JP2004121516A - サブタンク用のメダル検知センサを備えたホッパー装置及びサブタンク - Google Patents

サブタンク用のメダル検知センサを備えたホッパー装置及びサブタンク Download PDF

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Abstract

【課題】サブタンクのオーバーフロー検出用のセンサをホッパー装置に設け、センサの信号を伝達するワイヤをホッパー装置のワイヤハーネスと一体化し、工数を削減する。
【解決手段】ホッパー装置310は、メダルを貯留するホッパータンク21と、このホッパータンク21内に貯留されたメダルを1枚ずつ排出するホッパー本体21aとを備える。ホッパー装置310の右側には、ホッパー装置310にメダルが一杯になった場合にメダルを補助的に収納するサブタンク70が配置されている。サブタンク70内にメダルが一杯になったことを検知するメダル検知センサ24は、ホッパー本体21aの右側側部からサブタンク70に水平に突出している。メダル検知センサ24の下方には、メダルに帯電した電荷を逃がすアース端子25が同様に突出している。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サブタンクのメダル検知センサを備えたホッパー装置及びサブタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシン等の遊技機は、遊技者が所定の枚数のメダルを遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
【0003】
従来のスロットマシンでは、入賞時にメダルが払い出されるが、メダルの払い出しにはホッパー装置、例えば回転式のホッパー装置が使用される。ホッパー装置の上部にはメダルを貯留するホッパータンクが設けられている。このホッパータンクにメダルが供給されるが、メダルが過剰に供給されてホッパー装置がオーバーフローすると、ホッパー装置に隣接するサブタンクにメダルが排出される。
サブタンクにメダルが溜まると、遊技機筐体の底板又は背板に設けられサブタンク内に挿入されているセンサがこれを検知して、外部に通報する。これを受けて、係員がスロットマシンの前面パネルを開けてサブタンクを取り出し、メダルの回収を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、サブタンクのオーバーフロー検出用のセンサは遊技機の筐体に設けられていたため、当該センサの検出信号をメイン基板(CPU)に伝えるために、当該センサ専用のワイヤハーネス(ケーブル)が必要であった。ところが、筐体の組み立て時において、ワイヤハーネスを作製するためには、電線を所定の長さに切断し、これらを結束してセンサとコネクタに半田付けした後にクランプで筐体に取り付けるという煩雑な作業が必要であるという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであり、サブタンクのオーバーフロー検出用のセンサをホッパー装置に設けることにより、センサの信号を伝達するワイヤをホッパー装置のワイヤハーネスと一体化して、その工数を削減できるサブタンクオーバーフロー検出用のセンサを備えたホッパー装置及びサブタンクを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るホッパー装置は、遊技用メダルの貯留及び払い出しを行うホッパー装置であって、ホッパー本体と、前記ホッパー本体に設けられ、前記ホッパー本体に近接して配置されるサブタンク内のメダルを検出するメダル検知センサとを備え、前記メダル検知センサは、前記ホッパー本体から略水平に突出され、前記サブタンクに設けられたスリットを通って前記サブタンク内のメダルに接触する導体であることを特徴とする。
【0007】
好ましくは、前記メダル検知センサを前記ホッパー本体の背面寄りに設ける。
【0008】
好ましくは、前記ホッパー本体に、前記ホッパー本体から略水平に突出され、前記サブタンクに設けられたスリットを通って前記サブタンク内のメダルを接地するアース端子を備える。
【0009】
好ましくは、前記メダル検知センサの少なくとも一部を上側に設け、前記アース端子を下側に設ける。
【0010】
好ましくは、前記メダル検知センサと前記アース端子を上下に重なるように設けるとともに、前記アース端子の幅を前記メダル検知センサの幅より広くする。
【0011】
好ましくは、前記アース端子を複数用意し、前記メダル検知センサと前記アース端子を略同じ高さに設けるとともに、複数の前記アース端子を前記メダル検知センサの前後に設ける。
【0012】
この発明に係るサブタンクは、ホッパー装置から排出される遊技用メダルを貯留するサブタンクであって、側部に立設され内部にメダルを収納する側壁と、この側壁に囲まれて隣接する底部とを備え、メダルを検知するセンサを受けるための略水平のスリットが、前記ホッパー装置側の前記側壁に形成されているものである。
【0013】
好ましくは、前記スリットの断面は、前記サブタンクの内側に傾斜する傾斜面を有する。
【0014】
好ましくは、前記スリットは、前記側壁の背面寄りに設けられる突出部に形成され、この突出部の端部には斜面が形成されている。
【0015】
好ましくは、前記サブタンクは、メダル検知センサが挿入される第1のスリットと、アース端子が挿入される第2のスリットとを備える。
【0016】
この発明に係るホッパー装置は、遊技用メダルの貯留及び払い出しを行うホッパー装置であって、ホッパー本体と、前記ホッパー本体に設けられ、前記ホッパー本体に近接して配置されるサブタンク内のメダルを検出するメダル検知センサとを備え、前記メダル検知センサは、前記ホッパー本体から略垂直下方に突出され、前記サブタンク内のメダルに接触する導体である。
【0017】
好ましくは、前記メダル検知センサを前記ホッパー本体の背面寄りに設ける。
【0018】
好ましくは、前記ホッパー本体に、前記ホッパー本体から略垂直下方に突出され、前記メダル検知センサよりも長いアース端子を備える。
【0019】
好ましくは、前記アース端子を複数用意し、前記メダル検知センサと前記アース端子をほぼ直線上に設けるとともに、前記メダル検知センサを複数の前記アース端子で挟む。
【0020】
この発明に係るサブタンクは、ホッパー装置から排出される遊技用メダルを貯留するサブタンクであって、側部に立設され内部にメダルを収納する側壁と、この側壁に囲まれて隣接する底部とを備え、前記サブタンク内のメダルを検知するセンサが挿入される略垂直のスリットが、少なくとも背面側の前記側壁に形成されている。
【0021】
この発明に係るホッパー装置は、遊技用メダルの貯留及び払い出しを行うホッパー装置であって、ホッパー本体と、前記ホッパー本体に近接して配置されるサブタンク内のメダルを検出するメダル検知センサが取り付けられるセンサ取り付け板と、前記メダル検知センサとを備えるものである。
【0022】
好ましくは、前記メダル検知センサは、前記センサ取り付け板から略垂直に突出されている。
【0023】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
【0024】
この発明の実施の形態1に係るホッパー装置を備えたスロットマシンについて、図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、本発明における発明の実施の形態1に係るスロットマシンの正面図である。
【0026】
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れることができる。スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の操作を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0027】
スロットマシン10には、メダル投入口100から投入されるメダルを受けてこれを送り出す図示しないメダル投入装置の本体、送り出されたメダルを受けて正しいメダルかどうか判別する図示しないメダルセレクタ及びスロットマシン10内に貯留されたメダルを払い出すためのメダル払い出しホッパー装置(後述)を備える。
【0028】
メダルセレクタは、筐体の前扉の裏面においてメダル投入装置のメダル排出側に設けられている。メダルセレクタは排出されたメダルの通過を検出しながら、メダルをホッパー装置に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。メダルセレクタの下側には、その下部側を覆って下皿に連通する導出路が設けられている。メダルセレクタにより振り分けられたメダルは、この導出路を介して下皿から遊技者に返却される。メダルセレクタは、メダルセレクタ本体と、投入されたメダルをメダルセレクタ内に導くメダル投入部と、メダルセレクタから排出されるメダルをホッパー装置に向かって排出するメダル排出部と、メダルセレクタから下皿にメダルを返却するメダル返却部とを備えている。
【0029】
筐体の内部には、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルをメダル払い出し口304に1枚ずつ払い出すためのホッパー装置310(図2参照)が設置されている。このホッパー装置310の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパータンクを備えている。
【0030】
図2はホッパー装置の正面図(図2(a))、右側面図(図2(b))、上面図(図2(c))である。
【0031】
このホッパー装置310は、大別すると、メダルを貯留するホッパータンク21と、このホッパータンク21内に貯留されたメダルを1枚ずつ排出するホッパー本体21aとを備える。上記ホッパー本体21aは、大別すると、ホッパーシャーシ22と、このホッパーシャーシ22に回転可能に支持され、ホッパータンク21から落下したメダルが上方より1枚ずつはまり込む複数個、ここでは5個のメダル落とし穴23aを有するロータディスク23と、このロータディスク23を回転するDCモーター(図示しない)とを備えている。このDCモーターの駆動力により回転するロータディスク23の回転時に、ロータディスク23のメダル落とし穴23aに落ち込んだメダルは、メダル排出口27aから外部に排出される。一方、ホッパータンク21に多量にメダルが溜まったとき、溢れたメダルはメダル転送口27bを通ってサブタンク70に落下する。
【0032】
ロータディスク23のメダル落とし穴23aに落ち込んだメダルが、ロータディスク23の回転に伴いメダル排出口27aに位置すると、当該メダルはメダル排出口27aを通って外部に排出される。このように、ロータディスク23の回転に伴い、メダルが順番に排出される。
【0033】
図3は、図2(a)に示したホッパー装置310に隣接してサブタンク70が配置された状態を示す。
【0034】
図4は、本発明に係るサブタンクのメダル検知センサを備えたホッパー装置310の一実施形態を示す。それぞれ正面図(図4(a))、右側面図(図4(b))、平面図(図4(c))である。
【0035】
このホッパー装置310はサブタンクのメダル検知センサ24を備えていることを特徴とする。サブタンク70内にメダルが一杯になったことを検知するメダル検知センサ24は、ホッパー本体21aの右側側部からサブタンク70に水平に突出している。メダル検知センサ24は2つの棒状又は板状の導体であり、サブタンク70の後述のスリット71を通ってサブタンク70内に貯留した金属のメダルに接触し、これらが電気的に導通することによりサブタンクが満杯であることを検出する。メダル検知センサ24の2つの導体は、サブタンクの満杯の高さに、水平に(あるいはスリット71に沿って)離隔して設けられる。メダル検知センサ24の下方には、メダルに帯電した電荷を逃がすアース端子25もまた、ホッパー本体21aの右側側部からサブタンク70に水平に突出している。アース端子25は後述のスリット72を通ってサブタンク70内のメダルに接触する。アース端子25はサブタンク70の下側に、水平に(あるいはスリット72に沿って)設けられる。メダル検出センサ24及びアース端子25はいずれもホッパー本体21aの背面寄りに設けられる。こうすることによりサブタンク70の突出部73を小さくし、スリット71、72の長さを短くすることができる。
【0036】
図5は、サブタンク70を示す概略斜視図である。この図に示すように、サブタンク70にはメダル検知センサ24及びアース端子25を受けるために第1のスリット71及び第2のスリット72が設けられている。これらのスリット71及び72を設けたのは、図6(a)に示すように、サブタンク70をスロットマシン10の筐体10Aに対して前後に動かして脱着可能とすると共に、図6(b)に示すように、ホッパー装置310を脱着するときにサブタンク70をそのまま残すことを可能にするため、すなわちホッパー装置310とサブタンク70との干渉を避けるためである。これによりサブタンク70を単独で脱着できるとともに、ホッパー装置310も単独で脱着できるようになる。
【0037】
第1及び第2のスリット71及び72は、サブタンク70の背面寄りに設けられた突出部73に形成されている。仮にサブタンク70の側部全体に第1及び第2のスリット71及び72を設けると、サブタンク70の側面全体でメダル検知センサ24及びアース端子25がメダルに接触し、メダル検知センサ24及びアース端子25に対するメダルの抵抗により脱着に力を要すると共に、メダル検知センサ24又はアース端子25を破損する恐れがあるため、サブタンク70に突出部73を設けたものである。サブタンク70の一部である突出部73においてのみメダル検知センサ24及びアース端子25がメダルに接触する。また、突出部73の一方の端部には斜面74が設けられており、サブタンク本体75から突出部73へのメダルの流れを円滑にする。さらに、図7に示すように、サブタンク70の第1及び第2のスリット71及び72からメダルが漏れないように、第1及び第2のスリット71及び72の断面には内側に傾斜する(外側に向かって登る)傾斜面76が形成されている。なお、第1及び第2のスリット71及び72にゴム又は軟質ビニール等により作製されたスリットカバーを設けることができる。これにより、メダルがサブタンク70から零れ出るのを一層防止することができる。
【0038】
次に、発明の実施の形態1によるホッパー装置及びサブタンクの運用について説明する。
【0039】
まず、図6(a)に示すように、スロットマシン10の筐体10Aにホッパー装置310が設置されている。この状態で、さらにサブタンク70を筐体10Aに設置する。すなわち、図4に示すように、ホッパー本体21aに設けられたメダル検知センサ24及びアース端子25が、それぞれサブタンク70に形成された第1及び第2のスリット71及び72内を通過するように、取手70aでサブタンク70を前方に押して筐体10A内に設置する。この状態でメダル検知センサ24の2つの導体がスリット71を通ってサブタンク70内に突出され、アース端子25がスリット72を通ってサブタンク70内に突出されている。
【0040】
ホッパー装置310に貯留されるメダルは、ホッパー装置310から溢れると、ホッパータンク21に形成されたメダル排出口27bからサブタンク70内に導かれる。
【0041】
このとき、メダルがホッパー装置310等を通過する際に摩擦により帯電する場合が多く、制御回路等の誤動作の原因となることからアース端子25を設け、メダルに帯電した電荷をアース端子25により放電する。このため、アース端子25を下側に設け、メダル検知センサ24よりも先にメダルに接触するようにするとともに、サブタンク70を筐体10Aに脱着する際にメダル検知センサ24よりも先にメダルに接触するように、アース端子25はメダル検知センサ24よりも幅広に作製されることが望ましい。
【0042】
サブタンク70内のメダルが徐々に蓄積し、メダルがメダル検知センサ24に接触すると、メダル検知センサ24はサブタンク70が一杯になったことを検知する。メダル検知センサ24に接続されている図示しないワイヤハーネスはホッパー装置310のワイヤハーネスと一体化されているので、ホッパー装置310の制御信号やモータ駆動信号等とともにメダル検知センサ24の検知信号は、同じワイヤハーネスを通してスロットマシン10のメイン基板(図示しない)に伝達される。従って、メダル検知センサ24専用のワイヤハーネスを作製する工程を削減することができる。
【0043】
こうして、サブタンク70内にメダルが一杯になったことを、メダル検知センサ24が短絡されることにより検知されると、コンピュータを含む制御装置(図示しない)により外部に通報される。どのスロットマシン10でサブタンク70が一杯になったかがランプの点滅、警告音等で通報されると、係員がスロットマシン10の前面パネルを開け、取手70aでサブタンク70を取り出し、サブタンク70内のメダルを回収する。
【0044】
なお、上述では、2つのメダル検知センサ24をホッパー本体21aの上部に設け、アース端子25をホッパー本体21aの下部に設けた場合について説明したが、図8(a)に示すように、メダル検知センサ24の一方をホッパー本体21aの上部に設け、メダル検知センサ24の他方をホッパー本体21aの下部にアース端子25間に挟まれるように設けても良い。メダル検知センサ24間に高低差を設けることにより、より正確なメダルの検知を行うことができる。また、アース端子25がサブタンク70内のメダルに最初に接触することにより、メダルに帯電した電荷をアース端子25から放電することができる。
さらに、図8(b)に示すように、メダル検知センサ24及びアース端子25を共にホッパー本体21aの上部に配置することも可能である。この場合、メダル検知センサ24及びアース端子25が同じ高さに設けられているため、サブタンク70に形成するスリットは1つだけ設ければよい。またメダル検知センサ24がアース端子25に挟まれているので、この場合も、アース端子25がサブタンク70内のメダルに最初に接触することにより、メダルに帯電した電荷をアース端子25により放電することができる。
【0045】
発明の実施の形態2.
【0046】
発明の実施の形態1においては、サブタンク70のメダル検知センサ24及びアース端子25をホッパー本体21aの側部から突出して設けたホッパー装置310及びこのホッパー装置310を備えたスロットマシン10について説明したが、この発明の実施の形態においては、メダル検知センサ24及びアース端子25がホッパータンク21の底部に設けられたホッパー装置310について説明する。スロットマシン10の構成及び動作は、発明の実施の形態1と同様である。
【0047】
図9は、発明の実施の形態2によるホッパー装置のそれぞれ正面図(図9(a))及び平面図(図9(b))を示す。図9ではアース端子25の表示を省略している。図において、サブタンク70内にメダルが一杯になったことを検知するメダル検知センサ24は、サブタンク70上に位置するホッパータンク21の下面に設けられ、下に向けて(サブタンクに向けて)突出されている。また、サブタンク70には、メダル検知センサ24に対応するスリット80がサブタンク70の上部に形成されている(図9(a))。図9ではスリット80は2つであるが、メダル検知センサ24の2つの導体を縦方向(脱着方向)にならべることによりスリット80をひとつとすることができる。
【0048】
サブタンク70にメダルが溜り満杯になったときサブタンク70あるいはホッパー装置310を引き出す場合において、メダル検知センサ24がメダルと接触することによる抵抗は比較的少ない。接触するメダルの数が発明の実施の形態1の場合よりも少ないし、発明の実施の形態1の場合よりもメダルの重みによる圧力が少ないためである。従って、発明の実施の形態1におけるような突出部73(図5)は不要となり、サブタンク70のメダル収容容積を増大することができる。また、スリット80が縦方向に形成されているので、サブタンク70からのメダルの零れ落ちは少なくなるという利点がある(縦になっているメダルは少ないと考えられる)。
【0049】
なお、図9(b)では取手70aにもスリットが形成されているが、ホッパー装置310を引き抜く際に、予めサブタンク70を取り外しておけば、取手70aにスリットを設けなくてもよい構成とすることができる。
【0050】
また、図9に示したように、メダル検知センサ24をホッパータンク21から突出させるのではなく、図10に示すように、ホッパー本体21aから突出させる構成を採用することも勿論可能である。
【0051】
図11は、図9におけるホッパー装置310のメダル検知センサ24をサブタンク70の長手方向(脱着方向)に並べると共に、メダル検知センサ24の外側にメダル検知センサ24よりも長いアース端子25をほぼ一直線上になるように設けたものである。アース端子25をメダル検知センサ24の外側に設けているので、アース端子25がサブタンク70内のメダルに最初に接触することにより、メダルに帯電した電荷をアース端子25から放電することができる。また、両方のアース端子25の長さをメダル検知センサ24の長さより十分長くすることにより、メダルとの接触をより確実にすることができる。なお、図9(b)と同様に図11(b)の場合も、ホッパー装置310を引き抜く際に、予めサブタンク70を取り外しておけば、取手70aにスリットを設けなくてもよい構成とすることができる。
【0052】
発明の実施の形態3.
【0053】
発明の実施の形態1及び2においては、メダル検知センサ24及びアース端子25をホッパー装置310に設けた場合について説明したが、発明の実施の形態3では、ホッパー装置310にセンサ取り付け板81を設け、このセンサ取り付け板81にメダル検知センサ24及びアース端子25を備えている。すなわち、図12に示すように、センサ取り付け板81には、2つのメダル検知センサ24と、1つのアース端子25が設けられている。このセンサ取り付け板81は、図13に示すように、ホッパー装置310に隣接して設置されると共に、ホッパー装置310から直接図示しない配線が行われている。サブタンク70には、メダル検知センサ24及びアース端子25が挿入される開口部82が形成されており、サブタンク70はセンサ取り付け板81に密着するように奥まで押し込まれる。すると、センサ取り付け板81に設けられたメダル検知センサ24及びアース端子25がサブタンク70内のメダルを検知することができる共に、メダルを接地することができる。なお、アース端子25は、先にメダルに接するように、メダル検知センサ24より長く作製するのが望ましい。発明の実施の形態3では、センサ取り付け板81を設けることにより、従来のサブタンク70を使用することができる。併せて、メダル検知センサ24独自のワイヤハーネスを削減することができる。
【0054】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、サブタンクのオーバーフロー検出用のセンサをホッパー装置に設けることにより、センサの信号を伝達するワイヤをホッパー装置のワイヤハーネスと一体化して、その工数を削減できるという効果を奏する。
【0056】
また、アース端子をホッパー装置に設けることにより、メダルに帯電した電荷をメダル検知センサに接触する前に放電し、制御回路等の誤動作を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における発明の実施の形態1に係るスロットマシンの正面図である。
【図2】図1のスロットマシンに使用されるホッパー装置を示すそれぞれ正面図(図2(a))、右側面図(図2(b))、上面図(図2(c))である。
【図3】図2(a)に示すホッパー装置に隣接してサブタンクが配置された状態を示す概略図である。
【図4】図1のスロットマシンに使用されるホッパー装置を示すそれぞれ正面図(図4(a))、右側面図(図4(b))、平面図(図4(c))である。
【図5】サブタンクを示す概略斜視図である。
【図6】ホッパー装置及びサブタンクをスロットマシンの筐体に脱着する状態を示す概略図である。
【図7】サブタンクのスリットを示す概略拡大断面図である。
【図8】ホッパー本体にメダル検知センサ及びアース端子を設けた状態を示す概略図である。
【図9】発明の実施の形態2に係るホッパー装置の正面図(図9(a))及び平面図(図9(b))である。
【図10】発明の実施の形態2におけるホッパー装置の変形例を示す正面図である。
【図11】発明の実施の形態2に係るホッパー装置の他の変形例を示す正面図(図11(a))及び平面図(図11(b))である。
【図12】発明の実施の形態3に係るホッパー装置のセンサ取り付け板の平面図(図12(a))及び側面図(図12(b))である。
【図13】発明の実施の形態3に係るホッパー装置の正面図である。
【符号の説明】
10  スロットマシン
11  筐体
11a 側壁
12  表示窓
13  図柄表示窓
16  ベットスイッチ
17  精算スイッチ
21  ホッパータンク
21a ホッパー本体
22  ホッパーシャーシ
23  ロータディスク
23a メダル落とし穴
24  メダル検知センサ
25  アース端子
27a  メダル排出口(メダル払い出し口)
27b  メダル転送口(オーバーフロー時用)
40  回転リール
42  リールテープ
50  ストップスイッチ
60  リールユニット
61  図柄
70  サブタンク
70a 取手
71  スリット
72  スリット
73  突出部
74  斜面
75  サブタンク本体
76  傾斜面
80  スリット
81  センサ取り付け板
82  開口部
100 メダル投入口
304 メダル払い出し口
310 (メダル払い出し)ホッパー装置

Claims (17)

  1. 遊技用メダルの貯留及び払い出しを行うホッパー装置であって、ホッパー本体と、前記ホッパー本体に設けられ、前記ホッパー本体に近接して配置されるサブタンク内のメダルを検出するメダル検知センサとを備え、
    前記メダル検知センサは、前記ホッパー本体から略水平に突出され、前記サブタンクに設けられたスリットを通って前記サブタンク内のメダルに接触する導体であることを特徴とするホッパー装置。
  2. 前記メダル検知センサを前記ホッパー本体の背面寄りに設けたことを特徴とする請求項1記載のホッパー装置。
  3. 前記ホッパー本体に、前記ホッパー本体から略水平に突出され、前記サブタンクに設けられたスリットを通って前記サブタンク内のメダルを接地するアース端子を備えることを特徴とする請求項1記載のホッパー装置。
  4. 前記メダル検知センサの少なくとも一部を上側に設け、前記アース端子を下側に設けたことを特徴とする請求項3記載のホッパー装置。
  5. 前記メダル検知センサと前記アース端子を上下に重なるように設けるとともに、前記アース端子の幅を前記メダル検知センサの幅より広くしたことを特徴とする請求項4に記載のホッパー装置。
  6. 前記アース端子を複数用意し、前記メダル検知センサと前記アース端子を略同じ高さに設けるとともに、複数の前記アース端子を前記メダル検知センサの前後に設けることを特徴とする請求項3記載のホッパー装置。
  7. ホッパー装置から排出される遊技用メダルを貯留するサブタンクであって、側部に立設され内部にメダルを収納する側壁と、この側壁に囲まれて隣接する底部とを備え、メダルを検知するセンサを受けるための略水平のスリットが、前記ホッパー装置側の前記側壁に形成されていることを特徴とするサブタンク。
  8. 前記スリットの断面は、前記サブタンクの内側に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする、請求項7に記載のサブタンク。
  9. 前記スリットは、前記側壁の背面寄りに設けられる突出部に形成され、この突出部の端部には斜面が形成されていることを特徴とする請求項7記載のサブタンク。
  10. 前記サブタンクは、メダル検知センサが挿入される第1のスリットと、アース端子が挿入される第2のスリットとを備えることを特徴とする請求項7記載のサブタンク。
  11. 遊技用メダルの貯留及び払い出しを行うホッパー装置であって、ホッパー本体と、前記ホッパー本体に設けられ、前記ホッパー本体に近接して配置されるサブタンク内のメダルを検出するメダル検知センサとを備え、
    前記メダル検知センサは、前記ホッパー本体から略垂直下方に突出され、前記サブタンク内のメダルに接触する導体であることを特徴とするホッパー装置。
  12. 前記メダル検知センサを前記ホッパー本体の背面寄りに設けたことを特徴とする請求項11記載のホッパー装置。
  13. 前記ホッパー本体に、前記ホッパー本体から略垂直下方に突出され、前記メダル検知センサよりも長いアース端子を備えることを特徴とする請求項11記載のホッパー装置。
  14. 前記アース端子を複数用意し、前記メダル検知センサと前記アース端子をほぼ直線上に設けるとともに、前記メダル検知センサを複数の前記アース端子で挟むことを特徴とする請求項13記載のホッパー装置。
  15. ホッパー装置から排出される遊技用メダルを貯留するサブタンクであって、側部に立設され内部にメダルを収納する側壁と、この側壁に囲まれて隣接する底部とを備え、前記サブタンク内のメダルを検知するセンサが挿入される略垂直のスリットが、少なくとも背面側の前記側壁に形成されていることを特徴とするサブタンク。
  16. 遊技用メダルの貯留及び払い出しを行うホッパー装置であって、ホッパー本体と、前記ホッパー本体に近接して配置されるサブタンク内のメダルを検出するメダル検知センサが取り付けられるセンサ取り付け板と、前記メダル検知センサとを備えるホッパー装置。
  17. 前記メダル検知センサは、前記センサ取り付け板から略垂直に突出されていることを特徴とする請求項16に記載のホッパー装置。
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