JP2004120553A - 記録再生装置、記録装置、それらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

記録再生装置、記録装置、それらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが望む映像のハイライトシーンに適切に再生の位置をマーキングすること。
【解決手段】映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置において、映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出部21と、音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出部19と、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を指定する入力部25と、この入力部25により指定されたマーキング条件を、検出部19、21の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングする制御をする制御部23と、制御部23の指令の下マーキング信号を出力するマーキング設定部27と、マーキング信号に基づいてマーキングを記録媒体31に記録する記録部15とを備えた。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像の録画録音を行う際に、ハイライトシーンを抽出できるようにマーキングする記録再生装置、記録装置、それらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、映像及び音声の記録が可能である記録装置としての機能と、記録した映像及び音声の再生が可能である再生装置としての機能とを有する記録再生装置が知られている。例えば、磁気テープやハードディスク等の記録媒体に映像及び音声を記録する記録再生装置が知られている。
【0003】
従来、この種の記録再生装置において、記録する映像信号の変化量が大きいところのシーンにマーキングし、映像のシーン検索を容易にしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−101845号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の記録再生装置のように、映像信号のみでマーキングした場合、必ずしもユーザが望む映像のハイライトシーンに適切にマーキングされるとは限らない。また、映像のジャンルによっては、映像のハイライトシーンが異なるため、マーキングする条件を固定した場合、必ずしもユーザが望む映像のハイライトシーンに適切にマーキングされるとは限らない。
【0006】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ユーザが望む映像のハイライトシーンに適切に再生の位置をマーキングする記録再生装置、記録装置、それらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置において、異なる種類のマーキング条件を指定する指定手段と、この指定手段により指定されたマーキング条件に一致するシーンに再生の位置をマーキングするマーキング手段とを備えたことをを特徴としている。
【0008】
この場合において、前記異なる種類のマーキング条件は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件と、音声信号の音声レベルのマーキング条件とであってもよい。
【0009】
また、映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置において、映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出手段と、音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出手段と、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を指定する指定手段と、この指定手段により指定されたマーキング条件を、前記検出手段の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
この場合において、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を記憶する記憶手段を備え、前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されているマーキング条件を指定するようにしてもよい。
【0011】
また、前記記憶手段は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を映像のジャンル毎に記憶し、前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されている映像のジャンルを指定するようにしてもよい。
【0012】
さらに、記録した映像及び音声を再生する場合、順次マーキングした位置から第1所定時間再生するようにしてもよい。
【0013】
さらにまた、記録した映像及び音声を再生する場合、順次マーキングした位置から第1所定時間再生するマーキングシーン再生モードと、通常の再生を行う通常再生モードとを切り替える切替手段を備えてもよい。
【0014】
また、前記マーキング手段によりマーキングされた場合、このマーキングされた時から前記第1所定時間以上のマーキングをマスクするマーキングマスク時間を有してもよい。
【0015】
さらに、前記マーキング手段は、マーキングをしてから前記マーキングマスク時間よりも長い第2所定時間に達した場合、自動的にマーキングするようにしてもよい。
【0016】
また、映像及び音声の記録が可能な記録装置において、異なる種類のマーキング条件を指定する指定手段と、この指定手段により指定されたマーキング条件に一致するシーンにマーキングするマーキング手段とを備えることを特徴としている。
【0017】
この場合において、前記異なる種類のマーキング条件は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件と、音声信号の音声レベルのマーキング条件とであってもよい。
【0018】
また、映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出手段と、音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出手段と、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を指定する指定手段と、この指定手段により指定されたマーキング条件を、前記検出手段の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング手段とを備えてもよい。
【0019】
さらに、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を記憶する記憶手段を備え、前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されているマーキング条件を指定するようにしてもよい。
【0020】
さらにまた、前記記憶手段は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を映像のジャンル毎に記憶し、前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されている映像のジャンルを指定するようにしてもよい。
【0021】
また、前記マーキング手段によりマーキングされた場合、このマーキングされた時からマーキングをマスクするマーキングマスク時間を有してもよい。
【0022】
さらに、前記マーキング手段は、マーキングをしてから前記マーキングマスク時間よりも長い所定時間に達した場合、自動的にマーキングするようにしてもよい。
【0023】
また、映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置の制御方法において、映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出過程と、音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出過程と、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、指定されたマーキング条件を前記検出過程の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング過程とを備えたことを特徴としている。
【0024】
また、映像及び音声の記録が可能な記録再生装置の制御方法において、映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出過程と、音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出過程と、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、指定されたマーキング条件を前記検出過程の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング過程とを備えたことを特徴としている。
【0025】
また、映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、検出された映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルの検出結果が、指定されたマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングさせることを特徴としている。
【0026】
また、映像及び音声の記録が可能な記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、検出された映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルの検出結果が、指定されたマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングさせることを特徴としている。
【0027】
さらに上記各制御プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0029】
図1は、本発明に係る記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【0030】
図1中、1は、記録再生装置である。記録再生装置1には、アンテナ3及び映像を出力するモニタ部5が接続されている。このモニタ部5には、音声を出力するスピーカ7が内蔵されている。つまり、モニタ部5は、受信又は再生した映像及び音声を出力するものである。この記録再生装置1は、放送されている映像信号及び音声信号を受信して映像信号及び音声信号を記録する機能と、記録した映像信号及び音声信号を再生する機能とを有している。
【0031】
記録再生装置1は、映像又は音声を記録するとき、ハイライトシーン(見せ場)を検出して再生の位置をマーキングする手段を備えている。
【0032】
具体的に、記録再生装置1は、チューナー回路11と、信号処理回路13と、記録部15と、再生部17と、音声レベル検出部19と、明るさレベル検出部21と、制御部23と、入力部25と、マーキング設定部27と、データベース部29を格納した書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM30とを備えている。
【0033】
チューナー回路11は、アンテナ3を介して放送されている電波を受信し、映像信号及び音声信号を信号処理回路13に出力する。
【0034】
信号処理回路13は、受信或いは再生した映像信号及び音声信号を処理してモニタ部5に出力するとともに、受信した映像信号及び音声信号を記録部15に出力し、受信又は再生した音声信号を音声レベル検出部19に出力し、受信又は再生した映像信号を明るさレベル検出部21に出力する。
【0035】
記録部15は、受信した映像信号及び音声信号を記録するときに、受信した映像信号及び音声信号を記録媒体31(例えば、磁気テープやハードディスク、リムーバブル記録媒体等)に記録する。
【0036】
再生部17は、記録媒体31に記録されているデータを再生するときに、記録媒体31に記録されているデータを読み込みこんで映像信号及び音声信号を信号処理回路13に出力する。また、再生部17は、順次マーキングした位置から第1所定時間再生するマーキングシーン再生モードと、通常の再生を行う通常再生モードとを備えており、いずれかのモードに設定されて再生を行う。
【0037】
音声レベル検出部19は、受信又は再生した音声信号の音声レベルを検出する。明るさレベル検出部21は、受信又は再生した映像信号の明るさレベルを検出する。明るさレベル検出部21は、例えば、1画面当りの映像信号の平均の明るさレベルを検出する。
【0038】
データベース部29は、スポーツやドラマ、映画、音楽、ニュース等の映像のジャンル毎に、映像及び音声を記録する記録媒体31に再生の位置をマーキングするときの映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を記憶している。
【0039】
入力部25は、ユーザによって操作された場合に、操作に応じた信号を制御部23に出力するものである。この入力部25は、再生の位置をマーキングする場合、異なる種類のマーキング条件(例えば、映像信号の明るさレベルのマーキング条件及び音声信号の音声レベルのマーキング条件)を指定することが可能である。
【0040】
具体的に、入力部25は、再生の位置をマーキングするときの映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を指定することができるように構成されている。例えば、入力部25は、図示しないスイッチ又はタッチパネルディスプレイを有しており、スイッチ又はタッチパネルディスプレイが操作されることよってマーキング条件の指定を行う。
【0041】
より具体的に、入力部25は、映像のジャンルを指定することでマーキング条件を指定している。例えば、スイッチ又はタッチパネルディスプレイが操作されることよって映像のジャンルが指定される。
【0042】
つまり、入力部25は、制御部23を介してデータベース部29の映像のジャンルに対応するマーキング条件を指定している。
【0043】
また、入力部25は、記録した映像及び音声を再生する場合、順次マーキングした位置から第1所定時間再生するマーキングシーン再生モードと、通常の再生を行う通常再生モードとを切り替える機能を備えている。これらモードの切り替えは、ユーザが入力部25を操作することによって行うことができる。
【0044】
制御部23は、大別すると、CPU23aと、RAM23bと、ROM23cとを備えている。CPU23aは、ROM23c内に格納された制御プログラムに基づいて制御部23全体、ひいては、記録再生装置1全体を制御する。RAM23bは、映像信号のレベルのデータ、音声信号のレベルのデータ等のデータを一時的に格納し、作業領域として用いられる。ROM23cは、CPU23a、ひいては、記録再生装置1全体を制御するための制御プログラムをあらかじめ格納している。
【0045】
制御部23は、入力部25により指定されたマーキング条件に一致するシーンに再生の位置をマーキングする制御を行う。つまり、制御部23は、データベース部29を参照し、明るさレベル検出部21及び/又は音声レベル検出部19の検出結果が、指定された映像のジャンルに対応するマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングするように制御する。
【0046】
具体的に、制御部23は、入力部25により指定された映像のジャンルに対応するマーキング条件をデータベース部29から読み出す。そして、制御部23は、この読み出したマーキング条件をRAM23bに格納する。
【0047】
制御部23は、明るさレベル検出部19及び音声レベル検出部21の検出結果を所定のサンプリング周期で入力する。そして、制御部23は、明るさレベル検出部19及び音声レベル検出部21の検出結果をRAM23bに格納する。次いで、明るさレベル検出部19及び/又は音声レベル検出部21の検出結果が、マーキング条件を満たす場合に、再生の位置を記録媒体31にマーキングするように、マーキング設定部27に指示を送る。
【0048】
制御部23がマーキングの指示を送信した場合、(つまり、マーキングをした場合)、マーキングをした時点から第1所定時間以上のマーキングをマスクするマーキングマスク時間を設けている。つまり、マーキングマスク時間中は、制御部23はマーキング条件を満たしている場合であってもマーキングの指示をマーキング設定部27に送らない制御をする。これによって、短時間内に複数マーキングするのを防止している。
【0049】
マーキング設定部27は、制御部23のマーキングの指示の下、記録部15にマーキングの信号を出力し、このマーキングの信号を入力した記録部15は、再生の位置を記録媒体31にマーキングする。
【0050】
尚、再生の位置をマーキングするとは、再生するときにマーキング条件を満たしている位置を検出できるようにマーキングすることである。より具体的には、再生部17が記録媒体31に記録されている映像及び音声をマーキングシーン再生モードにて再生するときに、再生部17が再生する位置を検出できるように、制御部23の指示の下、記録部15が記録媒体31にマーキングすることである。
【0051】
図2は、データベース部29に記憶されている映像のジャンルに対応するマーキング条件を示す図である。
【0052】
音声信号の音声レベルのマーキング条件としては、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第1所定音声レベルよりも大きい場合にマーキングするマーキング条件と、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第2所定音声レベルよりも小さい場合にマーキングするマーキング条件と、所定のサンプリング周期で音声信号の音声レベルをサンプリングしたときの音声レベルの変化量(音量変化)が所定音声レベル変化量よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件とがある。尚、音声信号の音声レベルのマーキング条件として3通りのマーキング条件としたが、これに限るものではなく、任意に設定することが可能である。
【0053】
映像信号の明るさレベル21のマーキング条件としては、明るさレベル検出部21にて検出された映像信号の明るさレベルが第1所定明るさレベルよりも大きい(明るい)場合にマーキングするマーキング条件と、明るさレベル検出部21にて検出された映像信号の明るさレベルが第2所定明るさレベルよりも小さい(暗い)場合にマーキングするマーキング条件と、所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件とがある。尚、映像信号の明るさレベルのマーキング条件として3通りのマーキング条件としたが、これに限るものではなく、任意に設定することが可能である。
【0054】
映像のジャンルは、図2に示すように、例えば、「動きの激しいスポーツ」、「動きの静かなスポーツ」、「動きの激しい映画やドラマ」、「動きの静かな映画やドラマ」、「音楽」、及び「ニュース」の6通りがデータベース部29に記憶されている。尚、映像のジャンルが6通りとしたが、これに限るものではなく、任意に設定することが可能である。
【0055】
各映像のジャンルには、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応しており、互いに異なるマーキング条件が対応している。
【0056】
具体的に、「動きの激しいスポーツ」の映像のジャンルには、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応している。例えば、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第1所定音声レベルよりも大きい場合、及び明るさレベル検出部21にて検出された映像信号の明るさレベルが第1所定明るさレベルよりも大きい(明るい)場合にマーキングするマーキング条件が対応している。例えば、録画する映像がサッカーや野球といった動きの激しいスポーツのときに「動きの激しいスポーツ」の映像のジャンルを指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0057】
「動きの静かなスポーツ」の映像のジャンルには、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応している。例えば、所定のサンプリング周期で音声信号の音声レベルをサンプリングしたときの音声レベルの変化量(音量変化)が所定音声レベル変化量よりも大きい場合、又は所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件が対応している。例えば、録画する映像が相撲等動きの静かなスポーツのときに「動きの静かなスポーツ」の映像のジャンルを指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0058】
「動きの激しい映画やドラマ」の映像のジャンルには、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応している。例えば、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第1所定音声レベルよりも大きい場合、又は所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件が対応している。例えば、録画する映像がアクション等の動きの激しい映画やドラマのときに「動きの激しい映画やドラマ」の映像のジャンルを指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0059】
「動きの静かな映画やドラマ」の映像のジャンルには、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応している。例えば、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第2所定音声レベルよりも小さい場合、及び所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件が対応している。例えば、録画する映像が動きの静かな映画やドラマのときに「動きの静かな映画やドラマ」の映像のジャンルを指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0060】
「音楽」の映像のジャンルには、音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応している。例えば、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第2所定音声レベルよりも小さい場合に対応している。つまり、録画する映像が音楽のときに「音楽」の映像のジャンルを指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0061】
「ニュース」の映像のジャンルには、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び音声信号の音声レベルのマーキング条件が対応している。例えば、所定のサンプリング周期で音声信号の音声レベルをサンプリングしたときの音声レベルの変化量(音量変化)が所定音声レベル変化量よりも大きい場合、及び所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件が対応している。
【0062】
さらに、「ニュース」の映像のジャンルには、マーキングをしてからマーキングマスク時間よりも長い第2所定時間に達した場合、自動的にマーキングする。
【0063】
つまり、録画する映像がニュースのときに「ニュース」の映像のジャンルを指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0064】
即ち、データベース部に映像のジャンルに対応するマーキング条件が記憶されているので、映像のジャンルを指定することにより、映像のジャンルに適したマーキング条件を指定することができるので、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0065】
以下、制御プログラムに基づく制御部23の録画時におけるマーキング処理の制御動作について図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0066】
まず、制御部23は、映像信号の明るさレベルと音声信号の音声レベルを抽出する(ステップS1)。つまり、制御部23は、映像信号の明るさレベルと音声信号の音声レベルを所定のサンプリング周期で入力する。
【0067】
次に、制御部23は、抽出した映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルが抽出条件を満たしているか否かを判別する(ステップS2)。つまり、制御部23は、入力した映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルが入力部25により指定した映像のジャンルに対応するマーキング条件を満たしているか否かを判別する(判別手段)。
【0068】
ステップS2の判別において、抽出した映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルが抽出条件を満たしていない場合、即ち、入力した映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルが入力部25により指定した映像のジャンルに対応するマーキング条件を満たしていない場合(ステップS2;No)、ステップS1の処理に戻る。
【0069】
ステップS2の判別において、抽出した映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルが抽出条件を満たしている場合、即ち、入力した映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルが入力部25により指定した映像のジャンルに対応するマーキング条件を満たしている場合、(ステップS2;Yes)、制御部23は、マーキング設定部27に対してマーキングを挿入する指示を送る(ステップS3)。
【0070】
次に、制御部23は、録画(及び録音)が終了したか否かを判別する(ステップS4)。
【0071】
ステップS4の判別において、録画(及び録音)が終了していないとき(ステップS4;No)、ステップS1の処理に戻る。
【0072】
ステップS4の判別において、録画(及び録音)が終了したとき(ステップS4;Yes)、マーキングの処理が終了する。
【0073】
図4は、入力部25(図1)において「動きの激しいスポーツ」の映像のジャンルを指定した場合の記録(録画及び録音)時のマーキング処理の説明図である。(a)は、記録(録画及び録音)する映像である。(b)は、音声信号の信号レベル(音量)である。(c)は、映像信号の明るさレベル(明るさ)である。
【0074】
「動きの激しいスポーツ」の映像のジャンルには、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第1所定音声レベルX1よりも大きい場合、及び明るさレベル検出部21にて検出された映像信号の明るさレベルが第1所定明るさレベルY1よりも大きい(明るい)場合にマーキングするマーキング条件が対応している。
【0075】
映像シーンA1、A2のときは、音量及び明るさが所定レベルX1、Y1を超えていないため、記録部15は、映像及び音声を記録しているが、マーキングは行わない。
【0076】
映像シーンA3のときは、検出点a1において音量及び明るさが所定レベルX1、Y1よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点a1の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0077】
この映像シーンA3をマーキングシーン再生モードにて再生するとき、マーキングした位置(検出点a1)から第1所定時間再生されるので、検出点a1から第1所定時間以上のマーキングをマスクするマーキングマスク時間を設けるのが好ましい。つまり、このマーキングマスク時間を設けることで、短時間内に複数マーキングされるのを防止することができる。
【0078】
映像シーンA4は、映像シーンA3から画面が切り替わった場合であり、マーキングマスク時間以上経過している映像シーンである。映像シーンA4のとき、検出点a2において、音量及び明るさが所定レベルX1、Y1よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点a2の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0079】
映像シーンA5は、映像シーンA4から画面が切り替わった場合であり、マーキングマスク時間以上経過している映像シーンである。映像シーンA5のとき、検出点a3において、音量及び明るさが所定レベルX1、Y1よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点a3の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0080】
映像シーンA6は、映像シーンA5から画面が切り替わった場合であり、マーキングマスク時間以上経過している映像シーンである。映像シーンA6のとき、検出点a4において、音量及び明るさが所定レベルX1、Y1よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点a4の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0081】
この記録した映像及び音声をマーキングシーン再生モードにて再生する場合、再生部17は、順次マーキングした位置(点a1〜点a4)を検出し、各点a1〜点a4から第1所定時間分の映像信号及び音声信号を信号処理回路13に送ることで、モニタ部5にて順次マーキングした位置(点a1〜点a4)から第1所定時間映像及び音声が再生される。つまり、点a1から第1所定時間再生したら、次の点a2から第1所定時間再生するといった動作を繰り返す。このようにマーキングされることによって、ハイライトシーンのみを見ることができる。
【0082】
また、マーキングシーン再生モードにてハイライトシーンのみを見ている際に、入力部25においてモードを切り替える操作を行うことにより、マーキングシーン再生モードから通常再生モードに切り替えることができるので、ユーザの望む映像シーンをより適切に再生することができる。
【0083】
図5は、入力部25(図1)において「ニュース」の映像のジャンルを指定した場合の記録(録画及び録音)時のマーキング処理の説明図である。(a)は、記録(録画及び録音)する映像である。(b)は、音声信号の信号レベルの変化量(音量変化)である。(c)は、映像信号の明るさレベルの変化量(明暗差)である。
【0084】
「ニュース」の映像のジャンルには、所定のサンプリング周期で音声信号の音声レベルをサンプリングしたときの音声レベルの変化量(音量変化)が所定音声レベル変化量X2よりも大きい場合、及び所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量Y2よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件が対応している。さらに、「ニュース」の映像のジャンルには、マーキングをしてからマーキングマスク時間よりも長い第2所定時間T2に達した場合、自動的にマーキングするマーキング条件が対応している。
【0085】
映像シーンB1のときは、音量変化及び明暗差が所定レベル変化量X2、Y2を超えていないため、記録部15は、映像及び音声を記録しているが、マーキングは行わない。
【0086】
映像シーンB2のときは、検出点b1において、音量変化及び明暗差が所定レベル変化量X2、Y2よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点b1の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0087】
映像シーンB3のとき、音量変化及び明暗差が所定レベル変化量X2、Y2を超えていないため、マーキングされないが、検出点b1にてマーキングをしてからマーキングマスク時間よりも長い第2所定時間T2に達した検出点b2において、記録部15にて検出点b2の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。これによって、例えば長時間録画をした場合にハイライトシーン(つまり、マーキング点)がほとんどないような場合を防止することができる。また、ニュースのようにほぼ決まった時間間隔で次のニュース項目に移行するような場合であれば、ほぼニュース項目ごとにマーキングされるので、ほぼ一定時間間隔で映像が切り替わるような場合に第2所定時間ごとにマーキングするマーキング条件を指定すれば、より効果的にハイライトシーンにマーキングすることができる。
【0088】
映像シーンB4のとき、検出点c1において、明暗差が所定レベル変化量Y2よりも大きいが、音量変化が所定レベル変化量X2を超えていないため、記録部15は、映像及び音声を記録しているが、マーキングは行わない。
【0089】
同様に、映像シーンB5のとき、検出点c2において、明暗差が所定レベル変化量Y2よりも大きいが、音量変化が所定レベル変化量X2を超えていないため、記録部15は、映像及び音声を記録しているが、マーキングは行わない。
【0090】
図6は、入力部25(図1)において「動きの激しい映画やドラマ」の映像のジャンルを指定した場合の記録(録画及び録音)時のマーキング処理の説明図である。(a)は、記録(録画及び録音)する映像である。(b)は、音声信号の信号レベル(音量)である。(c)は、映像信号の明るさレベル(明るさ)である。(d)は、映像信号の明るさレベルの変化量(明暗差)である。
【0091】
「動きの激しい映画やドラマ」の映像のジャンルには、音声レベル検出部19にて検出された音声信号の音声レベルが第1所定音声レベルX3よりも大きい場合、又は所定のサンプリング周期で映像信号の明るさレベルをサンプリングしたときの明るさレベルの変化量(明暗差)が所定明るさレベル変化量Y3よりも大きい場合にマーキングするマーキング条件が対応している。
【0092】
映像シーンD1のときは、音量及び明暗差が第1所定音声レベルX3及び所定明るさレベル変化量Y3を超えていないため、記録部15は、映像及び音声を記録しているが、マーキングは行わない。
【0093】
映像シーンD2のときは、検出点d1において明暗差はほとんどないが、音量が第1所定音声レベルX3よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点d1の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0094】
映像シーンD3は、検出点d1からマーキングマスク時間以上経過している映像シーンである。映像シーンD3のときは、検出点d2において音量は第1所定音声レベルX3を超えていないが、明暗差が所定明るさレベル変化量Y3よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点d2の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0095】
映像シーンD4は、検出点d2からマーキングマスク時間以上経過している映像シーンである。映像シーンD4のときは、検出点d3において明暗差はほとんどないが、音量が第1所定音声レベルX3よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点d3の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0096】
映像シーンD5は、検出点d3からマーキングマスク時間以上経過している映像シーンである。映像シーンD5のときは、検出点d4において明暗差はほとんどないが、音量が第1所定音声レベルX3よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点d4の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0097】
映像シーンD6のときは、音量及び明暗差が第1所定音声レベルX3及び所定明るさレベル変化量Y3を超えていないため、記録部15は、映像及び音声を記録しているが、マーキングは行わない。
【0098】
映像シーンD7のときは、検出点d5において音量は第1所定音声レベルX3を超えていないが、明暗差が所定明るさレベル変化量Y3よりも大きいため、制御部23は、マーキング条件を満たしていると判断し、映像及び音声を記録部15にて記録するとともに、記録部15にて検出点d5の位置を再生時に再生部17が検出できるようにマーキングを行う。
【0099】
本実施の形態において、記録したマーキングを消去し、マーキング条件を指定し、再生している映像信号及び/又は音声信号を検出し、検出結果がマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングすることが可能である。
【0100】
具体的に、再生部17には、記録したマーキングを消去する機能が備えられている。つまり、再生部17は、制御部23の制御の下、記録媒体31に記録したマーキングを消去する。
【0101】
そして、再生部17により再生された映像信号及び音声信号は信号処理回路13に送られる。信号処理回路13に送られた音声信号は音声レベル検出部19により検出され、映像信号は明るさレベル検出部21により検出されて、制御部23は、記録(録音及び録画)時と同様の処理を行う。
【0102】
このように、一度記録した再生位置を示すマーキングを消去して、消去する前にマーキングを行った場合のマーキング条件とは異なるマーキング条件にて再びマーキングをすることができるので、ユーザが望む映像のハイライトシーンにより適切に再生の位置をマーキングすることができる。尚、この場合の再生は、通常の再生よりも早い高速再生であるのが好ましい。また、この高速再生時は、モニタ部5への映像信号及び音声信号の出力を停止しても良い。
【0103】
また、映像信号及び音声信号が記録(録音及び録画)された記録媒体31にマーキングが行われていない場合には、マーキング条件を指定し、再生している映像信号及び/又は音声信号を検出し、検出結果がマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングすることが可能である。
【0104】
具体的に、再生部17により再生された映像信号及び音声信号は信号処理回路13に送られる。信号処理回路13に送られた音声信号は音声レベル検出部19により検出され、映像信号は明るさレベル検出部21により検出されて、制御部23は、記録(録音及び録画)時と同様の処理を行う。
【0105】
このように、記録時においてマーキングされていない場合においても、再生時にマーキングが行えるので、ユーザが望む映像のハイライトシーンにより適切に再生の位置をマーキングすることができる。尚、この場合の再生は、通常の再生よりも早い高速再生であるのが好ましい。また、この高速再生時は、モニタ部5への映像信号及び音声信号の出力を停止しても良い。
【0106】
また、本実施の形態では、データベース部29が書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM30に格納されていることから、マーキング条件を書き換えることが可能である。マーキング条件を書き換える場合、制御部23の制御の下、入力部25の操作により書き換えることが可能である。これによって、ユーザが望む映像のハイライトシーンにより適切に再生の位置をマーキングすることができる。
【0107】
以上、本実施の形態によれば、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を入力部25にて指定し、検出部19、21の検出結果が指定されたマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングするように制御部23が制御することから、映像信号の明るさレベルのマーキング条件のみの場合と比較して、ユーザが望む映像のハイライトシーンに適切に再生の位置をマーキングすることができる。
【0108】
また、本実施の形態のよれば、マーキングされた記録媒体31の信号を再生するに当たって、再生部17が、記録媒体31に記録されたマーキング点から画像信号及び音声信号を第1所定時間再生した後、次のマーキング点から第1所定時間再生する処理を繰り返すことで、長時間記録された映像のハイライトシーンのみ再生して見ることができ、ハイライトシーンの検索が容易となる。
【0109】
また、本実施の形態によれば、マーキング条件を入力部25により指定することができるので、ユーザが望むマーキング条件を指定することができるので、ユーザが望む映像のハイライトシーンにより適切に再生の位置をマーキングすることができる。
【0110】
また、本実施の形態によれば、映像のジャンルに対応したマーキング条件を記憶したデータベース部29を備えたことから、映像のジャンルを指定するだけで制御部23によりマーキング条件が設定されるので、ユーザが望む映像のハイライトシーンにより適切に再生の位置をマーキングすることができる。
【0111】
以上の説明においては、制御プログラムがあらかじめROMに格納されている場合であったが、ハードディスク、リムーバブル記録媒体、ICカードにあらかじめ制御プログラムを格納しておいて読み込んだり、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードして制御プログラムを実行するように構成することも可能である。
【0112】
また、以上の説明においては、データベース部を使用して映像のジャンルを指定するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、入力部で映像信号の明るさレベルの大小、及び/又は音声信号の音声レベルの大小を個別に指定するようにしてもよい。この場合、データベース部は省略可能である。
【0113】
また、以上の説明においては、記録及び再生が可能な記録再生装置について説明したが、記録が可能な記録装置についても適用できることは言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが望む映像のハイライトシーンに適切に再生の位置をマーキングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】データベース部に記憶されているマーキング条件である。
【図3】制御部の録画時におけるマーキング処理の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】録画及び録音時のマーキング処理の説明図であり、(a)は、録画及び録音する映像を示す図であり、(b)は、音声信号の信号レベル(音量)を示す図であり、(c)は、映像信号の明るさレベル(明るさ)を示す図である。
【図5】録画及び録音時のマーキング処理の説明図であり、(a)は、録画及び録音する映像を示す図であり、(b)は、音声信号の信号レベルの変化量(音量変化)を示す図であり、(c)は、映像信号の明るさレベルの変化量(明暗差)を示す図である。
【図6】録画及び録音時のマーキング処理の説明図であり、(a)は、録画及び録音する映像を示す図であり、(b)は、音声信号の信号レベル(音量)を示す図であり、(c)は、映像信号の明るさレベル(明るさ)を示す図であり、(d)は、映像信号の明るさレベルの変化量(明暗差)を示す図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置
15 記録部
17 再生部
19 音声レベル検出部
21 明るさレベル検出部
23 制御部
25 入力部
27 マーキング設定部
29 データベース部

Claims (21)

  1. 映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置において、
    異なる種類のマーキング条件を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定されたマーキング条件に一致するシーンに再生の位置をマーキングするマーキング手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 請求項1に記載の記録再生装置において、
    前記異なる種類のマーキング条件は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件と、音声信号の音声レベルのマーキング条件とであることを特徴とする記録再生装置。
  3. 映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置において、
    映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出手段と、
    音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出手段と、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定されたマーキング条件を、前記検出手段の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
  4. 請求項3に記載の記録再生装置において、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を記憶する記憶手段を備え、
    前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されているマーキング条件を指定することを特徴とする記録再生装置。
  5. 請求項4に記載の記録再生装置において、
    前記記憶手段は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を映像のジャンル毎に記憶し、
    前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されている映像のジャンルを指定することを特徴とする記録再生装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の記録再生装置において、
    記録した映像及び音声を再生する場合、順次マーキングした位置から第1所定時間再生するようにしたことを特徴とする記録再生装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の記録再生装置において、
    記録した映像及び音声を再生する場合、順次マーキングした位置から第1所定時間再生するマーキングシーン再生モードと、通常の再生を行う通常再生モードとを切り替える切替手段を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  8. 請求項6又は7に記載の記録再生装置において、
    前記マーキング手段によりマーキングされた場合、このマーキングされた時から前記第1所定時間以上のマーキングをマスクするマーキングマスク時間を有することを特徴とする記録再生装置。
  9. 請求項8に記載の記録再生装置において、
    前記マーキング手段は、マーキングをしてから前記マーキングマスク時間よりも長い第2所定時間に達した場合、自動的にマーキングすることを特徴とする記録再生装置。
  10. 映像及び音声の記録が可能な記録装置において、
    異なる種類のマーキング条件を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定されたマーキング条件に一致するシーンにマーキングするマーキング手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項10に記載の記録装置において、
    前記異なる種類のマーキング条件は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件と、音声信号の音声レベルのマーキング条件とであることを特徴とする記録装置。
  12. 映像及び音声の記録が可能な記録装置において、
    映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出手段と、
    音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出手段と、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を指定する指定手段と、
    この指定手段により指定されたマーキング条件を、前記検出手段の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項12に記載の記録装置において、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を記憶する記憶手段を備え、
    前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されているマーキング条件を指定することを特徴とする記録装置。
  14. 請求項13に記載の記録装置において、
    前記記憶手段は、映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件を映像のジャンル毎に記憶し、
    前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されている映像のジャンルを指定することを特徴とする記録装置。
  15. 請求項10乃至14のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記マーキング手段によりマーキングされた場合、このマーキングされた時からマーキングをマスクするマーキングマスク時間を有することを特徴とする記録装置。
  16. 請求項15に記載の記録装置において、
    前記マーキング手段は、マーキングをしてから前記マーキングマスク時間よりも長い所定時間に達した場合、自動的にマーキングすることを特徴とする記録装置。
  17. 映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置の制御方法において、
    映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出過程と、
    音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出過程と、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、指定されたマーキング条件を前記検出過程の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング過程とを備えたことを特徴とする記録再生装置の制御方法。
  18. 映像及び音声の記録が可能な記録再生装置の制御方法において、
    映像信号の明るさレベルを検出する明るさレベル検出過程と、
    音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出過程と、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、指定されたマーキング条件を前記検出過程の検出結果が満たす場合に、再生の位置をマーキングするマーキング過程とを備えたことを特徴とする記録装置の制御方法。
  19. 映像及び音声の記録が可能であり、記録した映像及び音声の再生が可能な記録再生装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、検出された映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルの検出結果が、指定されたマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングさせることを特徴とする制御プログラム。
  20. 映像及び音声の記録が可能な記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    映像信号の明るさレベルのマーキング条件、及び/又は音声信号の音声レベルのマーキング条件が指定され、検出された映像信号の明るさレベル、及び/又は音声信号の音声レベルの検出結果が、指定されたマーキング条件を満たす場合に、再生の位置をマーキングさせることを特徴とする制御プログラム。
  21. 請求項19又は20に記載の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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