JP2004122715A - ゴム成形品の成形方法及び成形型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の大径部43,44間に環状のくびれ部45を有するとともに、一方の大径部43の内面に凹部46を有するゴム成形品41の成形方法において、両大径部43,44の内面及びくびれ部45を複数の割型部材16aにより形成する。離型時に各割型部材16aを軸線方向に沿って凹部46から離間する方向へ移動させた後、外周方向へ拡開移動させる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば車両においてワイヤハーネスを挿通担持するのに使用されるグロメット等のゴム成形品の成形方法及び成形型に関するものである。なお、この明細書において、ゴム成形品とはゴム、合成樹脂等のエラストマー成形品を指すものとする。
【0002】
【従来の技術】
この種のグロメット等のゴム成形品は、装着位置等の形状に対応するために、その軸線方向(長さ方向)の一部にくびれ部を有することが要求される場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の成形方法では、くびれ部を成形するための型抜きをうまく行うことができないために、くびれ部を有しない複数のゴム成形品を成形し、その後、それらの成形品を型内で結合させて、くびれ部を有する一体成形品としていた。
【0004】
従って、従来の成形方法では、工数が多くなって、コストダウンの障害になるとともに、成形品間の結合跡を消し去ることができず、成形品の外観を低下させるものであった。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、くびれ部を有する成形品を容易に成形できて、コストダウンが可能になるとともに、結合跡が形成されることなく、外観に優れた成形品とし得るゴム成形品の成形方法及び成形型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、一対の大径部間に環状のくびれ部を有するとともに、一方の大径部の内面に凹部を有するゴム成形品の成形方法において、前記両大径部の内面及びくびれ部を、くびれ部の軸線を中心とした放射方向線に沿って分割した複数の割型部材によって形成し、成形終了時に各割型部材を前記軸線方向に沿って凹部から離間する方向へ移動させた後、外周方向へ拡開移動させることを特徴とするものである。
【0007】
従って、この請求項1に記載の発明によれば、成形終了時に割型部材をゴム成形品の凹部の開口周縁と干渉することなく容易に移動させることができて、離型動作を円滑に行うことができる。このため、複数の工程を経ることなく成形品を成形できて、コストダウンが可能になり、しかも、結合跡が形成されないため、外観の優れた成形品となる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記凹部を有する一方の大径部の外周を保持した状態で、割型部材を移動させることを特徴とするものである。
【0009】
従って、この請求項2に記載の発明によれば、離型時に割型部材の移動に伴って一方の大径部が移動されるのを抑制することができて、成形品が定位置に保持され、成形品の成形型からの取り出しを円滑に行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記凹部の開口周縁に剛性の高い環状部を有することを特徴とするものである。
従って、この請求項3に記載の発明によれば、特に凹部の開口周縁が高剛性のゴム成形品を成形できる。そして、このような高剛性の部分を有する成形品であっても、割型部材の離型動作を円滑に行うことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記割型部材の移動をカム機構の動作により行うように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
従って、請求項4に記載の発明によれば、構造が簡単な機構によって確実な動作を得ることができる。
請求項5に記載の発明は、成形型に関するものであって、一対の大径部間に環状のくびれ部を有するとともに、一方の大径部の内面に凹部を有するゴム成形品を成形するようにした成形型において、前記両大径部の内面及びくびれ部を成形するために、くびれ部の軸線を中心とした放射方向線に沿って分割した複数の割型部材を設け、成形終了時に各割型部材を前記軸線方向に沿って凹部から離間する方向へ移動させた後、前記軸線と直交する外周方向へ拡開移動させるように構成したことを特徴とするものである。
【0013】
従って、請求項5の発明においては、前記請求項1の発明と同様な作用を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
はじめに、この実施形態の成形方法によって成形されるゴム成形品41の構成について図6に従って説明する。この成形品41はワイヤーハーネスを挿通担持するためのグロメットとして用いられる。すなわち、全体が一体形成されたゴム成形品41の中心軸線上には、ワイヤハーネスを挿通するための筒状部42が設けられ、その筒状部42の外周面には一対の大径部43,44が中心軸線方向に所定間隔をおいて突設されている。そして、これらの大径部43,44間の筒状部42にはくびれ部45が形成されている。
【0015】
また、前記くびれ部45側に向かって開口するように、一方の大径部43の内面には凹部46が形成され、その凹部46の開口周縁には剛性の高い肉厚状の環状部47が形成されている。さらに、一方の大径部43の外周には車両のパネル等に嵌着するための環状溝48が形成されるとともに、大径部43の外周下部にはスカート部49が中心軸線方向に延長形成されている。
【0016】
図6に示すように、前記ゴム成形品41は、前記のように、そのくびれ部45に隣接する一方の大径部43の内面に凹部46が設けられるとともに、その外周に高剛性の環状部47が設けられている。従って、従来構成では、成形型(全体の図示をしない)の型部材50を軸線と直交する外周方向に拡開移動させたとき、型部材50の一部が凹部46の内面を形成する環状部47と干渉する。このため、通常の構成の型部材50を用いる成形方法では、その拡開移動が困難であって、成形されたゴム成形品41の脱型を円滑に行うことができない。さらに、型部材50を前記軸線方向と平行に図6の上方に移動させた場合は、大径部44が破れたりするおそれがある。
【0017】
そこで、以下にこの発明を具体化したこの実施形態の成形方法及び成形型を説明する。図1に示すように、この成形方法に用いられる成形装置においては、成形型11と排出台12とが前後に近接して配置され、それらの両側には一対のレール13が延長配置されている。そして、成形型11において、例えば図6に示すゴム成形品41が複数個(この実施形態では6個)同時に成形される。その後、後述するように成形型11の上型部材14,15及び下型部材16,17がゴム成形品41の軸線方向に沿って相互に離間され、下型部材16,17のみがレール13に沿って排出台12上に移動される。この状態で、下型部材16,17上からゴム成形品41が取り出されるようになっている。
【0018】
図2〜図5に示すように、前記成形型11は、第1上型部材14と、第2上型部材15と、第1下型部材16と、第2下型部材17とに分割して構成されている。そして、第1上型部材14が固定された状態で、その下部に第2上型部材15、第1下型部材16、及び第2下型部材17が接離可能に配置されている。また、離型時には第1下型部材16及び第2下型部材17が第1上型部材14及び第2上型部材15の下方の離間位置から、レール13に沿って排出台12上に移動されるようになっている。なお、ここで、第1上型部材14に対して、第2上型部材15、第1下型部材16、及び第2下型部材17が接離可能に配置されるが、この接離動作は、相対的なものであって、どの型部材が移動してもよい。要するに、各型部材が相互に接近離間して、成形型11が開閉すればよい。
【0019】
前記第1上型部材14には、ゴム成形品41の筒状部42の内周面を形成するためのピン状の成形部14aが設けられている。第2上型部材15には、ゴム成形品41の筒状部42における上端外周面及び上側大径部44の外面(上面)を形成するための貫通孔状の成形部15aが設けられている。
【0020】
前記第1上型部材14の下面には下端にストッパ18aを有するガイドピン18が突設され、第2上型部材15のガイド孔19に挿通されている。そして、第2上型部材15がガイドピン18に沿って、図2に示す上方の成形位置と、図3に示す下方の離間位置とに移動配置されるようになっている。
【0021】
前記第1下型部材16には、ゴム成形品41の両大径部43,44の対向内面、及び両大径部43,44間のくびれ部45を形成するため複数(実施形態では2つ)の割型部材16aが設けられている。この割型部材16aは、くびれ部45の中心軸線を中心とした放射方向線に沿って分割されており、図2に示す閉鎖位置と、図5に示す開放位置との間を移動可能である。また、第1下型部材16には、ゴム成形品41の下側大径部43の外周の環状溝48を形成するための環状の成形部16bが設けられている。
【0022】
第1下型部材16上の前後両側には一対のガイド板24が突設され、それらのガイド板24には下垂直溝部25a、傾斜溝部25b及び上垂直溝部25cを有する一対のカム溝25が形成されている。前記両割型部材16aの外面には各一対の係合突起26が突設され、両ガイド板24のカム溝25に係合されている。
【0023】
なお、第1上型部材14と第2上型部材15との間、第2上型部材15と第1下型部材16との間、第1下型部材16と第2下型部材17との間には、ピンと孔とのような凹凸の位置決め手段(図示しない)が設けられている。そして、これらの位置決め手段により、前記各型部材14〜17が所定の位置に位置決めされる。
【0024】
そして、図4及び図5に示すように、成形終了時には下型部材16,17が上型部材14,15から下方に離型されるとともに、排出台12上に移動される。この状態で、後述するシリンダ31の駆動により両割型部材16aがカム溝25に沿って上方に移動される。この上方移動により、両割型部材16aがカム溝25の下垂直溝部25aのカム作用で、軸線方向に沿って下側大径部43の内面の凹部46から離間する方向へ移動される。次いで、両割型部材16aが傾斜溝部25bのカム作用で、軸線と直交する外周方向へ開放移動された後、上垂直溝部25cのカム作用で、軸線方向に沿って垂直上方に移動されるようになっている。また、この割型部材16aの移動時には、成形部16bが下側大径部43の外周の環状溝48に嵌合した状態にあって、下側大径部43の外周が保持されるようになっている。
【0025】
前記第2下型部材17には、ゴム成形品41の筒状部42の下端外周面、下側大径部43の外面(下面)及びスカート部49の内周面を形成するための筒状の成形部17aが固定されている。また、第2下型部材17には、スカート部49の外周面を形成するための円周方向に分割した複数(実施形態では2つ)の割型部材17bが開閉可能に設けられている。
【0026】
図1、図3及び図4に示すように、前記第1下型部材16の両側には各一対の係合板27が突設され、第1下型部材16が上型部材14,15の下方の離間位置に移動されたとき、これらの係合板27がレール13に係合されるようになっている。第1下型部材16の両側には一対の作動軸28が昇降可能に配設され、それらの上端が連結部材29及び他の連結部材(図示しない)を介して両割型部材16aに作動伝達可能に連結されている。
【0027】
前記排出台12の両側には一対の押上板30が配設され、押上用シリンダ31に連結されている。そして、図1及び図5に示すように、下型部材16,17が下方の離間位置にて排出台12上に移動されたとき、各作動軸28の下端部が押上板30上に接合可能に対応配置される。この状態で、押上用シリンダ31にて押上板30が上昇されることにより、作動軸28及び連結部材29を介して両割型部材16aに対し上方への移動力が付与されるようになっている。そして、この上方への移動により、両割型部材16aは、前記カム溝25に従う開閉動作が付与される。
【0028】
図4に示すように、前記排出台12の側部には離間用シリンダ32が配設され、そのピストンロッドには係合爪33が取り付けられている。第2下型部材17の割型部材17bには係合ピン34が突設され、下型部材16,17が下方の離間位置にて排出台12上に移動されたとき、この係合ピン34の頭部34aが係合爪33に横方向から係合される。そして、図5に示すように、離間用シリンダ32にて係合爪33が同図5の左方向へ引き込み移動されることにより、係合ピン34を介して割型部材17bが軸線と直交する外周方向に開放移動される。この開放移動により、成形部17aと割型部材17bとの対向面間が拡開されて、それらの対向面や型面の隅部等をノズル(図示しない)からのエアの吹き付けにより清掃できるようになっている。
【0029】
次に、前記のように構成された成形装置において、ゴム成形品41の成形方法について説明する。
さて、この成形装置の成形時には、図2に示すように、成形型11の第1上型部材14の下部に、第2上型部材15、第1下型部材16及び第2下型部材17が接合配置されて型締めされる。この状態で、各型部材14〜17によって形成されたキャビティ内にゴム材料が注入されて、図6に示すような形状をなすグロメットとしてのゴム成形品41が成形される。
【0030】
その後、成形が終了すると、成形型11を型締め状態から解放するために、第2上型部材15、第1下型部材16及び第2下型部材17が自重により第1上型部材14の下部から離間される。そして、図3に示すように、係合板27がレール13に係合することにより、第1下型部材16の位置が規制される。この位置規制により、ゴム成形品41が第1下型部材16上に保持された状態で、第1上型部材14の成形部14aがゴム成形品41の内周から上方に抜き取られるとともに、第2上型部材15の成形部15aがゴム成形品41の上端外周から離型される。続いて、図4に示すように、第2下型部材17が第1下型部材16の下部からさらに離間される。この離間により、第2下型部材17の成形部17a及び割型部材17bがゴム成形品41の下端部から離脱される。
【0031】
次に、第1下型部材16及び第2下型部材17がゴム成形品41から離間する位置に配置された状態で、図示しない移動用シリンダにより、レール13に沿って上型部材14,15の下方位置から排出台12上に移動される。これにより、図1及び図4に示すように、第1下型部材16の両側の作動軸28が排出台12の両側の押上板30上に対向配置されるとともに、第2下型部材17の割型部材17bから突出する係合ピン34の頭部34aが排出台12の側部の係合爪33に係合される。
【0032】
そして、この状態で、押上用シリンダ31により押上板30が上昇されて、作動軸28及び連結部材29等を介して第1下型部材16の両割型部材16aに上方への移動力が付与される。すると、図5に示すように、両割型部材16aがカム溝25の各溝部25a〜25cのカム作用により、軸線方向に沿って垂直上方にわずかに移動された後に、軸線と直交する外周方向へ開放移動され、さらに軸線方向に沿って垂直上方に移動される。
【0033】
このとき、ゴム成形品41が下側大径部43の外周にて、環状溝48の下部と成形部16bの上端部との係合により保持されている。そして、この状態で、前述した両割型部材16aの移動により、両割型部材16aがゴム成形品41の下側大径部43上の凹部46から上方へ上側大径部44等を撓ませるとともに、くびれ部45を引き延ばしながら、くびれ部45から外周方向に離隔される。よって、この状態で第1下型部材16の成形部16bからゴム成形品41を容易に取り外すことができる。
【0034】
また、この第1下型部材16の割型部材16aの離隔動作時、あるいはこの離隔動作後には、図5に示すように、離間用シリンダ32により係合爪33が引き込み移動される。このため、係合ピン34を介して第2下型部材17の割型部材17bが軸線と直交する外周方向に移動される。これにより、第2下型部材17の成形部17aと割型部材17bとの対向面間が拡開される。よって、この状態で成形部17aと割型部材17bとの対向面等を、エアの吹き付け等により容易に清掃することができる。
【0035】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) このゴム成形品41の成形方法においては、一対の大径部43,44の内面及びそれらの大径部43,44間のくびれ部45を、円周方向に分割した複数の割型部材16aによって形成するようになっている。そして、整形終了時に各割型部材16aを軸線方向に沿って、一方の大径部43の内面の凹部46から離間する方向へわずかに移動させた後、軸線と直交する外周方向へ拡開移動させるようになっている。
【0036】
このため、離型時に割型部材16aをゴム成形品41の凹部46の開口周縁と干渉することなく容易に移動させることができて、離型動作を円滑に行うことができる。従って、くびれ部45を有するゴム成形品41を一工程で製作できて、コストダウンが可能になる。また、ゴム成形品41には結合跡が形成されないため、そのゴム成形品41は外観の優れたものとなる。
【0037】
(2) このゴム成形品41の成形方法においては、割型部材16aの軸線方向及び軸線と直交する方向への移動をカム溝25のカム作用により行うようになっている。このため、簡単な構成により割型部材16aを上下方向及び外周方向(開閉方向)の複数の所定方向へ円滑かつ確実に移動させることができる。
【0038】
(3) このゴム成形品41の成形方法においては、前記凹部46を有する一方の大径部43の外周を成形部16bにより保持した状態で、割型部材16aを移動させるようになっている。このため、成形終了時に割型部材16aの開放移動に伴って一方の大径部43が移動されるのを抑制することができて、ゴム成形品41を定位置で保持することができ、ゴム成形品41の成形型11からの取り出しを容易に行うことができる。
【0039】
(4) このゴム成形品41の成形方法においては、前記凹部46の開口周縁に剛性の高い肉厚の環状部47が形成されるようになっている。このため、特に凹部46の開口周縁に所要の高剛性部分を簡単に設けることができる。そして、このように高剛性部分が存在して、弾性変形し難いゴム成形品41であっても、割型部材16aの離型動作を円滑に行うことができる。
【0040】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、成形型11の型部材14〜17間で複数のゴム成形品41を同時に成形することなく、1つのゴム成形品41を成形するように構成すること。
【0041】
・ 前記実施形態において、第1下型部材16の割型部材16aあるいは第2下型部材17の割型部材17bを、前記放射方向線に沿って3つ以上の複数に分割して構成すること。
【0042】
・ 前記実施形態において、割型部材16aの開閉動作をカム機構以外の機構、例えばシリンダやリンク機構を用いて行うように構成すること。
【0043】
【発明の効果】
以上、実施形態で例示したように、この発明においては、ゴム成形品の製造コストを低減できるとともに、ゴム成形品の外観を向上できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のゴム成形品の成形装置を示す概略平面図。
【図2】図1の成形装置の一部を拡大して示す部分断面図。
【図3】図2の成形装置の離型状態を示す部分断面図。
【図4】図3の状態からさらに離型した状態を示す部分断面図。
【図5】図4の状態からさらに離型した状態を示す部分断面図。
【図6】ゴム成形品を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
11…成形型、12…排出台、14…第1上型部材、15…第2上型部材、16…第1下型部材、16a…割型部材、16b…成形部、17…第2下型部材、25…カム溝、25a…下垂直溝部、25b…傾斜溝部、26…係合突起、28…作動軸、30…押上板、31…押上用シリンダ、41…ゴム成形品、43,44…大径部、45…くびれ部、46…凹部、47…環状部、48…環状溝。
Claims (5)
- 一対の大径部間に環状のくびれ部を有するとともに、一方の大径部の内面に凹部を有するゴム成形品の成形方法において、
前記両大径部の内面及びくびれ部を、くびれ部の軸線を中心とした放射方向線に沿って分割した複数の割型部材によって形成し、成形終了時に各割型部材を前記軸線方向に沿って凹部から離間する方向へ移動させた後、外周方向へ拡開移動させることを特徴とするゴム成形品の成形方法。 - 前記凹部を有する一方の大径部の外周を保持した状態で、割型部材を移動させることを特徴とする請求項1に記載のゴム成形品の成形方法。
- 前記凹部の開口周縁に剛性の高い環状部が形成されるように成形することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴム成形品の成形方法。
- 前記割型部材の移動をカム機構の動作により行うように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のゴム成形品の成形方法。
- 一対の大径部間に環状のくびれ部を有するとともに、一方の大径部の内面に凹部を有するゴム成形品を成形するようにした成形型において、前記両大径部の内面及びくびれ部を成形するために、くびれ部の軸線を中心とした放射方向線に沿って分割した複数の割型部材を設け、成形終了時に各割型部材を前記軸線方向に沿って凹部から離間する方向へ移動させた後、前記軸線と直交する外周方向へ拡開移動させるように構成したことを特徴とするゴム成形品の成形型。
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