JP2004124427A - 鋼板耐震壁の音鳴り防止構造 - Google Patents

鋼板耐震壁の音鳴り防止構造 Download PDF

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JP2004124427A
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Hisashi Kishida
岸田 久之
Tadashi Kamibayashi
上林 正
Shiyuki Maeda
前田 珠希
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】地震時等の音鳴りの発生を防止することができ、しかも、それを簡易な対応で防止することができる鋼板耐震壁の音鳴り防止構造を提供する。
【解決手段】耐震鋼板1が、滑り材3を介して、取付け側の鋼材であるパネルフレーム2と締付け接合されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼板耐震壁の音鳴り防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】
耐震鋼板を用いた耐震壁では、耐震鋼板が地震等の振動で水平力を受け面外座屈を生じて金属音を発することがあり、それを防ぐための手段が種々講じられているが、それでもなお、ある金属音を発することがあり、その音鳴り現象によって住む者の恐怖心があおられることがあるという問題がある。
【0003】
本発明は、かかる問題点に鑑み、そのような音鳴り現象の発生を防止することができ、しかも、簡易な対応で防止することができる鋼板耐震壁の音鳴り防止構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題において、調査研究を重ねた結果、上記のような音鳴り現象の発生原因が、耐震鋼板を取付け側のフレーム等の鋼材にタッピンネジ等で直接締付け接合して取り付けていたことによるものであることを突き止めた。
【0005】
即ち、耐震鋼板を取付け側の鋼材に直接接合すると、温度変化で生じる微小変形によって耐震鋼板とそれを取り付けている取付け側の鋼材との間に衝撃的に滑りを生じ、それが金属音となって伝わり、屋内に響いてしまうのであった。
【0006】
本発明は、このような解明に基づいてなされたものであって、耐震鋼板が、滑材を介して取付け側の鋼材と締付け接合されていることを特徴とする鋼板耐震壁の音鳴り防止構造によって解決される。
【0007】
この構造では、耐震鋼板と取付け側の鋼材とが滑り材を介して締付け接合されているから、温度変化で生じる微小変形を生じても、耐震鋼板とそれを取り付けている取付け側の鋼材との間に衝撃的に滑りを生じることなくスムーズに滑り、それによって金属音の発生が防がれる。しかも、耐震鋼板と取付け側の鋼材との間に滑り材を挟み込むだけでよいから、音鳴り現象の発生を簡易な対応で防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1に示す実施形態の構造において、1…は耐震鋼板、2は取付け側の鋼材である鋼製のパネルフレーム、3は滑り材である。耐震鋼板1は、1mm程度の薄肉鋼板に多数の丸孔1a…が分散状態に明けられたパンチング板からなっている。また、パネルフレーム2は、溝形の鋼材を用いてつくられており、上下の枠2a,2bと、左右の側枠2c,2cとからなる方形枠内に中枠2d,2dを備えさせたものからなっている。そして、滑り材3は、例えば、ポリプロピレン等からなり、テープ状のものなどが用いられている。
【0010】
鋼板耐震壁は、滑り材3をパネルフレーム2の片面側に貼り付け、そこに耐震鋼板1…を重ね、耐震鋼板1…とパネルフレーム2を滑り材3を挟んでビス4…などのネジで締め付けて接合し、フレーム2を鋼製柱などの建物構造要素に取り付けることで形成される。
【0011】
この鋼板耐震壁では、耐震鋼板1とフレーム2とが滑り材3を介して締付け接合されているから、温度変化で生じる微小変形を生じても、耐震鋼板1とフレーム2との間に衝撃的な滑りを生じることなくスムーズに滑り、それによって金属音の発生が防がれる。
【0012】
しかも、耐震鋼板1とフレーム2との間に滑り材3を挟み込んだだけのものであるから、音鳴り現象の発生を簡易な対応で防止することができる。
【0013】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、本発明の構造は、パネル式でない耐震鋼板壁に用いることもできる。また、本発明構造に用いる耐震鋼板は、無孔板であってもよいし、丸孔に替えてあるいは丸孔とともに複数又は多数のスリットが入れられた鋼板であってもよいし、その他の鋼板であってもよいし、また、肉厚寸法についても特段の制限はない。更に、本発明は、建物に限らず、各種構造物に広く用いることができるものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明の鋼板耐震壁の音鳴り防止構造は、以上のとおりのものであるから、音鳴りの発生を防止することができ、しかも、それを簡易な対応で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(イ)は実施形態の鋼板耐震壁を示すもので、耐震鋼板とフレームとを分離状態にして示す斜視図、図(ロ)は、耐震鋼板とフレームとの接合部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1…耐震鋼板
2…パネルフレーム(取付け側の鋼材)
3…滑り材

Claims (1)

  1. 耐震鋼板が、滑材を介して取付け側の鋼材と締付け接合されていることを特徴とする鋼板耐震壁の音鳴り防止構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015117534A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 大和ハウス工業株式会社 面材・ブレース併用耐力壁
JP2015117535A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 大和ハウス工業株式会社 耐力壁
JP2016008422A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 新日鐵住金株式会社 耐力壁の面材及び耐力壁

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