JP2015015593A - 映像再生装置及び映像再生プログラム - Google Patents

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Mutsumi Mitsuhashi
むつみ 三橋
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】視聴阻害イベントの発生に因り映像データの内容を見逃してしまっても視聴者が見逃した箇所から映像データの内容を簡単に視聴できる映像再生装置を提供する。
【解決手段】映像再生装置10は、映像データ再生部32と、視聴阻害イベントの発生を検知するための少なくとも1つのセンサを含むセンサ部33と、ユーザからの指示を取得する取得部31と、映像データ再生部32による映像データの再生中にセンサ部33の各センサの出力に基づき視聴阻害イベントの発生を監視して視聴阻害イベントの発生時点における映像データの再生箇所を示す位置情報をEEPROM23に記憶し、位置情報がEEPROM23に記憶されている状態でユーザが特定の指示を出した際に、映像データ再生部32に当該位置情報に応じた箇所から映像データを再生させる制御部20とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像再生装置と映像再生プログラムとに関する。
周知のように、市販されている,DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等の光ディスクには、複数のチャプターに分けられた映像データが記録されている
。そのため、光ディスク上の映像データや当該映像データのデジタルコピーを再生可能な装置/プログラムは、通常、リモコンやタッチスクリーンの操作により、映像データの再生位置を前チャプターや次チャプターの先頭に移動させることが出来るものとなっている。
また、放送されている映像データの記録(録画)及び再生を行える装置/プログラムの中にも、映像データの記録時にコマーシャル映像と本編映像の境界位置を見出し、記録した映像データの再生時に上記操作と同様の操作を受け付けるものが存在している。尚、コマーシャル映像と本編映像の境界位置ではなく、映像データから典型シーン(野球中継番組中の投球シーン等)を見出し、再生位置の変更先を見出した各典型シーンにすることも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記のような,映像データを再生するための装置/プログラムは、字幕表示のON/OFF制御や音量調整をユーザが手動で行うものとなっている。ただし、視聴環境(騒音レベル、視聴場所の明るさ)に基づき、字幕のON/OFFや音量調整を自動的に行うことも提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
さらに、視聴者が放送内容の視聴中に居眠りをしても放送内容を視聴し直せるようにするために、放送内容の出力中に視聴者の状態を判定し、視聴者が睡眠状態であると判定している間、放送内容の記録を行うことも提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2008−48279号公報 特開2004−304531号公報 特開2007−336313号公報 特開2007−104331号公報 特表2007−511833号公報 特開平8−186638号公報
上記したように、光ディスク上の映像データや当該映像データのデジタルコピーを再生可能な装置/プログラムの中には、映像データの再生位置を前チャプターや次チャプターの先頭に移動させる操作(以下、チャプター操作と表記する)ことが出来るものが存在している。また、放送されている映像データの記録及び再生を行える装置/プログラムの中にも、記録した映像データの再生時に上記操作と同様の操作(以下、この操作のことも、チャプター操作と表記する)を受け付けるものが存在している。
従って、チャプター操作が可能な装置/プログラムに映像データを再生させている場合、視聴者は、簡単な操作で、興味がない部分を飛ばして映像データの内容を視聴すること
や、映像データの内容を所望の箇所から視聴し直すことが出来る。
ただし、映像データの内容の視聴中に地震が発生した場合、視聴者は、通常、映像データの再生を停止(又は一時停止)させることなく、地震の規模の確認作業を開始する。また、映像データの内容の視聴中に急に周囲が騒がしくなった場合や電話がかかってきた場合にも、視聴者は、通常、映像データの再生を停止させることなく、騒がしくなった原因の究明作業や電話への応答作業を開始する。
そして、視聴者が、地震等のイベント(以下、視聴阻害イベントと表記する)の発生時に上記のように行動した場合、視聴阻害イベントへの対応作業の完了時に、映像データの再生がかなり先まで進んでいるか完了していることになる。すなわち、視聴者が、視聴阻害イベントの発生時に上記のように行動した場合、再生内容を確認しながら何回かチャプター操作を繰り返すさないと、視聴阻害イベントの発生に因り見逃した箇所から映像データを再生させることが出来なくなってしまう。
開示の技術の課題は、視聴阻害イベントの発生に因り映像データの内容を見逃してしまっても、視聴者が、見逃した箇所から映像データの内容を簡単に視聴できるようにすることにある。
開示の技術の一観点による映像再生装置は、
映像データを再生する再生部と、
前記再生部による前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を検知するための少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、
前記再生部に対して行うべき制御に関する指示をユーザから取得する取得部と、
前記取得部により取得された指示に応じた制御を前記再生部に対して行う制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記再生部による前記映像データの再生中に、前記センサ部の各センサの出力に基づき前記視聴阻害イベントの発生を監視し、
前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により特定の指示が取得された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する。
また、開示の技術の一観点による映像再生プログラムは、
コンピュータに、
映像データを再生し、
前記コンピュータが備える少なくとも1つのセンサの出力に基づき、前記映像データの再生中に、前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を監視し、
前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記コンピュータの入力装置を介してユーザから特定の指示が入力された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生する
処理を行わせる。
開示の技術によれば、視聴阻害イベントの発生に因り映像データの内容を見逃してしまっても、視聴者が、見逃した箇所から映像データの内容を簡単に視聴できるようにすることが出来る。
図1は、第1実施形態に係る映像再生装置のハードウェア構成例の説明図である。 図2は、第1実施形態に係る映像再生装置の機能ブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る映像再生装置の制御部が実行する第1再生制御処理の流れ図である。 図4は、リプレイシーン有無判定処理の説明図である。 図5は、第1再生制御処理の作用・効果の説明図である。 図6は、第1実施形態に係る映像再生装置の制御部が実行する第2再生制御処理の流れ図である。 図7は、第1実施形態に係る映像再生装置の制御部が実行する第3再生制御処理の流れ図である。 図8は、第2実施形態に係る映像再生装置のハードウェア構成例の説明図である。 図9は、第2実施形態に係る映像再生装置の機能ブロック図である。 図10は、第3実施形態に係る映像再生装置の制御部が実行する第3再生制御処理の流れ図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
《第1実施形態》
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る映像再生装置10のハードウェア構成例を説明する。
本実施形態に係る映像再生装置10は、外部入力端子を備えたテレビジョンやスピーカー付きのディスプレイ等である表示装置40と接続されて使用される装置である。従って、この映像再生装置10における“映像データの再生”とは、“映像データに応じた映像信号及びサウンド信号の表示装置40への供給”のことである。
図1に示してあるように、 映像再生装置10は、例えば、チューナー11、デコーダ
12、サウンド・映像処理回路13、HDD(Hard Disk Drive)14、LAN−IF(Local Area Network InterFace)15及びBDドライブ16を備える。さらに、映像再生装置10は、例えば、加速度センサ17、マイクロフォン(以下、マイクと表記する)18、受光回路19及び制御部20を備える。
チューナー11は、アンテナにより受信された放送波から、リモートコントローラー(以下、リモコンと表記する)27を用いてユーザが選局したチャンネルの信号を抽出し、抽出した信号をTS(Transport Stream)信号に復調するユニットである。デコーダ12は、チューナー11からのTS信号をデコードすることにより、映像信号とサウンドデータとを生成するユニットである。
サウンド・映像処理回路13は、デコーダ12からの映像信号に、制御部20から指示された処理(OSD(On Screen Display)信号を重畳する処理等)を施し、処理後の映
像信号を出力するユニットである。このサウンド・映像処理回路13は、デコーダ13か
らのサウンドデータを、表示装置40に供給するためのサウンド信号に変換する処理も行う。また、サウンド・映像処理回路13は、表示装置40のディスプレイ上に、映像データとは無関係の画面(メニュー画面等)を表示させるためにも使用される。
LAN−IF15は、映像再生装置10をルータを介してインターネットに接続するためのインタフェースである。映像再生装置10内のサウンド・映像処理回路13等は、このLAN−IF15により受信された映像データ(つまり、インターネット上に公開されている映像データ)を再生する機能も有している。
BDドライブ16は、BDやDVDに対するリード/ライトが可能な光ディスクドライブである。BDドライブ16は、既に映像データが記憶されている光ディスク(BD、DVD)上の映像データを再生する際や、HDD14に記録(録画)されている映像データを光ディスクにコピー(又はムーブ)する際に使用される。
受光回路19は、リモコン27からの赤外線信号29を受信(受光)するユニットである。尚、映像再生装置10用のリモコン27は、一般的なDVD/BDプレーヤ用のリモコンと同様の構成を有するものである。従って、リモコン27は、再生中のチャプターの先頭又は前チャプターの先頭からの再生し直しを映像再生装置10に対して指示するための前ボタン28(前スキップボタン等とも呼ばれている押しボタン)を備えている。
加速度センサ17は、映像再生装置10に加わる加速度を測定するための3軸の加速度センサである。マイク18は、環境音(環境雑音)を測定するためのマイクロホンである。
制御部20は、映像再生装置10内の各部を統合的に制御するマイクロコントローラである。図1に示してあるように、制御部20は、ファームウェア26を記憶したフラッシュROM(図1では、ROM:Read Only Memory)21と、RAM(Random Access Memory)22とを備える。また、制御部20は、フラッシュROM21からRAM22上にファームウェア26を読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)25を備え
る。さらに、制御部20は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)23、及び、複数(図1では、1個)のADC(Analog-to-Digital Converter)2
4を備える。
以下、図1に示したハードウェア構成を有している場合を例に、本実施形態に係る映像再生装置10の機能を説明する。
図2に、映像再生装置10の機能ブロック図を示す。
この図2に示してあるように、本実施形態に係る映像再生装置10は、取得部31、映像データ再生部32、センサ部33及び制御部20を備えた装置として動作する。
センサ部33は、加速度センサ17及びマイク18に相当するユニットである。取得部31、受光回路19(及びリモコン27)に相当するユニットである。映像データ再生部32は、映像再生装置10の、取得部31、センサ部33及び制御部20以外の部分に相当するユニットである。
映像データ再生部32は、以下の処理が行えるユニットである。
(1)HDD14上の映像データ、又は、BDドライブ16にセットされている光ディスク上の映像データを再生する処理
(2)映像データをチューナー11又はLAN−IF15により受信しながら再生する処

(3)映像データをチューナー11又はLAN−IF15により受信しながら再生すると共にHDD14内に記録する処理
(4)映像データをチューナー11又はLAN−IF15により受信してHDD14内に保存しながら、HDD14から当該映像データの保存済みの部分を読み出して再生する処理
(5)映像データをチューナー11又はLAN−IF15により受信して、再生することなくHDD14内に記録する処理
以下、(1)〜(5)の処理のことを、それぞれ、通常再生処理、ストリーミング再生処理、録画・再生処理、タイムシフト再生処理、録画処理と表記する。
また、映像データ再生部32は、映像データのどの部分(フレーム)を再生しているかを示す再生位置情報を、管理する機能(内部に保持する機能)を有している。
さらに、映像データ再生部32は、コマーシャル映像を含む映像データの録画時に、各コマーシャル映像の前後にチャプターマークを付与する機能(以下、チャプターマーク付与機能と表記する)を有している。ここで、コマーシャル映像を含む映像データとは、デジタル放送されている番組の映像データや、オンデマンド配信されている映像データのことである。また、映像データの録画時とは、上記した録画・再生処理又は録画処理の実行時のことである。
映像データ再生部32が有するチャプターマーク付与機能は、映像データの解析により、各コマーシャル映像の映像データ内での開始位置及び終了位置を特定し、特定結果を示すチャプター情報を当該映像データに対応づけてHDD14に保存する機能である。すなわち、映像データ再生部32が有するチャプターマーク付与機能は、映像データをチャプター別のデータに分割する機能ではない。ただし、以下では、映像データの,チャプター情報を参照することにより特定(区分)できる各部分ことも、チャプターと表記する。
制御部20は、取得部31が取得した,ユーザからの指示に従って、映像データ再生部32を制御するユニットである。
制御部20は、映像データ再生部32に映像データの再生を開始させた場合、センサ部33の出力に基づき視聴阻害イベントの発生を監視する処理を開始する。ここで、視聴阻害イベントとは、表示装置40から出力される映像・サウンドのユーザによる視聴を困難にするものとして予め定められているイベントのことである。センサ部33の構成要素が加速度センサ17及びマイク18であることから推定されるように、本実施形態に係る制御部20は、地震と、環境音が既定レベル以上となることとを、視聴阻害イベントとして取り扱う。
制御部20は、映像データ再生部32による映像データの再生中に視聴阻害イベントが発生した場合には、ユーザが、視聴阻害イベントの発生時点近傍の箇所から簡単に映像データを視聴できるようにするための処理を行う。そして、制御部20は、取得部31によって所定の指示が受け付けられたときに、視聴阻害イベントの発生時点近傍の箇所から映像データを再生するように映像データ処理部32を制御する。
制御部20が、映像データ再生部32による映像データの再生中に行う処理/制御は、基本的には、上記したようなものである。ただし、制御部20の具体的な動作内容は、状況(再生中の映像データの種類や、ストリーミング再生中であるか否か等)により異なる。そのため、以下では、制御部20の動作を状況別に説明することにする。
まず、各コマーシャル映像の前後にチャプターマークが付与されている映像データ(つまり、映像再生装置10により録画された映像データ;以下、第1種映像データと表記する)の再生時における制御部20の動作を説明する。
ユーザからの指示により第1種映像データの再生を映像データ処理部33に開始させた場合、制御部20は、図3に示した手順の第1再生制御処理を開始する。尚、制御部20は、第1種映像データの一時停止が解除された際や、第1種映像データのレジューム再生時にも、この第1再生制御処理を開始する。
図3に示してあるように、第1再生制御処理を開始した制御部20は、まず、視聴阻害イベント、操作イベント及び再生完イベントの発生を監視する処理(ステップS101)を開始する。換言すれば、第1種映像データの再生を映像データ処理部33に開始させた場合、制御部20は、視聴阻害イベント、操作イベント及び再生完イベントの発生を監視している状態となる。
ここで、再生完イベントとは、映像データ処理部33による第1種映像データの再生が完了するというイベントのことである。操作イベントとは、リモコン27上のアイテム(ボタン等)が操作されるというイベントのことである。制御部20は、第1種映像データの再生完了時に映像データ処理部33が送信してくる情報を受信したときに、操作完イベントが発生したと判断する。また、制御部20は、取得部31からの情報に基づき、操作イベントの発生の有無及び発生した操作イベントの種類を判断する。
視聴阻害イベントとは、既に説明したように、地震が発生する、環境音が既定レベル以上となるというイベントのことである。
制御部20は、ステップS101にて、表示装置40へ供給しているサウンド信号のレベルとマイク18の出力変化とに基づき、表示装置40からの出力音以外の音のレベルを把握する。そして、制御部20は、把握したレベルが閾値レベル以上となっている状況が、或る時間、継続したときに、環境音が閾値レベル以上となったと判断する。尚、制御部20は、映像データの非再生時の環境音のレベルを随時測定する。そして、制御部20は、測定したレベルに応じたレベル(測定レベルが高くなるにつれ高くなるように予め定められているレベル)を、閾値レベルとして使用する。
また、ステップS101にて、制御部20は、加速度センサ17の出力に基づき、映像再生装置10の揺れの程度(映像再生装置10に加わった加速度の大きさ)を把握し、或る強度以上の揺れが、或る時間、継続した場合に、地震が発生したと判断する。
視聴阻害イベント、操作イベント又は再生完イベントの発生を検知した制御部20は、ステップS101の処理を終える。
そして、制御部20は、発生を検知したイベントが視聴阻害イベントであった場合(ステップS102;視聴阻害)には、視聴阻害イベント情報を、再生中の第1種映像データの映像データ名に対応づけてEEPROM23に記憶する(ステップS103)。
ここで、映像データ(第1種映像データ等)の映像データ名とは、映像データの,映像再生装置10内での識別情報のことである。視聴阻害イベント情報とは、視聴阻害イベントが発生した時刻を示すイベント発生時刻情報と、視聴阻害イベントの発生時に表示装置40に表示されたフレームの映像データ内での位置を示すフレーム位置情報とを含む情報のことである。尚、視聴阻害イベントの発生時刻とは、地震が発生したと判断した時刻/
環境音が既定レベル以上となったと判断した時刻のことではなく、揺れを最初に検知した時刻/環境音レベルが既定レベル以上となったことを最初に検知した時刻のことである。また、制御部20は、フレーム位置情報を、上記した再生位置情報(映像データ再生部33が管理している情報)から特定する。
ステップS103の処理を終えた制御部20は、ステップS101に戻って、再び、各種イベントの発生を監視する。
尚、流れ図(図3)中への表記は省略してあるが、制御部20は、既定値以上の加速度が加速度センサ17により検出された場合、ステップS102の処理後に、映像再生装置10の電源をオフする。すなわち、制御部20は、大きな地震が発生した場合、視聴阻害イベントの発生を記憶してから、可動部分を有するHDD14やBDドライブ16を保護するために、映像再生装置10の電源をオフする。
また、制御部20は、ステップS103の処理後のステップS101の処理時にも視聴阻害イベントが発生していた場合、新たな視聴阻害イベントが発生したと判断することなく、ステップS101の処理を続行する。換言すれば、制御部20は、ステップS101〜S103にて、視聴阻害イベントが長時間に亘って発生し続けた場合、EEPROM23に、1個の視聴阻害イベント情報を記憶する処理を行う。
発生したイベントが操作イベントであった場合(ステップS102;操作)、制御部20は、なされた操作が、前ボタン28の押下操作、停止ボタン又は一時停止ボタンの押下操作である停止操作、その他の操作のいずれであるかを判断する(ステップS104)。
なされた操作が、停止操作でも前ボタン28の押下操作でもなかった場合(ステップS104;その他)、制御部20は、なされた操作に応じた制御を映像データ再生部32に対して行う(ステップS106)。すなわち、制御部20は、このステップS106にて、再生速度を変更するための制御、再生箇所を前チャプターの先頭に戻すための制御、再生箇所を次チャプターに進めるための制御等を行う。そして、ステップS106の処理を終えた制御部20は、ステップS101に戻って、再び、各種イベントの発生を監視する。
制御部20は、なされた操作が前ボタン28の押下操作であった場合(ステップS104;前ボタン)には、再生中の映像データに関する視聴阻害イベント情報がEEPROM23に記憶されているか否かを判断する(ステップS105)。尚、後述するように、視聴阻害イベント情報は使用されたときに、イベント発生時刻情報が使用完了情報に書き換えられる情報となっている。ステップS105の処理時、制御部20は、再生中の映像データに関する未使用の視聴阻害イベント情報(つまり、使用完了情報を含まない視聴阻害イベント情報)がEEPROM23に記憶されているか否かを判断する。
再生中の映像データに関する視聴阻害イベント情報がEEPROM23に記憶されていなかった場合(ステップS105;NO)、制御部20は、ステップS106の処理を行う。
ステップS105の判断が行われる場合、ユーザが行った操作は、前ボタン28の押下操作である(ステップS104参照)。従って、制御部20は、ステップS106にて、再生中のチャプターの先頭(場合によっては、再生中のチャプターの前チャプターの先頭)から再生し直すように映像データ再生部32を制御する。そして、ステップS106の処理を終えた制御部20は、ステップS101に戻って、再び、各種イベントの発生を監視する。
一方、再生中の映像データに関する視聴阻害イベント情報がEEPROM23に記憶されていた場合(ステップS105;YES)、制御部20は、イベント発生チャプターがCMチャプターであるか否かを判断する(ステップS107)。ここで、CMチャプターとは、コマーシャル映像に関するチャプターのことである。また、イベント発生チャプターとは、再生中の映像データに関するEEPROM23上の視聴阻害イベント情報(未使用のもの)中のフレーム位置情報から特定される,視聴阻害イベントの発生時に再生されていたチャプターのことである。
尚、ステップS107の処理時に、再生中の映像データに関する視聴阻害イベント情報が複数個存在していた場合、制御部20は、最も遅いイベント発生時刻情報を含む視聴阻害イベント情報中のフレーム位置情報からイベント発生チャプターを特定する。
イベント発生チャプターがCMチャプターではなかった場合(ステップS107;NO)、制御部20は、第1種映像データをイベント発生チャプターの先頭から再生するように映像データ再生部32を制御する(ステップS108)。このステップS108にて、制御部20は、使用した視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報を、使用が完了した旨を示す所定内容の使用完了情報に書き換える処理も行う。使用完了情報の用途については、後述する。
そして、ステップS108の処理を終えた制御部20は、ステップS101に戻って、再び、各種イベントの発生を監視している状態となる。
一方、イベント発生チャプターがCMチャプターであった場合(ステップS107;YES)、制御部20は、リプレイシーン有無判定処理(ステップS109)を行う。
このリプレイシーン有無判定処理は、イベント発生チャプターの直後に、イベント発生チャプターの直前のシーンのリプレイシーンが存在しているか否かを判定すると共に、リプレイシーンが存在していた場合には、その最終フレームを特定する処理である。
以下、図4を用いて、リプレイシーン有無判定処理の内容を具体的に説明する。
この図4に模式的に示してあるように、リプレイシーン有無判定処理時、制御部20は、イベント発生チャプターの直前の,既定時間(例えば、20秒)分の映像データから、内容が前フレーム又は次フレームと大きく異なる幾つかのフレームを抽出する。また、制御部20は、抽出した各フレーム間の出現間隔を把握する処理も行う。
制御部20は、イベント発生チャプターの直後の,既定時間分の映像データからも、同様に、内容が前/次フレームと大きく異なる幾つかのフレームを抽出すると共に、抽出した各フレーム間の出現間隔を把握する。
その後、制御部20は、イベント発生チャプターの直前、直後の映像データから抽出したフレームの中に、出現間隔が等しい,ほぼ同内容のフレームの並びが存在しているか否かを判断する。そのような並びが存在していた場合、制御部20は、イベント発生チャプター後にリプレイシーンが存在すると判定する。そして、制御部20は、イベント発生チャプターの直後の映像データから抽出した当該フレームの並びの最後のフレームを、リプレイシーンの最終フレームとして特定する。
尚、ほぼ同内容のフレーム(2フレーム)とは、内容が完全に一致しているフレーム、又は、テロップ等により一部の内容が異なっているが大部分の内容は一致しているフレームのことである。また、“出現間隔が等しい,ほぼ同内容のフレームの並び”の有無によ
りリプレイシーンの有無を判定しているのは、イベント発生チャプター(CMチャプター)の前及び/又は後に、いわゆるアイキャッチが含まれていてもリプレイシーンを特定できるようにするためである。
図3に戻って、第1再生制御処理の残りのステップの内容を説明する。
制御部20は、リプレイシーン有無判定処理でリプレイシーンを見出せなかった場合(ステップS110;NO)には、第1種映像データをイベント発生チャプターの次チャプターの先頭から再生するように映像データ再生部32を制御する(ステップS111)。このステップS111にて、制御部20は、使用した視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報を上記した使用完了情報に書き換える処理も行う。
また、制御部20は、リプレイシーン有無判定処理でリプレイシーンを見出せた場合(ステップS110;YES)には、映像データをリプレイシーンの最終フレームの次フレームから再生するように映像データ再生部32を制御する(ステップS112)。このステップS112でも、制御部20は、使用した視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報を使用完了情報に書き換える処理を行う。
そして、ステップS110又はS112の処理を終えた制御部20は、ステップS101に戻って、各種イベントの発生を監視する。
制御部20は、なされた操作が、停止/一時停止ボタンの押下操作であった場合(ステップS104;停止)には、映像データ再生部32の再生動作を停止/一時停止させてから(図示略)、この第1再生制御処理を終了する。
そして、制御部20は、一時停止が解除された場合には、映像データ処理部32の再生動作を再開させると共に、第1再生制御処理を開始する。また、制御部20は、第1種映像データの再生の完了前に映像データ処理部32の再生動作を停止させた場合には、その後にユーザから再生開始が指示されたときに、レジューム再生を開始映像データ処理部32に開始させると共に、第1再生制御処理を開始する。
制御部20は、発生を検知したイベントが再生完イベントであった場合(ステップS102;再生完)には、状況把握処理(図示略)を行ってから、第1再生制御処理を終了する。
状況把握処理は、以下の処理である。
状況把握処理を開始した制御部20は、まず、再生が完了した第1種映像データ(以下、注目映像データと表記する)に関する、未使用/使用済みの視聴阻害イベント情報が1つ以上EEPROM23上に記憶されているか否か判断する。注目映像データに関する視聴阻害イベント情報がEEPROM23上に全く記憶されていなかった場合、制御部20は、特に処理を行うことなく、状況把握処理を終了する。
一方、注目映像データに関する幾つかの視聴阻害イベント情報がEEPROM23上に記憶されていた場合、制御部20は、当該幾つかの視聴阻害イベント情報の中に使用完了情報を含むものが存在しているか否かを判断する。そして、制御部20は、当該幾つかの視聴阻害イベント情報の中に使用完了情報を含むものが存在していた場合には、注目映像データに関する各視聴阻害イベント情報をEEPROM23上から消去してから状況把握処理を終了する。すなわち、注目映像データの再生完了時に、注目映像データに関する,使用完了情報を含む視聴阻害イベント情報が存在している場合、注目映像データの,視聴
阻害イベントの発生時に表示されていた箇所の近傍からの再生し直しが完了していることになる。そして、そのような再生し直しをユーザがもう一度希望することは少ないと思われる。そのため、上記場合に、注目映像データに関する各視聴阻害イベント情報がEEPROM23上から消去されるようにしているのである。
また、制御部20は、当該幾つかの視聴阻害イベント情報の中に使用完了情報を含むものが存在していなかった場合には、注目映像データに関する視聴阻害イベント情報をEEPROM23上から消去することなく状況把握処理を終了する。すなわち、この場合、視聴阻害イベントの発生に起因する映像データの再生し直しがまだ行われていない。そのため、注目映像データに関する各視聴阻害イベント情報がEEPROM23上から消去されることなく、状況把握処理が終了される。
以上、第1種映像データ再生時の制御部20の動作を説明したが、制御部20は、映像データ再生部32が動作していない状態で再生開始が指示された場合(再生ボタンが押下された場合)、以下の処理を行う。
この場合、制御部20は、EEPROM23上に視聴阻害イベント情報が記憶されているか否かを判断する。EEPROM23上に視聴阻害イベント情報が記憶されていた場合、制御部20は、当該視聴阻害イベント情報が対応づけられている映像データを再生するか否かをユーザに選択させるための画面を表示装置40に表示させる。そして、制御部20は、映像データを再生することをユーザが選択した場合には、図3のステップS107からの処理に相当する内容の処理を開始する。
また、制御部20は、定期的に、視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報に基づき、イベント発生時刻から所定時間(例えば、24時間)が経過している,EEPROM23上の各視聴阻害イベント情報を特定して消去する処理を行う。
既に明らかであるとは考えるが、ここで、第1再生制御処理の作用・効果を、説明しておくことにする。
第1種映像データの第nチャプターの再生中に、電話がかかってきた場合や室内/外で騒音が発生した場合や地震が発生した場合を考える。
電話がかかってきた場合、ユーザが、映像再生装置10の再生動作を停止させることなく、電話に応答することがある。また、地震が発生した場合も、ユーザが、映像再生装置10の再生動作を停止させることなく、状況確認を行うことがある。さらに、室内/外で騒音が発生した場合も、ユーザが、映像再生装置10に再生動作を停止させることなく、騒音の原因調査を行うことがある。
従って、上記のような視聴阻害イベントが発生した場合、図5の(A)に模式的に示したように、ユーザが映像を視聴できる状態に戻ったときには、第nチャプター("CH#n")よりかなり先の第mチャプター("CH_m")が再生されている場合がある。
そのような場合、既存の映像再生装置では、第nチャプターの先頭(又は、視聴阻害イベント発生時における再生箇所)から視聴するために、再生される映像を確認しながら前ボタンを何回か押下する作業がユーザにより行われることになる。
一方、映像再生装置10の使用中に上記状況となった場合、図5の(B)〜(D)に示したように、ユーザは、前ボタン28を1回押下するだけで、視聴阻害イベントの発生により視聴が阻害された箇所から第1種映像データの再生映像を視聴し直せる。
より具体的には、その再生時に視聴阻害イベントが発生した第nチャプターが非CMチャプターであった場合(図3のステップS107;NO、図5の(B)参照)、ユーザは、前ボタン28を1回押下するだけで第nチャプターの先頭から視聴することできる。また、第nチャプターが、次チャプターにリプレイシーンがないCMチャプターであった場合(図3のステップS110;NO、図5の(C)参照)、ユーザは、前ボタン28を1回押下するだけで第n+1チャプターの先頭から視聴することできる。さらに、第nチャプターが、次チャプターにリプレイシーンがあるCMチャプターであった場合(図3のステップS110;YES、図5の(D)参照)、ユーザは、前ボタン28を1回押下するだけで第n+1チャプターのリプレイシーン後から視聴することできる。
また、ユーザが映像を視聴できる状態となったときに既に映像データの再生が完了していた場合、再生開始を指示すれば、映像再生装置10(制御部20)が、視聴阻害イベントの発生箇所から第1種映像データを再生するか否かを問い合わせてくる。従って、この場合も、ユーザは、簡単な操作で、視聴阻害イベントの発生により視聴が阻害された箇所から第1種映像データの再生映像を視聴し直せることになる。
次に、放送されている映像データのストリーミング再生時における制御部20の動作を説明する。
制御部20は、放送されている映像データ(以下、単に、映像データと表記する)のストリーミング再生を映像データ再生部32に開始させた場合には、図6に示した手順の第2再生制御処理を開始する。
すなわち、映像データのストリーミング再生を映像データ再生部32に開始させた制御部20は、まず、ストリーミング再生の完了と停止操作(停止ボタンの押下操作)がなされることと視聴阻害イベントの発生とを、監視する(ステップS201及びS202)。
ステップS202における、視聴阻害イベントが発生したか否かの判断は、ステップS101における判断と同様の手順で行われる。すなわち、制御部20は、ステップS202にて、表示装置40へ供給しているサウンド信号のレベルとマイク18の出力変化とに基づき、表示装置40からの出力音以外の音のレベルを把握する。そして、制御部20は、把握したレベルが既定レベル以上となっている状況が、或る時間、継続したときに、環境音が既定レベル以上となったと判断する。また、制御部20は、ステップS201にて、加速度センサ17の出力に基づき映像再生装置10の揺れの程度を把握し、或る強度以上の揺れが、或る時間、継続した場合に、地震が発生したと判断する。
図6に示してあるように、視聴阻害イベントが発生することなく映像データのストリーミング再生が完了した場合(ステップS201;YES)、制御部20は、特に処理を行うことなく、この第2再生制御処理を終了する。また、制御部20は、視聴阻害イベントが発生することなくユーザにより停止操作がなされた場合(ステップS201;YES)には、映像データ生成部32の動作を停止させてから(図示略)、第2再生制御処理を終了する。
一方、ストリーミング再生の完了やユーザによる停止操作を検知する前に視聴阻害イベントの発生を検知した場合(ステップS202;YES)、制御部20は、映像データ再生部32に映像データの録画を開始させる(ステップS203)。すなわち、制御部20は、それまでストリーミング再生処理を行っていた映像データ再生部32に、録画・再生処理を開始させる(ステップS203)。また、このステップS203にて、制御部20は、録画を開始した映像データの映像データ名を含む録画データ存在提示情報(用途は後
述)を、EEPROM23上に記憶する処理も行う。
ステップS203の処理を終えた制御部20は、ステップS204及びS205の処理ループを開始する。すなわち、制御部20は、映像データ再生部32による映像データの録画が完了することと、ユーザにより停止ボタン又は前ボタン28が操作されることとを監視している状態となる。
そして、制御部20は、ユーザによる停止ボタン又は前ボタン28の操作前に映像データの録画が完了した場合(ステップS204;YES)には、この第2再生制御処理を終了する。尚、ステップS204及びS205の処理ループが実行されている場合、映像データ再生部32は、録画・再生処理を行っている状態にある。従って、ステップS204にてYES側への分岐が行われるのは、映像データの録画と再生とが共に完了したときである。
また、映像データの録画が完了する前に、ユーザにより前ボタン28が操作された場合(ステップS205;前ボタン)、制御部20は、映像データ再生部32に映像データのタイムシフト再生を開始させる(ステップS206)。より具体的には、制御部20は、映像データを録画しながら、録画済みの映像データをHDD14から読み出して再生するように、映像データ再生部32を制御する(ステップS206)。また、このステップS206にて、制御部20は、ステップS203の処理時に記憶した録画データ存在提示情報をEEPROM23上から消去する処理も行う。
ステップS206の処理を終えた制御部20は、ステップS207及びS208の処理ループにて、映像データ再生部32による映像データの再生が完了することと、ユーザにより停止ボタンが操作されることとを、監視する。
そして、制御部20は、ユーザによって停止操作がなされることなく、映像データ再生部32による映像データの再生が完了した場合(ステップS207;YES)には、第2再生制御処理を終了する。また、制御部20は、映像データ再生部32による映像データの再生が完了する前に、ユーザによって停止操作がなされた場合(ステップS208;YES)には、映像データ再生部23の動作を停止させてから(図示略)、この第2再生制御処理を終了する。
制御部20は、ステップS204及びS205の処理ループの実行中に、ユーザにより停止ボタンが操作された場合(ステップS205;YES)には、映像データ再生部32に、映像データの録画のみを続行させる(ステップS209)。換言すれば、映像データのタイムシフト再生を映像データ再生部32に開始させる前に、ユーザにより停止ボタンが操作された場合(ステップS205;YES)、制御部20は、映像データ再生部32に映像データの録画のみを続行させる(ステップS209)。
そして、映像データ再生部32による映像データの録画が完了したときに、制御部20は、ステップS209の処理及び第2再生制御処理を終了する。
また、制御部20は、映像データ再生部32が動作していない状態で再生開始が指示された場合(再生ボタンが押下された場合)には、EEPROM23上に録画データ存在提示情報が記憶されているか否かを判断する。尚、この判断は、上記した“EEPROM23上に視聴阻害イベント情報が記憶されているか否かの判断”と同時に行われるものである。
EEPROM23上に録画データ存在提示情報が記憶されていた場合、制御部20は、
所定の画面を表示装置40に表示させることにより、当該録画データ存在提示情報中の映像データ名で識別される映像データを再生するか否かをユーザに選択させる。そして、制御部20は、映像データを再生することをユーザが選択した場合には、映像データ再生部32に、上記映像データ名で識別される録画済みの映像データの再生を開始させる。
要するに、放送されている映像データのストリーミング再生中に視聴阻害イベントが発生した場合にも、視聴阻害イベントの発生時に表示されていた箇所の近傍から映像データを視聴し直せることが好ましい。ただし、放送されている映像データを、受信し直して再生し直すことは出来ない。そのため、映像再生装置10を、視聴阻害イベントが発生したときに、映像データの録画を開始し、前ボタン28が押下されたときに、録画済みの映像データの再生を開始する装置として構成しているのである。
以下、他の状況における制御部20の動作を説明する。
インターネット上のサーバによりライブ配信されている映像データのストリーミング再生を映像データ再生部に開始させた場合、制御部20は、上記した第2再生制御処理と同じ処理を開始する。従って、映像再生装置10を用いておけば、ライブ配信されている映像データの再生中に視聴阻害イベントが発生した場合にも、映像データを簡単に視聴し直せることになる。
また、通常のBDやDVD上の映像データを映像データ再生部32に開始させた場合、制御部20は、図7に示した手順の第3再生制御処理を開始する。
この第3再生制御処理のステップS301〜S307の処理は、それぞれ、第1再生制御処理のステップS101〜S106、S108の処理と同じ処理である。すなわち、第3再生制御処理は、第1再生制御処理からCMチャプターが関係する処理を取り除いた処理となっている。従って、本映像再生装置10を用いておけば、BDやDVD上の映像データの再生中に視聴阻害イベントが発生した場合にも、映像データを簡単に視聴し直せることになる。
《第2実施形態》
第2実施形態に係る映像再生装置は、第1実施形態に係る映像再生装置10(据え置き型の装置)に用いられていた技術を、携帯可能な映像再生装置に適用したものである。
図8に、第2実施形態に係る映像再生装置10Bのハードウェア構成例を示す。
この映像再生装置10Bが備えるWiFi(Wireless Fidelity)回路81は、無線L
AN用の通信回路である。インターネット上の映像データのダウンロード又はストリーミング再生には、このWiFi回路81が使用される。
3G/LTE(3rd. Generation/Long Term Evolution)回路82は、パケット通信用(
電話用)の通信回路である。マイクロフォン(以下、"マイク"と表記する)89は、音をアナログ電気信号に変換する装置であり、スピーカー(ラウドスピーカー)91は、アナログ電気信号を音に変換する装置である。サウンドチップ90は、マイク89から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する処理や、チップセット88側から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換してスピーカー91に供給する処理を行う回路である。
入力装置84は、映像再生装置10Bに情報を入力するための装置である。この入力装置84は、映像再生装置10Bの筐体上に設けられている押しボタンスイッチと、液晶デ
ィスプレイ87上に配置されている,透明なタッチパネルとを含む。
ストレージ83は、各種情報を記憶しておくためのユニットである。このストレージ83は、様々なプログラムやデータが記録されたフラッシュROM(図8では、ROM)と、プログラムやデータの一時記憶領域として使用されるRAMとを含む。ストレージ83内のフラッシュROMには、制御部20が行うものと同様の処理をCPU95に行わせるための映像再生プログラムがアプリケーションプログラムとして記録されている。
チップセット88は、映像再生装置10B内の各デバイス間のデータの受け渡しを管理する回路である。チップセット88内のグラフィックアクセラレータは、液晶ディスプレイ87に所望の画像を表示させるための処理をCPU95の代わりに行う回路である。CPU95は、各種プログラムをストレージ83内のフラッシュROMからRAM上に読み出して実行するユニットである。
チューナー85は、アンテナ(図示略)により受信された放送波から、入力装置84を用いてユーザが選局したチャンネルの信号を抽出し、抽出した信号をTS信号に復調するユニットである。デコーダ86は、チューナー85からのTS信号をデコードすることにより、映像信号とサウンドデータとを生成するユニットである。
加速度センサ17は、映像再生装置10Bに加わる加速度を測定するための3軸の加速度センサである。ジャイロスコープ93は、映像再生装置10Bの回転を検出するための、ジャイロセンサとも呼ばれているセンサである。
尚、図8への表示は省略してあるが、映像再生装置10Bは、第1種映像データ(放送されている映像データの映像再生装置10による録画結果)や、光ディスク上の映像データをストレージ83にコピーするためのインタフェースも備えている。
以下、図8に示したハードウェア構成を有している場合を例に、本実施形態に係る映像再生装置10Bの機能を説明する。
図9に、CPU95が映像データ再生プログラムを実行している場合における映像再生装置10Bの機能ブロック図を示す。
この図9に示してあるように、CPU95が映像データ再生プログラムを実行している場合、映像再生装置10Bは、表示装置40B、取得部31B、映像データ再生部32B、センサ部33B及び制御部20Bを備えた装置として動作する。
表示装置40B、取得部31B、映像データ再生部32B、センサ部33B及び制御部20Bは、それぞれ、映像再生装置10(図2)に関する表示装置40、取得部31、映像データ再生部32、センサ部33及び制御部20に相当するユニットである。
すなわち、液晶ディスプレイ87及びスピーカ91が、表示装置40Bとして機能し、入力装置84及び液晶ディスプレイ87が、取得部31として機能する。尚、液晶ディスプレイ87は、通常、表示装置40Bの構成要素として機能し、所定の操作がなされたときに、その一部(前ボタン28や停止ボタンに相当するアイテムが表示される領域)が取得部31の構成要素として機能する。
また、映像データの再生時に使用されることがある各部(WiFi回路81、チューナー85、デコーダ86、ストレージ83等)が、映像データ再生部32Bとして機能する。
さらに、加速度センサ92、ジャイロスコープ93、マイク89及び3G/LTE回路
82が、センサ部33として機能し、CPU95が、制御部20Bとして機能する。
情報記憶部23Bは、EEPROM23に相当するユニットである。図9では、情報記憶部23Bを、制御部20B(CPU95)内に示してあるが、情報記憶部23Bとしては、通常、CPU95内のレジスタ等ではなく、CPU95外の不揮発性メモリ(例えば、ストレージ83内のROM)が使用される。
制御部20Bは、制御部20が映像データ生成部32に対して行うものと同様の制御を映像データ生成部32Bに対して行うユニットである。
具体的には、ユーザからの指示により第1種映像データの再生を映像データ処理部33に開始させた場合、制御部20は、携帯可能機器用第1再生制御処理を開始する。また、制御部20Bは、第1種映像データの一時停止が解除された際や、第1種映像データのレジューム再生時にも、携帯可能機器用第1再生制御処理を開始する。
携帯可能機器用第1再生制御処理は、第1再生制御処理とほぼ同手順の処理となっている。そのため、第1再生制御処理の流れ図である図3を用いて、第1再生制御処理と異なる部分を中心に、携帯可能機器用第1再生制御処理の内容を説明することにする。
携帯可能機器用第1再生制御処理のステップS101では、第1再生制御処理のステップS101と同様に、視聴阻害イベント、操作イベント及び再生完イベントの発生を監視する処理が行われる。
ただし、携帯可能な装置である映像再生装置10Bは、映像再生装置10Bの携帯者の徒歩や車輌での移動により大きく揺れることがある。そのため、携帯可能機器用第1再生制御処理のステップS101では、加速度センサ92及びジャイロスコープ93の出力変化に基づき、検出された映像再生装置10Bの揺れが、映像再生装置10Bの携帯者の徒歩や車輌での移動により生じたものであるか、地震により生じたものであるかも判断される。そして、地震により生じたものであると判断されたときに、視聴阻害イベントが発生したと認定される。
また、映像再生装置10Bは、電話がかかってくることがある装置である。
そのため、第1種映像データの再生中に電話がかかってきた場合にも、制御部20Bは、視聴阻害イベントが発生したと判断する(ステップS102;視聴阻害)。そして、制御部20Bは、制御部20と同様に、視聴阻害イベント情報を、再生中の第1種映像データの映像データ名に対応づけて情報記憶部23Bに記憶する(ステップS103)。
また、ユーザが電話を実際に受けた場合、制御部20Bは、映像データの再生を中止するように映像データ生成部を制御する。そして、制御部20Bは、通話が終了した際に、前ボタン28が押下されたときに制御部20が行うものと同じ処理(図3のステップS104以降の処理)を開始する。
放送されている映像データのストリーミング再生を映像データ再生部32に開始させた場合に制御部20Bが実行する携帯可能機器用第2再生制御処理も、第2再生制御処理に対して同様の変形(改良)を施した処理である。
すなわち、携帯可能機器用第2再生制御処理時、制御部20Bは、検出された映像再生装置10Bの揺れが、映像再生装置10Bの携帯者の徒歩や車輌での移動により生じたも
のでないことが確認できた場合にのみ、地震が発生した判断する。また、制御部20Bは、映像データのストリーミング再生中に電話がかかってきた場合にも、視聴阻害イベントが発生したと判断する。そして、電話がかかってきたことを検知した制御部20Bは、映像データ再生部32Bに映像データの録画を開始させる(図6のステップS203参照)。また、制御部20Bは、当該映像データの映像データ名を含む録画データ存在提示情報を情報記憶部23Bに記憶する処理も行う。
そして、制御部20Bは、通話の終了時に録画が完了していなかった場合には、前ボタン28が押下されたときに制御部20が行うものと同じ処理(図6のステップS206以降の処理)を開始する。
光ディスクからコピー(デジタルコピー)した映像データを映像データ再生部に開始させた場合に制御部20Bが行う処理も、第3再生制御処理(図7)に同様の変形(改良)を施したものとなっている。そのため、当該処理の詳細説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る映像再生装置10Bを用いておけば、映像再生装置10を用いた場合と同様に、視聴阻害イベントの発生により視聴が阻害された箇所から簡単に映像を視聴し直せることになる。
《第3実施形態》
本実施形態に係る映像再生装置は、第1実施形態に係る映像再生装置10を、上記したものとは内容が異なる第3再生制御処理を実行する装置に変形したものである。そのため、以下では、第1実施形態に係る映像再生装置10の説明時に用いたものと同じ符号を用いて、第3実施形態に係る映像再生装置10の制御部20が行う第3再生制御処理の内容のみを説明することにする。
図10に、第3実施形態に係る映像再生装置10の制御部20が、光ディスク上の映像データを映像データ再生部32に開始させた場合に開始する第3再生制御処理の流れ図を示す。
この第3再生制御処理のステップS401〜S406の処理は、それぞれ、図7の第3再生制御処理のステップS301〜S306の処理(及び、第1再生制御処理のステップS101〜S106の処理)と同じ処理である。
ただし、この第3再生制御処理では、再生中の映像データに関する視聴阻害イベント情報がEEPROM23に記憶されていた場合(ステップS405;YES)に、ステップS307(図7)の処理ではなく、以下の処理が行われる。
再生中の映像データに関する視聴阻害イベント情報がEEPROM23に記憶されていた場合(ステップS405;YES)、制御部20は、巻き戻し量が規定量を超えるか否かを判断する(ステップS407)。ここで、巻き戻し量とは、イベント発生チャプターの先頭からイベント発生時に表示されていたフレームまでの総フレーム数のことである。
巻き戻し量が規定量以下であった場合(ステップS407;NO)、制御部20は、映像データをイベント発生チャプターの先頭から再生するように映像データ再生部32を制御する(ステップS408)。このステップS408にて、制御部20は、使用した視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報を、使用完了情報に書き換える処理も行う。そして、ステップS408の処理を終えた制御部20は、ステップS401に戻って、再び、各種イベントの発生を監視している状態となる。
一方、巻き戻し量が規定量を超えていた場合(ステップS407;YES)、制御部20は、視聴阻害イベントの発生前、第1所定時間以内に表示されていた映像の中からシーンの切り替え箇所を探索する(ステップS409)。このステップS409の処理は、シーンの切り替え箇所を視聴阻害イベントの発生時に表示されていたフレーム側から探索する処理である。尚、第1所定時間とは、予め設定されている時間のことである。この第1所定時間としては、通常、上記“規定量”のフレームの再生に要する時間が使用される。
そして、制御部20は、そのようなシーンの切り替え箇所を探索できた場合(ステップS409;YES)には、映像データを、探索したシーンの切り替え箇所から再生するように映像データ再生部32を制御する(ステップS411)。また、ステップS411にて、制御部20は、使用した視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報を使用完了情報に書き換える処理も行う。そして、ステップS411の処理を終えた制御部20は、ステップS401に戻って、各種イベントの発生を監視している状態となる。
また、制御部20は、シーンの切り替え箇所を探索できなかった場合(ステップS409;NO)には、映像データを、視聴阻害イベントの発生時刻の第2所定時間前に表示されていた箇所から再生するように映像データ再生部32を制御する(ステップS410)。ここで、第2所定時間とは、予め設定されている時間のことである。この第2所定時間としては、通常、第1所定時間と同じ時間か、第1所定時間よりも短い時間が使用される。
そして、制御部20は、使用した視聴阻害イベント情報中のイベント発生時刻情報を使用完了情報に書き換える処理をステップS410にて行ってから、ステップS401に戻って、各種イベントの発生を監視している状態となる。
要するに、1個のチャプターの長さが長い映像データも存在している。そして、そのような映像データの或るチャプターの末尾近傍で視聴阻害イベントが発生した場合、第1実施形態に係る第3再生制御処理(図7)では、視聴阻害イベントの発生時よりもかなり前まで巻き戻されてしまうことになる。
一方、本実施形態に係る第3再生制御処理(図10)では、長いチャプターの末尾近傍で視聴阻害イベントが発生した場合、ステップS407でYES側への分岐が行われる。そして、視聴阻害イベントの発生時に表示されていたフレーム近傍のシーンの切り替え箇所か、視聴阻害イベントの発生時刻の第2所定時間前に表示されていた箇所から、映像データを再生するように映像データ生成部32Bが制御される。
従って、この第3実施形態に係る映像再生装置10は、既に視聴している部分が過度に長く再生されることがないという点で、第1実施形態に係る映像再生装置10よりも優れた装置となっていると言うことが出来る。
《変形形態》
上記した各実施形態に係る映像再生装置(10、10B)に対しては、各種の変形を行うことが出来る。
例えば、地震が発生した場合、放送されている映像データ中にテロップが埋め込まれることあるが、テロップが表示されると、当該テロップの内容に集中してしまい、映像データの内容を見逃すことがある。そして、地震の発生を知らせるテロップが映像データに含まれているか否かを画像解析で判断するのは困難である。そのため、各実施形態に係る映像再生装置を、放送データのストリーミング再生中、インターネット上のサーバ(気象庁のサーバ等)に定期的にアクセスすることにより地震が発生したか否かを調査し、地震が
発生した場合には、映像再生装置が揺れていなくても視聴阻害イベントが発生したと判断する装置に変形することが出来る。
また、各実施形態に係る映像再生装置を、発生した地震の規模が応じて、巻き戻し先が変わる装置(例えば、地震の規模が大きいほど、巻き戻し量が多くなる装置)に変形することも出来る。尚、そのような変形は、例えば、図3のステップS103にて発生した地震の規模を示す情報が含まれる視聴阻害イベント情報が記憶され、ステップS105にて“YES”側への分岐がなされた後に、地震の規模によって巻き戻し先が選択されるようにしておくことにより実現できる。
第2実施形態に係る映像再生装置に映像再生装置の周囲の明るさを検知するための照度センサを追加し、短時間の間に、照度が激しく変化すると共に映像再生装置が大きく揺れた場合(映像再生装置が鞄等にしまわれた場合)、制御部20Bが、試聴阻害イベント情報を記録して映像データの再生を停止するようにしておくことも出来る。各実施形態に係る映像再生装置を、リプレイシーン有無判定処理(図4)が録画時や録画完了直後に行われる装置に変形することも出来る。また、コマーシャル映像やリプレイシーンを視たいユーザは少ないと思われるが、各実施形態に係る映像再生装置を、コマーシャル映像やリプレイシーンをスキップするか否かをユーザに指定させる装置に変形することも出来る。
試聴阻害イベントの発生時に表示されていた箇所から再生させるための操作を、前ボタンの押下操作以外の操作にしておくことも出来る。また、各実施形態に係る映像再生装置を、試聴阻害イベントが複数個存在していた場合、巻き戻し先をユーザに指定させる装置に変形することも出来る。さらに、各実施形態に係る映像再生装置を、具体的な処理手順が上記したものとは異なる装置や、再生可能な映像データの種類や数が上記したものとは異なる装置(放送されている映像データの再生が行えない装置等)に変形しても良いことなどは当然のことである。
以上、開示した技術に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
映像データを再生する再生部と、
前記再生部による前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を検知するための少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、
前記再生部に対して行うべき制御に関する指示をユーザから取得する取得部と、
前記取得部により取得された指示に応じた制御を前記再生部に対して行う制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記再生部による前記映像データの再生中に、前記センサ部の各センサの出力に基づき前記視聴阻害イベントの発生を監視し、
前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により特定の指示が取得された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする映像再生装置。
(付記2)
前記映像データは、1つ以上のコマーシャル映像を含み、
前記制御部は、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部によ
り前記特定の指示が取得された場合、前記位置情報に基づき前記視聴阻害イベントが或るコマーシャル映像の再生中に発生したか否かを判断し、前記視聴阻害イベントが或るコマーシャル映像の再生中に発生していた場合には、前記映像データを当該コマーシャル映像終了後の箇所から再生するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の映像再生装置。
(付記3)
前記制御部は、前記視聴阻害イベントが或るコマーシャル映像の再生中に発生していた場合、当該コマーシャル映像の後ろに、当該コマーシャル映像の前の映像の繰り返しと見なせるリプレイ映像が含まれているか否かを判断し、前記リプレイ映像が含まれていた場合には、前記映像データを前記リプレイ映像終了後の箇所から再生するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする付記2に記載の映像再生装置。
(付記4)
前記制御部は、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により前記特定の指示が取得された場合、前記映像データを解析することにより、前記位置情報が示している前記再生箇所より前の,当該再生箇所に最も近いシーンの切り替え箇所を特定し、特定した箇所から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の映像再生装置。
(付記5)
前記制御部は、前記映像データが複数のチャプターに区分けされているデータである状況下、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により前記特定の指示が取得された場合、前記位置情報に基づき前記視聴阻害イベントがその再生中に発生したチャプターを特定し、特定したチャプターの先頭から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の映像再生装置。
(付記6)
前記制御部は、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により前記特定の指示が取得された場合、前記位置情報が示している前記再生箇所より所定時間前の箇所から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の映像再生装置。
(付記7)
前記再生部は、映像データをストリーミング再生する機能、映像データをストリーミング再生しながら録画する機能、及び、映像データをタイムシフト再生する機能を有し、
前記制御部は、前記再生部により映像データのストリーミング再生が行われている状況下、前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合には、前記映像データの録画を開始するように前記再生部を制御し、その後、前記取得部によって前記特定の指示が取得された場合に、前記映像データのタイムシフト再生を開始するように前記再生部を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の映像再生装置。
(付記8)
前記センサ部は、地震の発生を検知するための加速度センサを含む
ことを特徴とする付記1から7のいずれか一項に記載の映像再生装置。
(付記9)
前記制御部は、前記加速度センサの出力に基づき、前記映像再生装置に加わった加速度
が、前記映像再生装置を携帯したユーザの移動に伴うものであるか地震の発生によるものであるかを判別する機能を有する
ことを特徴とする付記8に記載の映像再生装置。
(付記10)
前記特定の指示が、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されていない状態で前記取得部により取得された場合、前記制御部が、前チャプターの先頭からの再生指示であると解釈する指示である
ことを特徴とする付記1から付記9のいずれか一項に記載の映像再生装置。
(付記11)
コンピュータに、
映像データを再生し、
前記コンピュータが備える少なくとも1つのセンサの出力に基づき、前記映像データの再生中に、前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を監視し、
前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記コンピュータの入力装置を介してユーザから特定の指示が入力された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生する
処理を行わせることを特徴とする映像再生プログラム。
(付記12)
コンピュータに、
映像データを再生し、
前記コンピュータが備える少なくとも1つのセンサの出力に基づき、前記映像データの再生中に、前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を監視し、
前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記コンピュータの入力装置を介してユーザから特定の指示が入力された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生する
処理を行わせるための映像再生プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
10,10B 映像再生装置
11,85 チューナー
12,86 デコーダ
13 サウンド・映像処理回路
14 HDD
15 LAN−IF
16 BDドライブ
17,92 加速度センサ
18,89 マイクロフォン
19 受光回路
20B,20,30B 制御部
21 フラッシュROM
22 RAM
23 EEPROM
23B 情報記憶部
24 ADC
25,95 CPU
26 ファームウェア
27 リモートコントローラー
28 前ボタン
29 赤外線信号
31,31B 取得部
32,32B 映像データ再生部
33,33B センサ部
40,40B 表示装置
81 WiFi回路
82 3G/LTE回路
83 ストレージ
84 入力装置
87 液晶ディスプレイ
88 チップセット
90 サウンドチップ
91 スピーカー
93 ジャイロスコープ

Claims (9)

  1. 映像データを再生する再生部と、
    前記再生部による前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を検知するための少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、
    前記再生部に対して行うべき制御に関する指示をユーザから取得する取得部と、
    前記取得部により取得された指示に応じた制御を前記再生部に対して行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記再生部による前記映像データの再生中に、前記センサ部の各センサの出力に基づき前記視聴阻害イベントの発生を監視し、
    前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
    前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により特定の指示が取得された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する
    ことを特徴とする映像再生装置。
  2. 前記映像データは、1つ以上のコマーシャル映像を含み、
    前記制御部は、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により前記特定の指示が取得された場合、前記位置情報に基づき前記視聴阻害イベントが或るコマーシャル映像の再生中に発生したか否かを判断し、前記視聴阻害イベントが或るコマーシャル映像の再生中に発生していた場合には、前記映像データを当該コマーシャル映像終了後の箇所から再生するように前記再生部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
  3. 前記制御部は、前記視聴阻害イベントが或るコマーシャル映像の再生中に発生していた場合、当該コマーシャル映像の後ろに、当該コマーシャル映像の前の映像の繰り返しと見なせるリプレイ映像が含まれているか否かを判断し、前記リプレイ映像が含まれていた場合には、前記映像データを前記リプレイ映像終了後の箇所から再生するように前記再生部を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の映像再生装置。
  4. 前記制御部は、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記取得部により前記特定の指示が取得された場合、前記映像データを解析することにより、前記位置情報が示している前記再生箇所より前の,当該再生箇所に最も近いシーンの切り替え箇所を特定し、特定した箇所から前記映像データを再生するように前記再生部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
  5. 前記再生部は、映像データをストリーミング再生する機能、映像データをストリーミング再生しながら録画する機能、及び、映像データをタイムシフト再生する機能を有し、
    前記制御部は、前記再生部により映像データのストリーミング再生が行われている状況下、前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合には、前記映像データの録画を開始するように前記再生部を制御し、その後、前記取得部によって前記特定の指示が取得された場合に、前記映像データのタイムシフト再生を開始するように前記再生部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
  6. 前記センサ部は、地震の発生を検知するための加速度センサを含む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の映像再生装置。
  7. 前記制御部は、前記加速度センサの出力に基づき、前記映像再生装置に加わった加速度が、前記映像再生装置を携帯したユーザの移動に伴うものであるか地震の発生によるものであるかを判別する機能を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の映像再生装置。
  8. 前記特定の指示が、前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されていない状態で前記取得部により取得された場合、前記制御部が、前チャプターの先頭からの再生指示であると解釈する指示である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の映像再生装置。
  9. コンピュータに、
    映像データを再生し、
    前記コンピュータが備える少なくとも1つのセンサの出力に基づき、前記映像データの再生中に、前記映像データの再生結果の視聴を困難にするものとして予め定められている視聴阻害イベントの発生を監視し、
    前記視聴阻害イベントの発生を検知した場合に、前記視聴阻害イベントの発生時点における前記映像データの再生箇所を示す位置情報を情報記憶部に記憶し、
    前記位置情報が前記情報記憶部に記憶されている状態で前記コンピュータの入力装置を介してユーザから特定の指示が入力された場合に、前記位置情報に応じた箇所から前記映像データを再生する
    処理を行わせることを特徴とする映像再生プログラム。
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