、フィルタ8の上端縁部をブラケット部材9に押し当てつつ、該フィルタ8を凝縮器5の前面に対して平行になるようにする。続いて、図5(C)に示すように、フィルタ8をほぼ垂直下側方向に降ろして、該フィルタ8の各係止突起31Bをユニット台板4の各差込孔46に差し込む。
【選択図】 図5
Description
図1は第1実施形態に係る冷凍ユニットの概略構成を示す要部側面図である。図2は第1実施形態に係る冷凍ユニットのブラケット部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。図3は第1実施形態に係る冷凍ユニットのフィルタの概略構成を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図である。図4は第1実施形態に係る冷凍ユニットのユニット台板の概略構成を示す図で(A)は平面図、(B)は正面図である。
この冷凍ユニット1は、ユニット台板4の上に配置される凝縮器5、この凝縮器5の風下側に配置されるファンモータ6、更にこのファンモータ6の風下側でユニット台板4の上に配置される圧縮機7、凝縮器5の前面部の空気入口側面に配置されるフィルタ8等から構成されている。また、ファンモータ6は、後述のブラケット部材9の背面部に取り付けられている。
一方、ファンモータ6が運転されると凝縮器5側から空気が吸い込まれ、外気がフィルタ8を介して凝縮器5内を流れ、この凝縮器5を空冷した後、ファンモータ6を経て圧縮機7に至り、圧縮機7も空冷して冷蔵庫本体2の後部に排気される。また、ファンモータ6により吸引された外気中の塵埃や油などはフィルタ8に付着するため、凝縮器5の目詰まりは防止される。
図2に示すように、ステンレス板などの鋼板により形成されるブラケット部材9は、凝縮器5の上面部に載置される平面視略四角形の平板部21と、この平板部21の後側端縁部から略直角下側方向に凝縮器の高さ寸法にほぼ等しい高さ寸法延出されるモータ取付部22と、このモータ取付部22の下端部から略直角後側方向に所定長さ延出されて左右両端縁部にネジ止め用の各貫通孔23Aが穿設される台板取付部23が形成されている。
また、この平板部21の前端縁部から斜め下方向に所定角度(第1実施形態では、鉛直方向と約30度の角度)で延出されるフィルタ支持部24(第2延出部として機能する)が形成されている。また、このフィルタ支持部24の左右方向中央部には、フィルタ8の取り付け位置を分かりやすくするための目印としてV字形の切込み部24Aが形成されている。
また、このモータ取付部22の左右両端縁部は、凝縮器5の後端部まで達するように前側方向に延出される各延出部26が形成されている。また、各延出部26の前側端縁部は、略直角内側方向に少し折り曲げられて、凝縮器5の左右後端縁部に当接するように構成されている。
図3に示すように、凝縮器5の前側全面をほぼ覆う矩形状のフィルタ8は、ABS等の樹脂製の枠部材31と、この枠部材31によって保持される矩形状の網部材32とから構成されている。また、この枠部材31の前面側の下方中央位置には、把持部31Aが前側方向に所定長さ突出して形成されている。これにより、把持部31Aを持って、このフィルタ8の着脱作業を行うことができる。更に、この枠部材31の下端面の左右端部には、後述のようにユニット台板4の上に形成される各差込孔46(図4参照)に差し込まれる一対の係止突起31Bが突出して形成されている。
図4に示すように、ユニット台板4の表面は、薄いステンレス板や鋼板等の壁板41、42で形成されている。この一対の壁板41、42は、発泡材よりなるブロック部材(図示されていない)により互いに一定間隔を保持して対向している。そして、壁板41、42間の空間には断熱材が発泡充填されている。また、ユニット台板4の4隅には、冷蔵庫本体2の上面にネジ止めするための4個の貫通孔43が穿設されている。
また、ユニット台板4の上面部には、凝縮器5をネジ止めするための一対のネジ孔44、ブラケット部材9の台板取付部23を固定するための一対のネジ孔45等が設けられている。また、凝縮器5の配設位置の前側の上面部には、上記フィルタ8の各係止突起31Bが差し込まれる所定深さの一対の差込孔46が設けられている。
図5は第1実施形態に係る冷凍ユニット1のフィルタ8の取り付け方法を説明する側面図で、(A)はフィルタ8の上部挿入状態を示す側面図、(B)はフィルタ8を凝縮器5の前面部に押し当てる状態を示す側面図、(C)はフィルタ8の各係止突起31Bをユニット台板4の各差込孔46に差し込む状態を示す側面図である。
図5(A)に示すように、先ず、フィルタ8の把持部31Aを持って、ブラケット部材9のフィルタ支持部24と凝縮器5の前側上端部とで形成される固定部としての空間に、フィルタ8の上端縁部を下側から差し込む(矢印51方向)。この時、フィルタ支持部24は、凝縮器5の前面部に対して所定角度(第1実施形態では、約30度の角度である。)斜め前側に傾いているため、フィルタ8をこのフィルタ支持部24の下面に沿わせて前側方向に斜めにして容易に差し込むことができる。
続いて、図5(C)に示すように、フィルタ8をほぼ垂直下側方向(矢印53方向)に降ろして、該フィルタ8の各係止突起31Bをユニット台板4の各差込孔46に差し込む。 これにより、フィルタ8は、上端縁部をブラケット部材9のフィルタ支持部24と凝縮器5の前側上端部とで形成される空間に支持され、下端部を各差込孔46により支持されて凝縮器5の前側に固定される。
また、ブラケット部材9の平板部21の後端縁部から略直角下側方向に延出されるモータ取付部22にファンモータ6が取り付けられると共に、各延出部26やベルマウス28等により凝縮器5の背面部にダクト部を構成することができるため、凝縮器5の周囲に取り付ける部品点数の削減化を図ることができ、組立作業性の向上を図ることができると共に、ユニット台板4上のスペースを効率的に使用することができ、省スペース化を図ることができる。
この第2実施形態に係る冷凍ユニットの概略構成は、第1実施形態に係る冷凍ユニット1の構成とほぼ同じ構成である。但し、第2実施形態に係る冷凍ユニットのフィルタ及びブラケット部材の構成は、後述のように第1実施形態に係る冷凍ユニット1のフィルタ8及びブラケット部材9の構成と異なっている。
ここで、図6は第2実施形態に係る冷凍ユニットのフィルタの概略構成を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図である。図7は第2実施形態に係る冷凍ユニットのブラケット部材を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。図8は第2実施形態に係る冷凍ユニットのフィルタの取り付け方法を説明する側面図で、(A)はフィルタの上部挿入状態を示す側面図、(B)はフィルタを凝縮器5の前面部に押し当てる状態を示す側面図、(C)はフィルタの各係止突起31Bをユニット台板4の各差込孔46に差し込む状態を示す側面図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る冷凍ユニット61のフィルタ62は、上記フィルタ8の構成とほぼ同じ構成であるが、枠部材31の上端縁部の左右方向中央位置に側面視略四角形の位置決めリブ部65が所定突出高さ寸法(第2実施形態では、把持部31Aの突出高さ寸法の約1/2である。)で略垂直に立設されている。
図8(A)に示すように、先ず、フィルタ62の把持部31Aを持って、位置決めリブ部65をブラケット部材63の位置決め用溝部66に嵌入しつつ、該フィルタ62の上端縁部をブラケット部材63のフィルタ支持部24と凝縮器5の前側上端部とで形成される固定部としての空間に下側から差し込む(矢印71方向)。この時、フィルタ支持部24は、凝縮器5の前面部に対して所定角度(第2実施形態では、約30度の角度である。)斜め前側に傾いているため、フィルタ62をこのフィルタ支持部24の下面に沿わせて前側方向に斜めにして容易に差し込むことができる。また、位置決めリブ部65はフィルタ62の上端縁部の左右方向中央位置に形成され、一方、位置決め用溝部66は、フィルタ支持部24の左右方向中央位置に形成されているため、フィルタ62のフィルタ支持部24に対する左右方向の位置決めを確実に行うことができ、該ブラケット部材63を介して凝縮器5の前面部の左右方向中央位置に位置決めすることができる。
続いて、図8(C)に示すように、フィルタ62をほぼ垂直下側方向(矢印73方向)に降ろして、該フィルタ62の各係止突起31Bをユニット台板4の各差込孔46に差し込む。 これにより、フィルタ62は、位置決めリブ部65の上端部がフィルタ支持部24の位置決め用溝部66に嵌入された状態で、上端縁部をブラケット部材63のフィルタ支持部24と凝縮器5の前側上端部とで形成される空間に支持され、下端部の各係止突起31Aを各差込孔46により支持されて凝縮器5の前側に固定される。
更に、ブラケット部材63の平板部21の後端縁部から略直角下側方向に延出されるモータ取付部22にファンモータ6が取り付けられると共に、各延出部26やベルマウス28等により凝縮器5の背面部にダクト部を構成することができるため、凝縮器5の周囲に取り付ける部品点数の削減化を図ることができ、組立作業性の向上を図ることができると共に、ユニット台板4上のスペースを効率的に使用することができ、省スペース化を図ることができる。
例えば、前記第1実施形態及び第2実施形態では、各フィルタ8、62の下端面に立設される各係止突起31Bは、略円柱状であるが、各係止突起31Bを左右方向に長い水平視略長四角形のリブ状に立設し、各差込孔46を左右方向に長い水平視略長四角形の角穴にしてもよい。これにより、各係止突起31Bの機械的強度の向上を図ることができる。
Claims (2)
- 凝縮器と、前記凝縮器の空気入口側面に着脱可能に配置されるフィルタと、前記凝縮器の風下側に配置されるファンモータと、これらが載置されるユニット台板と、を備えた冷凍ユニットにおいて、
前記凝縮器の上部に載置される平板部を有するブラケット部材を備え、
前記平板部は、該凝縮器の空気入口側面よりも外側方向に所定長さ延出される第1延出部と、前記第1延出部の外側端縁部から前記ユニット台板側の斜め外側方向に所定長さ延出される第2延出部と、を有し、
前記フィルタは、下端面より突出して形成される係止突起を有し、
前記ユニット台板は、前記第1延出部に対向する位置に形成されて、前記係止突起が差し込まれる差込孔を有し、
該フィルタは、上端部を前記第1延出部、第2延出部及び凝縮器によって形成される固定部に挿入されつつ、前記係止突起がユニット台板の差込孔に差し込まれて着脱可能に配置されることを特徴とする冷凍ユニット。 - 前記ブラケット部材は、前記平板部と一体に形成されて、前記凝縮器の空気出口側部分を覆うカバー部を有し、
前記カバー部は、背面部に開口部が形成されると共に、前記開口部の略中央部に前記ファンモータが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍ユニット。
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