JP2004121487A - 医療器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記挿入部30の先端の保持手段4には、撮像素子31、対物レンズ32、照明手段33、発光ダイオード34、変換光学系35及びフィルタ36が設けられている。発光ダイオード34は投光手段である。変換光学系35は発光ダイオード34の前方に設けられ、前記変換光学系35から出射される照明光を略平行な光束に変換する。フィルタ36は、前記変換光学系35の前方に設けられ、前記変換光学系35を通過する照明光の波長を例えば緑色に変換するものである。挿入部30では、前記フィルタ36を通過する照明光が指標光Rとして、前記挿入部30の挿入軸S2と略一致する方向に出射されるように、発光ダイオード34、変換光学系35及びフィルタ36を配置している。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は被検体に挿入可能な挿入部を有する医療器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、手術用顕微鏡の観察下で、手術用顕微鏡では観察出来ない死角部分を観察する内視鏡と手術用顕微鏡とを併用するいわゆるアシスト内視鏡手術が行われている。
【0003】
特に、脳神経外科においては、術部に血管や神経などが立体的に交差しているため、その隙間に内視鏡を挿入する際には、術者は内視鏡の挿入部の周囲や、内視鏡の挿入部の軸方向に血管や神経などの障害物がないことを確認しながら内視鏡を目的とする手術部位まで誘導する必要がある。
【0004】
一般に、従来のアシスト内視鏡手術では、手術用顕微鏡では観察出来ない死角部位を観察すべく、内視鏡の挿入部の軸方向とは異なる観察方向を有する斜視型内視鏡が用いられている。
【0005】
この内視鏡によれば、手術用顕微鏡の死角部位、例えば、血管や神経などの裏側が観察可能である(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、従来、内視鏡の挿入部に対する観察方向が切り換え可能な内視鏡が開示されている。この内視鏡によれば内視鏡の挿入軸方向と略一致した観察方向の観察像を術者は観察することで、内視鏡の挿入軸方向に障害物がない事を確認することが可能であり、更に、内視鏡の挿入軸方向とは異なる観察方向に切り換えることで、手術用顕微鏡などの死角部位を観察することが出来る(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−67098号公報(第3−4頁、図1−5)
【0008】
【特許文献2】
特開平7−327916号公報(第5−11頁、図1−14)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の斜視型内視鏡では、術者が内視鏡を目的部位に誘導する際に、術者は内視鏡の挿入部の周囲や、挿入軸方向に血管や神経などの障害物がないことを内視鏡の観察像では確認できないため、目視あるいは手術用顕微鏡の位置を変更しながら確認する必要があり、非常に煩わしいばかりでなく、手術時間の延長を招いていた。
【0010】
これに対して、前記従来の内視鏡の挿入部に対する観察方向が切り換え可能な内視鏡では、内視鏡の観察方向が挿入方向及び挿入方向とは異なる方向に切り換え自在な構成であるため、挿入軸方向に血管や神経などの障害物がないことを、モニターに表示された内視鏡の観察像で確認することが可能であり、前記斜視型内視鏡のように術者が目視あるいは手術用顕微鏡を移動させて、内視鏡の挿入方向を直接確認する必要がない。
【0011】
しかし、当然のことながら術者は、内視鏡を術部に挿入する際に内視鏡の挿入部の周囲の状態を確認するため、内視鏡を含む術部全体を観察しているが、内視鏡の挿入軸方向をモニターで観察するために、一旦術部から目を離す必要があった。この時、術者は内視鏡の挿入部が血管や神経などの障害物に触れないように、内視鏡を固定する必要があり、非常に煩わしいばかりではなく、頻繁に、内視鏡の挿入部の周囲及び内視鏡の観察像を交互に観察・確認する必要があり、術者の疲労を招いていた。
【0012】
また、従来の観察方向が変更可能な内視鏡は、一般的に用いられている観察方向が一定の内視鏡に対し構造が複雑であるため、非常に高価な観察システムとなっていた。
【0013】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、被検体に挿入可能な挿入部を有する医療器具において、術者が術部に対する挿入部の挿入方向及び挿入部の周囲の状態を、挿入部の挿入方向から確認することなく把握可能にし、容易に挿入部を術部に誘導することが出来る医療器具を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の医療器具は、被検体に挿入可能な挿入部を有する医療器具と、指標光を射出可能な指標光射出手段と、前記被検体に投射される前記指標光が前記挿入部の挿入方向を示すように前記指標光射出手段を前記挿入部の所定の位置に保持可能な保持手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の医療器具は、請求項1に記載の医療器具であって、更に、前記指標光を反射させることで前記指標光の投射角度を前記挿入部の挿入方向を示す方向になるように調整可能な投射角度調整手段を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は手術用観察装置の全体構成を示す図。図2は内視鏡の構成を一部を切り欠いて示す側面図、図3は内視鏡を術部に挿入した状態を示す第1の説明図、図4は内視鏡を術部に挿入した状態を示す第2の説明図である。
【0017】
(構成)
まず、図1を用いて、本発明の医療器具を手術用観察装置に用いる第1の実施形態について説明する。
【0018】
図1において、手術用観察装置1は、手術用顕微鏡2と、内視鏡3と、コントロールユニット5と、映像ケーブル6と、モニタ7とを含んで構成されている。
【0019】
手術用顕微鏡2は、図示しないアームに鏡体部21を支持したものである。
【0020】
前記鏡体部21には、術部Pを立体観察すべく対物レンズ、変倍光学系、左右の接眼レンズ22L,22Rが設けられている。また、鏡体部21には照明光を術部Pに照射するための図示しない照明光学系が設けられている。
【0021】
内視鏡3は、体腔内に挿入する直線形状の挿入部30及び把持部40で構成されている。
【0022】
把持部40の基端側からはケーブル41が延出している。
ケーブル41はコントロールユニット5に接続されている。
コントロールユニット5はケーブル41を介して内視鏡3の挿入部30の先端に設けられた後述する撮像手段の駆動信号及び照明手段への電源を供給する。
【0023】
モニタ7は映像ケーブル6を介して前記コントロールユニット5に接続されている。
【0024】
コントロールユニット5はケーブル41を介して挿入部30の撮像手段からの撮像信号を映像信号処理して映像ケーブル6を介してモニタ7に映像表示する。
【0025】
次に図2を用いて内視鏡3の構成について説明する。
前記挿入部30の先端の保持手段4には、撮像素子31、対物レンズ32、照明手段33、発光ダイオード34、変換光学系35及びフィルタ36が設けられている。
【0026】
撮像素子31は、撮像手段であり、例えばCCD固体撮像素子などを用いている。
【0027】
対物レンズ32は、撮像素子31の表側に設けられ、前記撮像素子31に図1に示す術部Pの死角部P1の観察像を導光する。
【0028】
前記対物レンズ32の観察光軸S1は、前記挿入部30の挿入軸S2とは略直角をなす角度θを有している。
【0029】
照明手段33は、例えば発光ダイオードを用いており、挿入部30の先端の前記対物レンズ32の近傍に設けられている。前記照明手段33から発せられる照明光は術部Pの死角部P1に配光する。
【0030】
発光ダイオード34は本実施の形態の投光手段である。変換光学系35は発光ダイオード34の前方に設けられ、前記変換光学系35から出射される照明光を略平行な光束に変換する。
【0031】
フィルタ36は、前記変換光学系35の前方に設けられ、前記変換光学系35を通過する照明光の波長を例えば緑色に変換するものである。
【0032】
本実施の形態では、前記フィルタ36を通過する照明光を指標光R1として、前記挿入部30の挿入軸S2と略一致する方向に出射されるように、発光ダイオード34、変換光学系35及びフィルタ36を前記挿入部30の先端の保持手段4に配置している。
【0033】
以上、示した構造により、内視鏡3は、被検体に挿入可能な挿入部30を有する医療器具になっている。
【0034】
発光ダイオード34、変換光学系35及びフィルタ36は、指標光R1を射出可能な指標光射出手段となっている。
【0035】
保持手段4は、前記被検体に投射される前記指標光R1が前記挿入部30の挿入方向を示すように前記指標光射出手段を前記挿入部30の所定の位置に保持可能になっている。
【0036】
(作用)
第1の実施の形態における手術用観察装置1によれば、術者は手術用顕微鏡2の鏡体部21を図示しないアームを移動させ、所望の術部Pを立体観察し手術作業を行う。次に、手術用顕微鏡2では観察出来ない死角部分、例えば、図1の血管81の裏側に位置する術部Pの死角部P1を観察すべく内視鏡3の把持部40を手で把持しながら手術用顕微鏡2の観察下で、内視鏡3の挿入部30を術部Pに挿入する。すると、発光ダイオード34から発せられた照明光は変換光学系35、フィルタ36を通過し、図3に示すように、術部に指標光R1として表示される。この時、術者は障害物である血管81に指標光R1の一部が投光されることで、内視鏡3の挿入部30の延長線上に血管81が位置していることを認識する。
【0037】
次に術者は、前記血管81の裏側に内視鏡3の挿入部30を挿入すべく、図4に示すように、手術用顕微鏡2の観察下で、挿入部30の周囲及び指標光R1の位置を観察しながら前記血管81に指標光R1が投光されない位置に内視鏡3の挿入部30を移動させることで、前記挿入部30の延長線上に血管81が存在しないことを認識した後、内視鏡3の対物レンズ32を通過する観察光軸S1を術部Pの死角部P1と一致すべく、内視鏡3を挿入部30の軸線方向を示す矢印82方向に移動させる。これにより、照明手段33から発せられる照明光が術部Pの死角部P1に到達し、術部Pの死角部P1は観察像として対物レンズ32を介して、撮像素子31に撮像される。撮像素子31で撮像された術部Pの死角部P1の観察像はケーブル41、コントロールユニット5、映像ケーブル6を介してモニタ7に写し出され、術者により観察される。
【0038】
(効果)
本実施の形態の構成によれば、内視鏡3の挿入軸S2と略一致した方向に内視鏡3の挿入方向を示す指標光Rを術部に投光する投光手段である発光ダイオード34、変換光学系35およびフィルタ36を前記内視鏡3に設けるという簡単な構成で、術者は手術用顕微鏡2で挿入部30の周囲の観察像を観察しながら、容易に挿入方向の血管などの障害物を視認することが出来る。これにより、術者が術部Pに対する挿入部30の挿入方向及び挿入部の周囲の状態を、挿入部30の挿入方向から確認することなく把握可能にし、容易に挿入部30を術部に誘導することが出来る。
【0039】
図5は図1乃至図4に示した第1の実施の形態の変形例の内視鏡の構成を一部を切り欠いて示す側面図である。
【0040】
図5の変形例の説明において、図1乃至図4に示した第1の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0041】
第1の実施の形態では術部Pの死角部P1に照明光を供給する照明手段として発光ダイオードである照明手段33、また指標光Rを投光する投光手段に発光ダイオード34を用いているが、図5に示すように、変形例の内視鏡103の挿入部130の保持手段104においては、照明手段33及び発光ダイオード34の代わりにライトガイドファイバ131を保持している。
【0042】
即ち、本変形例では、術部Pの死角部P1に照明光を供給する照明手段をライトガイドファイバー131の一部133とし、前記ライトガイドファイバー131のもう一部134を前記投光手段を構成する発光ダイオード34の代わりに用いる構成としている。
【0043】
前記ライトガイドファイバー131は光源装置141にライトガイドケーブル142で接続する構成とし、光源装置141からの照明光がライトガイドファイバー131の一部133の先端面ともう一部134の先端面とから出射するので、図1乃至図4に示した第1の実施の形態と同様な効果が得られるとともに、図1乃至図4に示した照明手段33及び発光ダイオード34を既存の光源装置141に置き換えることが可能であり、本装置を安価に構成することができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
図6乃至図9は本発明の第2の実施の形態に係り、図6は手術用観察装置の構成を一部を切り欠いて示す側面図、図7は内視鏡を術部に挿入した状態を示す第1の説明図、図8は内視鏡を術部に挿入した状態を示す第2の説明図、図9は内視鏡を術部に挿入した状態を示す第3の説明図である。
【0045】
(構成)
図6において、手術用観察装置201は、内視鏡203と、TVカメラ204と、投光手段211とを含んで構成されている。
【0046】
内視鏡203は、例えば特開平5−289001号に用いられる硬性の内視鏡であり、硬性の挿入部230と基端側の接眼部231を有している。
【0047】
挿入部230には、先端側の対物レンズ232が設けられ、挿入部230の内部にはイメージガイドファイバが配設されて、挿入部230の基端側の接眼部231には、接眼レンズが配置している。前記イメージガイドファイバの先端面は対物レンズ232の焦点位置に配置し、前記イメージガイドファイバの基端面は、接眼レンズの前側に配置している。
【0048】
前記内視鏡203の接眼部231には、挿入部230からの観察像を撮像すべくTVカメラ204が光学的に接続されている。
【0049】
前記TVカメラ204はケーブル241を介して図示しないコントローラに接続され、コントローラを介して観察像を表示する表示手段であるモニターに接続されている。また、前記内視鏡203には照明手段233が設けられており、図7に示す術部Pの死角部P2に照明光が供給可能な構成となっている。
【0050】
投光手段211は本体部212とレーザダイオード215と電源部216とケーブル217とを含んで構成されている。
【0051】
本体部212は、略円筒形状に形成され、前記内視鏡203の挿入部230が挿入される取付け穴213を有する。取付け穴213は前記内視鏡203の挿入部230と略同一の内径になっている。
【0052】
前記取付け穴213の内周にはOリング214が配置されている。前記Oリング214の内径は前記内視鏡203の挿入部230の外径より小さく構成されている。本体部212の内視鏡先端側の面における前記取付け穴213の外周にはレーザダイオード215が複数設けられている。
【0053】
レーザダイオード215は可視光によるレーザ光が出射可能になっている。電源部216はケーブル217を介して前記レーザダイオード215に電源を供給する。前記レーザダイオード215から出射されるレーザ光は前記挿入部230の延長線上に沿って略円筒の形状を形成して指標光R2として図7に示す術部Pに投光可能な構成となっている。
【0054】
(作用)
第2の実施の形態の手術用観察装置201を使用する場合において、術者は、まず、図6に示すように、内視鏡203の挿入部230を投光手段211の取付け穴213に挿入する。これにより、取付け穴213に設けられたOリング214が挿入部230により押圧され、前記挿入部230に対し投光手段211が固定される。
【0055】
次に、図7に示すように、術部Pの死角部P2を観察すべく術部Pに挿入部230を挿入する。すると、投光手段211の本体部212に設けたレーザダイオード215(図6参照)から出射されるレーザ光は術部Pに指標光R2として表示される。この状態で、術部Pに直接投光される指標光R2の終端は術者240から死角となっているが、指標光R2が内視鏡203の挿入部230に沿って、略円筒形状に形成される可視光であるレーザ光として空気に投光されている。また、図8に示すように、障害物である血管81が前記内視鏡203の挿入部230の延長線上に位置している場合には、指標光R2が血管81に直接投光される。更に、図9に示すように、障害物である血管81が挿入部230の延長線上に位置していない場合には、指標光R2は内視鏡203の挿入部230の外径と略一致した円筒形状の三次元像として図7の術者240に観察されることにより、術者240は前記挿入部230の延長線上に障害物である血管81が位置していないことを認識しながら、挿入部230を所望の位置に移動させ、対物レンズ232により死角部P2の観察を行う。
【0056】
(効果)
第2の実施の形態の構成によれば、指標光R2を術部Pに投光する投光手段211を可視光であるレーザ光を照射可能なレーザダイオード215で構成したため、指標光R2の終端が術者240が目視できない死角部位に位置している場合でも、容易に内視鏡203の挿入部230の延長線上に障害物の有無が確認でき、手術が効率的に行える。また、前記内視鏡203に対し、投光手段211を着脱自在な構成としたため、既存の内視鏡203に投光手段211を取り付けることが可能であり、専用の内視鏡203は必要としないため、安価にシステムを提供できる。
【0057】
図10は図6乃至図9に示した第2の実施の形態の第1の変形例の内視鏡の構成を示す側面図である。
【0058】
図10の変形例の説明において、図6乃至図9に示した第2の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0059】
図6乃至図9に示した第2の実施の形態では内視鏡203に直接投光手段211を取り付ける構成としたが、図10に示すように、変形例の手術用観察装置261においては、内視鏡203を3次元的に移動・固定可能な保持手段262に前記投光手段211を設けている。
【0060】
このような第2の実施の形態の第1の変形例によれば、第2の実施の形態と同様な効果が得られるばかりでなく、挿入部の外径が異なる内視鏡にも用いることが可能であるため、手術を効率的に行える。
【0061】
(第3の実施の形態)
図11は本発明の第3の実施の形態に係る手術用観察装置を示す側面図である。
【0062】
(構成)
図11において、手術用観察装置301は、内視鏡303と、TVカメラ304と、投光手段311とを含んで構成されている。
【0063】
内視鏡303は、例えば特開平11−155798号公報に示される硬性の内視鏡であり、術部Pに挿入する先端側の第1の挿入部330と、連結部331を介して前記第1の挿入部330に対し異なる角度を有する第2の挿入部332とを有している。第1の挿入部330は対物レンズ335を設けている。ライトガイドケーブル333は、一端が前記内視鏡303に接続され、他端が図示しない光源装置に接続され、術部P3に照明光を供給する。
【0064】
TVカメラ304は、対物レンズ335を介して内視鏡303により導光される術部P3の観察像を撮像する撮像手段であり、図示しないコントロールユニットやモニタに接続されている。
【0065】
ミラー334は前記第1の挿入部330の連結部331近傍に設けられた着脱可能な反射部材である。投光手段311はTVカメラ304に一体的に設けられている。投光手段311のケース312の内部にはレーザダイオード313が設けられている。前記レーザダイオード313は図示しない電源部にケーブル314を介して接続されている。
【0066】
前記ミラー334は、前記レーザダイオード313から出射されるレーザ光を、第1の挿入部330の延長線上に指標光R3として投光可能な角度を有すると共に、前記第1の挿入部330の先端から一定の距離Lにレーザ光を集光させる曲面形状を有している。
【0067】
このような構造により、前記ミラー334は、前記指標光のレーザ光を反射させることで前記指標光R3の投射角度を前記第1の挿入部330の挿入方向を示す方向になるように調整可能な投射角度調整手段となっている。
【0068】
(作用)
第3の実施の形態において、術者は内視鏡303を手で保持しながら術部Pに第1の挿入部330を誘導する。この時、投光手段311に設けられたレーザダイオード313から出射されたレーザ光は、ミラー334により、前記第1の挿入部330の軸線方向に反射され術部Pに指標光R3として投光され、術者により観察される。術者は術部Pに投光される指標光R3の大きさにより、術部Pと第1の挿入部330との距離を把握する。
【0069】
(効果)
第3の実施の形態によれば、内視鏡301の撮像手段としてのTVカメラ304に投光手段311を設けると共に、第1の挿入部330に着脱自在な反射部材のミラー334を設けることで、第1の挿入部330の近傍に大型な投光手段を無くしたので、投光手段311により術部Pの観察を妨げることがなく観察しやすい。また、反射部材のミラー334を曲面形状とし、第1の挿入部330から一定の距離Lに前記投光手段311からのレーザ光を集光させる構成としたため、術部Pに投光される指標光R3は、前記第1の挿入部330からの距離に応じて大きさが変化するため、術者は指標光R3が投光される術部Pおよび障害物との距離を認識することが可能であり、容易に内視鏡303の第1の挿入部330を術部Pに誘導することが可能である。
【0070】
尚、図11に示した第3の実施の形態では、前記レーザダイオード313からのレーザ光を第1の挿入部330の延長線上に反射させる反射部材として、前記ミラー334を一つだけ用いたが、前記反射部材は複数設けても良い。
【0071】
(第4の実施の形態)
図12は本発明の第4の実施の形態に係る鉗子の側面図である。
鉗子は例えば特開2000−271134に用いられる鉗子であり、被検体に挿入して処置を施すことが可能である。
【0072】
(構成)
図12に示すように、鉗子501は、挿入部502と、一対のジョー503,504と、指標光射出手段505とを含んで構成されている。
【0073】
挿入部502の先端部510には、一対のジョー503,504が基端側からの操作によって開閉可能な状態で設けられている。挿入部502の先端の一対のジョー503,504の間には指標光射出手段505が設けられている。
【0074】
指標光射出手段505は、例えばレーザダイオードを用いており、挿入部502に設けられた電源ケーブル506から電力が供給されることで、挿入部502の挿入方向S5に指標光を射出する。
【0075】
このような構造により、鉗子501は、被検体に挿入可能な挿入部502を有する医療器具となっている。
【0076】
指標光射出手段505は指標光を射出可能になっている。
先端部510は、前記被検体に投射される前記指標光が前記挿入部502の挿入方向を示すように前記指標光射出手段505を前記挿入部502の所定の位置に保持可能な保持手段となっている。
【0077】
(作用)
第4の実施の形態における鉗子501によれば、術者が鉗子501の挿入部502を術部に挿入すると、指標光射出手段505から発せられた指標光は術部に指標として表示される。この時、術者は障害物である血管等に指標の一部が投光されることで、鉗子501の挿入部502の延長線上に障害物が位置していることを認識できる。
【0078】
(効果)
第4の実施の形態によれば、医療器具として鉗子501を用いた場合にも、術者が術部に対する挿入部502の挿入方向及び挿入部の周囲の状態を、挿入部502の挿入方向から確認することなく把握可能であり、容易に挿入部を術部に誘導することが出来る。
【0079】
図13及び図14は本発明の第2の実施の形態の第2の変形例に係り、図13は鉗子の側面図、図14は図13のA方向から見た鉗子の正面図である。
【0080】
(構成)
図13及び図14に示すように、鉗子601は、挿入部602と、一対のジョー603,604と、複数のレーザダイオード605と、アーム621と、操作部623,604を含んで構成されている。
【0081】
アーム621の基端側には、術者によって把持操作される操作部623,604が設けられている。アーム621の先端側には、挿入部602の基端部607が接続している。これにより、アーム621の先端側には、挿入部602が傾斜して取り付けられている。
【0082】
挿入部602の先端部610には、一対のジョー603,604が設けられている。ジョー603,604は、操作部623,604の把持操作により、術部を挟んで咬み取るようになっている。
【0083】
挿入部602の基端部607の周りには、保持手段611が取付られている。
保持手段611には複数のレーザダイオード605が設けられている。
複数のレーザダイオード605は、指標光射出手段を構成しており、電源ケーブル606から電力が供給されることで、挿入部602の挿入方向S6にレーザ光を射出する。前記複数のレーザダイオード605から出射されるレーザ光は前記挿入部602の延長線上に沿って略円筒の形状を形成して指標として術部に投光可能な構成となっている。
【0084】
(作用)
第2の実施の形態の第2の変形例における鉗子601によれば、術者が鉗子601の挿入部602を術部に挿入すると、複数のレーザダイオード605から発せられたレーザ光は前記挿入部602及び該挿入部602の延長線上に沿って略円筒の形状を形成して空気に投光される。これにより、障害物である血管が挿入部602の延長線上に位置していない場合には、指標は円筒形状の三次元像として術者に観察されることになり、術者は前記挿入部602の延長線上に障害物である血管が位置していないことを認識しながら、挿入部602を所望の位置に移動させることができる。
【0085】
(効果)
第2の実施の形態の第2の変形例によれば、医療器具として鉗子601を用いた場合にも、図6乃至図9に示した第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0086】
尚、図1乃至図12に示した第1乃至第3の実施の形態では医療器具として内視鏡を用い、図12乃至図14に示した第4及び第5の実施の形態では医療器具として鉗子を用いたが、医療器具としては、内視鏡と鉗子に限らず、被検体に挿入可能な挿入部を有するものならば、各種適用可能である。
【0087】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0088】
(付記項1) 被検体に挿入可能な挿入部を有する医療器具であって、
指標光を射出可能な指標光射出手段と、
前記被検体に投射される前記指標光が前記挿入部の挿入方向を示すように前記指標光射出手段を前記挿入部の所定の位置に保持可能な保持手段と、
を有することを特徴とする医療器具。
【0089】
(付記項2) 更に、前記指標光を反射させることで前記指標光の投射角度を前記挿入部の挿入方向を示す方向になるように調整可能な投射角度調整手段を有することを特徴とする付記項1に記載の医療器具。
【0090】
(付記項3) 挿入部を有し、前記挿入部の挿入軸に対し、異なる観察光軸を有する内視鏡と、
前記挿入部の挿入軸に沿って挿入方向を示す指標が投影可能な投影手段と、
を具備したことを特徴とする手術用観察装置。
【0091】
(付記項4) 前記投影手段は前記挿入部の先端に設けられていることを特徴とする付記項3に記載の手術用観察装置。
【0092】
(付記項5) 前記投影手段は前記内視鏡に対し着脱自在であることを特徴とする付記項3に記載の手術用観察装置。
【0093】
(付記項6) 前記投影手段から投影される指標は前記内視鏡の挿入部の外径と略一致していることを特徴とする付記項3乃至5のいずれか一つに記載の手術用観察装置。
【0094】
(付記項7) 前記投影手段はレーザダイオードであることを特徴とする付記項3乃至6のいずれか一つに記載の手術用観察装置。
【0095】
(付記項8) 前記投影手段は発光手段及び反射手段からなることを特徴とする付記項3及び5乃至7のいずれか一つに記載の手術用観察装置。
【0096】
(付記項9) 前記投影手段は前記内視鏡の観察像を撮像する撮像手段に設けられていることを特徴とする付記項3及び5乃至8のいずれか一つに記載の手術用観察装置。
【0097】
(付記項10) 前記投影手段は内視鏡保持手段に設けられていることを特徴とする付記項3及び5乃至8のいずれか一つに記載の手術用観察装置。
【0098】
(付記項11) 前記指標光射出手段は前記挿入部の先端に設けられていることを特徴とする付記項1に記載の医療器具。
【0099】
(付記項12) 前記指標光射出手段は前記医療器具に対し着脱自在であることを特徴とする付記項1に記載の医療器具。
【0100】
(付記項13) 前記指標光射出手段から投影される指標は前記医療器具の挿入部の外径と略一致していることを特徴とする付記項1及び11乃至12のいずれか一つに記載の医療器具。
【0101】
(付記項14) 前記指標光射出手段はレーザダイオードであることを特徴とする付記項1及び11乃至13のいずれか一つに記載の医療器具。
【0102】
(付記項15) 前記指標光射出手段は発光手段及び反射手段からなることを特徴とする付記項1及び12乃至14のいずれか一つに記載の医療器具。
【0103】
(付記項16) 前記指標光射出手段は前記医療器具の観察像を撮像する撮像手段に設けられていることを特徴とする付記項1及び12乃至15のいずれか一つに記載の医療器具。
【0104】
(付記項17) 前記指標光射出手段は医療器具保持手段に設けられていることを特徴とする付記項1及び12乃至15のいずれか一つに記載の医療器具。
【0105】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明の付記項1及び2に記載の医療器具によれば、被検体に投射される指標光が挿入部の挿入方向を示すように指標光射出手段を医療器具に設けたため、挿入部の延長線上にある障害物の有無を、術者は挿入部に沿って直接確認することなく認識可能であり、容易に術部に挿入部を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る手術用観察装置の全体構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の構成を一部を切り欠いて示す側面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の内視鏡を術部に挿入した状態を示す第1の説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡を術部に挿入した状態を示す第2の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の変形例の内視鏡の構成を一部を切り欠いて示す側面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る手術用観察装置の構成を一部を切り欠いて示す側面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡を術部に挿入した状態を示す第1の説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡を術部に挿入した状態を示す第2の説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡を術部に挿入した状態を示す第3の説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の第1の変形例の内視鏡の構成を一部を切り欠いて示す側面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る手術用観察装置を示す側面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る鉗子の側面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の第2の変形例に係る鉗子の側面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の第2の変形例に係る鉗子の正面図。
【符号の説明】
1 …手術用観察装置
2 …手術用顕微鏡
3 …内視鏡
4 …保持手段
5 …コントロールユニット
6 …映像ケーブル
7 …モニタ
30 …挿入部
31 …撮像素子
32 …対物レンズ
33 …照明手段
34 …発光ダイオード
35 …変換光学系
36 …フィルタ
Claims (2)
- 被検体に挿入可能な挿入部を有する医療器具であって、
指標光を射出可能な指標光射出手段と、
前記被検体に投射される前記指標光が前記挿入部の挿入方向を示すように前記指標光射出手段を前記挿入部の所定の位置に保持可能な保持手段と、
を有することを特徴とする医療器具。 - 更に、前記指標光を反射させることで前記指標光の投射角度を前記挿入部の挿入方向を示す方向になるように調整可能な投射角度調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の医療器具。
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